JPH0376492A - 色トランジェント改善回路 - Google Patents

色トランジェント改善回路

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JPH0376492A
JPH0376492A JP1212719A JP21271989A JPH0376492A JP H0376492 A JPH0376492 A JP H0376492A JP 1212719 A JP1212719 A JP 1212719A JP 21271989 A JP21271989 A JP 21271989A JP H0376492 A JPH0376492 A JP H0376492A
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Kazuhiko Ueda
和彦 上田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は色トランジェント改善回路に関する。
(従来の技術) NTSCのカラーテレビジョン方式における色信号の帯
域は、周知のように広帯域色差軸(工軸)に沿って変化
する広帯域色信号では1 、5 M Hzであり、また
、狭帯域色差軸(Q軸)に沿って変化する狭帯域色信号
では0 、5 M Hzであるが、民生用の磁気録画再
生装置!(VTR)においては、構成部品、例えばロー
タリー・トランスの特性や、各種の妨害を除去するため
に使用されているトラップの影響などによって、色信号
の帯域は例えば0 、3 M Hz程度というように、
かなり狭いものになっている。
前記のように色信号の帯域が0 、3 Hzというよう
に狭くても、通常の再生においては大きな支障を生じな
いが1例えばテープのダビングを行った場合や、再生出
力をカラープリンタに供給してハードコピーを得たよう
な場合には、再生画像における色のにじみが問題になる
前記した色のにじみを低減させるのには1例えば色信号
に高域強調を施すことが考えられるが、色信号の高域ノ
イズは充分に小さくはないから、色信号に高域強調を施
した場合には色ノイズが増加し、また、色信号に対する
高域強調は、前述した妨害除去のために用いられている
各種のトラップで低減させた妨害を強調することになる
ために、色のにじみを低減させる手段として色信号に充
分な高域強調を施すことは困難である。
それで、色のにじみの低減を行うのに、色信号の帯域を
単純に広くするという解決手段ではなく。
色の縁部(エツジ部)のトランジェント特性の改善によ
って色のにじみの低減を図るという手段が提案されてい
る。
第4図は従来の色トランジェント改善回路の一例のブロ
ック図であり、この第4図において17は色信号(色差
信号C−Y)の入力端子、18.22はバッファ回路、
19は微分回路、20は全波整流・波形整形回路、21
はサンプルホールド回路(21aはスイッチ、21bは
ホールドコンデンサ)である。
第4図示の色トラ〜ンジェント改善回路において、入力
端子17に供給された色信号5at(第5図の(a))
はバッファ回路18によって増幅された後にサンプルホ
ールド回路21に供給されるとともに、微分回路19に
供給されている。
前記した色信号Salは微分回路19で微分された後に
全波整流・波形整形回路20で整流平滑されることによ
り、第5図の(b)に示されているようなサンプリング
パルスSblとなされて、サンプルホールド回路21に
供給されるが、前記したサンプリングパルスSblは、
第5図から明らかなように1仏僧号の立上がり時と立下
がり時とに発生する。
そして、前記したサンプルホールド回路21のスイッチ
21aは、前記したサンプリングパルスSblのハイレ
ベルの期間中にオフの状態になされ。
また、前記したサンプルホールド回路21のホールドコ
ンデンサ21bは、前記したスイッチ21aがオフの状
態になされる直前の色信号Salの電圧を保持する。
それで、スイッチ21aがオフの状態になされている期
間中は、前記したホールドコンデンサ21bに保持され
ている電圧がバッファ回路22を介して出力される。そ
れにより、前記したバッファ回路22からは第5図の(
c)に示されるように、立上がり特性と立下がり特性が
改善された状態の′色信号Sclが出力されることにな
る。
前記した第4図示の色トランジェント改善回路は1回路
構成が簡単で、かつ、色トランジェント改善効果も大き
いという特徴があるが、補正されたトランジェント部が
他の信号部分に比べて遅延して輝度信号とのずれが生じ
、また、色信号の高域におけるS/Nが充分でない場合
には、エツジ部がノイズによって揺すられて目立つとい
う欠点がある他に、信号のパターンによっては色の欠落
が生じるという問題がある。
第6図は従来の色トランジェント改善回路の他の構成例
のブロック図で、この第6図において24は輝度信号の
入力端子、25はローパスフィルタ、26.28.30
は微分回路、27は全波整流・波形整形回路、29−は
色信号(色差信号C−Y)の入力端子、31は乗算器、
32は減算器である。
第6図示の゛色トランジェント改善回路は、入力端子2
9に供給された色信号C[5a2(第7図の(a))]
を微分回路30によって1数機分したものと、入力端子
24に供給された輝度信号をローパスフィルタ25によ
って色信号と同じ帯域となるように帯域制限した信号を
微分回路26によって微分した後に全波整流・波形整形
回路27に供給して、前記した全波整流・波形整形回路
27からの出力信号を微分回路28によって微分して得
た信号S b2(第7図の(b))、すなわち、色信号
と同じ帯域に制限された輝度信号の極性補正された2次
微分信号Sb2とを乗算器31によって乗算して信号S
 c2(第7図の(C))を作り、前記の信号S02を
減算器32により色信号Sa2から減算して、色トラン
ジェントの改善された色信号C′すなわち第7図の(d
)に示されているような信号Sd2を発生させるように
したものである。
そして第6図示の従来の色トランジェント改善回路は、
搬送色信号の色トランジェント改善についても適用でき
る他、色信号のノイズの影響が少ないという特徴がある
が、色トランジェント改善効果が充分でなく、また輝度
変化の無い色のエツジでは補正効果が生じないし、信号
のパターンによっては誤動作することがある、等の欠点
がある。
本出願人会社では前記したような従来の色トランジェン
ト改善回路における前記のような問題点のない色トラン
ジェント改善回路を得るために従来から研究を続けて来
ているが、第6図示のような構成形態の色トランジェン
ト改善回路では前記した第4図示の構成形態の色トラン
ジェント改善回路で必要としているサンプルホールド回
路が不要で、改善の対象にされるべき信号がベースバン
ドの信号には限られないという特徴を有するために、こ
の第6図示のような構成形態の色トランジェント改善回
路における既述のような欠点を除去しうる色トランジェ
ント改善回路を提案している。
ところで1仏僧号における色トランジェントの改善を理
想的に行うためには、例えば第10図の(a)に示され
ているような帯域制限される前の信号と、帯域制限され
た信号(第10図の(b)に示されているような信号)
との差信号(第10図の(C))が必要であるが、この
第10図の(Q)に示されている差信号は、第10図の
(b)に示されているような帯域制限された信号の位相
をずらして1次微分した信号をエツジの前後でスイッチ
ングしたものであると考えられる。
そして、前記した第6図示の色トランジェント改善回路
における補正信号は第1O図の(d)に示されるような
ものとなるが、この第10図の(d)に示されている信
号は、前記した第10図の(b)に示されているような
帯域制限された信号の位相をずらさずに1次微分した信
号をエツジの前後でスイッチングしたものであると考え
られるから、前記した第6図示のような構成形態の色ト
ランジェント改善回路では完全な色トランジェント改善
を行うことは不可能であることが明らかである。
それで、既述のように、第10図の(b)に示されてい
るような帯域制限された信号の位相をずらして1次微分
した信号をエツジの前後でスイッチングした状態の第1
O図の(c)に示されている差信号が補正信号として用
いられるような構成形態の第8図示のような色トランジ
ェント改善回路によってVTRの再生信号における色信
号の色トランジェントの改善を行うことを試みた。
第8図に示されている色トランジェント改善回路におい
て、33は色トランジェントの改善の対象にされている
色信号(色差信号C−Y)の入力端子。
34.35は予め定められた遅延時間を有する単位の遅
延回路、36.37.40は減算器、38は全波整流・
波形整形回路、39は遅延回路、41は加算器、SWは
切換スイッチであり、第8図に示されている色トランジ
ェント改善回路中における各部の波形は第9図の(a)
〜(g)に示されている。
なお、前記した遅延回路34と減算器36とは微分回路
を構成し、また、遅延回路35と減算器37とは微分回
路を構成ている。
第8図示の色トランジェント改善回路の入力端子33に
供給された第9図の(a)に示されているような色信号
(色差信号)Sa3は遅延回路34に対して入力信号と
して供給されるともに、減算器36に対して被減数信号
として与えられる。
前記した遅延回路34を通過した信号5e3(第9図の
(e))は本線信号として加算器41に供給されるとと
もに、遅延回路35及び減算器36゜37に対して減数
信号として供給されている。また、前記した遅延回路3
5からの出力信号は減算器37に被減数信号として与え
られている。
それにより、前記した減算器36からは1次微分信号5
b3(第9図の(b))が出力され、また前記した減算
器37からは1次微分信号5c3(第9図の(0))が
出力される。前記の微分信号Sb3は全波整流・波形整
形回路38に供給されるとともに、切換スイッチSWの
固定接点すに供給されており、また、前記の微分信号S
c3は切換スイッチSWの固定接点Cに供給される。
前記の全波整流・波形整形回路38の出力信号は遅延回
路39と減算器40とからなる微分回路により微分され
て極性補正された2次微分信号5d3(第9図の(d)
)となされる。そして前記の極性補正された2次微分信
号Sd3は前記した切換スイッチSWに対して切換制御
信号として供給される。
前記のようにして切換スイッチSWの固定接点すに供給
された第9図の(b)に示されている1次微分信号Sb
3は、入力端子33に供給された第9図のCa)に示さ
れているような色信号(色差信号)Se2の前縁の位相
の遅れた1次微分信号であり、また、前記のようにして
切換スイッチSWの固定接点Cに供給された第9図の(
c)に示されている1次微分信号Sc3は、入力端子3
3に供給された第9図の(、)に示されているような色
信号(色差信号)Se2の後縁の位相の遅れた1次微分
信号である。
そして、前記した切換スイッチSWに対して切換制御信
号として供給されている第9図の(d)に示されている
2次微分信号Sd3は1本線信号Se3の傾斜の中央の
直前でプラス、本線信号Sa3の傾斜の中央の直後でマ
イナス、それ以外の部分で零になる信号である。
そして、前記した切換スイッチSWは、それに供給され
た切換制御信号Sd3がプラスの状態の場合には可動接
点Vが固定接点C側に切換えられ、また、それに供給さ
れた切換制御信号Sd3が零の状態の場合には可動接点
Vが固定接点O側に切換えられ、さらに、それに供給さ
れた切換制御信号Sd3がマイナスの状態の場合には可
動接点Vが固定接点す側に切換えられる。
それにより、切換スイッチSWから加算器41に供給さ
れる信号Sf3は第9図の(f)に示されるようなもの
になり、この信号Sf3と本線信号Sa3とが加算器4
1によって加算されることにより、加算器41から出力
される色信号(c−y)’は、第9図の(g)に示され
るような信号Sg3によって示されるものになる。
(発明が解決しようとする課W11) そして、前記の第8図示の色トランジェント改善回路で
は、それの入力端子33に供給された色トランジェント
の改善の対象にされている色信号(色差信号C−Y)、
すなわち第9図の(a)に示されているような色信号(
色差信号)Se2を、第9図の(g)に示されている信
号Sg3で示されるような色トランジェントの改善され
た信号色信号(C−Y)1として出力することができる
が、入力端子33に入力された色信号が幅の狭いパルス
状のものであった場合には、第9図の(g)において左
側に示されている信号Sg3のように、信号中に歪が生
じている状態のものになる。
これは、遅延回路34.35と減算器36,67とから
なる微分器に使用されている遅延回路の遅延時間に反比
例するナイキスト周波数以上の入力成分によって折返し
歪が生じることによる1色信号中に前記のような歪を発
生させないようにするためには、使用する遅延回路34
.35として遅延時間の小さいものを用いることが必要
とされるが、遅延時間の小さな遅延回路34.35を使
用した場合には色トランジェントの改善効果が少なくな
る。
このように第8図示の色トランジェント改善回路では、
信号に歪を生じさせない状態で色トランジェントの改善
効果を大にすることが困難であるために、それの解決策
が求められた。
(課題を解決するための手段) 本発明は色トランジェントの改善の対象にされている入
力信号における最高周波数成分の周期よりも短い予め定
められた遅延時間を有する単位の遅延回路の複数個のも
のを縦続接続してなる信号遅延回路と、前記した信号遅
延回路への入力信号及び前記した信号遅延回路を構成し
ている各単位の遅延回路の出力信号が供給されたときに
、同時に供給された複数の信号の内で最も大きな信号を
出力させる最大値信号の選択出方回路と、前記した信号
遅延回路への入力信号及び前記した信号遅延回路を構成
している各単位の遅延回路の出方信号が供給されたとき
に、同時に供給された複数の信号の内で最も小きな信号
を出力させる最小値信号の選択出力回路と、前記した色
トランジェントの改善の対象にされている入力信号を予
め定められた時間だけ遅延させた遅延入力信号と、前記
した最大値信号の選択出力回路の出力信号と、前記した
最小値信号の選択出力回路の出力信号との3つの信号の
内から1つの信号を切換えて出力する信号切換回路と、
前記し、た遅延入力信号における立上がり縁部の前後に
おいて極性が反転し、かつ、前記の縁部以外の部分では
信号が零となり、さらに信号の立上がり時と信号の立下
がり時とにおいて信号の極性の変化態様が逆となされる
ような信号を前記した信号切換回路に切換制御信号とじ
て供給する手段とを備えてなる色トランジェント改善回
路を提供する。
(作用) 色トランジェントの改善の対象にされている入力信号に
おける最高周波数成分の周期よりも短い予め定められた
遅延時間を有する単位の遅延回路の複数個のものを縦続
接続してなる信号遅延回路と、前記した信号遅延回路へ
の入力信号及び前記した信号遅延回路を構成している各
単位の遅延回路の出力信号が供給されたときに、同時に
供給された複数の信号の内で最も大きな信号を出力させ
る最大値信号の選択出力回路からの出力信号と。
前記した信号遅延回路への入力信号及び前記した信号遅
延回路を構成している各単位の遅延回路の出力信号が供
給されたときに、同時に供給された複数の信号の内で最
も小きな信号を出力させる最小値信号の選択出力回路と
からの出力信号と、前記した色トランジェントの改善の
対象にされている入力信号を予め定められた時間だけ遅
延させた遅延入力信号(本線信号)とを信号切換回路に
供給する。
信号切換回路では前記した遅延入力信号における立上が
り縁部の前後において極性が反転し、かつ、前記の縁部
以外の部分では信号が零となり。
さらに信号の立上がり時と信号の立下がり時とにおいて
信号の極性の変化態様が逆となされるような切換制御信
号により前記した3つの信号の内から1つの信号を切換
えることにより、色トランジェントが改善された出力信
号を送出する。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の色トランジェント改
善回路の具体的な内容について詳細に説明する。第1図
及び第2図は本発明の色トランジェント改善回路の実施
例のブロック図であり、また、第3図は本発明の色トラ
ンジェント改善回路、の動作を説明するための波形図で
ある。
第1図及び第2図に示す本発明の色トランジェント改善
回路の実施例のブロック図において、1は色トランジェ
ントの改善の対象にされている色、信号(色差信号c−
y)の入力端子、2〜7は色トランジェントの改善の対
象にされている入力信号における最高周波数成分の周期
よりも短い予め定められた遅延時間を有する単位の遅延
回路であり。
前記の複数個の単位の遅延回路2〜7は縦続接続されて
信号遅延回路を構成する。
第1図及び第2図に例示されている色トランジェント改
善回路の実施例のブロック図においては、信号遅延回路
としては6個の単位の遅延回路を縦続接続したものが図
示されているが、信号遅延回路の構成に使用される単位
の遅延回路の個数は2個以上なら何個であってもよい。
また、第1図及び第2図示の色トランジェント改善回路
において、8は信号遅延回路への入力信号及び前記した
信号遅延回路を構成している各単位の遅延回路の出力信
号が供給されたときに、同時に供給された複数の信号の
内で最も大きな信号を出力させる最大値信号の選択出力
回路であり、第1図及び第2図において9は前記した信
号遅延回路への入力信号及び前記した信号遅延回路を構
成している各単位の遅延回路の出力信号が供給されたと
きに、同時に供給された複数の信珍の内で最も小きな信
号を出力させる最小値信号の選択出力回路である。
さらに、第1図及び第2図示の色トランジェント改善回
路において10,11.12は係数乗算器、13は加算
器、SWは切換スイッチであり。
また、第1図において14.15は減算器である。
第1図及び第2図に示されている色トランジェント改善
回路中における各部の波形は第3図の(a)〜(h)に
示されている。
第1図及び第2図に示されている色トランジェント改善
回路の入力端子1に供給された色信号(色差信号C−Y
)は、信号遅延回路における初段の単位の遅延回路2と
、係数乗算器10と、最大値信号の選択出力回路8及び
最小値信号の選択出力回路9とに与えられる。
複数傭の単位の遅延回路2〜7が縦続接続されている信
号遅延回路では、それを構成している複数の単位の遅延
回路2〜7からのそれぞれの出力信号を最大値信号の選
択出力回路8と最小値信号、の選択出力回路9とに供給
する。
また、前記した信号遅延回路では、前記した色トランジ
ェントの改善の対象にされている入力信号を予め定めら
れた時間だけ遅延させた遅延入力信号[本線信号Sa(
第3図の(a))]を発生して、それを係数乗算器11
に供給するとともに、信号遅延回路における最終段の単
位の遅延回路からの出力信号は係数乗算器12に供給さ
れている。
なお、第1図示の色トランジェント改善回路においては
、前記した信号遅延回路から送出された本線信号Sa(
第3図の(a))が減算器14.15に対して被減算信
号としても供給されている。
前記した係数乗算器10では、それに入力された信号、
すなわち、入力端子1への入力信号に係数−1を乗じて
得た出力信号を加算器13に供給し、また、前記した係
数乗算器11では、それに入力された本線信号Sa(第
3図の(a))に係数千2を乗じて得た出力信号を加算
器13に供給し、さらに、前記した係数乗算器12では
、それに入力された信号、すなわち、信号遅延回路にお
ける最終段の単位の遅延回路からの出力信号に係数−■
を乗じて得た出力信号を加算器13に供給する。
前記した加算器13では、それに供給された前記した3
つの信号を加算して、第3図の(f)に示されているよ
うな信号Sfを切換制御信号として切換スイッチSWに
与える。
第1図示の色トランジェント改善回路では、前記した最
大値信号の選択出力回路8から出力された信号sb(第
3図の(b))が減算器14に被減数信号として供給さ
れていて、減算器14では前記した最大値信号の選択出
力回路8の出力信号sbから本線信号Sa(第3図の(
a))を減算した信号Sd(第3図の(d))を前記し
た切換スイッチSW、の固定接点dに供給しており、ま
た、最小値信号の選択出力回路9から出力された信号S
c(第3図の(C))が減算器15に被減数信号として
供給されていて、減算器15では前記した最小値信号の
選択出力回路9の出力信号Scから本線信号Sa(第3
図の(a))を減算した信号Sθ(第3図の(e))を
前記した切換スイッチSWの固定接点eに供給している
また、第2図示の色トランジェント改善回路では、前記
した最大値信号の選択出力回路8から出力された信号S
b(第3図の(b))を前記した切換スイッチSWの固
定接点すに供給しており、また、最小値信号の選択出力
回路9から出力された信号Sc(第3図の(C))を前
記した切換スイッチSWの固定接点Cに供給していると
ともに1本線信号Saを前記した切換スイッチSWの固
定接点aに供給している。
前記した加算器13から出力された第3図の(f)に示
されている切換制御信号は、信号遅延回路から出力され
た本線信号Sa(第3図の(a))、すなわち、入力端
子1に供給された信号を予め定められた時間だけ遅延さ
せた遅延入力信号における立上がり縁部の前後に−お6
rて極性が反転し、かつ、前記の縁部以外の部分では信
号が零となり、さらに信号の立上がり時と信号の立下が
り時とにおいて信号の極性の変化態様が逆となされるよ
うな信号となされているから、前記した切換スイッチS
Wにおける可動接点Vは、前記した切換制御信号による
切換制御によって、第1図示の色トランジェント改善回
路における前記した切換スイッチSWからは第3図の(
g)に示されているような信号Sgが出力されて加算器
16に供給され、また第2図示の色トランジェント改善
回路における前記した切換スイッチSWからは第3図の
(h)に示されているような信号sh(出力の色信号(
C−Y)’)が出力される。
前記した第1図示の色トランジェント改善回路における
加算器16では、前記した切換スイッチSWから出力さ
れた第3図の(g)に示されているような信号Sgと、
第3図の(a)に示されているような本線信号Saとを
加算して、第3図の(h)に示されているような信号S
h(出力の色信号(C−Y)’)を出力する。
第11図は前記した本発明の色トランジェント改善回路
と、従来例として既述した第6図示の色トランジェント
改善回路及び従来例として既述した第8図示の色トラン
ジェント改善回路とに同一の入力信号が供給された場合
に、前記したそれぞれの色トランジェント改善回路にお
いて、それぞれどのような補正信号及び出力信号が発生
されるものかを示した図であって、第11図の(a)は
既述した第8図示の従来の色トランジェント改善回路に
おける入力信号と補正信号と出力信号とを示しており、
また、第11図の(b)は本発明の色トランジェント改
善回路における入力信号と補正信号と出力信号とを示し
ており、さらに第11図の(Q)は既述した第6図示の
従来の色トランジェント改善回路における入力信号と補
正信号と出力信号とを示している。
本発明の色トランジェント改善回路では、色トランジェ
ントの改善の対象にされている入力信号における最高周
波数成分の周期よりも短い予め定められた遅延時間を有
する単位の遅延回路の複数個のものを縦続接続してなる
信号遅延回路を用いているために、ナイキスト周波数を
高くした状態で総遅延時間を長くして色トランジェント
効果を高めることが容易にできるのであり、このことば
第11図の(a)〜(c)に示されている各信号を比較
すれば直ちに判かるように、第6図を参照して既述した
従来の色トランジェント改善回路、及び第8図を参照し
て既述した従来の色トランジェント改善回路による色ト
ランジェントの改善効果よりも良好な色トランジェント
の改善効果が得られることが明らかである。
第12図はVTRの再生信号の信号処理系の構成例を示
すブロック図であり、第12図において42はテレビジ
ョンカメラであり、前記したテレビジョンカメラ42か
ら出力された輝度信号Yと搬送色信号CがVTR43に
よって磁気テープに記録された後に再生される。
再生された輝度信号YはAD変換器45によってデジタ
ル変換された後にメモリ47に記憶される。また、再生
された搬送色信号Cは色復調回路44で色復調されて2
つの色差信号になされた後にAD変換器45によってデ
ジタル変換された後にスイッチ46によって点順次信号
としてメモリ47に記憶される。
前記したメモリ47から読出された輝度信号Yはマトリ
クス回路49に供給され、また前記したメモリ47から
読出された点順次の2つの色差信号は、スイッチ48に
よって各個別の色差信号としてマトリクス回路49に供
給される。
マトリクス回路49では前記した輝度信号と2つの色差
信号とによって3H色信号R,G、Bを発生して出力す
る。
前記した第12図に例示したようなVTRからの再生信
号の信号処理回路において、VTRから再生された色信
号に対する色トランジェントの改善動作は、それを搬送
色信号Cまたはベースバンドの色差信号R−Y、B−Y
もしくはR,G、B信号の何れかについて行われるが、
本発明の色トランジェント改善回路は、色トランジェン
トの改善の対象にされている色信号がベースバンドのR
2O,B信号であっても、あるいはベースバンドの色差
信号R−Y、B−Yであっても同様に良好に色トランジ
ェントの改善のために使用できる。
なお、本発明の本発明の色トランジェント改善回路を、
色トランジェントの改善の対象にされている色信号をベ
ースバンドの色差信号R−Y、B−yがデジタル化され
た点順次色差信号の状態とされた場合には、各遅延回路
の遅延時間を前記した点順次信号の繰返し周期の整数倍
に設定すれば、1つの信号処理回路によって2つの色差
信号の信号処理を行うことができるために信号処理回路
として構成が簡単なものを使用できる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の色トランジェント改善回路は色トランジェントの改
善の対象にされている入力信号における最高周波数成分
の周期よりも短い予め定められた遅延時間を有する単位
の遅延回路の複数個のものを縦続接続してなる信号遅延
回路と、前記した信号遅延回路への入力信号及び前記し
た信号遅延回路を構成している各単位の遅延回路の出力
信号が供給されたときに、同時に供給された複数の信号
の内で最も大きな信号を出力させる最大値信号の選択出
力回路と、前記した信号遅延回路への入力信号及び前記
した信号遅延@路をa威している各単位の遅延回路の出
力信号が供給されたときに、同時に供給された複数の信
号の内で最も小きな信号を出力させる最小値信号の選択
出力回路と、前記した色トランジェントの改善の対象に
されている入力信号を予め定められた時間だけ遅延させ
た遅延入力信号と、前記した最大値信号の選択出力回路
の出力信号と、前記した最小値信号の選択出力回路の出
力信号との3つの信号の内から1つの信号を切換えて出
力する信号切換回路と、前記した遅延入力信号における
立上がり縁部の前後において極性が反転し、かつ、前記
の縁部以外の部分では信号が零となり、さらに信号の立
上がり時と信号の立下がり時とにおいて信号の極性の変
化態様が逆となされるような信号を前記した信号切換回
路に切換制御信号として供給する手段とを備えてなる色
トランジェント改善回路であって、本発明の色トランジ
ェント改善回路では、色トランジェントの改善の一対象
にされている入力信号における最高周波数成分の周期よ
りも短い予め定められた遅延時間を有する単位の遅延回
路の複数個のものを縦続接続してなる信号遅延回路を用
いているために、ナイキスト周波数を高くした状態で、
総遅延時間を長くして色トランジェント効果を高めるこ
とが容易にできるのであり1本発明の色トランジェント
改善回路によれば、既述した従来の色トランジェント改
善回路における諸問題点は良好に解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の色トランジェント改善回路
の実施例のブロック図であり、また、第3図は本発明の
色トランジェント改善回路の動作を説明するための波形
図、第4図及び第6図ならびに第8図は従来の色トラン
ジェント改善回路の構成例を示すブロック図、第5図及
び第7rj!Iならびに第9図乃至第11図は説明用の
波形図、第■2図はVTRの再生信号の信号処理系の構
成例を示すブロック図である。 1.29,33・・・色トランジェントの改善の対象に
されている色信号(色差信号C−Y)の入力端子、2〜
7・・・色トランジェントの改善の対象にされている入
力信号における最高周波数成分の周期よりも短い予め定
められた遅延時間を有する単位の遅延回路、8・・・最
大値信号の選択出力回路、9・・・最小値信号の選択出
力回路、10〜12・・・係数乗算器、13.16・・
・加算器、14,15,32゜36.37,40・・・
減算器、17・・・色信号(色差信号c−y)の入力端
子、18.22・・・バッファ回路、19・・・微分回
路、20,27.38・・・余波整流・波形整形回路、
21・・・サンプルホールド回路、24・・・輝度信号
の入力端子、25・・・ローパスフィルタ、26,28
,30・・・微分回路、31・・・乗算器、34.35
・・・予め定められた遅延時間を有する単位の遅延回路
、39・・・遅延回路、41・・・加算器、SW・・・
切換スイッチ、42・・・テレビジョンカメラ、43・
・・VTR,44・・・色復調回路、45・・・AD変
換器、46.48・・・スイッチ、47・・・メモリ、
49・・・マトリクス回路、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 色トランジェントの改善の対象にされている入力信号に
    おける最高周波数成分の周期よりも短い予め定められた
    遅延時間を有する単位の遅延回路の複数個のものを縦続
    接続してなる信号遅延回路と、前記した信号遅延回路へ
    の入力信号及び前記した信号遅延回路を構成している各
    単位の遅延回路の出力信号が供給されたときに、同時に
    供給された複数の信号の内で最も大きな信号を出力させ
    る最大値信号の選択出力回路と、前記した信号遅延回路
    への入力信号及び前記した信号遅延回路を構成している
    各単位の遅延回路の出力信号が供給されたときに、同時
    に供給された複数の信号の内で最も小きな信号を出力さ
    せる最小値信号の選択出力回路と、前記した色トランジ
    ェントの改善の対象にされている入力信号を予め定めら
    れた時間だけ遅延させた遅延入力信号と、前記した最大
    値信号の選択出力回路の出力信号と、前記した最小値信
    号の選択出力回路の出力信号との3つの信号の内から1
    つの信号を切換えて出力する信号切換回路と、前記した
    遅延入力信号における立上がり縁部の前後において極性
    が反転し、かつ、前記の縁部以外の部分では信号が零と
    なり、さらに信号の立上がり時と信号の立下がり時とに
    おいて信号の極性の変化態様が逆となされるような信号
    を前記した信号切換回路に切換制御信号として供給する
    手段とを備えてなる色トランジェント改善回路
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100454969C (zh) * 2005-12-12 2009-01-21 深圳艾科创新微电子有限公司 一种视频图像亮度瞬态增强的方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6436210A (en) * 1987-07-31 1989-02-07 Sony Corp Nonlinear filter

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