JPH0376440A - 光受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光受信装置に関し、特に高入力インピーダンス
の初段増幅器を使用する光受信装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の光受信装置では、受光器のバイアス電源
の発する雑音を抑制するためのバイアス電源出力にＲＣ
による簡単なローパスフィルタを設けている０例えば、
第４図に示すように、光検出器２は入力光の強度に応じ
た電流を出力して負荷３の両端に信号電圧を発生せしめ
、増幅器１はこの電圧を増幅して出力する。また、光検
出器２にはバイアス電源４から直流電圧が供給されるが
、抵抗５とコンデンサ６からなローパスフィルタで雑音
を抑制している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の光受信装置では、光検出器２の出力を高
い負荷３のインピーダンスで受けるため、光検出器２の
内部インピーダンスが有限である以上、高い負荷インピ
ーダンスとで分圧されるバイアス電圧中の雑音成分は受
光器の出力する信号成分に対して無視できない程大きく
なる。即ち、第４図の例では、バイアス電源４は直流電
圧を光検出器２に与えているが、直流電圧中には雑音電
圧Ｅｎが含まれるので、この電圧は光検出器２の内部イ
ンピーダンスＺｏ（ｊω）、負荷３のインピーダンスＺ
ｔ（ｊω）によって分圧され、したがって増幅器１の入
力に ＺＬ　（ｊω）Ｅｎ／　（ＺＬ　（ｊω）＋Ｌ　（ｊω
））なる雑音が入力されてしまうという問題がある。

本発明の目的は増幅器への雑音の入力を抑制した光受信
装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の光受信装置は、光検出器と、この光検出器にバ
イアス電圧を供給するバイアス電源と、光検出器の他端
に接続された高インピーダンス負荷と、この高インピー
ダンス負荷の両端電圧を増幅する増幅器とを備える光受
信装置に、バイアス電源の電圧を分圧する回路を設け、
この分圧された電圧を増幅器に加えてバイアス電源の雑
音成分を相殺するように構成している。

この場合、高インピーダンス負荷を並列共振回路で構成
できる。

また、増幅器は差動増幅器で構成でき、一方の入力端子
に高インピーダンス負荷の電圧を入力し、他方の入力端
子に分圧回路で分圧された電圧を人力させる。

更に、増幅器は一入力の増幅器を２つ直列接続した構成
とし、前段に高インピーダンス負荷の電圧を入力し、後
段に分圧された電圧を入力させる。

〔作用〕

この構成では、バイアス電源を分圧回路で分圧し、かつ
この分圧した電圧を増幅器に加えているので、バイアス
電源の雑音による初段増幅器の出力雑音を相殺すること
が可能となる。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の第１実施例の回路図である。

増幅器１の同相入力端子には光検出器２と高インピーダ
ンス負荷３を接続し、光検出器２の他端にはバイアス電
源４を接続している。また、増幅器１の逆相入力端子に
は、前記バイアス電源４に接続したインピーダンス１０
．１１の接続点を接続している。

このインピーダンス１０．１１は、それぞれのインピー
ダンスＺ＋ｏ（ｊω）、Ｚ＋＋（ｊω）で構成される分
圧式、 Ｌ＋（ｊω）／ＣＺＩ＋１（Ｊω）＋ｚ＋＋（ｊω）〕
が、 ＺＬ　（ｊω）Ｅｎ／　（Ｚｔ　（ｊω）＋Ｚｏ　（ｊ
ω））に実質上等しくなるように選定している。

この構成では増幅器１の逆相入力端子に雑音電圧Ｅｎが
伝達関数、 Ｚ＋＋（ｊω）Ｅｎ／　（Ｚ＋ｏ（ｊ＋ｕ））＋Ｌ＋（
ｊω））で加えられる。このため、雑音成分Ｅｎは打ち
消されて増幅器１に人力されることはなく、高Ｓ／Ｎの
受信回路とすることができる。

なお、所要伝送帯域が狭い場合には、インピーダンス１
０．１１をそれぞれ単なる抵抗器としても、その比を適
切に選べば、所要帯域内の雑音は打ち消せるので、設計
が容易になることはいうまでもない。

第２図は本発明の第２実施例の回路図である。

ここでは所要伝送帯域が狭い場合の例であり、負荷イン
ピーダンス３をインダクタンス３Ａで構威している。こ
の構成では、光検出器２の端子間容１１２とインダクタ
ンス３Ａ及びバイパスコンデンサ１３で共振回路を構威
し、光検出器２から見た負荷インピーダンスを非常に高
く設定している。

この場合、インピーダンス１０．１１の抵抗器として簡
単にバイアス電源４に起因する増幅器ｌの出力中の雑音
を打ち消すことができる。

第３図は本発明の第３実施例の回路図であり、増幅器が
差動増幅器ではなく、単一入力の反転増幅器の場合を示
している。ここでは、インピーダンス１０．１１で分圧
した雑音を反転増幅器ＩＡと、次段の増幅器ＩＢとの間
に加えて同様の雑音打ち消しを行っている。この場合、
インピーダンス１０．１１による伝達関数ＨＩｌ（ω）
は増幅器ＩＡの伝達関数をＨＡ　　（ω）とすれば、は
本発明の第２実施例の回路図、第３図は本発明の第３実
施例の回路図、第４図は従来の光受信装置の回路図であ
る。

１、ＩＡ、ＩＢ・・・増幅器、２・・・光検出器、３・
・・負荷、３Ａ・・・インダクタンス、４・・・バイア
ス電源、１０．１１・・・インピーダンス、１２・・・
容量、１３・・・バイパスコンデンサ。

とする必要がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、バイアス電源に分圧回路
を付設し、この分圧回路によってバイアス電圧を分圧し
て増幅器に加えているので、バイアス電源の雑音による
初段増幅器の出力雑音を相殺でき、厳重な雑音フィルタ
をバイアス電源出力に設けなくとも高Ｓ／Ｎの光受信装
置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の回路図、第２図第１図 第３図 第２図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光信号を検出して電気信号に変換する光検出器と、
   この光検出器に接続されてバイアス電圧を供給するバイ
   アス電源と、前記光検出器の他端に接続された高インピ
   ーダンス負荷と、この高インピーダンス負荷に並列接続
   されて該高インピーダンス負荷の両端電圧を増幅する増
   幅器とを備える光受信装置において、前記バイアス電源
   の電圧を分圧する回路を設け、この分圧された電圧を前
   記増幅器に加えてバイアス電源の雑音成分を相殺するよ
   うに構成したことを特徴とする光受信装置。 ２、高インピーダンス負荷が並列共振回路である特許請
   求の範囲第１項記載の光受信装置。 ３、増幅器が差動増幅器であり、一方の入力端子に前記
   高インピーダンス負荷の電圧を入力し、他方の入力端子
   に分圧された電圧を入力するように構成してなる特許請
   求の範囲第１項または第２項記載の光受信装置。 ４、増幅器を一入力の増幅器を２つ直列接続した構成と
   し、前段に高インピーダンス負荷の電圧を入力し、後段
   に分圧された電圧を入力するように構成してなる特許請
   求の範囲第１項または第２項記載の光受信装置。