JPH0375711B2 - - Google Patents

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JPH0375711B2
JPH0375711B2 JP19325087A JP19325087A JPH0375711B2 JP H0375711 B2 JPH0375711 B2 JP H0375711B2 JP 19325087 A JP19325087 A JP 19325087A JP 19325087 A JP19325087 A JP 19325087A JP H0375711 B2 JPH0375711 B2 JP H0375711B2
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JP
Japan
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snow
warm air
roofing material
roof
ventilation
Prior art date
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JP19325087A
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English (en)
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JPS6436871A (en
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Keitaro Okada
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は暖気融雪方法に関する。
[従来の技術] 従来この種の方法として、天井板を張設した外
壁上に、梁材、母屋材およびタル木を用いて小屋
組し、タル木の上面に屋根材と、屋根棟部に排気
口を両側に設けた換気装置を設置すると共にタル
木の下面に反射板を設けて屋根材と反射板との間
に通気路を形成したものが特公昭59−43624号公
報で知られている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術においては、屋根の結露を防止で
きる反面、屋根の融雪および壁面の結露防止に適
応し難いという問題があつた。
このような問題を解決するため、出願人は、建
物に取り入れた空気を壁体中空路を通して屋根裏
に導入しかつ屋根面に多数開口した通気口から外
部へ流出して結露防止を行うとともに、屋根裏に
導入した暖気を前記通気口から流出して融雪を行
うようにしたものを特開昭61−233153号公報で提
案している。しかしこれは室内暖房手段を駆動し
ているときしか効果的に融雪できないとともに屋
根面の通気口から流出する暖気によつて効率良く
融雪しにくいという面があつた。
そこで本発明は室内暖房手段の駆動に関係なく
常に効果的に融雪でき、かつ、屋根面の通気口か
ら流出する暖気によつて効率良く融雪できる暖気
融雪方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は建物に取り入れた空気を地熱により暖
め、この暖気を通気路を通して屋根裏に導入しか
つ凹凸部を有する内屋根材の凸部に形成した通気
口から流出するとともに、この流出した暖気を内
屋根材とこの内屋根材の凸部に離間して設けられ
た凸状の外屋根材との間を通して外屋根材を暖め
ながら凹部側へ導いて排出するようにした暖気融
雪方法である。
[実施例] まず、本発明の暖気融雪方法に使用する装置の
実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図および第2図において、1は内屋根材で
あり、この内屋根材1は内面に断熱材2を貼着し
た波状の折板構造を有し、各山形の凸部1Aの頂
部には通気口3が設けられている。また、内屋根
材1の外面側には山状のステンレス板等からなる
外屋根材4が図示しない連結部材によつて離間し
て設けられており、外屋根材4と内屋根材1との
間に流路5が形成され、内屋根材1の谷状の凹部
1B側端部には排出口6が形成されている。また
凹部1Bは融水路6Aを形成している。
7は外壁通気路であり、この外壁通気路7は外
壁面7Aと断熱材7Bとの間に形成され、外壁面
7Aの上部に外気取入口8が設けられている。
9は内壁通気路であり、この内壁通気路9は床
下10から屋根裏11まで連通するようにして内
壁9A,9B間に形成されている。また、内壁通
気路9の上部に室内換気用の熱交換器12が設け
られ、この熱交換器12により室内暖房器具13
による熱エネルギーを内壁通気路9内を通る空気
に熱交換させるためのものである。また床下10
は常に地熱で冬場でも暖かく、この地熱を利用し
て暖気を造るようにしている。また、地面内の湿
気を防ぐため図示しない防湿シートを施工し、基
礎部分10Aには通常の換気孔に代えて断熱材1
4により開閉可能な可動型断熱通気孔15が設け
られている。この通気孔15は冬季には閉じて通
気を遮断し断熱作用を行い、夏季には開放するよ
うにする。
16は豪雪地等に必要に応じて地下に設けられ
る蓄熱槽であり、これは地下にその土地に見合う
融雪状態となるような大きさ、深さに防湿性を有
する蓄熱槽を設置するものであり、蓄熱槽16の
湿気が上がらないように内壁通気路9の下部に除
湿器17を設置する。18は積雪、19は窓であ
る。
次に、本発明の暖気融雪方法の実施例を説明す
る。外気は矢印で示すように外壁通気路7上部の
外気取入口8から取り入れられて外壁通気路7を
通り床下10へ達する。この時の空気の流れによ
り、壁体内結露が解消される。この場合、冬季間
は基礎部分10Aに設けられた断熱通気孔15は
閉じた状態になつているので床下10は外気の直
接的な進入から守られ、かつ、湿気を防ぐことが
でき、取り入れられた外気は床下10の空間で地
熱により徐々に暖められ暖気に変えられる。この
暖気は内壁通気路9を上昇して屋根裏11へ達
し、その後暖気は内屋根材1の凸部1A頂部に形
成された通気口3から流出し、かつ、内、外屋根
材1,4間の流路5を通つて排出口6から排出し
て融雪が行われる。この場合、外気取入口8を外
壁面7A上部に設けるようにしているが、これは
地上面は積雪18が建物に接してしまい普通に外
気が取り入れにくいとともに、直接床下10に外
気を取り入れると床下10での暖気の生産が妨害
されることを考慮している。また、内壁通気路9
内を暖気は自然に上昇するが、このとき室内が利
用されている場合は、内壁通気路9内は室内暖房
によつて暖められ、これによつて暖気の上昇が促
進される。また単に地盤面により地熱を利用して
暖気を生産してもよいが、地下の方が温度が高い
ために蓄熱槽16を設けることにより暖気の温度
が一層高められ、豪雪地においても自然力だけで
効果的な融雪が可能である。この場合、取り入れ
られた外気は重いので自然に蓄熱槽16に導か
れ、地熱により暖気に変わり、自然に上昇して上
記のように融雪作用が行われる。
さらに、降雪初期状態においては、屋根面には
自然循環で常に新鮮な暖気が生じており、内、外
屋根材1,4は暖気によつて暖められているため
屋根全体が融雪可能な状態となり、降り初めの雪
は容易に融けて、積雪が遅れる。一方、第2図で
示すように積雪状態においては、暖気が内、外屋
根材1,4間の流路5を通つて排出口6から融水
路6Aに向けて排出しているため暖気は融水路6
A上の積雪18を融かし、融水路6Aを確保し、
さらにその上部の積雪18を自然に融かしてい
く。加えて、内、外屋根材1,4自体が暖められ
ているため、屋根面上でも直接的な融雪が行わ
れ、さらにこの融雪により積雪18は左右に分け
られ自重により下がつてくる。そして下がつて融
水路6Aを塞ぐ積雪18は上述したように排出口
6から排出する暖気により同様に融され続ける。
すなわち、排出口6から排出する暖気は融水路6
Aの確保と融雪そのものを行い、暖気により暖め
られた複数の山状屋根面は融雪と積雪とを分ける
働きがあり、この積雪と積雪の分割によつて積雪
18は順次融けていく。しかも、従来のようにヒ
ータを屋根面に敷き込むものではヒータの熱むら
と熱による融雪のため少し融雪が進み空洞化して
くると空洞化の部分の雪が発熱体に当る部分に接
しないため融雪できないが、上記実施例のもので
は空洞化を予防でき良好に融雪し続けることがで
きる。また暖気により暖められたステンレス板ま
たは鉄板等からなる外屋根材4の裏面には結露を
生ずるが、この結露水は外屋根材4の裏面を伝わ
り融水路6Aを経て図示しない樋へ導かれるとと
もに結露水によつても融雪作用が行われる。ま
た、通気口3は頂部に設けられているため結露が
屋内側へ落下することが予防される。また流路5
には常に暖気が流れているため結露が凍結するこ
とがない。
このように上記実施例においては、地盤面10
Bの地熱自然力のみの利用で内、外屋根材1,4
の通気口3、流路5、排出口6により常時融雪し
続けることが可能であり、暖房手段を駆動してい
ないとき例えば夜間や人が居住していないときに
おいても効果的な融雪が行われる。また、換気扇
を内壁通気路9の上部に設置することにより、強
制的に暖気を排出することが可能になり、自然環
境の暖気による融雪作用をさらに高めることが可
能となる。加えて、熱交換器12によつて居住の
際の排熱すなわち暖房等のあらゆる生活上の排熱
を有効利用することができ、また暖房機器の排熱
も直接内壁通気路9を利用することにより可能と
なる。さらに、熱交換器12を外壁側でなく内壁
通気路9側に設置するものであるため、一階で利
用したものでの屋根裏11への暖気の導入が可能
なため排エネルギーを効率的に利用できる。
第3図は夏季のシステムを示し、通風と温度差
により全体の通気が行われ建物全体を日照り等か
ら守る様に機能する。
夏季には床下10の通気孔15を開放するので
外壁面の受熱によつて自然に内、外壁通気路9,
7には上昇する気流が生じ、また外気の風による
吸い出しにより、外壁通気路7は常に受熱をすぐ
に取入口8から外部へ逃がすように通気が行われ
る。また床下10は通気孔15が開放されている
ため、常に乾燥状態であり、このようにして、内
部構造体、下地材は日照りから保護される。一
方、屋根面は日射により高温になつているが通気
口3部分は二重構造になつているため内屋根材1
への直接の受熱は谷部分に限られ少なくなる。ま
た外屋根材4は光を反射し、しかも二重構造のた
め熱は外部に捨て去られるように作用する。さら
に屋根面自体が恒温であるため、屋根面全体には
その熱気により上昇気流が生じ、これに外部の風
による吸い出しの効果が加わつて屋根裏11内の
熱は外に吸い出される。それに伴い、内壁通気路
9の空気も吸い出され建物は内、外壁共に通気、
換気の状態になる。また、蓄熱槽16は夏季間に
おいて、融雪利用することがないので利用できな
い状態にしてもよいが、夏季間は逆に蓄熱槽16
内部の温度は外気より低いため、そのまま吸い出
し効果によつて利用すれば冷気として利用でき一
層効果がある。
なお本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。例えば内、外屋根材の凹凸形
状は連続する三角形のものを示したが矩形等でも
よく、通気口は内屋根材の頂部のものを示したが
斜辺に設けてもよい。
[発明の効果] 本発明は建物に取り入れた空気を地熱により暖
め、この暖気を通気路を通して屋根裏に導入しか
つ凹凸部を有する内屋根材の凸部に形成した通気
口から流出するとともに、この流出した暖気を内
屋根材とこの内屋根材の凸部に離間して設けられ
た凸状の外屋根材との間を通して外屋根材を暖め
ながら凹部側へ導いて排出してなり室内暖房手段
の駆動に関係なく常に効果的に融雪でき、かつ、
屋根面の通気口から流出する暖気によつて効率良
く融雪できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は冬季融雪方法を示す概略説明図、第2
図は要部の拡大断面図、第3図は夏季システムを
示す概略説明図である。 1……内屋根材、3……通気口、4……外屋根
材、5……流路、6……排出口、8……取入口、
10B……地盤、11……屋根裏。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建物に取り入れた空気を地熱により暖め、こ
    の暖気を通気路を通して屋根裏に導入しかつ凹凸
    部を有する内屋根材の凸部に形成した通気口から
    流出するとともに、この流出した暖気を内屋根材
    とこの内屋根材の凸部に離間して設けられた凸状
    の外屋根材との間を通して外屋根材を暖めながら
    凹部側へ導いて排出するようにしたことを特徴と
    する暖気融雪方法。
JP19325087A 1987-07-31 1987-07-31 Warm air thawing system Granted JPS6436871A (en)

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JP19325087A JPS6436871A (en) 1987-07-31 1987-07-31 Warm air thawing system

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JP19325087A JPS6436871A (en) 1987-07-31 1987-07-31 Warm air thawing system

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JPS6436871A JPS6436871A (en) 1989-02-07
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