JPH0375631B2 - - Google Patents

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JPH0375631B2
JPH0375631B2 JP59272245A JP27224584A JPH0375631B2 JP H0375631 B2 JPH0375631 B2 JP H0375631B2 JP 59272245 A JP59272245 A JP 59272245A JP 27224584 A JP27224584 A JP 27224584A JP H0375631 B2 JPH0375631 B2 JP H0375631B2
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JP
Japan
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sputtering
chamber
chambers
wafer
wafers
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JP59272245A
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JPS61149476A (ja
Inventor
Riichiro Aoki
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はスパツタリング装置の改良に関する。
〔発明の技術的背景〕
一般に電子材料、主として半導体素子製造工程
において、薄膜形成にスパツタリング装置が使用
されている。これはAl等の電極材料として使わ
れる薄膜においては、従来広く用いられてきた電
子ビーム蒸着法により形成されたものよりステツ
プカバレツジが優れていること、エレクトロンの
照射損傷によるMOS型トランジスタのしきい値
変動がないことによるものである。
最近ではマグネトロンスパツタの導入により、
膜形成速度が増加した事も広く使用されている一
因としてあげられる。このマグネトロンスパツタ
装置はカソードのターゲツト裏面に電磁石コイル
或いは永久磁石を配置し、この磁石により電界と
直交する磁界を発生させて放電を集中せしめるも
のであり、最近の半導体装置製造に具されるもの
はほとんど全てこの型式である。こうした装置の
一例を第4図に示すと共に該装置によるAl−Si
合金のスパツタリング(成膜)を以下に説明す
る。
即ち、ウエハを収納したキヤリアをシングルロ
ーダチヤンバ1にセツトし、室内を真空排気した
後、ツインローダチヤンバ2に全てのウエハを転
送する。但し、ツインローダチヤンバ2は2つの
キヤリアを持ち、1つは成膜処理前のウエハを収
納し、他方は成膜したウエハを回収するものであ
る。次いで、キヤリアからウエハを1枚づつ次式
のクリーニングチヤンバ3に送り、ウエハのスパ
ツタエツチングによるクリーニング処理後、スパ
ツタ室4に搬送する。スパツタ室4内には、ウエ
ハ加熱機構(図示せず)と例えばAl−Si合金か
らなる2つのターゲツト5を有し、ウエハを加熱
したツインターゲツト5からのスパツタリングに
よりAl−Si合金膜の成膜が行なわれる。成膜処
理されたウエハは前記ツインローダチヤンバ2に
送られ、全ウエハの処理後、シングルローダチヤ
ンバ1に転送される。なお、図中の6は前記各チ
ヤンバ1〜3及びスパツタ室4の排気を行なうロ
ータリーポンプ、71〜73は前記ツインローダチ
ヤンバ2、クリーニングチヤンバ3及びスパツタ
室3の排気を行なうクライオポンプである。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、上記スパツタリング装置におい
てはスパツタ室4内の2つのターダツト5間には
仕切り等が設けられていないため、次のような問
題があつた。第1は、スループツトの点で難があ
ることで、スパツタ室4に2つのターゲツト5が
配置されるが、装置機構上1個のターゲツトを有
する装置の処理能力が2倍の処理能力が得られな
い点である。第2は2個のターゲツト5間に生じ
るクロスコンタミネーシヨンの問題である。これ
はスパツタリングによりターゲツト構成原子が処
理すべきウエハのみならず四方に飛散し、ある場
合は別のウエハ上にまで飛来する事に起因し、微
細加工時に欠陥として作用するものである。特に
最近のLSIの高集積度化に対しては、歩留りの低
下の原因の一つとなつている。第3はスパツタリ
ング領域での真空度を精密制御の出きないこと
で、同一室内に複数ターゲツトを有する装置機構
上原理的な問題であるが、特に化成スパツタ等真
空度の精密なコントロールを有する時に問題とな
る。
〔発明の目的〕
本発明は、高いスループツトを有し、相互汚染
(クロスコンタミネーシヨン)のない高信頼性の
被膜形成が可能なスパツタリング装置を提供しよ
うとするものである。
〔発明の概要〕
本発明は、ターゲツト材料に直流又は高周波電
力を印加してスパツタリングを行なうスパツタリ
ング装置において、ウエハを収納したキヤリアが
装填されるロード室と、このロード室に隣接して
配置され、仕切板及び開閉機構により相互に区画
された複数のスパツタ室と、これらスパツタ室の
後段に隣接して配置され、処理済のウエハを収納
するキヤリアが装填されたアンロード室と、前記
各スパツタ室に夫々配置された1つのターゲツト
と、前記各室に配置された搬送機構とを具備した
ことを特徴とするものである。
上述した本発明によれば、スパツタ室を複数配
置すると共に、各スパツタ室にターゲツトを配置
し、かつ各スパツタ室を仕切板と開閉機構で区画
して、各スパツタ室にウエハを夫々1枚セツトし
てスパツタリングを行なうことによつて、既述の
如く高いスループツトを有し、クロスコンタミネ
ーシヨンのない高信頼性の被膜を形成できる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第3図を参照
して説明する。
第1図は本発明のスパツタリング装置を示す概
略正面図、第2図は第1図のスパツタ室間の区画
する仕切板付近の断面図、第3図はスパツタ室の
縦断面図である。図中の11は細長状のチヤンバ
であり、このチヤンバ11は仕切板121〜125
により区画され、左方向からロード室13、第1
〜第4のスパツタ室141〜144及びアンロード
室15が夫々形成されている。
前記各仕切板121〜125には夫々開閉機構1
1〜165が設けられている。これら開閉機構1
2,161,163〜165を第1、第2のスパツ
タ室141,142付近を拡大した第2図及び第3
図を参照して詳述する。図中の17は、仕切板1
2に固定された断面がコ字形の仕切ガイドであ
り、このガイド板17及び仕切板122の中央付
近にはウエハが通る搬送口18が開口されてい
る。前記ガイド板17と仕切板122で囲まれた
空間には仕切バルブ19が、配置されている。こ
の仕切バルブ19は作動杆20及び駆動シリンダ
21により上下動される。前記仕切バルブ19に
はウエハが通る搬送口18′が開口されている。
つまり、第2図及び第3図の仕切バルブ19の状
態からシリンダ21を作動して仕切バルブ19を
上方に移動させてその搬送口18′を仕切板122
及びガイド板17の搬送口18とを合致させるこ
とにより第1、第2のスパツタ室141,142
連通される。なお、図中の22は仕切バルブ19
とガイド板17等とを気密にシールするためのO
リングである。
前記ロード室13内には、上下動するロード用
キヤリア23が装填されており、かつ該キヤリア
23には複数枚のウエハが収納されている。ま
た、同ロード室13内には搬送機構(図示せず)
が配置されている。この搬送機構の一部は前記キ
ヤリヤ23の搬送口に位置し、同キヤリア23を
下方に駆動することにより、その中のウエハを1
枚づつ前記第1スパツタ室141に搬送できるよ
うになつている。
前記第1〜第4のスパツタ室141〜144
は、第1〜第4の搬送機構241〜244が配置さ
れている。これら搬送機構241,242,243
244を第1、第2のスパツタ室141,142
近を拡大した第2図及び第3図を参照して詳述す
る。図中の25は2つのモータ26を固定し、か
つ支持棒27が立設された基台である。これらモ
ータ26は駆動軸28a,28bを有する。ま
た、前記支持棒27には軸29a,29bが水平
方向に軸支されている。前記駆動軸28a,28
bと軸29a,29b間には該軸を回転させるた
めの駆動ベルト30a,30bが夫々枢支されて
いる。前記各軸29a,29bの先端付近にはロ
ーラ31a,31bが嵌着されており、これら駆
動側のローラ31a,31bと対応して配置され
たローラ31a′,31b′との間にはウエハを搬送
する一対の搬送ベルト32a,32bが枢支され
ている。なお、搬送ベルト32a,32bの上面
のレベルは前記開閉機構162の搬送口18より
少し高い所に位置するように設定されている。
また、前記第1〜第4のスパツタ室141〜1
4内には、ターゲツト331〜334が夫々1枚
づつ配置されており、かつ該ターゲツト331
334の背面にはスパツタリング中に磁界を与え
るためのマグネト(図示せず)が夫々配置されて
いる。各スパツタ室141〜144内には第1〜第
4の搬送機構241〜244の搬送ベルト32a,
32b上のウエハを保持して前記ターゲツト33
〜334に対向配置させるための傾動自在なプラ
テン(図示せず)が設けられている。
前記アンロード室15内には、上下動するアン
ロード用キヤリア34が装填されている。また、
同アンロード室15内には搬送機構(図示せず)
が配置されている。この搬送機構の一部は前記キ
ヤリア34の受入口に位置し、同キヤリア34を
下方に駆動することにより、該搬送機構上の膜形
成済みのウエハを1枚づつ同キヤリア34内に収
納できるようになつている。
更に、前記各室13,141〜144,15に対
応するチヤンバ11底壁にはクライオンポンプ3
1〜356が連結されている。同各室13,14
〜144,15に対応するチヤンバ11上壁は、
排気管361〜366を介してロータリーポンプ3
7に連結されている。
次に、本発明装置によるウエハの成膜処理を説
明する。
まず、ロード室13と第1スパツタ室141
及びアンロード室15と第4スパツタ室144
開閉機構161,165を閉じ、ロード室13及び
アンロード室15にN2ガスを導入して大気に戻
す。つづいて、ロード室13にウエハを収納した
ロード用キヤリア23を、アンロード室15に空
のアンロード用キヤリア34を夫夫装填する。ひ
きつづき、クライオンポンプ351〜356及びロ
ータリーポンプ37を作動してロード室13、各
スパツタ室141〜144及びアンロード室15内
を真空排気した後、第1〜第4の開閉機構161
〜164を開け、ロード室13内の搬送機構(図
示せず)及び第1〜第4の搬送機構241〜244
を駆動して、ロード用キヤリア23内のウエハ3
8を1枚づつ各スパツタ室141〜144の搬送機
構241〜244の駆動ベルト32a,32b中央
にセツトする。この時、開閉機構161〜164
開放動作はシリンダ21を上昇させ、作動杆20
を介して連結された仕切バルブ19を上昇させ
て、その搬送口18′を仕切板121〜124、仕
切ガイド板17の搬送口18と合致させることに
よりなされる。また、ウエハ38の移動はこれら
合致した搬送口18,18′を通過させることに
よりなされる。
次いで、仕切バルブ19を下方に再度駆動して
開閉機構161〜164を閉じた後、各スパツタ室
141〜144のウエハ38を図示しないプラテン
により保持してターゲツト331〜334と対向配
置し、マグネトロンスパツタリングを行なつてウ
エハ38表面に膜形成を行なう。スパツタリング
の後、プラテンを水平に戻し、再度、搬送機構2
1〜242の搬送ベルト32a,32b上に乗せ
る。この後、開閉機構162〜165を開き、搬送
機構241〜244及びアンロード室15内の図示
しない搬送機構を作動して各スパツタ室141
144内の4枚のウエハをアンロード用キヤリア
34に順次収納する。こうした動作を繰り返して
ロード用キヤリア23内の全ウエハの成膜処理を
行ない、アンロード用キヤリア34内に収納した
後、再度第5開閉機構165を閉じ(第1開閉機
構161は既に閉じられている)、ロード室13及
びアンロード室15を大気に戻して処理を完了す
る。
しかして、本発明によればスパツタ室を複数、
例えば4つ配置して同時にスパツタリングを行な
うため、ウエハ処理能力の大幅な向上を達成でき
る。
また、仕切板121〜125と開閉機構161
165で区画された独立するスパツタ室141〜1
4でウエハの成膜を行なうため、相互汚染を防
止できる。特に、第1スパツタ室141のターゲ
ツト331をチタンで形成し、他のスパツタ室1
2〜143のターゲツト332〜334をAlで形成
し、第1スパツタ室141をN2雰囲気、第2〜第
4のスパツタ室142〜144をAr雰囲気にして、
スパツタリングを行ない第1スパツタ室141
ウエハ上にTiN膜を、第2〜第4のスパツタ室
142〜144のウエハ上にAl膜を形成する場合に
は、第4図図示の従来装置に比べて相互汚染をよ
り顕著に防止できる。
更に、スパツタ室141〜144が各々独立して
いるため、各スパツタ室においてスパツタリング
条件を精密にコントロールすることが可能とな
る。その結果、各々のスパツタ室141〜144
異なる材料のターゲツトを用いてスパツタリング
を行なつてもウエハ上に高信頼性の膜を形成でき
る。
なお、上記実施例ではスパツタ室を4つ配置し
た例について説明したが、2乃至3個、或いは5
つ以上配置してもよい。また、上記実施例に説明
した前段(第1、第2のスパツタ室)をスパツタ
エツチングのクリーニング室とし、前段の2つの
クリーニング室でウエハのスパツタエツチングに
よるクリーニングを、後段の2つのスパツタ室
(第3、第4のスパツタ室)で成膜を行ない、1
サイクルで2枚のウエハ処理を行なうようにして
もよい。
上記実施例ではマグネトロンスパツタリングに
ついて説明したが、RFスパツタリング、RF又は
DCバイアススパツタリングにも同様に適用でき
る。
上記実施例では搬送機構として搬送ベルトを用
いた例について説明したが、他の搬送機構にも同
様に適用できる。
上記実施例において、各スパツタ室にプラテン
を垂直に立てた時にウエハを加熱するためのヒー
タを配置してもよい。このヒータ(例えばランプ
ヒータ)による加熱はスパツタリング前及びスパ
ツタリング中でも可能である。
上記実施例において、開閉機構を構成する仕切
板と仕切ガイド板により形成される空間に連通す
る差動排気機構を設けてもよい。こうした構成に
よれば、開閉機構を開けてスパツタ室の間を連通
させる際、前記差動排気機構を作動して強制的に
搬出口付近のガスを排出することにより、相互汚
染をより確実に防止することが可能となる。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明によれば高いスルー
プツトを有し、相互汚染のない高信頼性の被膜形
成が可能なスパツタリング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスパツタリン
グ装置の概略正面図、第2図は第1図のスパツタ
リング装置の要部断面図、第3図は第1図のスパ
ツタ室の断面図、第4図は従来のスパツタリング
装置を示す概略図である。 11……チヤンバ、121〜125……仕切板、
13……ロード室、141〜144……スパツタ
室、15……アンロード室、161〜165……開
閉機構、18,18′……搬送口、19……仕切
バルブ、21……シリンダ、23……ロード用キ
ヤリア、241〜244……搬送機構、32a,3
2b……搬送ベルト、331〜334……ターゲツ
ト、34……アンロード用キヤリア、351〜3
6……クライオポンプ、37……ロータリーポ
ンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ターゲツト材料に直流又は高周波電力を印加
    してスパツタリングを行なうスパツタリング装置
    において、ウエハを収納したキヤリアが装填され
    るロード室と、このロード室に隣接して配置さ
    れ、仕切板及び開閉機構により相互に区画された
    複数のスパツタ室と、これらスパツタ室の後段に
    隣接して配置され、処理済のウエハを収納するキ
    ヤリアが装填されたアンロード室と、前記各スパ
    ツタ室に夫々配置された1つのターゲツトと、前
    記各室に配置された搬送機構とを具備したことを
    特徴とするスパツタリング装置。
JP27224584A 1984-12-24 1984-12-24 スパツタリング装置 Granted JPS61149476A (ja)

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JP27224584A JPS61149476A (ja) 1984-12-24 1984-12-24 スパツタリング装置

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JPS61149476A JPS61149476A (ja) 1986-07-08
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