JPH0375611A - ビームスキャニング装置 - Google Patents

ビームスキャニング装置

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JPH0375611A
JPH0375611A JP21189189A JP21189189A JPH0375611A JP H0375611 A JPH0375611 A JP H0375611A JP 21189189 A JP21189189 A JP 21189189A JP 21189189 A JP21189189 A JP 21189189A JP H0375611 A JPH0375611 A JP H0375611A
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light emitting
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、レーザプリンタ、バーコードリーグなどに用
いられるビームスキャニング装置に関する。
〈従来の技術〉 従来のビームスキャニング装置を第6図に示す。
この装置は、光源から出射された光ビームi、をポリゴ
ンミラー(多面鏡)21に入射し、モータ22でポリゴ
ンミラー21を回転させることによって、ポリゴンミラ
ー21で反射される光ビーム14の方向を変化させ、光
ビーム14のスキャンを行うものである。 23.24
はシリンドリカルレンズ、25は集光走査レンズである
〈発明が解決しようとする課題〉 上記槽底の従来例のビームスキャニング装置には、次の
ような問題点がある。
fa)  個々の部品が比較的大きく、ことに、ポリゴ
ンミラー21とモータ22の存在のために全体が大型化
していて、小型化するにも一定の限界がある。
(bl  ポリゴンミラー21は、複数の反射面21a
が順次切り換えられるものであるが、どの反射面21a
でも全く同じように光ビーム1)を反射させなければな
らない関係上、すべての反射面21aが厳密に等価的に
加工されていなければならず、そのようなポリゴンミラ
ー21の製作または入手に要する費用が高くつく。
(C1ポリゴンミラー21の1つの反射面21aについ
ての中心角によって光ビーム14のスキャン角度がある
角度に固定的に決まってしまい、スキャノ角度を制御す
ることができない。
fd+  ポリゴンミラー21が常時同一方向に回転す
るから、光ビーム14のスキャン方向が右−左あるいは
左−右のいずれか一方向に限定されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、充分に小型でロウコストであり、スキャン角度の制
御が可能であるとともに、スキャン方向を往復二方向と
できるビームスキャニング装置を提供することを目的と
する。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を遠戚するために、次のよう
な構成をとる。
すなわち、本発明のビームスキャニング装置は、発光素
子と、この発光素子の光軸と平行な光軸をもつ状態で発
光素子の前面に配置されたレンズと、対向された静電電
極間に働くクーロン力によって傾動される揺動型反射鏡
とを備えたものである。
〈作用〉 本発明の上記構成による作用は、次のとおりである。
すなわち、対向静電電極間に電圧を印加することにより
、揺動型反射鏡が傾動される0発光素子から出射されレ
ンズを通った光ビームは揺動型反射鏡によって反射され
るが、この揺動型反射鏡が傾動するために、光ビームが
スキャンされる。
揺動型反射鏡は静電電極間に働くクーロン力を利用する
ものであるから、ポリゴンミラーを回転させるためのモ
ータとは違ってはるかに小さく構成できる。また、揺動
型反射鏡は、ポリゴンもラーのように複数の反射面を順
次切り換えるものではなく、常に同じ面で光ビームを反
射させるものであるから、ポリゴンミラーのようにすべ
ての反射面を厳密に等価的に加工するといった必要性が
なく、その製作あるいは人手に要する費用が安くてすむ
、そして、揺動型反射鏡は、ポリゴンミラーのように複
数の反射面を必要とするものではないから、ポリゴンよ
ラーに比べて充分に小さいものでよい。
対向する静電電極間に印加する電圧の制御によって揺動
型反射鏡の傾斜角を調整することが可能であり、したが
って、光ビームのスキャン角度も制御可能となる。
揺動型反射鏡は往復二方向に傾動を繰り返すから、光ビ
ームのスキャン方向が往復二方向となる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図に示すように、絶縁性のステムlに3つの台座1
a、lb、lcが一体的に形成され、台座1aに発光素
子2が、台座1bにレンズ3が、台座1cに揺動型反射
鏡4がそれぞれ実装されている0発光素子2としては半
導体レーザや発光ダイオードなどが使用される。レンズ
3としては発光素子2からの光ビーム1)を平行化また
は集束するグレーティングレンズ(フレネルレンズ)や
非球面レンズなどが使用される。レンズ3の光軸は発光
素子2の光軸と一致しており、レンズ3の焦点は発光素
子2の出射点に位置している。
揺動型反射鏡4を実装している台座1cの実装面は、発
光素子2.レンズ3の光軸に対して456傾いた傾斜面
となっている。揺動型反射鏡4の構造を第2図に基づい
て説明する。この第2図は、分解した状態を上下逆さま
にして眺めたものである。
台座lcにおける前記の傾斜面に絶縁性(誘電性)の電
極ベース5が形成され、この電極ベース5上の中央寄り
の箇所に4つの静′IJ1)を極6a〜6dが四角形の
4つの角部に配置された状態で蒸着等によって形成され
ている。電極ベース5に対向して矩形環状のミラーベー
ス7が配置され、このミラーベース7の4つの内隅部か
ら中心側に向けて延出された4本のトーションバー8の
各内端に四角形の平板状の鏡体9の四隅が一体的に連結
されている。これらξラーベース7.トーシッンバー8
および鏡体9は、シリコンウェハの加工によって作られ
ている。鏡体9の表面にはAg等の蒸着によって鏡面が
形成され、裏面には電極ベース5上の静電電極63〜6
dのそれぞれに対向して4つの静電電極10a〜10d
が蒸着等によって形成されている。
電極ベース5の四隅から立設されたビン1)を介して電
極ベース5とミラーベース7とが固定され、電圧無印加
の状態で鏡体9が電極ベース5と平行になっている。
このように、ステム1上に発光素子2.レンズ3および
揺動型反射鏡4を実装してむするから、全体が充分に小
型かつ軽量となっている。
トーションバー8は、軸を中心とする放射方向に弾性変
形可能であるとともに、捻じりに対しても弾性変形可能
である。したがって、相対向する静電電極6a〜6dと
静電電極10a”lOdのうちいずれかの対向電極間に
電圧を印加すると、その電圧が印加された対向電極どう
しが互いに引き寄せられ、トーションバー8を弾性変形
させながら鏡体9が傾く、電圧の印加の仕方によって、
鏡体9は二次元方向であらゆる方向に傾斜可能である。
次に、静電電極6 a 〜6 d 、 10a 〜10
dに係る電気的構成を第3図に基づいて説明する。
鏡体9に形成された静電電極103〜10dは共通にア
ースされており、電極ベース5に形成された静電電極6
a〜6dは、それぞれ別個のアナログスイッチ123〜
12dを介して、直流電源13の出力電圧を制御する電
圧制御部14に接続され、個々のアナログスイッチ12
a〜12dは、スイッチング制御部15によって0N1
0FFI!flatされるように構成されている。そし
て、電圧制御部14およびスイッチング制御部15は、
スキャン方向とスキャン角度とを入力設定するスキャン
条件設定部16によって制御されるように構成されてい
る。
次に、この実施例のビームスキャニング装置ノ動作を説
明する。
第4図に示すように、一対の静電電極10a、10bを
結ぶ方向で鏡体9が傾斜するスキャン方向をα、一対の
静電電極10a、IOCを結ぶ方向で鏡体9が傾斜する
スキャン方向をβとする。スキャン方向をα、βのいず
れにするか、また、スキャン角度θをどの程度にするか
はスキャン条件設定部16において入力設定される。
(i)スキャン方向αでのスキャニング動作スキャン条
件設定部16において、スキャン方向αとスキャン角度
θとを設定する。電圧制御部14はスキャン角度θに応
じた電圧を出力する。スイッチング制御部15は、スキ
ャン方向αに対応して、一対のアナログスイッチ12a
、12cと、一対のアナログスイッチ12b、12dと
を交互に0N10FF’amする。
発光素子2に電流を供給して発光素子2から光ビームI
Iを出射させると、発光素子2の出射点にレンズ3の焦
点が位置しているので、レンズ3を透過した光ビーム1
)は平行光となる。
スイッチング制御部15は、まず、アナログスイッチ1
2 a + 12 cをON、アナログスイッチ12b
12dをOFFの状態とする。スキャン角度θに応じて
調整された電圧が電圧制御部14からアナログスイッチ
12a、12cを介して静電電極6a、6cに供給され
、対向する静電電極6a、10a問および静電電極6C
,100間に静電誘導によるクーロン力が働き、4つの
トーションバー8の弾性に抗して静電電極10a、10
cが第5図(a)のように静電1)g+6a、6Cに引
き寄せられ、鏡体9がスキャン方向αにおいて正方向に
θ/4だけ傾斜する。スキャン方向βには傾斜しない、
鏡体9のスキャン方向αでの傾斜に伴って、発光素子2
からレンズ3を介して鏡体9に入射した光ビーム1)は
、その反射方向を正方向にシフトする0反射された光ビ
ーム1)は、基準の方向からスキャン角度θの2分の1
のθ/2だけシフトする。
次いで、スイッチング1)W部15は、アナログスイッ
チ12a、 12cをOFFにし、アナログスイッチ1
2b、 12dをONにする。これによって、静電電極
68.10a問および静電電極6C,10a間に働いて
いたクーロン力が解除されるとともに、トークテンバー
8の弾性復元力が働き、しかも、アナログスイッチ12
b、12dを介して電圧制御部14から静電電極6b、
6dに電圧が供給され、対向する静電電極5b、10b
問および静電電極6d。
10a間にクーロン力が働くため、静電電極iob。
10dが静電電極6b、6dに引き寄せられる。その結
果、鏡体9がスキャン方向αにおいて第5図(a)とは
逆方向で負方向にθ/4だけ傾斜し、反射された光ビー
ムJ、が負方向にθ/2だけシフトされる。
以上のアナログスイッチ12a、12cとアナログスイ
ッチ12b、12dとの交互の○N/○FFにより、鏡
体9がスキャン方向αに沿って傾斜角度を連続的に変化
させながら正方向と負方向とにシーソー状に揺動する。
したがって、鏡体9で反射される光ビーム1tは、スキ
ャン方向αに沿ってスキャン角度を連続的に変化させな
がら正方向と負方向との間で往復シフトする。この場合
の光ビーム1アのスキャンは、ポリゴンミラーの一方向
スキャンとは違って往復スキャンとなり、その往復のス
キャン角度は、正方向でのθ/2と負方向でのθ/2と
を合わせたθとなる。
(ii)スキャン方向βでのスキャニング動作スキャン
条件設定部16において、スキャン角度θとともにスキ
ャン方向βを設定する。スイッチング制御部15は、ス
キャン方向βに対応して、−対のアナログスイッチ12
a、12bと、一対のアナログスイッチt2c、L2d
とを交互に0N10FF制御する。その結果、対向する
静電電極6a、10a問および静電電極6b、10b間
にクーロン力が働く状態と、静電電極6c、loc問お
よび静電型i6d、10d間にクーロン力が働く状態と
が交互に切り換えられ、鏡体9がスキャン方向βに沿っ
て傾斜角度を連続的に変化させながら正方向と負方向と
にシーソー状に傾動する。第5図(b)は、アナログス
イッチ12C,12dがONされ、対向する静電電極5
c、10a間と静1を電極6d、10a間とにクーロン
力が働いた状態を示し、鏡体9はスキャン方向βで負方
向にθ/4だけ傾斜し、光ビーム1tは、基準方向から
負方向にθ/2だけシフトしている。電圧が逆になった
ときは、光ビーム18は正方向にθ/2だけ傾斜する。
このように、鏡体9で反射される光ビームj!2は、ス
キャン方向βに沿ってスキャン角度を連続的に変化させ
ながら正方向と負方向との間で往復シフトし、その往復
のスキャン角度は、正方向のθ/2と負方向のθ/2と
を合わせたθとなる。
なお、レンズ3の焦点が発光素子2の出射点に位置して
いるので、鏡体9の傾動方向および傾動角度の変化にか
かわらず、光ビームiは平行光の状態を保つ。
以上のように、本実施例によれば、光ビーム1zをスキ
ャン方向αでも、これと直交するスキャン方向βでもシ
フトでき、二次元のスキャニングが可能となっている。
なお、スキャン条件設定部16とスイッチング制御部1
5および電圧制御部14のプログラムを工夫することに
より、鏡体9をα、βの両方向で同時に傾動させること
が可能であり、光ビームj!2を二次元方向においてα
方向とβ方向とを合成した任意の方向にスキャンするこ
とができる。
参考までに、対向する一対の静電電極6a、10aおよ
び静電電極5c、10a間に電圧を印加したときの鏡体
9の最大のスキャン角度θを計算しておく。
各対向電極の面積の和をS、電極間距離をd、印加電圧
をV、空気の誘電率をε。とすると、両対向電極の合成
静電容量Cは、 C=癒。 ・ □ である0両対向電極に蓄積される静電エネルギーWは、 w= −c −v”   ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・■である、このエネルギ
ーWとクーロンカドとの関係は、 W=F−d であるから、■〜■式からクーロンカドを求めると、 となる、一方、鏡体9に働く曲げモーメントをM、トー
シヲンバー8全体の曲げ剛性値をG、曲げ中心とクーロ
ンカドの作用点との距離をLとすると、MコG・θ冨F
−L  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・■したがって、鏡体9の傾動角度φ (−
θ/4)は、■、■式から、 F−L φ工 となり、スキャン角度θは、 −dt となる、すなわち、スキャン角度θは、印加電圧■の二
乗に比例する。
なお、対向する静電電極の数は4組に限定されるもので
はなく、任意の数で実施できる。トーションバー8の弾
性復元力を考慮に入れると、対向!極は1組であっても
よい。
〈発明の効果〉 以上のことから、本発明によれば、次のような効果が発
揮される。
■ 光ビームをスキャンさせるために傾動させる反射鏡
として、静電クーロン力によって傾動される揺動型のも
のを用いているため、この揺動型反射鏡は平板状のもの
でよく、また、クーロン力を発揮させる静電電極は薄い
ものであるから、複数の反射面を必要とするポリゴンミ
ラーとそれを回転させるモータとを用いた従来例に比べ
て、大幅な小型化を達成することができる。
■ 揺動型反射鏡は、ポリゴンミラーのように複数の反
射面を順次切り換えるものではなく、常に同じ面で光ビ
ームを反射させるものであるから、ポリゴンミラーのよ
うにすべての反射面を厳密に等価的に加工するといった
必要性がなく、したがって、反射鏡として要求される加
工精度がポリゴンミラーに比べてはるかに低くてよく、
その分ロウコスト化を図ることができる。
■ 対向する静電電極間に印加する電圧の制御によって
揺動型反射鏡の傾斜角の調整が可能であり、光ビームの
スキャン角度を制御することができる。
■ 揺動型反射鏡が往復二方向に傾動を繰り返すから、
スキャン方向を往復二方向とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例に係り、第1図
はビームスキャニング装置を示す正面図、第2図は揺動
型反射鏡を分解してそれを上下逆さまにして眺めた斜視
図、第3図は電気的構成を示す回路図、第4図は二次元
スキャン方向の説明図、第5図は動作説明図である。第
6図は従来例の構成図である。 1・・−ステム、2・・・発光素子、3・・・レンズ、
4・・・揺動型反射鏡、5・・・電極ベース、6a〜6
d・・・静電電極、7・・・ミラーベース、8・・・ト
ーションバー9・・・鏡体、10a〜10d・・・静電
電極、12a〜12d・・・アナログスイッチ、13・
・・直流電源、14・・・電圧制御部、15・・・スイ
ッチング制御部、16・・・スキャン条件設定部 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発光素子と、この発光素子の光軸と平行な光軸を
    もつ状態で発光素子の前面に配置されたレンズと、対向
    された静電電極間に働くクーロン力によって傾動される
    揺動型反射鏡とを備えたビームスキャニング装置。
JP1211891A 1989-07-27 1989-08-17 ビームスキャニング装置 Expired - Fee Related JP2910079B2 (ja)

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US07/558,425 US5097354A (en) 1989-07-27 1990-07-27 Beam scanner

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214662A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Olympus Optical Co Ltd 光学装置の振れ補正装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58106520A (ja) * 1981-12-21 1983-06-24 Seiko Epson Corp 光プリンタ−用光走査機構

Patent Citations (1)

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