JPH0375565A - エンドトキシンの簡便な定量方法及びその方法に使用する試薬 - Google Patents

エンドトキシンの簡便な定量方法及びその方法に使用する試薬

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JPH0375565A
JPH0375565A JP21146289A JP21146289A JPH0375565A JP H0375565 A JPH0375565 A JP H0375565A JP 21146289 A JP21146289 A JP 21146289A JP 21146289 A JP21146289 A JP 21146289A JP H0375565 A JPH0375565 A JP H0375565A
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JP
Japan
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endotoxin
factor
arg
amino acid
fraction
Prior art date
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Pending
Application number
JP21146289A
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English (en)
Inventor
Isami Tsuboi
五三美 坪井
Takashi Kitagawa
剛史 北川
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Maruha Nichiro Corp
Original Assignee
Taiyo Fishery Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カブトガニから得られるアメボサイト・ライ
セートから調製したファクターCを用いたエンドトキシ
ンの簡便な測定法及びその試薬に関する。
〔従来の技術〕
カブトガニ(Limulus 匹り吐聾u+ n吐狸艮
utridentatus、  T、 EiLiCar
cinoscor ios rotund−icard
a)の血リンパ液により取得されるアメポサイト・ライ
セードのダラム陰性菌表層物質「エンドトキシン」 (
リポポリサッカライド)による凝固現象は、「リムルス
テスト」の一般名でエンドトキシン特異的検出法として
医学、薬学の領域で広く利用されている。アメボサイト
・ライセートの凝固を起こす物質としてエンドトキシン
以外にトリプシン様プロテアーゼ(トリプシン、トロン
ビン等)及びβ−グルカン類(β−結合を有するグルコ
ースポリマー及びその誘導体)が知られている。アメボ
サイト・ライセートのエンドトキシンによる凝固現象は
エンドトキシン性凝固酵素前駆体活性化因子による凝固
酵素前駆体の活性化と、活性型凝固酵素の働きによるコ
アギュローゲンの繊維状コアギュリンへの転換により起
こることが明らかにされている。
近年、エンドトキシン(細菌内毒素)の臨床病理面の研
究がさかんになり、従来から定着している感染巣の明ら
かな疾患に由来する外因性エンドトキシン血症及びエン
ドトキシンショックの病態把握等を目的として、主とし
て外科領域に於てリムラステストが利用されてきた。一
方、内科領域に於ては、肝障害に及ぼす腸管内ダラム陰
性細菌内毒素の影響や肝の細菌内毒素解毒排泄機能等の
網内系処理機能の低下と言った内因性の内毒素血症が問
題と戒っており、血液凝固線溶系、キニン系、循環系、
及び免疫反応系に於て臨床的に内毒素を検出することが
必須となってきている。このような臨床診断を目的とし
て、上記細菌内毒素の測定法を適用する場合、検体試料
として患者体液特に血液、腹水、膵液、脳を髄液担汁等
を用いる。
しかし、これら体液は、体液本来の着色を有しており、
疾病に起因する色素(例えば黄だん系濃黄色)を含むこ
とがあり、これら色素の妨害により吸光光度法による検
出定量がしばしば困難となる。
本発明者らは上記のごとく前記細菌内毒素の検出測定法
の適用が困難であった臨床診断用途にも適用可能な検出
法を検討した結果、前記難点を解決し本発明に到達した
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、極めて簡単な操作で正確にエンドトキシンを
測定することができ、しかも定量的測定ができる方法及
びその方法に使用する定量的測定試薬を提供する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の事情に鑑み検討の結果得られたものであ
る。
すなわち、本発明は次の構成よりなる。
1、カブトガニのアメボサイト・ライセート又はそれを
含む液体をスルホプロピル基を吸着担体とするクロマト
グラフィーで処理し、該アメボサイト・ライセート又は
それを含む液体よりエンドトキシンをトリガーとする酵
素前駆体ファクターCを含む画分を調製し、該ファクタ
ーC画分及び 一般式:  R+−Vat−Pro−Arg−NH2(
式中、R8は、N末端に保護基を有するL−アミノ酸残
基又はL−アミ)酸から戒るペプチド残基を表す。NH
,はArgのカルボキシル基とアミド結合している。)
で表される基質とエンドトキシン含有物質とを反応せし
め、この反応により生じるアンモニアをアンモニア検出
用電極手段により測定することを特徴とするエンドトキ
シンの測定法。
2、カブトガニのアメボサイト・ライセート又はそれを
含む液体をスルホプロピル基を吸着担体とするクロマト
グラフィーで処理し、該カブトガニのアメボサイト・ラ
イセート又はそれを含む液体より分離したエンドトキシ
ンをトリガーとする酵素前駆体ファクターC1及び 一般式:  R+−Val−Pro−Arg−NH2(
式中、R8は、N末端に保護基を有するL−アミノ酸残
基又はL−アミノ酸から戒るペプチド残基を表す。NH
,はArgのカルボキシル基とアミド結合している。)
とからなるエンドトキシンの測定用試薬。
本発明をさらに具体的に説明すると次の通りである。
カブトガニ(Limulus匹り吐並並、n吐U民■t
ridentatus、 工、 ム1狙、  Carc
inoscor ios rotun−dicarda
)からアメボサイト・ライセートを調製し、スルホプロ
ピル基を吸着担体とするイオン交換クロマトグラフィー
にアメボサイト・ライセートを付することにより、ファ
クターCを精製分離する。
このファクターCに検体並びに式(1)で示される基質
を加え、37°C,60分間保温する。さらにアンモニ
ア電極を挿入し、10分間平衡化した後に電極を読み取
る。
式(1)  R,−Val−Pro−^rg−Nil。
(式中、R,はN末端に保護基を有するL−アミ)酸残
基又はL−アミノ酸から成るペプチド残基を表す。NH
tはArgのカルボキシル基とアミド結合している。) アンモニア測定のためには、従来知られている任意のア
ンモニア測定法を使用することができる。
しかしながらより、正確にアンモニアを測定するために
はアンモニア測定用電極を使用することが好ましい。こ
の電極としては、例えば市販のアンモニア測定用電極を
使用することもでき、又は複合型pH電極をアンモニア
選択透過膜で覆って使用することもできる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。但
し、本発明はこれらに限定されるものでない。
〔実施例〕
(i)エンドトキシンをトリガーとする酵素前駆体ファ
クターCの調製法 カブトガニ血球10gを20mM Tris−CI(p
H8,0)bufferで抽出したアメボサイト・ライ
セート60m1を上記緩衝液で平衡化した5P−Toy
opearl 650 G(10X30C11)にかけ
、上記緩衝液500rnlで洗浄することより、素通り
画分として非エンドトキシン性凝固酵素前駆体活性化因
子を得た(特願昭63−292494号)、さらに0.
2M NaC1を含む20mM Tris−CI(pH
8,0)buffer 500mで溶出後、0.5M 
NaC1を含む20n+M Tris−CI(pH8,
0)buffer 500rdで溶出した画分に目的と
するファクターCを得た。
ファクターCを溶出したクロマトグラフィーの画分と各
画分に含まれるファクターCの量を第1図に示す。
このファクターC画分80dを5ephadex G−
15により脱塩し、凍結乾燥後80mM MgCh 2
0mM Tris−C1(pH8,0)buffer 
10rdで溶解したものを以下のエンドトキシンの定量
に用いた。
(ii)エンドトキシン感受性因子の活性(ファクター
C活性)の測定 クロマトグラフィーの各画分のエンドトキシン感受性因
子(ファクターC)の活性の測定は次の方法により行っ
た。この方法により、各画分にファクターCが含有され
ている割合を測定した。
各画分100uffiとエンドトキシン(リポポリサッ
カライド、  L P S)(100ng/Id)10
0μl並びに20mMのMgC1、を含む320mM 
Tris−CI(pH8,0)buffer 100μ
L 1−の次式で示される基質 100μlを混合し37℃で15分間保持した後、10
%酢酸2−を加えて反応を停止し、蛍光強度を励起波長
346no+、測定波長442nmで測定することによ
り遊離される^MC(4−メチルアミノクマリン)Iを
測定した。
(iii )エンドトキシンの定量法 ファクターC100uf、  10pg/dから110
6p/++ffiの濃度のエンドトキシン(日本薬局方
標準品)を含む人血清200μl(但し、人血清は60
’C,40分加熱処理したものを使用した。)及び1+
Mの前記式(2)の基質100μlを混合し37°C,
60分間保温する。さらに1Mベンズアミジン2成を加
え反応を停止する。
この反応停止液にアンモニア電極を挿入し、10分間平
衡化した後に電位を読み取った。
エンドトキシン濃度は10pg/−から10’pg/d
ノ範囲においてエンドトキシンの濃度の対数とアンモニ
ア電極の電位との間に直線関係が認められた。
この関係を第2図に示す。
〔発明の効果〕
本発明は、β−グルカン類に対しては反応せず、エン−
トドキシンに対する特異性の高い定量試薬として利用で
きる。さらに、エンドトキシンはグラム陰性菌の菌体成
分であるので、エンドトキシンの定量による敗血症の診
断薬としても利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンドトキシン感受性因子(ファクターC> 
のクロマトグラフィーによる溶出を示す図、第2図はエ
ンドトキシン定量におけるエンドトキシン濃度とアンモ
ニア電極の電位との間の直線関係を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カブトガニのアメボサイト・ライセート又はそれを
    含む液体をスルホプロピル基を吸着担体とするクロマト
    グラフィーで処理し、該アメボサイト・ライセート又は
    それを含む液体よりエンドトキシンをトリガーとする酵
    素前駆体ファクターCを含む画分を調製し、該ファクタ
    ーC画分及び 一般式:R_1−Val−Pro−Arg−NH_2(
    式中、R_1は、N末端に保護基を有するL−アミノ酸
    残基又はL−アミノ酸から成るペプチド残基を表す。N
    H_2はArgのカルボキシル基とアミド結合している
    。)で表される基質とエンドトキシン含有物質とを反応
    せしめ、この反応により生じるアンモニアをアンモニア
    検出用電極手段により測定することを特徴とするエンド
    トキシンの測定法。 2、カブトガニのアメボサイト・ライセート又はそれを
    含む液体をスルホプロピル基を吸着担体とするクロマト
    グラフィーで処理し、該カブトガニのアメボサイト・ラ
    イセート又はそれを含む液体より分離したエンドトキシ
    ンをトリガーとする酵素前駆体ファクターC、及び 一般式:R_1−Val−Pro−Arg−NH_2(
    式中、R_1は、N末端に保護基を有するL−アミノ酸
    残基又はL−アミノ酸から成るペプチド残基を表す。N
    H_2はArgのカルボキシル基とアミド結合している
    。)とからなるエンドトキシンの測定用試薬。
JP21146289A 1989-08-18 1989-08-18 エンドトキシンの簡便な定量方法及びその方法に使用する試薬 Pending JPH0375565A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG107124A1 (en) * 1994-08-19 2004-11-29 Univ Singapore Expression of carcinoscorpius rotundicauda factor c in eukaryotes
JP2007501020A (ja) * 2003-03-17 2007-01-25 チャールズ リバー ラボラトリーズ, インコーポレイテッド 微生物夾雑物の検出のための方法および組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG107124A1 (en) * 1994-08-19 2004-11-29 Univ Singapore Expression of carcinoscorpius rotundicauda factor c in eukaryotes
JP2007501020A (ja) * 2003-03-17 2007-01-25 チャールズ リバー ラボラトリーズ, インコーポレイテッド 微生物夾雑物の検出のための方法および組成物
US10119969B2 (en) 2003-03-17 2018-11-06 Charles River Laboratories, Inc. Compositions for the detection of microbial contaminants

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