JPH0375449B2 - - Google Patents
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- JPH0375449B2 JPH0375449B2 JP60264399A JP26439985A JPH0375449B2 JP H0375449 B2 JPH0375449 B2 JP H0375449B2 JP 60264399 A JP60264399 A JP 60264399A JP 26439985 A JP26439985 A JP 26439985A JP H0375449 B2 JPH0375449 B2 JP H0375449B2
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- Chutes (AREA)
Description
この発明は、滑行性能を改善したシユート等の
物品滑り装置に関する。 シユートに代表される物品滑り装置における滑
送部分は、搬送物品が常に円滑に滑送されること
が要求される。従来の滑り装置としては、その滑
送部分にエポキシ樹脂その他の合成樹脂を施した
もの、あるいはステンレススチールで構成された
もの等を挙げることができる。しかしながら、こ
のような物品滑り装置には、湿度や温度の影響を
受け易いこと、搬送物品自体が湿気を帯びている
と滑り性能が著しく低下すること、静電気の発生
をみたりすることなど、の問題点があつた。 また、四弗化ポリエチレンポリマーや四弗化エ
チレンポリマーを主体とした合成物によりシユー
トを構成したり、シユート表面に膜体を構成する
搬送シユートも提案されているが、これは滑送性
にすぐれる反面、材料費が高い上、成形しにく
く、接着性が悪くかつ剥離し易いという問題があ
つた。 この発明のシユート等の物品滑り装置は、前述
の問題点を解決するために提案されたもので、液
状不飽和ポリエステル樹脂の粒度範囲が0.5〜10μ
のフツ素樹脂粉末、粒度範囲が10〜100μの導電
性物質の粉末及び粒度範囲が10〜100μのガラス
粉末を混入分散させた液状混合物を、シユート等
における搬送物品の滑送部分の表面に硬化層とし
て施したことを特徴とする。 低圧積層用不飽和ポリエステル樹脂（JIS
K6919）その他の液状不飽和ポリエステル樹脂に
加えられるポリテトラフルオロエチレンその他の
フツ素樹脂粉末は、その粒度範囲が0.5〜10ミク
ロン、好ましくは、１〜２ミクロンのものを使用
し、アルミニウムその他の導電性物質の粉末並び
にガラス繊維粉砕物その他のガラス粉末は、その
粒度範囲が共に10〜100ミクロン、好ましくは、
20〜50ミクロンのものを使用する。 本発明において、混合されて液状混合物を構成
する液状不飽和ポリエステル樹脂、フツ素樹脂粉
末、導電性物質の粉末及びガラス粉末の混合割合
の例を示すと、第１表の通りである。
物品滑り装置に関する。 シユートに代表される物品滑り装置における滑
送部分は、搬送物品が常に円滑に滑送されること
が要求される。従来の滑り装置としては、その滑
送部分にエポキシ樹脂その他の合成樹脂を施した
もの、あるいはステンレススチールで構成された
もの等を挙げることができる。しかしながら、こ
のような物品滑り装置には、湿度や温度の影響を
受け易いこと、搬送物品自体が湿気を帯びている
と滑り性能が著しく低下すること、静電気の発生
をみたりすることなど、の問題点があつた。 また、四弗化ポリエチレンポリマーや四弗化エ
チレンポリマーを主体とした合成物によりシユー
トを構成したり、シユート表面に膜体を構成する
搬送シユートも提案されているが、これは滑送性
にすぐれる反面、材料費が高い上、成形しにく
く、接着性が悪くかつ剥離し易いという問題があ
つた。 この発明のシユート等の物品滑り装置は、前述
の問題点を解決するために提案されたもので、液
状不飽和ポリエステル樹脂の粒度範囲が0.5〜10μ
のフツ素樹脂粉末、粒度範囲が10〜100μの導電
性物質の粉末及び粒度範囲が10〜100μのガラス
粉末を混入分散させた液状混合物を、シユート等
における搬送物品の滑送部分の表面に硬化層とし
て施したことを特徴とする。 低圧積層用不飽和ポリエステル樹脂（JIS
K6919）その他の液状不飽和ポリエステル樹脂に
加えられるポリテトラフルオロエチレンその他の
フツ素樹脂粉末は、その粒度範囲が0.5〜10ミク
ロン、好ましくは、１〜２ミクロンのものを使用
し、アルミニウムその他の導電性物質の粉末並び
にガラス繊維粉砕物その他のガラス粉末は、その
粒度範囲が共に10〜100ミクロン、好ましくは、
20〜50ミクロンのものを使用する。 本発明において、混合されて液状混合物を構成
する液状不飽和ポリエステル樹脂、フツ素樹脂粉
末、導電性物質の粉末及びガラス粉末の混合割合
の例を示すと、第１表の通りである。
【表】
維粉末
第１表の混合割合でポリエステル樹脂に各粉末
を混合させた実施例〜の液状混合物を、ステ
ンレススチール製シユートの滑り面及び側板表面
に刷毛によりそれぞれ均一に塗布して硬化させ、
図面に示すような本発明装置を得た。図示例にお
いて、１はシユート、２はシユート底板、すなわ
ち滑送部分、３は前記液状混合物の硬化層であ
る。このような硬化層をシユート底板その他の滑
送部分に施す手段としては、刷毛による塗布の
他、スプレーを使用する手段、液状混合物を型を
もつて一旦板体とした後固着する手段などが挙げ
られる。一旦板体とした後にそれを滑送部分に固
着する場合には、滑送部分と板体との間に防音板
等他の板体を積層させることもできる。前記硬化
層内に分散されたフツ素樹脂粉末は該硬化層表面
の摩擦係数を減少させると共に粘着性を低下させ
る役割を果し、また、導電性物質の粉体は硬化層
内に静電気が帯電することを防止し、更に、ガラ
ス粉末は硬化層の強度を高めひび割れ等の損傷を
防ぐことに寄与する。 第１表の実施例〜による各シユート１に搬
送物品として袋物４を載置し、しかる後、シユー
ト底板２上の滑り面（硬化層３）の傾斜角度θを
0°付近から次第に大きくすることにより、それぞ
れの滑り開始角度θ1、θ2、θ3を計測し滑行性能を
試験した。その結果によれば、θ1＝20°、θ2＝18°、
θ3＝19°であつた。別に行つた従来のシユートに
よる同様の試験の結果によれば、エポキシ樹脂を
施したシユートでは滑り開始角度は25°であつた。
また、湿気を帯びさせた袋物を乗せ、実施例に
よるシユートと従来のステンレススチール性シユ
ートとの対比試験を行つた結果では、それぞれの
滑り開始角度は20°と24°であつた。これらの試験
結果から、本発明によるシユートは滑り性能が十
分に改善されたことが分る。 以上に説明したように、この発明のシユート等
の物品滑り装置によれば、滑行性能が著しく向上
すると共にその滑行性能について湿度や温度の影
響を受けることが少なくなり、また、搬送物品自
体が湿気を帯びていてもその滑り性能の低下はほ
とんどなくなるので、物品搬送作業における物品
の停滞による不都合が解消され、作業能率を改善
するに極めて有効である。更に、滑り面となる硬
化層にはアルミニウムその他の導電性物質の粉末
が混入分散されているため、静電気の帯電が阻止
され、薄い紙類の搬送の際に滑り面に付着するこ
ともなくなる利点がある。 また、安価で成形し易く剥離しにくい不飽和ポ
リエステル樹脂を主成分として滑送部分の硬化層
を構成するので、上述の効果と相俟つて安価で、
成形し易く、耐久性のすぐれたシユート等の物品
滑り装置を提供できる効果がある。
第１表の混合割合でポリエステル樹脂に各粉末
を混合させた実施例〜の液状混合物を、ステ
ンレススチール製シユートの滑り面及び側板表面
に刷毛によりそれぞれ均一に塗布して硬化させ、
図面に示すような本発明装置を得た。図示例にお
いて、１はシユート、２はシユート底板、すなわ
ち滑送部分、３は前記液状混合物の硬化層であ
る。このような硬化層をシユート底板その他の滑
送部分に施す手段としては、刷毛による塗布の
他、スプレーを使用する手段、液状混合物を型を
もつて一旦板体とした後固着する手段などが挙げ
られる。一旦板体とした後にそれを滑送部分に固
着する場合には、滑送部分と板体との間に防音板
等他の板体を積層させることもできる。前記硬化
層内に分散されたフツ素樹脂粉末は該硬化層表面
の摩擦係数を減少させると共に粘着性を低下させ
る役割を果し、また、導電性物質の粉体は硬化層
内に静電気が帯電することを防止し、更に、ガラ
ス粉末は硬化層の強度を高めひび割れ等の損傷を
防ぐことに寄与する。 第１表の実施例〜による各シユート１に搬
送物品として袋物４を載置し、しかる後、シユー
ト底板２上の滑り面（硬化層３）の傾斜角度θを
0°付近から次第に大きくすることにより、それぞ
れの滑り開始角度θ1、θ2、θ3を計測し滑行性能を
試験した。その結果によれば、θ1＝20°、θ2＝18°、
θ3＝19°であつた。別に行つた従来のシユートに
よる同様の試験の結果によれば、エポキシ樹脂を
施したシユートでは滑り開始角度は25°であつた。
また、湿気を帯びさせた袋物を乗せ、実施例に
よるシユートと従来のステンレススチール性シユ
ートとの対比試験を行つた結果では、それぞれの
滑り開始角度は20°と24°であつた。これらの試験
結果から、本発明によるシユートは滑り性能が十
分に改善されたことが分る。 以上に説明したように、この発明のシユート等
の物品滑り装置によれば、滑行性能が著しく向上
すると共にその滑行性能について湿度や温度の影
響を受けることが少なくなり、また、搬送物品自
体が湿気を帯びていてもその滑り性能の低下はほ
とんどなくなるので、物品搬送作業における物品
の停滞による不都合が解消され、作業能率を改善
するに極めて有効である。更に、滑り面となる硬
化層にはアルミニウムその他の導電性物質の粉末
が混入分散されているため、静電気の帯電が阻止
され、薄い紙類の搬送の際に滑り面に付着するこ
ともなくなる利点がある。 また、安価で成形し易く剥離しにくい不飽和ポ
リエステル樹脂を主成分として滑送部分の硬化層
を構成するので、上述の効果と相俟つて安価で、
成形し易く、耐久性のすぐれたシユート等の物品
滑り装置を提供できる効果がある。
図面はこの発明を実施したシユートを示す縦断
部分側面図である。 １……シユート、２……シユート底板、３……
硬化層、４……搬送物品。
部分側面図である。 １……シユート、２……シユート底板、３……
硬化層、４……搬送物品。
Claims (1)
- １ 液状不飽和ポリエステル樹脂に粒度範囲が
0.5〜10μのフツ素樹脂粉末、粒度範囲が10〜100μ
の導電性物質の粉末及び粒度範囲が10〜100μの
ガラス粉末を混入分散させた液状混合物を、シユ
ート等における搬送物品の滑送部分の表面に硬化
層として施したことを特徴とするシユート等の物
品滑り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26439985A JPS62126009A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | シユ−ト等の物品滑り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26439985A JPS62126009A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | シユ−ト等の物品滑り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62126009A JPS62126009A (ja) | 1987-06-08 |
| JPH0375449B2 true JPH0375449B2 (ja) | 1991-12-02 |
Family
ID=17402618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26439985A Granted JPS62126009A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | シユ−ト等の物品滑り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62126009A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002087557A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-27 | Kamusa Shoji:Kk | 小魚移送用コンベア装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5838613B2 (ja) * | 1978-01-05 | 1983-08-24 | 三菱重工業株式会社 | 内燃機関の給気装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5838613U (ja) * | 1981-09-10 | 1983-03-14 | 株式会社安西製作所 | 穀類等選別機用のシュ−ト |
| JPS58184410U (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-08 | 三機工業株式会社 | 搬送シユ−ト |
-
1985
- 1985-11-25 JP JP26439985A patent/JPS62126009A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5838613B2 (ja) * | 1978-01-05 | 1983-08-24 | 三菱重工業株式会社 | 内燃機関の給気装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62126009A (ja) | 1987-06-08 |
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