JPH0375411B2 - - Google Patents

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JPH0375411B2
JPH0375411B2 JP9957286A JP9957286A JPH0375411B2 JP H0375411 B2 JPH0375411 B2 JP H0375411B2 JP 9957286 A JP9957286 A JP 9957286A JP 9957286 A JP9957286 A JP 9957286A JP H0375411 B2 JPH0375411 B2 JP H0375411B2
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band
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Atsushi Maemori
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、結束バンドと、当該バンドを長手方
向に沿つて挿通させる挿通孔及び当該バンドを係
止させる係止部を有するブロツクとよりなる結束
具を用いてなる電線等の被結束物の結束装置に関
する。
(従来の技術) この種の結束装置で使用される結束具は、大別
して2種類あり、1つは、ブロツクがバンドの一
端に一体に固定された、いわゆる一体型であり、
他の1つはブロツクとバンドが別になつた、いわ
ゆる分離型である。そして、結束にあたつて、前
者の場合は、被結束のまわりにループ状に周回し
たバンドの先端部をブロツクの挿通孔に挿通させ
て、その先端部を引締めることにより結束ループ
をしぼつて緊締する構成となつており、例えば特
公昭58−48408号に示されている。
他方、後者の場合は、ブロツクの挿通孔内に一
度バンドを挿通し、そこから突出した先端部を前
記と同様に被結束物を周回させて、その先端部を
ブロツクの挿通孔に再び差込んで、そこで先端部
を係止させ、バンドの基端部を引戻すことにより
結束ループをしぼつて緊締する構成となつてお
り、例えば、特公昭51−36680号に示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記一体型の結束具を用いるものでは、引締め
時にブロツクから引出されたバンドの先端部は切
捨てられるため、その分、無駄になり不経済であ
るとともに、発生する切りくずが結束作業の周囲
に散らばり作業に支障を与えるなどの問題があつ
た。
他方、分離型の結束具を用いるものでは、バン
ドの引締めは、バンドの基端部で行ない、引締め
後はブロツク近傍でバンドを切断できるので、無
駄にならず、従つて切りくずの発生もない点で望
ましい。
しかし、この分離型の結束具を使用する場合、
結束ブロツクに対して、バンドが、いわゆる2重
に平行して挿通される構成上、被結束物を周回す
るバンドのループ部分は、ブロツク近傍では未だ
開き角度が小さい。
従つて、結束にあたつて、被結束物に対しバン
ドを周回させる際、ブロツクが被結束物に近接し
た位置にあると、走行するバンド先端部が被結束
に当接するなどの走行上の支障が生じるためブロ
ツク位置を被結束物からある程度離間した位置に
設定しなければならない。
しかし又、この離間距離をあまり大きくとる
と、バンド引締め時にブロツクと被結束物との離
間部分で充分なバンド引締めができないおそれが
あり、この離間距離の設定が容易でないとともに
一連の結束動作を自動化することが困難であつ
た。
本発明は、上記従来の諸問題を解消するために
なされたもので、その目的は当該結束バンドとブ
ロツクとが別体の分離型の結束具を使用するもの
において、被結束物に対して充分な結束を行なう
ことができるとともに作動が確実で結束の自動化
が容易な新規な電線等の結束装置を提供するにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記の本発明の目的を達成するために本発明に
おいては、結束バンドと、当該バンドを長手方向
に沿つて挿通させる挿通孔及び当該バンドを係止
させる係止部とを有するとともに結束バンドとは
別体のブロツクとよりなる結束具を用いて電線等
の被結束物を結束する結束装置において、前記ブ
ロツクを被結束物より離間した初期位置に位置決
め支持する支持手段と、初期位置にあるブロツク
の挿通孔を通つて延出されたバンドの先端部を被
結束物を囲んで周回するごとく案内するとともに
当該バンドの先端部をブロツクの挿通孔へ差戻す
ように案内する環状ガイド手段と、当該環状ガイ
ド手段に沿つてバンドを送出すバンド駆動手段
と、バンドの基端部を被結束物から離れる方向へ
移動させて当該バンドにより被結束物を緊締する
バンド引締め手段と、前記バンド引締め手段の動
作完了前に前記ブロツクを初期位置から被結束物
に近接した結束位置へ前記支持手段とともに移動
させるブロツク移動手段とよりなる構成を特徴と
する電線等の結束装置を提案するものである。
(作用) 上記の構成のように、本発明では、バンドを被
結束物のまわりに周回させるとともにバンド先端
部をブロツクの挿通孔に差戻す際には、ブロツク
の被結束物より離れた初期位置に位置決めし、バ
ンド走行に支障のないようにし、バンド引締めに
際して、当該ブロツクを被結束物に近接した結束
位置まで初期位置より移動させるようにしたの
で、ゆるみのない確実な結束動作を果し得るとと
もに結束の自動化も容易になる等、上記の目的を
充分に達成するものである。
(実施例) 第1図及び第2図は、結束動作前の原位置状態
にある結束装置の要部を示す。
第1図において、1は装置本体、2及び3はそ
の端部に設けられた固定ジヨー及び可動ジヨーで
ある。両ジヨー2,3は環状ガイド手段を構成し
バンド4を周回案内する円弧状のガイド溝2a,
3aを対向内面にそれぞれ有する。
下側の固定ジヨー2は本体1にボルト止めによ
り一体に固定され、上側の可動ジヨー3は支軸5
で回動自在に枢支され当該環状ガイド手段の可動
部を構成する。可動ジヨー3はこれにリンク結合
された作動リンク6を介してガイド作動手段をな
す空気圧作動のガイド作動シリンダ7に連結さ
れ、本装置が原位置状態にあるとき、バンドと係
合しない図示の解放位置に保持され、両ジヨー
2,3に囲まれた結束部8内に被結束物を挿入可
能の状態に開いている。
ガイド作動シリンダ7は、作動リンク6にリン
ク結合されたピストンロツド9、そのロツド9を
取付けた筒状ピストン10、そのピストン10に
収容された圧縮スプリング11、そのスプリング
11の一端を受けるスライダ12、そのスライダ
12と切離可能に当接するようにピストン10内
に延出した当接ロツド13をシリンダ14内に備
えた構成になつている。そして、原位置状態で
は、左側のエアー室14aの加圧エアーが付与さ
れた不作動位置にある。
15はブロツク16を位置決め支持する支持手
段を構成する支持体で、バンド挿通案内手段を構
成する本体1に固定された水平なガイドフレーム
17上にスライド自在に装着され、その一端部、
すなわち前端部15aには、支持部をなすブロツ
ク支持凹部18、バンド切断カツタ挿入孔19及
びガイド通路20が形成され、ガイド通路20
は、ガイドフレーム17のガイド通路17aに連
通している。
装置の原位置状態において、支持体15は図示
の基準位置におかれ、ブロツク支持凹部18に装
着されたブロツク16は図示の初期位置にある。
この状態において、ガイドフレーム17の前端部
は支持体15の先端部15aの近傍に位置し、初
期位置にあるブロツク16の近傍まで延出した構
成となつている。
結束バンド4は、バンド駆動手段を構成する駆
動プーリ21、これに転接するピンチローラ22
を介して装着外部より供給され、駆動プーリ21
の駆動軸23に連結された可逆駆動エアーモータ
24(第2図)により、実線の矢印で示す前方
向、すなわちバンド送出し方向あるいは破線の矢
印で示す反対のバンド引締め方向へ選択的に駆動
される。
原位置状態で、バンド4はその先端部4aがガ
イドフレーム17のガイド通路17a内に留まつ
た待機位置Aにおかれる。
ガイドフレーム17と駆動プーリ21との間に
は、テンシヨンローラ25と、バンド4を案内す
るガイド通路26aを有するとともに当該ローラ
25を支持する揺動プレート26とが配置され、
当該プレート26はガイドフレーム17上の支軸
27に揺動自在に枢支され、図示しないテンシヨ
ンスプリングにより常時は図示の原位置に保持さ
れている。
ガイド通路26aとガイドフレーム17のガイ
ド通路17aとの橋渡しの間隙は狭くなつてお
り、更にガイド通路17aの入口側に面取が施さ
れているので、この間でのバンド4の橋渡しはス
ムーズになされる。
29はバンド4の引締めの度合を検出するテン
シヨンセンサである。
30は前記支持体15を駆動するスライダで、
一端部において空気圧作動のスライダ作動シリン
ダ31に連結され、本体1に支持されたガイドロ
ーラ32とそれに係合した所定長さのガイド溝3
0aにより案内されている。
図においてスライダ30は丁度そのストローク
の始端位置にある。
当該スライダ30は後述のように支持体15と
作動連結関係にあり、支持体15の作動手段をな
す。又、当該スライダ30は、後述のようにブロ
ツク16を初期位置より、前方の結束位置へ移動
させる移動手段を構成する。
支持体15の前端部15aは、固定ジヨー2に
形成したバンド送出し口33に対向し、この間の
鎖線で略示したバンド走行路Sをはさんで上方か
らバンドガイド爪34が、下方からバンドセンサ
レバー35が臨んでいる。ガイド爪34はバンド
4を送出し口33にスムースに案内する作用を、
又、レバー35は送出されて後にブロツク16へ
向つて差戻されたバンドの先端部4aの通過を検
出する作用を果す。
36は当該レバー35と共働するバンドセンサ
である。
バンドセンサレバー35は本体1上の支軸37
に中間レバー38とともに枢支され、両レバー3
5,38は巻ばね39とそれを保持するストツパ
40により、図示の相対位置関係に弾性的に保持
されている。レバー35は又、リンク41を介し
てカムローラ42を支持するとともに本体1に回
動自在に枢支された2腕レバー43に連結され、
当該ローラ42はスライダ30の鎖線で略示した
スライド軌跡内に臨んでいる。
なお、44はブロツク16を後続のブロツクか
ら切離すためのカツタで、バンドセンサレバー3
5に一体に設けられている。
45は断面三角形状のガイド部材で、三角状の
頂点部分がバンド送出し口33に進入した態様で
位置し、それから上下に傾斜した一対のガイド面
45a及び45bが形成されている。その三角状
の頂点部分は鎖線で示すバンド走行路Sに対して
若干下方に偏位していて、当該送出し口33に進
入してきたバンドの先端部4aを上方のガイド面
45a側に確実に案内する。
このガイド部材45の両ガイド面45a,45
bにより、走行するバンドの先端部4aを積極的
に両ジヨー3,2のガイド溝3a,2aに沿うよ
うに案内し、特に、送出し口33に進入したきた
バンドの先端部4aを被結束物に直進して当接し
ないように強制的にその走行方向を曲げ、又、ル
ープを描いて戻されたバンドの先端部4aをブロ
ツク16へ積極的に向かわせる作用を果す。
当該ガイド部材45は上述のように作用するガ
イド位置から後述するように、バンド走行路Sに
対して横方向に退避可能となつており、バンド引
締め動作の完了前にガイド位置より退避する構成
となつている。
第2図において、スライダ30の一端部30b
は、支持体15のカム溝46に係合可能に進入し
ていて、装置の原位置状態において、図示のよう
にカム溝46の一端部に係合している。このスラ
イダ30は、それに取着されたカムローラ47を
介してブロツク送りレバー48に対応し、当該レ
バー48はカムローラ47と共働するカム縁49
a,49bを有する。
レバー48は本体1に枢支され、ばね圧を調整
可能なブロツク送りスプリング50により図にお
いてブロツク送り方向に付勢されている。当該レ
バー48の自由端部には、支軸51、その上に取
着されたカムローラ52及びばね掛部53が設け
られている。
54は本体1上の支軸55に回動自在に枢支さ
れるとともにガイド部材45と一体をなす連動プ
レートで、カムローラ52と係合するU字形のカ
ム溝56を有する。
支軸51上には、ブロツク送りレバー48と共
働してブロツク供給手段を構成するブロツク送り
爪57が枢支され、巻ばね58により絶えずブロ
ツク供給方向へ付勢されている。
ブロツク16は、本体1に取着されたブロツク
装填フレーム59に形成した装填路59aに沿つ
てバンド走行路Sに対して横方向から連接状態で
送込まれる。このブロツク供給位置は、初期位置
に対して整合した対応関係にあり、基準位置にあ
る支持体15の支持凹部18へブロツク16を供
給可能となつている。
なお、60は、ブロツク16の戻りを規制する
ばね付勢された逆止爪である。
61はバンド先端部の通過ならびに後述するよ
うに切断されたバンドの切断端部が待機位置Aへ
復帰したことを検出するレバーで、本体1に枢支
されるとともにスプリング62により付勢され、
その自由端部は支持体15及びガイドフレーム1
7を介してバンド走行路S内に進入し、待機位置
Aにあるバンドの先端部4aとブロツク16との
曲に介在している。この状態でレバー61はこれ
と共働するセンサ63に接し、これによりバンド
4が待機位置Aにあつて非通過状態であることが
検出されている。
前記待機位置Aは、初期位置にあるブロツク1
6よりも充分後方の位置に設定されている。
65は切断手段を構成するバンド切断用のカツ
タで、支持体15に案内支持され、バンド走行路
Sに対して横方向より進退自在となつている。6
6は基端部が支持体15に回動自在に枢支された
カツタ支持レバーで、その自由端部にカツタ65
が取付けられ、巻ばね67の付勢に抗して常時は
ストツパ68により不作動位置に保持されてい
る。
又、当該カツタ支持レバー66は、それに取着
されたカムローラ69を介してカツタ作動レバー
70に対応し、そのレバー70は、本体1に枢支
されるとともに空気圧作動のカツタ作動シリンダ
71に連結されている。
第3図及び第4図において、ここで使用される
結束具を部分的に拡大して示してあるが、第3図
に示すようにバンド4は、その一面に長手方向に
沿つて係止歯4bがラツク状に形成されるととも
に両側縁に沿つて歯4bと同高のリブ4cが形成
されている。
ブロツク16は第4図に示すように、破断しや
すいウエブ16aにより連接され、バンド走行方
向に沿つて貫通した態様でバンド挿通孔72が形
成されているとともに、その孔を区画する上下の
壁から係止部をなす係止爪16bが一体に突出形
成されている。
これらバンド4及びブロツク16は、例えば、
押出し、インジエクシヨン等の成型法による合成
樹脂の一体成型等で製作される。
次に、第5図ないし第11図にそれぞれ示す本
装置の作動構成図及び第12図a〜hにそれぞれ
示す本装置の空気圧作動回路図について、本装置
による一連の結束動作を説明する。
なお、第12図a〜hの各回路図中、矢印→は
加圧エアーの給気、矢印‐‐→は排気、の流れ方
向をそれぞれ示し、又、矢印は作動、矢印〓は
荷重状態での停止の動作状態をそれぞれ表わす。
不使用状態で、空気圧作動回路は、第12図a
の状態にある。すなわち、チヤツク100が開成
して外部の空気圧源101、たとえば、コンプレ
ツサあるいは工場等の既設エアー配管系に対して
非接続状態にある。
ここで、結束動作開始にあたつて、まず、チヤ
ツク100を閉成すると、第1図の状態となり、
回路は、第12図bに示すエアー接続状態とな
る。
すなわち、ガイド作動弁102がアキユムレー
タ103を介して作動し、ガイド作動シリンダ7
が不作動位置に移動して可動ジヨー3を開成し、
スライダ作動シリンダ31及びカツタ作動シリン
ダ71がそれぞれ原位置に位置する。このとき、
バンドセンサ63はバンド4が待機位置Aにあ
り、非通過状態であることを検出した状態に保た
れている。
第5図に示すように、電線等の被結束物Wが結
束位置8におかれると、図示しないトリガーレバ
ーの作動により、トリガー作動弁104が作動
し、回路は第12cの状態となる。
すなわち、ガイド作動シリンダ7が左側のエア
ー室14aからの加圧エアーの流出により不作動
位置より第1の作動位置に移動する。すなわち、
ピストン10がスプリング11の付勢で左へ移動
するが、スライダ12は当接ロツド13と当接し
た位置に留まる。これにより、作動リンク6を介
して可動ジヨー3が解放位置より第1のステツプ
をして図示の第1の案内位置である周回案内位置
へ回動し、両ジヨー2,3が被結束物Wのまわり
で円環状にガイド溝2a,3aを位置づける。そ
して、ガイド作動弁102が可動してエアーがサ
イレンサー105を接続したエアーモータ24の
正回転側に供給される。
これによつて、モータ24が送り方向へ正回転
駆動し、駆動プーリ21などを介してバンド4を
待機位置Aよりバンド走行路Sに沿つて前進させ
る。これにより、バンドセンサ63がバンドの通
過を検出する。バンド4は、ガイドフレーム17
より支持体15の支持凹部18内に支持されたブ
ロツク16の挿通孔72に挿通され、更に、前進
して送出し口33に入つてガイド部材45の上側
のガイド面45aにより案内され、両ジヨー2,
3に沿つて被結束物Wのまわりを周回し、その先
端部4aが再び送出し口33に戻る際にガイド部
材45の下側のガイド面45bにより案内され、
送出し口33を出てブロツク16に入る直前の近
傍位置に達する。
ここで、回路は第12図dの状態となり、バン
ドの先端部4aの戻りがバンドセンサ36で検出
され、その検出信号をうけてバンド作動弁106
が作動して、モータ24の駆動が停止するととも
に、次いでガイド作動シリンダ7が更に第6図で
示す第2の作動位置まで移動する。
すなわち、加圧エアーがガイド作動シリンダ7
の右側のエアー室14bに付与され、ピストン1
0とともにスライダ12もロツド13を離れて左
へ移動し、第2の作動位置を占める。これは、加
圧エアーがバンド作動弁106及びリターン作動
弁107を介してシリンダ7に供給されることに
よりなされる。
これにより、可動ジヨー3は第2の案内位置で
ある押込み位置へ更に回動し、バンドの先端部4
aをブロツク16の挿通孔72内へ押込み、そこ
でブロツク16の係止爪16bで係止固定する。
以上の動作において、バンド4は、第7図に示
すように、矢印Fに沿う前進走行時には、ブロツ
ク16の上下の係止爪16bから等距離にある中
心位置X−Xを通過するように、ガイドフレーム
17によりブロツク16の近傍まで案内されてい
るので、前進方向Fと逆方向に突出した両係止爪
16bとの干渉が避けられる。
又、バンドの先端部4aがブロツク16の近傍
まで矢印Rに沿つて戻つてきた際、この位置から
ブロツク16の挿入孔72に入るためには、既に
挿入されているバンド4の基端部を上法に押上げ
る強制力が必要で、その力が可動ジヨー3の押込
み位置への回動で与えられ、第8図で示すよう
に、積極的に押込まれて、バンド4の基端側が中
心位置X−Xより上方へ偏位し、先端部4aと共
に対応する係止爪16bに確実に係合する。そし
て、先端部4aは、もはやその係止位置から抜け
出すことがない。
なお、支持体15のブロツク支持凹部18とカ
ツタ挿入孔19との曲の上下の壁部15b,15
cの内、上部の壁部15b、つまりバンドの基端
部が押上げられる側の端部は、当該基端側が上方
に移動しやすいように、切欠け15dを形成して
短くなつている。
上記第8図の状態からバンド4の基端側を矢印
Pに沿つて引締めることにより、バンド4は先端
部4aをブロツク16内に残し、係止状態のまま
スライド移動し、バンドの緊締がなされる。
すなわち、バンド4をしぼつて被結束物Wに対
して緊締させる動作に移る際、バンド走行路S内
に位置するガイド部材45が、第9図に示すよう
に矢印方向に沿つてその走行路Sより退避する。
そして、回路は第12図eの状態となる。このガ
イド部材45の退避動作は、リターン作動弁10
7の作動によりスライダ作動シリンダ31が原位
置より移動し、スライダ30がストロークの始端
位置より矢印方向に支持体15のカム溝46の他
端に係合するまで移動することによりなされる。
この間、カムローラ47がレバー48の平坦なカ
ム縁49bに係合してレバー48をスプリング5
0に抗して回動位置に保持し、カムローラ52と
カム溝56の共働によりレバー54が回動し、ガ
イド部材45の回避動作がなされる。
次いで、シリンダ31が作動を継続して、スラ
イダ30が更に左方向へ移動し、支持体15を基
準位置から被結束物W方向へ第10図に示す前進
位置に移動させる。
すなわち、これにより、ブロツク16が初期位
置より被結束物Wに近接した図示の結束位置へと
前方へ運ばれる。この間、エアーモータ24に
は、逆転作動弁108の作動により加圧エアーが
その逆転側に供給されるので、逆転駆動して駆動
プーリ21等を矢印で示す方向へ駆動して、バン
ド4の基端側を引張る。これにより、被結束物W
上にバンド4が強く緊締した状態となる。
前述のブロツク16の結束位置への移動は、少
なくとも、バンド4の引締め動作完了前になされ
る。
なお、この支持体15が前進する動作と対応し
て、同時的に、可動ジヨー3がバンドと係合しな
い解放位置に移動して、支持体15の前進時にル
ープ状のバンドとの干渉を回避する。
すなわち、加圧エアーがリターン作動弁107
を介し、シヤトル弁109の切換動作により、ガ
イド作動シリンダ7に供給され、当該シリンダが
不作動位置に戻される。
又、スライダ30の左方向への移動によりカム
ローラ42との係合で、リンク41を介してセン
サレバー35が回動して支持体15の移動通路外
に出る。
これと同時に、カツタ44が作動してブロツク
のウエブ16a(第4図)を切断し、支持体15
に支持されたブロツク16を後続のブロツクより
切離す。当該カツタ44の作動方向は第9図に矢
印Qで示してある。
なお、このカツタ44に代えて、支持体15の
前進移動時に本体との摺動縁部分でウエブを引き
切るように構成することも可能でカツタ44を不
要としうる。
なお又、ガイド爪34は、支持体15により移
動通路外に押し出される。
引締められたバンド4の張力が増大し、被結束
物Wの緊締が充分強くなると、それに応じてテン
シヨンローラ25を介して揺動プレート26が図
示しないテンシヨンスプリングの付勢に抗して原
位置より時計方向に回動する。そして、所定の緊
締力がえられた状態までプレート26が回動する
と、リーフスプリング28を介してセンサ29が
動作し、これによりカツタ65の切断動作が開始
され、回路は第12図fの状態になる。
すなわち、テンシヨンセンサ29の検出動作に
より、それが切換わつたシヤトル弁112を介し
てカツタ作動弁110に伝達され、当該作動弁1
10が作動する。そして、カツタ作動シリンダ7
1が原位置より移動して第11図に示すように、
カツタ作動レバー70を回動する。
これにより、カツタ支持レバー66がカム作動
してカツタ65を不作動位置より作動し、結束位
置にあるブロツク16のすぐ後側近傍の位置で、
バンド4を基端側から切断する。
この切断で、バンドの基端側がゆるみ、テンシ
ヨンローラ25が図示しないテンシヨンスプリン
グの付勢により原位置に復帰し、この勢いでバン
ド4の残された基端側の切断端部は第11図に鎖
線で示す位置Bまで後退する。
しかし、この位置Bでは、未だ、切断されて残
されたバンドの先端部4a、すなわち切断端部が
ブロツク供給位置より前方に位置し、次位のブロ
ツク16の進入路を閉鎖した干渉位置状態にあ
る。
従つて、更にモータ24を逆転駆動して切断さ
れたバンドの先端部4a、すなわち切断端部をブ
ロツク供給方向よりも後方の当初の待機位置Aま
で引戻す。すなわち、モータ24がここにおいて
バンド引戻し手段を果す。
これが第12図gの回路で示されており、テン
シヨンセンサ29が復帰し、これにより、カツタ
作動弁110が復帰する。そして、加圧エアーが
エアーモータ24の逆転側に再び供給され、バン
ド4が更に引戻される。
そして、切断端部が待機位置Aまで戻ると、第
12図hの回路状態となる。
すなわち、バンドの切断端部の戻りがバンドセ
ンサ63で検出され、この検出信号が、切換わつ
たシヤトル弁112を介してカツタ作動弁110
に伝達され、カツタ作動弁を作動側に切換えてモ
ータ24のエアー供給を停止し、結束動作を終了
する。
そして、トリガーレバーを解放することによつ
て、支持体15も前進位置より基準位置へ後退し
て被結束物Wに結束した結束具より離れ、すべて
が原位置状態に復帰して1回の結束動作が完了
し、回路は第12図bの状態に戻る。
これにより、ブロツク送りレバー48もスプリ
ング50の作用で復帰し、この間、送り爪57
で、1個分のブロツク16を支持体15の支持凹
部18内に供給し、次の結束動作に備える。
以上のようにして、結束具の案内ならびに駆動
の一連の結束動作が、手動操作を介在させること
なく自動的になされる。従つて、当該装置を工場
などにおいて自動化機械に組込んで結束の自動化
システムを構成することが容易である。
又、第12図に示した空気圧作動回路中、カツ
タ作動弁110に対してテンシヨンセンサ29と
バンドセンサ63とをシヤトル弁112を介して
接続したので、この部分において回路配管の節約
を図ることができた。
以上、一実施例を図面について説明したが、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。
例えば、本装置では作動に空気圧を利用したの
で、供給源を既設のエアー配管等より容易に得る
ことができるとともに作業環境に対する安全性の
点で望ましいが、これ以外に、各種ソレノイドを
利用した電磁作動式等、他の作動方式も採用し得
る。
又、結束具は、図示の構造以外にブロツクの挿
通孔が単一構成でなく中間に仕切壁があつて、そ
の壁の上下面に各係止爪を形成した構造のものも
使用可能である。
更に、ガイド部材45は、バンドの進行方向
が、実施例の場合、被結束物Wの中心に向つてい
る構成のため用いられているが、その進入方向を
結束物Wの接線方向に沿うような構成とすれば、
これを省略した構成も可能である。
(発明の効果) 以上のように、本発明では、バンドを被結束物
のまわりに周回させるとともにバンド先端部をブ
ロツクの挿通孔に差戻す際には、ブロツクを被結
束物より離れた初期位置に位置決めし、バンド走
行に支障のないようにし、バンド引締めに際し
て、そのバンド引締め動作の完了前にブロツクを
被結束物に近接した結束位置まで初期位置より移
動させるようにしたので、被結束物とブロツクと
の間にバンドのループのゆるみが生ぜず、確実な
結束動作を果し得るとともに一連の結束動作の自
動化が容易となる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例の結束装置を、結束動作前の
原位置状態で示す要部縦断面図、第2図は第1図
の2−2線に沿う要部平断面図、第3図及び第4
図は結束具のバンド及びブロツクのそれぞれの部
分拡大斜視図、第5図及び第6図は可動ジヨーが
第1及び第2の作動ステツプにそれぞれある状態
で示す要部縦断面図、第7図及び第8図はブロツ
クに対するバンドの挿入態様をそれぞれ説明する
ための要部拡大断面図、第9図はバンドガイド部
材の退避の作動態様を示す要部平断面図、第10
図は結束作動の態様を示す要部縦断面図、第11
図はバンドの切断動作の態様を示す要部平断面
図、第12図は本装置の空気圧作動回路を各動作
態様について示すもので、aはエアー非接続状
態、bはエアー接続による結束動作開始状態、c
は結束バンド送り動作状態、dはバンド送り終了
状態、eはバンド引締め動作状態、fはバンド切
断動作状態、gはバンド引戻し動作状態、hは結
束動作終了状態を表わす。 1:装置本体、2:固定ジヨー、3:可動ジヨ
ー、4:バンド、7:ガイド作動シリンダ、1
5:支持体、16:結束ブロツク、21:駆動プ
ーリ、24:可逆駆動エアーモータ、29:テン
シヨンセンサ、31:スライダ作動シリンダ、3
6:バンドセンサ、45:ガイド部材、48:ブ
ロツク送りレバー、63:バンドセンサ、65カ
ツタ、71:カツタ作動シリンダ、W:被結束
物、101:空気圧供給源、102:ガイド作動
弁、104:トリガー作動弁、106:バンド作
動弁、107:リターン作動弁、108:逆転作
動弁、109,112:シヤトル弁、110:カ
ツタ作動弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 結束バンドと、当該バンドを長手方向に沿つ
    て挿通させる挿通孔及び当該バンドを係止させる
    係止部とを有するとともに当該結束バンドとは別
    体のブロツクとよりなる結束具を用いて電線等の
    被結束物を結束する結束装置において、前記ブロ
    ツクを被結束物より離間した初期位置に位置決め
    支持する支持手段と、初期位置にあるブロツクの
    挿通孔を通つて延出されたバンドの先端部を被結
    束物を囲んで周回するごとく案内するとともに当
    該バンドの先端部をブロツクの挿通孔へ差戻すよ
    うに案内する環状ガイド手段と、当該環状ガイド
    手段に沿つてバンドを送出すバンド駆動手段と、
    バンドの基端部を被結束物から離れる方向へ移動
    させて当該バンドにより被結束物を緊締するバン
    ド引締め手段と、前記バンド引締め手段の動作完
    了前に前記ブロツクを初期位置から被結束物に近
    接した結束位置へ前記支持手段とともに移動させ
    るブロツク移動手段とよりなることを特徴とする
    電線等の結束装置。 2 環状ガイド手段は、バンドと係合して案内作
    用を果す案内位置と、バンドと係合しない解放位
    置との間で移動可能な可動部を備え、前記ブロツ
    ク移動手段による移動動作に対応して当該可動部
    を解放位置へ移動させるようにした特許請求の範
    囲第1項記載の電線等の結束装置。
JP9957286A 1986-04-30 1986-04-30 電線等の結束装置 Granted JPS62260621A (ja)

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JP9957286A JPS62260621A (ja) 1986-04-30 1986-04-30 電線等の結束装置

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JPS62260621A JPS62260621A (ja) 1987-11-12
JPH0375411B2 true JPH0375411B2 (ja) 1991-12-02

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