JPH0374A - 白血球吸着分離材 - Google Patents

白血球吸着分離材

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JPH0374A
JPH0374A JP1021188A JP2118889A JPH0374A JP H0374 A JPH0374 A JP H0374A JP 1021188 A JP1021188 A JP 1021188A JP 2118889 A JP2118889 A JP 2118889A JP H0374 A JPH0374 A JP H0374A
Authority
JP
Japan
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hydroxyapatite
leucocyte
adsorbing
fibrous substance
blood cells
Prior art date
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Pending
Application number
JP1021188A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Egawa
江川 和文
Shoichi Mori
森 省一
Masao Yoshizawa
吉沢 昌夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
Application filed by Tonen Corp filed Critical Tonen Corp
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Publication of JPH0374A publication Critical patent/JPH0374A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、白血球吸着分離材に関する。
[従来の技術] 従来より、輸血時の副作用防止のため、輸血血液からの
白血球の除去か行なわれている。また、白血球を生きた
まま分離し、これを感染症患者への輸血(Il1粒球)
やインターフェロンの製造(リンパ球)に用いることか
行なわれている。
従来の白血球の分離方法の1つとして粘着カラム法があ
る。この方法では、コツトン繊維やナイロン等の合成繊
維をカラムに充填し、これに全血を流通させて繊維に白
血球を吸着させることにより白血球を除去する。この方
法は簡便ではあるか、繊維に吸着された白血球の多くは
繊維に粘着し、a能低下を引き起こし、感染症患者への
輸血やインターフェロンの製造に用いることか困難であ
る。
また、従来の白血球の分離方法として、遠心分離法が知
られている。遠心分離法では血球成分の比重差を利用し
て遠心処理により各血球成分の分画を行なう、白血球の
機能低下は少ないが、顆粒球の純度は粘着カラム法の9
0%以上に対し240〜70%と低く、装置費用、簡便
さの点で難点がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、筒便で効率良く白血球を吸着分離する
ことができ、かつ、吸着された白血球の機能低下を実質
的に引き起こさない白血球吸着分離材を提供することで
ある。
[問題点を解決するための手段コ 本願発明者らは、鋭意研究の結果、ヒドロキシアパタイ
ト繊維状物か優れた白血球吸着効果を有することを見出
し本発明を完成した。
すなわち、未発Illは、ヒドロキシアパタイト繊維状
物から成る白血球吸着分離材を提供する。
[発明の効果] 本発明により、白血球の@著効率か高く、かつ、吸着後
の白血球の機能低下を実質的に山き起こさない白血球吸
着分離材が提供された。
[発明の詳細な説明] 本発明の白血球吸着分離材は1ヒドロキシアパタイト繊
維状物から成る。ヒドロキシアパタイト繊維状物を構成
するヒドロキシアパタイト繊維の直径は好ましくは1μ
履ないし30μ層、さらに好ましくは1に−ないしJo
jL量、最も好ましくは1IL11ないし2ルーである
。また、ヒドロキシアパタイト繊維状物は、バインダー
等を含まず、実質的にヒドロキシアパタイトのみから成
るものである。
本発明におけるヒドロキシアパタイト繊維状物自体は既
に公知であり、例えば特開昭63−284号公報に記載
されている。
本発明の繊維状成形物は不織布状、綿状、脱脂面状、ロ
ービング状等のいずれの形態にあってもよく、その目付
重量は特に限定されないか1通常S ge@”ないし5
0[t gem”、好ましくは20g/膳2ないし20
0 g/層2である。
本発明における繊維状物は、上記した特開昭63−28
4号公報に記載した方法により製造することができる。
本発明の白血球吸着分離材は、白血球を含む液体5例え
ば血液をこれと接触させることにより使用することがで
きる。該液体中の白血球の大部分は吸着分離材に吸着さ
れ、液体から除去される。
好ましい使用態様では、ヒドロキシアパタイト繊維状物
をカラムやシソンジのような、少なくとも2つの開口部
を有する容器に0.05 g/mlないし0.25 g
/■1程度の密度で充填し、これに白血球を含む液体を
流通させる。平均繊維径1pmないし2μmであるヒド
ロキシアパタイト繊維状物を用いる場合、下記実施例か
らも明らかなようにその充填率は0.08 g/mlな
いし0.2 g/ml以下であることが好ましい、全血
を処理する場合、ヒドロキシアパタイト繊維状物の充填
量は処理血液量に応じて血液100 cc当りIgない
し2g程度である。
また、血液な流通させる場合の流速は特に限定されない
が1通常5鋤1/分ないし501/分、好ましくは10
1/分ないし30 ml/分程度である。
液体の流通は、自然滴下により、又はマイクロフィーダ
ー等で強調的に流通させることかできる。また、血液を
処理する場合には、血液をヘパリン等で抗凝血処理して
おくことが望ましい。
本発明の白血球吸着分離材に上記のようにして血液を流
通させると、血液中の白血球か吸着除去され、白血球除
去面及び機能低下していない白血球を得ることかできる
。白血球除去向は、白血球を必要としない成分輸血に用
いることがてき、また、機能低下していない白血球は、
感染症患溝への成分輸血やインターフェロンの製造に用
いることができる。
以下、本発明を実施例に基づきより具体的に説明する。
もっとも1本発明は、下記実施例に限定されるものでは
ない。
[実施例] よ」目1ユ ヒドロキシアパタイト繊維状物の製造 ヒドロキシアパタイト30重量%、バインターとしての
プルランを18重量%含む水性スラリーを、細孔を有す
る複数個の溶融体紡糸ノズルを輻方向に直線的に配列し
たダイスよりギアーポンプによって押出すと同時に、該
ノズルの周囲に配置されたエアーノズルから気体速度2
50−/秒。
室温の空気を噴出させて微細ファイバー流を形成し、こ
れを回転するネットトラムに捕集してヒドロキシアパタ
イト繊維状物を得た。IiIられた繊維状物を900°
Cの温度で1時間焼成した。以上の操作により、繊#I
径IJL烏ないしl Ogmのヒドロキシアパタイト繊
維状物を得た。
実施例2 実施例1て得られたヒドロキシアパタイト繊維状物2.
5gを5011シリンジに0.25 g/膳Iの割合て
充填し、これにメンヨウ保存血(51ttのアルセハー
氏液含有)301で自然滴下により通過させた。通過後
の血液中の白血球及び赤血球数を計数し、通過前の血液
と比較したところ、白血球は約97%か除去され、一方
、赤血球は3%除去されたのみであった。このことから
1本発明の白血球吸着分離材は、白血球を選択的に吸着
することかわかる。さらに1吸着された白血球をW4微
鏡にて観察したところ、繊維に粘着して変形することな
く、原形を保った状!息で認められた。
実施例3 実施例1で得られたヒドロキシアパタイト繊維状物2.
Ogを5011シリンジに0.18 g/lの割合て充
填し、実施例2て用いたメンヨウ保存血301をマイク
ロフィーターを用い1.3 cc/sin、の割合で通
過させた。通過後の血液中の白血球及び赤血球数を計数
し、通過前の血液と比較したところ、白血球は約92%
が除去され1一方、赤血球は全く除去されていなかった
。このことから、本発明の白血球吸着分離材は、白血球
を選択的に吸着することかわかる。さらに、吸着された
白血球をm微鏡にて観察したところ、繊維に粘着して変
形することなく、原形を保った状態で認められた。
実施例4 ヒドロキシアパタイト繊維状物の製造 ヒドロキシアパタイト22重量%、バインダーとしての
プルランを14i1i1%含む水性スラリーを、細孔を
有する複数個の溶融体紡糸ノズルを幅方向に直線的に配
列したダイスよりギアーポンプによって押出すと同時に
、該ノズルの周囲に配置されたエアーノズルから気体速
度300膳/秒室温の空気を噴出させて微細ファイバー
流を形成し、これを回転するネットトラムに捕集してヒ
ドロキシアパタイト繊維状物を得た。得られた繊維状物
を900℃の温度で1時間焼成した。以」―の操作によ
り、繊維径1g−ないし2終−のヒドロキシアパタイト
繊維状物を得た。
実施例5 実施例4で得られたヒドロキシアパタイト繊維状物0.
25gを101シリンジに0.08g/mlの割合で充
填し、これにメンヨウ保存血(等丑のアルセハー氏液含
有)301を自然滴下により通過させた。通過後の血液
中の白血球及び赤血球数を計数し、通過前の血液と比較
したところ、白血球は約98%が除去され、一方、赤血
球は3%除去されたのみであった。
実施例6 実施例4で(1られたヒドロキシアパタイト繊維状物0
.25gを1011シリンジに0.05g/mlの割合
で充填し、実施例5と同様にメンヨウ保存血3〇−1を
自然滴下により通過させた。通過後の血液中の白血球及
び赤血球数を計数し、通過前の血液と比較したところ、
白血球は約58%が除去され。
一方、赤血球は100%か通過していた。
実」11ヱ ヒドロキシアパタイト繊維状物の充填割合を0.3g/
mlにしたことを除いて実施例5と同様にして分離を行
なった6通過後の血液中の白血球及び赤血球数を計数し
1通過前の血液と比較したところ、白血球は約lυ0%
か除去されたものの赤血球の通過率は約68%に低下し
た。
以上かられかるように、乎均繊鹸径1psないし2μ園
の極細ヒドロキシアパタイト繊維状物を用いた場合、ヒ
ドロキシアパタイト繊維状物の充1:A率を0.(18
g/mlないし0.2 g/s+lの範囲にすることに
より赤血球の損失の少ない状態で白血球除去面が得られ
る。充填率か0.08 g/ml 1!ドであれば白血
球除去率か低下する。一方、充填率か0.2g71以上
であれば赤血球の損失が多くなる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒドロキシアパタイト繊維状物から成る白血球吸
    着分離材。
  2. (2)前記ヒドロキシアパタイト繊維状物の平均繊維径
    は1μmないし30μmである請求項1記載の白血球吸
    着分離材。
  3. (3)前記ヒドロキシアパタイト繊維状物の平均繊維径
    は1μmないし2μmである請求項1記載の白血球吸着
    分離材。
  4. (4)前記ヒドロキシアパタイト繊維状物は分離用容器
    に0.08g/mlないし0.20g/mlの密度で充
    填される請求項3記載の白血球吸着分離材。
JP1021188A 1988-12-31 1989-01-31 白血球吸着分離材 Pending JPH0374A (ja)

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JP1021188A JPH0374A (ja) 1988-12-31 1989-01-31 白血球吸着分離材

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JP63-333918 1988-12-31
JP33391888 1988-12-31
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