JPH0374398B2

JPH0374398B2 -

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Publication number: JPH0374398B2
Application number: JP57158962A
Authority: JP
Priority date: 1982-09-14
Filing date: 1982-09-14
Publication date: 1991-11-26
Also published as: JPS5949593A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はカラオケ装置及びジユークボツクスに
関する。

カラオケ装置及びジユークボツクスは娯楽のた
め広く用いられている。然しながら従来公知のこ
れらの装置は主としてカセツトテープ又はレコー
ドを利用したものであるため、装置が大型となる
ばかりでなく。選曲に多少とも時間が掛り、その
上、音調の変更やメロデイとコードの音量を個別
に調節すること等が不可能であり、そのため音楽
的レベルの異なる不特定多数の使用者の要求を総
て満たすことは不可能であつた。

本発明は叙上の観点に立つてなされたものであ
つて、その目的とするところは、装置が小型であ
り、瞬間的に選曲でき、而も、随時音調を変更で
き、且つ、メロデイとコードの音量を個別に調節
することが可能であつて、そのため如何なる音楽
的レベルの使用者の要求をも充足できるカラオケ
装置及びジユークボツクスを提供することにあ
る。

尚、本明細書で、カラオケ装置とはマイクロホ
ンとその入力の放送装置とを具備した歌唱のため
の伴奏音楽の自動演奏装置を指すものとし、ジユ
ークボツクスとは有料の音楽自動演奏装置を指す
ものとする。

以下、図面を用いて本発明の詳細を説明する。

第１図は本発明に係るカラオケ装置の構成を示
す回路図、第２図はその音楽回路の構成を示す回
路図である。

而して、図中１はCPU、２は選曲装置、３は
リードオンリイメモリ（以下、RAMという。）、
４は料金徴収装置、５はリズム発生回路、６は音
楽回路、７はマイクロホン、８はプリアンプ、９
は混合回路、１０は増幅器、１１はスピーカ、１
２はオプシヨンとして設けられる電子音楽演奏用
のキーボードである。

CPU１は、選曲装置２、RAM３、料金徴収装
置４、リズム発生回路５及びキーボード１２と結
合されており、選曲装置２、料金徴収装置４及び
キーボード１２からに信号に応動し、予め定めら
れたプログラムに従つて作動し、音楽演奏に必要
な情報を発生し、リズム発生回路５及び音楽回路
６を制御する。

選曲装置２は、演奏すべき曲を指定する押しボ
タンスイツチ２−１、２−１、メロデイ及びコー
ドの音量調節用つまみ２−２、２−３、音階指定
押しボタンスイツチ２−４、演奏速度指定用つま
み２−５並びにクレジツト表示器２−４を有し、
それらの情報をCPU１に伝達する。

ROM３には、多数の楽曲の演奏に必要なプロ
グラム並びにメロデイ、コード、音質、リズム、
その他楽曲の演奏に必要なデータが記録されてい
る。

リズム発生回路５は、指定される楽曲に適合
し、且つ、演奏速度指定用つまみ２−５の設定値
により修正された速度でリズムを発生させ、音楽
回路６を制御するCPU１の出力パルスの速度又
はタイミングを調節する可変速バツフアレジスタ
若しくはパラレルシリアル変換器である。

音楽回路６は、第２図に示す如く、音階発生回
路１３と音色調整回路１４とから成り、リズム発
生回路５を介してCPU１から与えられる制御信
号に応動して指定された楽曲を演奏するため必要
なオーデイオ信号を発生するものである。

音階発生回路１３は、正弦波発生回路１５、音
調発生回路１６乃至２７から成る。音調発生回路
１６乃至２７の構成はいずれも全く同一であるの
で、ここでは同１６の構成のみについて説明す
る。

而して、１５−１，１６−２，１６−３，１６
−４，１６−５，１６−６，１６−７，１６−８
はいずれも周波数逓降回路、１６−１１，１６−
１２，１６−１３，１６−１４，１６−１５，１
６−１６，１６−１７，１６−１８，１６−１９
はいずれも制御ゲートである。

而して、これらの音調発生回路１６乃至２７の
入力周波数はれぞれ、c⁵，C⁵＃，d⁵，d⁵＃，e⁵，
f⁵，f⁵＃，g⁵，g⁵＃，a⁵，a⁵＃及びh⁵であり、こ
れらにより12平均率音階の振動数を有する正弦波
が得られるよう構成されている。

制御ゲート１６−１０乃至２７−１８は、リズ
ム発生回路５からの制御パルスにより所望のリズ
ムを以て開閉制御され、これにより、所望の楽器
の音色を合成し、メロデイ及びコードを奏でる為
必要な基本周波数及び高調波の正弦断続波が得ら
れ、これらは、音色調整回路１４により楽音に変
換される。

而して、これらのデータは、基本的にはRAM
３に記録されているものであるが、必要に応じて
選曲装置２のメロデイ及び音量調節用つまみ２−
２，２−３、音階指定押しボタン２−４、演奏速
度指定用つまみ２−５の設定値に応じて修正使用
されるものである。

音色調整回路１４は、変調器選択回路２８、変
調器２９乃至４２、減衰器選択回路４３、減衰器
４４乃至５１及び混合回路５２から成る。尚、本
実施例では、混合回路５２は混合回路９を兼ねて
おり、又、複数の増幅器１０及びスピーカ１１が
使用されている。

変調器２９乃至４２はそれぞれ予め定められた
立上り、持続、減衰、振動等を有する包絡波形に
よりそれぞれの入力正弦波を振幅変調する回路で
あり、減衰器４４乃至５１はそれぞれ所定の減衰
比を有する減衰器である。

而して、制御ゲート１６−１０乃至２７−１８
の内、リズム発生回路５の出力により開かれたも
のを通過した正弦波は、それぞれ変調器選択回路
２８により選択された変調器を通過し、それぞれ
所望の音響波形を与えられ、次いで減衰器選択回
路４３により選択された減衰器により所望の振幅
比に減衰された後、混合回路５２により混合さ
れ、これにより、所望の音楽を再生し得るオーデ
イオ信号が得られるものである。

CPU１から、リズム発生回路５を介して音楽
回路６に与えられる信号は、メロデイ及びコード
を演奏するため必要な、各音毎の周波数選択信
号、変調器選択コード、減衰器選択コード、を含
んでおり、これにより、RAM３に記録された楽
曲のなかから、選曲装置２の押しボタン２−１，
２−１により選択された楽曲が演奏される。

従つて、この音楽を伴奏とし、マイクロホン７
を用いて唄を歌えば、この装置をカラオケとして
利用できるものである。

このとき、選曲装置２の音量調節用つまみ２−
２，２−３を廻し、それぞれの音量を適宜設定す
ることにより、メロデイとコードの音量が別々に
設定されるので、歌い手の音楽的レベルに適合し
た伴奏が可能となるる。尚、上記の音量調節用つ
まみ２−２，２−３に加えて、更に音階指定押し
ボタンスイツチ２−４、演奏速度指定用つまみ２
−５を適宜調節すると更に微妙な調整が可能とな
るものである。

上記には、本発明の一実施例として、業務用の
有料カラオケ装置を示したが、これから料金徴収
装置４を取り去り家庭用とすることも可能であ
り、又、マイクロホン７及びプリアンプ８を取り
外せばジユークボツクスとして利用できることは
既に自明であり、説明の要はないであらう。

而して、本発明をジユークボツクスに応用すれ
ば、これに合せてダンスをしたり、合唱、合奏を
する際等に於て、使用目的と使用者の技量に適合
した音楽を提供し得るものである。

本発明は叙上の如く構成されるから、本発明に
よるときは、楽曲の記録媒体が小型であり、従つ
て場所を取らず、瞬時に選曲ができ、且つ、使用
者のレベルに適合した伴奏音楽を提供し得るカラ
オケ装置及びジユークボツクスを提供し得るもの
である。

尚、本発明の叙上の実施例に限定されるもので
なく、特に回路各部の構成は広く公知のものを利
用して本発明の目的の範囲内で自由に設計変更し
得るものであり、本発明はそれらの総てを包摂す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカラオケ装置の構成を示
す回路図、第２図はその音楽回路の構成を示す回
路図である。１……CPU、２……選曲装置、２−１……選
曲用押しボタンスイツチ、２−２……メロデイ用
音量調節用つまみ、２−３……コード用音量調節
用つまみ、２−４……音階指定押しボタンスイツ
チ、２−５……演奏速度指定用つまみ、２−６…
…クレジツト表示器、３……RAM、４……料金
徴収装置、５……リズム発生回路、６……音楽回
路、７……マイクロホン、８……プリアンプ、９
……混合回路、１０……増幅器、１１……スピー
カ、１２……キーボード、１３……音階発生回
路、１４……音色調整回路、１５……正弦波発生
回路、１６〜２７……音調発生回路、２８……変
調器選択回路、２９〜４２……変調器、４３……
減衰器選択回路、４４〜５１……減衰器、５２…
…混合回路。

Claims

【特許請求の範囲】１下記(a)項乃至(j)項記載の構成要素から構成さ
れることを特徴とするカラオケ装置。 (a) 下記の構成要素ｂ乃至ｄと結合され予め定め
られたプログラムに従つて作動し、これらの構
成要素との間で情報の授受を行うセントラルプ
ロセツシングユニツト。（以下、CPUという。） (b) 演奏さるべき楽曲を指定し得るキーボードを
具備し、その入力データをCPUに伝達する選
曲装置。 (c) 多数の楽曲を演奏するため必要なデータが記
録され、必要に応じてCPUによりそれらのデ
ータが読み出されるメモリ。 (d) それぞれ異なつた周波数を有する複数の音調
発生回路と音色調整回路とを具備し、CPUか
らの制御信号に応動して指定された楽曲を演奏
するため必要なオーデイオ信号を発生する音楽
回路。 (e) CPUの音楽回路制御出力のタイミングを制
御するリズム発生回路。 (f) マイクロホン。 (g) マイクロホンの出力と音楽回路の出力を混合
する混合回路。 (h) 混合回路の出力を増幅する増幅器。 (i) 増幅器の出力により駆動されるスピーカ。 (j) 上記構成要素の総てを収納するキヤビネツ
ト。２選曲装置が、演奏さるべき楽曲の外にメロデ
イ及びコードの音量を個別に指定し得るキーボー
ドを具備する特許請求の範囲第１項記載のカラオ
ケ装置。３下記(a)項乃至(k)項記載の構成要素から構成さ
れることを特徴とするカラオケ装置。 (a) 下記の構成要素ｂ乃至ｄと結合され予め定め
られたプログラムに従つて作動し、これらの構
成要素との間で情報の授受を行うCPU。 (b) 演奏さるべき楽曲を指定し得るキーボードを
具備し、その入力データをCPUに伝達する選
曲装置。 (c) 多数の楽曲を演奏するため必要なデータが記
録され、必要に応じてCPUによりそれらのデ
ータが読み出されるメモリ。 (d) それぞれ異なつた周波数を有する複数の音調
発生回路と音色調整回路とを具備し、CPUか
らの制御信号に応動して指定された楽曲を演奏
するため必要なオーデイオ信号を発生する音楽
回路。 (e) CPUの音楽回路制御出力のタイミングを制
御するリズム発生回路。 (f) マイクロホン。 (g) マイクロホンの出力と音楽回路の出力を混合
する混合回路。 (h) 混合回路の出力を増幅する増幅器。 (i) 増幅器の出力により駆動されるスピーカ。 (j) 常時は上記構成要素の中の少なくとも一つの
構成要素の作動を抑制若しくは停止し、規定の
硬貨又はそれに替るトークンマネが投入された
ときこれを検知して、作動を抑制若しくは停止
された上記構成要素の作動を完成ならしめる料
金徴収装置。 (k) 上記構成要素の総てを収納するキヤビネツ
ト。４選曲装置が、演奏さるべき楽曲の外にメロデ
イ及びコードの音量を個別に指定し得るキーボー
ドを具備する特許請求の範囲第３項記載のカラオ
ケ装置。５下記(a)項乃至(i)項記載の構成要素から構成さ
れることを特徴とするジユークボツクス。 (a) 下記の構成要素ｃ乃至ｄと結合され予め定め
られたプログラムに従つて作動し、これらの構
成要素との間で情報の授受を行うCPU。 (b) 演奏さるべき楽曲を指定し得るキーボードを
具備し、その入力データをCPUに伝達する選
曲装置。 (c) 多数の楽曲を演奏するため必要なデータが記
録され、必要に応じてCPUによりそれらのデ
ータが読み出されるメモリ。 (d) それぞれ異なつた周波数を有する複数の音調
発生回路と音色調整回路とを具備し、CPUか
らの制御信号に応動して指定された楽曲を演奏
するため必要なオーデイオ信号を発生する音楽
回路。 (e) CPUの音楽回路制御出力のタイミングを制
御するリズム発生回路。 (f) 音楽回路の出力を増幅する増幅器。 (g) 増幅器の出力により駆動されるスピーカ。 (h) 常時は上記構成要素の中の少なくとも一つの
構成要素の作動を抑制若しくは停止し、規定の
硬貨又はそれに替るトークンマネが投入された
ときこれを検知して、作動を抑制若しくは停止
された上記構成要素の作動を完成ならしめる料
金徴収装置。 (i) 上記構成要素の総てを収納するキヤビネツ
ト。