JPH0373750A - 記録紙へのカール付け装置及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成
装置の画像形成部に記録紙を供給する装置に関する。

（従来の技術） ファクタくり等の記録紙はローラ状に巻かられたローラ
紙から構成されているため、該ローラ紙を回転させその
一部を外方に取り出した場合、この部分は巻かれていた
方向にカールする性質を有している。従ってローラ紙に
転送画像を記録する場合、ローラ紙に形成されているカ
ールを除去してやる必要かあるか、このためにはこのロ
ーラ紙を巻かれていた方向と逆向きカールさせてやれば
よい。

以上のカール付け装置の一例として特公昭６０−４４２
１７号公報に示されるものかある。これは第３図に示さ
れる如きものであり、２組の一定方向に回転する第１、
第２ＷＩ送ローラ対１００゜１０１と、該第１、第２搬
送ローラ対１００゜１０１間に記録紙搬送ガイド１０２
を有するカール矯正ローラＬ０３を配設したもので、第
１４１１送ローラ対１００の周速度より、第２搬送ロー
ラ対１０１の周速度を速くし、且つ第１搬送ローラ対ｌ
ＯＯによる記録紙Ｐの摩擦係数を第２４ｆｆ送ローラ対
１０１の記録紙Ｐの摩擦係数より小さくして、記録紙Ｐ
をカール矯正ローラ１０３に押し付けることにより、記
録紙Ｐにカールを与えるものである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら以上の如き従来技術では装置が複雑となり
大型化するという不都合があった。また第２搬送ローラ
対１０１が第１Ｗ１送ローラ対１００に対して記録紙Ｐ
を引っ張るように作用し、該記録紙Ｐをカール矯正ロー
ラ１０３に押圧させるため、記録紙Ｐに皺が生じ易いと
いう欠点かあった。

また電子写真法を採用する複写機等において、像担持体
と、該像担持体上の像にタイミングを合せて記録紙を搬
送する給紙装置との間に、小型の記録紙のカール付け装
置を設置すれば、該記録紙カール付け！置により記録紙
を像担持体外表面の湾曲方向とは逆歩行にカールさせる
ことにより転写後像担持体から記録紙を容易に分離でき
るというメリットもある。

本発明は上記問題等に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、簡単かつ小型で記録紙に皺を生じさせるこ
とのない記録紙へのカール付け装置を提供することであ
り、且つこの記録紙のカール付け装置を利用して像担持
体から記録紙を容易に分離できる画像形成装置を提供す
るにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成すべく本発明は、湾曲した記録紙搬送ガ
イドと、該記録紙搬送ガイドの湾曲面内に一定の隙間を
有して配設され記録紙搬送速度と同一の周速度で回転す
るカール付けローラとで構成され、記録紙に一定方向の
カールを形成することを特徴とする。

また本発明は、像担持体と該像担持体上の像にタイミン
グを合せて記録紙を搬送する給紙装置とを有する画像形
成装置において、像担持体と該像担持体への給紙装置と
の間に、湾曲した記録紙搬送ガイドと、該記録紙搬送ガ
イドの湾曲面内に一定の隙間を有して配設され記録紙の
搬送速度と同一の周速度で回転するカール付けローラと
で構成される記録紙へのカール付け装置を配設し、記録
紙を像担持体の湾曲方向と逆方向にカールさせることを
特徴とする。

（作用） 第１発明によれば、一定速度で回転するカール付けロー
ラと該カール付けローラとの間に一定の隙間を有して配
設される記録紙搬送ガイドとの間に記録紙を送り込むだ
けて記録紙に一定方向のカールを与えることかできる。

また第２発明によれば、記録紙のカール付け装置を像担
持体と該像担持体への給紙装置との間に配設し、記録紙
へのカール付け装置を通った記録紙を像担持体の湾曲方
向と逆方向にカールさせるようにしているため、この記
録紙に像担持体上の像か転写され、この記録紙が像担持
体図りに電気的に吸着されようとしても、この記録紙は
比較的容易に像担持体から分離することができる。この
ため記録紙を像担持体から分離する場合に、記録紙上の
像が再び像担持体の方へ移動するといった再転写の現像
は生じず、記録紙上に良好な画像を形成できる。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は複写機の断面図を示すものであり、１は像担持
体である感光ドラムであり、該感光ドラムｌの回りには
一次帯電器２、現像器３、転写帯電器４１分分離帯電器
６クリーニング器６か配設されている。また感光トラム
１の給紙側にはカセット７、給紙ローラ８、搬送ローラ
９、レジストローラ１０が配設され、感光ドラムｌの排
紙側には搬送へルト１１．定着器１２等が配設されてい
る。また感光ドラムｌ上方には原稿載置ガラス１３、ラ
ンプ１４、ミラー１５，１６，１７゜１８．１９，２０
、ズームレンズ２１等からなる画像スキャナユニットが
配設され、原稿載置ガラス１３上の原稿像をランプ１４
、ミラー１５゜１６．１７により走査して、該走査によ
って得られる画像光りをズームレンズ２Ｌミラー１８゜
１９．２０を介して感光ドラムｌ上に露光している。

即ち一次帯電器２により一様帯電−された感光トラム１
上に画像光りが露光され静電潜像が形成されると、該静
電潜像は現像器３内の現像剤（トナー）を介して現像さ
れてトナー像に変えられる。該トナー像は転写帯電器５
を介して記録紙Ｐ上に転写される。転写の終了した感光
ドラムはクリーニング器６（よりその残留トナーがクリ
ーニングされ、以後同様に作業が繰り返される。

一方力セット７中の記録紙Ｐは給紙ローラ８により１枚
ずつ取出され、搬送ローラ９を介してレジストローラ１
０に送られる。この記録紙Ｐはこのレジストローラ１０
にてタイミングを合されて感光トラムｌのトナー像の方
へ搬送され、転写帯電器５によりこの記録紙Ｐ上にトナ
ー像が転写される。そして転写の終了した記録紙Ｐは分
離帯電器６を介して感光ドラム１から分離された後、搬
送ベルト１１を介して定着器１２に送られ、該定着器１
２によりそのトナー像が永久像としてこの記録紙Ｐ上に
定着される。

ここで感光トラム１上のトナー像は一定の電荷（例えば
プラス電荷）を有しているため、このトナー像を記録紙
Ｐに転写する場合、該記録紙Ｐには転写帯電器５により
マイナス電荷が与えられる。このため感光ドラムｌ上の
トナー像は記録紙Ｐ上に移動し吸着されるが、該移動、
吸着が完全でない場合、記録紙Ｐはトナー像（一部のも
の）を介して感光ドラム１上に電気的に付着した状態と
なる。そこで分離帯電器６により記録紙Ｐにプラスの電
荷を与え記録紙Ｐを感光トラム１から分離させる。しか
しながら記録紙Ｐの感光トラム１への付着状態は記録紙
Ｐの厚さによって変化し。

記録紙Ｐが薄いほど付着しやすくなる。ここで記録紙Ｐ
の感光トラムｌへの付着力が強ければ、分離帯電器６に
より記録紙を感光トラム１から分離させようとする場合
、記録紙Ｐへの一旦吸着されたトナーか再び感光トラム
１の方へ戻ってしまう再転写の現像が生じやすくなる。

従ってこの再転写により、記録紙Ｐ上に画像が乱れ記録
紙Ｐ上の良好な画像の転写ができないこととなる場合も
生じる。

そこで本発明に係る転写器においては、レジストローラ
１０と感光トラムｌの間に記録紙Ｐのカール付け装置３
０を配設している。該カール付け装置３０は転写、分離
帯電器がある位置における感光ドラム１の外部曲面（下
に凸面）とは逆の方向、即ち第１図中上に凸の状態に記
録紙Ｐをカールさせるものであり、該記録紙Ｐに転写帯
電器５を介してトナー像が転写された場合、記録紙Ｐに
は前もって感光ドラム１面とは逆向きのカールが与えら
れているため、記録紙Ｐは自刃で感光ドラムｌから分離
しようとする。従って記録紙Ｐが薄いものであっても、
転写後この記録紙Ｐの感光トラム１への付着力は弱めら
れ、分離帯電器６により記録紙Ｐを感光ドラム１から分
離した場合でも、トナーの再転写が生じることはなく、
記録紙Ｐは容易に感光トラムｌから分離できることとな
る。こんため記録紙Ｐ上の画像に乱れか生じることはな
い。

次にこのカール付け装置３０の詳細を第２図により説明
する。

カール付け装置３０は感光ドラムｌとレジストローラ９
との間に配設され、カール付けローラ３１、上ガイド３
２及び下ガイド３３により構成されている。カール付け
ローラ３１はレジストローラ９の左、右ローラ９ａ、９
ｂ　（因みに左ローラ９ａは外面がゴムにより構成され
、右ローラ９ｂは外面か金属によって構成されている）
の周速度と同一周速度で図中反時計方向に一定速度で回
転するものであり、レジストローラ９より感光トラム１
に寄った位置に配設されていると共に、その回転中心か
レジストローラ９により搬送される記録紙Ｐの略搬送方
向に位置決めされている。

上ガイド３２はレジストローラ９の右ローラ９ｂの中心
部方向からカール付けローラ３１の中心部方向に延びる
前部直線部３２Ａと、カール付けローラ３１外面と一定
の隙間（以下この部分をギヤツブ部Ｇという）を維持し
てカール付けローラ３工の上方まで延びる湾曲部３２Ｃ
と、該湾曲部３２Ｃと前部直線部３２Ａ間をつなぎ記録
紙Ｐを図中右方にやや曲げようとする屈曲部３２Ｂと、
湾曲部３２Ｇの端部から感光ドラムｌの外表面に向かっ
て直線状に延びる後部直線部３２Ｄとから構成されてい
る。また下ガイド３３はレジストローラ９の左ローラ９
ａの中心部方向からカール付けローラ３１の中心部方向
に延びる直線状のガイドてあり、レジストローラ９から
カール付けローラ３１に向かって上ガイド３２の前部直
線部３２Ａとともに記録紙Ｐの搬送路を細く絞り込むよ
うに位置決めされている。

而して、レジストローラ９によりタイミングを計られて
一定速度で感光ドラム１の方に搬送された記録紙Ｐは、
下ガイド３３と上ガイド３２の前部直線部３２Ａ間を通
過して、カール付けローラ３１の方まで運ばれるが、記
録紙Ｐの先端がカール付けローラ３１につき当たると、
該カール付けローラ３１の回転により記録紙Ｐの先端部
はカール付けローラ３１と上ガイド３２の屈曲部３２Ｂ
によりやや図中右方に折り曲げられるように方向を変え
る。そしてその後該記録紙Ｐはカール付けローラ３１と
上ガイド３２とで形成されるギヤツブ部Ｇを通過し、カ
ール付けローラ３１の周方向、即ち第２図中左方に曲げ
られるように進む。

そして記録紙Ｐが上ガイド３２の後部直線部３２Ｄを通
過する時点で記録紙Ｐは上に凸状態となるように少しず
つカール（湾曲）された状態となる。従ってこの記録紙
Ｐに感光ドラムｌ上のトナー像が転写帯電器５を介して
転写され、この記録紙Ｐが感光ドラム１外方に電気的に
付着しようとしても、この記録紙Ｐには感光トラムｌの
曲面の逆向きのカールか与えられているため、この記録
紙Ｐは自刃で感光ドラム１から離れようとする。従って
感光ドラム１と記録紙９間の吸着力は弱まり５分離帯電
器６により記録紙Ｐを感光ドラムｌから分離した場合で
も、再転写の如き現像は生じない。

尚カール付けローラ３１の回転力はレジストローラ９等
からギヤやチェーン等を介して容易に得ることかできる
。

さて、本発明に係るカール付け装置３０では記録紙Ｐは
カール付けローラ３１と上ガイド３２の湾曲部３２Ｃと
て形成されるギヤツブ部Ｇをレジストローラ９にて決定
される記録紙Ｐの搬送速度で通過するだけで、記録紙Ｐ
にカールを与えており、記録紙Ｐに特別な張力は与えて
りない、従って記録紙Ｐのカール量は基本的に記録紙Ｐ
の搬送速度及び前記ギヤツブ部Ｇの隙間の大きさと、記
録紙Ｐのカール付けローラ３１への巻き付き角。

即ち上ガイド３２の湾曲部３２Ｂがカール付けローラ３
１の中心に対して張る角度θによって決定されることが
わかる。

ここで、ギヤツブ部Ｇの隙間の大きさが与える効果は、
記録紙Ｐの紙質やカール付けローラ３１の半径によって
も異なってくるため、このギヤツブ部Ｇの隙間の大きさ
を便宜上、カール付けローラ３１の半径ｒと上ガイド３
２の湾曲部３２Ｂの曲率半径Ｒとにより、Ｒ／ｒとして
表わせば、通常の記録紙Ｐを通常の搬送速度で搬送した
場合、巻き付き角θ≧３０度で且つＲ／ｒ≦１．２５の
状態において記録紙Ｐにカールが形成される°ことか実
験等により確かめられている。また、記録紙Ｐの紙質や
記録紙Ｐの搬送速度によって上記条件にも差があるため
、これ等に応じてＲ／ｒ及び巻き付き角θを変更する必
要がある。

以上の如くカール付けローラ３１と上、下ガイ）’３２
．３３の簡単は構成で記録紙Ｐにカールを付けることか
できるため、カール付け装置３ｏか小型となり、該カー
ル付け装置３ｏを複写機、ファクシミリ、プリンタ等に
備えてもこれ等の画像形成装置を小型にすることかてき
る。

また本カール付け装置３０ては記録紙Ｐに張力を与えな
いため、記録紙Ｐに皺か発生することもない。

（発明の効果） 以上の説明で明らかな如く本発明によれば、記録紙搬送
ガイドとカール付けローラといった簡単な構成で記録紙
にカールを付与することができ。

従来の同種の装置に比べて装置を小型化することができ
る。また記録紙にカールを与えるにあたり、該記録紙に
張力を加えないため、当該記録紙に皺か生じることもな
い。

また本発明によれば、記録紙へのカール付け装置を像担
持体と該像担持体への給紙装置の間に配設し、記録紙を
像担持体の湾曲方向と逆方向にカールさせるようにして
いるため、像担持体上の像をこの記録紙に転写後も該記
録紙の像担持体からの分離か容易となり、再転写現像の
如き不都合を生じることもない、またカール付け装置自
身も従来のものに比べ小型であるため、画像形成装置自
体も小型なものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は複写機の断面図、第２図はカール付け装置回り
の詳細図、第３図は従来技術を示す図である。 １・・・感光ドラム（像担持体）、９・・・レジストロ
ーラ（給紙装置ｆ）、３１・・・カール付けローラ、３
２・・・上ガイド（記録紙搬送ガイド）、３２Ｃ−・・
湾曲部（湾曲面〉。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）湾曲した記録紙搬送ガイドと、該記録紙搬送ガイ
   ドの湾曲面内に一定の隙間を有して配設され記録紙搬送
   速度と同一の周速度で回転するカール付けローラとで構
   成され、記録紙に一定方向のカールを形成することを特
   徴とする記録紙へのカール付け装置。
2. （２）前記カール付けローラの半径をｒ、記録紙搬送ガ
   イドの湾曲半径をＲとし、Ｒ／ｒを１．２５以下とする
   と共に、記録紙搬送ガイドの湾曲面のカール付けローラ
   回りの配設角をカール付けローラの中心に対して３０度
   以上としたことを特徴とする請求項１記載の記録紙への
   カール付け装置。
3. （３）像担持体と該像担持体上の像にタイミングを合せ
   て記録紙を搬送する給紙装置とを有する画像形成装置に
   おいて、像担持体と該像担持体への給紙装置との間に、
   湾曲した記録紙搬送ガイドと、該記録紙搬送ガイドの湾
   曲面内に一定の隙間を有して配設され記録紙の搬送速度
   と同一の周速度で回転するカール付けローラとで構成さ
   れる記録紙へのカール付け装置を配設し、記録紙を像担
   持体の湾曲方向と逆方向にカールさせることを特徴とす
   る画像形成装置。