JPH037332Y2 - - Google Patents

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JPH037332Y2
JPH037332Y2 JP7276286U JP7276286U JPH037332Y2 JP H037332 Y2 JPH037332 Y2 JP H037332Y2 JP 7276286 U JP7276286 U JP 7276286U JP 7276286 U JP7276286 U JP 7276286U JP H037332 Y2 JPH037332 Y2 JP H037332Y2
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case
partition wall
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cherries
triangular
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JP7276286U
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は生産地から消費市場へ、分割区分けで
きる容器に詰めた主に傷み易い粒状の果菜類、具
体的には桜ん桃等を頗る良好に保冷した状態の侭
で搬送することができる保冷効用を兼ね具えた搬
送用ケースに関する。
近時、生活様式の多様化と共に食生活の改善は
著しいものがあり、特に農産物は今や通常栽培品
に止まらずハウス栽培、品質改良等が進展し、更
には飛躍的な冷凍技術の向上によつて、端境期物
の大多数の農水耕品などが通年出荷されており、
季節を問わずに品数豊富な食料品が市場に溢れる
飽食時代を現出している。然し、その反面では冷
凍に不適な特に傷み易いこの種の粒状果実類を、
いかに鮮度を保持したままの状態で大量搬送する
ことができるかが生産地においては今最も重要な
課題となつてきている。通常、この種の傷み易く
て冷凍に不向きな、具体的には桜ん桃、苺、無花
果、ブロツコリー、或いはなめこ等の出荷に際し
ては、ダンボールケース内に並べ詰めしてから、
ケース内の温度の上昇を防ぐ予冷のために、内部
の蓄冷剤を冷却した樹脂性又は金属缶詰状のアイ
スステツクを内容物品の上に直接添置して密封
し、出荷しているのが現状である。又更にはこの
様に保冷状態を施して出荷していても、通常のダ
ンボールケースでは断熱効用が劣るため、外気温
の著しい上昇によつて、添置されたアイスステツ
クが、運送途中に自然溶解されていて役立たない
場合が極めて多い。
周知の如く、普通形状の方形ケースの場合は、
平行面でありケース内に収置した内容物品は自由
に移動し易く、このため一側方へ片寄つたり無作
為無方向に交ざり易い質性なため、生産地におい
て折角見映えよく箱詰した筈の桜ん桃が、消費地
へ到着して開封した際、長い柄が絡まりあつてい
たり、柄からかなりの数の粒が落ちこぼれていた
りして、内容物品が保証できないと言つた不利益
性が存することから、この種の箱詰及び搬送に適
合して効率的に内容物品の形姿及び鮮度を保証し
かつ安全確実に運送することができる搬送用ケー
スの具現が強く求められている。
即ち、市場においては特に桜ん桃の場合、光沢
のある紅い実は長く細い柄に育着して成つている
ことが絶対条件であり、柄への育着がすべてであ
る。柄から離れてしまつた桜ん桃は、商品価値が
著しく低下して殆んど無価値に等しく、この様な
柄離れした実は、缶詰等に振り向けるしか方策の
ないことは衆知の通りである。
本考案は上記の事由に着目し、これらの不利欠
点を一挙に解決すると共に、搬送用ケースを三角
状の複数室に区分けして、平均的に冷気を対流せ
しめ極めて良好に保冷状態を保持しかつ内容物品
のケース内の移動を著しく減じることができる保
冷型搬送用ケースを創案しこれを供するものであ
る。
以下本考案の一実施例を図面によつて説明す
る。第1図は対角線上に2分割した本考案保冷型
搬送用ケースの片側室に内容物品を詰めた状態を
現わした斜視図であり、第2図は本考案ケースに
蓋体を被せ、かつ内底部に形成した起立リブの形
状を現わした短辺側のA〜A線切断部端面図であ
る。本考案は主に桜ん桃を区分けしかつ保冷状態
を保持したままの状態で、良好に搬送することが
できる発泡ポリスチレン樹脂製の箱状ケースであ
つて、その構成とするところは、長辺と短辺で形
成される有底矩形状の所定の大きさと、若千の厚
みを有するケース1であり、該ケースの対角線上
へ、上縁の高さと同高の仕切壁2により2等分割
して平面的に見て三角状の2室になる如く形成
し、該仕切壁2の長手方向中心より適宜な長さ分
の前後間を若千広くし、かつ複数個の蓄冷筒イを
水平状に寝かせて挿置できるような横長状の深い
溝3を穿設形成せしめて要旨を構成したものであ
つて、加えて分割した室5−1及び5−2を仕切
る該横長状の溝3が形成された両側壁2′の上方
より、冷気を流出せしめるための複数の縦長状の
切溝4を設けて仕切壁を形成したものであり、更
にケースの内底部には若千の長高幅を有しかつ前
後左右に適宜な間隔を設けた多数の起立リブ6を
簀の子状に並列形成せしめて本ケースを構成した
ものである。即ち、本考案は前記仕切壁2,2′
に穿設形成した横長状の深い溝3へ複数個の蓄冷
筒イを水平状に挿置できる如くなし、内容物品を
分離収置した三角形の両室へ、前記仕切壁2′の
両側壁に設けた切溝4から冷気を流出せしめて両
側室5−1及び5−2を良好な保冷状態に保持で
きる如く構成したものである。
本考案は又、箱状ケース1の中心から、平面的
には三角状の2室に分割した仕切壁2,2′の中
間部分を若千広くして横長状に深い溝3を穿設形
成せしめ、一度に複数個の蓄冷筒イを水平状に寝
かせた状態で挿置できるように成し、加えてケー
スの内底部に起立形成した多数のリブ6は簀の子
の変形であり、かつその下底面は内容物の汁或い
は水滴を受ける溜り皿となる部分であることをも
特徴とするものである。
次に使用時の効果について説明する。
上記の如く構成した本考案三角形状の5−1及
び5−2の室は、特に桜ん桃等の長い柄を有した
粒状果実の集荷搬送用に創作したものであつて、
仕切壁2,2′に穿設形成した深い横長状の溝3
へ、内部の蓄冷剤を冷却した2個及至3個のアイ
スステツクイを水平状に重ねて挿置せしめること
により本考案の目的は達成される。
即ち、アイスステツクを積み重ねて準備し、隣
接する両側室5−1及至5−2へ、図示の如く三
角形状の夫々の隅部へ桜ん桃の長い柄の方をまと
めて宛てがうように順次詰込むことにより、この
種の内容物品の移動はほぼ抑制される。
即ち、三角形状の狭いコーナーを有したケース
の場合、特に長い柄を有する物品は極めて移動し
難く、この様に詰込むことによつて途中積み替え
のための中継地が存する場合であつても、試験的
に遠距離地へ発送した本ケース群は、元詰め状態
の侭で到着することが実証されている。
この場合搬送途中の内容物品は、中心に位置す
る蓄冷筒イから生ずる冷気を、縦長状の切溝4よ
り送流されて、区分けされた三角状の両側室は極
めて理想的な冷温状態に保持され、更に内容物品
は移動し得ない元詰め状態のまま鮮度の劣化を最
大限に阻むことができるものである。
つまり、本考案の蓄冷筒イの入る横長状の溝3
は、冷気の送出用溝4が長辺間の複数箇所に縦に
深く形成されているため、両側室5−1及び5−
2内へは三角形の辺のうち該長辺側方から万遍無
く冷気を送流することができるため、最適な冷気
の対流が図れるものである。又、蓄冷筒イの熱交
換時に発生する外周に生じる水滴も、この横長状
の溝内に溜るのみで外部へ漏出する様な虞れは存
するものでなく、又各室の内底面に設けた突面リ
ブ6により、仮に内部へ果実の汁が溜つた場合に
あつても直接内容物に触れるような懸念は全く生
ぜず、更に長時間に亘る運送中の揺れや振動など
による衝撃は、発泡ポリスチレン樹脂材によつて
シヨツクレス的に吸収され、かつ桜ん桃等は三角
状の室に形成されてこの様な鋭角部を有した三角
辺の特質とする、動き難い質性に守られて極めて
良好な状態を保持したまま搬送されるため、この
種の商品の致命的な柄離れを著しく極減できる特
性を有するものである。
この様に成した本考案の保冷搬送用ケースは、
発泡ポリスチレン樹脂シートをプレス成型又は真
空成形、若しくは発泡樹脂材を射出成形により仕
切壁2,2′及び起立リブ6共々一体成形によつ
て構成したものであり、且つ発泡ポリスチレン樹
脂シートの厚みを特に限定するものではなく、
又、該発泡ポリスチレン樹脂シート、或いは発泡
ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等のいずれの
発泡樹脂材を用いても良いことは勿論である。
以上の如く本考案は、極めて顕著な効果を発揮
できるばかりか、其の貢献性は計り知れないもの
があり、この種の特に冷凍に適さない桜ん桃等を
搬送するケースとして実用上有意義な効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は対角線上に2分割した本考案保冷型搬
送用ケースの片側室に内容物品を詰めた状態を現
わす斜視図であり、第2図は本考案ケースに蓋体
を被せ、かつ内底部に形成した起立リブの形状を
現わした短辺形のA〜A線切断部端面図である。 イ……蓄冷筒若しくはアイスステツク。1……
箱状ケース、2,2′……仕切壁、3……仕切壁
の長手方向に設けた横長状の溝、4……冷気を流
出させるための縦長溝、5−1及び5−2……対
角に分割された三角形状の室、6……内底部の突
面リブ、7……蓋体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 主に粒状果実等の生鮮食品を区分けしかつ保
    冷状態を保持したまま搬送することができる発
    泡ポリスチレン樹脂製の箱状ケースであつて、 長短辺で形成される有底矩形状の所定の大き
    さを有する該ケースの中心部位へ上縁の高さと
    同高の仕切壁を対角線状にケース内を2等分割
    して該仕切壁の両端が三角状の室になる如く形
    成し、該仕切壁の長手方向中間部分を幅広にし
    てかつ該幅広部分へ水平状に寝かせた蓄冷筒を
    挿置できる横長状の深い溝を穿設形成せしめ加
    えて該横長状の溝を形成したその両側壁の上方
    より、2分割した前記夫々の三角状の室内へ冷
    気を流出させる複数の縦長状の切溝を設けると
    共に、ケースの内底部には若千の長高幅を有し
    かつ前後左右に適宜な間隔を設けた多数の起立
    リブを簀の子状に並列形成せしめて本ケースを
    構成したものであり、ケース内に形成した前記
    対角線状の仕切壁に穿設形成したる横長状の深
    い溝へ複数個の蓄冷筒を挿置できる如くなし、
    加えて該仕切壁の両側壁に設けた複数の切溝か
    ら冷気を流出せしめて桜ん桃等を分離収置した
    両側の室を良好な保冷状態に保持できるように
    成したことを特徴とする桜ん桃等の保冷型搬送
    用ケース。 2 箱状ケースの対角線上を2等分割した仕切壁
    の中間部分を若千広くして前記横長状に深い溝
    を穿設形成せしめ、蓄冷筒を水平状に寝かせた
    状態で挿置できるように成したことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の桜ん桃
    等の保冷型搬送用ケース。
JP7276286U 1986-05-16 1986-05-16 Expired JPH037332Y2 (ja)

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JPS62185271U JPS62185271U (ja) 1987-11-25
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