JPH0373253A - 工具摩耗補正方法 - Google Patents

工具摩耗補正方法

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JPH0373253A
JPH0373253A JP3692390A JP3692390A JPH0373253A JP H0373253 A JPH0373253 A JP H0373253A JP 3692390 A JP3692390 A JP 3692390A JP 3692390 A JP3692390 A JP 3692390A JP H0373253 A JPH0373253 A JP H0373253A
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JP
Japan
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tool
wear
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JP3692390A
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Norito Tanaka
田中 準人
Takashi Nakao
中尾 俊
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加工における工具の摩耗状態に応じて適切な
タイミングで加工寸法計測を行い、更にそのデータに基
づいて適切な工具位置の補正を行う工具摩耗補正方法に
関する。
〔従来の技術〕 従来、CNC(コンピユータ化された数値制御)工作機
械を用いた加工における寸法計測タイミングや工具の位
置補正は、一定のサンプリング周期でサンプリングし、
サンプリング時の計測値と目標値との差を補正値として
、それに基づいた補正を行なっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、工具においては、単位加工回数当りの摩
耗度合いが摩耗時期に応じて異なり、−定周期でサンプ
リングを行なうと、安定した加工精度と生産性の向上と
いう2つの要求を満足する最適なサンプリング周期とな
っていない場合がある。
すなわち、文意した加工精度のみを重視するならば、加
工1回毎に工具の摩耗度合いを計測し、その都度摩耗量
を補正値としてそれに基づいた補正を行なえばよいが、
全加工時間に対する計測時間の占める割合が高くなり、
生産性(単位時間当りの加工数)が劣ってくるという問
題点を有していた。また、生産性を上げるために、工具
の摩耗度合いを計測するタイミングの間隔を長くすると
、精度が不安定になるという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、安定した
加工精度と生産性の向上という2つの要求を同時に満足
することのできる工具摩耗補正方法を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本説明においては、ワーク
を加工する工具と、 制御手段からの信号に応じて前記工具を駆動する駆動手
段と、 前記工具の摩耗度合いを検出して、前記制御手段へ検出
信号を送出する検出手段と、 前記制御手段に所定のデータを入力する入力手段とを有
し、 前記制御手段は、前記入力手段を介して入力される所定
のデータに応じて前記検出手段が前記工具の摩耗度合い
を検出するタイミングを可変とすると共に、前記入力手
段に入力される所定のデータと前記検出記号に基づいて
、前記駆動手段における駆動量を決定する構成としてい
る。
また、ワークを加工する工具と、 制御手段からの信号に応じて前記工具を騒動する駆動手
段と、 前記工具の摩耗度合いを検出して、前記制御手段へ検出
信号を送出する検出手段と、 前記制御手段に所定のデータを入力する入力手段とを有
し、 前記制御手段は、前記入力手段に入力される所定のデー
タに応じて前記工具の寿命を複数の区分に分割し、該複
数の区分に応じて、前記検出信号に基づいた前記駆動手
段における駆動量の補正を行うと共に、前記検出手段が
前記工具の摩耗度合いを検出するタイミングを前記複数
の区分に応じて可変とするようにしてもよい。
更には、ワークを加工する工具と、 制御手段からの信号に応じて前記工具を駆動する駆動手
段と、 前記工具の摩耗度合いを検出して、前記制御手段へ検出
信号を送出する検出手段と、 前記制御手段に所定のデータを入力する入力手段とを有
し、 前記M ′I8手段は、前記工具の摩耗度合いに応じて
前記工具の寿命を複数の区分に分割し、該複数の区分に
応じて、前記検出記号に基づいた前記駆動手段における
駆動量の補正を行うと共に、前記検出手段が前記工具の
摩耗度合いを検出するタイミングを前記複数の区分に応
じて、単位加工回数者たりの前記工具の摩耗度合いが大
のときには短く、小のときには長くするようにしてもよ
い。
〔作用〕
上記のように構成された工具摩耗補正方式においては、
入力手段を介して制御手段に入力された所定のデータに
応じて、検出手段によって工具の摩耗度合いを検出する
タイ柔ングが決定され、このタイミングに応じて検出手
段は工具の摩耗度合いを検出して、制御手段へ検出信号
を送出する。
制御手段は、前記所定のデータと前記検出信号に基づい
て、駆動手段における駆動量を決定して駆動手段へ信号
を送出する。駆動手段はこの信号に応じて工具を駆動し
、ワークを加工する。また、工具の摩耗度合いを検出す
るタイミングは、工具の単位加工回数者たりの摩耗度合
いに応じて変化し、工具の単位加工回数者たりの摩耗度
合いが大のときには、工具の摩耗度合いを検出するタイ
ミングを短くし、工具の単位加工回数者たりの摩耗度合
いが小のときには、工具の摩耗度合いを検出するタイミ
ングを長くする。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明する。本実
施例の構成を第1図に示す。プローブ10を用いて計測
器11によりワーク21の寸法を計測した後出力された
アナログデータは、アナログ(インプット・アウトプッ
ト)I1012でA/D (アナログ−デジタル)変換
され、デジタルデータの形でNG(数値制御)内部のR
AM13に格納される。このデータと予めバンクアップ
RAM202に入力されている基準値とを比較演算器1
4にて比較した後、演算手段15においてカウンタ10
0、バックアツプRAM202、比較演算器14からの
信号に基づいて所定の演算が行われる。補正量決定手段
16では、演算手段15の演算結果に基づいて適切な補
正量を決定し、この補正量に応じて切り込み量決定手段
17にて切り込み量を決定する。ここで、補正量とは、
ワークの寸法計測を行い、計測判定を行った後に決定さ
れるもので、工具をワークに近づける場合を+、工具を
ワークから遠ざける場合を−とする。また、切り込み量
とは、加工の際に工具がワークに近づく量を示す。ワー
ク加工指令手段18は、切り込み量決定手段17によっ
て決定された切り込み量に応じてモータ19へ駆動信号
を送出し、モータ19はこの駆動信号に応じて工具20
を駆動し−て、その結果、工具の位置の補正が行われる
。また、ワーク加工指令手段18は、モータ19へ駆動
信号を送出するたびにカウンタ100を1つ加算する。
比較演算器101では、カウンタ100のカウンタ値と
、バックアツプRAM202に入力されている固有定数
とを比較演算して計測器11の作動の時間を判断し、デ
ジタルデータ(インプット・アウトプット)102を介
してドライバ103を駆動して計測器11による計測を
開始する。
後述するモード設定手段にてモードを分けるための固有
定数1.J、にやサンプリング頻度を決定する固有定数
P、Q、Rや±controI内の判定回数の基準(f
Fや定量補正値Cやその他のしきい値等のデータは外部
穴カターξナル200にて入力され、R3232Cイン
ターフエース201を介してバックアツプRAM202
に入力される。尚、例えば、ワークとしてオルタネータ
のシャフトを加工する場合には、上記の各定数はそれぞ
れ例えば、I=5.J=250.に=300.P=1゜
Q=5.R=1〜2.C=2.5μm、F=2というよ
うな値をとる。
上記構成とした本実施例においては、第2図に示す工具
摩耗特性曲線のように、工具の摩耗状態を摩耗の進度に
より、■初期設定モード、■初期摩耗モード、■定常摩
耗モード、■末期摩耗モードの4モードに分類し、その
モードに応じた補正を行う。この摩耗特性曲線は数個の
サンプル工具に対してそれらの工具の1寿命間の加工を
行なった後得られたデータの平均値で求まる。ここで1
1J、には各モードに相当する加工個数を表し、工具・
ワークの組合せに特有の固有定数である。また、この工
具摩耗特性曲線を求める予備加工の個数は、全体の加工
個数が多くなればなるほど無視できる値である。
ここで、上記4つのモードについて説明する。
(1)初期設定モード 1個目のワークの寸法計測を行い、その値と目標値との
差そのものを補正量とする。
(2)初期摩耗モード 2個目より1個目まではPサイクル毎にワークの寸法計
測を行い、その値と目標値との差そのものを補正量とす
る。
(3)定常摩耗モード I+1個目より3個目まではQサイクル毎にワークの寸
法計測を行い、1回連続して+Control成るいは
−Controlゾーンと判定された場合、そのときの
差の値に関係なくそれぞれ定量値−Cmm成るいは十C
mmを補正量とする。
(4)末期摩耗モード J+1([1i1目よりに個目までRサイクル毎にワー
クの寸法計測を行い、その値と目標値との差そのものを
補正データとしてインプットする。
これら4つのモードの内容を簡略に要約したものが第1
表である。
ユーザは先ず工具の摩耗状態に応じたI、  JKを入
力し、許容公差と摩耗の度合いとの兼ね合いで測定頻度
のP、Q、RおよびFを決定する。
また、加工状況・許容公差から計測判定ゾーン境界値お
よび±Cを決定し、更にワーク剛性・機械剛性等により
A、Bを決定する。
第1表において、サンプリング頻度とは、何サイクルご
とにワークの寸法計測を行なうかを示すものである。(
以下余白) 次に、本実施例の作動を、第4図ムこ示すフローチャー
トを用いて説明する。まず、ステップ300においてA
、B、C,I、J、に、P、Q、R。
OK、NG、 ±Controlのしきい値等、固有の
定数を入力すると共に、カウンタの値や補正値等の初期
化を行う。次にステップ302においては、NCから出
力される信号により、工具摩耗管理を行うか否かが決定
される。この信号はMコードと呼ばれ、−旦Mコードが
指定されれば、それをキャンセルするMコードが入力さ
れない限り工具摩耗管理は続行される。ステップ302
における判定結果がNoであればステップ304に進ん
で、工具摩耗管理を行わない従来の加工が行われる。尚
、工作機械に選択スイッチを設けておき、使用者がそれ
を0N−OFF切換えることにより工具摩耗管理を行う
か従来の加工を行うかを選択できるようにしてもよい。
ステップ302における判定結果がYesであれば、ス
テップ306に進んで、工具寿命管理カウンタの値を1
つ加算して、次のステップ308に進んで加工ロフト数
カウンタの値を1つ加算する。その後ステノブ310に
進んで、工具寿命管理カウンタの値がlであるか2であ
るか3〜にの範囲であるかを判定する。
ステップ310において工具寿命管理カウンタの値がl
であると判断されれば、ステップ312に進み、切り込
み量に1を算定する。この切り込みit Kl とは、
第5図に示すように、ワークの最初の半径をX、加工目
標とするワークの半径をY、所定値A(このAは後述す
る±Controlソーンの中に入る値である)とする
と、 K、=X−Y−A と表すことができる。次のステップ314では、ステッ
プ312で求められた切り込み量に1だけ加工を行った
後、ステップ324に進む。
ステップ310において工具寿命管理カウンタ値が2と
判断されると、ステップ316へ進んで切り込み量に2
を算定する。この切り込み量に2とは、 Kz  ”’  (Kl  + B) と表すことができる。ここで、K、はステップ312で
求められた最後のに、であり、Bとは、(切り込み量が
X−Yのときに工具が受ける切削抵抗による機械のたわ
み量)−(切り込み量がAのときに工具が受ける切削抵
抗により機械のたわみ量)である。このように、前回の
ワークを加工する際に求めた最後のKlを今回のワーク
を加工する際に切り込み量に2を算定する際に使用する
ことにより、後述のステップ328において、測定値が
OKゾーンに入り易くなり、よりスムーズに加工が行な
われるようになる。その後、ステップ318に進み、ス
テップ316で求められた切り込み量に2だけ加工を行
った後、ステップ324に進む。
ステップ310において工具寿命管理カウンタ値が3〜
にと判断されると、ステップ320へ進んで切り込み量
に7゜1を算定する。尚、2≦n≦にであり、切り込み
量に□1は(n+1)個目のワークの切り込み量であり
、 K□、=に、l+H。
と表すことができる。ここで、Hイは、n個目のワーク
を加工した後、後述する、計測判定をおこなった後に得
られた補正値である。ステップ322では、ステップ3
20で求められた切り込み量K n+ 1だけ加工を行
った後、ステップ324に進む。
ステップ324では、補正量H,,をクリアして(0に
して)、次のステップ326に進む。ステップ326で
は、工具寿命管理カウンタの値が第1表のサンプリング
頻度の欄に示す所定のサンプリング回数か否かが判断さ
れ、所定のサンプリング回数でないときには判定結果は
Noとなってステップ348に進み、所定のサンプリン
グ回数の場合は判定結果はYesとなってステップ32
8に進む。ステップ328では、ドライバ103に駆動
信号を送出して計測器11を駆動させて、プローブ10
によるワークの計測を行う。その後ステップ330に進
み、ステップ328における計測値が、第3図に示す計
測判定ゾーンにおいて、OKゾーン内であるか、±Co
ntrolゾーン内であるか、±NGゾーン内であるか
を判定する。
OKゾーン内であると判定されればステップ333へ進
んで、後述するNG個数のカウント値をクリア(Oとす
る)した後、ステップ348へ進む。
ステップ330において±Controlゾーン内であ
ると判定されればステップ331へ進んで、後述するN
G個数のカウント値をクリア(Oとする)した後、ステ
ップ332に進んで、工具寿命管理カウンタの値に応じ
て第1表に示す補正モードを設定する。
ステップ332において工具寿命管理カウンタの値が1
であればステップ334に進んで、初期設定モードに応
じた補正量を設定する指示を行い、ステップ336に進
む。ステップ336では、前述の4つのモード説明のと
ころで述べたように、計測されたワークの寸法と目標値
との差そのものを補正量として設定した後、ステップ3
10へ戻る。
ステップ332において工具寿命管理カウンタの値が2
〜■の範囲内であればステップ338に進んで、2個目
から1個目まではPサイクル毎にワークの寸法計測を(
ステップ328において)行い、初期摩耗モードに応じ
た補正量を設定する指示を行った後、ステップ340に
進む。ステップ340では、前述の4つのモード説明の
ところで述べたように、計測されたワークの寸法と目標
値との差そのものを補正量として設定した後、ステップ
310に進む。
ステップ332において工具寿命管理カウンタノ値が1
+1〜Jの範囲内であればステップ342に進んで、I
+1個目から1個目まではQサイクル毎にワークの寸法
計測を(ステップ328において)行う指示をした後、
ステップ344に進む。ステップ344では、ステップ
330の計測判定において±Controlゾーン内で
あるとの判定がF回連続したか否かが判定される。ステ
ップ344における判定結果がNoの場合、すなわちス
テップ330においてF回連続して±C。
ntrolゾーン内でないと判定された場合は、ステッ
プ348へ進む。ステップ344における判定結果がY
esの場合、すなわちステップ33OにおいてF回連続
して±Contro1ゾーン内であると判定された場合
は、ステップ345に進む。ステップ345では、前述
の4つのモード説期のところで述べたように、F回連続
して+Controtゾーン内と判定された場合は一〇
+mn、F回連続して−Controlゾーン内と判定
された場合は十Ca1lを補正量として設定し、その後
ステップ310へ進む。
ステップ332において工具寿命管理カウンタの値がJ
+1〜にの範囲内であればステップ346に進んで、J
+1個目からに個目まではRサイクル毎にワークの寸法
計測を(ステップ328において)行い、末期摩耗モー
ドに応じた補正量を設定する指示を行った後、ステップ
347に進む。
ステップ347では、前述の4つのモード説明のところ
で述べたように、計測されたワークの寸法と目標値との
差そのものを補正量として設定した後、ステップ310
に進む。
ステップ348では、工具寿命管理カウンタの値がKに
達したか否かを判定し、判定結果がNoであれば、まだ
工具は使用できるとしててステップ350に進み、判定
結果がYesであれば、工具の寿命であると判断してス
テップ354に進む。
ステップ350では、加工終了か否かをステップ308
の加工ロット数カウンタの値により判定し、ステップ3
00において入力されている所定の加工ロット数であれ
ば判定結果はYesとなってステップ352へ進んで一
連の処理を終了し、ステップ308の加工ロット数カウ
ンタの値が、ステップ300において入力されている所
定の加工ロット数に達していなければ判定結果はNOと
なってステップ302へ戻る。
ステップ348において判定結果がYesとなれば、ス
テップ354に進んで工具の交換を行い、ステップ35
6に進む。ステップ356では工具寿命管理カウンタの
値をクリア(0にする)して、ステップ302へ戻る。
ステップ330において、第3図に示す±NGゾーンで
あると判断された場合はステップ358へ進んで、ステ
ップ308において加算された加エロソト数カウンタの
値を1つ減算した後、ステップ360へ進む。ステップ
360では、ステップ330においてNGと判定された
回数をカウントして、ステップ362へ進む。ステップ
362では、前のステップ360においてカウントされ
たNG個数のカウント値が2以上か否かを判定し、カウ
ント値が2以上の場合は判定結果がYesとなってステ
ップ364へ進んで、一連の処理を終了する。ステップ
362において、カウント値が0またはlの場合は判定
結果がNoとなってステップ302へ戻る。
以下説明したように、本実施例によれば、ワークの寸法
の計測のタイミングを工具の摩耗度合いに応じて4つの
モードに分けて、そのモードに適する間隔、回数で計測
して、そのモードに応じた適正な工具の位置補正を行な
っているので、全加工時間を短縮でき、しかも安定した
加工精度を得ることができる。このため、工具の摩耗が
激しく、工具寿命が短いにもかかわらず加工精度の安定
が要求されるときや、通常の加工において許容誤差が厳
しい場合に有効となる。
尚、本実施例では、工具の摩耗状態を4つのモードに分
けたが、4つに限らず、3つ、5つ等、任意の数とし、
それらに応じた適切な補正を行なうようにしてもよい。
尚、一般に工具摩耗特性曲線は第2図に示したように、
初期摩耗モード時では急激に摩耗し、定常摩耗モード時
では比較的摩耗量が小さい特性となるので、少なくとも
この2つのモードを設定し、初期摩耗モードではサンプ
リング周期を短かくし、定常摩耗モードではサンプリン
グ周期を長くするようにすると良い。
また、工具の摩耗度合を知る方法として、ワークの寸法
計測を行なう代りに工具の寸法計測をレーザや赤外線セ
ンサ等で行なうようにしてもよい。
更には、自動計測装置、ローダ等を用いた自動工具交換
を導入して、CNCの方で自動的に加工精度検知、工具
寿命検知、工具の交換等を行なうようにしてもよい。
摩耗特性曲線は数個のサンプル工具に対してそれらの工
具の1寿命間の加工を行った後得られたデータの平均値
を求め、それをインターフェースより入力するようにし
ているが、その値は毎回の加工が終了するたびに得られ
たデータを入力し、そのデータと前回までのデータによ
り新たなデータを求めるようにする。即ち、学習機能を
持たせることにより常にデータを更新して、最適の制御
を行うようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、工具の摩耗度合
いを検出するタイミングを可変としているため、工具の
単位加工回数当たりの摩耗度合いが大のときには検出の
タイミングを短くし、小のときには検出のタイミングを
長くできるので、安定した加工精度と生産性の向上とい
う2つの要求を満足することのできる工具摩耗補正方法
を得ることができるという優れた効果を奏する。
第2図は、上記実施例における工具摩耗特性曲線を示す
グラフ、第3図は上記実施例における計測判定ゾーンを
示す図、第4図は、上記実施例における演算処理を示す
フローチャート、第5図は上記実施例における切り込み
量を示す図、第6図は本発明の構成を示すブロック図で
ある。
10・・・プローブ、11・・・計測器、19・・・モ
ータ。
20・・・工具、21・・・ワーク、99・・・NC,
103・・・ドライバ、200・・・外部入力ターミナ
ル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワークを加工する工具と、 制御手段からの信号に応じて前記工具を駆動する駆動手
    段と、 前記工具の摩耗度合いを検出して、前記制御手段へ検出
    信号を送出する検出手段と、 前記制御手段に所定のデータを入力する入力手段とを有
    し、 前記制御手段は、前記入力手段を介して入力される所定
    のデータに応じて前記検出手段が前記工具の摩耗度合い
    を検出するタイミングを可変とすると共に、前記入力手
    段に入力される所定のデータと前記検出信号に基づいて
    、前記駆動手段における駆動量を決定する ことを特徴とする工具摩耗補正方法。
  2. (2)ワークを加工する工具と、 制御手段からの信号に応じて前記工具を駆動する駆動手
    段と、 前記工具の摩耗度合いを検出して、前記制御手段へ検出
    信号を送出する検出手段と、 前記制御手段に所定のデータを入力する入力手段とを有
    し、 前記制御手段は、前記入力手段に入力される所定のデー
    タに応じて前記工具の寿命を複数の区分に分割し、該複
    数の区分に応じて、前記検出信号に基づいた前記駆動手
    段における駆動量の補正を行うと共に、前記検出手段が
    前記工具の摩耗度合いを検出するタイミングを前記複数
    の区分に応じて可変とする ことを特徴とする工具摩耗補正方法。
  3. (3)ワークを加工する工具と、 制御手段からの信号に応じて前記工具を駆動する駆動手
    段と、 前記工具の摩耗度合いを検出して、前記制御手段へ検出
    信号を送出する検出手段と、 前記制御手段に所定のデータを入力する入力手段とを有
    し、 前記制御1手段は、前記工具の摩耗度合いに応じて前記
    工具の寿命を複数の区分に分割し、該複数の区分に応じ
    て、前記検出記号に基づいた前記駆動手段における駆動
    量の補正を行うと共に、前記検出手段が前記工具の摩耗
    度合いを検出するタイミングを前記複数の区分に応じて
    、単位加工回数当たりの前記工具の摩耗度合いが大のと
    きには短く、小のときには長くする ことを特徴とする工具摩耗補正方法。
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