JPH0372725A - ダイバーシティ受信装置 - Google Patents

ダイバーシティ受信装置

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JPH0372725A
JPH0372725A JP2111458A JP11145890A JPH0372725A JP H0372725 A JPH0372725 A JP H0372725A JP 2111458 A JP2111458 A JP 2111458A JP 11145890 A JP11145890 A JP 11145890A JP H0372725 A JPH0372725 A JP H0372725A
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power ratio
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はダイバーシティ受信装置に関し、特に符号量干
渉が生じる通信路を介して伝送されたディジタル信号を
より高品質で受信するダイパシティ受信装置に関する。
〔従来の技術〕
移動通信システム等、伝送路においてマルチパスによる
歪が生じる劣悪な伝送環境を介して高速ティジタル信号
伝送を実現するために多くの等化方式が検討されている
。これらの等化方式としては、判定帰還形等化器や最尤
系列推定器等がバースト伝送という条件の下で検討され
ている(例えば、プロアキス(J、 G、 Proak
is) 、ディジタル・コミ1ニケーシヨンズ(Dig
ital Communications) 、マグロ
ウヒル(McGraw−Hill) 、 1983)。
また、高品質の受信信号を得るためにダイバーシティ技
術がある。この技術の実現方法としては様々な方法が考
えられているが(例えば、桑原守二監修、“自動車電話
”′2社団法人電子通信学会編、昭和60年)、複数の
アンテナを用いて同時に信号を受信し、受信信号に基づ
いて各アンテナで受信した信号を合成または選択する空
間ダイバーシティ方式が注目を集めている。この方式は
自動車車載用のラジオ受信器などに対して実用化されて
おり、高品質の受信信号を提供している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、伝送路においてマルチパス歪が大きく現
われるような環境において、高速ディジタル信号のバー
スト伝送を行なう場合、従来の判定帰還形等化器や最尤
系列推定器等たけでは十分な受信信号品質を得ることが
できない場合が生じる。また、受信信号品質を向上する
ための1つの手段として、従来の技術の項に述べたよう
なダイバーシティ技術が知られている。従来から知られ
ているダイバーシティ技術は、遅延時間が伝送速度より
も大きいようなマルチパス歪はあまり考慮せず、受信信
号レベルに基づく合成もしくは選択等を行うものである
(例えば、桑原守二監修。
゛′自動車電話″1社団法人電子通信学会編、昭和60
年)。この方式では、遅延時間が大きいマルチパス歪が
存在する場合にはそれほど大きな特性改善は得られない
また、遅延時間が大きいマルチパス歪が存在する場合に
、各ダイバーシティアンテナの受信信号を合成する方式
も検討されているが(例えば、渡辺。
゛マルチパス伝送路における適応受信方式″電子通信学
会技術研究報告、 C378−203,pp、57〜6
4゜一 ピル・モンセン(P、 Mon5en) 、  ”アダ
プティブ・イコライゼイション・オン・ザ・スロー・フ
ェージング・チャネル(Adaptive Equal
ization of theSlow Fading
 Channel)”、アイ・イー・イー・イー・トラ
ンザクション・オン・コミュニケーションズ(IEEE
 Transactions on Communic
ations)、Vol。
C0M−22,No、8. Aug、 1974)、受
信機の構成が非常に複雑になってしまうという欠点があ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のダイバーシティ受信装置は、N (Nは2以上
の整数)個のアンテナと、これらアンテナのそれぞれか
らの受信信号に基づき前記受信信号の送信点から前記ア
ンテナのそれぞれまでの通信路特性をインパルスレスポ
ンスとして推定するN個の通信路特性推定器と、前記ア
ンテナのいずれか1つからの受信信号をこの受信信号に
基づき前記通信路特性推定器が推定した前記インパルス
レスポンスに基づき等化する等化回路と、前記通信路特
性推定器のそれぞれからの前記インパルス特性の酸分か
ら前記等化回路にとって有意となる戒6 分と有意ではない成分とを検出し前記有意となる成分と
前記有意ではない成分とを区別して出力するN個の通信
路特性選別回路と、これら通信路特性選別回路からの入
力のそれぞれについて前記有意となる成分に対する前記
有意ではない成分の電力比を算出し前記電力比を最小に
する入力に対応する前記前記通信路特性選別回路及びア
ンテナを示す制御信号を出力する電力比演算回路と、こ
の電力比演算回路からの前記制御信号が示す前記アンテ
ナからの受信信号を選択して前記等化回路へ出力する第
1のスイッチと、前記電力比演算回路からの前記制御信
号が示す前記通信路特性選別回路からの前記有意となる
成分を選択して前記等化回路へ出力する第2のスイッチ
とを備えている。
又、本発明のダイバーシティ受信装置は、前記アンテナ
のそれぞれからの受信信号を準同期検波するN個の復調
回路と、これら復調回路のそれぞれからの検波信号をデ
ィジタル化して前記通信路特性推定器のそれぞれ及び前
記第1のスイッチへ出力するN個のAD変換回路とを含
んで構成されていでもよい。
更に、本発明のダイバーシティ受信装置は、前記アンテ
ナのそれぞれからのバースト状の受信信号に対応して前
記AD変換回路のそれぞれが出力したディジタル信号を
一時記憶した後前記通信路特性推定器のそれぞれ及び前
記第Iのスイッチへ出力するN個の受信信号記憶回路を
含んで構成されていてもよい。
更に又、前記通信路特性推定回路は入力信号中のプリア
ンブルを用いて前記通信路特性を推定するように構成さ
れていてもよい。
〔作用〕
移動通信システム等で観測されるマルチパス歪は、送信
点からの直接波と多くの建物等で反射・散乱を受けた遅
延波が同時に受信されるために生じるものであり、この
ような歪が生じる通信路はマルチパス通信路と呼ばれて
いる。マルチパス通信路特性は、同一の場所で送信して
も受信地点が異なればその特性は異なったものとなり、
同一の場所で送信された信号であっても空間的に離れた
場所に複数の受信アンテナを設けて受信すれば、各アン
テナの受信信号に生じるマルチパス歪は異なったものと
なる。また、送受信点が見通しであれば、受信点では直
接波が最も強く受信されることになり、典型的な通信路
特性(インパルスレスポンス)は第2図に示すような特
性となる。しかしながら、送信点と受信点が見通しとな
らない場合には、受信点には直接波が全く届かなくなり
、受信信号は遅延波だけから構成されるため、通信路特
性(インパルスレスポンス)は第3図のような特性にな
ると考えられる。
このようなマルチパス歪を軽減する等化器を構成する1
つの方式として、マルチパス歪が発生する通信路特性を
推定し、その推定結果に基づいて等化器を構成する方式
がある。この方式では、原理的に通信路の推定が完璧に
行なわれれば、あらゆる通信路特性に対して、その通信
路特性と雑音とによって決まる理論限界特性まで特性を
高めることが可能である。しかしながら、非常に長い遅
延時間の遅延波が生じるような通信路に対しては9− ある程度の遅延時間の遅延波まで等化できるような等化
器を構成することが実用的である。このような実用的な
等化器では、許容された遅延時間以上の遅延時間を有す
る遅延波が生じた場合、その等化能力は著しく劣化して
しまう。
次に、通信路特性の推定について説明する。マルチパス
通信路特性(インパルスレスポンス)を推定する場合、
基準となる時刻をどの様に設定するかという問題がある
。よく用いられている手法としては、推定を行なう際に
、最も強く受信された波を基準として用いる手法がある
。例えば、5μ就までの遅延時間を有する遅延波まで等
化できる等化器を第2図の通信路に適用することを考え
る。この場合は、直接波が最も強く、かつ他の遅延波よ
りも早く受信点に到達するから、直接波を基準にして5
μ式以内の遅延時間を有する遅延波だけを推定すれば良
い。しかしながら、第3図のような特性の通信路では、
最も強く受信される波が最も早く受信点に到達するとは
限らない。従っ0− て、最も強く受信される信号を基準として通信路特性(
インパルスレスポンス)を推定するためには、±5μ就
の計10μ式にわたって通信路特性を推定し、その中か
ら有意となる連続する5μ就にわたる通信路特性を抽出
し、抽出された結果に基づいて等化器を構威しなければ
ならない。
本発明では、各ダイバーシティアンテナからの受信信号
に基づいて送信点から各アンテナまでの通信路特性を推
定し、これらの推定結果から等化器にとって有意ではな
い成分の総電力と等化器にとって有意となる成分の総電
力を検出し、各通信路に対してその比(有意成分比=有
意でない成分の総電力/有意成分の総電力)を求めてい
る。この比が小さければ、推定した通信路特性が等化器
にとって有意である成分が有意でない成分よりも大きく
、等化器の等化能力を越えない遅延波成分が多いことを
意味しており、逆に大きい場合は、等化器の等化能力を
越えた長い遅延波成分が多く存在していることになる。
従って、各アンテナからの受信信号から推定した各通信
路特性の有意成分此のうち最も小さい値となるアンテナ
を選択して、選択されたアンテナの受信信号だけを用い
て等化することにより、等化器の等化能力を最大限に利
用することができる通信路を選択して信号を受信するこ
とが可能となり、ダイバーシティ効果が生じて受信特性
を向上することができる。さらに、信号がバースト状に
伝送される場合には、例えば、各アンテナで受信された
信号をそれぞれAD変換しメモリに記憶させた後、上述
の処理を行なうことによって受信特性の向上を図ること
が可能になる。
〔実施例〕
第1図に、2本のアンテナを有するダイバーシティ受信
機に本発明を適用した場合の第1の実施例のブロック図
を示す。
第1図において、1,2は受信アンテナ、3゜4は通信
路推定器、5,6は通信路特性選別回路、7は電力比演
算回路、8,11はスイッチ、9は等化回路、lOは出
力端子、12.13は復調回路、14.15はAD変換
回路である。
次に、第1図の実施例の動作について説明する。
変調信号として2相位相変調信号を用いるとして以下説
明する。
アンテナ1,2で受信された信号は、それぞれ復調回路
12.13において準同期検波され、AD変換回路14
.15においてボーレートサンプルされてディジタル信
号に変換される。復調回路12゜13は、それぞれ、第
4図のように構成される。
このとき、アンテナ1又は2からの受信信号は発振器5
4からの局部信号及びこの局部信号をπ/2移相器53
で移相した信号とミキサ51,52で周波数混合され、
復調信号は複素信号で与えられる。以下、複素信号を前
提として説明する。
AD変換回路14.15の出力は通信路特性推定器3,
4に入力される。通信路特性推定器3゜4では受信信号
中のプリアンブルを用いて送信点からアンテナ1,2ま
でのそれぞれの通信路が推定され、それぞれ通信路特性
選別回路5,6に出力される。このプリアンブルは、例
えば、周期15の最大周期系列(M系列)を用いて第5
図のような3− 25シンボルの系列を用いることができる。この25シ
ンボルの系列と周期15のM系列との相関関数は、第6
図のように一5T〜+5T(Tはシンボル周期)に渡っ
てインパルスに近い形状になっている。このとき、通信
路特性推定器3,4は第7図に示すような構成となる。
入力端子80に入力したAD変換回路13又は14から
のデイク ジタル信号は、シフトレジスタ85のタップから出力し
、レジスタ84からのリファレンス系列であるM系列と
15個の乗算器81で掛算され、加算器82で加算され
、出力される。プリアンブル0(第5図における先頭ビ
ット)に対応する受信信号がシフトレジスタ85の最後
尾のタップから出力される時点から、プリアンブル24
(第5図における最後尾ビット)に対応する受信信号が
シフトレジスタ85の先頭のタップから出力されるまで
、相関操作を行う。このとき、出力端子83には11個
の相関値が得られ、これらの値は、近似的に±5Tに渡
る通信路インパルスレスポンスの推定値とみなすことが
できる。通信路特性推定4− 器3,4は、通信路インパルスレスポンスの推定路5,
6では、推定された通信路インパルスレスポンスから等
化器回路9に有意である成分と有意ではない成分とを選
別して電力比演算回路7に入力するとともに、有意とな
る成分をスイッチ11に出力する。
ここで、等化回路9は長さ5まで通信路インパルスレス
ポンスによって生じる符号量干渉を等化できるものとす
れば、通信路特性選別回路5,6では通信路インパルス
レスポンスの推定値h 3 (−5)八 〜h3(+5)、 h4(−5)〜h 4 (+5)を
それぞれ次のよう(i =−5、−4、・・・0,1)
  ・・・(1)を除<bs(i)である。これらの有
意でない成分路5,6からの各々の入力に基づいて有意
である成分と有意ではない成分の電力比(有意ではない
成分の電力/有意である成分の電力)を演算する。
ここで、電力比演算回路7で演算される電力比は、その
値が大きいほど等化回路9の等化能力を越えた遅延波成
分が大きく、電力比が小さいほど等化回路9で等化でき
る遅延波成分が多いことを意味様である。有意である成
分として、通信路インパ9で等化できる長さ5の通信路
インパルスレスポンスをh3(j)〜h、(j”4)と
すると、h、(j)〜hs(j+4)は次式を満足する
別回路5,6からの入力に基づいて求められる電は6)
からの出力を等化回路9に出力するように制御する。ま
た、電力比演算回路7は、スイッチ8に対して、電力比
が小さくなる入力を与える通信J’h回路(5または6
)に受信信号を入力しているダイバーシティアンテナの
受信信号を等化回路9に入力するように制御する。等化
回路9は、スイッチ11からの入力を符号量干渉を与え
る通信路インパルスレスポンスとして捉え、この入力に
基づいて内部状態を設定する。以上の動作は、プリアン
ブル系列を受信したのちデータ信号が受信されるまでの
間に行う必要がある。
このように設定された等化回路9では、スイッチ8から
の入力信号を等化して出力端子10に出力する。この等
化回路9の構成の一例として、ビタビアルゴリズムを用
いた最尤系列推定回路を用いることができる。この回路
は第8図のように構成できる。この回路は、ブランチメ
トリック演算回路92とビタビプロセッサ93と状態遷
移制御回路98とから構成される。長さ5の通信路イン
パルスレスポンスに起因する符号量干渉を等化するビタ
ビプロセッサ93のトレリス線図を第9図7 に示す。第9図において、時刻kにおける状態S (S
O,SL、S2.S3;k)は、k番目のシンボルに対
して符号量干渉を与えうる全ての送信系列So、Sl、
S2゜S3で定義される。このため、時刻に→時刻に+
1における状態遷移は、5つの送信シンボル系列To、
Tl。
T2.T3.T4で定義できる。ここで、TO〜T3は
時刻kにおけるSO〜S3であり、Tl−74は時刻に
+1におけるSO〜S3である。例えば、S (So、
Sl、S2.S3:k)=(+1 、+1、−1、−1
)からS (SO,Sl、S2.S3;に+1)=(+
1.−1.−1.+1)への遷移は、(TO,Tl、T
2.T3.T4)=(+1.+1.−1.−1.+1)
で定義することができる。一般に、ビタビプロセッサは
、時刻に→時刻に+1に生じうる全ての可能な状態遷移
に対応するブランチメトリックに基づいて復調を行うも
のである(例えば、ヘイズ(J、 F、 Hayes)
  ’“ザ・ビタビ・アルゴリズム・アプライド・トウ
・ディジタル・データ・トランスミ、) ショ7 (T
he Viterbi Algorithm Appl
iedTo Digital Data Transm
ission) ” 、アイ・イー・イー・イー(IE
EE)、コミュニケーション・ソサエティ(Commu
nicationSociety)、1975.No、
13)。第8図の18− 等化回路9において、全ての可能な状態遷移に対応する
ブランチメトリックは次のようにして求めることができ
る。まず、状態遷移制御回路98は、此こりうる全ての
可能な(TO,TI、T2.T3.T/I)を順次出力
し、求めるべき状態遷移に対応するブランチメトリック
の演算を開始させる。例えば、(TO。
TI、T2.T3.T4)として(+1.+1.−1.
−1.+1)が出力された場合には、S (SO,Sl
、S2.S3;k)=(+1.+1゜1、−1)からS
 (So、Sl、S2.S3;に+1)=(+1.−1
.−1 、+1)への遷移に対応するブランチメトリッ
クを求めることを示す。状態遷移制御回路98は、まず
、通信路インパルスレスポンスによって定められるブラ
ンチメトリック成分を演算するブランチメトリック固定
成分演算回路95とブランチメトリック合成回路96と
に(TO,TI、T2.T3.T4)の組を出力する。
ブランチメトリック固定成分演算回路95とブランチメ
トリック合成回路96とは、入力された(TO,TI、
T2.T3.T4)に基づく状態遷移に対応するブラン
チメトリックを演算し、ビタビプロセッサ93に出力す
る。状態遷移制御回路98は、19 ビタビプロセッザ93に対しても(TO,TI、T2.
T3.T4)を出力する。ビタビプロセッサ93は、ブ
ランチメトリック合成回路96から入力されるブランチ
メトリックを状態遷移制御回路98から入力される(T
O,Tl、T2.T3.T4)で規定される状態遷移に
対応するものとして入力し、ビタビアルゴリズムに基づ
いて処理を行う。以上の操作を順次繰り返して、ビタビ
プロセッザ93は、データを判定して、出力端子IOに
出力する。
ブランチメトリック演算回路92は、整合フィルタ94
.ブランチメトリック固定成分演算回路95とブランチ
メトリック合成回路96で構成される。整合フィルタ9
4は、第1O図のように5タツプのトランスバーサル型
フィルタで構成できる。タップ係数1115〜1119
は入力端子91を介してスイッチ11から得られる有意
である戒から入力し、これらの共役複素をとり時間反転
させたものである。ブランチメトリック固定成分演算回
路95は、入力端子91を介してスイッチ110 から得られる有意である成分h(j)〜h (j+4)
を用によりr(1)〜r(4)を求める。ここで、*は
共役複素を示す。r(1)〜r(4)と状態遷移制御回
路98から入力される全ての可能なTO,Tl、T2.
T3.T4との組み合わせから、TO,TI、、、T2
.T3.T4で規定される状態遷移に対応するブランチ
メトリック固定成分b(TO,TI、T2.T3.T4
) を得る。但し、Tkは+1もしくは−1の値をとる。さ
らに、ブランチメトリック合成回路96は、ブランチメ
トリック固定成分演算回路95から出力されるブランチ
メトリック固定成分と整合フィルタ94の出力を用いて
、第9図の各状態遷移に対応するブランチメトリックを
求めてビタビプロセッサ93に出力する。この回路は第
12図のように構成することができる。第12図のブラ
ンチメトリック合成回路96では、入力端子130から
整合フィ1− ルタ94の出力が入力される。また、入力端子131に
はブランチメトリック固定成分演算回路95からTo−
T4で規定されるブランチメトリック固定成分b(To
、TI、T2゜T3 、T4)が入力される。さらに、
入力端子132には状態遷移制御回路98からのT4が
入力される。
このとき、整合フィルタ94の出力をz (k)とすれ
ば、ブランチメトリック合成回路96は、乗算器135
、加算器136.実成分抽出回路137により Real(T4xz(k)+b(To、Tl、T2.T
3.T4))  −(4)を求め、出力端子133にT
O,Tl、T2.T3.T4によって定められる状態遷
移のブランチメトリックとして出力する。以上のような
ブランチメトリック演算回路92は、プロセッサを用い
ても容易に実現することは可能である。
以上、第1図に示す実施例について説明した。
第13図に、2本のアンテナを有するダイバーシティ受
信機でバースト状に伝送された信号を受信する場合に本
発明を適用した第2の実施例のブロック図を示す。
2 第13図において、100はバーストタイミング発生回
路、101,102は受信信号記憶回路、103.10
4は復調回路、105.106ハAD変換回路、その他
の各回路は第1図におけるそれらと同じ回路である。
第13図に示す実施例は、TDMA通信のようなバース
ト通信の場合の実施例である。このようナパース)通信
の場合、バーストタイミング発生回路100は、制御チ
ャネルなどを用いてあらかじめ定められたタイムスロッ
ト番号に基づいて、受信すべきタイムスロットが送信さ
れてくる時刻に1バ一スト分の信号を記憶するように、
復調回路103,104、AD変換回路105,106
及び受信信号記憶回路101,102を制御する。
復調回路103,104及びAD変換回路105゜10
6は、以上のようなバーストタイミング発生回路100
の制御に基づいて動作し、各ダイバーシティブランチに
おけるボーレートサンプルされた受信信号が受信信号記
憶回路101,102に記憶される。以上の動作及びそ
のための構成が第1図に示した実施例の動作及び構成と
異なっており、受信信号記憶回路101,102に記憶
された信号に対して、第1図におけるAD変換回路14
゜150出力信号に対する処理と同様の処理を行なう。
このような構成にすると、受信バーストを1度記憶しで
あるため、ダイバーシティブランチ選択の処理を比較的
低速で行うことが可能になる。
以上第13図に示す実施例について説明した。
以上説明した第1の実施例及び第2の実施例は、いずれ
も2本のアンテナを有するダイバーシティ受信機に本発
明を適用した場合の実施例であるが、3本以上のアンテ
ナを有するダイバーシティ受信機の場合も、アンテナの
数にあわせて通信路特性推定器1通信路特性選別回路等
を増設することにより、第1の実施例あるいは第2の実
施例と同様な本発明の実施例を得ることができる。
又、第1図に示す実施例において、等化回路9の代りに
変調波用の等化回路を用い、アンテナ1.2からの受信
信号を直接スイッチ8に入力するようにしても同じ効果
が得られる。但し、この場合も通信路特性推定器3,4
への入力信号は何等かの復調信号である必要がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、送信点から各アンテナま
での通信路特性を各アンテナからの受信信号に基づき各
通信路特性推定器によって推定し、推定した通信路特性
(インパルス応答)から等化器にとって有意ではない成
分と有意となる成分とを各通信路特性選別回路によって
検出し、有意となる成分の比が大きい通信路特性をもつ
アンテナからの受信信号だけを等化することにより、あ
る程度の遅延時間の遅延波まで等化できる実用的な等化
器を用いてマルチパス歪を受けた信号を高品質で受信で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図、第2
図は送受信点間が見通しである場合の典型的なマルチパ
ス通信路のインパルスレスポンスを示す図、第3図は送
受信点間が見通しにならな25 い場合の典型的なマルチパス通信路のインパルスレスポ
ンスを示す図、第4図は第1図における復調回路12.
13のブロック図、第5図は最大周期系列を用いたプリ
アンブル系列の例を示す図、第6図は第5図のプリアン
ブル系列の中央の15シンボルをリファレンス系列とし
た場合のリファレンス系列とプリアンブル系列との相関
係数を示す図、第7図は第1図における通信路特性推定
器3.4のブロック図、第8図は同じく等化回路9のブ
ロック図、第9図は第8図におけるビタビプロセッザ9
3のトレリス線図、第1O図は第9図における整合フィ
ルタ94のブロック図、第11図は同じくブランチメト
リック固定成分演算回路95のブロック図、第12図は
同じくブランチメトリック合成回路96のブロック図、
第13図は本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。 ■、2・・・・・・アンテナ、3,4・・・・・・通信
路特性推定器、5,6・・・・・・通信路特性推定回路
、7・・・・・・電力比演算回路、8,11・・・・・
・スイッチ、9・・・・・・等化回路、10・・・・・
・出力端子、12.13,103゜26= 104・・・・・・復調回路、14,15,105,1
06・・・・・・AD変換回路、100・・・・・・バ
ーストタイミング発生回路、101,102・・・・・
・受信信号記憶回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、N(Nは2以上の整数)個のアンテナと、これらア
    ンテナのそれぞれからの受信信号に基づき前記受信信号
    の送信点から前記アンテナのそれぞれまでの通信路特性
    をインパルスレスポンスとして推定するN個の通信路特
    性推定器と、前記アンテナのいずれか1つからの受信信
    号をこの受信信号に基づき前記通信路特性推定器が推定
    した前記インパルスレスポンスに基づき等化する等化回
    路と、前記通信路特性推定器のそれぞれからの前記イン
    パルス特性の成分から前記等化回路にとって有意となる
    成分と有意ではない成分とを検出し前記有意となる成分
    と前記有意ではない成分とを区別して出力するN個の通
    信路特性選別回路と、これら通信路特性選別回路からの
    入力のそれぞれについて前記有意となる成分に対する前
    記有意ではない成分の電力比を算出し前記電力比を最小
    にする入力に対応する前記前記通信路特性選別回路及び
    アンテナを示す制御信号を出力する電力比演算回路と、
    この電力比演算回路からの前記制御信号が示す前記アン
    テナからの受信信号を選択して前記等化回路へ出力する
    第1のスイッチと、前記電力比演算回路からの前記制御
    信号が示す前記通信路特性選別回路からの前記有意とな
    る成分を選択して前記等化回路へ出力する第2のスイッ
    チとを備えたことを特徴とするダイバーシティ受信装置
    。 2、前記アンテナのそれぞれからの受信信号を準同期検
    波するN個の復調回路と、これら復調回路のそれぞれか
    らの検波信号をディジタル化して前記通信路特性推定器
    のそれぞれ及び前記第1のスイッチへ出力するN個のA
    D変換回路とを含むことを特徴とする請求項1記載のダ
    イバーシティ受信装置。 3、前記アンテナのそれぞれからのバースト状の受信信
    号に対応して前記AD変換回路のそれぞれが出力したデ
    ィジタル信号を一時記憶した後前記通信路特性推定器の
    それぞれ及び前記第1のスイッチへ出力するN個の受信
    信号記憶回路を含むことを特徴とする請求項2記載のダ
    イバーシティ受信装置。 4、前記通信路特性推定回路は入力信号中のプリアンブ
    ルを用いて前記通信路特性を推定することを特徴とする
    請求項2又は3記載のダイバーシティ受信装置。
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