JPH0372499A - 神経栄養ペプチド - Google Patents

神経栄養ペプチド

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JPH0372499A
JPH0372499A JP1080398A JP8039889A JPH0372499A JP H0372499 A JPH0372499 A JP H0372499A JP 1080398 A JP1080398 A JP 1080398A JP 8039889 A JP8039889 A JP 8039889A JP H0372499 A JPH0372499 A JP H0372499A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、哺乳類の海鳥組織に由来する、コリナージッ
ク・ニューロンのアセチルコリン合成能増大作用を有す
る新規な神経栄養ペプチドに関するものである。 より
詳細には、哺乳類脳海馬組織に由来し、コリナージック
・ニューロンの形成、維持のための種々の生理学的活性
を有する新規な神経栄養ペプチドに関するものである。
〔従来の技術〕
神経栄養因子は、神経末端の標的、ma、ダリア細胞や
血流から供給されるものである。その作用としては神経
細胞の生存・維持、神経突起の伸長の促進及び神経伝達
物質の合成酵素を誘導する作用が認められている。特に
長い投射路を持つニューロンのネットワークの形成や維
持においては、標的細胞からの神経栄養因子の供給が不
可欠なものであると考えられており、投射ニューロン系
の変性・脱落と神経学的疾患との関連が明らかにされて
きている。代表的な例としては、前脳基底野−新皮質海
馬のコリン性神経系の変性・脱落とアルツハイマー型痴
呆、風質−線条体のドーパミン性神経系の変性・脱落と
パーキンソン病、を髄運動神経系の変性・脱落と筋萎縮
性側索硬化症との関係が挙げられる。これらの神経の変
性・脱落、つまり疾患の原因としては、標的細胞由来の
神経栄養因子の不足や欠如が原因ではないかと推定され
ており、神経栄養因子補充による神経変性疾患の治療の
可能性が示唆されている〔アラベル(^ppel、 S
、 H,)アナルス・オブ・ニーーロロジー(^nn、
Neurol、) 10巻、499頁、(1981) 
〕。
現在までに神経栄養因子の存在が数多く確認されている
が、単離され、−次構造が明らかにされている神経栄養
因子は神経成長因子(Nerve growth (a
ctar、NGF)だけである。NGFは、α、β。
Tの3つの異なるサブユニットからなり、構成比はα2
βT2で3サブユニツトのうち、βNGFのみが生理活
性を示している〔バローン(Varon S、 et 
allバイオケミストリー(口iochemistry
) 7巻1296頁(1968) ]。マウスβNGF
の一次構造は1971年にアンゲレッティとブラッドシ
ョ(Angeletti &8radshaw)によっ
て決定され、アミノ酸の総数118個(分子ffi 1
325(1)の蛋白である〔アンゲレツテイとブラット
′ショ(Angeletti &Bradshow)プ
ロシーデインゲス・オブ・ナショナル・アカデミ−・オ
ブ・サイエンス(Proc、Natl、Acad、Sc
i )USA68巻241巻真417頁1) 〕。
次に、−次構造は明らかにされていないが、その特徴が
調べられている神経栄養因子としては、脳由来神経栄養
因子(BDNF)と毛様体神経栄養因子(cNTF)が
ある。BDNFはテーネン(Thoenen)らにより
ブタの脳から、胎児抜根神経節の感覚神経の生存を維持
する神経栄養因子として精製されている。その分子量は
13250で塩基性の高い(PI>10.1)ポリペプ
チドであるが、その−次構造はまだ明らかにされていな
い〔パルプ(fJarde Y、^、 et al、)
エンボ・ジャーナル(EMBOJ、)  1巻549−
553頁(1982)] 、 CNTFはマンソープ(
Manthorpe) らにより、ニワ) IJ胎児の
眼球から精製された副交感神経節(毛様体神経節)の細
胞に対して生存維持に作用する神経栄養因子である。分
子量は20400ダルトンで等電点は約5である〔マン
ソーブ(Manth。
rpe M、 et al、)ジャーナル・オブ・二ニ
ーロケミスドリー(J、Neurochem、 )34
巻69−75頁(198(1)〕〔マンソーブ(Man
thorpe M、et al、)ジャーナル・オブ・
ニューロサイエンス・リサーチ(J、 Neurosc
i、Res、)  8巻233−239頁(19B2)
]  [マンソープ(Manthorpe M、et 
al、)フエデレーション・プロシーデインゲス(Fe
deration Proc、)44巻2753−27
59頁(1985)]。CNTPはまだ一次構造及びイ
ン・ビボの効果に関しては報告されていない。
一方、未だ精製されていないが、上記3種の神経栄養因
子以外にも種々の神経栄養因子が報告されている。 そ
のうち、海馬由来あるいは海馬、中隔績に作用する神経
栄養因子としては、下記のもの等が報告されている。
■新生ラット(2〜3週令)の海馬組織より部分精製さ
れている神経栄養因子〔小鹿他(Ojika K。
etal、)プロシーデインゲス・オブ・ナショナル・
アカデミ−・オブ・サイエンス(Proc、 Natl
、Acad Sci、)US^81巻2567−257
1頁(1984) ]、〔アアラベル^ppel、 S
、 H,)特開昭58−154514 ]、〔小鹿幸生
、薬物・精神・行動(Jpn、 J、 PSycoph
arnacology) 7巻447−451頁(19
87))  :その可溶性成分は海馬組織に比較的特異
的に存在し、培養中隔中心核コリン性作動神経の発育を
促進する。部分精製の結果、分子量約900ダルトンの
ポリペプチドであることが報告されている。
本因子の活性はNGF抗体の添加により阻害されないこ
とから、NGFとは異なっていると考えられている〔ボ
スドウ4”/り(Bostwick J、Roet a
l、)ブレーン・リサーチ(Brain Re5ear
ch) 422巻9298頁(1987):l。
■新生ラット脳のアストロサイトの条件培地から分離さ
れた神経栄養因子〔ミュラー他(Muller tl。
IA、 et al、)ブロシーデインダス・オブ・ナ
ショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス(Proc、
 Natl。
^cad、Sci、)LISA 81巻1248−12
52頁(1984) :l  +セファデックスG10
0のゲル濾過カラムの溶出位置から分子量約500と推
定され、トリプシン及びプロナーゼ処理により活性が消
失しないことから、非蛋白性因子と考えられている。
■脳弓采(fimbria fornics)切断14
日後のラット海馬抽出液より部分精製された神経栄養因
子〔吉田−成、慶應医学65巻1号45−64頁(19
88))  ニゲル濾過の結果、1万〜2万、3万〜4
万、5万〜6万ダルトンの分子量の3種の因子が報告さ
れている。
■ラット海鳥組織より抽出された神経栄養因子〔ヒーコ
ック()!eacock^0M、 et al、) 、
ブレーン・リサーチ(Brain Re5each) 
363巻299−306頁(19B6)〕 : ニットIJ毛様体神経節細胞の生存を維持する活性を有
する。分子量は10000以上の酸性蛋白である。
このように、これらの海馬由来あるいは海馬中隔績に作
用する神経栄養因子は蛋白性因子や非蛋白性因子として
報告されているが、いずれも単離、精製されておらず、
−次構造も明らかにされていない。
しかし、これら神経栄養因子の薬理作用に着目し、神経
変性疾患治療剤として使用すべく、純化した該神経栄養
因子の開発が望まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は上記従来の課題を解決するものである。
即ち、本発明の第1の目的は純粋な化合物として単離精
製された、コリナージック・ニューロンのアセチルコリ
ン合成能増大作用を有する新規な神経栄養ペプチドを提
供するものである。
本発明の第2の目的は当該新規神経栄養ペプチドの製造
法を提供することである。
本発明の第3の目的は新規な神経変性疾患治療剤を提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、前記課題を解決するため種々研究を重ねて
きたところ、新規な神経栄養ペプチドの単離、精製に成
功し、さらに研究を重ねて本発明を完成した。
ここで言う、本発明の神経栄養ペプチドとは、ペプチド
性の神経栄養因子を意味し、下記の理化学的性質および
生物学的性質を有する。
(a)海馬組織の水溶性画分に含まれる純粋なペプチド
ら)分子量:700〜1400 (バイオ・ゲルP−2
を用いるゲル濾過法による) (c)コリナージック・ニューロンのアセチルコリン合
成能を増大する。
この明細書においては、アミノ酸、保護基、活性基、溶
媒等について、IUPAC−IUBに基づく略号および
、当該分野における慣用略号で表示する場合があり、そ
れらを例示すると次の通りである。
アミノ酸残基に対する略号は以下の通りである。
略号      名称 Leu       L−ロイシン Ser      L−セリン Gln      L−グルタミン 11e      L−インロイシン Asp      L−アスパラギン酸Gly    
  グリシン Ala      L−アラニン Pro       L−プロリン Trp      L−トリプトファン特に断らない限
り、本明細書で接頭辞ILで命名されているアミノ酸残
基は天然に生ずる絶対立体配置りに該当する。
他の略号は次の通りである。
略号      名称 Ac       ア七チル Boc      t−ブチルオキシカルボニル○cH
ex    シクロヘキシルエステルBzl     
 ベンジル DCCジシクロへキシルカルボジイ ミド DMF      ジメチルホルムアミドPTCフェニ
ルチオカルバミル TFA       )リフルオロ酢酸また、本明細書
において本発明の神経栄養ペプチドはHCNP  (旧
ppocampal Cholinergic Neu
rotrOρhic Peptide )と略称する場
合がある。そして、海馬組織から抽出M製し、単離した
該ペプチドを特に意味する場合は°’1(cNP“と表
示する。更に、本発明の神経栄養ペプチドのアミノ酸配
列において、N末端はアセチル基でブロックされていて
もよい。この場合、特にN末端の構造上の違いを明示す
る必要のある場合は、アセチル基でブロックされている
ものをAc−HCNPと、一方ブロックされでいないフ
リーのものはf−)IC:NPと表示する。
11cNPの物理化学的性質: (1)分子ft’1 バイオ・ゲルP−2カラムを用いるゲル濾過法により、
分子量は700〜1400である。
指標として、リボヌクレアーゼA(分子量13,70(
1)、ビタミンB12(分子flll、355)、β−
二ココチンアミドアテ°ニン・ジヌクレオチド(Nへ〇
〇〉(分子量663)Z−Glu−Tyr(分子ff1
444)、Trp(分子1204)を用い、溶出液とし
て0.05M酢酸を用いた。
(2)アミノ酸組成 ”IICNP″をフェノール含有定沸点塩酸で、110
℃、20時間加水分解してアミノM組成を調べた。
Leuを基準アミノ酸として算出したアミノ酸組成は以
下の通りであった。
^SX:0.9 、Ser: 1.4 、Glx: 1
.3 、Pro: 1゜0 、Gly: IJ 、Al
a : 2.5 、lie : 0.9 、Leu: 
1.0 、Trp:0.8 (3)N末端アミノ酸 ”HCNP”をAppliecl fJIasyste
ms社製477型プロティン・シーケンサ−を用いてエ
ドマン分解し、生成したPTH(フェニルチオヒダント
イン)−アミノ酸誘導体を^pplied Biosy
stems社ml[120A型PTHアナライザーで分
析した結果、サイクル1〜10でアミノ酸が全く検出さ
れなかった。従って、N末端アミノ酸はブロックされて
いると考えられる“)ICNP”のN末端アミノ酸をア
シルアミノ酸遊離酵素を用いて切断し生成したアシルア
ミノ酸を分取した。そのアシルアミノ酸を加水分解後、
アミノ酸分析した結果、Alaが検出されたことからN
末端アミノ酸はへ1aと同定された。
(4)アミノ酸配列 ” 11 CN P ’のN末端アミノ酸はブロックさ
れていたため、アシルアミノ酸遊A′li酵素を用いて
N末端アミノ酸を切断した後、逆相系液体クロマトグラ
フィーによりN末端アミノ酸のはずれた構成ペプチドを
分取した。そのvt或ペプチドを^pρl1ed Bi
systems社製477型プロティン・シーケンサ−
と120A型PTHアナライザーを用いて解析した結果
、Ala−Asp−11e−3er−Gln−Trp−
Ala−Gly−Pro−Leuと同定された。
(3)、 (4)の結果から、’IIcNP”のアミノ
酸配列は次のように決定された。
(5)C末端M4造 ”)IcNP″をキモトリプシンで断片化し、逆相系高
速液体クロマトグラフィーによりC末端構成ペプチドを
単離し、アミノ酸配列を解析し、Ala−GIY−Pr
o−Leuと同定した。 ペプチド合成法によりAla
−Gly−Pro−Leu−OHおよびAla−Gly
−Pro−Leu−NH2を合成し、逆相系充填剤TS
に一120Tカラムを用いる高速液体クロマトグラフィ
ー法で分析し、それらの保持時間を比較した結果、“)
ICNP“から得られたC末端構成ペプチドは前者の合
成ペプチドと一致した。この事実から”HCNP”のC
末端アミノ酸Leuは−01(体と同定された。
(6)N末端構造 (3)で得られたアシルアラニンと各種アシルアミノ酸
誘導体標品とを逆相系充填剤TSに一120Tカラムを
用いる高速液体クロマトグラフィー法で分析し、それら
の保持時間を比較した結果、(3)で得られたアシルア
ラニンはアセチルアラニンと一致した。この事実から”
HCNP”のN末端アミノ酸Alaはアセチル化されて
いると判断された。
ペプチド合成法により^cetyl−Ala−Ala−
Asp−lleSer−Gln−Trp−Ala−Gl
y−Pro−Leuを合成し、逆相系充填剤TSK−1
20Tカラムを用いる高速液体クロマトグラフィー法で
分析し、”II(:NP“と上記合成ペプチドとの保持
時間を比較した。その結果、”)IcNP”の保持時間
は合成ペプチドの保持時間と一致したことから、”II
GNP”の−次構造を以下のように決定した。即ち、こ
の配列は^c−HCNPの一次構造であることが判明し
た。
Pro−Leu しかし、本発明の神経栄養ペプチドはN末端がアセチル
基でブロックされていないフリーのもの(即ち、f−H
CNP)をも包含するものである。
〔製造方法〕
本発明のIIcNP“の製造方法としては、例えば、次
のような方法が例示される。
(i)海馬amから抽出・精製し単離する方法:製造原
料としては、いずれの哺乳動物の脳をも使用することが
でき、ヒトのみならず、例えばマウス、ラット、イヌ、
ウシ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、ウサギ、ブタ等の各種哺乳
動物が対象となる。
その代表例としてラット脳の海鳥組織が挙げられる。好
ましくは生後l〜2週令のラット胎児脳から海馬組織を
とり出し、使用するまで凍結保存、杼ましくは一70℃
以下で保存しておく。
海馬組織からの抽出は冷却下、できれば0℃〜5℃で行
なうことが好ましい。海鳥組織に2〜10倍量の中性緩
衝液、好ましくは6〜7倍量のpH7,2のリンerg
衝液を加え、ガラス・テフロンホモゲナイザーを用いて
ホモゲナイズする。遠心し、好ましくは100.0OO
Gで4℃、2時間遠心して沈澱を除く。
得られた上清に酸、好ましくは酢酸を最終濃度が2Mに
なるように加え酸性にし、生じた沈澱を再び遠心して除
く。
このようにして得られた”IIcNP”を含む上清は公
知の精製法、例えばゲル濾過クロマトグラフィー、限外
濾過、透析、塩析などを単独あるいは組み合せて精製す
ることができる。#R製は冷却下、できればO℃〜5℃
で行うことが好ましい。好ましくは、得られた上清を分
子fft5000以下の低分子を通す分子フィルター、
例えばアミコン社製のYM5メンプランを用いて限外濾
過し、分子量5000以下の低分子画分を集め、凍結乾
燥する。得られた粉末を少量の酸、好ましくは0.05
M酢酸に溶解し、適当なゲル濾適用充填剤、例えば、バ
イオゲルP−2、バイオゲルP−6あるいはセファテ′
ツクスG−25、好ましくはバイオゲルP−2を用いる
ゲル濾過クロマトグラフィーにより分子量分画する。溶
出液についてラット中隔中心核を用いる生物学的活性測
定法によりコリナージック・ニコーロンのアセチルコリ
ン合成能への効果を測定する。活性画分を集め、適当な
逆相系充填剤、好ましくはミリポア社製の5ep−Pa
k−C18カートリッジに通液する。カートリッジを酸
、好ましくは0゜05M i’j¥酸で洗浄した後、適
当な酸性有機溶媒、好ましくは0.1%TFA−60%
アセトニトリルを用いて溶出する。溶出液を集め、凍結
乾燥し白色の粉末を得る。
上記白色粉末からの″)ICNP”の単離は逆相液体ク
ロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィーある
いは適当な抗体などを用いるアフィニティークロマトグ
ラフィーを単独あるいは組み合せて行なうことができる
好ましくは上記白色粉末を適当な酸、好ましくは0゜1
%TFAに溶解し、適当な逆相系充填剤、例えば炭素数
1から18のアルキル基あるいはフェニル基の結合した
シリカゲル担体を用いる逆相系液体クロマトグラフィー
によりI!l!!する。溶出溶媒としてはTFA、酢酸
、ギ酸あるいはリン酸を含むアセトニトリル、プロパノ
ール、インプロパノール、メタノール、エタノールある
いはブタノールなどを使用することができる。例えば、
バイオラッド社製RP−304逆相系カラムを用いる高
速液体クロマトグラフィーにより分画し、アセトニトリ
ル濃度21%〜26%で溶出される画分を分取し、凍結
乾燥し、白色の粉末を得る。この白色粉末を適当な酸、
好ましくは0.05%TFAに溶解し、東ソー社製TS
に一120T逆相系カラムを用いる高速液体クロマトグ
ラフィーにより分画し、アセトニトリル濃度28%〜3
0%で溶出される両分を分取し、凍結乾燥し、白色粉末
状の”HCNP“を得る。これは通常、冷暗所に保存さ
れる。
(ii)化学合成による方法: 化学合成による方法では、通常のペプチド化学において
用いられる方法に準じて合成することができる。すなわ
ち、液相法、固相法いずれによっても得ることができる
より詳細には、例えば固相合成法を採用する場合、C末
端アミノ酸(アミノ基を保護したもの)をそのカルボキ
シル基によって、まず不溶性担体に結合させる。次いで
、アミノ保護基を除去した後、目的ペプチドのアミノ酸
配列に従い、順次アミノ基保護アミノ酸をその反応性ア
ミノ基および反応性カルボキシル基との縮合反応により
結合させ、−段階ずつ合或し、全配列を合成した後、ペ
プチドを不溶性担体からはずすとともに保護基を除去す
ることにより、目的のペプチドを得ることができる。
上記各種方法において、反応性の官能基は保護しておく
ことが好ましい。
アミノ基の保護基としては、例えば、ベンジルオキシカ
ルボニル、t−ブチルオキシカルボニル、p−メトキシ
ベンジルオキシカルボニル、2クロルベンジルオキシカ
ルボニル、p−トルエンスルホニル、トリフルオロアセ
チル、フタリル、ホルミル、0−ニトロフェニルスルフ
ェニル、3ニトロ−2−ピリジンスルフェニル、ジフェ
ニルホスフィノチオイル基などがあげられる。カルボキ
シル基の保護基としては、例えばアルキルエステル(メ
チル、エチル、t−ブチルなどのCI−、アルキルエス
テル)、ベンジルエステル、pニトロベンジルエステル
、p−メチルベンジルエステル、シクロヘキシルエステ
ル、シクロペンチルエステルなどがあげられる。Set
の水酸基は、必ずしも保護する必要はないが、必要であ
れば、例えば、ベンジル、2.6−ジクロルベンジル、
t−ブチル、ベンジルオキシカルボニル、アセチル基な
どで保護することができる。Trpのインドリル基は必
要であれば、ホルミル、ベンジルオキシカルボニル、2
.4−ジクロルベンジルオキシカルボニル基などで保護
することも可能である。
上記各種方法において、ペプチド結合形成方法としては
、例えばジシクロへキシルカルボジイミド、1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
などのカルボジイミド型縮合剤を用いる方法、対称型酸
無水物法、混合酸無水物法、アジド法、活性エステル法
、酸化還元法、ジフェニルホスホリルアジド法、カルボ
ジイミド型線合剤+添加物(1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール、N−ヒドロキシコハク酸イミドなど)法など
既知の手法があげられる。
保護基の除去法としては、例えば、トリフルオロ酢W法
、メタンスルホン酸法、トリフルオロメタンスルホン酸
法、フッ化水素法、液体アンモニアナ) IJウム法な
ど既知の手法があげられる。
本発明によって製造されるペプチド類の精製は、例えば
イオン交換樹脂、分配クロマトグラフィ、ゲルクロマト
グラフィー、逆相型液体クロマトグラフィーなどのペプ
チド化学の分野で通常用いられる方法を単独にまたは組
み合わせて用いることによって行うことができる。
〔薬理作用〕
本発明の神経栄養ペプチドは神経細胞の分化成熟を調節
する。すなわち、コリン系神経である中隔中心核のa織
のアセチルコリン合皮を促進する。生物学的活性の測定
は、小鹿幸生ら〔薬物・精神・行動、7巻、447〜4
51頁(1985)]の方法により、行うことができる
〔治療剤への適用〕
本発明の神経栄養ペプチドは、神経変性疾患治療剤、抗
痴呆剤として有用である。ここで神経変性疾患とは、神
経細胞が萎縮あるいは脱落する病気であり、たとえば 
アルツハイマー病、アルツハイマー型老年痴呆症、筋萎
縮性側索硬化症、パーキンソン氏病等があげられる。
また、痴呆としてはアルツハイマー型痴呆、パーキンソ
ン痴呆、脳血管性痴呆等があげられる。
本発明化合物を投与される動物は特に制限されず、ヒト
のみならず、例えばマウス、ラット、イヌ、ウシ、ウマ
、ヤギ、ヒツジ、ウサギ、ブタ等の各種哺乳動物が対象
となる。
これらの動物およびヒトへの投与は通常の投与経路、例
えば経口、筋肉内、静脈内、皮下、腹腔内、鼻腔内およ
び脳内投与により行うことができる。 投与量および投
与回数は動物種、投与経路、症状の程度、体重等によっ
て異なり特に限定されないが、ヒトにおいては、通常成
人1日あたり約lμs=1gを1日1回もしくはそれ以
上の回数で投与される。投与剤型としては、例えば散剤
、細粒剤、頚粒剤、錠剤、カプセル剤、坐剤、注射剤、
経鼻剤などがあげられる。製剤化の際は、通常の製剤担
体を用い、常法により製造する。即ち、経口用製剤を調
製する場合は、生薬に賦形剤、更に必要に応じて結合剤
、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、などを加えた後、常法によ
り錠剤、頴粒剤、散剤、カプセルなどとする。 注射剤
をma?する場合は、必要によりpH調整剤、緩衝剤、
安定化剤、可溶化剤などを添加し、常法により注射剤と
する。
〔実施例〕
実施例1 ”IIcNI’″の精製: (1)2迎合ラット約300匹分の海鳥組織に6〜7倍
容の氷冷したリン酸緩衝液(pH7,2)を加え、ガラ
ス・テフロンホモゲナイザーを用いてホモゲナイズした
後、100,000 Xg、 4℃で2時間遠心分離し
た。上清に氷酢酸を最終濃度が2Mになるように加え、
沈澱物を100. ooox g、4℃で2時間遠心分
離した。上清をアミコン社製YM5フィルター(カット
・オフ分子量500(1)を用いて超限外濾過を実施し
た。濾液を凍結乾燥後、0.05M#酸に溶解し、予め
0.05M酢酸で平衡化させたl1lio−GeIP2
ゲルを充填したカラム(1,6X 84 cm)に注入
した。0.05M酢酸で流速16.5rd/時間で溶出
し、溶出液を1.65mf/画分で分画した。そのIR
を用いてA 280nmでの吸光度を測定し、生物学的
活性を測定した。活性の認められた画分を集め、ミリポ
ア社a!lseρ・Pak−C18カートリッジに通液
した。0. (15M酢酸で洗浄後0.1%TFA−6
0%ア七トニトリルで活性成分を溶出した。溶出液を凍
結乾燥し、6.8■の蛋白質を含む粗精製品を得た。
この粗fiIM品について、生物学的活性を測定した結
果、160 ng/−でコリナージック・ニューロンの
アセチルコリン合成能を 150%にまで増大させる活
性を示した。
(2)  (1)で得た粗精製品3.4IIgを0.1
%TFAに溶解し、予め0.1%TFAで平衡化させた
l1lio−Rad社製逆相系充填剤RP−3(14カ
ラム(4,6φX 250市)に注入した。2W類の溶
媒A l (0,1%TFA)およびBl(0,1%T
FA−95%アセトニトリル)を使用し、溶媒AIから
溶媒B1ヘアセトニトリル濃度を徐々に増加させ溶出し
た。最初の10分間で811度を0%から10%に、次
の40分間で81濃度を30%に、次の10分間でBl
濃度を40%に、次の10分間で811度を60%に、
次の3分間でBla度を 100%に、B1濃度を直線
的に増加させ、流速1.0−/分で溶出した。溶出液を
A220nmでモニターL、2−/フラクションで分画
した(第1図)。 この逆用系高速液体クロマトグラフ
ィーを2回実施した。活性画分フラクションNα21〜
26(アセトニトリル濃度21〜26%で溶出される画
分)を集め、スピード・バック・コンセントレータ−で
減圧濃縮し、白色粉末を得た。この白色粉末について生
物学的活性を測定した結果、トータルボリュームの5.
3/10’を1mlの培地中に溶かした濃度でコリナー
ジック・ニューロンのアセチルコリン合成能を150%
にまで増大させる活性を示した。
(3)  (2)で得た活性物質を0.1%TFAに溶
解し、予め0.1%TFAで平衡化させた東ソー社製逆
相系充填剤TSに一120Tカラム(4,0φX 25
0ml11)に注入した。(2)で使用した2種類の溶
媒AlおよびBlを使用し、溶媒A1から溶媒Blヘア
セトニトリル濃度を徐々に増加させ溶出した。最初の5
分間は溶媒Alだけを通液し、次の10分間で81濃度
を0%から25%に、次の25分間でBl′a度を30
%に、次の10分間で811度を40%に、次の10分
間でBla度を100%に、Bl濃度を直線的に増加さ
せ、流速1.tW/分で溶出した。溶出液を^220n
mでモニターし、1ml!/フラクシジンで分画した。
活性画分フラクションに46および47(アセトニトリ
ル濃度28〜30%で溶出される画分)を集め減圧濃縮
した。
この活性画分を逆相系充填剤TSに−[20Tカラムを
用いてリクロマトグラフィーを実施した。2種類の溶媒
A2(0,05%TFA)およびB2 (0,05%T
FA−95%アセトニトリル)を使用し、溶媒A2から
溶媒B2ヘアセトニトリル淵度を増加させ溶出した。最
初の5分間で82a1度を0%から25%に、次の30
分で82V1度を35%に、次の5分間で82a度を4
0%に、次の5分間で82W度を100%に、821度
を直線的に増加させ、流速1゜0rn1/分で溶出した
。溶出液を^220nmでモニターし、各ピークを手動
で分画した。活性は30〜31分に溶出される鋭い単一
のピーク画分(アセトニトリル濃度31〜32%)に回
収された(第2図)。この活性画分を減圧濃縮し、4μ
gの’IICNP”を得た実施例2 ”lI[NP”の構造解析: (1)アミノ酸組成 ”IIcNP”をフェノール含有定沸点塩fllo、2
−で110℃、20時間加水分解しピコ・タグ(PIC
D−TAG)法によりアミノ酸分析した。Leuを基準
として算出したアミノ酸組成は以下の通りであった。
^SX:0,9 、 Ser:1,4 、 Glx:1
.3 、 Pro:1,0Gly:IJ  、  ^l
a:2.5  、   lie:0.9  、  Le
u:1.0Trp:0.8 (2)N末端アミノ酸 ”HCNP’ 0.5.!J gをApplied 1
Jiosystems社製477型プロティン・シーケ
ンサ−でエドマン分解し、生成したPTH(フェニルチ
オヒダントイン)−アミノ酸誘導体をApplied 
Biosystems社製120^型PTHアナライザ
ーで分析した結果、サイクルl〜lOでアミノ酸が全く
検出されなかった。 従ってHCNP”のN末端はブロ
ックされていることが明らかになった。
(3)  キモトリプシン切断により得られた断片化ペ
プチドの構造解析 ”IIcNP” 0.8μgに0.05M N)1.H
CO3溶液0.1−を加え溶解し、S+、Bma社製キ
モ) IJプシン0.4μgを加え37℃でインキュベ
ートした。6時間後、更にキモ) IJプシン0,4μ
gを加え、37℃で終夜インキュベートした。
反応液を予め0.05%TFAで平衡化させた逆相系充
填剤TSK−120Tカラム(4φ×250■−)に注
入した。2種類の溶媒、A2(0,05%TFA)およ
びB2  (0,05%T F A−95%アセトニト
リル)を使用し、溶媒A2から溶媒B2ヘアセトニ) 
IJル濃度を増加させながら溶出した。最初の40分間
で82濃度を0%から40%に、次の15分間で82a
度をIC10%に直線的に増加させ、流速1゜0m11
分で溶出した。溶出液を^220nmおよび^280n
mでモニターした。保持時間24分および36分に溶出
されるピーク画分で分取した。それぞれをCHIおよび
ClI2とする。
CHIおよびCH2を減圧′a縮し、0.1%チオグリ
コール酸酸含有定点塩酸0.2dを加え、110℃で2
4時間加水分解し、アミノ酸分析した。それぞれのアミ
ノ酸組成は、次の通りであった。
Cl11のアミノ酸組成: Pro: 1.1?、Gly:0.61゜Ala:0.
82 、Leu:1,00、C)12のアミノ酸M或: ^sx:1,05、Ser:1,18、Glx:1.2
5、Gly:0.50、Ala:2.00、Ile:0
.83、Trpも明らかに検出されたが微攪な為、定量
不能であった。
CHIおよびCl12のアミノ酸配列を477型プロテ
イン・シーケンサ−および120A型PTHアナライザ
ーで同定した。
C)IIのアミノ酸配列: l  2 3 4 Ala−Gly−Pro−Leu CH2はサイクル1〜10で全くアミノ酸が検出されな
かったことからN末端がブロックされていると結論され
た。
次に、CHIのC末端の構造を明らかにするため、2種
類の合成ペプチドH−Ala−Gly−Pro−Leu
−DHおよびH−Ala−Gly−Pro−Leu−N
llzについて上述の条件で逆相系高速液体クロマトグ
ラフィー法による分析を行なった。Cl11と前者の合
成ペプチドの保持時間が一致したことからCl1lのC
末端アミノ酸Leuは−DH体であることを確認した。
次に、CH2に340μfのloomMピリジン酢NI
緩衝液(pH5,5)を加え溶解し、110 pmol
のカルボキシペプチダーゼYを加え、37℃でインキュ
ベートした。経時的に反応液をサンプリングし、アミノ
酸分析した結果、CH2のC末端のアミノ酸配列として
I Ie−3er−Gln−Trpの配列が同定された
Cl12を0.1Mリン酸1f::衝液(pH7,2)
 50μlに溶解し、宝酒造社製アシルアミノ酸遊離酵
素o4uを加え37℃でインキュベートした。5時間後
および8.5時間後に0.050ずつのアシルアミノ酸
遊離酵素を加え37℃で計22.5時間インキュベート
した。
反応液を予め0.05%TFAで平衡化した逆相系充填
剤TSK−120Tカラム(4φ×250叩)に注入し
た。
2種類の溶媒A2(0,05%TFA)およびB2(0
,05%TFA−95%アセトニトリル〉を使用し、溶
媒A2から溶媒B2ヘアセトニ) IJル濃度を増加さ
けながら溶出した。最初の5分間は溶媒A2だけを通液
し、次の40分間で82fi度を0%から40%に、次
の15分間で82a度を100%に直線的に溶出させ、
流速1.0Inl/分で溶出した。溶出液を^220n
mおよび^280nmでモニターした。保持時間37分
に溶出されたピーク画分を分取した。この画分をCH2
−ARIとする。CH2−ARIを0.1%チオグリコ
ール酸酸含有定点塩酸で110℃、24時間加水分解し
、アミノ酸分析を行なった。ff1ffiなため、分取
に使用した溶媒A2および溶媒B2を混合して調魁した
B2濃度35%の溶液についても同様に加水分解し、ア
ミノ酸分析を行ない、補正してCH2−ARIのアミノ
酸組成を求めた。
CH2−ARIのアミノ酸組成: ASX:1.09、Ser:0.86、GIX:0.9
7、へla:1.oo、11e: 1.18、Trpも
明らかに検出されたが微量なため定量不能であった。
前述のC112のアミノ酸組成と比較して、ClI2−
ARIはAlaがl残基少ないことからC112のN末
端アミノ酸はAlaと同定された。
CH2−へR1を477型プロテイン・シーケンサ−お
よび120A型PTIIアナライザーで解析した結果、
^!a−Asp−11e−Ser−Gln−Xと同定さ
れた。
以上の結果から、C)12のアミノ酸配列は ^la−
Ala−Asp−l 1e−5er−Gln−Trpと
同定され、N末端アミノ酸Alaがブロックされている
ことが明らかになった。
(4)  アシルアミノ酸遊離酵素切断により得られた
断片化ペプチドの構造解析 ”H[’NP”約2μgに0.1Mリン酸緩衝液(pH
7,2) 50μlを加え溶解し、宝酒造社製のアシル
アミノ酸遊離酵素01tUを加え、37℃でインキュベ
ートした。更に、5時間後および8.5時間後に0.0
50ずつのアシルアミノ酸遊離酵素を加え、37℃で計
 22.5時間インキュベートした。反応液を予め0.
05%TF^で平衡化した逆相系充填剤TSK−120
Tカラム(4φ×250市)に注入した。
2種類の溶媒A2(0,05%TFA)およびB2(0
,05%TFA−95%アセトニトリル)を使用し、溶
媒A2から溶媒口2ヘアセトニ) IJル濃度を増加さ
せながら溶出した。最初の5分間は溶媒式2だけを通液
し、次の40分間で82fi度を0%から40%に、次
の15分間で82a度を100%に直線的に増加させ、
流速1.0eg/分で溶出した。溶出液を^220nm
および^280nmでモニターし、l++f/フラクシ
ョンで分画した。保持時間43分のピーク画分について
は手動で分取した。この画分をARIとする。ARIを
0.1%チオグリコール酸酸含有定点塩酸0.2−で1
10℃、24時間加水分解し、アミノ酸分析した。
ARIのアミノ酸組成; ブチドであることが明らかになった。
ASX:0.98.5ervo、 87、GIX:1.
01、Pro:0.92、Gly:1.03、Ala:
1.813、lie:0.95、Leu:I、00、T
rp:0.63 ARIのアミノ酸配列を^pplied Biosys
tems社製477型プロティン・シーケンサ−および
120A型PTHアナライザーを用いて同定した。
ARIのアミノ酸配列: 次に、アシルアミノ酸遊離酵素により切断されたアシル
アミノ酸を調べるため、フラクションNαl−20につ
いて、0.1%チオグリコール酸酸含有定点塩酸0.2
mRで110℃、24時間加水分解し、アミノ酸分析を
実施した。フラクションNα3およびNo、 4にAl
aが検出された。他のフラクションには有意なアミノ酸
は検出されなかった。 従って、”HCNP’のN末端
アミノ酸をAlaと同定した。
以上の結果から、”HCNP″はN末端アミノ酸がアシ
ル化されており、次のアミノ酸配列を有するべ” 11
 G N P ”のアミノ酸配列:次に、アシル化の種
類を明らかにするため、フラクションNα3および4に
含まれていたアシルアラニンと各種アシルアラニン誘導
体とを逆相系高速液体クロマトグラフィー法(Meth
od in Enzym。
ogy)で分析し、保持時間を比較した結果、アセチル
アラニンの保持時間と一致した。従がってHCtllP
のNJ[アミノ酸Alaはアセチル化されていることが
明らかになった。
更に、ペプチド合成法により得た^cetyl−Ala
−Ala−Asp−11e−3er−Gln−Trp−
Ala−Gly−Pro−Leuについて逆相系充填剤
TSK−120Tカラムを用いる高速液体クロマトグラ
フィー法で分析した結果、”HGNP’″の保持時間は
合成ペプチドの保持時間と一致した実施例3 Ala−Gly−Pro−Leu(IIcNP”’)の
合成:”HCNP’化学合或化学合体として、HCNP
の8番目から11番目のアミノ酸配列に相当するペプチ
ドを合成したく以後、HCNP’−”と略す)。
使用した樹脂は粒径100−200メツシユのクロロメ
チル化されたポリスチレンビニルベンゼン樹脂である(
1%ジビニルベンゼンで架橋、樹脂1g当たり0.68
ミリモルのクロライドを含有〉。ポリペプチドを合成す
るに当たり3.05gのBoc−Leu−OHをエチル
アルコール20d、水7−へ溶解し、20%炭酸セシウ
ム水溶液にてpH7とし、減圧濃縮し、乾燥させた。こ
れにDMFI 20dを加え、15gのクロロメチル化
樹脂を加え、50℃にて12時間、さらに室温にて12
時間撹拌し、エステル化した。得られたアミノ酸結合樹
脂を濾過し、DMF、90%DMF、DMF、エチルア
ルコールにて順次洗浄し、かつ乾燥した。収量16.9
g。
このアミノ酸結合樹脂6gを固相合成反応容器に入れ後
記スケジュールlに従って  Boc−Pro−〇H%
Boc−Gl y−OH,Boc−へ1a−OH1を順
次、当量のDCCを用いてカップリングさせた。この際
、添加剤として当量のN−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ルを加えた。その結果、HCNP’−”ペプチド樹脂6
.7gが得られt二。
このIIcNP’−’lペプチド樹脂1.1gにアニソ
ール3tt’、エチルメチルスルフィド0.5−1無水
フツ化水素20rnlを加え、−20℃60分間、0t
60分間反応させた。減圧a!8後、ジエチルエーテル
200−を加え30分間撹拌し、濾過しジエチルエーテ
ル100−で洗浄した。謹上物に5%酢酸水100−を
加えて30分間撹拌後、樹脂を濾過し、5%酢酸水10
0mfで洗浄した。濾洗液を凍結乾燥後、得られた粗ペ
プチドを水に溶解し、予めO,1%トリフルオロ酢酸水
で平衡化させた逆相系充填剤YMC−A363 (S−
5)ODSカラム(30φ×250帥)に注入し、カラ
ムを0.1%トリフルオロ酢酸水で洗浄後、アセトニト
リル濃度を18%まで増加させ、流速7゜0−7分で溶
出した。溶出液をA230nmでモニターし、目的物を
含む両分を集め、凍結乾燥し、HCNP”’ : l 
82. 3mgを得た。
得うレタHCNPs−11ハ逆相系充[+1YMC−A
 211−〇DSカラム(4,6φX250mm)を用
いた、10%から50%までの0.1%トリフルオロ酢
酸を含むアセトニ) Uルの直線濃度勾配溶出法による
分析において保持時間14.7分を示し、そのアミノ酸
分析位は理論値と一致した。
アミノ酸分析 加水分解;4Nメタンスルホン酸−2%トリプタミン、
110℃ 24峙間 分析方法:PIC〇−TAG (逆相−PTCアミノ酸
)法 *基準アミノ酸    ()内理論値 Gly:1.00  (1) Ala:0.90  (1) Pro:0.95 (1) *Leu:1.00  (1) スケジュールl 工程         時間(分)×処理回数1、(洗
浄)塩化メチレン60tJ’ 2、(脱保護)50%’I” F A −5%エタンジ
チオール− 45%塩化メチレン(V/V) 0rrf1 3、  (?jc浄)塩化メチレン60me4、 (&
浄)メタノール60− 5、 〈中和ン 10%トリエチルアミン−90%塩化
メチレン(V/V) 60I71i! 6、(洗浄)メタノール60m!! フ、(中和)10%トリエチルアミン 90%塩化メチレン(V/V) 6〇− 8、(洗浄〉メタノール60m1 9、(洗浄)塩化メチレン6〇− 1O1(カップリング)各アミノ基 保護アミノi!112(6ミリモル)、50%DMF−
50%塩化メチレン (V/V)30m、 X3 X1 0X1 X2 2×2 XI X1 XI X2 2×3 5×1 DCC(6ミリモル)の 塩化メチレン溶液12d    120X111、(洗
浄)50%DMF−50% 塩化メチレン(V/V) 60rrd!   2 X 
212、(洗浄)メタノール60m1!    2xl
13、(中和)10%トリエチルアミン90%塩化メチ
レン(V/V) 60d             I X 114、 
(洗浄)メタノール60mg    2x215、(&
浄〉塩化メチレン60m1  2X216、(アセチル
化)25%無水酢酸 75%塩化メチレン(V/V) 60mf            15X117、(洗
浄〉塩化メチレン60m+!   2X218、(洗浄
)メタノール60mg    2X2但し、工程■0で
2回目以降のカップリングの場合には、50%DMF−
50%塩化メチレン(V/V)の代わりにDMF、また
はl−メチル−2−ピロリジノンを用い、反応時間を最
大12時間まで延長した。
実施例4 )ICNP”−” N H2の合成: 使用した樹脂は粒径200−400メツシユの4−メチ
ルベンズヒドリルアミン樹脂である(1%ジビニルベン
ゼンで架橋、樹脂1g当たり0゜73ミリモルのアミノ
基を含有)。この樹脂6gを固相合成反応容器に入れ、
実施例3に記載のスケジュール1に従って工程3より合
成を開始し、Boc−Leu−OH,Boc−Pro−
〇F【、Boc−Gly−○H,Boc−Al a−O
H。
を順次、当量のDCCを用いてカップリングさせた。こ
の際、添加剤として当量のN−ヒドロキシベンゾトリア
ゾールを加えた。その結果、中間体HCNP’−”NH
t ヘフチ)’樹脂7.6gが得られたこの)ICNI
”−” N H2ペプチド樹脂1gにアニソール3rn
1、エチルメチルスルフィド0.5−1無水フッ化水素
20−を加え、−20℃60分間、0℃60分間反応さ
せた。減圧濃縮後、ジエチルエーテル200rnlを加
え30分間撹拌し、濾過しジエチルエーテル100mf
fで洗浄した。謹上物に5%酢酸水100−を加えて3
0分間撹拌後、樹脂を濾過し、5%酢酸水100−で洗
浄した。
濾洗液を凍結乾燥後、得られた粗ペプチドを水に溶解し
、予め0. 1%トリフルオロ酢酸水で平衡化させた逆
相系充填剤YMC−A363 (S−5)ODSカラム
(30φX250mm)に注入し、カラムを0,1%ト
リフルオロ酢酸水で洗浄後、アセトニ) IJル濃度を
17%まで増加させ、流速7、 0−/分で溶出した。
溶出液をA230nmでモニターし、目的物を含む両分
を集め、凍結乾燥し、tlcNP’−”NHz  17
7. 4 mgを得た。
得られたHCNP 8−” N H2は、逆相系充填剤
YMC−A211−ODSカラム(4,6φ×250m
m1を用いた、10%から50%までの0. 1%トリ
フルオロ酢酸を含むアセトニ) IJルの直!!!濃度
勾配溶出法による分析において保持時間12゜5分を示
し、そのアミノ酸分析値は理論値と一致した。
アミノ酸分析 加水分解:4Nメタンスルホン酸−2%トリプタミン、
110℃ 24時間 分析方法: P I Co−TAG (逆相−PTCア
ミノ酸〉法 *基準アミノN1()内理論値 Gly:1.Of  (1) Ala:0.91  (1) Pro:0,97  (1) *Leu:1.00 (1) 実施例5 へc−HCNPの合成: 実施例3に記載のHGNP’−”ペプチド樹脂4.5g
を固相合成反応容器に入れ、実施例3に記載のスケジュ
ールlに従って、Boc−Trp−OH1Boc−Gl
n−OH,BoC−3er (Bzl)−OH,Boc
−11e−OH,Boc−Asp (OcHex)−O
H,Boc−Ala−OH1を順次、当量のDCCを用
いてカップリングさせた。この時添加剤として当量のN
−ヒドロキシベンゾトリアゾールを加えた。各カップリ
ング反応後、少量の樹脂をニンヒドリンで試験し、陽性
青色となった場合には、カップリング不完全であるとし
て同一の保護形アミノ酸を用い反応を繰り還した。この
際添加剤としてN−ヒドロキシベンゾトリアゾールまた
はp−ニトロフェノールを加えた。最後のアミノ酸のカ
ップリング及びアセチル化工程終了後、約3/4の樹脂
を取りだした残りの樹脂はさらに下記スケジュールlに
従って、Boc −A I a−OH,をカップリング
させた。約1/2の樹脂を取りだし、f−HCNPペプ
チド樹脂0.72gが得られた。残りの樹脂はさらにス
ケジュール1の工程1〜9、続いて工程16〜18を繰
り返し、脱保護及びアセチル化を行った。その結果、^
c−11cNPペプチド樹脂0.97gが得られた。
このへC−11cNPペプチド樹脂0.97gにアニソ
ール3−、エチルメチルスルフィド0.5−1無水フッ
化水素20−を加え、−20℃60分間、a℃60分間
反応させた。 減圧濃縮後、ジエチルエーテル200d
を加え30分間撹拌し、濾過しジエチルエーテル100
−で洗浄した。謹上物に5%酢酸水100−を加えて3
0分間撹拌後、樹脂を濾過し、5%酢酸水100−で洗
浄した。
濾洗液を凍結乾燥後、得られた粗ペプチドを05%5%
トリフルオロ酢酸水解し、予め0.1%トリフルオロ酢
酸水で平衡化させた逆相系充填剤YMC−A363 (
S−5)ODSカラム(30φX250mm)に注入し
、カラムを0.1%トリフルオロ酢酸水で洗浄後、アセ
トニ) IJル濃度を33%まで増加させ、流速7.0
−/分で溶出した。溶出液をA280nmでモニターし
、目的物を含む両分を集め、凍結乾燥し、Ac−flc
NPを76゜6mg得た。
得られた^c−HCNPは逆相系充填剤YMC−A21
1−ODSカラム(4,6φX250mm)を用いた、
10%から50%までの0. 1%トリフルオロ酢酸を
含むアセトニトリルの直線濃度勾配溶出法による分析に
おいて保持時間28.9分を示し、そのアミノ酸分析値
は理論値と一致した。
アミノ酸分析 加水分解:4Nメタンスルホン酸−2%トリプタミン、
110℃ 24時間 分析方法: P IC0−TAG (逆相−PTCアミ
ノ酸)法 *基?S+!アミノ酸    (〉内理論値Asp+0
.92  (I Glu:0.93  (I Ser:0.91  (I Gly:1.03  (I Ala:2.67  (3 Pro:1.04  (+ 11e:1.04  (1 *Leu : 1.00  (1) Trp:0,58  (1) 実施例6 f−HCNPの合F&、: 実施例5に記載のf−HCNPペプチド樹脂0.72g
にアニソール3me、エチルメチルスルフィド05−1
無水フッ化水素20−を加え、−20℃60分間、0℃
60分間反応させた。減圧濃縮後、ジエチルエーテル2
00−を加え30分間撹拌し、濾過しジエチルエーテル
loOm!で洗浄した。濾上物に5%酢酸水100rn
lを、1lffえて30分間撹拌後、樹脂を濾過し、5
%酢酸水100−で洗浄した。濾洗液を凍結乾燥後、得
られた粗ペプチドを50%酢酸水20−に溶解し、水8
0−にて希釈後、予め0.1%トリフルオロ酢酸水で平
衡化させた逆相系充填剤YMC−A363 (S−5)
ODSカラム(30φX250mm)に注入した。カラ
ムを0.1%トリフルオロ酢酸水で洗浄後、アセトニ)
 IJル濃度を30%まで増加させ、流速7. 0at
!/分で溶出した。溶出液をA280nmでモニターし
、目的物を含む両分を集め、凍結乾燥し、f−)ICM
Pを78.0mg得た。
得られたf−)1[”NPは逆相系充填剤YMC−A2
11−00Sカラム(4,6φX250mm)を用いた
、10%から50%までの0.1%トリフルオロ酢酸を
含むアセトニ) IJルの直線濃度勾配溶出法による分
析において保持時間25.9分を示し、そのアミノ酸分
析値は理論値と一致した。
アミノ酸分析 加水分解:4Nメタンスルホン酸−2%トリプタミン、
110℃ 24時間 分析方法: P IC0−TAG (逆相−PTCアミ
ノ酸)法 *基準アミノ酸     ()内理論値Asp:0.9
3  (1) Glu:0.91  (1) Ser:0.91  (1) Gly:1.oo  (1) Ala:2.63  (3) Pro : 1.02  (1) 11e:1.05  (1) *Leu:1.oo  (1) Trp:0.Go  (1) 実施例7 生物学的活性の測定: 生物学的活性の測定法:ま、小鹿幸生ら(薬物・精神・
行動、7巻、447−451.1985)の方法に準じ
て行った。即ち、胎令16日目のラット脳から摘出した
中隔中心核を細切後、ファルコン社製35+nmプラス
チック製培養血中で、1%FC5を含むボッテンシュタ
イン(Bottenstein)等の改変N2培養液を
用いて、7%炭炭酸ガス台空気、36°Cの条件下で培
養した。培養3日目より、検体として実施例1.5.6
により得た神経栄養ペプチドを培養系に添加しく対照群
は無添加〉、培養9日目に培養組織のアセチルコリン(
ACh)産生能を測定し、生物学的活性とした。
ACh産生能は培養組織をトリス塩酸(pH7゜4)を
atrr系とするタイロード液にてブレインキュベーシ
ョンした後、100nM [3H]コリンクロライド(
15Ci/mmo l)を含む緩衝液で37°C130
分インキュベート後、フリーの〔’HEコリンを洗浄除
去後、INギ酸/ア七トン(15:85)溶液で組織を
溶解し、フリー〔3H〕コリンをコリンキナーゼ(0,
1ユニツト/In1)でフォスフォコリンに転換、[’
H]AChをテトラフェニルボロン(5rn g /−
アセトニトリル)で抽出し、培#Mi織のACh産生能
を検討した。培養組織のACh産生能は単位培養組織片
当たりのACh量で表現した。
(1)実施例1により得た”HCNP“の生物学的活性
を表1に示す。“HCNP”300ρg/m lの濃度
において、対照の202%の培養組織のACh産生能が
みられ、生物学的活性が認められた。
(11)実施例5により11′PたAc−tlcNr’
の結果は表2に示す。Ac−11[:NPの300pg
/mfの濃度において、対j1αの159%の培養組織
のACh産生能がみられ。
生物学的活性が認められた。
表2 ラット中隔中心核培養系におけるACh産生能に
対する作用。
表1 ラット中隔中心核培養系におけるACh産生能に
対する作用。
(各検体は3回の試験結果) (iii)実施例6により得たf−HCNI’の結果は
表3に示す。 f−ICNPの2.5pg/−の濃度に
おいて、対唄の159%の培養組織のACh産生能がみ
られ、生物学的活性が認められた。
表3 ラット中隔中心核培養系におけるACh産生能に
対する作用。
(各検体は3回の試験結果) 第1図
【図面の簡単な説明】
第1図は”HCN P”粗精製品の逆相系充填剤11P
−304カラム(46φX 250a++a)での溶出
パターンを示した図である。縦軸はA220nmでモニ
ターしたペプチド濃度、横軸は保持時間を表す。 第2図は”+1 CN P”高度精製品の東ソー社製逆
相系充填剤1’5K−120Tカラム(4,OφX25
0關)での溶出パターンを示した図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の理化学的性質および生物学的性質を有する
    神経栄養ペプチド。 (a)海馬組織の水溶性画分に含まれる純粋なペプチド
    。 (b)分子量:700〜1400(バイオ・ゲルP−2
    を用いるゲル濾過法による) (c)コリナージック・ニューロンのアセチルコリン合
    成能を増大する。
  2. (2)アミノ酸組成がAsp、Ile、Ser、Gln
    、Trp、Gly、Pro、Leu各1残基およびAl
    a3残基である請求項(1)記載の神経栄養ペプチド。
  3. (3)下記のアミノ酸配列を有する神経栄養ペプチド。 X−Ala−Asp−Ile−Ser−Gln−Trp
    −Ala−Gly−Pro−Leu(XはフリーのAl
    a又はアセチル基でブロックされているAlaを表す。 )
  4. (4)海馬組織の抽出液から逆相液体クロマトグラフィ
    ーを含む工程により、ペプチドを分離、採取することを
    特徴とする請求項(1)、(2)又は(3)記載のペプ
    チドの製造法。
  5. (5)請求項(1)、(2)又は(3)記載のペプチド
    を有効成分とする神経変性疾患治療剤。
  6. (6)請求項(1)、(2)又は(3)記載のペプチド
    を有効成分とする抗痴呆剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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BRAIN RESEARCH=1987 *

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