JPH0372424A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

Info

Publication number
JPH0372424A
JPH0372424A JP10931290A JP10931290A JPH0372424A JP H0372424 A JPH0372424 A JP H0372424A JP 10931290 A JP10931290 A JP 10931290A JP 10931290 A JP10931290 A JP 10931290A JP H0372424 A JPH0372424 A JP H0372424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
powder
salt
water
lactose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10931290A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisami Shirai
寿海 白井
Sachiko Matsumura
幸子 松村
Hiroshi Fujioka
弘 藤岡
Hirokazu Makita
牧田 浩和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JPH0372424A publication Critical patent/JPH0372424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、下記構造式で表わされる結晶性用−[4−[
4−(4−フルオロフェ;ル)−1〜ピペラジニル]プ
チリル]アミノ−6,11−ジヒドロジベ7ゾ[b、 
e]チエピン(以下、化合物Aという)またはその塩を
含有する医薬組成物に関する。
化合物Aまたはその塩は優れたカルシウム拮抗作用を存
し、虚血性心Hpや高血圧症などの予防ないしは治療に
作用な薬剤として期待されている(米国特許第4749
703 >。
一般に顆粒剤や錠剤の如き医薬組成物における主薬は、
生体の吸収部位でよく分散し、所望の速度で溶出し、溶
解し、効率よく吸収されることが要請されている。しか
し、化合物Aまたはその塩は、水にほとんど溶解せず、
水に対する分散性も悪い。
結晶性薬剤の溶解性を向上させる方法の1つとして、薬
剤を非晶質化することが広く行われている0本発明者ら
は、化合物Aまたζよその塩とヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースとを有機溶媒に溶解し、ついで存!a溶媒
を留去して非晶質体を得たが、このものの水への分散性
は悪い。また、これを75%の相対湿度(40℃)で1
ケ月間放置すると容器lL:f寸着し、その流動性なら
びは分散性は更に悪くなり、しかも、化合物A自身の分
解・肴色も認められた。このように化合物Aまたはその
塩は、単に非晶質化しただけではその製剤的諸性質がか
えって悪化し、製剤掌上、取り扱いにくい化合物である
ことが判明した。
そこで本発明者らは更に検討を続けて本発明を完成した
本発明の構成 本発明は、化合物Aまたはその塩および水溶性高分子化
合物を含有する有機溶媒と粉粒体とを合し、ついで有機
溶媒を除去することにより製造される医薬組成物に関す
る。
ここにおいて化合物Aの塩としては、塩酸塩。
硫酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩。
シュウ酸塩、リンゴ酸塩または酒石酸塩などが挙げられ
る。
水溶性高分子化合物としては、例えばヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース()(PMC)、  ヒドロキシプ
ロピルセルロース(HPC)、ポリビニルピロ1JFフ
(PVP)およびメチルセルロース(MC)などが挙げ
られ、特にHPMCが好ましく用いられる。
有機溶媒としては、化合物Aまたはその塩および水溶性
高分子化合物をともに溶解するものが好ましく用いられ
、例えばメタノール、エタノール。
インプaバ/−ルの如きアルコール類、ジクロルメタ/
やクロロホルムの如きハロゲン化炭化水素類、アセトン
やメチルエチルケトンの如きケトン雇あるいはこれらの
混合物が挙げられる。
粉粒体は薬学的に許容される粉粒物であればいずれもが
用いられ、例えば低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス(L−RPC)、カルボキシメチルスターチ(CMS
)またはその塩、カルボキシメチルセルロース(CMC
)またはその塩、ポリビニルポリピロリドン(PVPP
)、部分α化デンプン(PC3)、  シクロデキスト
リン(CD)。
架橋されたカルボキシメチルセルロースナトリウム、低
置換度デンプングリコール酸ナトリウム。
ヒドロキシプロピルスターチ、乳糖、白糖、マンニトー
ル、コーンスターチ、結晶セルロース、メタケイ酸アル
ミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸
、水酸化アルミニウム、タルク、at化チタンおよびリ
ン酸三カルシウムなどが挙げられ、好ましくはL−HP
C,CMS、CMC−Cλ、CD、乳糖、マンニトール
、コーンスターチ、1!!晶セルロースが、特に好まし
くはL−HPC,CDおよび乳糖が用いられる。
化合物Aまたはその塩、水溶性高分子化合物および粉粒
体の三者の配合1lifl比は1:0.5〜10:4以
上、好ましくは1:1〜4:4〜200、特にのマレイ
ン酸塩を意味する 好ましくは1:1〜3:6〜60の範囲内から選ばれる
本発明の医薬組成物は、化合物Aまたはその墳と水溶性
高分子化合物とを有機溶媒に溶解し、これと粉粒体とを
練合するか、または有機溶媒溶液を粉粒体に噴霧するこ
とにより両者を合し、ついで有機溶媒を除去すれば容易
に製造できる。有機溶媒を除去した医薬組成物はそのま
まの形あるいは粉砕されて散剤や顆粒剤、カプセル剤、
錠剤、乳剤なとの形に仕上げられ、この際、賦形剤や結
合剤、滑沢剤などの通常の製剤化成分を更に用いてもよ
い。
かくして得られる本発明の医薬組成物は安定性、分散性
、溶解性(溶解速Fx)、流動性において優れた製剤特
性を有するものである。
具体例 次に実施例ならびに比較例を挙げて本発明を更に具体的
に説明する。
なお、以下において、生薬とあるのは化合物A実施例 
! 散  剤 処  方 生    薬                20g
HPMCBog 乳糖          760g L −RP C180g 生薬とHPMCとを2000m lのジクロルメタン−
エタノールの等量混液に溶解し、これを流動層造粒機を
用いて乳糖およびL−HPCの混合物に噴霧し、乾燥し
、散剤を得る。
実施例 2      散 剤 処  方 生    薬               logH
PMC30g 乳    糖               40gL
−HPC20g 生薬とHPMCとを100 m lのジクロルメタン−
エタノールの等量混液じ溶解し、これを乳糖およびL−
HPCの混合物に加え、乳鉢内で練合し、減圧乾燥し、
粉砕して散剤を得る。
実施例 3       散 剤 処方 生    薬                10g
PVP    30g 乳    糖               40gL
−HPC20g 生薬とPVPとを100 m lのジクロルメタン−エ
タノールの等量混液に溶解し、これを乳糖およびL−H
PCの混合物に加え、乳鉢内で練合し、減圧乾燥し、粉
砕して散剤を得る。
実施例 4       散 剤 処方 生    薬                10g
HPMC30g β−co              BogL −N
 P C20g 上薬とHPMCとを100 m jのジクロルメタンに
溶解し、これをβ−CDおよびL−HPCの混合物に加
え、乳鉢内で譚合し、減圧乾燥し、粉砕して散剤を得る
実施例 5       散 剤 処  方 主    薬                log
HPMC30g 乳糖          1500g L −HP C500g 生薬とHPMCとを800 m lのジクロルメタン−
エタノールの等量混液に溶解し、これを流動層造粒機を
用いて乳糖およびL−RPCの混合物に噴霧し、乾燥し
、散剤を得る。
比較対照試料の調製 対照(1)試料 本試料は生薬の原末をハンマーミルで 粉砕(平均粒度8.0μm)したものである。
対照(2)試料 本試料は実施例2と同じ処方の散剤で あるが、g*方法を異にする。
処  方 主    薬           10gHPMC3
0g 乳    糖           40gL−HPC
20g HP M Cの一部(3g)を水30m lに溶解し、
これを、残りの製剤化成分と よく練合し、乾燥後、粉砕して散剤を 得た。
対照(3)試料 本試料は当業者が直ちに想到できると 思われる標準的な処方の散剤である。
処  方 生    薬           10g乳    
糖           84gL−HPC20g HPC3g RP Cを水30m1に溶解し、これを、残りの製剤化
成分とよく練合し、乾燥 後、粉砕して散剤を得た。
対照(4)試料 本試料は本発明における粉粒体を欠く 散剤である。
処  方 主    薬          10gHPMC30
g 主薬とHPMCとを100 m lのジクロルメタン−
エタノールの等量混液に溶 解し、エバポレーターにより存m溶謀 を留去し、乾燥後、粉砕して散剤を得 た。
比較例 1      溶出挙動 実施例1〜5および対照(11〜(3)の各試料につい
て次の溶出試験を行った。
試験方法 溶出試験は日本薬局法(0版)(パドル法)に準じて[
溶出液; 500 m lの第2液(pH6,8)、回
転数;50rpm1温度;37℃コ行った。なお、各試
料は主薬60m ir相当量を用いた。
結果 結果を第1図に示す。第1図に示すように本発明の医薬
組成物は、対照0)試料(原末)や対照■試料(実施例
2と同一処方であるが調製法を異にする)、対照(3)
試料(標準的処方)よりもはるかに優れた溶出性を示し
た。
比較例 2      分散性試験 実施例1〜5および対照(+)、(Φの各試料について
、次の分散性試験を行った。
試験方法 100 m l容のビー力に水50m lをとり、これ
に各試料(主薬として10m g相当jl)を静かじ落
下させたときの状態を観察した。
その結果、実施例1〜5の各試料は速やかじ分散した。
しかし、対照(1ン(原末)は水面に浮遊し、粉粒体を
欠く対照(4)はビー力の底で凝集し分散には20分間
以上を要した。
比較例 3  加湿加温時の流動性と安定性試験方法 実施例1〜5、対照試料(1)および(4)の各試料を
40℃、相対湿度75%の条件下に放置し、30日後の
試料の状態をiI!察した。
その結果、実施例1〜5の各試料は、生薬含量。
溶出挙動5分散性、流動性など総て良好のままで変化は
認められない、対照(1)試料(原末)も生薬含量2分
散性、溶出挙動などに変化は認められなかった。
しかし、粉粒体を欠く対照(4)試料はベトベトの状態
で容器に付着し、流動性、分散性を欠き、しかも、主薬
含量が約7%も減少し、かつ看色していた。
実施例 6       錠 剤 処  方 生    薬                10g
HPMC30g 乳糖           80g L −RP C28g ステアリン酸マグネシウム 2g 生薬とHPMCとを100 m lのククロルメタンー
エタノールの等R混液に溶解し、これを乳糖およびL−
RPCの混合物に加え、乳鉢内で練合し、減圧乾燥する
。これを粉砕し、ステアリン酸マグネシウムを加えて圧
縮形成し、1錠当り30m gの生薬を含有する錠剤を
得る。
実施例 7      カプセル剤 処  方 生    薬               10gH
PMC30g 乳糖           80g L−)(PC30g タルク           20g 生薬とHPMCとを100 m lのジクロルメタ7−
エタノールの等量混液に溶解し、これを乳糖、L−HP
Cおよびタルクの混合物に加え、乳鉢内で諌合し、減圧
乾燥する。これを粉砕し、1カプセル当たり170 m
 gづつを硬カプセルに充填し、カプセル剤を得る 挙動を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)11−[4−[4−(4−フルオロフェニル)−
    1−ピペラジニル]プチリル]アミノ−6,11−ジヒ
    ドロジベンゾ[b,e]チエピン(以下、化合物Aとい
    う)またはその塩および水溶性高分子化合物を含有する
    有機溶媒と粉粒体とを合し、ついで有機溶媒を除去する
    ことにより製造される医薬組成物。
  2. (2)化合物Aまたはその塩、水溶性高分子化合物およ
    び粉粒体の三者の配合重量比が1:0.5〜10:4以
    上である請求項1の医薬組成物。
  3. (3)水溶性高分子化合物がヒドロキシプロピルメチル
    セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニ
    ルピロリドンおよびメチルセルロースから選ばれる1種
    または2種以上であり、粉粒体が低置換度ヒドロキシプ
    ロピルセルロース、カルボキシメチルスターチまたはそ
    の塩、カルボキシメチルセルロースまたはその塩、ポリ
    ビニルポリピロリドン、部分α化デンプン、シクロデキ
    ストリン、架橋されたカルボキシメチルセルロースナト
    リウム、低置換度デンプングリコール酸ナトリウム、ヒ
    ドロキシプロピルスターチ、乳糖、白糖、マンニトール
    、コーンスターチ、結晶セルロース、メタケイ酸アルミ
    ン酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、
    水酸化アルミニウム、タルク、酸化チタンおよびリン酸
    三カルシウムから選ばれる1種または2種以上である請
    求項1または2の医薬組成物。
  4. (4)化合物Aの塩がマレイン酸塩であり、水溶性高分
    子化合物がヒドロキシプロピルメチルセルロースおよび
    /またはポリビニルピロリドンであり、粉粒体が低置換
    度ヒドロキシプロピルセルロース、シクロデキストリン
    および/または乳糖であり、これら三成分の配合重量比
    が1:1〜4:4〜200である請求項1、2または3
    の医薬組成物。
JP10931290A 1989-04-28 1990-04-24 医薬組成物 Pending JPH0372424A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-110637 1989-04-28
JP11063789 1989-04-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0372424A true JPH0372424A (ja) 1991-03-27

Family

ID=14540776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10931290A Pending JPH0372424A (ja) 1989-04-28 1990-04-24 医薬組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0372424A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4868695B2 (ja) 崩壊性が良好な経口製剤
AU2003220909B2 (en) Solid preparation containing single crystal form
TWI228414B (en) Pharmaceutical composition comprising carvedilol and hydrochlorothiazide, solid dosage form comprising it, and process for the production of the same
WO1999009988A1 (en) New pharmaceutical compositions of meloxicam with improved solubility and bioavailability
CN101005831A (zh) 包含普拉克索或其可药用盐的延长释放片剂
JP2001511156A (ja) 高いバイオアベイラビリティーを有するフェノフィブレート医薬組成物及びそれを調製するための方法
EP0782449A1 (en) Process of making dosage units by wet granulation
AU759517B2 (en) Compositions comprising cefuroxime axetil
JPH01501934A (ja) メチルプレドニソロン/カルボキシメチルスターチナトリウム錠剤組成物
CN102791271A (zh) 抗凝剂的溶出改善方法
JP2609022B2 (ja) ポリカルボフィルカルシウム含有製剤
JPH0717866A (ja) 医薬組成物
EP2603288A1 (en) Pharmaceutical granulate comprising imatinib mesylate
JP2013533881A (ja) バノキセリンを含有する医薬組成物
CA2782498C (en) Tablet composition containing kampo medicinal extract and its manufacturing process
JP2669517B2 (ja) ロキソプロフェン・ナトリウム含有固形製剤
JPH0372424A (ja) 医薬組成物
JP2000516601A (ja) 水溶性化合物及びセルロースを含有する粒状物
WO2007049626A1 (ja) カベルゴリン含有経口固形製剤
JPH0347124A (ja) 経口吸収用製剤
JP2864737B2 (ja) 徐放性製剤用基剤並びに徐放性製剤及び該製剤の製造方法
JPH08325142A (ja) ヨウ化イソプロパミド含有製剤
JPH0474137A (ja) 徐放性製剤用基剤粉末
WO1990004980A1 (en) Drug composition
HUT67577A (en) Process for production of adsorbate comprising adjuvant-mixture and non-solid active agent using production of preparations