JPH0371912A - ステライトの伸線方法 - Google Patents

ステライトの伸線方法

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Publication number
JPH0371912A
JPH0371912A JP1205297A JP20529789A JPH0371912A JP H0371912 A JPH0371912 A JP H0371912A JP 1205297 A JP1205297 A JP 1205297A JP 20529789 A JP20529789 A JP 20529789A JP H0371912 A JPH0371912 A JP H0371912A
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JP
Japan
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stellite
iron
steel
wire
reaction layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1205297A
Other languages
English (en)
Inventor
Nozomi Kawabe
望 河部
Teruyuki Murai
照幸 村井
Susumu Yamamoto
進 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0371912A publication Critical patent/JPH0371912A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は低N1ステライトの冷間伸線方法に関するもの
である。
[技術背景] ステライトはGoにCrtWを添加した合金で、組成範
囲は普通Cr25〜32%、W5〜20%、C0,5〜
3%、残りGoとされており、Wの一部を00で置換し
たり、N18〜12%+V4aを少量添加したものがあ
る(%は重量%)。
ステライトは硬質で耐摩耗性があり、高温酸化に耐え、
約600℃以下では硬さ、抗張力の低下を生じない。
この合金は、一般的には難伸線金属に入るものであるが
、ステライト地25(商品名)はN1を10%程度添加
しており、これにより低硬度化、高延性を図り、伸線が
可能であるが、低N1含有の場合は伸線は依然として不
可能である。
難伸線金属を伸線する場合、一般に該金属を芯材として
、これに被覆材を被ぶせ伸線することは知られている。
しかし、上記Ni量のすくないステライトについて、被
覆材を施して伸線する技術について、いまだ先行技術を
みていない。
[発明が解決しようとする課題] 前述のようにステライトはNlをlO%程度添加する以
外冷間伸線することは不可能であり、またlO%以上旧
を添加すると本来の特性である高硬度、高耐食性が低下
するという問題がある。
[発明の構成] 本発明は上記問題を解決する目的でなされたものであっ
て、ステライトの外周にほぼ均一厚さの鉄もしくは鋼で
シースし、ステライトとの界面に2〜50μの反応層を
存在させ、複合材として伸線することによって冷間伸線
を可能としたものである。
ここで前記反応層とは、鉄もしくは鋼とステライトの拡
散層(合金層)を指し、特に鉄、鋼がステライト中に拡
散した深さをいう。
反応層を生成させる方法としては、鉄もしくは鋼のシー
ス内にできるだけすき間がないようにステライト塊を入
れ、800℃以上で熱間圧延する。あるいは、鉄もしく
は鋼のシース中にステライト塊、もしくは粉末をできる
だけ密に入れ、温度800℃以上、圧力IQOOkg/
 CI2以上で高静水圧(IIIP)で加圧することに
より得られる。
上述のように900℃以上で熱間圧延、もしくは!10
0℃以上1G(lokg/ c++2以上でIIIF’
により加圧することによって、ステライトの外側に反応
層が存在することになるが、この反応層は圧延、HIP
により形成すると密着性のほか経済的にもすぐれている
。このような複合構成で冷間伸線を行うと、次のような
作用、効果があるものと考えられる。
(イ)鉄、鋼が潤滑剤の役割をする。
(ロ)反応層で密着することにより、ステライトの表面
からの割れを防止する。
(ハ)反応層を、2μ以下にすると密着性が劣るため、
伸線初期、チャック部で鉄のみ伸ばされステライトと鉄
かはなれ、鉄がちぎれるが、2μ以上とするとこのよう
な現象を生じない。
(ニ)反応層が50μ以上では厚すぎ、その反応層強度
が劣り、鉄もし4は鋼の筒体(シース)とステライト間
で加工中にすべりが生じ、やはり伸線初期にチャック部
でステライトと鉄がすべり、はなれ、鉄のみちぎれてし
まい、伸線できなくなるが、 50μ以下とするとこの
ような現象を避けることができる。
されるものではないが、薄すぎると焼鈍の際、酸化して
なくなる心配があり、浮すざると最後に鉄を除去するの
が困難になるので、目的に応じ適当な均一厚さのものを
選択する必要がある。
また、シース材に鉄もしくは鋼も選択した理由は、安価
であること、さらには加工性が優れ、伸線後の除去が、
酸洗、高温酸化等で比較的容易なことが挙げられる。以
下にサンプルを作製し、■反応層と伸線加工性、■各種
成分での加工性の試験を行なったのでその試験例を述べ
る。
■反応層と伸線加工性 外径5hmφ、内径43+amナノ0.2%C鋼バイブ
中に42mmφのステライト棒を入れ、外径7Illl
φまで圧延した。この時ステライト径は6IIllφ、
鋼の肉厚は0.5mmであった。これらの材料は圧延前
後の加熱時間を変えることにより反応層をl〜70μに
変えることができ、それぞれを伸線加工することにした
また、外径711IIφ、内径6II!1φ(7)0.
2%C鋼パイプ中に5.8■■φのステライト欅を入れ
、反応層のないサンプルも用意した。
次にそのサンプルの特性を表1に示す。また、使用した
ステライト血6の成分を表2に示す。
表  1 って製造した長尺体についても伸線加工性を調べた。
表3にステライトNα1 、NαB、N[112の成分
を示す。
試作材の特性を表4に示す。
供試材A−Fをいずれも伸線前にl0分間1150℃で
焼鈍し、減面率15%で穴ダイス引抜伸線加工した。
その結果A、B、E1Fは鋼とステライトの密着性が悪
くチャック部で鋼のみがちぎれて切れてしまった。
次に他の成分の合金についても試作調査した。
また、ステライト取6については、!lIPによ表  
4 それぞれの製法を以下に示す。
A:外径10這鵬φ、内径811+1φ、0.2%C鋼
パイプ中にステライト阻6の粉末を入れ、両端をシール
し、1000℃、1200kgf/c鵬2で1時間1’
llFした。
B:Aと同様で、3時間HIPした。
C:外径30m*φ、内径27■鱒φ、Q、17%C鋼
パイプ中にステライト径a Lの棒2B−m+を入れ、
+ 200 ”Cに加熱、圧延表面温度を950°C以
上に保持しながらステライト径が7mmφになるように
圧延した。
DECと同様圧延を行なったが圧延途中サイズ20mm
−112m1φの2回で各30分ずつ加熱をした。
E:外径3hmφ、内径27mmL O,17%C鋼パ
イプ中にステライトヌ12棒2Bmmφを入れ、 +1
50°Cに加熱、表面温度950℃以上ステライト径が
7港閣φになるように圧延した。
FEBと同様の圧延をし、圧延途中サイズ20mmφl
2IIII#で、各1時間ずつ1150℃で加熱した。
G:Eと同様の圧延をし、圧延途中サイズ20vamφ
、12I1mすで各1時間ずつ1250“Cで加かした
供試材A−Gはいずれも伸線前に1150℃で10分間
焼鈍した。
く試験例1〉 加工減面率15%ですべての供試材A−Gを穴ダイス引
抜伸線した。
この結果、供試材B、Fは伸線加工できた。
A、C,E、Gは、鋼とステライトがすべり鋼のみのば
されチャック切れした。
Dは中心を起点に破断した。
く試験例2〉 加工減面率7%ですべての供試したA−Gを穴ダイス引
抜伸線した。
この結果、81F1Dは伸線できた。
AlC,E、Gは試験例1と同様のチャック切れを示し
た。
く試験例3〉 供試材81Fを1150℃焼鈍10分と減面率!5%加
工を繰り返したところ、いずれも繰り返し伸線が可能で
外径2IIIIφまで加工できた。
加工後、硝酸にて鉄を溶かしたところ、それぞれ1.8
8+smφの線材が得られた。
〈試験例4〉 穴ダイス伸線の代わりに、ローラーダイス伸線を行なっ
たところ、B、D、Fは同様に伸線可能であった。
[発明の効果コ 本発明により従来技術では伸線不可能であったステライ
トの伸線が表4の81F、Dについて可能になり、ステ
ライトの小径長尺線を得ることが可能となった。
本発明により、耐熱性、耐食性、耐摩耗性、高温強度に
すぐれたステライト線材が得られ、ドツトピン、溶接線
、工具等多種用途への展開が可能になり、かつ、低コス
トでこのような材料を供給することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Cr25.0〜32.0wt%、C0.6〜2.
    0wt%、W3.0〜12.0wt%、Ni5.0wt
    %以下、微量のFe、Mn、Mo、Siを含み、または
    含まず残部がCoよりなるステライトの伸線方法におい
    て、ステライトの外側にほぼ均一厚さの鉄もしくは鋼の
    シースを施して加熱、加圧により前記ステライトと鉄も
    しくは鋼との界面に2〜50μの反応層を形成する処理
    を行った後、焼鈍を行い、伸線することを特徴とするス
    テライトの伸線方法。
  2. (2)ステライトと鉄もしくは鋼シースとの界面に反応
    層を形成させる密着方法として、鉄もしくは鋼のシース
    の中にステライトを入れ、温度900℃以上で圧延加工
    することを特徴とする請求項(1)によるステライトの
    伸線方法。
  3. (3)ステライトと鉄もしくは鋼シースとの界面に反応
    層を形成させる密着方法として、鉄もしくは鋼のシース
    中にステライトの塊もしくは粉末を入れ、温度900℃
    以上、圧力1000kg/cm^2以上で高静水圧加圧
    を行うことを特徴とする請求項(1)によるステライト
    の伸線方法。
  4. (4)請求項(1)によるステライトの伸線後、鉄もし
    くは鋼を除去することを特徴とするステライトの伸線方
    法。
JP1205297A 1989-08-08 1989-08-08 ステライトの伸線方法 Pending JPH0371912A (ja)

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JP1205297A JPH0371912A (ja) 1989-08-08 1989-08-08 ステライトの伸線方法

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JPH0371912A true JPH0371912A (ja) 1991-03-27

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ID=16504635

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JP1205297A Pending JPH0371912A (ja) 1989-08-08 1989-08-08 ステライトの伸線方法

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JP (1) JPH0371912A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6126760A (en) * 1992-05-11 2000-10-03 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Evaporation material

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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