JPH0371415A - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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JPH0371415A
JPH0371415A JP20650889A JP20650889A JPH0371415A JP H0371415 A JPH0371415 A JP H0371415A JP 20650889 A JP20650889 A JP 20650889A JP 20650889 A JP20650889 A JP 20650889A JP H0371415 A JPH0371415 A JP H0371415A
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はヘリカルスキャン型のビデオテープレコーダ
(以下rVTRJという)に関し、詳しくは再生ヘッド
の自動トラッキング制御装置に関する。
(従来の技術) 第9図は例えば特開昭55−32241号公報に示され
た従来の磁気再生装置の再生系を示すブロック回路図で
あり、図において、1は電気−機械変換素子である圧電
素子、2は圧電素子1に装着された磁気ヘッド、3は圧
電素子1をウオブリング駆動する駆動回路、4はバンド
パスフィルタで磁気ヘッド2からの再生信号中に含まれ
るウオブリング周波数を抽出する。5は発振器で、ウオ
ブリング周波数の信号を発生する。6は移相器で、ウオ
ブリング駆動信号と、実際の圧電素子1のウオブリング
動作の位相とを合わせる作用を行う。
7は乗算器または同期検波回路(以下、「同期検波回路
」と称す)で、反転アンプ17、正転アンブ18.波形
成形回路19およびアナログスイッチ20で構成され、
移相器6からの信号とバンドパスフィルタ4からの信号
を乗算あるいは同期検波する。8はローパスフィルタで
、乗算器7の出力信号の帯域を制限する。9は加算器で
ある。
第1O図はトラックずれ量に対する磁気ヘッド2からの
再生エンベロープ信号の振幅の変化を表した図である0
図中Aはトラックセンタより左側にずれた位置、Bはト
ラックセンタ、Cはトラックセンタより右側にずれた位
置をそれぞれ表している。
第11図はトラックずれの位置A、B、Cにおける磁気
ヘッド2の再生信号をバンドパスフィルタ4を通過させ
た後の信号を縦軸に振幅、横軸に時間をとってみたもの
である。同図Wは圧電素子1の動きを、同図Aは磁気ヘ
ッド2がA位置にずれた時のバンドパスフィルタ4の出
力信号の波形を、また、同図Bは磁気ヘッド2がB位置
の時のバンドパスフィルタ4の出力信号の波形を、同図
Cは磁気ヘッド2がC位置にずれた時のバンドパスフィ
ルタ4の出力信号の波形を示している。
第12図A、 B、 Cは第11図A、 B、 Cと同
様に、磁気ヘッド2の各トラック位iA、B、Cにおけ
る同期検波後の出力信号の波形を示したものである。
次に動作について説明する。
一般にヘリカルスキャン方式の磁気再生装置において、
トラッキング制御のための回転磁気ヘッドと記録トラッ
クとの相対位置ずれを検出する方法は多数提案されてい
る。例えば映像信号の帯域外の何種類かの低い周波数を
、数トラツクにわたって別々の周波数が隣りあうように
記録し、再生時に左右のトラックのクロストークレベル
のちがいによって相対位置ずれ量を検出する方法や、回
転磁気ヘッドの走査方向と垂直な方向に回転磁気ヘンド
を一定周波数(以下「ウオブリング周波数」という)で
微小振動(以下「ウオブリング」という)させることに
よって相対位置ずれを検出する方式がある。このうち、
前者は記録時に制御用のコントロール信号を記録するこ
とが必要で、現行の4インチテープを使用した民生用V
TRであるVH3方式およびβ方式等では実現不可能で
ある。
しかし、後者は制御用の信号を記録する必要がないため
、現行の民生用VTRにも適用できる。このウオブリン
グ方式は従来から提案されているので、以下、一般的な
ウオブリング法の動作原理について簡単に説明する。
一般的に記録トラックに対する磁気ヘッド2毒者#ネ相
対位置ずれ量に対し、磁気ヘッド2から再生される再生
エンベロープ信号の振幅は第10図のように変化する。
ここにおいて、発振回路5で発生された正弦波信号によ
り圧電素子1を駆動回路3で駆動すると、記録トラック
に対する磁気ヘッド2が正弦波状に微小振動し、この特
待られる磁気ヘッド2の再生エンベロープのウオブリン
グ周波数のみを通過させるバンドパスフィルタ4を通す
と、トラックずれ量に対応して第11図A。
BまたはCのような信号が得られる。
第13図に圧電素子1の一般的な周波数特性を示す、ウ
オブリング周波数は、駆動電圧と圧電素子の微小振動と
の位相がまわらない帯域、すなわち圧電素子1の機械的
要因による1次共振周波数より低い帯域に選ばれる。こ
の理由の主な一つとして、圧電素子は製品バラツキが大
きいため、複数ある機械的共振周波数もバラつく恐れが
あり、そのため、1次共振周波数より高い周波数にウオ
ブリング周波数を選べないためこの帯域が選ばれている
ことが挙げられる。
さてこのように選択されたウオブリング周波数で、例え
ば第10図におけるA点(トラックセンタに対し左方向
にずれた場合)においてウオブリングすると、バンドパ
スフィルタ4の出力としては、磁気ヘッド2のウオブリ
ング波形(第11図のW)に対して位相の反転した信号
(第11図のA)が得られ、逆にC点の場合は、第11
図のCのように同位相の信号が得られる。トラックセン
タであるB点の場合は、ウオブリング周波数の2倍の周
波数の信号が得られるが、バンドパスフィルタ4の通過
帯域外の周波数となるため信号振幅は減衰し、第11図
のBのような信号となる。
次に第11図の磁気ヘッド2の動きを表している波形W
と、バンドパスフィルタ4を通過したA〜Cの波形とを
同期検波回路7にて同期検波すると、各相対位置ずれ点
A、B、Cに対し、それぞれ第12図のA、B、Cのよ
うな波形信号が得られる。このとき、磁気ヘッド2の動
きを表している波形Wと、発振器5で発生する正弦波の
位相が、圧電素子1の有する機械共振等による位相向り
によって一致しているとは限らないため、この位相ずれ
量を移相器6で位相調整した後に同期検波回路7に入力
される。同期検波回路7はウオブリング波形Wが正の時
にアナログスイッチ20を正転アンプ18側にたおし、
ウオブリング波形Wが負の時に反転アンプ17側にたお
すように動作させることによって実現される。
最後に同期検波回路7の出力信号をローパスフィルタ8
によって平滑化することにより、記録トランクに対する
磁気ヘッド2の相対位置ずれ量に対応した信号(以下「
トラッキングエラー信号」という)が得られ、この信号
を相対位置ずれ量が収束する方向に磁気ヘッドを動かす
圧電素子1にフィードバックすることにより、トラッキ
ング制御系が構成される。
なお、圧電素子1を駆動するための駆動回路3には結果
的に圧電素子1を微小振動させるためのウオブリング信
号と、相対位置ずれ量に対応したフィードバック信号と
が加算されて入力される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の磁気再生装置は以上のように構成されているので
、磁気ヘッドをトラックの幅方向に移動させるアクチュ
エータの周波数特性によってトラックに磁気ヘッドを追
従させるダイナミックトラッキング制御系の制御帯域が
制限されるため、アクチュエータによっては比較的高周
波数成分をもったトラック酸がりパターンには追従不可
能な場合があり、画質及び音質が劣化するという問題が
あった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、通常のダイナミックトラッキング制御系では
追従不可能な高周波成分のトラック酸がりについても追
従可能なダイナミックトラッキング制御系をもった磁気
再生装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る磁気再生装置は、磁気ヘッドと記録トラ
ックとの相対位置誤差信号を得る手段の後に、回転ドラ
ムの1回転周期分を記憶するメモリとループゲインを調
整するアッテネータとローパスフィルタとの3つで構成
される正帰還ループよりなる学習制御部を挿入し、この
ループに皇紀相対位置誤差信号を入力し、このループ出
力を上記記録トラックに対する上記磁気ヘッドの相対位
置誤差を補正する手段に入力するように構成したもので
ある。
〔作用〕
この発明における磁気再生装置は、ダイナミックトラッ
キング制御系の中の磁気ヘッドと記録トラックとの相対
位置誤差信号を得る手段の後に挿入された上記正帰還ル
ープによって、上記回転ドラムの1回転周期前の情報を
利用することが可能となり、この学習制御によって急激
なトラック酸がりにもほぼ追従できるようになる。
〔実施例〕
以下この発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック回路図であり、従
来と同一符号は同−又は相当部分を示している。
第1図において2は磁気ヘッド、1は磁気ヘッド2を搭
載し、上記磁気ヘッド2を記録トラックの幅方向に変位
させる回転ドラム内に取り付けられたボイルコイル型電
磁駆動アクチュエータ、101は磁気ヘッド2からの再
生信号を増幅するヘッドアンプ、102はヘッドアンプ
101からの再生信号を増幅するヘッドアンプ、102
はヘッドアンプ101からの再生エンベ出力から、いわ
ゆるパイロット信号方式によってトラックエラーを検出
するトラックエラー検出回路である。
なお、このパイロット信号方式について少し詳しく述べ
ると、前述した通り、映像信号の帯域外の何種類かの低
い周波数を数トラツクにわたって別々の周波数が隣り合
うように記録し、再生時に左右のトラックのクロストー
クレベルの差から相対位置ずれ量を検出する方式である
。106は回転ドラムからのPG信号を増幅するPCア
ンプ、103はトラックエラー検出回路102からのト
ラックエラー信号をドラムに180°対向して取り付け
られた2つのヘッドをAヘッド、Bヘッドとすると上記
PGアンプ106からの信号を利用してAヘッド側のト
ラックエラー信号、Bヘッド側のトラックエラー信号と
、2つのトラックエラー信号に分け、Aヘッド、Bヘッ
ド各々のヘッドがテープを走査していない期間ある所定
のオフセット量を出力するように構成されたトラッキン
グエラー信号補正部、104は学習制御部、105はダ
イナミックトラッキング制御系が安定になるように定め
られた位相補償を行う補償部、3は上記ボイスコイル型
電磁駆動アクチュエータ1を駆動させるために補償部1
05からの出力信号を増幅するドライブアンプである。
次にこの発明の詳細な説明する。
一般にVTRのトラッキング精度はデツキメカ精度に依
存しており、トラッキング精度を上げるには、メカ的要
因で限界があった。ところが時代の動向は高画質化、多
機能化、長時間記録化の方向に進んでおり、これらを実
現するには高密度記録化の技術が必要となってきた。高
密度記録には、最短記録波長を短くする方法とトラック
ピッチを短くする方法の2つが挙げられる。前者は記録
媒体である磁性体の特性2及びテープとヘッドの間隔、
及びヘッド性能に依存し、現在の技術では飛躍的な記録
波長の短波長化は困難であるといわれている。一方後者
は、主にテープ走行系であるメカ的要因に依存している
ため、10μm程度が狭トラツク化の限界といわれてい
るが、ヘッドをアクチュエータによってトラック幅方向
に移動させて、常にトラッキング状態を保つようにダイ
ナもツタトラッキング制御をかけることによって、さら
なる狭トラツク化が可能となる。
ダイナミックトラッキング制御には、前述したように制
御用のコントロール信号をあらかじめ多重記録して、隣
接トラックらのクロストーク量からトラックエラー信号
を得る方式と、従来例で示したようなウオブリング動作
によってトラックエラー信号を得る方式とが知られてい
る0本発明はどちらの方式においても適用可能であるが
、学習制御部の構成が簡単にすみ、原理説明がしやすい
パイロット方式によるダイナミックトラッキング制御系
に適用した場合を例として示す。
VTRのトラック曲がりは、前述したとおり主にテープ
走行系等による機械的要因によって生じ、トラック毎に
強い相関があることが知られている。
VTRにおいて頻繁に生じ、追従しにくいと言われるS
字型のトラック曲がりパターンの場合、ダイナミックト
ラッキング制御系が追従すべき追従目標は第8図のよう
になる。ドラムに対向して取り付けられた2つのヘッド
の一方をAヘッド、もう一方をBヘッドと呼ぶとすると
、図中上部波形がAヘッド側のトラックずれ量、下部波
形がB−、ラド側のずれ量を表す、このようにA、B各
々のヘッドのトラック曲がりパターンは同じパターンで
周期的なものであることがよくわかる。
さて、第1図を参考にしながら、本発明の動作を具体的
に説明していこう。
回転ドラムに内蔵されたボイスコイル型電磁駆動アクチ
ュエータ1に搭載された可動磁気ヘッド2からの出力は
ヘッドアンプ101によって増幅され、トラックエラー
検出回路102に人力される。
トラックエラー検出回路102では例えば記録時、あら
かじめ、映像信号帯域外の何種類かの低い周波数の制御
用信号を、隣接トラック同士、お互いに異なる周波数に
なるように多重記録しておき、再生時に隣接トラックか
らの制御用信号のクロストーク量からトラックエラーを
得る方式によってトラックエラーを検出している。トラ
ックエラー検出回路102からの出力であるトラックエ
ラー信号は、第7図のようになる。図中A、B両ヘッド
間にヘッド段差がない場合は上の信号のように、ヘッド
段差がある場合は下の信号のようになる。このようにト
ラック曲がりパターンがS字型で転幅が大きい場合、A
ヘッド、Bヘッドを共通したサーボ回路で同時に駆動す
るようにシステムを構成すると、ドラム入力側の換言す
ればヘッド突入時のヘッドが追従すべきトラック曲がり
パターンに段差が生じるため、ドラム入口側、つまりヘ
ッド突入時の引き込みに失敗する、もしくは引き込みに
時間がかかり、再生情報が欠落する恐れがある。そこで
本発明では、制御系をA、B多ヘツドそれぞれに独立し
てもつことにした。なお、第14図に示すようにA、B
ヘッドを一方によせて2つのヘッドを同一のアクチュエ
ータによって駆動するフォーマットのVTRについては
、制御系が1つですむことは言うまでもない、トラック
エラー検出回路102からのトラックエラー信号をA、
Bヘッド各々に分ける操作をトランキングエラー信号補
正部103で行っている。第5図にトラッキングエラー
信号補正部のブロック線図、第6図にトラッキングエラ
ー信号補正部のタイムチャート図を示す。以下、トラッ
キングエラー信号補正部の動作を第5図及び第6図につ
いて説明する。
回転ドラムからのドラムPG信号はモノマルチ(以下M
Mと略称する)1.及びMM2に入力される。MMI及
びMM2の出力201及び202はそれぞれ立下りがト
ラックエラー信号205のAヘッド及びBヘッドのヘッ
ド切替タイミングに一致するように調整されている。M
MI、MM2からの出力201及び202はそれぞれエ
ツジ検出器1及びエツジ検出器2に入力され、203゜
204のように201及び202の立下りを検出したパ
ルスをそれぞれ出力する。トラックエラー信号205は
サンプルホールド回路(以下S、Hと略称する)1及び
S、H2およびスイッチ(以下SWと略称する)1及び
SW2に入力される。
S、Hlではトラックエラー信号205のAヘッドのド
ラム入口部、すなわちAヘッド突入時のトラックエラー
をエツジ検出器1の出力203のタイミングでサンプル
ホールドする。同様にS、 H2ではトラックエラー信
号205のBヘッドのドラム入口部、すなわち、Bヘッ
ド突入時のトラックエラーをエツジ検出器2の出力20
4のタイミングでサンプルホールドする。SWlではヘ
ッド切替パルス208によってS、Hlの出力206に
するかトラックエラー信号205にするかを切替える。
SWiの出力209が補正されたAヘッドのトラックエ
ラー信号となる。同様にSW2ではヘッド切替パルス2
08によってS、H2の出力207にするかトラックエ
ラー信号205にするかを切替える。SW2の出力21
0が補正されたBヘッドのトラックエラー信号となる。
以上のような構成によってA、8両ヘッドの混在したト
ラックエラー信号をAヘッド側のトラックエラー信号及
びBヘッド側のトラックエラー信号にヘッド段差ΔXを
考慮して分けることができる。
なお、この実施例では、第5図に示したような構成によ
って各ヘッドのトラックエラー信号に分解しているが、
その他の方法によって実現してもよいことはいうまでも
ない。また、上記実施例では、ドラムにA、Bヘッドが
対向して取り付けられている場合を示しているが、前述
した様に第14図に示す様な構成である場合、このトラ
ッキングエラー信号補正部は必要なくなる。
さて、209.210のように目標(直がくり返し波形
である場合、偏差を極めて小さくすることができる高精
度繰り返し学習制御の応用が考えられる。第1図に話を
戻すと、先はど述べたトラッキングエラー信号補正部1
03からの出力は学習制御部104に入力される。学習
制御部104は詳しくは第2図のような構成になってい
る。図かられかるように学習制御部104は学習ループ
ゲインを決めるアッテネータに、300と追従すべき目
標値の繰り返し周期、すなわち本発明で言えば第6図の
トラックエラー信号209で示されるようなドラム1回
周期Tを記憶するメモリ301と、学習ループ帯域を制
限するフィルタq (s)302とからなり、これら3
つの要素で正帰還ループを構成している。一般に通常の
制御系にこのようなくり返し学習制御部104を挿入す
ると、系は不安定になることが知られている。よって安
定性を検討する必要がある。
本発明ではアッテネータに0300とフィルタq (s
)301を第3図で示す安定判別によって設定している
。すなわち第3図の複素平面上の(−1,O)を中心と
する半径Ko  l q (s)  lの内側の領域が
学習制御部を挿入する前のダイナミックトラッキング制
御系のベクトル軌跡と各周波数(各角速度)にわたって
重ならないようにに0及びq (s)を設定することに
よって、学習制御部を挿入しても安定な系になるように
している。
ここではに0≧1. q (s)はq(0)−1のロー
パスフィルタとなっている。なお303はアナログ信号
をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換
器、304はディジタル信号をアナログ信号に変換する
ディジタル−アナログ変換器である。
学習制御部104からの出力はダイナミックトラッキン
グ制御系が安定になるように位相補償するための、補償
部105によって位相補償され、ドライブアンプ3によ
って増幅され、ボイスコイル型電磁駆動アクチュエータ
に供給される。こうして制御系のループが閉じ、記録ト
ラックに磁気ヘッドが追従するようにダイナミックトラ
ッキング制御がかかることになる。
第4図に本発明における応答特性図を示す。学習制御部
を挿入する前の応答はAに示すように、応答周波数が低
いため、かなりの定常偏差が生じている。そこに学習制
御部を挿入すると、B、  Cに示すように、学習回数
(繰り返し回数)を重ねるにつれ、定常偏差の圧縮が可
能となり、急激なトラック曲がりについてもほぼ追従で
きるように改善されている。
またここではAヘッド側の制御系だけを述べたがBヘッ
ド側も同様にして制御することが可能である。
なお、上記実施例では、トラックエラー検出にあらかじ
め映像信号帯域外の何種類かの低い周波数の制御用信号
を隣接トラック同士、お互いに異なるように多重記録し
ておき、再生時に隣接トラックからの制御用信号のクロ
ストーク量からトラックエラーを得るいわゆるパイロッ
ト方式による方法を示したが、トラックエラーを検出で
きればその他のいかなる方式によってでもよ(、上記と
同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、通常のダイナミック
トラッキング制御系に正帰還ループよりなる学習制御部
を挿入するように構成したので、アクチュエータを変更
することなしに広帯域高精度な制御系が安価に得られる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による磁気再生装置を示す
ブロック線図、第2図はこの発明の学習制御部の構成を
示すブロック線図、第3図はこの発明の一実施例による
磁気再生装置のダイナミックトラッキング制御系の安定
性を検討するためのグラフ図、第4図はこの発明の応答
特性を示す概略図、第5図はこの発明によるトラッキン
グエラー信号補正部の構成を示したブロック線図、第6
図はこの発明によるトラッキングエラー信号補正部の各
構成要素の動作を示すタイミングチャート図、第7図、
第8図は一般的な磁気再生装置におけるトラックエラー
信号を示す概略図、第9図は従来の磁気再生装置のダイ
ナミックトラッキング制御系のブロック線図、第10図
はトラックずれに対する磁気ヘッドからの再生エンベロ
ープの振幅変化を示す図、第11図はウオブリング駆動
信号と第10図の各トラックずれ位置における再生エン
ベロープ信号から抽出したウオブリング信号の位相と振
幅の関係を示す波形図、第12図は第10図の各トラッ
クずれ位置における同期位相検波出力波形図、第13図
は従来例のバイモルフの一般的周波数特性を示す概略図
、第14図はこの発明のその他の実施例の磁気再生装置
の回転ドラムと磁気ヘッドの配置図である。 1・・・アクチュエータ、2・・・磁気ヘッド、3・・
・ドライブアンプ、4・・・バンドパスフィルタ、5・
・・発振器、6・・・移相器、7・・・乗算器または周
期検波回路、8・・・ローパスフィルタ、9・・・加算
器、101・・・ヘッドアンプ、102・・・トラック
エラー検出回路、103・・・トラッキングエラー信号
補正部、104・・・学習制御部、105・・・補償部
、300・・・アッテネータ、301・・・メモリ、3
02・・・フィルタ。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転ドラムに搭載され、記録媒体上の記録トラッ
    クの長手方向に対して垂直方向に磁気ヘッドを移動させ
    るアクチュエータと、 上記記録トラックと上記磁気ヘッドとの相対位置誤差信
    号を得る手段と、 この位置誤差信号を上記アクチュエータに負帰還して上
    記記録トラックに対する上記磁気ヘッドの相対位置誤差
    を補正する手段とを具備した磁気再生装置であって、 上記記録トラックに対する上記磁気ヘッドの相対位置誤
    差を補正する手段中の、相対位置誤差を検出する手段の
    後に、上記回転ドラムの1周期分の相対位置誤差信号を
    記憶するメモリとループゲインを調節するアッテネータ
    とローパスフィルタとから構成される正帰還ループより
    なる学習制御部を挿入したことを特徴とする磁気再生装
    置。
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