JPH0370569B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0370569B2 JPH0370569B2 JP62033756A JP3375687A JPH0370569B2 JP H0370569 B2 JPH0370569 B2 JP H0370569B2 JP 62033756 A JP62033756 A JP 62033756A JP 3375687 A JP3375687 A JP 3375687A JP H0370569 B2 JPH0370569 B2 JP H0370569B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- spinning roller
- hydraulic cylinder
- main shaft
- metal plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000009987 spinning Methods 0.000 claims description 77
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 45
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 18
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 16
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 13
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 19
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000012778 molding material Substances 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、軸対称の金属板加工製品、例えばケ
トル、鍋、ボール等の厨房用品、ランプシエー
ド、スピーカー部品等の電気器具部品、カーホイ
ール、ホイールキヤツプ、マフラー等の自動車部
品、各種罐、容器、蓋、椅子ベース、その他の各
種製品の製造に使用されるスピニング加工装置、
即ち、回転する成形型と心押し台との間で挟み付
けた金属板材をスピニングローラーにより前記成
形型に押し付けて該成形型の外周面に沿う形状に
加工するスピニング加工装置に関するものであ
る。
トル、鍋、ボール等の厨房用品、ランプシエー
ド、スピーカー部品等の電気器具部品、カーホイ
ール、ホイールキヤツプ、マフラー等の自動車部
品、各種罐、容器、蓋、椅子ベース、その他の各
種製品の製造に使用されるスピニング加工装置、
即ち、回転する成形型と心押し台との間で挟み付
けた金属板材をスピニングローラーにより前記成
形型に押し付けて該成形型の外周面に沿う形状に
加工するスピニング加工装置に関するものであ
る。
(従来の技術)
この種のスピニング加工装置として、例えば特
開昭59−78731号公報に開示されたように、主軸
により回転駆動される成形型と心押し台との間で
挾持固定された金属板材を、前記主軸の軸線方向
と当該軸線に対する遠近方向とに移動可能なスピ
ニングローラーにより、前記成形型に押圧して成
形することの出来るスピニング加工装置であつ
て、前記スピニングローラーを前記両方向に移動
させる操作レバーにより学習作業を行つておけ
ば、2回目以降は、前記学習作業により得られた
記憶データに従つて前記スピニングローラーを自
動的に駆動させることの出来る、自動制御可能な
スピニング加工装置が知られている。
開昭59−78731号公報に開示されたように、主軸
により回転駆動される成形型と心押し台との間で
挾持固定された金属板材を、前記主軸の軸線方向
と当該軸線に対する遠近方向とに移動可能なスピ
ニングローラーにより、前記成形型に押圧して成
形することの出来るスピニング加工装置であつ
て、前記スピニングローラーを前記両方向に移動
させる操作レバーにより学習作業を行つておけ
ば、2回目以降は、前記学習作業により得られた
記憶データに従つて前記スピニングローラーを自
動的に駆動させることの出来る、自動制御可能な
スピニング加工装置が知られている。
又、前記スピニングローラーを駆動する油圧シ
リンダーの油圧回路中にリリーフ弁を介装して、
金属板材に対する前記スピニングローラーの押圧
力を一定に維持し得るようにしたスピニング加工
装置も、例えば実開昭49−49135号公報等によつ
て知られている。
リンダーの油圧回路中にリリーフ弁を介装して、
金属板材に対する前記スピニングローラーの押圧
力を一定に維持し得るようにしたスピニング加工
装置も、例えば実開昭49−49135号公報等によつ
て知られている。
(発明が解決しようとする課題)
従つて、特開昭59−78731号公報に開示された
スピニング加工装置のスピニングローラー駆動手
段に、実開昭49−49135号公報に介しされた油圧
駆動手段を組み合わせれば、金属板材を成形型に
対し一定圧力で押し付けて絞り加工することの出
来る自動スピニング加工装置が得られることにな
るが、この種のスピニング加工装置は、スピニン
グローラーの押圧力を単に一定に維持するだけで
絞り加工を完全に行えるという程、単純なもので
はない。
スピニング加工装置のスピニングローラー駆動手
段に、実開昭49−49135号公報に介しされた油圧
駆動手段を組み合わせれば、金属板材を成形型に
対し一定圧力で押し付けて絞り加工することの出
来る自動スピニング加工装置が得られることにな
るが、この種のスピニング加工装置は、スピニン
グローラーの押圧力を単に一定に維持するだけで
絞り加工を完全に行えるという程、単純なもので
はない。
即ち、被加工材たる金属板材に対する絞り加工
工程に於いて、経時的には絞り加工の開始時に、
又、板材に対する加工部位では、金属板材の端縁
付近で最も破断が生起し易く、従つてこの絞り加
工開始時及び金属板材の端縁加工時には、スピニ
ングローラーの押圧力を単にリリーフ弁によつて
一定に維持するだけでは、良好な絞り加工を行う
ことが出来ないのである。
工程に於いて、経時的には絞り加工の開始時に、
又、板材に対する加工部位では、金属板材の端縁
付近で最も破断が生起し易く、従つてこの絞り加
工開始時及び金属板材の端縁加工時には、スピニ
ングローラーの押圧力を単にリリーフ弁によつて
一定に維持するだけでは、良好な絞り加工を行う
ことが出来ないのである。
更に詳述すれば、絞り加工の開始時や金属板材
の端縁付近の加工時、或いは成形型の形状によつ
ては、斜め前進方向へのスピニングローラーの押
圧移動を一時的に中断させる必要も生じるし、場
合によつてはスピニングローラーの後退移動を許
容させる必要も生じるのであるが、このような状
況に際しては、前記のようにスピニングローラー
の押圧力が一定に維持されていることに頼るので
はなく、学習作業時に、前記スピニングローラー
を斜め遠近方向に移動させる油圧シリンダーへの
油圧を制御する流量比例制御弁を瞬間的に中立位
置に切り換えて送りを中断させたり、一時的に後
退方向に切り換える等の、厳密で機敏な弁操作に
より対処しなければならない。
の端縁付近の加工時、或いは成形型の形状によつ
ては、斜め前進方向へのスピニングローラーの押
圧移動を一時的に中断させる必要も生じるし、場
合によつてはスピニングローラーの後退移動を許
容させる必要も生じるのであるが、このような状
況に際しては、前記のようにスピニングローラー
の押圧力が一定に維持されていることに頼るので
はなく、学習作業時に、前記スピニングローラー
を斜め遠近方向に移動させる油圧シリンダーへの
油圧を制御する流量比例制御弁を瞬間的に中立位
置に切り換えて送りを中断させたり、一時的に後
退方向に切り換える等の、厳密で機敏な弁操作に
より対処しなければならない。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するために、本発明は、実施
例に示す参照符号を付して示せば、成形型11を
回転駆動する主軸10aと、該主軸10aの軸線
方向に進退可能であつて進出時に前記成形型11
との間で金属板材12を挾持固定する心押し台1
4と、該金属板材12を前記成形型11に押し付
けるスピニングローラー15と、該スピニングロ
ーラー15を前記主軸10aの軸線と平行方向に
往復移動させる駆動手段(油圧シリンダーC3)
と、前記スピニングローラー15を前記主軸10
aの軸線に対し斜め遠近方向に往復移動させる油
圧シリンダーC4と、該油圧シリンダーC4と前
記駆動手段(油圧シリンダーC3)とを制御して
前記スピニングローラー15を前記両方向に移動
させる操作レバー25と、前記油圧シリンダーC
4によるスピニングローラー15の押圧力を一定
に維持するリリーフ弁V4と、前記油圧シリンダ
ーC4の動作方向切り換えのために前記操作レバ
ー25によつて操作されるABR接続形4ポート
3位置切換弁から成る流量比例制御弁V3と、前
記操作レバー25の運動を制御信号に変換すると
共に当該制御信号に基づいて前記駆動手段(油圧
シリンダーC3)及び流量比例制御弁V3を駆動
する制御機構26,27b,28b,31,3
2,VR1,LS1,LS2,V5、及び前記制御
信号の経時変化を記憶する記憶手段26b,26
dを備え、自動運転時には前記記憶手段が記憶し
た制御信号に従つて前記駆動手段(油圧シリンダ
ーC3)及び流量比例制御弁V3を駆動するよう
にして成る構成を採用するものである。
例に示す参照符号を付して示せば、成形型11を
回転駆動する主軸10aと、該主軸10aの軸線
方向に進退可能であつて進出時に前記成形型11
との間で金属板材12を挾持固定する心押し台1
4と、該金属板材12を前記成形型11に押し付
けるスピニングローラー15と、該スピニングロ
ーラー15を前記主軸10aの軸線と平行方向に
往復移動させる駆動手段(油圧シリンダーC3)
と、前記スピニングローラー15を前記主軸10
aの軸線に対し斜め遠近方向に往復移動させる油
圧シリンダーC4と、該油圧シリンダーC4と前
記駆動手段(油圧シリンダーC3)とを制御して
前記スピニングローラー15を前記両方向に移動
させる操作レバー25と、前記油圧シリンダーC
4によるスピニングローラー15の押圧力を一定
に維持するリリーフ弁V4と、前記油圧シリンダ
ーC4の動作方向切り換えのために前記操作レバ
ー25によつて操作されるABR接続形4ポート
3位置切換弁から成る流量比例制御弁V3と、前
記操作レバー25の運動を制御信号に変換すると
共に当該制御信号に基づいて前記駆動手段(油圧
シリンダーC3)及び流量比例制御弁V3を駆動
する制御機構26,27b,28b,31,3
2,VR1,LS1,LS2,V5、及び前記制御
信号の経時変化を記憶する記憶手段26b,26
dを備え、自動運転時には前記記憶手段が記憶し
た制御信号に従つて前記駆動手段(油圧シリンダ
ーC3)及び流量比例制御弁V3を駆動するよう
にして成る構成を採用するものである。
(発明の作用)
上記の本発明装置に於いては、自動スピニング
加工を行うに先立つて前記操作レバー25による
学習作業を行う。即ち、前記操作レバー25を操
作すると当該レバーの運動が一旦制御信号に変換
され、この制御信号に基づいて前記駆動手段(油
圧シリンダーC3)及び流量比例制御弁V3が駆
動され、前記スピニングローラー15が移動する
ことになる。このように移動するスピニングロー
ラー15が、前記成形型11にセツトされた金属
板材12を当該成形型11に押し付けてこの成形
型の外周面に沿う形状に加工するように前記操作
レバー25を操作するのであるが、このとき前記
リリーフ弁V4が働いてスピニングローラー15
が一定圧力で金属板材12を成形型11に押し付
けるように操作レバー25を操作する。
加工を行うに先立つて前記操作レバー25による
学習作業を行う。即ち、前記操作レバー25を操
作すると当該レバーの運動が一旦制御信号に変換
され、この制御信号に基づいて前記駆動手段(油
圧シリンダーC3)及び流量比例制御弁V3が駆
動され、前記スピニングローラー15が移動する
ことになる。このように移動するスピニングロー
ラー15が、前記成形型11にセツトされた金属
板材12を当該成形型11に押し付けてこの成形
型の外周面に沿う形状に加工するように前記操作
レバー25を操作するのであるが、このとき前記
リリーフ弁V4が働いてスピニングローラー15
が一定圧力で金属板材12を成形型11に押し付
けるように操作レバー25を操作する。
この操作レバー25の手動操作時の制御信号の
経時変化を前記記憶手段により記憶させておくこ
とが出来るので、自動運転時には当該記憶手段が
記憶している制御信号を読み出し、当該制御信号
に従つて前記駆動手段(油圧シリンダーC3)及
び流量比例制御弁V3を駆動させることにより、
操作レバー25を手動操作したときと全く同様に
スピニングローラー15を移動させ、学習作業時
と同様のスピニング加工を行わせることが出来
る。従つて当然この自動スピニング加工時にもス
ピニングローラー15は金属板材12を一定圧力
で成形型11に押し付けて加工することになる。
経時変化を前記記憶手段により記憶させておくこ
とが出来るので、自動運転時には当該記憶手段が
記憶している制御信号を読み出し、当該制御信号
に従つて前記駆動手段(油圧シリンダーC3)及
び流量比例制御弁V3を駆動させることにより、
操作レバー25を手動操作したときと全く同様に
スピニングローラー15を移動させ、学習作業時
と同様のスピニング加工を行わせることが出来
る。従つて当然この自動スピニング加工時にもス
ピニングローラー15は金属板材12を一定圧力
で成形型11に押し付けて加工することになる。
而して、前記油圧シリンダーC4を制御する流
量比例制御弁V3として前記のようにABR接続
形4ポート3位置切換弁を用いたため、特にその
中立位置に操作レバー25を操作することによつ
て、絞り加工に良好な作用を発揮する。即ち、
ABR接続形4ポート3位置切換弁は、これが中
立位置に切り換えられると、油圧シリンダーC4
からタンクまで配管される油圧回路の管内抵抗
(流量抵抗)に打ち勝つ外部負荷を油圧シリンダ
ーC4のピストン(スピニングローラー15が受
ければ、その外部負荷に従つて後退移動すること
が出来る。
量比例制御弁V3として前記のようにABR接続
形4ポート3位置切換弁を用いたため、特にその
中立位置に操作レバー25を操作することによつ
て、絞り加工に良好な作用を発揮する。即ち、
ABR接続形4ポート3位置切換弁は、これが中
立位置に切り換えられると、油圧シリンダーC4
からタンクまで配管される油圧回路の管内抵抗
(流量抵抗)に打ち勝つ外部負荷を油圧シリンダ
ーC4のピストン(スピニングローラー15が受
ければ、その外部負荷に従つて後退移動すること
が出来る。
金属板材12に対する絞り加工に於いては、前
記のように経時的には絞り加工の開始時に、又、
板材に於ける加工部位では、その金属板材の端縁
付近で最も破断が生起し易く、従つてこの絞り加
工開始時及び金属板材の端縁加工時にはリリーフ
弁V4で一定圧力に維持された絞り圧力を更に軽
減する必要があり、しかも軽減された絞り圧力に
よつて絞り加工を継続しなければならない。
記のように経時的には絞り加工の開始時に、又、
板材に於ける加工部位では、その金属板材の端縁
付近で最も破断が生起し易く、従つてこの絞り加
工開始時及び金属板材の端縁加工時にはリリーフ
弁V4で一定圧力に維持された絞り圧力を更に軽
減する必要があり、しかも軽減された絞り圧力に
よつて絞り加工を継続しなければならない。
このような状況に際して本発明では、前記のよ
うなABR接続形4ポート3位置切換弁から成る
流量比例制御弁V3を操作レバー25で中立位置
に切り換えることによつて、スピニングローラー
15は、成形型11に向かう斜め前方への進出移
動は停止するが、主軸10aの軸線方向に関して
は駆動手段(油圧シリンダーC3)によつて成形
型11に向かう移動が継続されているので、金属
板材12を成形型11に押し付けるスピニングロ
ーラー15が一定圧力以上の負荷を受けると、油
圧シリンダーC4は、前記負荷に比例的に且つ管
内抵抗(流量抵抗)を受けながらスピニングロー
ラー15の後退移動を許容し、金属板材12に対
する過負荷を防ぎながら良好に絞り加工を継続す
ることが出来る。
うなABR接続形4ポート3位置切換弁から成る
流量比例制御弁V3を操作レバー25で中立位置
に切り換えることによつて、スピニングローラー
15は、成形型11に向かう斜め前方への進出移
動は停止するが、主軸10aの軸線方向に関して
は駆動手段(油圧シリンダーC3)によつて成形
型11に向かう移動が継続されているので、金属
板材12を成形型11に押し付けるスピニングロ
ーラー15が一定圧力以上の負荷を受けると、油
圧シリンダーC4は、前記負荷に比例的に且つ管
内抵抗(流量抵抗)を受けながらスピニングロー
ラー15の後退移動を許容し、金属板材12に対
する過負荷を防ぎながら良好に絞り加工を継続す
ることが出来る。
若し、前記流量比例制御弁V3が、完全クロー
ズ中立位置タイプの切換弁から成つておれば、当
該切換弁が中立位置のときはその位置でスピニン
グローラー15がロツクされてしまうので、駆動
手段(油圧シリンダーC3)によるスピニングロ
ーラー15の軸線方向移動のみが継続されている
と、金属板材12の局部を集中的に押圧し、金属
板材12を破壊する恐れもある。又、スピニング
ローラー15を若干後退移動させなければならな
いような場合も、前記切換弁を後退方向に一時的
に切り換える必要があり、学習作業時に厳密且つ
機敏に弁操作を行わなければならない。
ズ中立位置タイプの切換弁から成つておれば、当
該切換弁が中立位置のときはその位置でスピニン
グローラー15がロツクされてしまうので、駆動
手段(油圧シリンダーC3)によるスピニングロ
ーラー15の軸線方向移動のみが継続されている
と、金属板材12の局部を集中的に押圧し、金属
板材12を破壊する恐れもある。又、スピニング
ローラー15を若干後退移動させなければならな
いような場合も、前記切換弁を後退方向に一時的
に切り換える必要があり、学習作業時に厳密且つ
機敏に弁操作を行わなければならない。
(実施例)
以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図及び第2図に於いて、10は主軸台であ
り、電動モーター(図示省略)によつて回転駆動
される主軸10aの先端に成形型11のシヤンク
部11aを嵌入して固定するように成されてい
る。然して成形型11の先端には成形素材である
金属板材12の中心孔に嵌入する心合わせ用突起
11bが設けられている。また主軸台10の内部
には成形後の製品を突き出しによつて成形型11
から離型させるノツクアウトピン13が設けてあ
り、このピン13は電磁切換弁V1を介した油圧
シリンダーC1によつて進退駆動される。
り、電動モーター(図示省略)によつて回転駆動
される主軸10aの先端に成形型11のシヤンク
部11aを嵌入して固定するように成されてい
る。然して成形型11の先端には成形素材である
金属板材12の中心孔に嵌入する心合わせ用突起
11bが設けられている。また主軸台10の内部
には成形後の製品を突き出しによつて成形型11
から離型させるノツクアウトピン13が設けてあ
り、このピン13は電磁切換弁V1を介した油圧
シリンダーC1によつて進退駆動される。
14は主軸台10と対向するように配置した心
押し台であり、周方向回転自在な心押し軸14a
を備えている。この心押し台14は、クローズド
センタ形4ポート3位置電磁切換弁V2を介した
油圧シリンダーC2の駆動により主軸10aと同
一軸線方向に進退移動し、該電磁切換弁V2の中
立位置で停止状態に保持される。
押し台であり、周方向回転自在な心押し軸14a
を備えている。この心押し台14は、クローズド
センタ形4ポート3位置電磁切換弁V2を介した
油圧シリンダーC2の駆動により主軸10aと同
一軸線方向に進退移動し、該電磁切換弁V2の中
立位置で停止状態に保持される。
15は片側凸面円盤状のスピニングローラーで
あつて、棒状保持具16の先端U字部16aにピ
ン17を介して回転自在に枢着され、前記棒状保
持具16はその柄部16bに於いて、第一スライ
ド台18上に設置してある第二スライド台19上
に押さえブロツク20とボルトナツト21を介し
て固定される。然して第一スライド台18は、油
圧シリンダーC3の駆動により、ガイドレール1
8aに沿つて図示左右方向、つまり主軸10aの
軸線と平行な方向に移動する。また第二スライド
台19は、油圧シリンダーC4の駆動により、第
一スライド台18上でガイドレール19aに沿つ
て図示上下方向、つまり主軸10aの軸線に対し
て約60度の角度で当該軸線に対する遠近方向に移
動する。
あつて、棒状保持具16の先端U字部16aにピ
ン17を介して回転自在に枢着され、前記棒状保
持具16はその柄部16bに於いて、第一スライ
ド台18上に設置してある第二スライド台19上
に押さえブロツク20とボルトナツト21を介し
て固定される。然して第一スライド台18は、油
圧シリンダーC3の駆動により、ガイドレール1
8aに沿つて図示左右方向、つまり主軸10aの
軸線と平行な方向に移動する。また第二スライド
台19は、油圧シリンダーC4の駆動により、第
一スライド台18上でガイドレール19aに沿つ
て図示上下方向、つまり主軸10aの軸線に対し
て約60度の角度で当該軸線に対する遠近方向に移
動する。
V3はABR接続形4ポート3位置切り換えの
複コイル形電磁方式のサーボ弁から成る流量比例
制御弁であつて、第二スライド台19を駆動する
油圧シリンダーC4に接続されており、スプリン
グで保持される中立位置では第二スライド台19
が停止し、複コイル形ソレノイドSが励磁された
とき、その励磁方向に従つて第二スライド台19
が前進移動又は後退移動する。このとき前記複コ
イル形ソレノイドSの励磁電流(電圧)の大きさ
に比例して流量が制御されるので、第二スライド
台19の移動速度は前記ソレノイドSの励磁電流
(電圧)の制御により自在に調整し得る。更に、
前記流量比例制御弁V3と油圧シリンダーC4と
の間の流路で、第二スライド台19を前進させる
側の流路にはリリーフ弁V4が接続され、このリ
リーフ弁V4により、第二スライド台19が前進
してスピニングローラー15が金属板材12を成
形型11に押し付けるときの押し付け力が常時一
定となる。
複コイル形電磁方式のサーボ弁から成る流量比例
制御弁であつて、第二スライド台19を駆動する
油圧シリンダーC4に接続されており、スプリン
グで保持される中立位置では第二スライド台19
が停止し、複コイル形ソレノイドSが励磁された
とき、その励磁方向に従つて第二スライド台19
が前進移動又は後退移動する。このとき前記複コ
イル形ソレノイドSの励磁電流(電圧)の大きさ
に比例して流量が制御されるので、第二スライド
台19の移動速度は前記ソレノイドSの励磁電流
(電圧)の制御により自在に調整し得る。更に、
前記流量比例制御弁V3と油圧シリンダーC4と
の間の流路で、第二スライド台19を前進させる
側の流路にはリリーフ弁V4が接続され、このリ
リーフ弁V4により、第二スライド台19が前進
してスピニングローラー15が金属板材12を成
形型11に押し付けるときの押し付け力が常時一
定となる。
前記第一スライド台18を駆動する油圧シリン
ダーC3に接続されたクローズドセンタ形4ポー
ト3位置電磁切換弁V5は、ソレノイドS1,S
2が択一的に励磁されることにより前記油圧シリ
ンダーC3を介して第一スライド台18を定速で
前進移動又は後退移動させる。
ダーC3に接続されたクローズドセンタ形4ポー
ト3位置電磁切換弁V5は、ソレノイドS1,S
2が択一的に励磁されることにより前記油圧シリ
ンダーC3を介して第一スライド台18を定速で
前進移動又は後退移動させる。
22は前面22aがやや凸面状となつた円板状
のバツクアツプローラーであり、周方向回転自在
に構成されている。このバツクアツプローラー2
2は、油圧シリンダーC5の駆動により主軸10
aの軸線に対して若干傾斜した方向に進退移動す
るものであり、前記油圧シリンダーC5に接続さ
れたABR接続形4ポート3位置電磁切換弁V6
が中立位置にあるとき停止するが、係る状態で一
定以上の押し付け力が前面22aに作用したとき
に後退し得るように構成されている。
のバツクアツプローラーであり、周方向回転自在
に構成されている。このバツクアツプローラー2
2は、油圧シリンダーC5の駆動により主軸10
aの軸線に対して若干傾斜した方向に進退移動す
るものであり、前記油圧シリンダーC5に接続さ
れたABR接続形4ポート3位置電磁切換弁V6
が中立位置にあるとき停止するが、係る状態で一
定以上の押し付け力が前面22aに作用したとき
に後退し得るように構成されている。
23は加工位置下方の凹所24に昇降可能に設
置されたワーク支持台であつて、油圧シリンダー
C6によつて昇降駆動されるものであり、金属板
材12に中心孔がない場合、加工前に電磁切換弁
V7をONして油圧シリンダーC6により上昇さ
せ、所定位置で金属板材12を支承してその中心
位置を成形型11の中心位置に合わせることが出
来る。
置されたワーク支持台であつて、油圧シリンダー
C6によつて昇降駆動されるものであり、金属板
材12に中心孔がない場合、加工前に電磁切換弁
V7をONして油圧シリンダーC6により上昇さ
せ、所定位置で金属板材12を支承してその中心
位置を成形型11の中心位置に合わせることが出
来る。
尚、第2図中、V8は油圧ポンプPより流量比
例制御弁V3に至る一次側の油圧を一定にするた
めの減圧弁、V9は逆止弁付き可変絞り弁、Gは
圧力計である。
例制御弁V3に至る一次側の油圧を一定にするた
めの減圧弁、V9は逆止弁付き可変絞り弁、Gは
圧力計である。
第3図に於いて25は中立位置にスプリングで
保持されるジヨイステツク型の操作レバーであつ
て、スピニングローラー15の動きを見ながら操
作し得る位置に設置され、左右X方向(主軸10
aの軸線方向)とこれに直角の前後Y方向とに傾
動させることが出来るものである。この操作レバ
ー25には、当該操作レバー25を中立位置から
左右傾動限まで傾動させたとき夫々ONするリミ
ツトスイツチLS1,LS2と、当該操作レバー2
5の前後Y方向の傾動に連動する可変抵抗器VR
1とが併設されている。勿論、操作レバー25を
左右X方向の何れかに倒してリミツトスイツチ
LS1,LS2の何れか一方をONさせた状態で当
該操作レバー25を前後Y方向に傾動させて可変
抵抗器VR1を操作することも出来る。
保持されるジヨイステツク型の操作レバーであつ
て、スピニングローラー15の動きを見ながら操
作し得る位置に設置され、左右X方向(主軸10
aの軸線方向)とこれに直角の前後Y方向とに傾
動させることが出来るものである。この操作レバ
ー25には、当該操作レバー25を中立位置から
左右傾動限まで傾動させたとき夫々ONするリミ
ツトスイツチLS1,LS2と、当該操作レバー2
5の前後Y方向の傾動に連動する可変抵抗器VR
1とが併設されている。勿論、操作レバー25を
左右X方向の何れかに倒してリミツトスイツチ
LS1,LS2の何れか一方をONさせた状態で当
該操作レバー25を前後Y方向に傾動させて可変
抵抗器VR1を操作することも出来る。
第4図に於いて、26は中央演算ユニツト(以
下、CPUという)26a、内部メモリー26b、
クロツクパルス発振器26c、及び例えばフロツ
ピーデイスクを使用する外部記憶手段26d等か
ら成るコンピユーターであり、VR2は主軸10
aの回転数を設定する可変抵抗器、27a,27
bは前記可変抵抗器VR1,VR2から得られる
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器、28a,28bは前記CPU26aから出
力されるデジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換器である。又、29は主軸10aを駆
動するモーター30の回転数を制御するモーター
コントローラー、31は前記流量比例制御弁V3
を制御するコントローラー、32は前記電磁切換
弁V5を制御するコントローラーである。更に、
CPU26aの入力系には、テイーチング/自動
運転のモード選択スイツチSW1,SW2、スタ
ート釦SW3、及びテイーチング終了釦SW4等
が接続されている。尚、CPU26aのI/Oポ
ートと外部機器との間に介在されるインターフエ
ースは図示省略している。
下、CPUという)26a、内部メモリー26b、
クロツクパルス発振器26c、及び例えばフロツ
ピーデイスクを使用する外部記憶手段26d等か
ら成るコンピユーターであり、VR2は主軸10
aの回転数を設定する可変抵抗器、27a,27
bは前記可変抵抗器VR1,VR2から得られる
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器、28a,28bは前記CPU26aから出
力されるデジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換器である。又、29は主軸10aを駆
動するモーター30の回転数を制御するモーター
コントローラー、31は前記流量比例制御弁V3
を制御するコントローラー、32は前記電磁切換
弁V5を制御するコントローラーである。更に、
CPU26aの入力系には、テイーチング/自動
運転のモード選択スイツチSW1,SW2、スタ
ート釦SW3、及びテイーチング終了釦SW4等
が接続されている。尚、CPU26aのI/Oポ
ートと外部機器との間に介在されるインターフエ
ースは図示省略している。
以上のように構成されたスピニング加工装置で
は、前記操作レバー25の運動を制御信号に変換
すると共に当該制御信号に基づいて前記油圧シリ
ンダーC3及び流量比例制御弁V3を制御する制
御機構は、前記電磁切換弁V5、可変抵抗器VR
1、リミツトスイツチLS1,LS2、A/D変換
器27b、コンピユーター26、D/A変換器2
8b、コントローラー31,32等から構成さ
れ、前記制御信号の経時変化を記憶する記憶手段
としては、コンピユーター26の内部メモリー2
6b及び外部記憶手段26dが使用されている
が、これら制御機構及び記憶手段は上記実施例の
構成に限定されない。
は、前記操作レバー25の運動を制御信号に変換
すると共に当該制御信号に基づいて前記油圧シリ
ンダーC3及び流量比例制御弁V3を制御する制
御機構は、前記電磁切換弁V5、可変抵抗器VR
1、リミツトスイツチLS1,LS2、A/D変換
器27b、コンピユーター26、D/A変換器2
8b、コントローラー31,32等から構成さ
れ、前記制御信号の経時変化を記憶する記憶手段
としては、コンピユーター26の内部メモリー2
6b及び外部記憶手段26dが使用されている
が、これら制御機構及び記憶手段は上記実施例の
構成に限定されない。
スピニング加工を行うときは、先ず主軸10a
に成形型11を取り付け、この成形型11の突起
11bに金属板材12の中心孔を嵌合した状態で
心押し台14を油圧シリンダーC2により前進移
動させ、その心押し軸14aと成形型11の先端
面との間で金属板材12を挟み付けて固定し、第
1図に仮想線で示すようにバツクアツプローラー
22を金属板材12の背面縁部に当接する位置ま
で油圧シリンダーC5により前進させる。
に成形型11を取り付け、この成形型11の突起
11bに金属板材12の中心孔を嵌合した状態で
心押し台14を油圧シリンダーC2により前進移
動させ、その心押し軸14aと成形型11の先端
面との間で金属板材12を挟み付けて固定し、第
1図に仮想線で示すようにバツクアツプローラー
22を金属板材12の背面縁部に当接する位置ま
で油圧シリンダーC5により前進させる。
モーター30により主軸10aを駆動して成形
型11を回転させる前に、主軸10aの回転数
(回転速度)を設定する。即ち、主軸10aの回
転数は、第4図に示す主軸回転数設定用可変抵抗
器VR2によつて任意に設定することが出来、こ
の設定値がA/D変換器27aでデジタル信号に
変換され、CPU26aを経由して再びD/A変
換器28aによりアナログ信号に変換されてモー
ターコントローラー29に与えられ、モーターコ
ントローラー29は前記可変抵抗器VR2によつ
て設定された回転数で主軸10aが回転するよう
にモーター30を例えばインバーター制御する。
型11を回転させる前に、主軸10aの回転数
(回転速度)を設定する。即ち、主軸10aの回
転数は、第4図に示す主軸回転数設定用可変抵抗
器VR2によつて任意に設定することが出来、こ
の設定値がA/D変換器27aでデジタル信号に
変換され、CPU26aを経由して再びD/A変
換器28aによりアナログ信号に変換されてモー
ターコントローラー29に与えられ、モーターコ
ントローラー29は前記可変抵抗器VR2によつ
て設定された回転数で主軸10aが回転するよう
にモーター30を例えばインバーター制御する。
一方、第3図に示す操作レバー25を中立位置
から左方X方向に倒してリミツトスイツチLS1
をONさせると、その信号はCPU26aを経由し
て電磁切換弁コントローラー32に与えられ、当
該コントローラー32は電磁切換弁V5のソレノ
イドS1を励磁させるので、油圧シリンダーC3
は第一スライド台18を定速で前進方向(スピニ
ングローラー15が成形型11に接近する方向)
に移動させる。勿論、操作レバー25を右方X方
向に倒してリミツトスイツチLS2をONさせる
と、上記とは逆に油圧シリンダーC3は第一スラ
イド台18を定速で後退方向に移動させる。操作
レバー25を中立位置に戻すと電磁切換弁V5は
中立位置に復帰し、第一スライド台18は停止す
る。
から左方X方向に倒してリミツトスイツチLS1
をONさせると、その信号はCPU26aを経由し
て電磁切換弁コントローラー32に与えられ、当
該コントローラー32は電磁切換弁V5のソレノ
イドS1を励磁させるので、油圧シリンダーC3
は第一スライド台18を定速で前進方向(スピニ
ングローラー15が成形型11に接近する方向)
に移動させる。勿論、操作レバー25を右方X方
向に倒してリミツトスイツチLS2をONさせる
と、上記とは逆に油圧シリンダーC3は第一スラ
イド台18を定速で後退方向に移動させる。操作
レバー25を中立位置に戻すと電磁切換弁V5は
中立位置に復帰し、第一スライド台18は停止す
る。
操作レバー25を前方Y方向又は後方Y方向に
傾動させると、連動する可変抵抗器VR1を介し
てその傾動方向と傾動角に応じたアナログ信号が
出力され、これが一旦A/D変換器27bにより
デジタル信号に変換され、CPU26aを経由し
て再びD/A変換器28bによりアナログ信号に
変換された後、流量比例制御弁コントローラー3
1に与えられる。当該コントローラー31は、与
えられた制御信号に従つて流量比例制御弁V3の
複コイル形ソレノイドSを制御するので、油圧シ
リンダーC4は第二スライド台19を、前記操作
レバー25の傾動方向に対応する方向、即ち主軸
10aの軸線に接近する方向又は当該軸線から離
間する方向へ、操作レバー25の傾動角に対応す
る速度で移動させる。
傾動させると、連動する可変抵抗器VR1を介し
てその傾動方向と傾動角に応じたアナログ信号が
出力され、これが一旦A/D変換器27bにより
デジタル信号に変換され、CPU26aを経由し
て再びD/A変換器28bによりアナログ信号に
変換された後、流量比例制御弁コントローラー3
1に与えられる。当該コントローラー31は、与
えられた制御信号に従つて流量比例制御弁V3の
複コイル形ソレノイドSを制御するので、油圧シ
リンダーC4は第二スライド台19を、前記操作
レバー25の傾動方向に対応する方向、即ち主軸
10aの軸線に接近する方向又は当該軸線から離
間する方向へ、操作レバー25の傾動角に対応す
る速度で移動させる。
従つて、主軸10aを設定速度で回転させてい
る状態で、操作レバー25を左方X方向に倒して
第一スライド台18を定速で前進移動させると同
時に、操作レバー25の前方Y方向に傾動させて
第二スライド台18を第一スライド台18上で主
軸10aの軸線に接近する方向へ所定の速度で移
動させることにより、成形型11と一体に回転す
る金属板材12の回転中心近傍位置にスピニング
ローラー15を当接させることが出来る。この状
態から更に操作レバー25を前後Y方向に押し引
き操作することにより、前記スピニングローラー
15を成形型11に沿うように移動させ、金属板
材12を成形型11の外周面に沿うように絞り加
工することが出来る。
る状態で、操作レバー25を左方X方向に倒して
第一スライド台18を定速で前進移動させると同
時に、操作レバー25の前方Y方向に傾動させて
第二スライド台18を第一スライド台18上で主
軸10aの軸線に接近する方向へ所定の速度で移
動させることにより、成形型11と一体に回転す
る金属板材12の回転中心近傍位置にスピニング
ローラー15を当接させることが出来る。この状
態から更に操作レバー25を前後Y方向に押し引
き操作することにより、前記スピニングローラー
15を成形型11に沿うように移動させ、金属板
材12を成形型11の外周面に沿うように絞り加
工することが出来る。
勿論、1回の絞り加工により金属板材12を成
形型11の外周面に沿う形状に成形するのではな
く、金属板材12の全体を段階的に成形型11の
外周面に接近させるようにスピニングローラー1
5による絞り加工を複数回反復して行い、最後の
絞り加工により金属板材12の全体が成形型11
の外周面に沿う形状となるように絞り加工を行う
のが望ましい。何れにしてもスピニングローラー
15で金属板材12を成形型11に押し付ける段
階では、リリーフ弁V4が働いてスピニングロー
ラー15が一定圧力で金属板材12を成形型11
に押し付けるように操作レバー25を操作しなけ
ればならない。又、一つの製品をスピニング加工
する工程途中で主軸10aの回転速度を可変抵抗
器VR2の操作で変更することも出来る。
形型11の外周面に沿う形状に成形するのではな
く、金属板材12の全体を段階的に成形型11の
外周面に接近させるようにスピニングローラー1
5による絞り加工を複数回反復して行い、最後の
絞り加工により金属板材12の全体が成形型11
の外周面に沿う形状となるように絞り加工を行う
のが望ましい。何れにしてもスピニングローラー
15で金属板材12を成形型11に押し付ける段
階では、リリーフ弁V4が働いてスピニングロー
ラー15が一定圧力で金属板材12を成形型11
に押し付けるように操作レバー25を操作しなけ
ればならない。又、一つの製品をスピニング加工
する工程途中で主軸10aの回転速度を可変抵抗
器VR2の操作で変更することも出来る。
上記のように操作レバー25により手動操作で
スピニング加工を行うことが出来るのであるが、
自動運転によるスピニング加工に先立つてテイー
チングのために上記の手動運転を行うときは、第
4図に示すモード選択スイツチSW1をONして
テイーチングモードとし、操作レバー25を操作
する前にスタート釦SW3を押すと、コンピユー
ター26の内部メモリー26b(ROM)に記憶
されたテイーチングプログラムに基づいて、第5
図に示すように前記操作レバー25の操作に伴つ
て可変抵抗器VR1やリミツトスイツチLS1,
LS2を介して得られる各制御信号の状態、即ち
制御データが予め設定された一定時間おき、例え
ば50ns毎に、CPU26aより内部メモリー26b
(RAM)に取り込まれ、記憶される。制御デー
タのサンプリングは、クロツクパルス発振器26
cの発振パルスの計数値がプリセツト値に達する
毎に行えば良い。従つてそのプリセツト値を変え
ることにより、制御データのサンプリングの時間
間隔は任意に変えることが出来る。尚、前記主軸
回転数設定用の可変抵抗器VR2から得られる主
軸10aの回転数に関するデータも、テイーチン
グモードの選択により前記CPU26aより内部
メモリー26bに取り込まれ、記憶される。
スピニング加工を行うことが出来るのであるが、
自動運転によるスピニング加工に先立つてテイー
チングのために上記の手動運転を行うときは、第
4図に示すモード選択スイツチSW1をONして
テイーチングモードとし、操作レバー25を操作
する前にスタート釦SW3を押すと、コンピユー
ター26の内部メモリー26b(ROM)に記憶
されたテイーチングプログラムに基づいて、第5
図に示すように前記操作レバー25の操作に伴つ
て可変抵抗器VR1やリミツトスイツチLS1,
LS2を介して得られる各制御信号の状態、即ち
制御データが予め設定された一定時間おき、例え
ば50ns毎に、CPU26aより内部メモリー26b
(RAM)に取り込まれ、記憶される。制御デー
タのサンプリングは、クロツクパルス発振器26
cの発振パルスの計数値がプリセツト値に達する
毎に行えば良い。従つてそのプリセツト値を変え
ることにより、制御データのサンプリングの時間
間隔は任意に変えることが出来る。尚、前記主軸
回転数設定用の可変抵抗器VR2から得られる主
軸10aの回転数に関するデータも、テイーチン
グモードの選択により前記CPU26aより内部
メモリー26bに取り込まれ、記憶される。
金属板材12のスピニング加工が完了すれば、
テイーチング終了釦SW4を押し、内部メモリー
26bに記憶させた制御データをそのまま外部記
憶手段26dに格納する場合には、外部記憶手段
26dにセツトされたフロツピーデイスク等の記
憶媒体に内部メモリー26bの制御データを書き
込む処理を行わせる。
テイーチング終了釦SW4を押し、内部メモリー
26bに記憶させた制御データをそのまま外部記
憶手段26dに格納する場合には、外部記憶手段
26dにセツトされたフロツピーデイスク等の記
憶媒体に内部メモリー26bの制御データを書き
込む処理を行わせる。
上記のようにテイーチングのための手動運転が
終了した後に自動運転によるスピニング加工を行
うときは、モード選択スイツチSW2を押して自
動運転を選択させる。そして第6図に示すよう
に、既に外部記憶手段26dの記憶媒体に格納し
た制御データを使用するときは、当該外部記憶手
段26dにセツトされたフロツピーデイスク等か
ら制御データを内部メモリー26b(RAM)に
移し、加工準備が完了した時点でスタート釦SW
3を押す。この結果、内部メモリー26b
(ROM)に記憶された自動運転プログラムに基
づいて、前記テイーチング時の制御データのサン
プリング時間間隔と同一の一定時間おきに内部メ
モリー26b(RAM)から制御データが読み出
され、この読み出し制御データが手動運転時と全
く同様に、モーターコントローラー29、流量比
例制御弁コントローラー31、及び電磁切換弁コ
ントローラー32に供給されるので、主軸10a
は設定回転速度で駆動され、スピニングローラー
15は操作レバー25で移動を制御したときと全
く同様に移動せしめられ、成形型11にセツトさ
れた金属板材12が自動的にスピニング加工され
ることになる。
終了した後に自動運転によるスピニング加工を行
うときは、モード選択スイツチSW2を押して自
動運転を選択させる。そして第6図に示すよう
に、既に外部記憶手段26dの記憶媒体に格納し
た制御データを使用するときは、当該外部記憶手
段26dにセツトされたフロツピーデイスク等か
ら制御データを内部メモリー26b(RAM)に
移し、加工準備が完了した時点でスタート釦SW
3を押す。この結果、内部メモリー26b
(ROM)に記憶された自動運転プログラムに基
づいて、前記テイーチング時の制御データのサン
プリング時間間隔と同一の一定時間おきに内部メ
モリー26b(RAM)から制御データが読み出
され、この読み出し制御データが手動運転時と全
く同様に、モーターコントローラー29、流量比
例制御弁コントローラー31、及び電磁切換弁コ
ントローラー32に供給されるので、主軸10a
は設定回転速度で駆動され、スピニングローラー
15は操作レバー25で移動を制御したときと全
く同様に移動せしめられ、成形型11にセツトさ
れた金属板材12が自動的にスピニング加工され
ることになる。
尚、ノツクアウトピン13、心押し台14、バ
ツクアツプローラー22、及びワーク支持台23
等の駆動も自動的に行わせるように構成すること
も出来る。更に、第一スライド台18の移動速度
も可変に構成し、金属板材12の全体を成形型1
1の外周面に大まかに沿わせる粗絞り加工を行つ
た後、第一スライド台18の移動速度を低速に切
り換え、再度スピニングローラー15により製品
の全体に対し仕上げ絞り加工を行わせるようにし
ても良い。勿論この場合、テイーチングのための
手動運転時に粗絞り加工と仕上げ絞り加工とを行
うことにより、自動運転時に両加工工程を自動的
に再現し得る。
ツクアツプローラー22、及びワーク支持台23
等の駆動も自動的に行わせるように構成すること
も出来る。更に、第一スライド台18の移動速度
も可変に構成し、金属板材12の全体を成形型1
1の外周面に大まかに沿わせる粗絞り加工を行つ
た後、第一スライド台18の移動速度を低速に切
り換え、再度スピニングローラー15により製品
の全体に対し仕上げ絞り加工を行わせるようにし
ても良い。勿論この場合、テイーチングのための
手動運転時に粗絞り加工と仕上げ絞り加工とを行
うことにより、自動運転時に両加工工程を自動的
に再現し得る。
スピニング加工は実施例の絞りスピニングに限
定されない。例えば扱きスピニング(シヤースピ
ニング)や円筒スピニング等、他の各種スピニン
グ加工にも本発明装置は適用可能である。又、加
工方法によつてはバツクアツプローラー22を省
略することが出来る。
定されない。例えば扱きスピニング(シヤースピ
ニング)や円筒スピニング等、他の各種スピニン
グ加工にも本発明装置は適用可能である。又、加
工方法によつてはバツクアツプローラー22を省
略することが出来る。
(発明の効果)
以上のように本発明に係るスピニング加工装置
では、油圧シリンダーでスピニングローラーを主
軸(成形型)の軸線方向に対し斜め方向から金属
板材に押し付けたときの押圧力がリリーフ弁によ
り一定に維持されるようにしたことと、当該油圧
シリンダーを制御する流量比例制御弁をABR接
続型4ポート3位置切換弁としたことによつて、
操作レバーを使用した学習作業時のレバー操作に
厳密さや機敏性が要求されず、熟練技術者でなく
とも容易且つ高精度に学習作業を行うことが出来
る。従つて本発明装置によれば、自動運転モード
の選択により、上記のように操作レバーを使用し
てスピニングローラーを手動運転したときと同様
にスピニングローラーを自動制御して、肉厚の偏
り、破れ、成形じわ等のない良質の絞り加工品を
歩留り良く反復製造することが出来る。
では、油圧シリンダーでスピニングローラーを主
軸(成形型)の軸線方向に対し斜め方向から金属
板材に押し付けたときの押圧力がリリーフ弁によ
り一定に維持されるようにしたことと、当該油圧
シリンダーを制御する流量比例制御弁をABR接
続型4ポート3位置切換弁としたことによつて、
操作レバーを使用した学習作業時のレバー操作に
厳密さや機敏性が要求されず、熟練技術者でなく
とも容易且つ高精度に学習作業を行うことが出来
る。従つて本発明装置によれば、自動運転モード
の選択により、上記のように操作レバーを使用し
てスピニングローラーを手動運転したときと同様
にスピニングローラーを自動制御して、肉厚の偏
り、破れ、成形じわ等のない良質の絞り加工品を
歩留り良く反復製造することが出来る。
第1図は要部の平面図、第2図は油圧回路図、
第3図は操作レバー部分の構成を説明する図、第
4図は制御機構の構成を説明するブロツク線図、
第5図及び第6図は制御手順を説明するフローチ
ヤートである。 10a……主軸、11……成形型、12……金
属板材、14……心押し台、15……スピニング
ローラー、18……第一スライド台、19……第
二スライド台、25……操作レバー、26……コ
ンピユーター、C3,C4……油圧シリンダー、
V3……ABR接続形4ポート3位置切換弁から
成る流量比例制御弁、V4……リリーフ弁、V5
……電磁切換弁、LS1,LS2……リミツトスイ
ツチ、VR1,VR2……可変抵抗器。
第3図は操作レバー部分の構成を説明する図、第
4図は制御機構の構成を説明するブロツク線図、
第5図及び第6図は制御手順を説明するフローチ
ヤートである。 10a……主軸、11……成形型、12……金
属板材、14……心押し台、15……スピニング
ローラー、18……第一スライド台、19……第
二スライド台、25……操作レバー、26……コ
ンピユーター、C3,C4……油圧シリンダー、
V3……ABR接続形4ポート3位置切換弁から
成る流量比例制御弁、V4……リリーフ弁、V5
……電磁切換弁、LS1,LS2……リミツトスイ
ツチ、VR1,VR2……可変抵抗器。
Claims (1)
- 1 成形型を回転駆動する主軸と、該主軸の軸線
方向に進退移動可能であつて進出時に前記成形型
との間で金属板材を挾持固定する心押し台と、該
金属板材を前記成形型に押し付けるスピニングロ
ーラーと、該スピニングローラーを前記主軸の軸
線と平行方向に往復移動させる駆動手段と、前記
スピニングローラーを前記主軸の軸線に対し斜め
遠近方向に往復移動させる油圧シリンダーと、該
油圧シリンダーと前記駆動手段とを制御して前記
スピニングローラーを前記両方向に移動させる操
作レバーと、前記油圧シリンダーによるスピニン
グローラーの押圧力を一定に維持するリリーフ弁
と、前記油圧シリンダーの動作方向切り換えのた
めに前記操作レバーによつて操作されるABR接
続形4ポート3位置切換弁から成る流量比例制御
弁と、前記操作レバーの運動を制御信号に変換す
ると共に当該制御信号に基づいて前記駆動手段及
び流量比例制御弁を駆動する制御機構、及び前記
制御信号の経時変化を記憶する記憶手段を備え、
自動運転時には前記記憶手段が記憶した制御信号
に従つて前記駆動手段及び流量比例制御弁を駆動
するように構成したスピニング加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62033756A JPS63203218A (ja) | 1987-02-17 | 1987-02-17 | スピニング加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62033756A JPS63203218A (ja) | 1987-02-17 | 1987-02-17 | スピニング加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63203218A JPS63203218A (ja) | 1988-08-23 |
JPH0370569B2 true JPH0370569B2 (ja) | 1991-11-08 |
Family
ID=12395272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62033756A Granted JPS63203218A (ja) | 1987-02-17 | 1987-02-17 | スピニング加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63203218A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3769612B2 (ja) * | 2001-12-13 | 2006-04-26 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | スピニング加工方法 |
KR20030084107A (ko) * | 2002-04-24 | 2003-11-01 | 한국기계연구원 | 휠디스크 스피닝 성형기 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5978731A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-07 | Hitachi Ltd | 変形加工機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4949135U (ja) * | 1972-08-07 | 1974-04-30 | ||
JPS61107008U (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-07 |
-
1987
- 1987-02-17 JP JP62033756A patent/JPS63203218A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5978731A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-07 | Hitachi Ltd | 変形加工機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63203218A (ja) | 1988-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4519984B2 (ja) | 工業上の車両ホイール用のタイヤ交換機 | |
US6044675A (en) | Roll bending machine with selective digital control device | |
JP2002011635A (ja) | ワーク交換装置及びワーク取扱いシステム | |
US5595525A (en) | Numerically controlled grinding machine | |
CN102958632A (zh) | 尾架装置 | |
CN211967157U (zh) | 一种汽车模具抛光装置 | |
JPH0370569B2 (ja) | ||
JP2584408B2 (ja) | ガラス板面取り機の部分面取り装置 | |
JP2003527970A (ja) | シートメタル成形機械 | |
KR20020090149A (ko) | 스트레치 벤더 | |
JP6760988B2 (ja) | 射出成形機の制御装置および射出成形機の制御方法 | |
US20210011452A1 (en) | Automotive wheel CNC (Computed Numerical Control) Lathe | |
JPH0740191A (ja) | 数値制御装置 | |
JPH05147077A (ja) | ノズルタツチ方法 | |
US5130625A (en) | Control unit for program controlled machine tools | |
JPS62224428A (ja) | 曲げ加工装置 | |
JPH0422648B2 (ja) | ||
JPH0342971B2 (ja) | ||
JPH0120930B2 (ja) | ||
JP2539947Y2 (ja) | 型締め装置 | |
JPH035886B2 (ja) | ||
KR20120002803A (ko) | 무멘드릴 파이프 벤딩기 제어장치 및 그 방법 | |
CN220279150U (zh) | 轮毂加工中去除毛刺的设备 | |
CN221135582U (zh) | 一种航空铝材加工用多角度复合工装 | |
CN217552348U (zh) | 一种多尺寸工装切换台 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |