JPH0370233B2 - - Google Patents

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JPH0370233B2
JPH0370233B2 JP61178345A JP17834586A JPH0370233B2 JP H0370233 B2 JPH0370233 B2 JP H0370233B2 JP 61178345 A JP61178345 A JP 61178345A JP 17834586 A JP17834586 A JP 17834586A JP H0370233 B2 JPH0370233 B2 JP H0370233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
small diameter
diameter portion
protrusion
head
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61178345A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6333787A (ja
Inventor
Aritsune Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP61178345A priority Critical patent/JPS6333787A/ja
Publication of JPS6333787A publication Critical patent/JPS6333787A/ja
Publication of JPH0370233B2 publication Critical patent/JPH0370233B2/ja
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はリコーダに係わり、特にリコーダを構
成する管体の接続構造に関する。
〈従来の技術〉 従来この種のリコーダは、複数の管体、例えば
頭部管、中部管および足部管を接続して構成され
ており、各管体の接続時には、例えば中部管の接
続部を頭部管の接続部に嵌入してこれらの接続部
の間に摩擦力を発生させ、この摩擦力により頭部
管が中部管から抜け落ちるのを防止していた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来のリコーダの接続構造
にあつては、複数の管体をこれらの接続部に発生
する摩擦力によつてのみ接続していたので、通常
の演奏時には複数の管体が一体的に接続関係を維
持しているものの、いずれかの管体に上記摩擦力
を超える軸方向の外力を加えると管体が抜け出て
しまうという問題点があつた。特に、リコーダは
そのウインドウエイに呼気を吹き込んで演奏する
ため、リコーダ内には呼気中に含まれる水分が付
着し、演奏後等にこの水分を除去することが必要
になる。このとき、演奏者、特に年少の演奏者は
頭部管、または足部管を片手で握つて腕を振り回
すことにより遠心力を生ぜしめ、この遠心力で上
記水分をリコーダ外に排出しようとする場合があ
る。このとき遠心力はリコーダの内壁に付着した
水分だけでなく管体にも作用するので、遠心力が
上記管体管に発生している摩擦力に打ち勝つと管
体が抜け飛び、近くに人がいると思わぬ事故にな
ることがある。
かかる事故を防止するために、管体の接続部の
嵌合をきつくすることも考えられるが、この場合
には管体の接続が困難になり、特に年少の演奏者
には管体の接続が出来なくなるという問題点があ
つた。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、管体の接続
が容易で、かつ接続の完了した管体は容易に分離
しないリコーダを提供せんとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、一方の管体の端部に設けた小径部
を、他方の管体の端部に設けた嵌合小径部に内嵌
することにより、複数の管体を接続したリコーダ
において、上記小径部の外面に半径方向外方に向
かつて突出する突起を設ける一方、上記嵌合小径
部の内面に、上記管体の長手方向に沿つてその開
口端から所定長さだけ延在するこの突起が移動可
能な溝と、この溝に連続して管体の長手方向に沿
つて所定長さだけ延在するとともに、管体の周方
向に沿つて所定角度範囲だけ延在し、この突起が
この長手方向および周方向に移動可能な案内溝
と、を設けたリコーダである。
〈作用〉 本発明に係るリコーダの組立は、以下のように
行う。すなわち、接続すべき一方の管体の小径部
を、他方の管体の嵌合小径部に内嵌する。このと
き、小径部の突起は嵌合小径部の溝を通過して案
内溝に挿入、係合される。突起が案内溝に挿入さ
れた後、一方の管体をその周方向に摺動、回転す
る。この結果、いずれか一方の管体をその長手方
向に引つ張つても、突起が案内溝の内壁に当接し
てその抜けが防止される。換言すると、突起また
は案内溝の内壁を形成する管体そのもののいずれ
かが破壊されない限り、管体に作用する軸方向の
力によつては(リコーダを振り回しても)、管体
同士が分離することはない。
〈実施例〉 以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例を説
明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す一部断面正
面図であり、図中、1,3,5は頭部管、中部管
および足部管をそれぞれ示している。この第1実
施例は頭部管1と中部管3との接続構造に本発明
を適用しており、以下、頭部管1と中部管3との
接続構造を第2図乃至第3図をも参照しつつ詳設
する。
頭部管1の中部管側端部には小径部7が設けら
れており、この小径部7の基端部外面にはその半
径方向外方に突出する所定幅の小突起9が形成さ
れている。一方、小径部7の内面には第2図中上
方から右側にかけて略90度に亘り案内溝11が形
成されており、この案内溝11は小径部7の中
央、やや基端側まで延在している。
この小径部7にはヘツドリング13が溶着また
は接着しており(第1図参照)、このヘツドリン
グ13と上記頭部管1とで管体を構成している。
ヘツドリング13は第4図に詳示されているよう
に小径部7と略同径の孔15が形成されており、
その一端部には上記小突起9と嵌合する溝17が
形成されている。ヘツドリング13を小径部7に
組み合せるとき、小径部7の小突起9が上記溝1
7に嵌入されるので、頭部管1とヘツドリング1
3とはそれらの円周方向にずれることなく所定の
相対位置関係で接続される。ヘツドリング13の
反溝側端部は孔15より小径に形成されており、
溝17より略90度離隔して小突起9の通過可能な
溝19が形成されている。
上記孔15の反溝側端部には中部管3の小径部
21が嵌合する(第1図参照)。この中部管3の
小径部21の外周には第5図乃至第6図に詳示さ
れているように突起23が設けられており、この
突起23の断面形状は上記溝19の断面形状に等
しい。上述のように小径部7には案内溝11が形
成されており、この小径部7をヘツドリング13
に嵌入すると、小径部7の先端がヘツドリング1
3の端面に当接して案内溝11の端部を閉止す
る。その結果、上記突起23が一旦案内溝11内
に挿入されると、この突起23はヘツドリング1
3に当接して案内溝11から抜け出られなくな
る。したがつて、上記突起23の形成された小径
部21は一方の管体の係合部を構成しており、上
記小径部7とヘツドリング13とは他方の管体の
係合部を構成している。
次に、上記構成に係わるリコーダの組み立て、
特に頭部管1と中部管3との組み立てについて説
明する。頭部管1と中部管3との組み立てに際し
ては、小径部7の小突起9がヘツドリング13の
溝17に挿入されるように位置を合せて頭部管1
をヘツドリング13に嵌入する。続いて、小径部
21の突起23をヘツドリング13の溝19に合
せて小径部21をヘツドリング13に押し込む。
そうすると、突起23は溝19を通過して案内溝
11内に到達し、案内溝11内で略90度回動可能
になる。それで、頭部管1と中部管3とを相対的
に回動させて、頭部管1と中部管3との相対位置
を演奏し易い位置に調整するとともに突起23を
溝19から離隔させる。その結果、中部管3は案
内溝11の長さだけその軸線方向に移動できるも
のの、中部管3を案内溝11の長さだけその軸線
方向に移動させると突起23がヘツドリング13
の端面に当接するのでそれ以上は移動できなくな
る。このように突起23がヘツドリング13の端
面に当接するので、演奏者がリコーダの中部管3
を持つて振り回しても突起23またはヘツドリン
グ13の端部が破壊されない限り中部管3が抜け
ることはない。また、中部管3は案内溝11の長
さだけは移動できるので、これにより音高の調整
をすることができる。
第7図は本発明の第2実施例を示す一部断面正
面図であり、この第2実施例は本発明を中部管3
と足部管5との接続構造に適用した場合を示して
いる。
第7図において31,33,35はそれぞれ頭
部管、中部管および足部管を示しており、中部管
33の足部管35側には小径部7と同一構造の小
径部37が形成されている。この小径部37には
接続リング39が溶着または接着されており、足
部管35に形成された溝41を、小径部21と同
一構造の中部管33の小径部43に設けられた突
起45が通過した後、中部管33と足部管35と
を相対的に回動させて接続を完了させるものであ
る。接続リング39と足部管35との接続は接続
リング39に設けられた位置決め用の突起が足部
管35に形成された穴に挿入されるので、接続リ
ング39と足部管35との相対的位置は固定され
ており、接続リング39と足部管35とを貫通す
る音孔を他の中部管33に形成されている音孔か
ら所定角度ずれた位置に形成することができる。
なお、上記第1実施例は頭部管1と中部管3と
の接続構造に本発明を適用し、第2実施例では中
部管33と35との接続構造に本発明を適用した
が、頭部管と中部管との接続構造と、中部管と足
部管との接続構造との両方に本発明を適用しても
よい。
第8図は本発明の第3実施例を示す断面図であ
り、図中51は管体としてのプラスチツク製の頭
部管を示している。この頭部管51に設けられた
孔は端部において大径になつており、この大径部
にはプラスチツク製のスペーサリング53が嵌入
された後、互いに溶着、または接着されている。
このスペーサリング53と頭部管51とで案内溝
11に対応する案内溝55が画成されており、ス
ペーサリング53に形成された溝57は中部管5
9の小径部61に形成された突起63と同一の断
面形状を有している。したがつて、リコーダを組
み立てる際には、突起63が溝57を通過した
後、頭部管51と中部管59とを相対的に回動さ
せて中部管59をその軸線方向に移動させたとき
突起63がスペーサリング53に当接するように
する。こうして、組み立てられたリコーダは突起
63またはスペーサリング53が破壊されない限
り中部管59が頭部管51から抜け出ることはな
い。したがつて、突起63の形成された小径部6
1は一方の管体の係合部を、スペーサリング53
は他方の管体の係合部をそれぞれ構成している。
なお、上記小径部61に設けられる突起63は
第9図に示されているように突起71の基端部を
一部除去し、突起71が溝57を通過する際、突
起71が矢印A方向に弾性変形し易いようにして
もよい。このように突起71の弾性変形を容易に
することにより、小径部61がスペーサリング5
3に挿入され易くすることができる。
〈発明の効果〉 本発明に係るリコーダでは、水分除去のために
リコーダを振り回しても管体が容易に抜けること
はなく、その安全性を完全に保証することができ
る。また、管体の嵌合によるリコーダの組立の容
易さと、嵌合接続後の抜け防止と、は別々に設定
することができる。このため、容易に組み立てる
ことができ、しかも、抜けることのないリコーダ
を提供することができる。さらに、嵌合、接続後
に、周方向にずらすことなく、管体同士をその長
手方向にずらすことができ、管体全体の長さを調
節することができる。このため、音孔の周方向の
位置ずれを防止して操作性を損なうことなく、音
高の調整が可能になつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す一部断面正
面図、第2図は本発明の第1実施例の頭部管を示
す側面図、第3図は第2図の−矢視断面図、
第4図は本発明の第1実施例のヘツドリングを示
す断面図、第5図は本発明の第1実施例の中部管
を示す側面図、第6図は本発明の第1実施例の中
部管を示す一部拡大図、第7図は本発明の第2実
施例を示す一部断面正面図、第8図は本発明の第
3実施例の接続構造を示す断面図、第9図は突起
の変形例を示す断面図である。 1,31,51……頭部管、3,33,59…
…中部管、5,35……足部管、11,55……
案内溝、13……ヘツドリング、21,43,6
1……小径部、23,45,63,71……突
起、39……接続リング、53……スペーサリン
グ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方の管体の端部に設けた小径部を、他方の
    管体の端部に設けた嵌合小径部に内嵌することに
    より、複数の管体を接続したリコーダにおいて、 上記小径部の外面に半径方向外方に向かつて突
    出する突起を設ける一方、 上記嵌合小径部の内面に、 上記管体の長手方向に沿つてその開口端から所
    定長さだけ延在するこの突起が移動可能な溝と、 この溝に連続して管体の長手方向に沿つて所定
    長さだけ延在するとともに、管体の周方向に沿つ
    て所定角度範囲だけ延在し、この突起がこの長手
    方向および周方向に移動可能な案内溝と、 を設けたことを特徴とするリコーダ。
JP61178345A 1986-07-28 1986-07-28 リコ−ダ Granted JPS6333787A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61178345A JPS6333787A (ja) 1986-07-28 1986-07-28 リコ−ダ

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JP61178345A JPS6333787A (ja) 1986-07-28 1986-07-28 リコ−ダ

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Publication Number Publication Date
JPS6333787A JPS6333787A (ja) 1988-02-13
JPH0370233B2 true JPH0370233B2 (ja) 1991-11-06

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