JPH037010Y2 - - Google Patents

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JPH037010Y2
JPH037010Y2 JP9336887U JP9336887U JPH037010Y2 JP H037010 Y2 JPH037010 Y2 JP H037010Y2 JP 9336887 U JP9336887 U JP 9336887U JP 9336887 U JP9336887 U JP 9336887U JP H037010 Y2 JPH037010 Y2 JP H037010Y2
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reed
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば測温抵抗体によつて温度計測
を行うように構成した記録計等の計測機器におい
て、各測温抵抗体への入力を順次切換えるために
用いられる入力切換器に関するものである。
〔従来の技術〕
測温抵抗体を用いた記録計は、測温抵抗体の温
度による微小な抵抗変化を検出して記録するもの
であり、通常、約400mΩの抵抗変化を1℃の温
度変化に換算するものである。
そして、このような記録計において、複数の測
温抵抗体への入力を選択的に切換る入力切換器と
して、プリント配線基板上に複数のリードスイツ
チを配置するとともに、このプリント配線基板の
表面に対向配置された回転部材にマグネツトを取
付け、回転部材の回転によつてマグネツトを各リ
ードスイツチに接離させるようにして、各リード
スイツチを選択的に開閉操作する構成のものが知
られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このような入力切換器が用いられる
記録計では、測温抵抗体から記録計までの配線抵
抗、及び記録計内部での配線抵抗のバランスが高
精度で取れていなければ計測値に大きな誤差が生
ずることになる。特に、入力切換器に用いられる
プリント配線基板は、そのプリント配線が0.5mm
幅の場合、1cmにつき10mΩ〜15mΩという比較
的高い抵抗値を有するものであり、この入力切換
器における配線が記録計の精度を決定する要因の
ひとつとなつている。
そこで本考案の目的は、各種計測機器に用いら
れる入力切換器において、プリント配線基板のプ
リント配線抵抗による測定精度への影響を除去す
ることのできる入力切換器を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本考案の計測機器の入力切換器は、前
述のような問題点を解決するために、 基板の表裏両面のそれぞれ互いに対称形状で同
一箇所に接続端部を有する配線パターンが形成さ
れており、上記表面に形成された配線パターンの
抵抗値と、裏面に形成された配線パターンの抵抗
値とが略同等とされたプリント配線基板と、 該プリント配線基板の表面に複数配置されて該
表面に形成された配線パターンの各接続端部間に
接続されたリードスイツチと、 上記プリント配線基板の表面に上記各リードス
イツチと近接して並列配置され、上記表面の配線
パターンに設けた絶縁部を通して上記裏面の配線
パターンの各接続端部間に接続されたリードスイ
ツチと、 上記プリント配線基板の表面に対向して配置さ
れた回転部材に設けられ、該回転部材の回転に伴
つて回転し、該回転軌道上に位置する上記各リー
ドスイツチを順次に開閉するマグネツトとを備え
たことを特徴としている。
〔作用〕
マグネツトの回転移動に伴つて、プリント配線
基板の表面に配置されたリードスイツチが一対ず
つ順次開閉され、プリント基板の表裏両面に形成
された略同等の抵抗値を有する配線パターン毎に
通電状態となされ、入力が選択的に切換えられ
る。
〔実施例〕
次に本考案に係る計測機器の入力切換器の一実
施例について図面について説明する。
この実施例による入力切換器1は、測温抵抗体
を用いた記録計に設けられるもので、第1の基板
2と、回転部材としてのマグネツト公転盤3と、
第2の基板4とが重合された構成とされており、
その第1の基板2は中央部に開口部5を有するプ
リント配線基板B上に2個1組とされるリードス
イツチSFが12組配設された構成とされている。
上記プリント配線基板Bには第2図に示す配線パ
ターンPが表面に形成され、第3図に示す配線パ
ターンP′が裏面に形成されている。すなわち、こ
のプリント配線基板Bに形成されている配線パタ
ーンP,P′は表裏対称の形状とされており、この
プリント配線基板Bの表面B1における配線パタ
ーンPを第2図について説明すると、上記中心部
開口5の外周にリング状配線P1が形成され、該
リング状配線P1の外周から放射状に延出された
放射状配線P2が12本形成されている。この放射
状配線P2は互いに同等の長さとされ、その先端
にはリードスイツチSFの各一端が接続される小
円形の接続端部P3が形成されている。上記接続
端子部P3のさらに外周部にはリードスイツチSF
の他端が接続される小円形の接続端部P4が12個
形成されており、この各接続部P4は、接続端部
P3,P4間に配設される円弧状配線P5に接続され、
該円弧状配線P5を介してプリント配線基板Bの
一側辺部に形成されている外部接続端子部P6
接続されている。さらに、上記リング状配線P1
は接続配線P7を介して外部接続端子部P6に接続
されている。
上述した配線パターンPと対称形状の配線パタ
ーンP′が第3図に示すようにプリント配線基板B
の裏面B2に形成されており、この裏面B2に形成
されている接続端部P′3,P′4と、上記表面B1に形
成されている各接続端部P3,P4とは第4図に示
すように互いに対向する位置に設けられている。
上記小円形の接続端部P3,P4内には裏面の接続
端部P′3,P′4まで達する2個のリードスイツチ端
子通挿孔6,7が形成されており、一方のリード
スイツチ端子通挿孔7の周囲には、配線導体が剥
離されてなる絶縁部8が形成され、この絶縁部8
により、スイツチ端子通挿孔7に挿入固定される
リードスイツチSFの端子は、接続端部P3,P4
電気的に絶縁されている。また、他方のスイツチ
端子通挿孔6に挿入固定されるリードスイツチ
SFの端子は、接続端部P3,P4と電気的に一体と
されている。さらに、裏面側の接続端部P′3,P′4
におけるスイツチ端子通挿孔6の周囲には、配線
導体が剥離されてなる絶縁部8′が形成され、こ
の絶縁部8′によりスイツチ端子通挿孔6に挿入
固定されるリードスイツチSFの端子は、接続端
部P′3,P′4と電気的に絶縁されており、また、他
方のスイツチ端子通挿孔7に挿入固定されるリー
ドスイツチSFの端子は接続端部P′3,P′4と電気的
に一体とされている。しかして上述した配線パタ
ーンP,P′が形成されている基板Bの表面に、第
5図に示すように2個1組とされる12個のリード
スイツチSF1〜SF12が配設されており、この各リ
ードスイツチSF1〜SF12は、中心部開口5を中心
とする放射線方向に対して、その長手方向がほぼ
45゜の角度を成すように傾けて取りけられ、これ
により、リードスイツチSF1〜SF12は全体として
螺旋状に巻き込んだ線上に沿つて配置されてい
る。
また、前記第2の基板4は上述した第1の基板
2と同等の配線パターンP,P′及びリードスイツ
チSRをしており、この第2の基板4と上記第1
の基板2は、それぞれのリードスイツチが配設さ
れている表面B1を互いに向き合わせた状態で、
スペーサ9を介して互いに固定されている。
従つて、第1の基板2の各リードスイツチSFと
第2の基板4の各リードスイツチSRとは互いに
逆向きの傾きを有することになり、しかも第7図
に示すように互いに直交する配置関係となる。
上記第1の基板2と第2の基板4との間に設け
られるマグネツト公転盤3は、第1の基板2の中
心部開口5より突出されている回転軸10に、そ
の中心部が固定されており、この回転軸10は、
第1の基板2の背部に設けられるフレーム11に
回転自在に支持され、その回転軸10の他端は伝
達歯車10aを介して駆動モータ(図示せず)に
接続されている。一方、上記マグネツト公転盤3
における前記リードスイツチSF,SRと対応する
位置にはマグネツト回転車12が枢着されてお
り、このマグネツト回転車12には、その回転中
心位置にマグネツトMが埋設され、該マグネツト
Mはマグネツト回転車12の回転により磁極方向
が回転するように配置されている。さらにこのマ
グネツト回転車12の外周には4個の係合レバー
12aが突出形成され、該係合レバー12aと、
第1の基板2上に植設されている係合ピン13と
により間欠回転装置が構成されており、係合レバ
ー12aが係合ピン13と係合した際にマグネツ
ト回転車12が90度回転されるよに公転盤3には
マグネツト回転車12の回転位置を規制する位置
決めバネ14が取り付けられている。
また、前記第1、第2の基板2,4における外部
接続端子部P6の箇所には、該接続端子部P6と電
気的に接続されるコネクタ15が取り付けられて
おり、このコネクタ15を介して切換器1は第1
0に示すように、各所に設置される測温抵抗体R
(t)に接続されている。
次に、上述した構成による切換器の作用を説明
する。
リードスイツチSF,SRは第8図に示す動作領
域を有しており、即ちリードスイツチSF,SRの
長手方向と該リードスイツチSF,SRを動作せし
めるマグネツトMの磁極方向との関係において、
互いに略直交した状態ではOFFとされ略一致し
た状態ではONとされ、しかもON領域の方が狭
く、完全に一致した状態から±30゜とされている。
従つて第9図に示すようにマグネツトMの磁極が
リードスイツチSRの長手方向と一致し、リード
スイツチSFの長手方向直交している場合には、
リードスイツチSRがON状態でリードスイツチ
SFがOFF状態となる。
しかして、前記公転盤3が回動せしめられ、マ
グネツトMが回転10を中心として公転すると、
まずマグネツトMの磁極方向と一致している第1
の基板2のリードスイツチSF1〜SF12が順次
ON・OFF操作せしめられ、このとき第2基板4
のリードスイツチSRの長手方向はマグネツトM
の磁極方向と直交しているので、リードスイツチ
SRにマグネツトMが近接してもONされること
がなく、OFF状態が維持されている。次に、第
7図に示すように、マグネツトMがリードスイツ
チSF12をONさせた後、マグネツト回転車12の
係合レバー12aは係合ピン13と係合して、マ
グネツト回転車12は90度自転せしめられる。こ
うしてマグネツトMの磁極方向が90度回転し、今
度はリードスイツチSRの長手方向が磁極方向と
一致することになる。この状態でマグネツトMが
公転するので、第2の基板4のリードスイツチ
SRが順次ON・OFF操作されるが、このとき第
1の基板2のリードスイツチSFの長手方向は、
マグネツトMの磁極方向と直交しているので、リ
ードスイツチSFにマグネツトMが近接してもON
されることがなく、OFF状態が維持される。上
記作用が繰り返されて、切換器1は24組のリード
スイツチSF,SRが順次ON・OFF操作されるこ
とになる。
また、前記各基板2,4に形成されている配線
パターンP,P′は、それ自体に比較的高い抵抗値
Pr,P′rを有しており、例えば配線パターンの幅
が0.5mmの場合、1cmにつき10mΩ〜15mΩとい
う抵抗値を有している。しかしながら、上記配線
パターンP,P′は、基板Bの表裏両面に表裏対称
とされる形状で形成されているので、表面の配線
パターンPと裏面の配線パターンP′はほぼ同等の
抵抗値を有している。従つて、2個1組とされる
リードスイツチSF,SRにおける片方のリードス
イツチを表面の配線パターンPに接続して、他方
のリードスイツチを裏面の配線パターンP′に接続
すれば、第10図に示すように,測温抵抗体R
(t)の両端と接続される1対の配線の抵抗値
PR,P′rが互いに一致することになる。ここで、
第10図において、Pr(Pr1〜Pro)は配線パター
ンの中の表のパターン、Pr′(Pr′1〜Pr′o)は裏の
パターンを各々示し、Pr,Pr′は共にリードスイ
ツチのオン抵抗、パターンのオン抵抗を含んでい
るものとする。また、各配線パターンの測温抵抗
体R(t)とアースとの間の抵抗値をrc、2つの
各定電流源から電流Iが各測温抵抗体R(t)に
供給されるものとし、1つの配線パターンに着目
して差動増幅器Aの出力Vputを求めると、 Vput=[{(Pr1+R(t))I+2Irc} −{Pr′1I+2Ir}c] となり、各括弧内を整理すると、 Vput=R(t)I+(Rr1−Pr′1)I となり、絶対値に関係なくPr1=Pr′1ならば、
すなわち、各配線パターンにおいて、同一チヤン
ネルの配線パターンの表裏のパターンの抵抗値が
等しければ、測温抵抗体R(t)の抵抗変化を配
線パターンの抵抗値に影響されることなく、高精
度に検出することができる。従つて、測温抵抗体
R(t)の抵抗変化が、配線パターンP,P′の抵
抗値に影響されることがなく、高精度で検出する
ことができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、マグネ
ツトにより開閉される2個1組のリードスイツチ
が、プリント配線基板の表裏両面に対称形状に形
成され略同等の抵抗値を存する配線パターンを開
閉する構成とし、表裏の配線パターンを一対とし
て使用することにより、各リードスイツチを開閉
して入力の切換えを行う際に、プリント配線パタ
ーン固有の抵抗値による測定精度への影響を除去
することができ、この入力切換器が設けられる計
測機器の測定精度の向上が可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る入力切換器1の一実施
例を示す分解斜視図、第2図は同実施例の入力切
換器に設けられるプリント配線基板における表面
の配線パターンを示す正面図、第3図は同裏面の
配線パターンを示す背面図、第4図は同表裏面の
配線パターンの関係を示す説明図、第5図はリー
ドスイツチが取り付けられた状態を示すプリント
配線基板の正面図、第6図は入力切換器の断面
図、第7図は入力切換器の動作説明図、第8図は
リードスイツチの動作領域を示す説明図、第9図
はリードスイツチの配置関係とマグネツトの関係
を示す説明図、第10図は本考案に係る入力切換
器が設けられる記録計の回路構成を示す回路図で
ある。 B……プリント配線基板、B1……プリント配
線基板の表面、B2……プリント配線基板の裏面、
P……表面に形成されている配線パターン、P′…
…裏面に形成されている配線パターン、SF,SR
……リードスイツチ、3……マグネツト公転盤、
M……マグネツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基板の表裏両面のそれぞれに互いに対称形状で
    同一箇所に接続端部を有する配線パターンが形成
    されており、上記表面に形成された配線パターン
    の抵抗値と、裏面に形成された配線パターンの抵
    抗値とが略同等とされたプリント配線基板と、 該プリント配線基板の表面に複数配置されて該
    表面に形成された配線パターンの各接続端部間に
    接続されたリードスイツチと、 上記プリント配線基板の表面に上記各リードス
    イツチと近接して並列配置され、上記表面の配線
    パターンに設けた絶縁部を通して上記裏面の配線
    パターンの各接続端部間に接続されたリードスイ
    ツチと、 上記プリント配線基板の表面に対向して配置さ
    れた回転部材に設けられ、該回転部材の回転に伴
    つて回転し、該回転軌道上に位置する上記各リー
    ドスイツチを順治に開閉するマグネツトとを備え
    たことを特徴とする計測機器の入力切換器。
JP9336887U 1987-06-19 1987-06-19 Expired JPH037010Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9336887U JPH037010Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19

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JP9336887U JPH037010Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19

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Publication Number Publication Date
JPS6314336U JPS6314336U (ja) 1988-01-30
JPH037010Y2 true JPH037010Y2 (ja) 1991-02-21

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020075537A1 (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 株式会社村田製作所 温度センサ装置

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