JPH0369838B2 - - Google Patents

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JPH0369838B2
JPH0369838B2 JP4701986A JP4701986A JPH0369838B2 JP H0369838 B2 JPH0369838 B2 JP H0369838B2 JP 4701986 A JP4701986 A JP 4701986A JP 4701986 A JP4701986 A JP 4701986A JP H0369838 B2 JPH0369838 B2 JP H0369838B2
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JP4701986A
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English (en)
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JPS62206000A (ja
Inventor
Hisashi Kitamura
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
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Publication of JPS62206000A publication Critical patent/JPS62206000A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、フオークリフトのフオーク上に載せ
られた積荷が他の物体に当接したことを検出する
積荷当接検出方法に関するものである。
従来の技術 フオークリフトは、車体前部に取り付けられた
フオーク上に積荷を載せて搬送する。フオーク
は、フオーク支持部材によつて基端部を支持さ
れ、車体から前方へ片持ち状に延び出させられた
状態で取り付けられており、フオークリフトの前
進によつて積荷の下あるいは積荷が載置されたパ
レツトに差し込まれ、積荷を支持するようにされ
ている。
このようなフオークリフトは、例えば、コンテ
ナへの積荷の積込みに使用されており、その場
合、隙間なく積荷を積み込むために、フオーク上
に載せられた積荷をコンテナの内壁か、あるいは
既にコンテナ内に積み込まれている積荷に当てた
状態で降ろすのであるが、積荷がコンテナ内壁あ
るいは積荷に当たつたことを検出する方法が従来
なかつた。また、フオークリフトの走行経路中に
障害物があつて当接しても、その当接が検出され
ることはなかつたのである。
発明が解決しようとする問題点 そのため、フオーク上の積荷がコンテナ内壁や
積荷あるいは障害物等、他の物体に当たつてもフ
オークリフトが前進し続け、積荷が損傷してしま
うことがあるという問題があつた。
問題点を解決するための手段 本発明は上記の問題を解決するために、フオー
クの基端部における異なる高さ位置にストツパと
積荷検出器とを設け、フオーク上の積荷がストツ
パに当接する一方、積荷検出器が積荷を検出した
状態と積荷を検出していない状態とのいずれか一
方にある状態でフオークリフトを前進させ、その
前進中に積荷がストツパへの当接部を中心にして
垂直面内において回動し、積荷検出器の検出状態
が変わつたことをもつて積荷が他の物体に当接し
たと判定するようにしたものである。
作 用 フオーク上に積荷を載せるためにフオークリフ
トが前進させられ、フオークが積荷の下あるいは
パレツトに差し込まれて積荷がストツパに当接し
たとき、フオークがリフトアツプされるのである
が、この際、フオークは積荷の重みにより撓まさ
れ、この撓みによつて積荷は、撓みが生じないと
仮定した場合の姿勢に対して前方側が下がつた姿
勢となる。この姿勢の変化によつて積荷がストツ
パから離れる場合もあるのであるが、積荷はいず
れストツパに当接した状態に復帰する。すなわ
ち、フオークリフトが荷を載せて走行する際に
は、荷が落ちないようにフオークが前上がりの姿
勢にされるのが普通であるため、振動で積荷がフ
オーク上を移動し、ストツパに当接するのであ
る。また、もし通常の走行中に当接しなくても、
他の物体が積荷に当接したときには積荷がフオー
ク上を移動してストツパに当接した状態となるの
であつて、少なくとも他の物体への当接当初にお
いてストツパに当接した状態となるのである。そ
して、このような状態で積荷検出器はストツパと
の相対位置如何によつて積荷を検出した状態と検
出しない状態とのいずれかになる。
フオークリフトが積荷を降ろすべき場所に接近
した際、フオークリフトの走行速度が低下させら
れるとともに、フオークは先端部が基端部より下
側に位置する前下がり姿勢と基端部より上側に位
置する前上がり姿勢とのいずれかの姿勢とされ
る。そして、それぞれの場合において積荷が先に
降ろされている積荷やコンテナの内壁等他の物体
に当接したとき、ストツパに当接した部分を中心
に垂直面内において回動させられ、積荷と積荷検
出器との相対位置が変わつて積荷検出器の検出状
態が変わる。例えば、フオークが前下がりの姿勢
でフオークリフトが前進させられるときには、他
の物体はまず積荷の上部に当接し、フオーク支持
部側向きの力を加えることとなる。これによつて
積荷からフオークに加えられる荷重は、フオーク
支持部側の部分において大きくなる一方、フオー
ク先端側においては小さくなり、フオークの撓み
が減少する。積荷がそれの上部が後方へ移動する
ように回動して姿勢を変えるのである。したがつ
て、この場合にはストツパを下側に、積荷検出器
を上側に設けておけば、走行中には積荷が積荷検
出器から離れ、積荷検出器が積荷を検出しないの
に対し、他の物体が積荷に当接したとき、積荷は
ストツパへの当接部を中心として積荷検出器に接
近する方向に回動させられ、積荷検出器が積荷を
検出することとなり、このような積荷検出器の検
出状態の変化により積荷の他の物体との当接を検
出することができる。
なお、フオークの撓みが減少する過程では、フ
オークは積荷を下側から支持し続けるのである
が、フオークの撓みがなくなつた状態において更
に力が加えられれば、積荷はフオークから浮き上
がることとなる。このとき積荷検出器が積荷を検
出するようにすることも可能である。
また、フオークが前上がりの姿勢でフオークリ
フトが前進させられるときには、他の物体はまず
積荷の下部に当接し、フオーク支持部側向きの力
を加える。この場合には積荷からフオークに加え
られる荷重は、フオーク先端側において増大する
一方、フオーク支持部側の部分においては減少し
てフオークが更に撓み、場合によつては、積荷が
フオークから浮き上がるに至る。したがつて、こ
の場合には積荷はストツパへの当接部を中心とし
て下部が後方へ移動するように回動させられるの
であり、積荷検出器をストツパの下側に設けてお
けば、フオークリフトの走行中積荷を検出してい
なかつた積荷検出器が積荷を検出する状態に変わ
り、積荷検出器をストツパの上側に設けておけ
ば、積荷を検出していた状態から検出しない状態
に変わるようにできるのであつて、いずれにして
も積荷の他の物体への当接を検出することができ
るのである。
さらに、フオークリフトの走行経路中に障害物
があり、積荷が当接した場合にも、その当接を検
出することができる。ストツパより上側の部分ま
たは下側の部分に障害物が当接すれば、上記の場
合と同様にしてストツパを中心に積荷が回動し、
積荷検出器の検出状態が変わつて当接が検出され
るのである。
発明の効果 このように本発明に係る方法によれば、フオー
クリフトの走行中は積荷をストツパに当接させて
安定に運搬しながら、積荷が他の物体に当接した
ときはそれを確実に検出することができるため、
その検出結果を得てフオークリフトに次の作動、
例えば停止、荷降ろし動作を行わせるようにすれ
ば、コンテナ内に積荷を積み込む場合、隙間なく
積み込むことができる。また、フオーク上の荷が
他の物体に当接することにより、損傷したりする
ことがなくなる効果が得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図および第2図は、本発明の一実施例であ
る方法により、フオーク上の積荷のコンテナ内壁
または前に積み込まれた積荷への当接を検出する
機能を備えたカウンタバランス式フオークリフト
を示す図である。図において2は車体であり、前
輪が駆動輪4、後輪がかじ取り輪6とされてい
る。車体2には、その後方にバランスウエイト8
が、また、上方にヘツドガード10が設けられて
いる。車体2の前方には、よく知られているよう
に、フオーク12やアウタマスト14およびイン
ナマスト16を始めとする荷役装置が設けられて
いる。インナマスト16はアウタマスト14によ
りローラを介して上下方向に案内されるものであ
り、このインナマスト16が更にリフトブラケツ
ト18を案内するようになつている。リフトブラ
ケツト18にはサイドシフトアタツチメント19
を介してフインガバー20が取り付けられ、その
フインガバー20に一対のフオーク12が取り付
けられている。フインガバー20がフオーク支持
部材として機能しているのである。
そして、リフトシリンダ22の作動によりイン
ナマスト16が上昇させられると、図示しないチ
エーンによりリフトブラケツト18、フインガバ
ー20およびフオーク12が一体的に上昇させら
れる。アウタマスト14の下端部は車体2に対し
て一軸線まわりに回動可能に取り付けられ、チル
トシリンダ24の作動により、アウタマスト14
を始めとする荷役装置が前傾あるいは後傾させら
れる。また、サイドシフトシリンダ26の作動に
よつて、フインガバー20およびフオーク12が
リフトブラケツト18に対して車体2の左右方向
にサイドシフトさせられる。
このフオークリフト28は、コンテナに積荷を
積み込むためのコンテナバンニング用であり、運
転者の操縦により有人走行させることができる
が、第1図に示すようなガイド壁30あるいは誘
導線32による誘導によつて無人走行させること
が可能である。フオークリフト28は、コンテナ
から離れた場所では誘導線32により導かれて走
行し、コンテナ近傍およびコンテナ内ではガイド
壁30およびそれに続くコンテナ側壁により案内
されて走行するのである。車体2の側部には、ガ
イド壁30に接触して車体2のガイド壁30に対
する距離および走行姿勢を検出する横変位センサ
34および36が取り付けられており、フオーク
リフト28がガイド壁30に沿つて走行させられ
るようになつている。これら横変位センサ34,
36は、本出願人の出願である特願昭60−100846
号の明細書に記載されており、また、本発明の理
解のために不可欠でもないため、ここにおいては
説明を省略する。
また、第1図および第2図に示すように、車体
2のアウタマスト14の下面には前進時に誘導線
32の磁界を検出するピツクアツプコイル38が
ボルトによりそれぞれ固定されており、バランス
ウエイト8の下面には後進時に誘導線32の磁界
を検出する一対のピツクアツプコイル40が固定
されている。
本フオークリフト28によつて搬送される積荷
Wは、第3図に示すようなパレツト42上に載置
されている。パレツト42は両端が開口した中空
の箱体を成すとともに、内部が上記開口に直角な
方向に延びる支持壁44により仕切られて一対の
フオーク挿入部46が形成されたものであり、前
記一対のフオーク12はフオークリフト28の前
進、後退によりそれぞれフオーク挿入部46に差
し込まれ、抜き出される。フオーク12はほぼ水
平な姿勢でパレツト42に差し込まれた後、リフ
トアツプされて積荷Wを持ち上げ、更にチルトシ
リンダ24により回動させられてフオーク12の
先端がその基端部より上側に位置する前上がり姿
勢で積荷Wを搬送し、積荷を降ろすべき場所に近
づいたとき、フオーク12の先端が基端部より下
側に位置する前下がりの姿勢とされるようになつ
ている。
第1図および第2図から明らかなように、フオ
ーク12の基端部上方に位置して、前記フインガ
バー20が固定された枠の一端部には積荷検出装
置60が設けられている。この積荷検出装置60
は、第4図および第5図から明らかなようにセン
サボツクス62を備えており、このセンサボツク
ス62は一方の側壁に形成された2個の取付穴6
4においてフインガバー20に固定の枠にボルト
により固定されている。センサボツクス62に
は、その前壁と後壁とに跨つて前後方向(第5図
における左右方向)に延びる円筒状のガイド筒6
6が固定されている。このガイド筒66の後端開
口部はセンサボツクス62の後壁によつて塞がれ
ているが、前端開口部はセンサボツクス62の前
壁に形成された穴68に嵌められることにより前
方に開口している。ガイド筒66の前端開口部か
らは、前記積荷Wの背面に接触可能な丸棒状の接
触ロツド70が前後方向に摺動可能に挿し入れら
れ、接触部材として機能するようにされている。
この接触ロツド70の後端側の部分には、直径方
向に2本の金属製のボルト72および74が互の
脚部を突き合わせた状態でねじ込まれ、接触ロツ
ド70の外周面からその中心線に関して対称に突
き出た状態で固定されている。
上記ガイド筒66にはその筒壁を貫通して2個
の長穴76および78が前後方向に沿つて形成さ
れており、これら長穴76および78を貫いて2
個のボルト72,74がガイド筒66の外側へ突
き出されている。ボルト72および74は長穴7
6および78内において前後方向に移動可能であ
り、その結果、接触ロツド70の中心線まわりの
回転が防止されている。接触ロツド70のボルト
72および74が固定された部分より更に後端側
の部分には、小径部80が一体に設けられてお
り、その結果形成された肩面と上記センサボツク
ス62の後壁との間に、予圧縮された状態でスプ
リング82が付勢手段として配設されている。接
触ロツド70は、通常はこのスプリング82によ
つてボルト72および74が長穴76および78
の前端に当接した前進端位置に付勢されている
が、フオーク12がパレツト42に挿入されると
き、積荷Wによつて押され、スプリング82の付
勢力に抗して後退させられる。フオーク12は積
荷Wがフインガバー20の前端に固定されたスト
ツパ84に当たるまで挿入されるのであり、その
状態における接触ロツド70の位置が後退端位置
である。ストツパ84はフインガバー20に積荷
検出装置60より下方に取り付けられており、積
荷Wがストツパ84に当たつた状態においてフオ
ーク12はその基端部までパレツト42に挿入さ
れ、最も安定した状態で積荷Wを支持することが
できる。そして、センサボツクス62の後退端位
置にある接触ロツド70のボルト72に対向する
位置には近接スイツチ88が設けられている。セ
ンサボツクス62にはボルト72と直角にブラケ
ツト90が前後方向に延びるように固定されてお
り、このブラケツト90に近接スイツチ88が固
定されているのである。近接スイツチ88は、ボ
ルト72の頭部端面と小さな隙間を隔てて対向し
得る検出ヘツド94を備えており、ボルト72の
頭部端面が検出ヘツド94に対向する状態となつ
たとき、出力信号を発する。
以上のようなフオークリフト28の無人状態で
の走行を制御する制御回路を第6図に示す。この
図において120はマイクロプロセツサ
(CPU:中央処理装置)であり、メモリ122と
共にI/Oインタフエース124に接続されてい
る。I/Oインタフエース124には上述の近接
スイツチ88をはじめ、横変位センサ34,3
6,ピツクアツプコイル38および40の他、フ
オークリフト28を無人で作動させるために必要
な各種センサ類が接続されている。
I/Oインタフエース124には更に、走行制
御回路140、ステアリング制御回路142、ブ
レーキ制御回路144および荷役制御回路146
が接続されており、走行制御回路140には駆動
輪4を駆動するドライブモータ148が接続さ
れ、ステアリング制御回路142にはかじ取り輪
6を操舵するステアリングモータ150が接続さ
れている。また、ブレーキ制御回路144には、
ドライブモータ148のモータ軸を制動する電磁
ブレーキ152が接続されるとともに、各駆動輪
4を制動する油圧ブレーキ154への油圧を制御
する電磁バルブ156が接続されている。また、
荷役制御回路146には、前記リフトシリンダ2
2、チルトシリンダ24、サイドシフトシリンダ
26等への油圧を供給する電磁バルブ158が接
続されており、その電磁バルブ158の作動が制
御されることにより、前記フオーク12やリフト
ブラケツト18を始めとする荷役装置160の作
動が制御されることとなる。
以上のように構成されたフオークリフト28に
おいては、近接スイツチ88を始めとする各種ス
イツチ類やセンサの作動信号をCPU120がメ
モリ122に予め記憶されているプログラムに従
つて処理し、フオークリフト28の発進、停止、
操舵、加減速、一時待機、積荷移載等を自動制御
する。
このようなフオークリフト28の運行の一例を
第7図および第8図に基づいて説明する。この例
はプラツトフオーム162に敷設されたチエーン
コンベア164で送られて来る積荷Wを、そのプ
ラツトフオーム162に渡し板166を介して後
付けされたコンテナ168内に順次積み込む場合
を示すものである。まず、フオークリフト28は
チエーンコンベア164により積荷Wが送られて
来るまでは、荷受けステーシヨンST1より後方の
待機ステーシヨンST0に待機させられているが、
積荷Wが荷受けステーシヨンST1へ送られて来た
ことが所定のセンサ等によつて検知されると、待
機ステーシヨンST0から荷受けステーシヨンST1
へ空荷走行させられる。この場合には、フオーク
リフト28は誘導線32に導かれて走行する。す
なわち、ピツクアツプコイル38および40によ
る検出信号がI/Oインタフエース124を介し
てCPU120に送られ、CPU120は車体2が
誘導線32に沿つて走行するようにステアリング
制御回路142を制御するのである。この空荷走
行中においては第5図に示す接触ロツド70が前
進端位置にあつて近接スイツチ88はOFF状態
にある。
そして、フオークリフト28が荷受けステーシ
ヨンST1に至り、フオーク12をパレツト42の
フオーク挿入部46に差し込むべく前進させられ
れば、第9図に示すようにステツプS1(以下、単
にS1と表す。他のステツプについても同じ)に
おいて近接スイツチ88がONとなつたか否かの
判定が行われる。判定結果がNOであれば、フオ
ーク12がまだ積荷Wがストツパ84に当接する
までパレツト42に挿入されていないことを意味
し、S1が繰り返し行われる。そして、積荷Wが
ストツパ84に当接するに至ればS1の判定結果
がYESとなつてS2が実行され、ドライブモータ
148が停止させられるとともに電磁ブレーキ1
52および油圧ブレーキ154が作動させられて
フオークリフト28が停止させられた後、S3に
おいて所定の荷役動作が行われ、フオーク12が
リフトアツプされてパレツト42が持ち上げられ
るとともに、フオーク12が回動させられて前上
がりの姿勢とされる。このとき、積荷Wの重みに
よりフオーク12が撓み、第13図に示すよう
に、その先端部が積荷Wが載せられていない場合
に比較して下がるため、積荷Wの上部がフインガ
バー20から離れ、積荷検出装置60から離れる
ことにより、近接スイツチ88がOFFとなる。
この荷役動作後、フオークリフト28はガイド
壁30およびそれに連続するコンテナ168の側
壁170に沿つて無人走行する。すなわち、前記
横変位センサ34および36による検出信号が
I/Oインタフエース124を介してCPU12
0に送られ、CPU120は車体2とガイド壁3
0あるいはコンテナ側壁170とが予め定められ
た距離に保たれるように、かつ、車体2の走行姿
勢がガイド壁30等と平行になるようにステアリ
ング制御回路を制御し、それによつてフオークリ
フト28がガイド壁30ならびにコンテナ側壁1
70に沿つて走行するのである。この走行中、積
荷Wはストツパ84に当接した状態に保たれる。
フオークリフト28がコンテナ168内に進入
し、荷降ろし位置付近を走行するときには、その
走行速度が低下させられるとともに、フオーク1
2が前下がりの姿勢となるように回動させられた
上、第10図に示すようにS11において近接スイ
ツチ88がONか否かの判定が行われる。積荷W
はコンテナ内に隙間なく積み込まれることが予定
されており、コンテナ168内に既に積荷が積み
込まれている場合にはその積荷W′に、また、ま
だ積み込まれていない場合にはコンテナ168の
内壁に当接した状態で積み込まれる。そして、積
荷Wは前下がりになつたフオーク12上に載置さ
れてその上部が下部より前方に突出した姿勢にあ
るため、フオークリフト28の前進に従つて積荷
W′あるいはコンテナ内壁が積荷Wの上部に当接
することとなる。それによつて積荷Wはストツパ
84に当接している部分を中心にして、第14図
に二点鎖線で示すように積荷検出装置60側に回
動させられることとなり、接触ロツド70が押し
込まれ、ボルト72が近接スイツチ88と対向す
るに至つたときS11の判定結果がYESとなる。そ
して、S12においてフオークリフト28が停止さ
せられた後、S13において荷降ろし動作が行われ
る。すなわち、フオーク12が下降させられると
ともに回動させられ、積荷Wがコンテナ168の
床面上に載置された状態においてフオークリフト
28が後退させられ、フオーク12がパレツト4
2から抜き出されるのである。
このように本フオークリフト28においては、
フオーク12上に載置された積荷Wがコンテナ内
壁あるいは既にコンテナ内に積み込まれた積荷
W′に当接したことが検出されるため、積荷Wが
コンテナ内壁や積荷W′に当接した状態において
フオークリフト28がなお前進させられて、積荷
Wが破損することがない。また、積荷Wがちよう
どコンテナ内壁あるいは積荷W′に当接した状態
でコンテナ168の床上に載置されることによ
り、隙間なく積み込まれ、コンテナの収容能率が
向上する等の効果が得られる。
なお、フオークリフト28が積荷Wを載せた状
態で走行しているときにも第11図に示すように
S21において近接スイツチ88がONとなつたか
否かの判定が行われており、走行経路中に障害物
があり、積荷Wの上部に当接した場合、前記荷降
ろし位置付近走行中の場合と同様にして積荷Wが
ストツパ84に当接している部分を中心として回
動させられることにより積荷検出装置60が作動
し、近接スイツチ88がONとなる。それによつ
てS22においてフオークリフト28は非常停止さ
せられ、障害物との衝突による積荷Wの損傷が回
避される。
また、フオークリフト28が積荷Wを載せず、
空荷走行中においても第12図に示すようにS31
において近接スイツチ88がONか否かの判定が
行われている。空荷走行中は近接スイツチ88は
OFFとなつているはずであり、ONとなつたこと
をもつて異常事態の発生を検出するのである。す
なわち、フオークリフト28の走行経路中に障害
物があり、積荷検出装置60の接触ロツド70に
当接してこれを押し込み、近接スイツチ88を
ONにすれば、S31の判定結果がYESとなり、フ
オークリフト28がS32において非常停止させら
れ、障害物との衝突によるフオークリフト28の
損傷が回避されるのである。
なお、上記実施例においては、フオーク12は
荷降ろし位置付近において前下がりの姿勢にされ
るものとなつていたが、前上がりの姿勢のままで
積荷Wがコンテナ内に積み込まれる場合もある。
この場合には、積荷Wは上記実施例の場合とは逆
にその下部が前方に突き出た状態となり、積荷
W′あるいはコンテナ内壁が当接したとき、その
下部にフインガバー20向きの力が加えられるこ
ととなる。したがつて、この場合には、第15図
に示すように、ストツパ84をフインガバー20
の上側に設ければ、積荷Wはそのストツパ84へ
の当接部を中心にしてその下部がフインガバー2
0側に回動させられるのであり、ストツパ84の
下側に、フオーク12がリフトアツプされるとと
もに前上がりの姿勢にされたときには積荷Wを検
出せず、積荷Wがコンテナ内壁、積荷W′、障害
物等への当接により回動させられるときに積荷W
を検出する積荷検出器を設けることにより、積荷
Wの他の物体への当接を検出することができる。
また、上記実施例においてはフオークリフト2
8が積荷Wを積んで走行する際、積荷Wはストツ
パ84に当接する一方、積荷検出装置60から離
れ、近接スイツチ88がOFFの状態となるよう
にされていたが、ストツパ84および積荷検出装
置60の両方に当接し、近接スイツチ88がON
の状態で積荷Wを搬送し、他の物体に当接したと
きに積荷Wが回動させられることにより、OFF
の状態となるようにすることも可能である。この
場合にもフオークリフト28はフオーク12が前
上がりの姿勢で走行させられることは前記実施例
と同様であり、フオーク12が前下がりの姿勢で
フオークリフト28が荷降ろし位置付近を前進さ
せられる場合には、ストツパ84を上側に、積荷
検出装置60を下側に設ければ(第16図参照)、
積荷W′が積荷Wの上部に当接することにより、
積荷Wは第17図に二点鎖線で示すようにストツ
パ84に当接した部分を中心として回動させら
れ、積荷検出装置60から離れることとなる。ま
た、フオーク12が前上がりの姿勢のままでフオ
ークリフト28が前進させられる場合には、第1
8図に示すように、積荷検出装置60を上側に、
ストツパ84を下側に設ければ、積荷W′は積荷
Wの下部に当接し、積荷Wは図中二点鎖線で示す
ようにストツパ84との当接部を中心として回動
させられ、積荷検出装置60から離れることとな
る。そして、これらの場合には、第10図および
第11図に示したプログラムのS11およびS21に
おいて、近接スイツチ88がOFFとなつたか否
かの判定が行われることとなる。
なお、フオークリフト28が荷受けステーシヨ
ンST1で積荷Wを積んでからの実際の前進距離
は、図示はしないが駆動輪4の回転数を検出する
回転数センサに基づいて検出される一方、その荷
受けステーシヨンST1からコンテナ168内の荷
卸し位置までの必要走行距離はメモリ122に予
め記憶されており、フオーク12に支持された積
荷Wが既にコンテナ168に積み込まれた積荷W
のちようど隣接する位置に載置されるようになつ
ている。また、その必要走行距離は、コンテナ1
68内に積荷Wが搬入される毎に、前回の距離か
ら積荷Wの前後方向の荷長さを差し引いた値とし
てCPU120が演算し、メモリ122に新たに
記憶されることとなる。
なお、積荷検出器としては、接触ロツド70を
備えた接触式のものに限らず、光電スイツチ、近
接スイツチ等非接触式のものを積荷の後端近傍に
設けることも可能である。
また、上記実施例においては、コンテナバンニ
ング用のフオークリフト28に本発明を適用した
場合について説明したが、それ以外のフオークリ
フト、例えば誘導線のみによる案内によつて走行
させられて積荷Wの搬送を行うフオークリフトに
適用することも可能である。
その他、いちいち例示することはしないが、当
業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である方法を実施す
るための積荷検出装置およびストツパを備えたカ
ウンタバランス式フオークリフトを示す平面図で
あり、第2図はその側面図である。第3図は上記
フオークリフトによる積荷の搬送に使用されるパ
レツトを示す斜視図である。第4図は上記フオー
クリフトに設けられた積荷検出装置を示す正面図
であり、第5図は第4図における−断面図で
ある。第6図は上記フオークリフトの制御回路を
簡略に示すブロツク図である。第7図はそのフオ
ークリフトの使用形態の一例を簡略に示す平面図
であり、第8図はその側面図である。第9図ない
し第12図は、上記フオークリフトのフオーク差
込み時、荷降ろし位置付近走行中、荷積走行中、
空荷走行中のプログラムをそれぞれ取り出して示
すフローチヤートである。第13図は上記フオー
クリフトの通常走行中における積荷の状態を積荷
検出装置およびストツパとの関係において示す図
であり、第14図は積荷が前の積荷に当接したと
き動作を示す図である。第15図は本発明の別の
態様を示す第14図に相当する図である。第16
図および第17図は、本発明の更に別の態様を示
すそれぞれ第13図および第14図に相当する図
である。第18図は本発明の更に別の態様を示す
第14図に相当する図である。 12:フオーク、20:フインガバー、28:
フオークリフト、60:積荷検出装置、70:接
触ロツド、72,74:ボルト、84:ストツ
パ、88:近接スイツチ、94:検出ヘツド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フオークリフトのフオーク支持部材によつて
    基端部が支持され、前方へ片持ち状に延び出たフ
    オーク上に積荷を載せて搬送する際、積荷が他の
    物体に当接したことを検出する方法であつて、 前記フオークの基端部における異なる高さ位置
    にストツパと積荷検出器とを設け、フオーク上の
    積荷がストツパに当接する一方、積荷検出器が積
    荷を検出した状態と積荷を検出していない状態と
    のいずれか一方にある状態でフオークリフトを前
    進させ、その前進中に積荷が前記ストツパへの当
    接部を中心にして垂直面内において回動し、前記
    積荷検出器の検出状態が変わつたことをもつて積
    荷が他の物体に当接したと判定することを特徴と
    するフオークリフトにおける積荷当接検出方法。
JP4701986A 1986-03-04 1986-03-04 フオ−クリフトにおける積荷当接検出方法 Granted JPS62206000A (ja)

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