JPH0369830B2 - - Google Patents

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JPH0369830B2
JPH0369830B2 JP58252015A JP25201583A JPH0369830B2 JP H0369830 B2 JPH0369830 B2 JP H0369830B2 JP 58252015 A JP58252015 A JP 58252015A JP 25201583 A JP25201583 A JP 25201583A JP H0369830 B2 JPH0369830 B2 JP H0369830B2
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JP
Japan
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roll
chock
lifter
liners
fan
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JP58252015A
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JPS60157496A (ja
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Morihisa Yaguchi
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NIPPON TONGU KK
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NIPPON TONGU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、圧延ロール等を吊持するロールリフ
ターに関するものである。
一般に、製鉄所等において使用される圧延機で
は、材料を圧延処理するロール、あるいはバツク
アツプロールの表面を、定期的に研削することが
必要とされており、一般にこの種のロールは数t
〜数10tにも及ぶ重量のものであるため、前記ロ
ールを圧延スタンドから外してグラインデイング
マシン等に移送させ、又再び圧延スタンドに装着
させるためにロールリフターを使用するのが普通
である。
ところで、前記のロールには、その両側端に軸
受け部材であるチヨツクが組付けられているのが
通常であつて、このチヨツクは圧延スタンドに装
着させた際の姿勢のままではグラインデイングマ
シンに組付け難いために、その姿勢を垂直面内で
90゜の角度転回させる必要があり、したがつて前
記ロールリフターには、このチヨツクを転回させ
るための装置が具有されている。
一般にこのチヨツク転回装置は、ロールリフタ
ーのロール吊り部の両外側に、略90゜の範囲でロ
ール軸心回りに回転できる扇形ビームを配置し、
この扇形ビームに固定したチヨツク係合シユーに
よつてチヨツクに転回力を与えるようにしている
のが普通である。
しかし、従来のロールリフターは、このような
チヨツク転回装置があるために、極めて使い勝手
の悪い装置となつており、またこのような操作を
自動化して解消するには、構造、機構が複雑とな
つて極めて高価となる問題があつた。これらの理
由は、次の点にある。すなわち、チヨツク転回装
置は前述の如くロール軸心回りにチヨツクを転回
させるものであるから、ロールリフターのロール
吊持の状態との関係において、ロールを吊持する
装置とチヨツク転回装置とは、上下方向について
ロール軸心を常に一致させた関係としておかなけ
ればならないことが明らかである。しかし、ロー
ルは研削によりその径寸法が経時的に変化し、ロ
ール吊持の支え点(ロールの下側を支える点)が
一定であれば、当然ロール吊持時のロール軸心は
支え点に対して上下方向に変化する。それ故、ロ
ール吊持装置とチヨツク転回装置の少なくともい
ずれか一方は、ロールリフターの本体に対して上
下方向の位置調整機構が不可欠となつているので
ある。
このためには、ロールリフターと、これが吊持
するロールとの間で自動調芯する機構を設けるこ
とが求められるが、これらのロールリフターもロ
ールも大重量のものであり、自動調芯のためにこ
れらを相対的に移動させる単純な形式の機構の採
用は実現できない。
本発明者は、これらの難点を解消すべく鋭意検
討を重ねた結果、極めて簡単な機構により、異寸
法のロールを、リフター本体に対して常にそのロ
ール軸心を一定とした状態で吊持することができ
るようにした自動調心機能を有するロールリフタ
ーを開発するに至つたものである。
かかる目的を好適に実現するためになされた本
発明よりなるロールリフターの特徴とするところ
は、ロール吊り装置が、ロールを径方向に挾んで
拡開縮閉可能に設けられた一対の吊腕と、これら
吊腕夫々に対して、下限静止位置から上方に一定
長の移動自由度をもつように組付けられた爪部材
と、この各爪部材のロールとの係合面を提供す上
下一対のライナーとを備え、この一対のライナー
は、水平方向に対して上側および下側対称的に傾
斜してロール接線方向に延びるように設けたこと
を特徴とするところである。
以下本発明を図面に基づいて説明する。
第1図はコイルリフターの一部正面図を示し、
図は左右対称の右端側の一部を省略して示してい
る。また第2図は第1図A矢視で示した右側面
図、第3図は第1図B−B線の断面図を示してい
る。
図において1はロールリフターの構造本体をな
す上部主ビーム(梁部材)であり、水平方向に一
定長の長さをもつている。そしてその上部の長尺
方向中央部には、クレーンフツクが係合される開
口3をもつ吊板2が固着され、また該吊板2の位
置の上部主ビーム1の下側には、主ビーム横幅方
向に延びる横ビーム4が継板5を介して固着され
ている。
また上部主ビーム1の長尺方向両端側それぞれ
には、チヨツク転回装置6が組付けられている。
このチヨツク転回装置6は、第2図および第3図
に示すような1/4円弧状の扇形ビーム7およびこ
れに併設一体化された同形の扇形ギア8と、扇形
ビーム7をその円弧状の周方向に90゜の角度だけ
回転させる動きを案内するガイドローラ9の組
と、扇形ギア8に正・逆の回転力を与えるモータ
10およびギア系列11と、前記扇形ビーム7か
ら上部主ビーム1の長尺方向外側に向つて延出さ
れ、かつ扇形ビーム7の回転中心側に向つて若干
彎曲された先端に、チヨツクとの係合部13を持
つように形成されたアーム12とから構成されて
いる。
また横ビーム4には、上部主ビーム1の横幅方
向の間隔を拡開縮閉可能とされた一対のスライド
腕(第3図参照)14,14が組付けられてお
り、これらスライド腕14,14の拡縮は、横ビ
ーム4上のモータ15の回転により該横ビーム4
の内部に長尺方向に沿つて配置されたねじ軸(図
示せず)を回転させ、このねじ軸の右ねじ及び左
ねじに螺合する一対のスライダ(図示せず)を、
同期して間隔拡縮させるようにして行なわせる。
そして、本例の前記スライド腕14,14に
は、第3図の状態において図の中央の垂線C−C
を対称線として左右対称に位置するように爪部材
16,16をそれぞれ組付けると共に、この爪部
16,16はスライド腕14,14に対してピン
17,17と長孔18,18の嵌合により上下方
向に移動できるように設け、更に該爪部材には、
前記対称線C−Cを挾んで上側一対の位置、およ
び下側二対の位置に、ロールと係合接触するライ
ナー19,19と20,20を固着させている。
なお、本例におけるこれら上側、下側のライナー
19,20は、第1図から明らかなように下側ラ
イナー20,20と上側ライナー19を正立した
二等辺三角形の各頂点に配置した関係のものとし
ている。これは下側ライナー20,20が、ロー
ルを確実に吊持するためのものであるのに対し、
上側ライナー19は、後記するように爪部材16
をスライド腕14に対して上動させるために用い
られるものとして設けられていることによる。
なお、前記各ライナーは、ロールに対する係合
接触面が、該ロールの周面の接線方向の姿勢をな
すように設けられていることを必須の条件とす
る。
さて以上のような構成をなすロールリフタの使
用状態について説明すると、第1図の一点鎖線で
示す例えば圧延用のワークロール21に対して、
その軸方向中央位置にスライド腕14,14が対
向し、かつ両側のチヨツク転回装置6がワークロ
ールの両端部のチヨツク22に対向するようにロ
ールリフターを吊り降しする。
この状態で横ビーム4下側の一対のスライド腕
14,14を縮閉させて、爪部材16,16のラ
イナー19,20によりロール21の胴部を挾持
させる(第3図参照)。そしてこのときのロール
半径をR、ロール軸心O1と横ビーム4の下端と
の間の距離をLとする。
このときに、チヨツク転回装置6におけるロー
ル軸心O1と、該チヨツク転回装置の扇形ビーム
7の回転中心O2との関係とが一致することが、
装置の機構上不可欠なことは第2図から明らかで
ある。すなわち、第2図においてロール軸心O1
が扇形ビーム7の回転中心O2と一致することで、
アーム12の先端係合部13がチヨツク22の上
面に係合(ないし若干の隙間をもつて対向)し、
この状態で扇形ビーム7を90゜回転させることに
より第4図に示す如くチヨツク22の90゜の回転
がなされるからである。
しかるに、仮りに第2図において矢印Dにて示
したロール支え点が変化できない形式のロールリ
フターであるとすると、ロールが研削されて半径
rにより小径化した場合に、そのロール軸心は
O′1となり、このままではチヨツク転回装置6の
適用ができないことは言うまでもない。
これに対して、前記した第1図〜第3図に示し
た構成をなすロールリフターにおいては、次のよ
うにして常に扇形ビーム7の回転中心O2に対す
ロール軸心O′1の調心位置合せが自動的になされ
る。このことを第5図イ,ロ,ハにより説明する
と、まず、ロールリフターを、半径rのロールに
対してその軸心O′1よりも扇形ビーム7の回転中
心O2がある程度下側の位置となるように吊り降
し、この状態で一対のスライド腕14,14を縮
閉させる。この場合、図の左右で一対をなす爪部
材16,16は、ロール21に対して若干下側に
ズレでいるから、スライド腕14,14の縮閉に
よりロール21に対して上側のライナー19が周
面に係合する(第5図イ参照)。
次いでスライド腕14,14が更に縮閉する
と、爪部材16,16はロール21により押し上
げられる形でピン17,17が長孔18,18内
を動き、全体としてスライド腕14,14に対し
て相対的に上動する(第5図ロ参照)。
そしてこのようにして、爪部材16,16の下
側ライナー20,20がロール21の周面に係合
するまでスライド腕14,14を縮閉し、スライ
ド腕14,14の縮閉を停止させた後、ロールリ
フターを上方に吊り上げる。この場合爪部材1
6,16は、スライド腕14,14に対して長孔
18,18とピン17,17の嵌合により組付け
れているものであるから、ロールリフターの吊り
上げに伴ない、爪部材16,16のピン17,1
7は長孔18,18の下端に自重(およびロール
の重量)によつて下がり(第5図ハ参照)、下端
に至つた後ロールリフターによつて吊り下げられ
た状態で上方に吊り上げられることになる。
別言すると、ロール21は爪部材16,16に
組付けられている各上・下のライナー19,20
により挾み持ちされる状態で吊持されるのであ
り、その軸心O′1は、ロールの径寸法如何によら
ず対称的なライナー19,20の上下方向中間位
置に常に存在することになり、一方爪部材14,
14はロールリフターでロールを吊り上げたとき
には、ピン17が長孔18の下端に位置した一定
位置となつているから、横ビーム4の下端とロー
ル軸心O′1の間隔は前記した半径Rの場合のロー
ルと同じLとなるのである。
このように、本例のロールリフターは、上側と
下側の対をなすライナー19,20を有する爪部
材16,16が、ロールを放射状の4点位置で挾
みもつ形式により、ロールの径寸法が変化しても
その吊持したときのロール軸心O1(ないしO′1
の位置をチヨツク転回装置の扇形ビーム7の回転
中心O2と自動的に一致させることができるとい
う効果がある。
なお、グラインデイングマシン上に載置された
ロールを吊り上げて再び圧延スタンドに装着させ
る際の操作においても、このロール軸心O1と扇
形ビームO2の一致が必要であることは言うまで
もなく、この際のスライド腕、爪部材によるロー
ルの挾みもちにおいても芯合せは自動的になされ
る。
なお、本発明は前記した実施例のものに限定さ
れるものではなく、例えば異径のロールを自動調
心して吊り上げチヨツクを転回することができる
ため、種々の形状の異なるチヨツクに対して一つ
のロールリフターを共用でき、またこのために、
チヨツク転回装置のアームを2種ないし複数の延
出部をもつようにしてもよいしまた交換可能とさ
せてもよい。
以上述べた如く、本発明よりなるロールリフタ
ーによれば、ロールリフターを吊り下げた状態で
一対の吊腕をロールに係合させ、その後ロールリ
フターを吊り上げるという極めて簡単な機構、操
作により、ロール軸心とチヨツク転回装置の中心
位置とを確実かつ自動的に芯合せでき、極めて使
い勝手のよいものとなるためこの有用性は大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は本発明の一実施例であるロールリ
フターを示す一部正面図、第2図は同第1図のA
矢視図、第3図は同第1図のB−B線断面図、第
4図は第2図の扇形ビームを90゜回転させた状態
を示す図、第5図イ,ロ,ハはロール半径の異な
つた場合に芯合せが自動的になされる状態を説明
する図である。 1:上部主ビーム、2:吊板、3:開口、4:
横ビーム、5:継板、6:チヨツク転回装置、
7:扇形ビーム、8:扇形ギア、9:ガイドロー
ル、10:モータ、11:ギア系列、12:アー
ム、13:係合部、14:スライド腕、15:モ
ータ、16:爪部材、17:ピン、18:長孔、
19:ライナー、20:ライナー、21:ロー
ル、22:チヨツク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ロールの周面を把持するロール吊り装置と、
    該ロールの軸方向端部側に組付けられているチエ
    ツクに適用されるチヨツク転回装置とを備えたロ
    ールリフターにおいて、前記ロール吊り装置は、
    ロールを径方向に挾んで拡開縮閉可能に設けられ
    た吊腕と、この吊腕夫々に対し下限静止位置から
    上方への移動自由度をもつよう組付けられた爪部
    材と、この各爪部材に固定されて、ロールとの係
    合面を提供する上下一対のライナーとを備え、一
    対のライナーは水平方向に対し上側および下側に
    対称的に傾斜してロール接線方向に延設させたこ
    とを特徴とするロールリフター。
JP25201583A 1983-12-27 1983-12-27 ロ−ルリフタ− Granted JPS60157496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25201583A JPS60157496A (ja) 1983-12-27 1983-12-27 ロ−ルリフタ−

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JP25201583A JPS60157496A (ja) 1983-12-27 1983-12-27 ロ−ルリフタ−

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JPS60157496A JPS60157496A (ja) 1985-08-17
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ID=17231386

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JP25201583A Granted JPS60157496A (ja) 1983-12-27 1983-12-27 ロ−ルリフタ−

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7290643B2 (en) 2003-12-17 2007-11-06 Nobuaki Fujita Front fork in two-wheeled motor vehicle or the like
JP2005201345A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Showa Corp 自動二輪車等のフロントフォーク

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5126857U (ja) * 1974-08-19 1976-02-27
JPS583822U (ja) * 1981-07-01 1983-01-11 大石 晃 機器携帯用ストラップ
JPH0235746U (ja) * 1988-08-30 1990-03-08

Patent Citations (3)

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