JPH0369822A - 無給油摺動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は主として建設機械などの回転部や摺動部に使
用する無給油摺動装置に関する。

（従来の技術） 従来建設機械や産業機械、荷投機械などの多くは２回転
部や摺動部を有しており、これら回転部や摺動部の摩擦
面はグリースなどの潤滑剤により潤滑している。

また食料品を製造する機械のように、潤滑剤が食料品に
混入しては困るような機械や、動きの少ない機械などの
一部には、オイルレスメタルを軸受は部や摺動部に使用
することにより無給油で運転できるようにしたものもあ
る。

（発明が解決しようとする課題） しかし建設機械などの場合１例えば第５図に示すような
小型のパワーシラペルであっても多数の給油箇所（矢印
部分）を有するため、給油作業に多くの工数を要して保
守管理が大変であるなどの不具合があった。

また給油の不用なオイルレスメタルを回転部や摺動部に
使用すれば上記不具合は解消されるが、建設機械などの
場合、砂塵や汚水中で使用されることが多いことから、
寿命が著しく短かかったり１重荷重に耐えられないなど
の不具合をあった。

この発明は上記不具合を改善する目的でなされたもので
、無給油で、しかも苛酷な条件下でも使用が可能な無給
油摺動装置を安価に提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段及び作用）この発明は上記
目的を達成するために５機械の回転部や摺動部に樹脂よ
りなるオイルレスプノシュを設けたことにより無給油に
より機械の運転を可能にした無給油摺動装置であって、
多数の回転部や摺動部を有する機械の給油を不用として
保守に要する工数を大幅に削減するようにしたものであ
る。

また給油しないことにより潤滑剤が他のものに混入した
り、付着することがないため１食料品製造機械や、紙布
などを荷役する荷投機械などにも使用できるようになる
。

（実施例） この発明の一実施例を図面を参照して詳述する。

第１図はこの発明の無給油摺動装置に使用するオイルレ
スブツシュ１を示すもので、内層１ａと外層１ｂの２層
構造となっている。

内層１ａはファイバーにテフロンを混入して潤滑性を持
たせたファイバフロン（商品名）より構成されており、
外層１ｂに比べて薄肉となっている。

また外層１ｂはガラスエポキシ樹脂より構成されていて
２強度を高めるため内層１ａに比べて十分厚肉となって
いる。

一方第２図は上記オイルレスブツシュ１を小型パワーシ
ョベルの回転部に適用して無給油化を図った実施例を示
すもので、ピン２により結合された２部材３，４の一方
の部材３にピン孔３ａを設けて、このピン孔りａ内にオ
イルレスブツシュ１が嵌合され、オイルレスブッシュ１
の中心にピン３が挿入されて、ピン３の外周と内層１ａ
が摺動する構造となっている。

またオイルレスブツシュ１の両側にはダストシール５が
設けられていて、摺動部に土砂や汚水が侵入するのを防
止している。

上記のように建設機械や産業機械、荷投機械などのピン
結合部分にオイルレスブッシュ１を用いることにより、
無給油で運転が可能になると共に、ピン結合箇所が多数
あっても給油を必要としないため、給油に要する工数を
削減することが可能となる。

さらに従来のピン結合部分では第４図に示すようにピン
２に給油のための油路２ａやグリースニップル６を設け
る必要があったが、これらが不用となるため、構造も簡
素化できる。

一方策３図は小型パワーショベルの上部旋回体８を旋回
する旋回機構を示すもので、下部走行体９に外輪１０ａ
及び内輪１０ｂよりなる旋回ベアリング１０を介して上
部旋回体８が旋回自在に支承されている。

上記旋回体８側には旋回モータ１）が設置されていて、
この旋回モータ１）の回転軸１）ａに取付けられたロー
ラ１２が下部旋回体９側に固着された旋回ベアリング１
０の外輪１０ａ外周面に圧接されている。

上記ローラ１２は硬質ウレタンなどにより構成されてい
て、外輪ｔＯａとの摩擦により上部旋回体８を旋回させ
るようになっている。

ちなみに第６図は従来の旋回機構を示す。

従来では外輪１０ａの外周に設けられたリングギヤ１０
ｃに旋回モータ１）の回転軸１）ａに取付けられたビニ
オン１３を噛合させて上部旋回体８を旋回させており、
この構造の旋回機構ではりフグギヤ１０ｂとビニオン１
３に給油が必要となるが。

上記のようにローラ１２を用いることにより給油が不用
となる。

以上は主として建設機械などのように苛酷な条件下で使
用するのに適するが、一般の機械などにも広く適用でき
るものである。

（発明の効果） この発明は以上詳述したように２回転部や摺動部を有す
る機械の無給油運転を可能としたことから、建設機械や
産業機械などのように回転部や摺動部が多数あっても給
油に要する工数が不用となるため、保守管理が容易とな
ると共に。

給油に必要なグリースニップルやグリースポンプなどの
給油手段が不用となるため安価に提供できる。

また合成樹脂を使用することによって従来の金属同士が
接触する際発生する機械音などの騒音がなくなるため、
近年のように市街地などで作業することの多い建設機械
などに適用することにより騒音の大幅な低減が図れると
共に、オイルレスメタルに比べて樹脂製のブツシュは大
量生産が可能なため、大幅なコストダウンも図れるよう
になる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図はオイルレス
ブツシュの断面図、第２図はその適用例を示す断面図、
第３図は旋回機構の断面図。 第４図ないし第６図は従来の説明図である。 １・・・オイルレスブツシュ。 １ａ・・・内層。 １ｂ・・・外層。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）機械の回転部や摺動部に、樹脂よりなるオイルレ
   スブッシュ１を設けてなる無給油摺動装置。
2. （２）上記オイルレスブッシュ１を滑性を有する内層１
   ａと、強度を有する外層１ｂの２層構造としてなる請求
   項（１）記載の無給油摺動装置。