JPH036948Y2 - - Google Patents

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JPH036948Y2
JPH036948Y2 JP1986034140U JP3414086U JPH036948Y2 JP H036948 Y2 JPH036948 Y2 JP H036948Y2 JP 1986034140 U JP1986034140 U JP 1986034140U JP 3414086 U JP3414086 U JP 3414086U JP H036948 Y2 JPH036948 Y2 JP H036948Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動ピアノに関し、グランドピアノの
本体に内蔵したキードライブユニツトを駆動制御
するコントローラをキヤスター付のワゴンに載置
し、かつ、そのワゴンの高さは棚板よりも低く
し、コントローラはこのワゴンの上部に配設する
ことにより、既存のアコーステイツクピアノにつ
いての改造の手間を少なくし、ワゴンの収納を容
易にするとともに、自動演奏を利用したピアノ教
習時のコントローラの操作性を向上させ、全体と
して自動ピアノとしての実用性を飛躍的に高めた
ものである。
[従来の技術] 従来のこの種のピアノの自動演奏装置として
は、例えば特開昭58−18691号公報に記載された
ものが知られている。
このものは、各鍵を機械的に駆動する電磁ソレ
ノイドと、この電磁ソレノイドを自動演奏データ
に基づいて駆動するソレノイド駆動部と、このソ
レノイド駆動部に演奏データを与える制御部と、
を有している。
そして、電磁ソレノイドとソレノイド駆動部と
はピアノ本体に組み込まれ、制御部はピアノ本体
とは独立した制御部として設けられている。この
制御部とソレノイド駆動部とはケーブルによつて
接続されている。
したがつて、制御部からの演奏データがソレノ
イド駆動部にケーブルを介して送られ、この演奏
データに基づいて電磁ソレノイドが駆動されるこ
とにより自動演奏がなされることとなる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の装置にあつて
は、制御部はピアノ本体とは単に別体で設けられ
ている構成であつたため、以下のような不都合が
あつた。すなわち、この自動演奏装置は、単に記
憶した演奏データに基づいて演奏を電気的に再生
するのみであり、再生演奏に加えて演奏者による
手動演奏を同時に行う場合、例えば、片手パート
のみ再生演奏し、他のパートは連弾するピアノ教
習時、あるいは、アンサンブル演奏時の利便性に
ついては何ら考慮されていなかつた。例えば教習
において練習曲の伴奏(左手パート)を再生しな
がら、その曲のメロデイ(右手パート)を右手で
実際に演奏するような場合の制御部としての操作
性についてはまつたく考えられていなかつた。
そこで、本願は、かかる事情において、自動ピ
アノは再生と同時に手動演奏を行なう場合の装置
としての取扱易さを向上させることを目的として
なされたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、棚板上に載置された鍵盤と、鍵の動
作をハンマーに伝達するアクシヨンと、これらの
鍵盤およびアクシヨンを保持するピアノ本体と、
このピアノ本体に内蔵され、アクシヨンを動作さ
せる駆動手段と、上記ピアノ本体とは別体に設け
られ、その高さが上記棚板の高さ位置よりもわず
かに低くなる位置に設定されるとともに、その底
部にキヤスターを有するケースと、このケースの
上部に配設され、演奏者等の操作に応じ、演奏情
報に従つて上記駆動手段を制御するコントローラ
と、このコントローラと上記駆動手段とを電気的
に接続するケーブルと、を備えた自動ピアノであ
る。
[作用] 本考案に係る自動ピアノにあつては、グランド
ピアノのピアノ本体には駆動手段を内蔵するのみ
であるため、既存のグランドピアノに自動演奏機
能を付与するためのピアノの改造、組込の手間が
最小限の簡単な作業のみで済み、また、そのメン
テナンスも簡単になり、さらに、この改造により
デザイン上もグランドピアノの外観を損なうこと
はない。
また、この自動ピアノは駆動手段を本体に内蔵
した結果、コントローラによる駆動手段を介して
の再生演奏と同時に手動による演奏も行うことが
できる。例えばある楽曲の伴奏(左手パート)は
自動演奏で行うとともに、そのメロデイ(右手パ
ート)は手動により演奏する教習等に使用するこ
とができる。
そして、この教習等において、コントローラに
より楽曲再生の開始、停止、選曲等を行うが、こ
の考案にあつては、コントローラはキヤスター付
ケースによつて移動自在で、かつ、その高さ位置
が棚板よりやや底い位置に配設されるように構成
されているため、上記操作、すなわち、コントロ
ーラの操作及びコントローラの左右への移動を演
奏者は座つたままの姿勢で行うことができる。す
なわち、コントローラ(ケース)の取扱が容易で
あつて、その操作性も向上しているものである。
また、自動演奏を行わない場合等においては、
ケースは、ケーブルを外すことによりピアノ本体
とは容易に切り離すことができ、該グランドピア
ノの棚板の下方空間に収納することができ、場
所、空間の有効利用を図ることもできる。
[実施例] 以下、本考案に係る自動ピアノの実施例を図面
を参照して説明する。
添付図面は、本考案に係る自動ピアノの一実施
例を示すその一部を破断した側面図である。
同図において、1は自動ピアノとしてのグラン
ドピアノのピアノ本体である。このグランドピア
ノの鍵盤部2には、棚板3上に上下方向に揺動自
在に配置された複数の鍵4(88鍵)が設けられて
いる。
また、このピアノ本体1の内部には、これらの
鍵4の押鍵操作により動作して図外のハンマー機
構を介して弦を打撃するアクシヨン(図示してい
ない)が各鍵4に対応してそれぞれ設けられてい
る。
棚板3の上にあつて、鍵4はその長手方向の略
中央部でバランスキーピン5を中心として揺動自
在に支持されている。鍵4の長手方向の一端部
(演奏者側)は押鍵部とされる。そして、この押
鍵部とバランスキーピン5との間には、この押鍵
操作を検出するためのセンサ6(例えば圧電素
子)が配置されている。なお、このセンサ6は押
鍵操作を検出するものであるが、この他の押鍵情
報としてハンマーによる弦の打撃力等を検出する
センサを設けることもできる。また、これらのセ
ンサ6によつて演奏情報を形成することもでき
る。
一方、鍵4の他端部には駆動手段であるキード
ライドユニツト7が配設されている。このキード
ライブユニツト7は、例えば電磁ソレノイド等に
よつて構成されており、後述するコントローラに
より制御されて鍵4を介して上記アクシヨンを動
作させるものである。
また、ピアノ本体1は脚8により支持されてお
り、鍵盤部2は所定の高さ位置に設けられてい
る。すなわち、鍵盤部2の下方には所定の空間が
形成されている。また、鍵盤部2の下方にはペダ
ル9が配設されており、このペダル9は自動演奏
時にはペダルソレノイド10により動作されるも
のである。
ここで、11は上記ピアノ本体1とは別体の箱
型のワゴン(ケース)であつて、このワゴン11
は、その下部に電源ユニツト12およびトランス
13を載置、収納している。また、ワゴン11の
上部にはコントローラ14が、その側面にはI/
Oユニツト15が、それぞれ取付、収納されてい
る。また、ワゴン11の底部にはキヤスター16
が取り付けられている。すなわち、ワゴン11は
移動(走行)可能に構成されている。
さらに、このワゴン11の高さは上記鍵盤部2
(棚板3)の高さよりも低く、しかも、全体とし
てコンパクトに形成されている。
コントローラ14は、例えば上記押鍵情報に基
づいて上記キードライブユニツト7を電気的に制
御するもので、例えばそのユニツト7のソレノイ
ドに電気的な信号を印加してソレノイドを駆動す
る。その結果、ピアノ本体1では鍵4が駆動さ
れ、自動演奏が行われるものである。
また、コントローラ14は他の電子楽器、例え
ばシンセサイザーの制御部を内蔵可能であり、そ
の制御部と電子楽器との接続をMIDI規格に基づ
いて行うMIDI端子を有している。
電源ユニツト12及びトランス13は全体とし
て、上記センサ6、コントローラ14、キードラ
イブユニツト7等に所定の電圧を発生させるため
の給電手段20を構成するものである。
これらのワゴン11とピアノ本体1とは、接続
手段21により電気的に接続されており、この接
続手段21は、ケーブル22およびコネクタ23
により構成されて、これらのワゴン11とピアノ
本体1とを着脱自在に連結している。
以上の構成からなる自動ピアノにあつては、コ
ントローラ14および給電手段20をピアノ本体
1とは別体のワゴン11に収納、載置したため、
既存のグランドピアノを自動ピアノとする場合、
ピアノ本体1における改造を最小限に留めること
ができる。また、その改造によつてもピアノその
ものの外観等デザインを損なうことはない。ま
た、駆動手段(キードライブユニツト)7、セン
サ6のピアノ本体1への組込がきわめて容易にな
つている。
さらに、ワゴン11を移動可能に構成し、ケー
ブル22等よりピアノ本体1から着脱自在の構成
としたため、そのメンテナンスがきわめて容易に
なつている。また、そのワゴン11の高さを鍵盤
部2(正確には棚板3)よりも低く設定した結
果、ワゴン11はピアノ本体1の下方の空間に収
納することもできる。
ここに、コントローラ14はワゴン11の上部
に配設されていること、および、ワゴン11は走
行自在であることから、例えば自動演奏(演奏再
生)を行いつつ、同時に手動演奏を行う場合に
は、ワゴン11を座つた状態の演奏者の近くに配
し、コントローラ14を操作する、そして、この
場合、コントローラ14の高さが鍵盤部2とほぼ
同じ(やや低い)高さにあるため、その操作が非
常に行ない易くなつている。
また、コントローラ14はMIDI端子を有する
ことから、他の電子楽器と接続してその電子楽器
との同時演奏が可能となつている。
さらに、このコントローラ14は、例えば演奏
情報を記録したROMカートリツジ等から演奏情
報を読み取つて再生し、この再生信号に基づいて
自動ピアノを駆動制御することもできる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、こ
の自動ピアノは再生演奏と同時に手動演奏を行う
場合、そのコントローラの取扱易さ(ケース全体
としての取扱またコントローラそのものの操作容
易性)が大幅に向上している。また、既存のグラ
ンドピアノの改造には最小限の手間(作業工数)
で済み、その場合の既存の空間の利用においても
無駄がない(ケースはピアノ本体の下方に収納す
ることができる)。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案に係る自動ピアノの一実施例
を示すその一部破断側面図である。 1…ピアノ本体、6…センサ、7…キードライ
ブユニツト(駆動手段)、11…ワゴン(ケー
ス)、14…コントローラ、16…キヤスター、
20…給電手段、21…接続手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 棚板上に載置された鍵盤と、 鍵の動作をハンマーに伝達するアクシヨン
    と、 これらの鍵盤およびアクシヨンを保持するピ
    アノ本体と、 このピアノ本体に内蔵され、アクシヨンを動
    作させる駆動手段と、 上記ピアノ本体とは別体に設けられ、その高
    さが上記棚板の高さ位置よりもわずかに低くな
    る位置に設定されるとともに、その底部にキヤ
    スターを有するケースと、 このケースの上部に配設され、演奏者等の操
    作に応じ、演奏情報に従つて上記駆動手段を制
    御するコントローラと、 このコントローラと上記駆動手段とを電気的
    に接続するケーブルと、 を備えたことを特徴とする自動ピアノ。 (2) 上記コントローラは、他の電子楽器の制御部
    を内蔵可能とし、その制御部との接続をMIDI
    規格に基づいて行うMIDI端子を有する実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の自動ピアノ。 (3) 上記ケースには給電手段が更に収納され、該
    給電手段はケーブルを介して上記ピアノ本体に
    所定電力を供給する実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の自動ピアノ。 (4) 上記ピアノ本体は、鍵の動作を検出して内部
    演奏情報を形成する鍵センサを有する実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の自動ピアノ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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