JPH0369478A - 衣類保存袋システム - Google Patents

衣類保存袋システム

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Publication number
JPH0369478A
JPH0369478A JP20578989A JP20578989A JPH0369478A JP H0369478 A JPH0369478 A JP H0369478A JP 20578989 A JP20578989 A JP 20578989A JP 20578989 A JP20578989 A JP 20578989A JP H0369478 A JPH0369478 A JP H0369478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clothing
unsaturated nitrile
clothes
storage bag
nitrile
Prior art date
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Pending
Application number
JP20578989A
Other languages
English (en)
Inventor
Michito Nakatani
道人 中谷
Masayuki Makihara
牧原 正幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Pending legal-status Critical Current

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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、保存性に優れた衣類保存袋システムに関する
ものであり、詳しくは、防虫・防かび性に優れた衣類保
存袋システムに関するものである。
〔従来の技術〕
衣類は綿、絹、毛、麻、毛皮、合成繊維等の素材から作
られており、何れも害虫やかびの発生により品質が低下
する恐れがある。そのため、樟脳、ナフタリン、バラジ
クロルベンゼン等の防虫剤と共にたんすまたは箱内に保
存されていた。しかし、これらの防虫剤は昇華すること
により効果があり、経時と共に減少するため持続性に乏
しく、長期間保存する場合は、定期的に補給する必要が
あり、手間が掛かった。もし補給を怠った場合は、防虫
効果がなくなり、衣類は害虫に侵されてしまう問題があ
った。さらに、特有の臭気を有するため、衣類に臭気が
付き好まれるものではなかった。
一方、かびを防止する方法としては、衣類の含水量を低
く保つことが有効であり、湿度の低い晴天の日に虫干し
と称して、たんすまたは箱内に保存しておいた衣類を乾
燥させる方法が行われていた。しかし、梅雨時にはたん
すまたは箱内の湿度も上昇し、かびが発生しやすくなる
問題があった。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は従来の保存方法では不可能であった衣類
の防虫・防かび性を有する保存システムを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、かかる課題を解決する為鋭意検討し、衣
類の保存に高ニトリル系樹脂からなる袋を使用すること
により、この問題を解決し、遂に本発明を完成した。
すなわち、本発明は、衣類を50重量%以上の不飽和ニ
トリル単量体を含有する高ニトリル系樹脂からなる袋内
に不活性ガスおよび/または脱酸素剤と共に収納するこ
とを特徴とする衣類保存袋システムである。
本発明における衣類に制限はなく、害虫やかびが発生す
る恐れのある衣類すべてに使用可能である。例として、
綿、絹、毛、麻等の天然繊維、毛皮、合成繊維等の素材
からなる衣類が挙げられる。
本発明で防除可能な害虫としては、コクガ、イガ、コイ
ガ、モウセンガ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオ
ブシムシ等が挙げられる。
本発明で用いる高ニトリル系樹脂とは、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリルを主体と
する共重合体であって不飽和ニトリル分を50重量%以
上含むものである。不飽和ニトリルと共重合可能な単量
体としては、スチレン、ブタジェン、イソプレン、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリ
レ−1−、エチルメタアクリレートなどが挙げられこれ
らの1種または2種以上を用いることができる。
また、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、イソプ
レン−アクリロニトリル共重合体、ブタジェン−スチレ
ン共重合体、ポリブタジェン、ポリイソプレンなどのゴ
ム状重合体と不飽和ニトリルを主体とする共重合体との
混合物、およびこれらのゴム状重合体の存在下に不飽和
ニトリルと前記共重合可能な単量体をグラフト重合させ
たものも用い得る。
上記樹脂を通常の押出し成形性、カレンダー成形性、イ
ンフレーション成形法等によりフィルムを得る。
本発明における衣類保存袋は、上記高ニトリル系樹脂フ
ィルム単独、または他の熱可塑性樹脂フィルムとの多層
フィルムを公知の方法により製袋することにより製造す
る。該衣類保存袋は必要に応じて印刷して袋の商品価値
を高めることもできる。
本発明で用いる袋の厚みは要求されるガスバリヤ−性に
より決定される。指標として、酸素透過率が50cc/
 nf−atm−24Hr未満が好ましい。酸素透過率
が50cc/ nf−atm−24Hrをこえる場合は
、ガスバリヤ−性が不足し、害虫が発生し易くなり好ま
しくない。
本発明における衣類保存袋システムは、50重量%以上
の不飽和ニトリル単量体を含有する高ニトリル系樹脂か
らなる衣類保存袋に衣類を収納し、脱酸素剤および/ま
たは不活性ガスと共に密封後保存する。密封は通常のヒ
ートシール法、インパルスシール法、または衣類保存袋
端部に設けたチャンクの開閉等により行う。
本発明に用いる脱酸素剤はその種類に制限はなく、市販
されているものは全て使用可能である。
例として、エージレス、ケプロン、セキュール等の商品
が挙げられる。好ましくは、12時間以内に脱酸素効果
が発揮される即効性のものである。
本発明に用いる不活性ガスとしては、窒素、二酸化炭素
、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノン、クリプトン
等が挙げられる。好ましくは、制菌効果を有する二酸化
炭素単独、または二酸化炭素と上記ガスとの混合ガスで
ある。
本発明における衣類保存袋システムは、二酸化炭素置換
と脱酸素剤を併用することにより、防虫・防かび性が向
上し、さらに、制菌効果も付与できる。該方法は医療用
の衣類等細菌の繁殖防止を必要とする分野に好適に使用
される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
製造例1 高ニトリル系樹脂として三井東圧化学■製の商品名バレ
ックスを用いて、インフレーション成形法により厚み5
0μmのフィルムを得た。得られたフィルムを製袋加工
して衣類保存袋を得た。
製造例2 製造例1と同じ高ニトリル系樹脂製フィルムと厚み50
μmのポリプロピレンフィルムをう5ネート加工し、積
層フィルムを得た。得られたフィルムを製袋加工して衣
類保存袋を得た。
実施例1 製造例1で得られた衣類保存袋に衣類とイガの卵10個
と幼虫10匹を入れ、脱酸素剤と共にヒートシールし、
23°C90%RHにて保存した。保存中の卵の卿化数
と幼虫の生存数およびカビの発生の有無を観察した。結
果を第1表に示す。
実施例2 製造例1で得られた衣類保存袋に衣類とイガの卵10個
と幼虫10匹を入れ、窒素ガスと共にヒートシールし、
23°C90%RHにて保存した。保存中の卵の卿化数
と幼虫の生存数およびカビの発生の有無を観察した。結
果を第1表に示す。
実施例3 炭酸ガス置換を併用する他は実施例1を繰り返した。結
果を第1表に示す。
実施例4 製造例2で得られた衣類保存袋を用いる他は実施例1を
繰り返した。結果を第1表に示す。
比較例1 高二l・リル系樹脂製衣類保存袋のかわりにポリエチレ
ン製衣類保存袋を使用する他は実施例1を繰り返した。
結果を第1表に示す。
比較例2 高ニトリル系樹脂製衣類保存袋のかわりにポリプロピレ
ン製衣類保存袋を使用する他は実施例1を繰り返した。
結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕
本発明の衣類保存システムは極めて良好な防虫・防かび
性を有しており、衣類を長期間にわたり良好な状態で保
存するシステムを提供することが可能となり、一般消費
者ならびに衣料保存分野に寄与すること大である。
第1表

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 衣類を50重量%以上の不飽和ニトリル単量体を
    含有する高ニトリル系樹脂からなる袋内に不活性ガスお
    よび/または脱酸素剤と共に収納することを特徴とする
    衣類保存袋システム。
  2. 2. 衣類を50重量%以上の不飽和ニトリル単量体を
    含有する高ニトリル系樹脂からなる袋内に炭酸ガスおよ
    び脱酸素剤と共に収納することを特徴とする衣類保存袋
    システム。
JP20578989A 1989-08-10 1989-08-10 衣類保存袋システム Pending JPH0369478A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20578989A JPH0369478A (ja) 1989-08-10 1989-08-10 衣類保存袋システム

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JP20578989A JPH0369478A (ja) 1989-08-10 1989-08-10 衣類保存袋システム

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JPH0369478A true JPH0369478A (ja) 1991-03-25

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ID=16512703

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1354818A1 (en) * 2002-04-19 2003-10-22 SCA Hygiene Products GmbH Gastight package containing liquid absorbing products
WO2017168848A1 (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 株式会社Land Link 着用物保存装置、連結部材、着用物保存方法、保存装置、保存方法及び保存キット

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