JPH0369190B2 - - Google Patents

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JPH0369190B2
JPH0369190B2 JP60187864A JP18786485A JPH0369190B2 JP H0369190 B2 JPH0369190 B2 JP H0369190B2 JP 60187864 A JP60187864 A JP 60187864A JP 18786485 A JP18786485 A JP 18786485A JP H0369190 B2 JPH0369190 B2 JP H0369190B2
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JP
Japan
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temperature
thick film
heating chamber
drying
film circuit
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60187864A
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English (en)
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JPS6247185A (ja
Inventor
Tetsuo Kurokawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 基板の表面に所望の回路パターンをスクリーン
印刷した後の、乾燥工程において、乾燥炉の昇温
室の蒸気を排出しつつ乾燥することにより、回路
パターン幅が拡大することを阻止する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は厚膜回路部品の製造装置に係わり、特
に乾燥炉の改良に関する。
厚膜回路部品の製造にあたつては、基板の表面
に、所望のペースト状の導体,抵抗体,或いは誘
電体等をスクリーン印刷し、乾燥炉に投入して、
低温(例えば150℃)で乾燥し、さらに焼成炉に
投入して、高温(例えば800℃〜900℃)で焼成し
て所望の回路パターンを形成するのが一般であ
る。
この回路パターンの乾燥過程において、パター
ンの幅が崩れることがないことが、特に要求され
ている。
〔従来の技術〕
第2図は厚膜回路部品の乾燥特性図を示し、第
3図は従来の乾燥炉の側断面図、第4図は厚膜回
路部品の一部破断斜視図である。
第4図に示すように厚膜回路部品1は、例えば
アルミナ基板のような基板2の表面に、所望のペ
ースト状の導体,抵抗体,或いは誘電体等をそれ
ぞれペースト別に、回路パターンをスクリーン印
刷し、低温で乾燥し、次に高温で焼成し、この工
程を繰り返して製造している。
但し、第4図においては、その1種の回路パタ
ーン3(図の回路パターンは、Ag−Pdよりなる
導体パターンを示す。)のみを示す。回路パター
ン3の膜厚は、20μm〜25μm、膜幅は例えば
200μmであり、隣接した回路パターン3の膜間隔
は所望の距離Bである。
この回路パターン3をスクリーン印刷した後に
実施する乾燥工程の、乾燥特性は第2図の如くで
ある。
第2図の縦軸は乾燥温度、横軸は乾燥時間を示
し、厚膜回路部品1を乾燥炉に投入直後の、a分
(例えば2分間)は昇温工程14Aであつて、常
温より直線状に、所定の保温温度T℃(例えば
150℃)まで上昇させる。保温工程15AではT
℃でb分(例えば10分)保持し、次の降温工程1
6Aでc分(例えば2分)間の間に徐々に降下さ
せるようにしている。
上述の温度特性に準拠して、厚膜回路部品1を
乾燥するのに、従来は第3図に示すように、厚膜
回路部品1をコンベア5に載せて乾燥炉10に投
入し、連続乾燥して乾燥作業の能率化をはかつて
いる。
第3図において、細長い乾燥炉10は外壁を炉
壁11で形成して、炉内に炉入口20側より昇温
室14、保温室15、炉出口21側に降温室16
を設けてある。そして、厚膜回路部品1を載せる
コンベア5は、炉入口20より炉出口21に向か
つて、水平に所望の速度で走行するように設置し
てある。
昇温室14の下部には、下部昇温コントロール
用ヒータ17Aを、上部には上部昇温コントロー
ル用ヒータ17Bを設置し、保温室15には保温
ヒータ18を、降温室16には降温用ヒータ19
をそれぞれ設置し、さらに昇温室14と保温室1
5の間には隔壁12を、保温室15と降温室16
の間には隔壁13を、それぞれ設け、温度管理を
容易な構造となつている。
このような乾燥炉10に、厚膜回路部品1をコ
ンベア5に載せて、炉入口20より、乾燥炉10
に投入し、昇温室14でa分の間に所定の温度T
℃まで上昇させ、保温室15の通過中のb分間T
℃に保持し、引続き降温室16に送り込み、c分
間で徐々に降温させ、炉出口21で取り上げて厚
膜回路部品1を乾燥している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来の厚膜回路部品の乾燥方
法は、昇温室においては、印刷したペースト状の
回路パターンの揮発成分が多量に蒸発する。した
がつて、厚膜回路部品1を連続乾燥することによ
り、この蒸気が厚膜回路部品1の周囲に充満し
て、蒸発が阻止され、且つペーストが高温となる
ことにより流動化する。よつて第4図に示す如く
に回路パターン3の周縁が垂れ下がり、はみ出し
3aとなる。
このはみ出し3aにより回路パターン3の幅が
拡大される。また、隣接した回路パターン3の距
離Bが縮小され距離bになる。即ち、厚膜回路部
品1の所望の特性を得ることが困難になるという
問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来の問題点を解決するため本発明は、炉
入口20側から、所定の温度傾斜で所定乾燥温度
まで上昇させる昇温室14と、所定乾燥温度を保
持する保温室15と、所定温度傾斜で室温まで下
げる降温室16とを一連に水平に備え、厚膜回路
部品1を炉入口20より炉出口21に向かつて、
水平に所望の速度で搬送するコンベア5を備え、
昇温室14の炉入口20側に、炉入口20よりの
流入空気を炉の側壁に沿つて迂回させる誘導板1
2aを設け、且つ昇温室14に排気量を調整自在
とした排気ダクト25を設けるように構成した厚
膜回路部品の乾燥炉30である。
〔作用〕
上記本発明の手段によれば、乾燥炉30の昇温
室14に排気ダクト25を設け、昇温室14内の
蒸気を炉外に排出することにより、ペースト状の
回路パターン3の蒸発が進捗し、回路パターン3
の硬化が促進される。したがつて、回路パターン
3は周辺に垂れ下がることがなくて、所定のパタ
ーン幅が維持される。なお、誘導板12aにより
流入する冷気が迂回して予熱されるので、昇温室
14での厚膜回路部品1の周囲の温度制御が容易
に行える。
〔実施例〕
以下図示実施例により、本発明を具体的に説明
する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物
を示す。
第1図は本発明に使用する1実施例の乾燥炉の
側断面図である。
第1図に示す乾燥炉30が、第3図に示す従来
の乾燥炉10と異なる点は、昇温室14の上部
に、排気量を調整する排気フアン26を備えた、
排気ダクト25を設けたことである。
また、排気ダクト25より昇温室14内の蒸気
を空気とともに排出するので、炉入口20より昇
温室に流入する冷気の量が多くなる。この冷気が
昇温室14の温度制御を困難にするので、炉入口
20の近傍に誘導板12aを設けてある。
誘導板12aの作用により、炉入口20よりの
流入空気は炉の側壁に沿つて迂回され、予熱され
て昇温室14に入る。したがつて、厚膜回路部品
1の周囲温度の制御が容易である。
上述のように昇温室14に排気ダクト25を設
け、印刷したペースト状の回路パターンから蒸発
した蒸気を排出しつつ、厚膜回路部品1を乾燥す
ることにより、厚膜回路部品1の周辺は常に不飽
和状態に維持される。
したがつて、ペーストの蒸発成分の蒸発が進捗
し回路パターン3の硬化が促進され、回路パター
ン3が周辺に垂れ下がることがなくて、所定のパ
ターン幅を維持することができる。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、乾燥炉の昇温室
の蒸気を排出しつつ、印刷したペースト状の回路
パターンを乾燥することにより、回路パターンの
周縁の垂れ下りが阻止されて、回路パターンが所
定の幅を維持することがてき、厚膜回路部品の所
望の特性を得ることができるという、実用上で優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する1実施例の乾燥炉の
側断面図、第2図は厚膜回路部品の乾燥特性図、
第3図は従来の乾燥炉の側断面図、第4図は厚膜
回路部品の斜視図である。 図において、1は厚膜回路部品、2は基板、3
は回路パターン、5はコンベア、10,30は乾
燥炉、14は昇温室、15は保温室、16は降温
室、25は排気ダクト。26は排気フアンをそれ
ぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ペースト状の導体、抵抗体、或いは誘電体等
    の回路パターンを基板の表面にスクリーン印刷
    し、焼成に先立ち乾燥させる厚膜回路部品1用の
    乾燥炉30であつて、 炉入口20側から、所定の温度傾斜で所定乾燥
    温度まで上昇させる昇温室14と、所定乾燥温度
    を保持する保温室15と、所定温度傾斜で室温ま
    で下げる降温室16とを一連に水平に備え、 該厚膜回路部品1を炉入口20より炉出口21
    に向かつて、水平に所望の速度で搬送するコンベ
    ア5を備え、 該昇温室14の炉入口20側に、該炉入口20
    よりの流入空気を炉の側壁に沿つて迂回させる誘
    導板12aを設け、且つ該昇温室14に排気量を
    調整自在とした排気ダクト25を設けることを特
    徴とする厚膜回路部品の乾燥炉。
JP18786485A 1985-08-27 1985-08-27 厚膜回路部品の乾燥炉 Granted JPS6247185A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18786485A JPS6247185A (ja) 1985-08-27 1985-08-27 厚膜回路部品の乾燥炉

Applications Claiming Priority (1)

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JP18786485A JPS6247185A (ja) 1985-08-27 1985-08-27 厚膜回路部品の乾燥炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6247185A JPS6247185A (ja) 1987-02-28
JPH0369190B2 true JPH0369190B2 (ja) 1991-10-31

Family

ID=16213549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18786485A Granted JPS6247185A (ja) 1985-08-27 1985-08-27 厚膜回路部品の乾燥炉

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58107171A (ja) * 1981-12-09 1983-06-25 サイブロン・コ−ポレイシヨン 傾斜培養管ラツク
JPS61265893A (ja) * 1985-05-15 1986-11-25 トムソン‐セーエスエフ プリント回路基板焼成炉

Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58107171U (ja) * 1982-01-11 1983-07-21 山崎電機工業株式会社 連続厚膜焼成炉
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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6247185A (ja) 1987-02-28

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