JPH0368926B2 - - Google Patents

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JPH0368926B2
JPH0368926B2 JP59169181A JP16918184A JPH0368926B2 JP H0368926 B2 JPH0368926 B2 JP H0368926B2 JP 59169181 A JP59169181 A JP 59169181A JP 16918184 A JP16918184 A JP 16918184A JP H0368926 B2 JPH0368926 B2 JP H0368926B2
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wire
calcium
lance
bath
molten
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Jeraado Kaizaa Josefu
Josefu Waiaasu Juniaa Emiru
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Pfizer Inc
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C7/00Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
    • C21C7/04Removing impurities by adding a treating agent
    • C21C7/06Deoxidising, e.g. killing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C21C1/02Dephosphorising or desulfurising
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    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
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    • C21C1/10Making spheroidal graphite cast-iron
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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    • C22C33/00Making ferrous alloys
    • C22C33/04Making ferrous alloys by melting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は融解金属を処理する分野に係り、更に
詳細にいえば、金属特性を改良するため融解金属
材料中へワイヤ状のカルシウム金属を添加する方
法に係るものである。
従来の技術 鋼の製造においては、典型的には鉄の融解物は
適当な炉で生産され次いでこの融解物をとりべに
流し込み、このとりべにおいて融解物を精錬また
は合金のため1種またはそれ以上の数の成分で処
理されている。この時点において融解した鉄材に
精錬剤としてカルシウムを添加して酸化物抱接浮
遊、酸化物抱接形態変態、脱硫を行うことは良く
知られている。不幸にしてカルシウムの低い密度
(鋼に比較して)、揮発性および反応性のため、と
りべ内の融解材料にカルシウムを添加する満足な
方法を提供する課題をきわめて複雑にしている。
金属処理、特に鋼の処理において、融解金属は
一般に、比較的に固形のままで残つておりかつ融
解金属の表面に浮くある量のスラグから分離され
る。このスラグは種々の不純物、ある量の酸化金
属等から成る。融解金属に添加物質を送給するに
は、添加物質はスラグの表面の下方に位置される
かスラグの表面を貫通して通過させる必要があ
る。もちろん、たとえば鋼の特性を向上させるた
めの添加物質は典型的には比較的に高価であり保
存が必要である。たとえば、添加中にスラグ層中
に添加物質が失われることでカルシウル含有添加
物質を無駄にすると製造業者と製品とに大きな経
済的打撃となる、従つて、カルシウムを、融解金
属の表面の下方でカルシウムがきわめて有効に作
用する点に供給しかつ融解金属にカルシウムの添
加物が均一に分布するよう混合することが非常に
望ましい。
製鋼とりべ内の融解材料にカルシウムを添加す
るための種々の技法が使用されて来た。カルシウ
ム含有物質をバラで添加することはこれら物質が
融解物内に十分な時間滞留せずに融解体の表面に
敏速に上昇するので不満足である。炉から流出す
る融解金属の流れ中に粒状物質を直接注入するこ
とにより滞留時間を長くする試みはカルシウムを
大気中の酸素に過度に反応させた。カルシウム含
有物質を突つ込みすなわち被覆した注入器により
融解金属内に導入することは滞留時間は適当にす
るが複雑で、高価で時間のかかる方法である。ま
たカルシウム含有粉末を耐火性ランスを通して不
活性ガスにより融解金属中に注入することが提案
された。粉末を融解した鉄材内に推進させるには
可成りのガス流を必要とするので、ガスを放出す
る際に高いレベルの騒流が生じそれにより融解し
た鉄材を大気中の酸素と窒素とに過度にさらすこ
とになる。更にまた、ランスを離れた後、カルシ
ウムはランスを包囲している不活性ガスの煙内で
又はその煙の付近のアツプウエリングする
(upwelling)融解材料内にて融解金属を通り敏
速に上昇する傾向がある。従つて浴内におけるカ
ルシウルの滞留時間は不満足な程短かい。
発明が解決しようとする問題点 前記した問題を克服するため、製鋼とりべ内の
融解金属にその上面を通し連続的に送給された金
属カルシウム含有ワイヤ(被覆されたか被覆され
ない)の形態にして添加する。ワイヤ送給の大き
な利点はカルシウム含有物質を融解鉄材中に推進
させるのに粉末噴入の場合程には大きなガス流を
必要としないということである。しかしながら、
カルシウムが揮発性が高いので上面から送給した
ワイヤに添加したカルシウムの有効な利用が妨げ
られている。もしワイヤ内のカルシウムが軟化す
る以前に表面の下方に十分な深度まで侵入しない
と、カルシウムの滞留時間が短かく十分な利用が
出来ずその結果融解金属を不均一に処理すること
になる。添加したカルシウムの多くか又は全部が
鉄静圧がカルシウムの蒸気圧に等しくなる深度よ
り下方に降下するまでは未反応のままであること
が特に重要である。被覆された金属カルシウム含
有ワイヤを使用してもこの目的は達成しにくい。
蒸気圧以下の鉄静圧でカルシウムが軟化すると、
融解金属の表面に敏速に上昇するカルシウムガス
泡が多量に発生する。その結果融解した鉄材を非
能率に不均一に処理し融解金属の表面に多量の騒
流を生じることになる。
米国特許第4154604号には容器内の融解金属に
加圧された不活性ガスを満たした耐火静被覆の管
を通しワイヤを添加する方法と装置とが記載され
ている。しかしながら、この特許にはワイヤの成
分を融解金属のダウンウエリング個所かその真下
で耐火性被覆管の下端から可成りの距離において
融解することが望ましいことは記載していない。
事実、この特許の好ましい具体例においては管の
下端を容器の底壁に近接させることによりそのよ
うな結果は物理的に排除されている。
融解した鉄材の浴にカルシウムを添加する新規
な方法が開発されている。その方法は、鉄材より
密度が低い金属カルシウム含有ワイヤを浴に差し
込んだ耐火性ランスを通し下方に送給す一方、ラ
ンス内へ不活性ガスを十分に供給しランスの内方
部分から融解した鉄材をほぼからに保持し融解材
料を再循環するようかく拌させ、浴内におけるラ
ンスの配置とワイヤの組成、断面寸法および送給
速度を(a)ワイヤがランスのワイヤ出口を出た後、
完全に軟化する以前にワイヤが水平方向に向いて
ほぼ曲がり、また(b)このワイヤ内のカルシウムの
少くとも大部分の軟化が、鉄静圧が融解した鉄材
の温度でのカルシウムの蒸気圧より大となる浴の
表面の下方のある深度で融解した鉄材のダウンウ
エリングする個所かその真下で融解することによ
り生じるようにする。もちろん、ワイヤを曲げさ
すのはワイヤが融解金属より密度が低いことによ
るワイヤの浮力である。ワイヤがランスを通り送
給されている間に、ランスのワイヤ出口は鉄静圧
が融解金属と温度におけるカルシウムの蒸気圧よ
り大である浴の表面の下方のある深度に位置決め
することが好ましい。
問題を解決するための手段 カルシウムがその蒸気圧より高い鉄静圧での軟
化は液状カルシウム小滴が融解することによるも
ので、このカルシウム小滴はカルシウムの気泡よ
りも可成り遅く融解金属内を上昇する(従つて、
滞留時間がずつと長い)。これら液の小滴は浴中
の融解した鉄材内を静かに上昇するに従い最後に
は非常に多数の小さい気泡に変態せしめられ、こ
の気泡は融解金属の表面に達する時に過度の騒流
を生じない。更にまた、本発明によれば、これら
液状カルシウムの小滴は浴中の融解金属の循環的
運動のダウンウエリングしている帯域を通り上昇
する。上昇するカルシウムと循環する融解した鉄
との相が対流することによりカルシウムと融解し
た鉄材との接触程度を大にし、浴中におけるカル
シウムの滞留時間を長くする。その結果、カルシ
ウムから成る精錬添加物の使用効率を可成り改善
する。
本発明が有する別の利点はランス内における不
活性ガスの流速をワイヤ送給速度とは関係なく変
えることができるので内部での融解物の循環的か
く拌速度と浴におけるスラグと金属との接触程度
とを好適にすることが出来ることである。
本発明はまたある量の融解材料内にワイヤの形
態の処理要素を直接効率良く添加する新規な装置
も含み、この装置は融解した材料の表面の下方に
配置できる出口を有する熱抵抗ノズルと、ワイヤ
をノズル内に送給する手段と、不活性ガスの媒質
をワイヤと共にノズルに注入しそれにより融解し
た材料の固化によるノズルの閉塞を防止する一方
融解材料を気泡のかく拌によつてかく拌する手段
と、を備えている。向かい合い圧力により偏倚さ
れたピストンを有するシール装置が不活性ガスの
供給源の上手側で(ワイヤ送給方向に相対的に)
ワイヤに係合し、この不活性ガスはワイヤと共に
気密の導管を経てノズルに送給される。ノズルの
孔を特定の形状にすると不活性ガスの影響を極減
する。ノズルの出口付近で流路を制限することに
よりガスの速度を増大する個所を形成し、それに
よりワイヤを送給する際に生じることのある不規
則さも融解金属がノズルの内部に入りこまないよ
うにしている。
実施例 金属カルシウム含有ワイヤ1をとりべ3(大気
に開放している)に入れたたとえば鋼の如き融解
鉄材の浴2内に送給するために使用するのに適し
た装置が第1図と第2図とに示してある。本発明
の方法では、ワイヤ1は浴中の融解鉄材2より密
度が低い。本明細書に使用した「金属カルシウム
含有ワイヤ」という用語はそのようなワイヤが別
個の相として少くとも一部分が未合金の元素金属
カルシウムから成るという意味である。ワイヤは
またカルシウム合金(たとえば、カルシウムとア
ルミニウムとの合金)かカルシウム化合物(たと
えば、ケイ化カルシウム)または精錬または合金
の目的で融解した鉄材に添加した他の成分(たと
えば、アルミニウムマグネシウム、稀土要素)も
含むことができる。金属カルシウム含有ワイヤは
被覆することも(たとえば、鋼の被覆)または被
覆しなくても良い。前者の場合には、被覆したワ
イヤの金属カルシウム含有コア自体がワイヤであ
るか他の任意の形態、たとえば、粉末の形態で存
在できる。ワイヤの送給を開始する以前に浴2に
たとえば石灰とほたる石とを含有する基本的スラ
グの表面層4をもたらすことが好ましい。本明細
書に使用した「浴の表面下の深度」、「浴2の表面
下の深度」等の用語はスラグ4と融解金属の浴2
との界面から下の深度を指す。また「ダウンウエ
リング領域」とは、第12図において、浴内にあ
る融解材料Aの表面H下方にあつて融解材料の密
度差による沈降流が発生する部分Lから、該融解
鉄材の温度において鉄静圧がカルシウムの蒸気圧
より大きくなつている部分Mまでの深さNをいう
ものとする。さらに鉄静圧とは、ワイヤ出口のレ
ベルより上方にある浴内における融解材料の高さ
によりもたらされる静圧をいう。
第1図に詳細に示してあるように、ワイヤ1は
浴2に差し込まれた耐火性ランス5を通し浴中に
下向きに送給する。同時に、ランス5を通し浴に
不活性ガス(たとえばアルゴン)の流れを供給す
る。この不活性ガスはランス5のワイヤ出口6か
ら出てランス5を包囲する複数の気泡として浴の
表面にまで上昇する。不活性ガスの圧力と流速と
はランスの内部の孔へ融解鉄材が入るのを防止
し、鉄材が固化することによりランスの孔が閉塞
されるのを防止するのに十分である、更にまた、
不活性ガスの圧力と流量とはとりべ3内の融解鉄
材2を可成り循環かく拌するに十分な程度とする
必要がある(第1図の浴2中の矢印参照)。しか
しながら、不活性ガスの流量は気泡7が大気に逸
脱する程に浴の表面に多量の騒流を生じてはなら
ない。ランス5を通る不活性ガスの流速範囲は、
1Kgの溶融体につき約1×10-7から約26×10-7
m3/min(約1.5×10-5から約4×10-5立方フイー
ト/分/1ポンドの溶融体)であることが好まし
い。ランス5内の不活性ガスはワイヤ1を浴中に
推進することを要求されないので、ランス内の不
活性ガスの流速はワイヤの送給速度とは無関係に
調節できる。ランス5内の不活性ガスの圧力は、
もちろん、ワイヤ出口における鉄静圧より大でな
ければならない。
本明細書に使用した「耐火性ランス」という用
語は溶融鉄材料2に接触するランスの少くとも最
も外側の長さ方向部分が該材料2と接触中に物理
的または化学的な変化に抵抗する耐火材で(たと
えば、アルミナ)で作られているという意味であ
る。ランス5は真直でそれを通しワイヤ1を送給
中垂直に配向することが好ましい。しかしなが
ら、ランス5はまたワイヤを送給中垂直配向から
傾斜させることもできる(しかしながら、水平に
ではなく)。またランス5は「く」の字形状を有
することもできる。ランスにはワイヤ入口とワイ
ヤ出口とが設けてあり、ワイヤ入口はワイヤ出口
よりも使用中は高い位置になる。通常ワイヤ出口
はランスの下端にある。しかしながら、たとえ
ば、ランスの下端から変位した側部口孔のワイヤ
出口を有するランスを使用することもできる。
ランス5に加えて、第1図に示した装置はワイ
ヤスプール8と、機械的ワイヤ送り9と、不活性
ガス送りおよび密封組合わせ体10と、組合わせ
体10をランス5に接続しランスを支持する気密
の導管11と、を含んでいる。本発明を実施する
には必須ではないが、第4図ないし第11図に示
した形式の機械的ワイヤ送りと、不活性ガス送給
および密封組合わせ体と耐火性ランスとを使用す
ることが好ましい。もしワイヤ1が非被覆の金属
カルシウムのワイヤの如く外面が露出した元素金
属カルシウムであると、スプール8上のワイヤを
大気の侵食から保護するためにスプール8をカル
シウムに不活性のガスで加圧したハジング内に保
持するといつた措置を講じる必要がある。
典型的な製鋼作業では、とりべ3内の融解鉄材
すなわち浴2の温度は約1540°〜1650℃(約2800
ないし3000〓)である。この温度範囲では、カル
シウムの蒸気圧は可成り高い。前にも述べたよう
に、カルシウム添加作業を完全に成功させるには
ワイヤ1内の元素金属カルシウムの軟化の大部分
(またはすべて)を蒸発でなく融解により行うこ
とが必要である。従つて、この軟化は浴の臨界深
度の下方で生じる必要がある。ここで浴の臨界深
度とは、鉄静圧がカルシウムの蒸気圧(浴温で)
に等しくなる浴の表面下の深度、と定義される。
臨界深度は第3図に示した図表を使用することに
より温度の関数として容易に決めることができ
る。第3図の右側の曲線はカルシウムの蒸気圧対
温度の関係を示す作図で、他方、左側の曲線は鉄
静圧対浴の表面の下方の深度の関係を示す作図で
ある。たとえば約1605℃(2860〓)では、カルシ
ウムの蒸気圧は1.57大気圧である。約0.84m(2.8
フイート)の深度で1.57大気圧の鉄静圧が得ら
れ、従つて、この深度が臨界深度である。
本発明の方法の核心は浴2内におけるランス5
の配置とワイヤ1の組成、断面寸法および送給速
度を次のようにして調節することである、すなわ
ち、 (a) ワイヤがランスのワイヤ出口から出た後、十
分に軟化する以前にワイヤがほぼ水平方向に向
け曲がり、 (b) ワイヤ内のカルシウムの少くとも大部分が臨
界心度D(第1図)の下方にある深度における
融解鉄材のダウンウエリング個所でかとの真下
で融解し軟化を生じる。本明細書に使用した
「ランスの配置」または「ランス配置」という
用語は浴中におけるランスの深度および浴内の
水平面(たとえば、第2図の紙面)における位
置ならびに垂直に対するランスの配向(すなわ
ち、もし傾斜していれば垂直からの角度と方
向)とを指す。ランスの配置、ワイヤの組成、
ワイヤの断面寸法およびワイヤの送給速度の4
つの変数は相互に関連していて従つてこれらの
変数の1つが変化すると残りの変数の1つまた
はそれ以上を調整し直して前記した結果(a)、(b)
を得る。従つて、たとえばランズはそのワイヤ
出口6が臨界深度の下方に位置決めされ、ワイ
ヤが第1図に示した如くランスを通り送給され
るように位置ずけられることが好ましい。しか
しながら、またランスのワイヤ出口を臨界深度
よりいく分上方にしても作用できる。この場合
には、本発明を実施するためワイヤの送給速度
を増すか、ワイヤの直径を増すか被覆したワイ
ヤに切り換えるかする必要のある場合もある。
また第2図の紙面における如く水平面で見てラ
ンス5をとりべ内に中心から外れて配置するこ
とも好ましい。とりべ3内にランス5をこのよ
うに偏心配置すると、とりべの片側(第1図)
にダウンウエリングを集中することにより再循
環している浴2内の目標のダウンウエリング帯
域の体積を増大する作用を行う。ランス5の長
さ方向軸線ととりべの最も近い側壁の内面(た
とえば、第1図と第2図とにおいて表面12)
との間の距離は水平面で見て浴の最も長い直線
寸法Lの約1/6ないし1/3である。浴のこの最も
長い直線寸法は楕円形すなわち長円形断面を有
するとりべの場合には大きい方の軸線で、円形
断面を有するとりべの場合には直径または矩形
断面を有するとりべの場合には一辺の長さであ
る。
特定のワイヤ1が十分に軟化する以前にランス
5のワイヤ出口6からはなれる距離はワイヤの送
給速度に直接左右されるので、ワイヤ送給速度は
非常に重要な変数である。本発明を実施する際
に、ワイヤ1の太さを細くするか被覆されたワイ
ヤから被覆されていないワイヤに変えるかする
と、ワイヤ送給速度を増す必要を生じ勝ちであ
る。また、浴温を高くするとワイヤの送給速度を
増す必要を生じ勝ちである。約8ないし12mm直径
を有しているワイヤ1が被覆されてない金属カル
シウムワイヤである場合には、ランス5は真直
で、浴内に垂直に配向され、ランス5のワイヤ出
口6はランスの下端にあり臨界深度Dの下方に位
置決めされ、ランスの長さ方向軸線ととりべの最
も近い側壁の内面との間の距離は浴の長い方の直
線寸法の約1/6ないし1/3であり、浴2の温度は約
1540°〜1650℃(約2800〜3000〓)で、本発明を
実施する際のワイヤ送給速度の好ましい範囲は約
150〜300m/分(約500フイート/分〜1000フイ
ート/分)である。
具体例 1 被覆した金属カルシウムワイヤ 塩基性スラグ混合物約1620Kg(3600ポンド)を
水平面から見て楕円形断面を有するとりべの底部
に添加し、融解した鋼210トンを炉からとりべに
流し込んだ。鋼の硫黄含量はこの流し込み作業の
結果として0.021重量%から0.008重量%に減少し
た。次に2.4m(8フイート)長さの真直な耐火
性ランスを垂直配向にしてとりべの楕円形断面の
大きい方の軸線にこの軸線の長さの約1/3の距離
だけとりべの最も近い側壁の内面から離しランス
のワイヤ出口を融解した鋼の浴の表面の下方1.8
m(6フイート)に位置決めして融解した鋼の浴
内に位置決めした。加圧した2.1Kg/cm2(30psi)
のアルゴンを0.336m3/min(12scfm)でランスに
流して全体直径が8mmの900m(3000フイート)
長さの被覆した金属カルシウムワイヤ(49重量%
の金属カルシウムコアー51重量%0.254mm(0.01
インチ)厚味の1010鋼の被覆)を次に融解した鋼
の浴内に下向きに165m/分(550フイート/分)
の送給速度でランスを通し送給した。とりべ内の
融解した鋼の温度は0.84m(2.8フイート)の臨
界深度に相当する約1605℃(2860〓)であつた。
ランスの下端から出た後、ワイヤはほぼ水平方に
向け曲がつた。ランスの下端から約3m(10フイ
ート)の距離でワイヤは完全に分解した。ワイヤ
の送給を終つた後、とりべ内の融解した鋼を適当
な鋳型に注入して鋳造した。鋳造した鋼製品は
0.22重量%の炭素と、1.36重量%のマンガンと、
0.03重量%のアルミニウムと、0.12重量%のバナ
ジウムと、0.005重量%の硫黄と、45ppmのカル
シウムと、を含んでいた。100%の抱接変態が観
察された。
具体例 2 非被覆金属カルシウムワイヤ 非被覆の金属カルシウムワイヤを使用して具体
例1の手順を反復した。非被覆の12mm直径の金属
カルシウムワイヤを融解した鋼の浴に240m/分
(800フイート/分)の速度で1分間送給する以外
は作業装置と条件とはほとんど変えてない。ラン
スの下端のワイヤ出口から出た後、ワイヤはほぼ
水平方向に曲がる。ワイヤはランスの下端から約
3m(10フイート)の距離において完全に分解し
た。
本発明の装置の好ましい具体例が第4図ないし
第11図に示してある。融解した金属製品を処理
する1つまたはそれ以上の数の処理要素がワイヤ
20内に配置されるかその一部を形成している。
そのような処理要素は以下に時にはワイヤ型と呼
称する。第4図の略図を参照すると、一般的な目
的はワイヤ20をリール22から容器52内のあ
る量の融解金属56を搬送することである。その
ような送給を行うため、送給機構24がワイヤ2
0をリールから引き出し送給通路に沿い前進させ
る。出口部分付近、特にノズル60の付近におい
て、ワイヤ20は気密の導管44内を運ばれる。
不活性ガスを気密の導管に供給し不活性ガスの入
口のすぐ上手側に位置したシール機構30がワイ
ヤ20のまわりで不活性ガスが送給通路に沿い後
方に失われるのを防止する。
挟持ローラ26を含む適当な送給機構24につ
いては米国特許第4235362号を参照のこと。シー
スに入れたか入れてないワイヤも含む広範囲な寸
法と組成とのワイヤを使用できる。しかしなが
ら、本発明の約1cm直径のシース入りのカルシウ
ム含有ワイヤについて詳細に説明する。この直径
のワイヤとそれよりいく分小さい直径のワイヤと
は比較的に剛強である。従つて、送給機構ならび
にワイヤ搬送部材とは耐摩性でなければならな
い。更にまた、送給中に比較的に剛強なワイヤが
送給通路における途切れに出会うこととまたワイ
ヤが突き当つたり曲がつたりすることによりある
程度振動したり横方向に変位したりすることも予
想する必要がある。
第5図ないし第7図に詳細に示してあるように
本発明のノズル60は耐火性セラミツク製ケーシ
ング62を備え、このケーシングを通しカルシウ
ムワイヤを金属製導管部分66,70内を究極の
出口すなわち排出個所84にまで搬送する。耐火
製ケーシング62はアルミニウム(Al2O3)か石
灰キルン等に使用する如き任意他の適当な耐火材
で作ることができる。
ノズル全体は融解金属の貯槽内を所定の深度に
まで延びるに十分な長さに作つてある。一般には
ワイヤをスラグと金属との界面の下方少くとも
0.9〜1.5m(3〜5フイート)にしてノズルから
排出することが好ましい。従つて、スラグと金属
との高温の腐食性とを十分考慮して耐火性ケーシ
ング62は約3m(10フイート)程度の長さにす
る必要がある。
ノズル60は適当な機械的リンク仕掛けにより
金属容器52に対し相対的に上下動するか、もし
くはその反対にすることができる。第4図に略図
で示してあるように、金属の容器52はヨーク組
合わせ体48を含むウインチ、搬送系統により支
持できる。あるいはまた、容器は第11図に示し
た如く送給機構全体を一体とした上下動すること
が好ましいこともある。いづれにしても、導管4
4の屈折を避けることが有益である。
ノズル60の中心のワイヤ支持部分は金属製導
管70にまで延びている金属製導管66を含み、
ワイヤはこれら導管を通過せしめられる。大きい
方の導管66はワイヤをノズル60の排出開口8
4の付近にまで運ぶ。大きい方の導管66の端部
には拡大した孔68が形成され、この孔内に小さ
い方の導管70がはまつている。両方と導管6
6,70はねじか、溶接72か他の便利な手段に
より互いに接続する。
第7図に示してあるように、ノズル60の末端
における小さい方の導管70の排出端は流れ方向
に内径を減少する細流く漸次にテーパを付した漏
斗状部分80を有している。この漏斗状部分80
の細い方の端部82に続いて直径が急に拡大した
部分がありこの部分はほぼ均一な直径の比較的短
かいほぼ円筒形の部分83により形成されてい
る。均一な円筒形部分83の漏斗状部分80の細
い方の端部とは反対の端部はノズル60の出口8
4を形成している。第7図に示してあるように、
ワイヤの運動通路に沿い直径をこのように特定な
形状に変化させるとある利点を有しいる。特に、
断面は融解金属56がノズル60内を上方に流れ
るのを共働して防止するようにする。さもないと
侵入する融解金属が導管66,70の内部に沿い
固化しワイヤを導管に拘束する。融解金属をノス
ルから排除すると同時に、ワイヤ20と共にノズ
ル60を通り外方に流れる不活性ガスは金属をか
く拌し添加物質と融解金属とを混合し、従つて、
添加物質を一層均一に分布する。不活性ガスはま
たノズルを冷温に保持する機能も果す。
融解金属の表面から可成り下方の個所で融解金
属56にワイヤの形態の添加物質を添加するに
は、融解金属の可成りの流体圧力に打ち勝つ必要
がある。流体圧もちろん、融解金属の表面の下方
の深度の1関数である。この特定の圧力は特定の
金属に左右されるが、一般には1または2mの深
度で可成り大である。供給された不活性ガスの圧
力は融解金属がノズル内を上昇するのを防止する
ためこの流体圧力に打ち勝つ必要がある。融解金
属がノズル内に流入すると、ワイヤ20は融解金
属が固化するので直ちに捕捉されて導管の壁に溶
接される。
ワイヤ20の形態の添加物質は融解金属の貯槽
内に排出された後融解する。不活性ガスの気泡8
8は融解金属の表面に向け上昇し、融解金属をか
く拌しノズルの付近では上方に流れさせ他の個所
では、すなわち、融解金属の貯槽容器52の周囲
では下方に融解金属全体を流れさせる。
導管70の内径を下方に行くに従い減少したの
はノズル60の出口84の至近個所でガスの速度
を最大限にするためである。減少する断面の個所
80に沿い定圧のガスは狭搾部82までは速度を
増す。狭搾部82を越えたすぐの個所では孔の均
一な円筒形部分83により形成した開放している
空所すなわち室は狭搾部82を融解金属から間隔
をあけ融解金属が狭搾部82のオリフイスに入る
のを更に防止する。
発明の効果 前記した構造にしてあるため、ワイヤは必然的
に融解金属にさらされる導管70の下縁から離し
て保持され、ノズルを接触することにより冷却す
る金属固化により導管70の下縁に溶接されるこ
とはない。ワイヤ20は送給されるに従い狭搾さ
れたオリフイス82における許容されたスペース
のまわりを振動、すなわち、がたつくものと予想
される。しかしながら、ワイヤはたとえ狭搾され
たオリフイスの壁に圧接しても排出開口84で、
中心に位置決めされたままである。ワイヤと狭搾
されたオリフイス82との間に開放して残された
スペースは大変小さくそこのガス圧が融解金属の
液体圧に打ち勝つて該金属がノズル内を上昇する
のを阻止している。ワイヤと不活性ガスとが互い
に作用して運動することによりノズルの閉塞に抵
抗する能力を増大している。
不活性ガスを何らかの形式の密封した不活性ガ
ス貯槽から送給するようにしないと、可成りの量
の不活性ガスが大気に放出され融解金属56がノ
ズル60に入るのを防止する機能を果さない。従
つて、不活性ガスの逆流を防止するシール機構3
0が設けてある。シール機構30は少くとも1対
の向かい合つたピストン32を有するハウジング
を備え、これらピストンはそれらの間を運動する
ワイヤにすべり係合して前進するワイヤ20を気
密に把持する形状にした密封面を有している。向
かい合つたピストン32の下手側で、不活性ガス
は不活性ガス供給源31から導管33を経てワイ
ヤ20の個所に送給され、ワイヤ20はその際に
シール機構30からノズル60にまで延びている
気密の導管44に封入されている。シール機構3
0は第4図に略図で示してあり第8図ないし第1
0図に詳細に示してある。ワイヤ20に係合させ
るように向かい合つたピストン32を駆動するた
め圧縮空気源34を使用することが好ましい。ば
ねによる偏倚力、液圧等もまた使用できる。コン
プレツサ34またはその他の空気供給源の空気圧
を均一に分布するためにマニホルド36を使用で
きる。向かい合つたピストン32は気密のシリン
ダ内にすべり可能に装着され、たとえは各ピスト
ンに2個づつにした弾性的Oリングによりシリン
ダ内に密封されている。マニホルド36によりガ
ス圧を均一にすると各段において向かい合つて対
にした軸線方向に並んだピストン32に等しい圧
力をかけることになる。向かい合つた2段すなわ
ち2対のピストンが平行関係にして配置されてい
る。これら対のピストンまたは1対のピストンが
大気シールとなり他方のピストンが不活性ガス媒
体のシールとなるよう独立に作動せしめることが
できる。
シール機構30のハウジングは鋼で作ることが
好ましい。ハウジングのシリンダ内に装着したピ
ストン32は耐久性のプラスチツク材料で作つて
ある。ピストンは、たとえば、テフロン、ナイロ
ン等で作るかそれで被覆することができる。
シール機構30のハウジングにはワイヤ20の
先端を「捕捉」するようにした拡大した漏斗状入
口オリフイス35が設けてある。ワイヤ20を最
初に挿入中ピストンを中心に並べるため向かい合
つたピストン32を更にばねで偏倚させるか手動
で調節する必要のあることもある。しかしなが
ら、一度びワイヤを挿入するとシール機構30は
シール機構に相対的なワイヤ22の横方向位置の
変位を補償する一方気密を保持する。被覆された
ワイヤがきわめて硬いので、過度の摩擦を防止し
密封を保持するためある程度の整合変動を許容す
る必要がある。
適当な制御機構を同時に挟持ローラワイヤ送給
装置24と不活性ガス圧制御装置42とに接続で
きる。無駄をなくすため、ワイヤ20にシール機
構30の向かい合つたピストン32が係合するま
ではガス圧制御装置42は閉じたままにして置く
必要がある。いづれの場合にも、ノズル60が融
解金属56がその上のスラグ54に近接せしめら
れるまで何ら特定のガス圧も必要としない。この
時点で、送給装置と不活性ガス圧制御手段とは同
時に作動でき、ノズルは融解金属に突つ込むこと
ができる。融解しいる添加物質と不活性ガスとは
スラグと融解金属の界面の可成りの下方でノズル
のオリフイスから排出される。
装置の好ましい物理的配置が第11図に示して
ある。事実上、装置全体は蝶番122を中心とし
てピボツト運動する枢着したテーブル120に装
着されている、液圧または空気圧の持上げ装置1
24がテーブル120をそのピボツト点を中心と
して上下させそれによりノズル60を容器52内
の融解金属56に相対的に上下させる。持上げ機
構は共通の不活性ガスおよびワイヤ制御手段の下
に同様に組み込むことができる。
ノズル60には孔が設けてあり、この孔は添加
物質の送給および不活性ガスの流れ方向に見てほ
ぼ均一な直径のほぼ円筒形で、この部分に次いで
ワイヤの半径よりほんの僅か大きい半径の孔で終
る直径を縮少したテーパ付き部分と孔の直径より
大きいほぼ均一な直径の第2のほぼ円筒形の部分
とがあり、それによりワイヤの出口付近のノズル
導管の内縁から間隔をあけたままとなる。テーパ
状部分と第2の円筒形部分との間で急激に転移す
ることによりガスの速度を増す狭搾した直径のオ
リフイスを形成し、融解金属はこのオリフイスを
過ぎて逆流しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に使用するのに適した装
置の略図、第2図は第1図の2−2線に沿い切断
してとりべ内の耐火ランスの偏心配置を示す断面
図、第3図はとりべ内の融解金属の臨界深度、す
なわち、鉄静圧がカルシウムの蒸気圧に等しい融
解金属の表面の下方の深度を温度の1関数として
定めるために使用できる図表、第4図は本発明の
装置の1具体例の斜視略図、第5図は第4図に示
した本発明のノズルの一部切欠き斜視図、第6図
は第5図の3−3線に沿い切断して示した断面
図、第7図はこれもまた第5図の3−3線に沿い
切断したノズルの出口である添加個所の詳細図、
第8図は第4図に示した本発明のシール機構の斜
視図、第9図は第8図の6−6線に切断して示し
た断面図、第10図は第8図の7−7線に沿い切
断して示した断面図、第11図は第4図に略図で
示した部品の好ましい物理的レーアウトを示す立
面図、第12図はダウンウエリング領域を説明す
るための図である。 5……ガス注入手段、20……ワイヤ、24…
…ワイヤ送給手段、32……ピストン、36……
マニホルド、44……導管、60……ノズル、8
0……漏斗状部分、83……円筒形部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 融解した鉄材よりも密度が低いカルシウム金
    属含有ワイヤを、該鉄材の融解浴内に差し込んだ
    耐火性ランスから供給することにより該融解鉄材
    の浴中にカルシウムを添加する方法であつて、 a ランスのワイヤ出口を溶融鉄材中のダウンウ
    エリング領域内又はそのすぐ上方部に位置づけ
    ること、 b ワイヤ出口から前記ワイヤをダウンウエリン
    グ領域内に向けて供給すること、 c ランスのワイヤ出口から融解鉄材中に前記ワ
    イヤとともに不活性ガスを供給すること、 d 前記不活性ガスの圧力を、ランス内へ融解鉄
    材が流入するのを阻止するだけの高い圧力に維
    持すること、 e ダウンウエリング領域内においてワイヤが完
    全に溶融するより速い速度で該領域へワイヤを
    繰出すこと、 f 該領域内又はそのすぐ下方部所にてワイヤを
    溶融すること、 g 溶融したワイヤのカルシウム金属を前記不活
    性ガスによつて溶融鉄材中へ循環撹拌するこ
    と、 を特徴とする融解した鉄材の浴にカルシウム金属
    を添加する方法。
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