JPH036884Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH036884Y2 JPH036884Y2 JP8603284U JP8603284U JPH036884Y2 JP H036884 Y2 JPH036884 Y2 JP H036884Y2 JP 8603284 U JP8603284 U JP 8603284U JP 8603284 U JP8603284 U JP 8603284U JP H036884 Y2 JPH036884 Y2 JP H036884Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- hemispherical lens
- optical fiber
- polarization
- radius
- collimator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 claims description 32
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 230000008033 biological extinction Effects 0.000 description 11
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
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- 229920002050 silicone resin Polymers 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の背景と目的]
本考案は偏波面保存光フアイバコリメータに係
り、特に消光比特性を大幅に向上するのに好適な
偏波面保存光フアイバコリメータに関するもので
ある。
り、特に消光比特性を大幅に向上するのに好適な
偏波面保存光フアイバコリメータに関するもので
ある。
まず、従来技術を第1図、第2図を用いて説明
する。第1図は従来の偏波面保存光フアイバコリ
メータの横断面図である。偏波面保存光フアイバ
からの出射拡散光を平行光に変換する偏波面保存
光フアイバコリメータは、偏波面保存光フアイバ
のカツプラとして使用され、従来は第1図に示す
ように、中空円筒体からなるコリメータ本体1
と、本体1に結合させた偏波面保存光フアイバコ
ード2の偏波面保存光フアイバ3の固定治具4
と、この固定治具4を本体1にCリング5を介し
て気密に固定する袋ナツト6と、本体1の中空部
7の偏波面保存光フアイバ3の出射端面側と反対
側に設けた半球レンズ8と、半球レンズ8を樹脂
9で固定した止めネジ10で本体1に固定してあ
る半球レンズホルダ11とより構成してあつた。
する。第1図は従来の偏波面保存光フアイバコリ
メータの横断面図である。偏波面保存光フアイバ
からの出射拡散光を平行光に変換する偏波面保存
光フアイバコリメータは、偏波面保存光フアイバ
のカツプラとして使用され、従来は第1図に示す
ように、中空円筒体からなるコリメータ本体1
と、本体1に結合させた偏波面保存光フアイバコ
ード2の偏波面保存光フアイバ3の固定治具4
と、この固定治具4を本体1にCリング5を介し
て気密に固定する袋ナツト6と、本体1の中空部
7の偏波面保存光フアイバ3の出射端面側と反対
側に設けた半球レンズ8と、半球レンズ8を樹脂
9で固定した止めネジ10で本体1に固定してあ
る半球レンズホルダ11とより構成してあつた。
しかし、この場合は、半球レンズ8は、半球レ
ンズホルダ11より半球レンズ8に加わる応力の
不均一によつて複屈折を生じ、第2図に示すよう
に、半球レンズ8に入射する偏波面保存光フアイ
バ3からの光の偏波面の方位によつて消光比が異
なり、かつ、消光比が劣化するという現象が生じ
る(半球レンズ8単体の消光比は−40dB)。この
結果、コリメータの消光比が劣化するという問題
があつた。これは、偏波面保存光フアイバを各種
計測用として用いる場合、大きな問題となる。
ンズホルダ11より半球レンズ8に加わる応力の
不均一によつて複屈折を生じ、第2図に示すよう
に、半球レンズ8に入射する偏波面保存光フアイ
バ3からの光の偏波面の方位によつて消光比が異
なり、かつ、消光比が劣化するという現象が生じ
る(半球レンズ8単体の消光比は−40dB)。この
結果、コリメータの消光比が劣化するという問題
があつた。これは、偏波面保存光フアイバを各種
計測用として用いる場合、大きな問題となる。
本考案は、上記に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、消光比特性を大幅に向上す
ることができる偏波面保存光フアイバコリメータ
を提供することにある。
目的とするところは、消光比特性を大幅に向上す
ることができる偏波面保存光フアイバコリメータ
を提供することにある。
[考案の概要]
本考案の特徴は、半球レンズとして曲率半径2
〜5mmのものを用い、この半球レンズの曲率半径
をR、上記半球レンズ内を光が通過する半径をr
としたとき、上記半球レンズをr<r′<Rの半径
r′の中空部を有し、かつ、前記半球レンズの半球
面と接触する部分の曲率半径R′がR′≧Rの半球
レンズホルダに固定し、この半球レンズホルダを
他端に偏波面保存光フアイバの出射端が光フアイ
バ固定治具とともに装着してある中空円筒体から
なるコリメータ本体に固定した構成とした点にあ
る。
〜5mmのものを用い、この半球レンズの曲率半径
をR、上記半球レンズ内を光が通過する半径をr
としたとき、上記半球レンズをr<r′<Rの半径
r′の中空部を有し、かつ、前記半球レンズの半球
面と接触する部分の曲率半径R′がR′≧Rの半球
レンズホルダに固定し、この半球レンズホルダを
他端に偏波面保存光フアイバの出射端が光フアイ
バ固定治具とともに装着してある中空円筒体から
なるコリメータ本体に固定した構成とした点にあ
る。
[実施例]
以下本考案を第3図に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
第3図は本考案の偏波面保存光フアイバコリメ
ータの一実施例を示す半球レンズ部分の横断面図
で、他の部分は第1図と同様に構成してある。第
3図において、1は中空円筒体からなるコリメー
タ本体、7は本体1の中空部、8は半球レンズ
で、半球レンズ8としては、曲率半径2〜5mm
(実施例では3mm)のものを用い、この半球レン
ズ8は、本体1の中空部7の周囲に座ぐりを設
け、半球レンズ8の曲率半径をR、半球レンズ8
内を光が通過する半径をrとしたとき、r<r′<
Rの半径r′の中空部を有し、かつ、半球レンズ8
の半球面と接触する部分の曲率半径R′がR′≧R
の半球レンズホルダ12に固定し、この半球レン
ズホルダ12を上記座ぐりに固定するようにして
ある。ここで、半球レンズ8の曲率半径が2mm以
下の場合には、半球レンズ8の収差により出射光
の平行度が悪くなる(平行度1.5m rad以上とな
る。)また、5mm以上の場合には、半球レンズ8
の焦点距離が長くなり、偏波面保存光フアイバ3
の出射端と半球レンズ8の間の距離が離れ、半球
レンズ8の面における偏波面保存光フアイバ3か
らの出射光のビーム半径が大きくなり、半球レン
ズ8の収差が大きくなる。したがつて、光フアイ
バ3と半球レンズ8とを組合せた場合、半球レン
ズ8の曲率に最適値が存在する。そして半球レン
ズ8からの出射光の平行度を1.5m rad(実用上
は1.5m rad以下程度が要求される)以下とする
には、半球レンズ8の曲率半径を2〜5mmとする
必要がある。一方、消光比の観点より、半球レン
ズ8に不均一な応力が加わると特性が劣化するの
で、第3図に示すように構成して、半球レンズ8
を均一な力で本体1に固定するようにした。な
お、半球レンズ8と半球レンズホルダ12との間
には、シールと補強を重ねて少量の樹脂を介在さ
せるようにした。樹脂のみで半球レンズ8を固定
するようにすると、第2図に示すように、消光比
が劣化するのが、第3図に示すようにすれば、消
光比40dB以下と良好となる。
ータの一実施例を示す半球レンズ部分の横断面図
で、他の部分は第1図と同様に構成してある。第
3図において、1は中空円筒体からなるコリメー
タ本体、7は本体1の中空部、8は半球レンズ
で、半球レンズ8としては、曲率半径2〜5mm
(実施例では3mm)のものを用い、この半球レン
ズ8は、本体1の中空部7の周囲に座ぐりを設
け、半球レンズ8の曲率半径をR、半球レンズ8
内を光が通過する半径をrとしたとき、r<r′<
Rの半径r′の中空部を有し、かつ、半球レンズ8
の半球面と接触する部分の曲率半径R′がR′≧R
の半球レンズホルダ12に固定し、この半球レン
ズホルダ12を上記座ぐりに固定するようにして
ある。ここで、半球レンズ8の曲率半径が2mm以
下の場合には、半球レンズ8の収差により出射光
の平行度が悪くなる(平行度1.5m rad以上とな
る。)また、5mm以上の場合には、半球レンズ8
の焦点距離が長くなり、偏波面保存光フアイバ3
の出射端と半球レンズ8の間の距離が離れ、半球
レンズ8の面における偏波面保存光フアイバ3か
らの出射光のビーム半径が大きくなり、半球レン
ズ8の収差が大きくなる。したがつて、光フアイ
バ3と半球レンズ8とを組合せた場合、半球レン
ズ8の曲率に最適値が存在する。そして半球レン
ズ8からの出射光の平行度を1.5m rad(実用上
は1.5m rad以下程度が要求される)以下とする
には、半球レンズ8の曲率半径を2〜5mmとする
必要がある。一方、消光比の観点より、半球レン
ズ8に不均一な応力が加わると特性が劣化するの
で、第3図に示すように構成して、半球レンズ8
を均一な力で本体1に固定するようにした。な
お、半球レンズ8と半球レンズホルダ12との間
には、シールと補強を重ねて少量の樹脂を介在さ
せるようにした。樹脂のみで半球レンズ8を固定
するようにすると、第2図に示すように、消光比
が劣化するのが、第3図に示すようにすれば、消
光比40dB以下と良好となる。
また、半球レンズ8と偏波面保存光フアイバ3
の出射短面間の中空部7には、屈折率整合材(実
施例では屈折率η=1.458のシリコーン樹脂系整
合液を用いてある)13を充填した。これによ
り、コリメータ端末、特に光フアイバ3の出射短
面での反射を4%から0.1%以下に改善すること
ができた。
の出射短面間の中空部7には、屈折率整合材(実
施例では屈折率η=1.458のシリコーン樹脂系整
合液を用いてある)13を充填した。これによ
り、コリメータ端末、特に光フアイバ3の出射短
面での反射を4%から0.1%以下に改善すること
ができた。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案によれば、消光比
特性を大幅に向上することができ、また、出射ビ
ームの平行度が良好となり、さらに、反射率を大
幅に低減できるという効果がある。
特性を大幅に向上することができ、また、出射ビ
ームの平行度が良好となり、さらに、反射率を大
幅に低減できるという効果がある。
第1図は従来の偏波面保存光フアイバコリメー
タの横断面図、第2図は従来のコリメータの半球
レンズの消光比特性を示す線図、第3図は本考案
の偏波面保存光フアイバの一実施例を示す半球レ
ンズ部の横断面図である。 1;本体、3;偏波面保存光フアイバ、4;光
フアイバ固定治具、5;Cリング、6;袋ナツ
ト、7;中空部、8;半球レンズ、12;半球レ
ンズホルダ、12;屈折率整合材。
タの横断面図、第2図は従来のコリメータの半球
レンズの消光比特性を示す線図、第3図は本考案
の偏波面保存光フアイバの一実施例を示す半球レ
ンズ部の横断面図である。 1;本体、3;偏波面保存光フアイバ、4;光
フアイバ固定治具、5;Cリング、6;袋ナツ
ト、7;中空部、8;半球レンズ、12;半球レ
ンズホルダ、12;屈折率整合材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 偏波面保存光フアイバからの出射光を平行光
線に変換する前記光フアイバに対向する面が平
面で反対側の出射面が球面の半球レンズを用い
てなる偏波面保存光フアイバコリメータにおい
て、前記半球レンズとして曲率半径2〜5mmの
ものを用い、外半球レンズの曲率半径をR、前
記半球レンズ内を光が通過する半球をrとした
とき、前記半球レンズをr<r′<Rの半径r′の
中空部を有し、かつ、前記半球レンズの半球面
と接触する部分の曲率半径R′≧Rの半球レン
ズホルダに固定し、該半球レンズホルダを他端
に前記偏波面保存光フアイバの出射端が光フア
イバ固定治具とともに装着してある中空円筒体
からなるコリメータ本体に固定した構成として
あることを特徴とする偏波面保存光フアイバコ
リメータ。 (2) 前記コリメータ本体の中空部の前記半球レン
ズと前記偏波面保存光フアイバの出射短面との
間には屈折率整合材を充填してある実用新案登
録請求の範囲第1項記載の偏波面保存光フアイ
バコリメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8603284U JPS612609U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 偏波面保存光フアイバコリメ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8603284U JPS612609U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 偏波面保存光フアイバコリメ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS612609U JPS612609U (ja) | 1986-01-09 |
JPH036884Y2 true JPH036884Y2 (ja) | 1991-02-21 |
Family
ID=30636962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8603284U Granted JPS612609U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 偏波面保存光フアイバコリメ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS612609U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2584625Y2 (ja) * | 1992-06-30 | 1998-11-05 | ホーヤ株式会社 | 光結合装置 |
JP4235427B2 (ja) * | 2002-09-24 | 2009-03-11 | オスラム・メルコ株式会社 | 発光ダイオードランプ |
JP4817013B2 (ja) * | 2006-06-12 | 2011-11-16 | 日本電気硝子株式会社 | 光デバイス及びレンズアッセンブリ |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP8603284U patent/JPS612609U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS612609U (ja) | 1986-01-09 |
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