JPH0368833A - 油漏れ検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は１例えば火力発電所の燃料油が貯蔵されている
油貯蔵系（オイルタンク）や、この油貯蔵系に付設され
た送油配管系などにおいて生じる油漏れを検出する方法
およびその装置に関する。

［従来の技＃１１ 従来より、第４図に示すような１例えば火力発電所の燃
料油を貯蔵している油貯蔵系Ａや、この油貯蔵系Ａに付
設された送油配管系Ｂなどから生じた漏油は、誘導溝Ｃ
に沿って油漏れ検出装置りの配置されているピッ）Ｈに
導入して検出するようになされている。

即ち、油漏れ検出装置りは、第５図に示すように、ピッ
）Ｈに予め貯留されている水Ｗに浮上するフロートＦと
水面ＷＬに接触可能または水面下にわずかに没入！ｉ丁
能にフロートＦに取（＝Ｊけられた１対の電極Ｇｌ、Ｇ
２を［１えた構造になっている。

したがって、第５図のように、油漏れの生じていない平
常状態は、円電極Ｇｌ　、Ｇ２が水Ｗに接触しているか
ら、水の電気１氏抗に基づ〈電流ｆ直または水の静電容
量をａｌｌＪ定することによって検出される。そして、
第４図の油貯蔵系Ａや送油配管系Ｂなどから袖漏れが生
じると、油清が誘導溝Ｃを通ってビットＥに導入され、
第６図に示すように、水面ＷＬ上に漏油Ｆ１ａを形成し
て、電極Ｇ１、Ｇ２をそれぞれ油清層Ｏに接触させ、電
流ｆｌａまたは静電容量を変化させることになり、この
変化値を測定することによって、油漏れの生じた非常状
態を検出して警報を発するように構成されている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、前記従来の油漏れ検出装置では、図示していな
いけれども、水面ＷＬまたは清面ＯＬの変動に応じて、
フロートを適正に昇降可能に保持するガイド部材、この
ガイド部材を乗置姿勢で保持する支柱、ビットＥ内の水
が枯渇して電流埴や静電容量１が変化しても、抽油泡１
１！の電流ｆ〆ｉや静電容量の変化と区別して警報を発
しないように制御する水の枯渇検出手段およびビットＥ
内への雨水等の流入による異常水位を検出して、′！！
報を発する犬死水位検出手段などが必要であるため、装
置の構造ならびに電気的制御系が相忠に複雑になって高
価格化を招くことになる。しかも、誘導溝Ｃやピッ）Ｅ
などの施工が必要であるから、−屑、高価格化を助長す
ることになる。

さらに、油貯蔵系Ａまたは送油配管系Ｂから高粘度油が
漏洩した場合には、漏洩箇所から誘導構Ｃを通ってピッ
トＥに流入する１１３間が長くなるので、浦漏れの早期
検出が姉げられる不都合を看するとともに、例えば、常
温でゼリー状に固化する高流動点油が漏洩すると、誘導
溝Ｃの流下途中で固化してピッ）Ｈに導入されなくなる
から油漏れを確実に検出することができない欠点をイ１
している。

本発明はこのような事情に鑑み、かつ特に燃料として多
用される重抽や原抽が不透明で透過光量を減衰させる特
性を右している点および柚の漏洩箇所が油貯蔵系のミキ
サー貴通部、送油配管系の継手部や／＜ルブ介設部など
に特定される点に着目してなされたもので、構造の簡略
化と誘導溝やピットなどの付４１）工事の施工不要化に
よって低価格が達成されるとともに、高粘度油や高流動
点油のように、従来、早期検出が幼げられたり検出を不
能にするような袖が漏洩しても迅速かつ確実に検出する
ことのできる油漏れ検出方法およびその検出装置の提供
を目的とする。

［課題を解決するための手段］ 前記目的を達成するために、本発明にかかる第１の発Ｉ
ｇｊは、投光手段から光透過性シートを透過して受光検
出手段に受光される平常時の透過光量を基型に、油貯蔵
系または送油配管系の油清箇所から漏出した油によって
前記光透過ＰＬレシート上油清屑が形成された非常１１
＋ｊの透過光量の減衰をｒ１断して力１１漏れを検出す
るようにしたものである。

また、本発明にかかる第２の発明は、油貯蔵系または送
油配管系から選択された油清推定箇所より漏洩落下する
油清の導入１１を−Ｌ向きに開Ｉｔ　したケース本体と
、このケース本体の内部に配れされた投光手段と、前記
ケース本体の内部で投光手段に対向配置され該投光手段
からの照射光を受光して光電変換する受光検出手段と、
投光手段と受光検出手段との間で１１（ｊ記導入口の下
側に対応して配設され照射光を透過させる光透過性シー
トと、この光透過性シートを透過する透過光量に対応し
て受光検出手段から出力される電気的な信号のレベルで
前記透過光量を判断する判断手段とを具備し、この判断
手段により平常蒔の透過光量を基型に前記導入口から落
下した油清によって光透過性シー）１に油清屑が形成さ
れた非常１＋１の透過光量の減衰を判断して油漏れを検
出するように構成したものである。

［作用］ 前記第１の発明によれば、油貯蔵系または送油配管系の
漏油箇所から抽が漏出し、光透過性シート上に落下（滴
下）して、光透過性シート上に漏油層が形成されると、
投光手段から光透過性シートを透過して受光検出手段に
受光される透過光量が平常時の透過光量、つまり光透過
性シート上に漏油層が形成されていない時の透過光量よ
りも減衰する。したがってこの透過光量の減衰を判断す
ることによって油漏れの検出を行うことができる。

また、前記第２の発明によれば、ケース本体を油貯蔵系
または送油配管系の漏油推定箇所の下側に配置しておく
ことによって、漏油推定箇所より漏洩した柚は、上向き
に開口した導入口から光透過性シート上に落下（滴下）
して、該光透過性シートの上面に漏油層を形成する。

光透過性シートに漏油層が形成されると、投光手段から
光透過性シートを透過して受光検出手段に受光される透
過光量が平常時の透過光量、つまり油清発土以前の透過
光ｔｌ−よりも減衰することになり、この減衰した透過
光量に対応したレベルの電気的な信号を判断手段に出力
する。したがって、判断手段では、透過光量の減衰量が
平常時の透過光量を裁型にして判断され、油漏れを検出
することになる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は未発りＩを原理的に示すブロック図であり、図
において、ｌは投光手段、２は受光検出手段、３は光透
過性シート、４は判断手段、５は警報手段を示し、投光
手段１は特定の周波数に変調された光を照射する投光器
によってな、す、受光検出手段２は投光手段ｌから照射
される変調された光のみを受光して光電変換するように
なされたフォトセンサとフィルタ回路によって構成され
ている。そして光透過性シート３は、例えば透明樹脂シ
ートによって構成されている。

このような構成であれば、油漏れの発生していない平常
時、つまり光透過性シート３の上面に漏油層が形成され
ていない状態では、投光手段ｌから照射された光が、光
透過性シート３を透過して基ヘモ透過光量として受光検
出手段２に受光され、ここで光電変換されて判断手段４
に電気的な信号として入力され、′ｌ′４断手段４では
透過光量に対応して入力された信号レベルによって油漏
れの生じていない平常状態であることを判断する。

一方、後述する油貯蔵系または送油配管系から油漏れを
生じ、この漏油が光透過性シート３の上面に滴下もしく
は落下して、第２図に示すように、光透過性シート３上
に漏油層６が形成されると、投光手段ｌから光透過性シ
ート３を透過して受光検出手段２に受光される透過光量
が、漏油の種類によって決まる漏油層６の光非透過特性
に応じて減衰され、受光検出手段２から判断手段４に低
レベル信号が人力されることになり、判断手段４では前
記平常時に入力されている裁型信号レベルと比較して油
漏れ状態であることを判断し、ここから警報手段５に信
号を出力して警報を発する。

このように、漏油を光透過性シート３の上面に受は止め
て、漏油層６を形成させ、この漏油層６による透過光量
の減衰を判断することによって油の漏洩を検出できるか
ら、高粘度抽や高流動点油のように、従来、早期検出を
幼げたり検出を不能にしていた柚であっても、山速かつ
確実に漏洩を検出できる。しかも、投光手段ｌからは特
定の周波数に変調した光が照射され、受光検出手段２は
投光手段ｌから照射される変調された光のみを受光する
ようにしておくことで、他の光源から照射される光を受
光することによって生じる誤動作を確実に防止できる。

第３図は木発ＩＪＪに力１かる検出装置の実施例を示す
概略断面図であり、前記第１図および第２図と同一もし
くは相当部分には同一符号をイ；１し、その詳しい説明
は省略する。

ｆｔ５３図において、投光手段ｌ、受光検出手段２およ
び光透過性シート３は、それぞれケース本体７の内部に
配置されており、ケース本体７の上部中央には上向きに
開口した導入１１７Ａが形威されている。そして、投光
手段１と受光検出手段２の間に介在し、かつ導入１：］
　７　Ａの下側に対応して光透過性シート３が配設され
ており、該光透過性シート３はローラ８から巻取リロー
ラ９に繰り出され、該巻取リローラ９を回転させること
によって巻取られるようになっている。

ケース本体１は、例えば油貯蔵系１０に付設されている
送袖配管系１１の翻抽ｍ定箇所、例えば送抽配管系１１
に介設されているバルブＶの直下に予め配置しておくも
のである。

このように配置しておくことで、柚漏れの発生していな
い平常時、つまり光透過性シート３の」−面に漏油層が
形威されていない状態では、投光手段ｉから照射された
光が、光透過性シート３を透過して基準透過光量として
受光検出手段２に受光され、ここで光電変換されて判断
手段４に電気的な信号として入力され、判断手段４では
透過光量に対応して入力された信号レベルによって油漏
れの生じていない平常状態であることをｒ４断する。

バルブＶの介；没部において油漏れが生じると、この漏
油が光透過性シート３の上面に滴下もしくは落下して、
光透過性シート３上に仮想線で示す漏油層６を形成する
ことになる。したがって、前記第２図で説明した押出と
同様の押出によって、油漏れを検出して瞥報手段５に信
号を出力し、警報を発する。

光透過性シート３における漏油層６が形成された部分は
、巻取リローラ９を回転させて光透過ｔｚｈシート３を
矢印方向に移動させることで、光の照射経路から退避さ
せることができる。このように、漏油層６を！！避させ
ることで、っぎの検出が可能な状態を得ることができる
。

しかも、従来の検出装置と比較して、構造ならびに電気
的制御系が筒中である１−、、誘導構やビットなどの施
工が不要であるから、大幅な低価格化を速成できるので
、柚貯蔵系ｉｏまたは送抽配管系１１から選択された複
数の漏油推定箇所のそれぞれに、経済的なｒｑｌｇを与
えることなく説討することができる。したがって、漏油
箇所から漏洩落下する油が高粘度λ１ｆや常温でゼリー
状に固化する高流動点油であったとしても、迅速かつ確
実に検出できるので、従来のように、油漏れの早期検出
が妨げられたり、検出不能になったりすることがない。

［発明の効果］ 本発明は、前述のように構成されているから、つぎに記
載する効果を奏する。

即ち、請求Ｊｊｉ（１）の油漏れ検出方法によれば、油
貯蔵系または送抽配管系の漏油箇所から漏洩した抽を光
透過性シート上に受止めて、漏油層を形威し、この漏油
層による′Ｉ！Ｌ過光早、の減衰を判断することによっ
て油漏れの検出を行うようにしているので、漏油箇所か
ら漏洩落下する抽が高粘度抽や常温でゼリー状に固化す
る高流動点油であったとしても、確実に検出することが
できる。したがって、従来のように、油漏れの早期検出
が幼げられたり、検出不能になったりすることがない。

また、請求項（２）の油漏れ検出装置によれば、ケース
本体を抽１佇蔵系または送抽配管系の漏油推定箇所の下
側に配設しておくことによって、漏油推定箇所より漏洩
した油を、上向きに開目した導入「】から光透過性シー
ト上に受止めて漏油層を形成し、この湘抽屑によって減
衰された透過光量に対応するレベルの電気的な信号を判
断ｆ段に出力することによって、平：π゛１１！ｊの透
過光ｆ３−を、１１（準にして油漏れを検出することが
できるので、構造ならびに電気的制御系が筒中であり、
誘導１１■やピッＩ・などの施工が不要であるから、大
招な低価格化を遠戚できる。そのために、り１１貯蔵系
または送抽配管系から選択された複数の漏油４７Ｌ定箇
所のそれぞれに設置したとしても、経済的に大きい１１
　Ｊｔｘをｊｐえることがない、したがって、漏油箇所
から漏洩落下する抽が高野、度抽や常温でゼリー状に固
化する高流動点油であったとしても、迅速かつ確実に検
出することができるので、従来のように、油漏れの早期
検出が幼げられたり、検出不能になったりすることがな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を原理的に示すブロック図、第２図は同
油清層の形成状態を示すブロック図、第３図は本発明に
かかる検出装置の実施例を示す概略断面図、第４図は従
来の油漏れ検出系統図、第５図は従来の検出装置の説Ｉ
ＪＪ断面図、第６図は同油清層形成時の説明断面図であ
る。 １・・・投光手段 ２・・・受光検出手段 ３・・・光透過性シート ４・・・判断手段 ６・・・油清層 ７・・・ケース本体 ７Ａ・・・導入口 １０・・・油貯蔵系 １１・・・送油配管系

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）投光手段から光透過性シートを透過して受光検出
   手段に受光される平常時の透過光量を基準に、油貯蔵系
   または送油配管系の漏油箇所から漏出した油によって前
   記光透過性シート上に漏油層が形成された非常時の透過
   光量の減衰を判断して油漏れを検出することを特徴とす
   る油漏れ検出方法。
2. （２）油貯蔵系または送油配管系から選択された漏油推
   定箇所より漏洩落下する漏油の導入口を上向きに開口し
   たケース本体と、このケース本体の内部に配置された投
   光手段と、前記ケース本体の内部で投光手段に対向配置
   され該投光手段からの照射光を受光して光電変換する受
   光検出手段と、投光手段と受光検出手段の間で前記導入
   口の下側に対応して配設され照射光を透過させる光透過
   性シートと、この光透過性シートを透過する透過光量に
   対応して受光検出手段から出力される電気的な信号のレ
   ベルで前記透過光量を判断する判断手段とを具備し、こ
   の判断手段により平常時の透過光量を基準に前記導入口
   から落下した漏油によって光透過性シート上に漏油層が
   形成された非常時の透過光量の減衰を判断して油漏れを
   検出するように構成したことを特徴とする油漏れ検出装
   置。