JPH036860Y2 - - Google Patents

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JPH036860Y2
JPH036860Y2 JP1985028582U JP2858285U JPH036860Y2 JP H036860 Y2 JPH036860 Y2 JP H036860Y2 JP 1985028582 U JP1985028582 U JP 1985028582U JP 2858285 U JP2858285 U JP 2858285U JP H036860 Y2 JPH036860 Y2 JP H036860Y2
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JP
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sealing member
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reaction force
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内燃機関用スタータ(以下スタータ
と呼ぶ)の封止部材(シール装置)の改良に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第4図及び第5図は例えば特開昭53−20035号
公報に示された従来の内燃機関用スタータの封止
装置を示すもので、図において、2はモータケー
シング(固定子)、3は伝導装置ケーシング(前
部機枠)、4はシフトレバー、5はピン、9は接
合部分、10はシフトレバー(電磁スイツチ)、
11はリレーケーシング、12は移行範囲、13
はリブ、14は内壁、15は端面、16,17は
肩、18は切欠、19,20は区分、21,22
は固定突出部、23はシール部分(封止部材)、
24,25は縦断面、26,27はシール突出
部、28,29はシール側面、30,31は固定
みぞである。
上述装置は伝導装置ケーシング3の開口側端面
15に螺着されたシフトリレー10及びモータケ
ーシング2の間で構成される開放区分にシール部
分(封止部分)23が配設され、上述の各構成部
材が互いに密閉封着される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のスタータの封着機構は以上のように構成
されているので、装置の回り止め機能、特にモー
タケーシング2と伝導装置ケーシング3との間の
回転方向の係合がなされず、シール部分23での
係合がなされるのみであり、スタータ動作時、発
生する反力又は振動による回転力でモータケーシ
ング2と伝導装置ケーシング3とが相対的にずれ
るという問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、封止部材に弾性力を持たせて
構成すると共に、モータケーシングの回り止めを
確実にできるスタータを得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るスタータは、封止部材を回り止
め機能を有する如くモータの回転方向に高剛性を
有して前部機枠とモータの固定子との間に凹凸嵌
合し、軸方向に封止部材に弾性を持たせて構成
し、前部機枠の開口部を封止する如く構成したも
のである。
〔作用〕
この考案におけるスタータは、封止部材によつ
て前部機枠と固定子とを高剛性部材部分で回り止
め嵌合し、軸方向の弾性力を利用して開放部分を
密閉することが出来る。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図において、32はスタータモータ、3
3は前部機枠であり、アルミ合金ダイカスト材又
は鋳鉄より構成される。34は電磁スイツチであ
り、その可動鉄心35にシフトレバー36の上端
部がカム係合される。37はスペーサ、38は封
止部材で、後述する第2図又は第3図の如き構成
がなされて前部機枠33と電磁スイツチ34間及
び前部機枠33と直流電動機39の固定子40の
継鉄41間に介装され、上述の各構成部材によつ
て挟着保持なされる。42はポール(界磁々極)
であり、界磁コイル43が巻装され、継鉄41の
内周面に固着される。44は固定子40の内周空
間に回転自在に枢着される電機子で、これは回転
軸45、鉄心46、電機子コイル47及び図示し
ない整流子で構成される。48はオーバランニン
グクラツチで、回転軸45上のヘリカルスプライ
ン49に前後摺動可能にクラツチアウタ50を介
してスプライン嵌合される。51は摩擦ローラ、
52はクラツチインナ、53はピニオン、54は
ワツシヤ、55はカバー、56はクラツチアウタ
50に嵌着される偏心規制リング、57はワツシ
ヤ、58はクラツチインナ52及びピニオン53
の内周面に一体構成された貫通孔59に嵌着され
るスリーブベアリングであり、回転軸45に揺動
自在に遊嵌される。36aはシフトレバー36の
回動支点部で、前部機枠33の内方向突起33a
とスペーサ37との間で回動自在に挟着保持がな
される。
次に、上記構成の動作について説明する。電磁
スイツチ34が通電付勢されると、可動鉄心35
が筐体内に吸引されて図示左方向に移動し、シフ
トレバー36が回動支点部36aを中心に図示反
時計方向に回動され、オーバランニングクラツチ
48が回転軸45上を前方(図示右方向)に移動
し、ピニオン53が図示しないエンジンのリング
ギヤ(図示せず)に噛み込まれる。これと同時
に、直流電動機39が通電付勢され、電機子44
が回転力を発生し、この回転力がオーバランニン
グクラツチ48に伝達され、上述のエンジン始動
される。この時、電機子44の回転による反力は
固定子40に発生し、封止部材38を介して前部
機枠33に伝達受圧される。なお、上述では詳述
しなかつたが、封止部材38は継鉄41のインロ
ー部に設けられた一部切欠溝Aと、前部機枠33
の凹溝部分との間に軸方向に延設して装着され、
上述の回転反力が受圧される。
ここで、封止部材38の構成について第2図及
び第3図について説明する。まず第2図におい
て、38aは封止部材であり、薄板状のゴム板6
0及びエポキシガラス(ガラス繊維を芯部としエ
ポキシ樹脂剤で板状にモールド固着した構造)6
1が数枚交互に積み重ねられて互いに固着されて
構成される。
このような封止部材では、第1図に説明する如
く装着した場合、軸方向(第2図に示す矢印P方
向)に弾性を有し、装置の密閉(封止)機能が得
られ、回転方向(同じく矢印Q方向)の受圧が高
剛性に作用し、第1図に説明する必要な機能が得
られる。
さらに第3図において、38bは封止部材であ
り、防振ゴムブロツク62と鉄(又はアルミ合
金)ブロツク63とが図示の如く互いに接着固定
され、第2図に説明する矢印P方向の弾力性が防
振ゴムブロツク62によつて機能し、同じく矢印
Q方向の剛性が鉄(又はアルミ合金)ブロツク6
3によつて得られ、第1図装置で説明した固定子
40の回り止め機能が得られる。なお防振ゴムブ
ロツク62は軸方向後部側に当たる面に板状の一
体構成され(図示B部)、装置の防塵機能を有し
ている。
このような封止部材は、高強度で、防塵機能が
さらに高められる効果を奏する。またアルミブロ
ツクの外面を樹脂等で皮膜を例えば熱収縮チユー
ブ等で設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、スタータの封
止部材を軸方向に弾性を有し、回転方向に剛性を
有するように構成したので、封止部材による回り
止め(固定子40と前部機枠33との間の係着)
機能が確実となり、防塵機能が損なわれず、構成
部材の多種能なものが比較的安価に得られるとい
うすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図この考案の一実施例によるスタータモー
タの要部断面図、第2図及び第3図は各々第1図
の主要構成部材の斜視図、第4図は従来装置の要
部断面図、第5図は第4図の主要構成部材の断面
図である。 図中、33は前部機枠、34は電磁スイツチ、
36はシフトレバー、37はスペーサ、38,3
8a及び38bは封止部材、39は直流電動機、
41は継鉄、60はゴム板、61はエポキシガラ
ス、62はゴムブロツク、63は鉄ブロツク、A
は切欠溝、Bは板状部分である。尚、図中同一符
号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スタータを構成する各機枠の間に介在されて
    封止機構を構成する封止部材を備えた内燃機関
    用スタータにおいて、前部機枠の開口側端部に
    筒状のモータと電磁スイツチとが装着され、上
    記モータと電磁スイツチとの間で構成される開
    放空間にブロツク状の封止部材を挟着し、前部
    機枠及びモータに各々対向配置された凹溝に上
    記封止部材を嵌装し、モータの回転力反力を上
    記封止部材を介して伝達する如く構成し、封止
    部材の少なくとも上記回転力反力受圧部を回転
    力の方向に剛性を有する金属等の部材で構成
    し、モータ及び電磁スイツチの挟着方向に弾性
    を有する如く構成したことを特徴とするスター
    タ。 (2) 封止部材は剛性を有するエポキシガラスから
    なる板状部材とゴム板とが積層固着されて構成
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のスタータ。 (3) 封止部材は回転力反力受圧部に金属部材より
    なるブロツクを介在させ、モータの回転方向に
    両端面を露出構造とし、モータの軸方向端面に
    弾性部材壁を設けている実用新案登録請求の範
    囲第1項または第2項記載のスタータ。 (4) 封止部材と前部機枠との間でシフトレバーの
    回動支点部を回動自在に保持している実用新案
    登録請求の範囲第1項乃至第3項のうち何れか
    に記載のスタータ。
JP1985028582U 1985-02-28 1985-02-28 Expired JPH036860Y2 (ja)

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JP1985028582U JPH036860Y2 (ja) 1985-02-28 1985-02-28

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JPS61145876U JPS61145876U (ja) 1986-09-09
JPH036860Y2 true JPH036860Y2 (ja) 1991-02-20

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JPS54152724A (en) * 1978-05-20 1979-12-01 Bosch Gmbh Robert Starter of internal combustion engine
JPS5845958B2 (ja) * 1979-10-04 1983-10-13 株式会社 福田メタル工芸 アルミニウム陽極酸化皮膜の着色転写材および着色方法

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JPS61145876U (ja) 1986-09-09

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