JPH036795B2 - - Google Patents

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JPH036795B2
JPH036795B2 JP56064201A JP6420181A JPH036795B2 JP H036795 B2 JPH036795 B2 JP H036795B2 JP 56064201 A JP56064201 A JP 56064201A JP 6420181 A JP6420181 A JP 6420181A JP H036795 B2 JPH036795 B2 JP H036795B2
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interferon
gene
plasmid
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Haruo Sugano
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GAN KENKYUKAI
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/52Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • C07K14/555Interferons [IFN]
    • C07K14/565IFN-beta
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/70Vectors or expression systems specially adapted for E. coli

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は大腸菌tufB遺伝子(蛋白質合成伸長
因子Tuをコードする)のプロモータを含む新規
組換え体DNA、該プロモーターおよび真核生物
の蛋白質合成に関与する遺伝子を含む新規組換え
体DNA、ならびにこれら組換え体DNAを用いる
真核生成物の蛋白質の製造法に関する。
微生物に真核生物の蛋白質合成に関与する遺伝
子を取り込ませ、該蛋白質を微生物により大量に
生産させることを目的とする研究、開発が最近の
微生物工業において広く行なわれている。この遺
伝子組換え技法において重要な要素の1つは、プ
ロモーターである。
本発明者らは、優れたプロモーターの開発を目
的として研究を行つた結果、大腸菌tufB遺伝子
のプロモーターが真核生物の蛋白質合成を高める
ことができるプロモーターであることを見出し本
発明を完成した。
従来、tufB遺伝子からtufBプロモーターを取
出して、真核生物の蛋白質合成に関与する遺伝子
と結合させ、得られる組換え体DNAを用いて真
核生物の蛋白質製造に役立たせた例は知られてお
らず、本発明者らにより初めて見出されたもので
ある。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明の大腸菌tufB遺伝子のプロモーター
(以下“tufBプロモーター”という)を含む新規
組換え体DNAの製造法につき以下に説明する。
大腸菌tufB遺伝子は、大腸菌内で比較的多量
に生産されることが知られている蛋白合成伸長因
子であるTu遺伝子〔Gurdon、Biochemistry、
Vol、9、pp912−917(1970)〕の一つであり、そ
の存在はBacteriol.Rev.Vol.40.pp116−167
(1976)に詳細に記載されている。
さらにtufB遺伝子は大腸菌プラスミドpTUB1
にクローン化されていることがMiyajima et
al.、FEBS Letters Vol.102.No.2、pp207−210
(1979)に記載されている。このtufB遺伝子から
のtufBプロモーターの採取は次のようにして行
う。
まず、tufB遺伝子をクローン化した大腸菌プ
ラスミドpTUB1DNA〔Miyajima et.al.、FEBS、
Letters、Vol.102、No.2、pp207−210(1979)〕を
制限酵素Bgl(A↓G)〔AGATCTを認識する
制限酵素、Nucleic Acide Res、3、1747
(1976)〕で切断し、生成する付着末端
(Cohesive end)をDNAポリメラーゼによつて
切断末端(blunt end)とする。これを、さらに
Cla(T↓C)〔ATCGATを認識する制限酵
素、ベーリンガーマンハイム社販売〕で切断し、
常法たとえばTabakとFlavell、Nucleic Acids
Res.Vol.5、pp2321−2332(1978)に記載の方法
によつて約1キロペース(Kb)よりなるtufBプ
ロモーターフラグメントを単離する。
一方、プラスミドpBR322DNA〔Gene、2、95
(1977)〕をEcoR(G↓A)〔GAATTCを認識
する制限酵素、Methods Mol.Biol.、7、87
(1974)〕で切断し、生成する付着末端をDNAポ
リメラーゼによつて切断末端とする。これをさら
にClaで切断する。切断片に上記プロモーター
フラグメントをT4DNAリガーゼを用いWeiss、
et.al.、J.Biol.chem 243、p4543(1968)に記載の
方法に従つて接続させる。このようにして、
tufBプロモーターを含有するプラスミド
pTUB1P−5(第1図参照)を得る。この
TUB1P−5は大腸菌HB101に挿入され、米国ア
メリカン・タイプ・カルチヤー・コレクシヨンに
ATCC31878として寄託されている。この
pTUB1P−5はClaによつて一箇所のみで切断
され、tufBプロモーターの下流に発現させたい
遺伝子を接続するために非常に便利かつ有用であ
る。
本発明のtufBプロモーターは、真核生物の蛋
白質合成に関与する遺伝子に接続させ、該蛋白質
の製造に利用することができる。
真核生物の蛋白質合成に関与する遺伝子として
は、tufBプロモーターの下流に接続して得られ
る組換え体DNA微生物に入れて培養したとき、
該蛋白質の製造が高められるようであれば、いか
なるものも用いることができる。
好適にはヒトのインターフエロン、インシユリ
ン、ソマトスタチンなどを用いることができる。
本発明の新規な組換え体DNAを製造するため
には、ベクターDNAが必要である。ベクター
DNAとしては、大腸菌などに由来するプラスミ
ドDNAあるいはフアージなどを用いることがで
きる。好適なベクターとしては、pBR322、
pMB9、pCRなどがあげられる。本発明におい
ては最も好適なベクターとしてpBR322を用い
る。
tufBプロモーターと真核生物の蛋白質合成に
関与する遺伝子とを含む本発明の新規組換え体
DNAをヒトβ1−インターフエロンを真核生物の
蛋白質合成に関与する遺伝子として選び、ベクタ
ーDNAとしてプラスミドpBR322を選んで製造
する一例を以下に述べる。
まず、ヒトβ1−インターフエロンを含みtufB1
プロモーターを接続させるのに都合よいプラスミ
ド(pIFNβ−4)の製造について述べる。
プラスミドpTR56〔Taniguchi et.al.、Proc.
Natl.Acad.Sci.、USA.Vol.77、No.9、pp5230−
5233(1980)〕(−部欠失したヒトβ1−インターフ
エロン遺伝子を含むプラスミド)をHind(A
↓A)〔AAGCTTを認識する制限酵素、J.Mol.
Biol、92、33(1975)〕で切断する。一方エキソヌ
クレアーゼBal31〔Nucleic Acids Research5、
1445〜1463(1978)〕を用いてヒトβ1−インターフ
エロン遺伝子の上流をヌクレオチド番号89番
(Taniguchiet.al.、Gene.Vol.10、pp11−15
(1980)〕まで取り除き、そこにHindリンカー
およびBam HIリンカーを接続させる。これを
lacポータブルプロモーター〔105基材対よりなる
大腸菌β−ガラクトシターゼ遺伝子のプロモータ
ーフラグメント、参考文献1Taniguchiet.al.、
Proc.Natl.Acad.Sci.、USA、Vol.77、No.9、
pp5230−5233(1980)、(2)Roberts&Lauer、
Methods in Enzymology、Vol.68、pp473−781
(1979)〕の下流につないでプラスミドに挿入す
る。得られたプラスミドをPIE208−LR2
〔第2図参照〕と称する。
このPIE208−LR2はインターフエロン遺
伝子に存在する1箇所のPas切断部位の下流に
接するHinf切断部位より下流のインターフエ
ロン遺伝子部位を欠失している。
〔Taniguchi et.al.、proc.Natl.Acad.Sci.、
USA.Vol.77、No.9、PP5230−5233(1980)〕の
で、以下の操作によつて、この欠失したインター
フエロン遺伝子を構築する。
まずPIE208−LR2をPst(A↓G)
〔CTGCAGを認識する制限酵素、Nucleic Acids
Res.、3、343(1976)〕で切断する。別に
TpIF319−13〔Taniguchi et.al.、Gene、Vol.10、
pp11−15(1980)〕DNAをPstで切断し、両者
をT4DNAリガーゼによつて接続する。得られた
プラスミドをpIFNβ−4〔第2図参照〕と称す
る。
このpIFNβ−4に含まれるインターフエロン
遺伝子DNAは成熟ヒトβ1−インターフエロン蛋
白質(成熟とはインターフエロン蛋白質を総て含
むことを意味する)をコードするために必要な
DNAのうち上流側の6個のアミノ酸に相当する
DNA部分を欠損している。成熟インターフエロ
ン蛋白質をコードする遺伝子を構築するためにこ
の6個のアミノ酸に相当するDNAを一般的化学
合成法、たとえば(1)Tetrohedron Lett.Vol.28、
pp2449−2452(1978)または(2)Nucleic Acids
Research、Vol.8、pp5473−5489(1980)に記載
の方法によつて取得する。このDNAの配列は以
下の通りである。
この合成DNA、pTUB1P−5およびpIFNβ−
4を用いて、次の操作により成熟ヒトβ1−インタ
ーフエロンの生産を指令するプラスミドを構築す
る。
まず、tufBプロモーター下流にインターフエ
ロン遺伝子を接続させるため、pTUB1P−5を
ClaおよびHindで切断する。ついでpIFNβ−
4をHpa(C↓C)〔CCGGの認識部位をもつ
制限酵素、Biochemistry、12、3055(1973)〕ま
たはHap(C↓C)〔CCGGの認識部位をもつ
制限酵素、Methods Mol.Biol.、7、113(1974)〕
およびHindで切断し、約700塩基対よりなる
DNAフラグメントを単離する。このDNAフラグ
メントは成熟ヒトβ1−インターフエロン蛋白質の
7番目以降のアミノ酸をすべてコードし、下流に
はpBR322のHind切断部位をもつものである。
このDNAフラグメントのHapによる切断部
位と、前述の合成DNAの下流端を第3図に示す
ようにT4DNAリガーゼによつて接続することに
よつて成熟ヒトβ1−インターフエロン蛋白質のす
べてをコードする遺伝子が構築される。
さらに、合成DNAの上流端を前述のCla、
Hindで切断したpTuB1P−5のCla切断部位
とをT4DNAリガーゼによつて接続する。この接
続により、tufBプロモーターにインターフエロ
ン遺伝子を継ぐことができる。
またpTuB1P−5のHind切断部位は、前述
のpIFNβ−4からのHap−HindDNAの
Hind切断部位と接続され第3図に示すような
プラスミドを構築する。得られたプラスミド
pTuIFNβ−5と称する。
かくして得られるpTuIFNβ−5はtufBプロモ
ーターおよび成熟ヒトβ1−インターフエロン蛋白
質のすべてをコードする遺伝子を含み、さらにア
ンピシリン、テトラサイクリンに耐性を示す遺伝
子を有している。
pTuIFNβ−5におけるtufBプロモーター、合
成DNA、インターフエロン遺伝子の下流部の接
続部位の塩基配列を第4図に示す。大腸菌リポゾ
ームが蛋白質合成を効率良く開始するためにはA
−T−Gコドンの上流にプリン塩基に富んだいわ
ゆるShine−Dalgarno(SD)配列の存在が必要で
あり、その配列とA−T−Gコドンとの距離も重
要であるが、第4図に示されるように、
pTuIFNβ−5中のインターフエロン遺伝子の最
初のアミノ酸をコードするA−T−GとSD配列
との間は、もとのtufB遺伝子中のそれと全く同
一であり、最も好ましいものである。
またヒトβ1−インターフエロン遺伝子中6番目
のアミノ酸のコドンはC−T−Tであるが、合成
DNAを用いて構築したβ1示−インターフエロン
遺伝子の場合はC−T−Cとなつている。この両
コドンによつてコードされるアミノ酸はともにロ
イシンであるので、pTuIENβ−5を用いて合成
される成熟β1−インターフエロン蛋白質はヒトが
産生するそれと、アミノ酸配列において全く同一
である。
Mandel、M.&Higa、A.J.Mol.Biol.53、159−
162(1970)に記載された方法により大腸菌を
pTuIFNβ−5で形質転換する。得られた形質転
換株を、通常の大腸菌培養法により培養を行な
い、インターフエロン生産を調べた。その結果、
先に本発明者らが構築したプラスミドpLG117R
〔Proc.Natl.Acad.Sci.、USA、Vol.77.No.9、
5230−5233(1980)〕を用いる場合よりも、さらに
効率よくインターフエロン生産をできることが明
らかになつた。
pTuIFNβ−5はClaによつてインターフエロ
ン遺伝子を完全なままで、しかも最初のA−T−
Gコドンの直前で切断し、取り出し、他のプロモ
ーターに接続することが容易であり、その点でも
pTuIFNβ−5は非常に有用性の高いものである。
さらにpTuIFNβ−5におけるtufBプロモータ
ー部分を試験管内操作によつてデレツシヨン
(deletion)などの改変を行い、インターフエロ
ン遺伝子の発現をさらに向上させることも可能で
ある。
以下本発明の実施例を示す。
実施例 1 プラスミドpTuBlP−5の作製 プラスミドDNApTUB1〔Miyajima et.al.、
FEBS Letters、Vol.102、No.2、pp207−210
(1979)〕の260μgを反応液500μg{10mM
Tris−HCl、PH7.5;6mM MgCl2;10mM
NaCl;6mMメルカプトエタノール;100ユニツ
トのBgl〔米国ベセスダ・リサーチ・ラボラト
リース(BRL)社販売〕}中37℃で一夜インキユ
ベートする。反応液を70℃で3分間処理し、それ
ぞれ500nmolesのdATP、dCTP、dGTP、
dTTPを加え、10ユニツトのDNAポリメラーゼ
(Klenowのフラグメント)(米国BRL社販売)
と共に室温(23℃)で3時間反応させる。フエノ
ール処理し、DNAをエタノールで沈澱させた後、
そのDNAを500μの反応液〔10mM Tris−
Hcl、PH7.5;6mM MgCl2;10mM NaCl;
6mMメルカプトエタノール;100ユニツトのCa
(西ドイツ、ベーリンガー・マンハイム社販
売〕中37℃で一夜インキユベートする。このよう
に処理されたDNAを1%のアガロースゲル電気
泳動にかけ、約1000塩基対より成る、tufB遺伝
子のプロモーターを含んだDNAフラグメントを
TabakとFlavellの方法〔Nucleic Acids Res.、
Vol.5、pp2321−2332(1978)〕を用いて回収す
る。このフラグメントはtufBプロモーターの5′側
にDNAポリメラーゼによつて切断末端(blunt
end)になつたBgl切断部位を、3′側に付着末
端(Cohesiveend)そのままCla切断部位を持
つている。
一方、20μgのpBR322DNA〔Bolivaret.al.
Gene.Vol.2、pp95−113(1977)〕を反応液100μ
〔10mM Tris−Hcl、PH7.5;6mM MgCl2
100mM NaCl;6mMメルカプトエタノール;
20ユニツトのEcoR(宝酒造販売)〕中37℃で60
分間インキユベートする。次にその反応液を70℃
で3分間処理し、それぞれ100nmolesのdATP、
dTTpを加え3ユニツトのDNAポリメラーゼ
(Klenowのフラグメント)と共に室温(23℃)
で3時間反応させる。フエノール処理しDNAを
エタノールで沈澱させた後、そのDNAを100μ
の反応液〔10mM Tris−Hcl、PH7.5;6mM
MgCl2;10mM NaCl;6mMメルカプトンエ
タノール;220ユニツトのCla〕中37℃で60分
間インキユベートする。このDNAをフエノール
処理しエタノールで沈澱させてから50μの110
mM Tris−Hcl、PH7.5溶液にとかす。
上述のように処理したpBR322DNA1μgと前
述のtufBプロモーターを含むDNAフラグメント
0.4μgを20μの反応液〔66mM Tris−HCl、
PH7.6;6.6mM MgCl2;10mM
dithiothreitol;1mM ATP;0.2ユニツトのT
−4DNAリガーゼ(宝酒造販売)〕中15℃で4時
間インキユベートする。
この反応物を用いて大腸菌(E.coli)HB101株
〔J.Mol.Biol.41、459−472(1969)〕を〔Mandel.
M.&Higa、、A.J.Mol.Biol.53、159−162(1970)〕
に記載の方法に従つて形質転換し、アンピシリン
耐性転換株のなかからプラスミドpTuB1P−5を
単離する。このプラスミドはpBR322DNAの
EcoR−Cla切断部位にtufBプロモーターを
含む約1000塩基対よりなるDNAフラグメントを
含み、Claによる切断によりtufBプロモーター
の下流がもとのtufB遺伝子と全く同一個所で切
断される。第2図に行程の概略を示す。
E.coli HB101のpTuB1P−5による形質転換
株は米国のアメリカン・タイプ・カルチヤー・コ
レクシヨンにATCC31878として寄託されている。
実施例 2 プラスミドpIFNβ−4の作製 プラスミドpTR56〔Proc.Natl.Acad.Sci.USA
Vol.77、No.9、pp5230−5233(1980)〕DNA10μ
gを反応液100μ〔10mM Tris−Hcl、PH
7.5;6mM MgCl2;50mM NaCl;6mMメ
ルカプトエタノール;10μgプラスミドDNA;
10ユニツトHind(米国、BRL社販売)〕中37
℃に於て60分間インキユベートし、フエノールで
除蛋白した後、エタノールで沈澱させる。この沈
澱を反応液40μの(12mM CaCl2;12mM
Mgcl2;600mM NaCl;20mM Tris−Hcl、
PH8.1;1mM EDTA)に溶かし、2ユニツト
のBal31(米国BRL社販売)で10分間300℃に於て
反応させた後、フエノール処理し、エタノールで
沈殿させる。この沈殿を反応液100μ(100mM
Tris−HCl、PH7.5;6mM MgCl2;100mM
NaCl;6mMメルカプトエタノール)に溶か
し、10ユニツトのBamHI(米国BRL社販売)を
加え37℃で60分間インキユベートする。フエノー
ル処理、エタノール沈殿の後、この沈殿を50μ
の反応液(66mM Tris−HCl、PH7.6;6.6mM
MgCl2、10mM dithiothreitol、1mM
ATP)中でそれぞれ27p.moleのBamHIリンカ
ー、Hindリンカー(それぞれ米国
Collaborative Research社販売のものであり、
それぞれのDNAの5′末満をT−4ポリヌクレオ
チドキナーゼによつてリン酸化してあるもの)お
よび30p.moleのlacポータブルプロモータ〔105塩
基対より成る大腸菌β−ガラクトシダーゼ遺伝子
のプロモーターフラグメント。(1)Taniguchi et.
al.、proc.Natl.Acad.Sci.USA Vol.77.No.9、
pp5230−5233(1980)(2)Roberts&Lauer、
Methods in Enzymology Vol.68、pp473−481
(1979)に記載〕と共に1ユニツトのT−4DNA
リガーゼ(米国BRL社販売)と20℃で4時間イ
ンキユベートし反応させる。
この反応物を用いて大腸菌LG90株(Guarente
et.al.、Cell、vol.20、pp543−553)を〔Mandel、
M&Higa、A.、J.Mol.Biol.53、159−162(1970)
に記載の方法に従つて形質転換しアンピシリン耐
性転換株のなかからプラスミドPIE208−LR2を
単離する。このプラスミドはpTR56に比べると
Hindリンカーに隣接してBamHIリンカーが挿
入されBamHIリンカーに隣接してβ−インター
フエロンcDNA〔TpIF319−13;Taniguchi et.
al.、Gene vol10、pp11−15(1980)〕のヌクレオ
チド90番目(上述の文献参照)のA−T塩基対が
隣接しているものである。このプラスミド
DNA1μgを反応液20μ〔10mM Tris−HCl、
PH7.5;6mM MgCl2;50mM NaCl;6mM
メルカプトエタノール;1ユニツトのpst(宝
酒造販売)〕中37℃で60分インキユベートする。
一方、プラスミドTpIF319−13 DNA1μgを同
様の条件下でPstで切断し、両反応液を混合し、
フエノール処理した後、DNAをエタノールで沈
澱させる。このDNAを25μの反応液(66mM
Tris−HCl、PH7.5;6.6mM MgCl2;10mM
dithiothreitol;1mM ATP)中で0.2ユニツ
トのT−4DNAリガーゼ(宝酒造販売)と15℃に
於て4時間反応させた後、大腸菌HB101株を形
質転換(アンピシリン、テトラサイクリン耐性)
させた。転換株のなかからプラスミドpIFNβ−
4を単離した。第2図に全行程の概略を示す。
実施例 3 プラスミドpTuIFNβ−5の作製 30μgのpTuB1P−5DNAを60μの反応液〔10
mM Tris−HCl、PH7.5;6mM MgCl2;6
mMメルカプトエタノール;30ユニツトのCla
〕中37℃で60分間インキユベートする。反応液
に50mMのNaClを加え100μ(10mM Tris−
HCl、PH7.5;6mM MgCl2;50mM NaCl;
6mMメルカプトエタノールを含む)とし、30ユ
ニツトのHind(宝酒造販売)を加えて37℃で
60分間インキユベートする。フエノール処理しエ
タノールでDNAを沈澱させた後、沈澱を10μ
の10mM Trfs−HCl、PH7.5にとかす。この溶
液には1μ当り1.155μgのDNAが含まれる。
次に400μgのpIFNβ−4DNAを1.7mlの反応液
〔10mM Tris−TCl、PH7.5;6mM MgCl2
6mMメルカプトエタノール;100ユニツトの
Hap(宝酒造販売)〕中37℃で一夜インキユベ
ートする。反応液に50mMのNaClを加え1.8ml
(10mM Tric−HCl、PH7.5;6mM MgCl2
50mM NaCl;6mMメルカプトエタノールを
含む)とし、128ユニツトのHindを加えて37℃
で一夜インキユベートする。このようにして処理
されたDNAを1%アガロースゲル電気泳動にか
け約700塩基対よりなるβ1−インターフエロン
cDNAを含むフラグメントをTabakとFlavellの
方法Nucleic Acids Res.Vol、5、pp2321−2332
(1978)を用いて回収する。このフラグメントか
ら5μgのDNAが回収される。このフラグメント
はβ1−インターフエロンの7番目のアミノ酸(グ
リシン)以下のすべてのアミノ酸配列を指令する
配列を持し、cDNAの5′側はHap切断部位の
Stickyendを、3′側はpBR322のHind切断部位
のSticky endを持つDNAである(第3図参照)。
次に以下の様な配列を持つ2種類のDNAを(1)
Hirose et.al.;Tetranedron Lett.、Vol.28、
PP2449−2452(1978)または(2)Miyoshi et.al.;
Nucl.Acids Res.、Vol.8、pp5473(1980)に記載
の方法に従つて合成する。
1 (5′)C−G−A−T−G−A−G−C−T
−A−C−A−A−C−T−T−G−C−T
(3′) 2 (5′)C−G−A−G−C−A−A−G−T
−T−G−T−A−G−C−T−C−A−T
(3′) これらのDNAそれぞれ87p.molesづつを20μ
の反応液〔50mM Tris−HCl、PH7.6;10mM
MgCl2;5mMメルカプトエタノール;0.3m
M ATP;3.3ユニツトのT−4ポリヌクレオチ
ドキナーゼ(西ドイツ、ベーリンガーマンハイム
社販売)〕中30℃で20分間インキユベートし5′末
端をリン酸化する。
この化学合成されたDNAをそれぞれ13p.moles
ずつを前述のCla、indで切断したpTuB1p−
5DNA0.7μg、β1−インターフエロンcDNAを含
む前述のHap−HindのDNAフラグメント1μ
と共に30μの反応液(66mM Tris−HCl、
PH7.6;6.6mM MgCl2;10mM
dithiothreitol;1mM ATP)中で0.2ユニツト
のT−4DNAリガーゼ(宝酒造販売)と15℃で15
時間反応させる。この反応物を用いて大腸菌
HB101株を形質転換し、アンピシリン耐性転換
株のなかから第3図に示される様なプラスミド
pTuIFNβ−5を単離する。全行程の概略を第3
図に示し、またtufBプロモーター、合成DNA、
β1−インターフエロンcDNAの接続部位の塩基配
列を第4図に示す。
E。coli HB101のpTuIFNβ−5による形質転
換株は米国のアメリカン・タイプ・カルチヤー・
コレクシヨンにATCC31879として寄託されてい
る。
実施例 4 インターフエロン活性の測定 pTuIFNβ−5、pLG117−R〔Taniguchiet.al.、
Proc.Natl.Acad.Sci.USA、Vol.77、No.9、
pp5230−52331980)〕を持つ大腸菌HB101株をそ
れぞれ100mlの25μg/mlのアンピシリンを含む
倍養液〔L−Broth;1%バクトトリプトン
(DIFCO)、0.5酵母エキス(DIFCO)、0.5%
NaCl〕中、37℃で振湯培養し、1〜2.5×
107cells/ml程度まで培養する。培養液を遠心分
離(5000r.p.m.5分間)によつて沈澱させ沈澱物
をそれぞれ1mlの25%シユクロースを含む50mM
Tris−HCl、PH8.0(0℃)に懸濁する。次に氷
冷下0.2mlのリゾチーム(米国sigma社販売)(5
mg/ml)を加え、5分間放置する。0.2mlのNa2
−EDTA(0.25M、PH8.0)を加え、さらに5分間
放置する。0.3mlの溶液〔5% Brij58(和光純薬
社製)、2%Sodium7−Deoxycholic Acid、
0.3M Na2−EDTA、0.25M Tris−HCl(PH8.0)〕
を加え氷冷下に10分間放置する。遠心分離
(4000r.p.m.30分間)し、上清(約1.8ml)のイン
ターフエロン活性を測定する。インターフエロン
活性はCPE−redding method〔Finter、N.B.、J.
Gen.Virol.vol5、pp419−425(1969)〕によつて測
定し、ヒト細胞はGM258(米国、Human
Genetic Mutant Cell Repository、Camden、
NJ、より入手)を、チヤレンジウイルスは
encephalomyocardits(EMC)ウイルス〔米国予
防衛生研究所(NIH)より入手〕を用いた。ま
た米国予防衛生研究所(NIH)より入手したβ
−インターフエロンのスタンダードを対照とし
て、上述の大腸菌抽出液中のインターフエロン活
性を測定した。三度に亘る測定の平均結果は次の
通りである。
(1) pTuIFNβ−5/HB101;1700単位/ml (2) pLG117R/HB101;400単位/ml (1)の場合大腸菌は全体で1.0×108cells、インター
フエロンの総収量は約3000単位、(2)の場合は2.5
×108cellsでインターフエロン収量は約700単位で
あつた。従つてpTuIFNβ−5を含むHB101株は
従来のpLG117Rを含むそれよりも約10倍程効率
良くβ−インターフエロンを生産していることが
明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のプラスミドpTuB1P−5の
製造法のフローチヤートを示す。図中矢印↓は各
制限酵素による切断部位を示す。1の矢印は、
Bgl、EcoRI切断部位が失なわれていることを
示す。 第2図は、プラスミドpIFNβ−4の製造法の
フローチヤートを示す。図中矢印↓は各制限酵素
による切断部位およびリンカーの存在を示す。第
3図は、本発明のプラスミドpTuIFNβ−5の製
造法のフローチヤートを示す。図中矢印↓は各制
限酵素による切断部位およびリンカーの存在を示
す。 第4図は、tufB−プロモーター、合成DNA、
β1−インターフエロンcDNAの接続部位の塩基配
例を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大腸菌tufBプロモーター下流にヒトβ1−イ
    ンターフエロン遺伝子を接続した新規組換え体
    DNA。 2 プラスミドpTuIFNβ−5を含む大腸菌。
JP56064201A 1981-04-30 1981-04-30 Novel recombinant dna Granted JPS57181098A (en)

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