JPH0367825A - ファクシミリ装置の用紙供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は送信原稿や記録紙などの用紙を読取位置、印字
位置などに供給するファクシミリ装置の用紙供給装置に
関する。

〔従来の技術〕

ファクシミリ装置では積層状態の送信原稿を１枚ずつ分
離して読取りのための読取用プラテンローラに供給する
必要があると共に、記録紙を同様にして印字用プラテン
ローラに供給する必要があり、分離供給機構などの用紙
供給装置が組み込まれている。

第４図および第５図は送信原稿を読取用プラテンローラ
に供給するため、従来より使用されている用紙供給装置
を示す。第４図図示の装置はファクシミリ装置の本体６
０の送紙ロールドレイロ１を取り付けたものである。ト
レイ６１には送信原稿Ａの幅に合わせて調整される一対
のガイド６２゜６２が設けられ、このガイド６２，６２
で送信原稿Ａを挟むことにより原稿Ａの幅方向の位置合
せを行って原稿Ａの斜行を防止している。

一方、第５図図示の装置は、送信原稿Ａの送紙路６７に
、相互に当接する分離ローラ６３と分離パッド６４を設
けて、積層状態の送信原稿Ａを１枚ずつ分離して給紙す
るものである。この分離ローラ６３と分離パッド６４の
上流側には一対の補助ローラ６５，６６が設けられ、こ
の補助ローラ６５．６６によって送信原稿Ａの斜行を防
止している。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように従来装置では、用紙の斜行防止を行うため、
斜行防止機構として別途ガイド６２゜６２や補助ローラ
６５，６６を配設する必要を生じていた。

本発明は上記事情を考慮してなされ、斜行防止機構を併
設することなく、用紙の斜行を確実に防止することが可
能な用紙供給装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、所定の用紙をローラとパッドとの間を通過さ
せ、ローラの回転で用紙を供給する装置において、前記
ローラとパッドの間の用紙人口側に設けられ、用紙をロ
ーラとパッドとの間に案内する第１のガイド部と、前記
用紙の出口側に設けられ、用紙が摺動する所定長さを有
して用紙の供給方向に延設された第２のガイド部とを備
えていることを特徴とする。

〔作用〕

第１のガイド部は用紙がローラとパッドの間に引き込ま
れるように案内する。この案内でローラとパッドとの間
を通過した用紙は、その先端部分が第２のガイド部上を
摺動して円滑に送紙され、弯曲したり、屈曲することが
ない。このため、先端部分に続く後続部分も給紙力が偏
在することがないと共に、抵抗が小さな状態で給紙され
るため、斜行のない状態で給紙される。

〔実施例〕

以下、本発明を図面を参照して具体的に説明する。

第１図は本発明が適用されたファクシミリ装置を示し、
本発明の詳細な説明に先立って、ファクシミリ装置の全
体構成を第１図により説明する。

ファクシミリ装置は下シャーシ１と、下シャーシ１上に
設けられた上シャーシ２とを有し、これら下シャーシ１
および上シャーシ２とによって筐体が構成されている。

上シャーシのアッパーフレーム２は枢軸３を中心にして
回動するようになっており、二点鎖線のように起立方向
に回動することによって内部が開放されるようになって
いる。

また、このアッパーフレーム２はフックピン４とフック
レバー５との掛合によって回動しないようにロックされ
る。このようなファクシミリ装置は送信原稿の画像情報
の送信を行う送信部が下シャーシ１に設けられ、受信情
報を記録紙に記録する受信部が上シャーシ２に設けられ
ている。

送信部は送信原稿の送信路となる上下一対のガイド板６
．７と、この送信路の中間部位に設けられた分離供給装
置１０と、送信路の終端部位に設けられた読取用のプラ
テンローラ８と、このプラテンローラ８によって給紙さ
れた送信原稿からの反り・ｊ光によって送信原稿の画像
情報を読取る光学ユニット２０とを備えている。また、
プラテンローラ８には原稿押え装置３０が近接配置され
てぃる。上下一対のガイド板６，７は、その左端開放口
が送信原稿の送紙口９となっており、送信原稿は１枚ま
たは複数枚の積層状態で、この送紙口９に挿入される。

分離供給装置１０は分離ローラ１１と、分離ローラ１１
方向にばね力で附勢されたパッドホルダ１２とを備え、
パッドホルダ１２の上面に分離ローラ１１のローラ面に
接触する分離パッド１３が取り付けられている。分離パ
ッド１３はゴム、皮革などの粗面材が使用されている。

この分離供給装置１０は積層状態で送紙口９に押入され
た送信原稿を分離ローラ１１と分離パッド１３とによっ
て分離して１枚ずつプラテンローラ８に供給するもので
ある。プラテンローラ８はこの分離供給装置１０からの
送信原稿を読取位置Ｓに供給するものであり、読取位置
Ｓには図示しない光源が配置されて、送信原稿に光を照
射している。前記原稿押え装置３０は送信原稿がプラテ
ンローラ８のローラ面にそって移動するように、送信原
稿をプラテンローラ８に押圧するものである。この原稿
押え装置３０は押え板３１と、押え板３１をプラテンロ
ーラ８方向に押圧する板ばね３２とを備えている。押え
板３１は先端部分がプラテンローラ８の軸方向と平行と
なるように延びており、この先端部分がプラテンローラ
８のローラ面に接続することによって送信原稿をプラテ
ンローラ８のローラ面に抑圧している。

前記光学ユニット２０は読取位置Ｓで送信原稿に照射さ
れた反射光が入射され、入射した反射光によって送信原
稿の画像情報を読取る。この光学ユニット２０は送信原
稿からの反射光か入射する入射窓２１および入射光の光
路２２が連通ずるように形成された光学ボックス２３と
、光学ボックス２３の光路２２終端に取り付けられた固
体撮像素子（ＣＣＤ）などの読取手段２４とを備えてい
る。また、入射窓２］の奥側には送信原稿の反射光を光
路２２方向に反射させるミラーなどの反射体が配置され
ている。２５は光路２２の所定部位に設けられたシェー
ディング補正用のシェーブイブ板である。

カバー２内に設けられる受信部は、受信情報を記録する
記録ロール紙が設置されるロール紙ストッカ４１と、ロ
ール紙ストッカ４１の出口側に設けられた印字用プラテ
ンローラ４２および印字ヘッド４３とを備えている。印
字ヘッド４３は受信情報を記録紙に感熱転写させるサー
マルヘッド、その他のものが使用されている。また、ロ
ール紙ストッカ４１の出口側にはロール状態から引き出
された記録紙に弾性的に摺接する巻き癖除去レバー４４
が配置されている。さらに、印字ヘッド用プラテンロー
ラ４２の出口側には記録紙を所定長さでカッティングす
るオートカッタ４５が設けられ、排紙口４６に導かれて
いる。このような受信部では、プラテンローラ４２の回
転でロール紙ストッカ４１から引き出された記録紙が、
巻き癖除去レバーを通過した後、印字ヘッド４３で印字
されることによって受信情報の記録が行われ、その後、
オートカッタ４５でカッティングされて排紙口４６から
排出される。

なお、下シャーシ１内の下部には、ファクシミす装置全
体の制御を行うための電子回路か実装された回路基板４
７と、この回路基板４７を始めとした装置各部に電源を
供給するための電源装置４８とが設置されている。

第２図および第３図は本発明を前記分離供給装置に適用
した要部を示す。上面に分離パッド１３が取り付けられ
たパッドホルダ１２は、ばね１４によって分離ローラ１
１方向に附勢されており、ばね１４のばね力によって分
離パッド１３は通常の圧接力で分離ローラ１１と当接し
、これにより積層状態の送信原稿Ａが１枚ずつ分離され
てプラテンローラ８方向に供給されるようになっている
。

このパッドホルダ１２には案内部材１５が取り付けられ
る。

案内部材１５は送信原稿Ａの供給方向の上流側でパッド
ホルダ１２のショルダ部に係着する係着部１．５　ａと
、この係着部１．５　ａに連設されバットホルダ１２の
上流側の上面に位置する第１−のガイ１部１５　ｂと、
分離ローラ］１と分離パッド］３の出口側に位置する第
２のガイド部１５ｃとを備え、第１のガイド部１５ｂと
第２のガイド部１５ｃは下方に「＜」字状に屈曲された
連設部１５ｄによって連設されている。

第１のガイド部１５ｂは第３図に示すように、分離ロー
ラ１１の軸方向と平行に、すなわち送信原稿Ａの供給方
向と直交する方向に延びており、連設部］、、５ｄはこ
の第１のガイド部１５ｂから二叉状に分岐されて、バッ
トホルダ１２を挾むようになっている。

第２のガイド部１５ｃは、この連設部１５ｄから送信原
稿Ａの供給方向下流側に所定長さで延設されている。こ
の第２のガイド部１５ｃは分離ローラ１１と分離パッド
１３の間とを通過した送信原稿Ａが下方向に弯曲したり
、屈曲することのないように送信原稿Ａの先端部の摺動
ガイドとなるものである。一方、第１のガイド部１５ｂ
は送信原稿Ａを分離ローラ１１と分離パッド１３との間
に滑り込ませるガイドとなるものである。

以」二構成において、送信原稿Ａを積層状態で分離ロー
ラ１１と分離パッド１３の人口側にセットすると、案内
部材１５の第１のガイド部１５ｂは、この原稿Ａをロー
ラ方向に案内し、最上層の送信原稿Ａから順に１枚づつ
分離ローラ１１と分離パッド１３との間に導いてプラテ
ンローラ８方向に給紙する。分離ローラ１１と分離パッ
ド１３の出口側には第２のガイド部１５ｃが配置されて
おり、これらの間を通過した送信原稿Ａの先端部分は第
２のガイド部１５ｃ上を摺動しながら移動し、弯曲や屈
曲を生じることがない。このため、送信原稿Ａの後続部
分は小さな抵抗で、しかも均一な給紙力で給紙されるた
め、斜行を生しることなく移動する。従って、斜行防止
機構を掛設することなく、簡単な構造で送信原稿Ａの斜
行を防止することができる。

なお、上記実施例は送信原槁に適用した例であるが、本
発明は記録紙にも同様に適用することができる。また、
本発明は第１のガイド１５ｂ部と第２のガイド部１５ｃ
を備えるものであれば、その形状は図示ののちのに限定
されることはないと共に、これらのガイド部１５ｃ、１
５ｂを別体としても良い。

〔発明の効果〕

以上の通り本発明は、ローラとパッドとの間を通過した
用紙の先端部分の弯曲や屈曲を第２のガイド部によって
防止して、第１のガイド部側の用紙の移動を円滑にする
ため、用紙の斜行を防止することができる効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されたファクシミリ装置の全体構
成図、第２図は本発明の一実施例を示す側面図、第３図
はその平面図、第４図および第５図はそれぞれ従来装置
を示す斜視図および側面図である。 １・・・上シャーシ、２・・・下シャーシ、３・・・枢
軸、４・・・フックピン、５・・・フックレバー　６・
・・ガイド板、７・・・ガイド板、８・・・プラテンロ
ーラ、９・・・送紙口、１０・・・分離供給装置、１１
・・・分離ローラ、１２・・・パッドホルダー　１３・
・・分離パッド、１４・・・ばね、１５・・・案内部材
、１５ｂ・・・第１のガニ１ イド部、１５　Ｃ１１，第２のガイド部、２０・・・光
学ユニット、２１・・・入射窓、２２・・・光路、２３
・・・光学ボックス、２４・・・読取手段、２５・・・
シェーデイング板、３０・・・原稿押え装置、３１・・
・押え板、３２・・・板ばね。 　２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所定の用紙をローラとパッドとの間を通過させ、ローラ
   の回転で用紙を供給する用紙供給装置において、 前記ローラと前記パッドの間の用紙入口側に設けられ、
   用紙をローラとパッドとの間に案内する第１のガイド部
   と、 前記用紙の出口側に設けられ、用紙が摺動する所定長さ
   を有して用紙の供給方向に延設された第２のガイド部と
   を備えていることを特徴とするファクシミリ装置の用紙
   供給装置。