JPH0367769B2 - - Google Patents

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JPH0367769B2
JPH0367769B2 JP1175715A JP17571589A JPH0367769B2 JP H0367769 B2 JPH0367769 B2 JP H0367769B2 JP 1175715 A JP1175715 A JP 1175715A JP 17571589 A JP17571589 A JP 17571589A JP H0367769 B2 JPH0367769 B2 JP H0367769B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe material
punch
engaging portion
die
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1175715A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0342131A (ja
Inventor
Koichi Kageyama
Yoshio Suzuki
Kenzaburo Sugizaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Bellows Co Ltd
Original Assignee
Fuji Bellows Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Bellows Co Ltd filed Critical Fuji Bellows Co Ltd
Priority to JP1175715A priority Critical patent/JPH0342131A/ja
Publication of JPH0342131A publication Critical patent/JPH0342131A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、しごき加工によりアルミニウム製
シリンダ材を製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、アルミニウム製シリンダ材の製造方法と
しては、特開昭63−194830号により公表されてい
るように、アルミニウム製パイプ材の一端部に、
パイプ材長手方向に対して40°〜90°の範囲の曲げ
角度のカール曲げ加工を施し、次に前記パイプ材
に挿入したポンチの先端周縁をカール曲げ部の基
端部に係合し、前記ポンチによりパイプ材を押圧
してダイスに通すことにより、そのパイプ材にし
ごき加工を行なう方法が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来のアルミニウム製シリンダ材の製造方
法の場合、パイプ材の内面とこれに連設されたカ
ール曲げ部の内面との間に、パイプ材の中空部に
中心を有する円弧状内面が介在され、この円弧状
内面にポンチの先端周縁が接触した状態で、しご
き加工が開始されるので、ポンチがカール曲げ部
付きパイプ材に対し相対的に滑り易いという問題
がある。
カール曲げ部の曲げ角度を大きくすれば、ポン
チとカール曲げ部付きパイプ材との相対的滑り量
を小さくできるが、パイプ材長手方向に対するカ
ール曲げ部の曲げ角度を大きくすると、カール曲
げ部付近の強度が低下し、そのためパイプ材をダ
イスに挿通してポンチにより強力に押圧すると、
しごき加工の途中でカール曲げ部の基端部がパイ
プ材から破断する恐れがある。
また前記カール曲げ部を曲げ加工により形成す
る場合、曲げ加工上、カール曲げ部の長さを比較
的長くする必要があり、そしてしごき加工を行な
つたのち、前記カール曲げ部が切り捨てられるの
で、材料のロスが比較的大きいという問題があ
る。
この発明は、パイプ材とダイスとの相対的な滑
りがなく、かつしごき加工後のパイプ材端部の切
り捨て量を少なくでき、さらにパイプ材端部にお
けるダイス係合部付近の強度低下を防止できるア
ルミニウム製シリンダ材の製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明のアルミ
ニウム製シリンダ材の製造方法においては、アル
ミニウム製パイプ材1の端部に、パイプ材中心側
に向かう弯曲加工を施して、パイプ材1の中空部
の外側に円弧中心を有する円弧状内向き突出面2
を、パイプ材1の内周面に屈折連設し、前記パイ
プ材1内に挿入したポンチ3の先端周縁を、前記
円弧状内向き突出面2の基端部に係合した状態
で、前記パイプ材1をダイス4に通してしごき加
工を行なう。
〔作用〕
アルミニウム製パイプ材1の内面の外側に中心
を有する円弧状内向き突出面2を、パイプ材1の
内周面に屈折連設し、前記パイプ材1内に挿入し
たポンチ3の先端周縁を、前記円弧状内向き突出
面2の基端部に係合した状態で、前記パイプ材1
をダイス4に通し、前記ポンチ3によりパイプ材
1をダイス4に対し押圧移動して、パイプ材1を
しごき加工する。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図ないし第5図はこの発明の実施例におい
て用いられるポンチ係合部付きアルミニウム製パ
イプ材の第1製造例を示すものであつて、まず第
1図に示すように、円形断面の金属製ロツド5の
端部にそれよりも小径の短円筒体6が形成され
て、受型材7が構成され、次に第2図に示すよう
に、受型材7がアルミニウム製パイプ材1に挿入
されると共に、金属製ロツド5における短円筒体
6側の端縁8がパイプ材1の端縁から少し引込ん
だ位置に配置され、次いで第3図に示すように、
端円筒体6の周囲に対向する位置に配置されたロ
ール9により、パイプ材1の端部が短円筒体6に
向かつて屈曲変形されてポンチ係合部10が形成
されたのち、受型材7をパイプ材1から抜き取ら
れて、第4図および第5図に示すようなポンチ係
合部付きパイプ材11が製造される。このポンチ
係合部付きパイプ材11におけるポンチ係合部1
0の内側の円弧状内向き突出面2は、パイプ材1
の中空部の外側に円弧中心12を有し、かつパイ
プ材1の内面の端部に屈折連設されている。
第6図ないし第9図はこの発明において使用で
きるポンチ係合部付きアルミニウム製パイプ材の
第2製造例を示すものであつて、まず第6図に示
すように、先端周縁に円弧状断面の環状切欠部1
3を備えている2本の受型14がアルミニウム製
パイプ材1内に挿入されると共に、各受型14の
先端面が当接され、かつ各受型14の環状切欠部
13によりほぼ円弧状断面の環状溝15が形成さ
れる。
次に第7図に示すように、環状溝15に対向す
るように配置されたロール16により、パイプ材
1を環状溝15の面に接触するように屈曲変形さ
せて、円弧状断面のポンチ係合部10を形成した
のち、各受型14をパイプ材1から抜き取り、次
いで第8図に示すように、前記円弧状断面のポン
チ係合部10をその中央部で切断して、第9図に
示すようなポンチ係合部付きパイプ材11を製造
する。
このポンチ係合部付きパイプ材11におけるポ
ンチ係合部10の内側の円弧状内向き突出面2
は、パイプ材1の中空部の外側に円弧中心を有
し、かつパイプ材1の内面の端部に屈折連設され
ている。
前述のように構成されたポンチ係合部付きパイ
プ材11を使用して、シリンダ材をしごき加工に
より製造する場合は、第10図に示すように、円
形断面のポンチ3をポンチ係合部付きパイプ材1
1におけるパイプ材1内に挿入すると共に、ポン
チ3の先端周縁を前記円弧状内向き突出面2の基
端縁に係合した状態で、第11図で示すように、
支承台17上に重ねて固定されているダイス4お
よびガイド兼押え部材18に、ポンチ係合部付き
パイプ材11をポンチ3により押圧しながら通過
させて、パイプ材1のしごき加工を行ない、アル
ミニウム製シリンダ材を製造する。
この発明を実施する場合、第12図に示すよう
に、ポンチ3の先端に台形凹部19を設けて、θ
=40°〜60°の環状鋭角刃を設けてもよい。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように構成されているので、
以下に記載するような効果を奏する。
パイプ材1の端部に弯曲加工を施して、パイプ
材1の中空部の外側に円弧中心を有する円弧状内
向き突出面2を、パイプ材1の内周面に屈折連設
し、前記パイプ材1内に挿入したポンチ3の先端
周縁を、前記円弧状内向き突出面2の基端部に係
合した状態で、前記パイプ材1をダイス4に通し
てしごき加工を行なうので、ポンチ3がパンチ材
1に対し滑り移動するのを簡単な手段によつて確
実に防止することができ、かつパイプ材1の端部
に屈曲連設されるポンチ係合部10を短くするこ
とができるので、しごき加工を行なつたのち行な
うポンチ係合部付きパイプ材11の切り捨て量を
少なくできて経済的であり、さらにパイプ材1の
端部に大角度の曲げ加工を施さなくても、ポンチ
3の先端をずれ動かないように確実に係合できる
ポンチ係合部10を形成できるので、強度の大き
いポンチ係合部10を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の実施例におい
て用いられるポンチ係合部付きアルミニウム製パ
イプ材1の第1製造例を示すものであつて、第1
図は受型材の一部を示す側面図、第2図は受型材
をパイプ材内の所定位置に挿入した状態を示す一
部縦断側面図、第3図はパイプ材の端部にポンチ
係合部を形成している状態を示す一部縦断側面
図、第4図は製造されたポンチ係合部付きパイプ
材の一部を示す縦断側面図、第5図は第4図の一
部を拡大して示す縦断側面図である。第6図ない
し第9図はこの発明において使用できるポンチ係
合部付きアルミニウム製パイプ材の第2製造例を
示すものであつて、第6図は2本の受型をパイプ
材内に挿入した状態を示す一部縦断側面図、第7
図はパイプ材にポンチ係合部を形成している状態
を示す一部縦断側面図、第8図はパイプ材に形成
されたポンチ係合部の切断した状態を示す縦断側
面図、第9図は製造されたポンチ係合部付きパイ
プ材を示す一部縦断側面図である。第10図はポ
ンチを挿入したポンチ係合部付きパイプ材の下端
部をダイスの上方に配置した状態を示す縦断側面
図、第11図はパイプ材のしごき加工を行なつて
いる状態を示す縦断側面図、第12図はパイプ材
に挿入係合されるポンチ形状態の他の例を示す一
部縦断側面図である。 図において、1はアルミニウム製パイプ材、2
は円弧状内向き突出面、3はポンチ、4はダイ
ス、5は金属製ロツド、6は短円筒体、7は受型
材、9はロール、10はポンチ係合部、11はポ
ンチ係合部付きパイプ材、13は環状切欠部、1
4は受型、15は環状溝、16はロールである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルミニウム製パイプ材1の端部に、パイプ
    材中心側に向かう弯曲加工を施して、パイプ材1
    の中空部の外側に円弧中心を有する円弧状内向き
    突出面2を、パイプ材1の内周面に屈折連設し、
    前記パイプ材1内に挿入したポンチ3の先端周縁
    を、前記円弧状内向き突出面2の基端部に係合し
    た状態で、前記パイプ材1をダイス4に通してし
    ごき加工を行なうアルミニウム製シリンダ材の製
    造方法。
JP1175715A 1989-07-10 1989-07-10 アルミニウム製シリンダ材の製造方法 Granted JPH0342131A (ja)

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JP1175715A JPH0342131A (ja) 1989-07-10 1989-07-10 アルミニウム製シリンダ材の製造方法

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JPH0342131A JPH0342131A (ja) 1991-02-22
JPH0367769B2 true JPH0367769B2 (ja) 1991-10-24

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JP2021037544A (ja) * 2020-11-04 2021-03-11 ユニバーサル製缶株式会社 ボトル缶の製造方法

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