JPH0367689A - 感熱記録媒体及び感熱記録媒体オーバーコート用樹脂組成物 - Google Patents

感熱記録媒体及び感熱記録媒体オーバーコート用樹脂組成物

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JPH0367689A
JPH0367689A JP1254805A JP25480589A JPH0367689A JP H0367689 A JPH0367689 A JP H0367689A JP 1254805 A JP1254805 A JP 1254805A JP 25480589 A JP25480589 A JP 25480589A JP H0367689 A JPH0367689 A JP H0367689A
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Naoto Kidokoro
直登 城所
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平林 諭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱記録媒体および感熱記録媒体オーバーコー
ト用樹脂組成物に関する。詳しくは基材上に感熱発色層
とオーバーコート層とが設けられた感熱記録媒体、およ
びこの感熱記録媒体オーバーコート用樹脂組成物に関し
、特に表面光沢性およびヘッドマツチング性を向上せし
めたものである。
〔従来の技術〕
感熱紙に代表される感熱記録媒体は、ロイコ化合物等の
発色剤物質と呈色剤である酸性物質とを別々に、あるい
は有機酸金属塩等の発色剤と呈色剤である有機還元剤と
を別々に、水溶性結合剤又は有機溶剤性結着剤を含む水
又は有機溶剤の媒体中で微細粒子状に分散し、両者を混
合して紙、合成紙、合成樹脂フィルム等の基材上に塗布
したものである。かかる感熱記録媒体は数μm以下の微
粒子分散体を基材上に塗布し、乾燥することによりつく
られているため、表面には数μm以下の、微粒子が並び
凹凸があり、光沢が低い欠点を有している。高光沢の表
面をもつ感熱記録媒体を得る技術としては、中間層を感
熱記録層上に設け、しかるのちペンタエリスリトールト
リアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシ
アヌレート等の多官能上ノマーを含む電子線硬化型樹脂
をオーバーコートする方法が知られており(特開昭63
−197687号公報)、この方法で得られる感熱記録
媒体は、オーバーコート層の耐熱性が高く、スティッキ
ングやカス付着が生じないという利点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記感熱記録媒体上のオーバーコート層は、強
靭性に欠けるため、熱ヘツド又は熱ペンがあたると割れ
たり、削れたりして、オーバーコート層の樹脂片が熱ヘ
ツド又は熱ペンと感熱記録媒体の間にはさまり、熱伝達
を阻害するため、プリント抜けを生じ易く、いわゆるヘ
ッドマツチング性が悪いという欠点を有している。この
欠点は合成樹脂からなる基材を用いた場合に特に顕著に
表われる。
ン 〔課題を解決するための手段〕 本発明者等は、かかる現状に鑑み、高光沢の表面をもち
、プリント抜けのない、いわゆるヘッドマツチング性に
優れた感熱記録媒体を得ることを目的として鋭意研究し
た結果、オーバーコート用樹脂組成物として、以下に述
べる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を用いてなる感
熱記録媒体は、それがたとえ合成樹脂からなる基材を用
いたものであっても、上記のような欠点がないことを見
い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、 基材上に、感熱発色層と、窒素原子および炭素原子を含
む複素6員環(b1)をも含有する分子量が480〜3
.000の多官能ラジカル重合性不飽和化合物(A)を
含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を活性エネ
ルギー線硬化させてなるオーバーコート層を有すること
を特徴とする感熱記録媒体、基材上に、感熱記録層と、
トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレート変性物
の(メタ)アクリレートを含有する活性エネルギー線硬
化型樹脂組成物を活性エネルギー線硬化させてなるオー
バーコート層とを有することを特徴とする感熱記録媒体
、 窒素原子および炭素原子を含む複素6員環(b1)をも
含有する分子量が480〜3.000の多官能ラジカル
重合性不飽和化合物(A)を含有することを特徴とする
感熱記録媒体オーバーコート用樹脂組成物、および トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレート変性物
の(メタ)アクリレートを含有することを特徴とする活
性エネルギー線硬化型樹脂組成物を提供するものである
本発明で用いられる基材としては、通常の紙、あるいは
合成樹脂を主成分として製造した紙やフィルム、例えば
合成紙や合成樹脂フィルムが好適に使用される0合成樹
脂フィルムとしては、従来公知の合成樹脂フィルム、例
えばポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、
セルロース系フィルム、ポリアミドフィルムなどがあげ
られる。
また感熱発色層は、上記基材上に、発色剤と呈色剤とが
配合されてな、る塗液が塗布されて形成されたものであ
る。発色剤及び呈色剤の組み合わせについては、何ら限
定されるものではなく、熱によって両者が接触して呈色
反応を起こすような組み合わせであれば何れも使用可能
であり、例えば無色ないし淡色の塩基性染料と無機ない
し有機の酸性物質との組み合わせ、ステアリン酸第2鉄
等の高級脂肪酸金属塩と没食子酸のような有機還元剤の
組み合わせがあるが、画像の鮮明性の点から、塩基性染
料と酸性物質の組み合わせが好ましい。
無色ないし淡色の塩基性染料としては、例えばトリフェ
ニルメタン系、トリフェニルメタンフタリド系、フルオ
ラン系、ロイコ−オーラミン系、ジフェニルメタン系、
フェノチアジン系、フェノキサジン系、スピロピラン系
、インドリン系、インジゴ系等が代表例として挙げられ
、なかでもフルオラン系が好ましい。
また、塩基性無色染料と接触して呈色する無機ないし有
機の酸性物質としては、例えば4.4′−イソプロピリ
デンジフエノール、4−ターシャリブチルフェノール、
4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノキシ
ド、α−ナフトール、β−ナフトール、メチル−4−ヒ
ドロキシベンゾエート、ベンジル−4−ヒドロキシベン
ゾエート、4′−ヒドロキシアセトフェノン、4−ター
シャリオクチルカテコール、2.2′−ジヒドロキシジ
フェニール、2.2’−メチレンビス(4−クロロフェ
ノール)、4.4’ −セカンダリブチリデンビス(2
−メチルフェノール)、4.4’イソプロピリデンビス
(2,6−シメチルフエノール)等の各種フェノール性
物質あるいは安息香酸、サリチル酸、酒石酸、没食子酸
等の脂肪酸、芳香族カルボン酸類が代表例として挙げら
れ、なかでもベンジル−4−ヒドロキシベンゾエート、
2.2′−ジヒドロキシジフェニールが好ましい。
この発色剤と呈色剤の使用比率は、用いられる発色剤、
呈色剤の種類に応じて適宜選択されるものであるが、塩
基性染料1重量部に対し1〜50重量部、好ましくは1
〜10重量部の酸性物質が使用される。
また感熱発色層用の塗液中には、バインダーとしてポリ
ビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアク
リル酸、カゼイン、ゼラチン、デンプン、ポリビニルピ
ロリドン、ボリアクリルアミドおよびこれらの誘導体等
の水溶性結合剤が使用されてもよく、またこれらの水溶
性結合剤と併用して、例えばスチレン−ブタジェン共重
合体、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル等の水
分散型結合剤が使用されてもよい、これらバインダーは
、全固形分の10〜40重量%、好ましくは15〜30
重量%使用される。
さらに、この感熱発色層用の塗液中には必要に応じて適
宜、分散剤、紫外線吸収剤、消泡剤、蛍光染料、着色染
料、無機顔料、増感剤等が添加されてもよい。
これらの物質を含む塗液は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドグラインダー等の攪
拌、粉砕機により発色剤と呈色剤とが一緒に又は別々に
分散され、感熱発色層用の塗液とされた後に、上記基材
上に塗布されて感熱発色層となる。塗布方法については
特に限定されず、従来から周知慣用の技術に従って形成
することができ、例えばエアーナイフコーティング、バ
リバーブレードコーティング、ピュアーブレードコーテ
ィング、シラートドウェルコーティング等により、上記
塗液を塗布、乾燥する方法等によって形成される。また
塗液の塗布量についても特に限定されるものではないが
、通常乾燥重量で2〜12 g / m ” 、好まし
くは3〜10g/m!程度の範囲である。
本発明の感熱記録媒体は、かくして得られた感熱発色層
の上に、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物からなるオ
ーバーコート層が設けられたものであるが、その間に中
間層が設けられてもかまわない。この中間層に用いられ
る塗液は感熱発色層を侵さないものであれば何れでもよ
いが、一般に水系樹脂を主成分とするものが用いられる
中間層に用いられる水系樹脂としては、例えば完全ケン
化または部分ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセ
チル化ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールと
多価カルボン酸との反応物あるいはこれらの反応物のエ
ステル化物、あるいはカルボキシ変性ポリビニルアルコ
ール、スルフォン酸変性ポリビニルアルコール、オレフ
ィン変性ポリビニルアルコール、ニトリル変性ポリビニ
ルアルコール、アミド変性ポリビニルアルコール、ピロ
リドン変性ポリビニルアルコール、エポキシ変性ポリビ
ニルアルコールなどの各種変性ポリビニルアルコール、
ポリ(メタ)アクリルアミド、アルデヒド化ポリ(メタ
)アクリルアミド、ポリスチレン−無水マレイン酸共重
合体、あるいはこれらに水溶性を損なわない程度に2−
ヒドロキシエチルメタアクリル酸エステル、アクロレイ
ン、N−ビニルピロリドン、メタアクリロニトリル、酢
酸ビニル、塩化ビニル等を共重合した重合体、あるいは
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロ
ース誘導体、カゼイン、アラビアゴム、あるいは酸化澱
粉、エーテル化澱粉、ジアルデヒド澱粉、エステル化澱
粉等の澱粉類などの水溶性重合体、あるいはスチレン−
ブタジェン共重合体エマルジョン、酢酸ビニル−塩化ビ
ニル−エチレン共重合体エマルジョン、メタクリレート
−ブタジェン共重合体エマルジョン等のエマルジッン類
が挙げられる。これらの水系樹脂の中でも、各種変性ポ
リビニルアルコールおよびカゼインが好ましく、特にエ
ポキシ化ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリ
ビニルアルコール、およびカルボキシ変性ポリビニルア
ルコールがより好ましい、またこれら水系樹脂の使用量
については特に限定はされないが、塗液中の全固形分中
の含有率は、通常10〜95重量%、好ましくは15〜
90重量%の範囲とされる。
また中間層中には平滑度を高めるために、例えば炭酸カ
ルシウム、酸化アルミニウム、二酸化チタン、二酸化珪
素、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、タ
ルク、カオリン、クレー焼成クレー、コロイダルシリカ
等の無機顔料、スチレンマイク・ロボール、ナイロンパ
ウダー、ポリエチレンパウダー、尿素・ホルマリン樹脂
フィラー、生澱粉粒等の有機粉末等の顔料を添加するこ
ともでき、一般に樹脂成分100重量部に対して5〜5
00重量部、好ましくは80〜350重景部程度の範囲
で配合される。
さらに、必要に応じて耐水化剤、滑剤、界面活性剤、紫
外線吸収剤、消泡剤、蛍光染料、着色染料等の各種助剤
が適宜添加されてもよい。
そして中間層を形成するための塗液は、一般に水性系塗
液として調整され、必要に応じて旦キサ、アトライター
、ボールミル、ロールミル等の混合・攪拌機によって十
分混合分散された後、各種公知の塗布装置により感熱発
色層上に塗布される。この塗液の塗布量は、特に限定さ
れないが、0.1g/m”未満では本発明の所望の効果
を充分に得ることができず、また、20g/m”を越す
と感熱記録媒体の記録感度を著しく低下させる恐れがあ
るため、一般には乾燥重量0.1〜20g/m”、好ま
しくは0.5〜10g/m”程度の範囲で調節されるの
が望ましい。
本発明の感熱記録媒体では、かくして形成された1層も
しくは2層以上の中間層を有する、もしくは有しない感
熱発色層の上に、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物か
らなるオーバーコート層を設ける。
この活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、概略、ラジ
カル重合性不飽和化合物(A)と、その他の活性エネル
ギー線硬化型化合物(B)と、必要に応じて活性エネル
ギー線硬化型の不飽和結合をもたない化合物(C)とを
含有するものであり、またその他の活性エネルギー線硬
化型化合物(B)は、活性エネルギー線硬化型のプレポ
リマー(b1)を必須成分として、これに必要に応じて
添加される活性エネルギー線硬化型反応性希釈剤(b2
)とからなるものが挙げられる。
上記多官能ラジカル重合性不飽和化合物(A)としては
、トリアジン環、イソシアヌレート環、シアヌレート環
等の如き窒素原子および炭素原子を含む複素6員環(b
1)をも含有する分子量480〜3.000の化合物、
好ましくは2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する
化合物を使用する。
なかでも多官能ラジカル重合性不飽和化合物(A)とし
ては、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレート
変性物の(メタ)アクリレートが好ましく、特にアルキ
レンオキサイド、ε−カプロラクトン、エピハロヒドリ
ン、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸無水物又はポリイ
ソシアネートと、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシ
アヌレートとからなり、かつ(メタ)アクリロイル基を
2個以上有するものが好ましい。
例えば、トリ(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
ト1モルに対しアルキレンオキサイド0.5〜3モルを
開環付加してなるアルコールとカルボン酸基をもつ(メ
タ)アクリル化合物を反応させてなるポリ(メタ)アク
リル酸エステル;トリ(2−ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレート1モルに対しε−カプロラクトン0.5〜3
モルを開環付加してなるアルコールと、カルボン酸基を
有する(メタ)アクリル化合物とを反応させてなるポリ
(メタ)アクリル酸エステル;トリス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレート1モルに対しポリカルボン酸
無水物0.5〜3モルと、カルボン酸基を有する(メタ
)アクリル化合物及び/又は水酸基を有する(メタ)ア
クリル化合物とを反応させてなるポリエステルポリ(メ
タ)アクリル酸エステル;トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレートを10モル%以上含有する多価ア
ルコールとポリカルボン酸無水物とカルボン酸基を有す
る(メタ)アクリル化合物とを反応させてなるポリエス
テルポリ(メタ)アクリル酸エステル;トリス(2−ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート1モルに対しエビク
ロルドリン0.5〜3モルを反応してえられる化合物と
、カルボン酸基を有する(メタ)アクリル化合物とを反
応させてなるエポキシポリ(メタ)アクリレート;トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート1モルに
対しポリイソシアネート0.5〜3モルを付加してなる
化合物に水酸基を有する(メタ)アクリル化合物を反応
させてなるポリウレタンポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル;一般式(1)(CHzCH−0→TH ・・・・・・ (1) 〔ただし、式中R4は水素原子またはメチル基を表し、
R3は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を表す
ものとし、nは1〜20の整数を表す、〕で示されるイ
ソシアヌル酸誘導体とポリイソシアヌレート化合物の一
種または二種以上の反応により得られるラジカル重合性
不飽和化合物等がある。
ここで用いるトリス(2−ヒドロキシアルキル)イソシ
アヌレートとしては、なかでもトリス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレートが好ましい。
また、アルキレンオキサイドとしては、例えばエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド等が、エピハロヒドリンとしては、例えばエピクロル
ヒドリン、エビブロモヒドリン等が、ポリカルボン酸と
しては、例えばマレイン酸、コハク酸、ドデセニルコハ
ク酸、イタコン酸、シトラコン酸、アジピン酸、ヘキサ
ヒドロフタル酸、メチルへキサヒドロフタル酸、テトラ
ヒドロフタル酸、メチルへキサヒドロフタル酸、フタル
酸、テトラクロルフタル酸、ナジック酸、メチルナジッ
ク酸等が、ポリカルボン酸無水物としては、例えば上記
ポリカルボン酸の無水物が、ポリイソシアネートとして
は、例えばトリレンジイソシアネート、4,4−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイ
ソシアネート)、トリメチルへキサメチレンジイソシア
ネート等が、それぞれ挙げられる。
更にカルボン酸基を有する(メタ)アクリル化合物とし
ては、例えば(メタ)アクリル酸、β−カルボキシエチ
ル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシエチル(メタ
)アクリレート/無水フタル酸の1モル/1モル反応物
、β−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート/無水
フタル酸の1モル/1モル反応物、β−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート/無水マレイン酸の1モル/1
モル反、応物、β−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート/無水マレイン酸の1モル/1モル反応物、β−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート/無水コハク酸
の1モル/1モル反応物、β−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート/無水コハク酸の1モル/1モル反応
物等が、また、水酸基を有する(メタ)アクリル化合物
としては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
、グリシドールジ(メタ)アクリレート、アクリロキシ
グリシドール(メタ〉アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ (メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールへブタ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチ
ル(メタ〉アクリレート、ブタジオールモノ (メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ (メタ
)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ (メタ
)アクリレート、ビス(アクリロキシエチル)ヒドロキ
シエチルイソシアヌレート、カプロラクトン(メタ)ア
クリレート、カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、エピクロルヒドリン変性ブチル
(メタ)アクリレート、フェノキシヒドロキシプロピル
(メタ〉アクリレートなどが、それぞれ挙げられる。
活性エネルギー線硬化型化合物(B)中に含有される活
性エネルギー線硬化型のプレポリマー(b2)としては
、例えば、 (1)  ボノエーテル(メタ〉アクリレート系プレポ
リマー 具体例としては、1,2.6−ヘキサントリオール/プ
レピレンオキシド/アクリル酸、トリメチロールプロパ
ン/エチレンオキシド/メタクリル酸、トリメチロール
プロパン/プロピレンオキシド/アクリル酸、ペンタエ
リスリトール/エチレンオキシド/アクリル酸から台底
されたポリエーテル(メタ)アクリレート: (2)ポリエステル(メタ)アクリレート系プレポリマ
ー 具体例としては、アジピンM/1.6−ヘキサンジオー
ル/アクリル酸、コハク酸/l、4−ブタンジオール/
アクリル酸、コハク酸/トリメチロールエタン/アクリ
ル酸、セパチン酸/1.6−ヘキサンジオール/メタク
リル酸等から台底されたポリエステル(メタ)アクリレ
ート: (3)ポリオール(メタ)アクリレート系プレポリマー 具体例としては、ペンタエリスリトールペンタアクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ジペ
ンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリ
スリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトー
ルへキサメタクリレート、2.2−ビス(4−アクリロ
キシエトキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(4−
アクリロキシジェトキシフェニル)プロパン、2.2−
ビス(4−メタクリロキシジェトキシフェニル)プロパ
ン、2.2−ビス(4−アクリロキシプロポキシフェニ
ル)プロパン等の(メタ)アクリレート又はポリオール
(メタ)アクリレート; (4)  エポキシ(メタ)アクリレート系プレポリマ
ー 具体例としては、ジグリシジルエーテル化ビスフェノー
ルA/アクリル酸、ジグリシジルエーテル化ポリビスフ
ェノールA/アクリル酸、トリグリシジルエーテル化グ
リセリン/アクリル酸、トリグリシジルエーテル化トリ
メチロールエタン/メタクリル酸、ジグリシジルエーテ
ル化アニリン/アクリル酸等のエポキシ(メタ)アクリ
レート;(5)  アミドウレタン(メタ)アクリレー
ト系プレポリマー 具体例としては、T−ブチロラクトン/N−メチルエタ
ノ−ルアξン/ビス(4−イソシアナトシクロへキシル
)メタン/2−ヒドロキシエチルアクリレート、γ−ブ
チロラクトン/N−メチルエタノールアミン/2,6−
トリレンジイソシアネート/テトラエチレングリコール
/2−ヒドロキシエチルアクリレート等のアミドウレタ
ン(メタ)アクリレート; (6)  ウレタン(メタ)アクリレート系プレポリマ
ー 具体例としては、2.6− )リレンジイソシアネート
ジアクリレート、イソホロンジイソシアネートジアクリ
レート、イソホロンジイソシアネートジメタクリレート
、ヘキサンジオール/イソホロンジイソシアーネト/2
−ヒドロキシエチルアクリレートから台底されたウレタ
ンアクリレート、ヘキサメチレンジイソシアネートジア
クリレート等のウレタンアクリレート; (7)スピロアセクール(メタ)アクリレート系プレポ
リマー 具体例としては、ジアクリデンベンタエリスリット/2
−ヒドロキシエチルアクリレートから台底されたスピロ
アセタールアクリレート;(8)ポリブタジェン(メタ
)アクリレート系プレポリマー 具体例としては、エポキシ化ブタジェン/2−ヒドロキ
シエチルアクリレートから台底されたアクリル化ポリブ
タジェン等が挙げられる。
なかでも、耐熱性、耐摩耗性に優れる点で、一般式(2
): も3個以上が一般式: CHt−C−COO−Rt−(
式中、Rt は水素原子又はメチル基を表し、R8は単
結合、炭素原子数1〜8のアルキレン基又は炭素原子数
1〜8のアルキレン基を有するポリオキシアルキレン基
を表す。)で示される基を表し、残余が炭素原子数1〜
8のアルキル基、水酸基、アミノ基、式ニー←oR3h
H(式中、R1は炭素原手数1〜8のアルキレン基を表
し、mは正の整数である。)で示される基又は式: −
←ORs h OH(式中、R1及びmは前記と同じで
ある。)で示される基を表す、〕で示される化合物を使
用するのが好ましい。
上記一般式(2)で示される化合物の具体例としては、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトール
テトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタア
クリレート、ジペンタエリスリトールへキサアクリレー
ト、トリペンタエリスリトールペンタアクリレート、ト
リペンタエリスリトールへキサアクリレート、トリペン
タエリスリトールヘプタアクリレート等があげられる。
そしてこの活性エネルギー線硬化型のプレポリマー(b
2)は、一種または二種以上混合されて使用されること
もできる。
また、このプレポリマー(b2)の粘度を調整するため
に、活性エネルギー線硬化型反応性希釈剤(b8)を併
用することができる。この活性エネルギー線硬化型反応
性希釈剤(bg)としては、例えば(メタ)アクリル酸
、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレ
ート、デシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ
)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、
メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル
(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリ
レート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、シキロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ
)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート
、エトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリ
レート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェ
ノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
アルキルフェノキシポリアルキレングリコール(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリオ
キシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート、
ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペ
ンテニルオキシアルキル(メタ)アクリレート、ジシク
ロペンテニルオキシポリアルキレングリコール(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ロイルフォスフェート、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ポリフルオロアルキル(メタ)アクリレート、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、プロパンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオール(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、
ポリアルレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ〉ア
クリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリロイルモルホリン、N−メチル(メタ)アク
リルアミド、L、 N−ジメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N、N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリル
アミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアくド、
N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−n−
ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N、N−メチ
レンビス(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、1.3−ジ(メタ)アクリルアミ
ドメチル2イ電ダシリン、グリシジル(メタ)アクリレ
ート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、グリセロ
ールモノ(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)
アクリレートアルキレート、グリセロール(メタ)アク
リレ10/90、好ましくは60/40〜20/80の
範囲である。ここでラジカル重合性不飽和化合物(A)
の配合量を上記範囲に限定したのは、この範囲で塗膜の
強靭性、耐熱性が充分に改善され、かつ塗膜の形成性が
良好であるためである。
また上記の反応性希釈剤(b2)は、塗液の粘度を調整
する作用を有しており、その配合量は、樹脂分、すなわ
ち(A)と(b1)と、更に必要により(b1)と(C
)の合計量100重量部に対して通常0〜60重量部で
ある。なかでも塗膜の強靭性が充分に得られ、また塗膜
表面の硬化性が良好であるためには、10〜50重量部
がより好ましい。
また上記活性エネルギー線硬化性の不飽和結合をもたな
い化合物(C)は、硬化収縮を低減させて強靭性を付与
する作用を有しており、その配合量は、樹脂分、すなわ
ち(A)と(b1)と、更に必要により(b3)と(C
)の合計量100重量部に対して通常0〜40重量部で
ある。なかでも充分な耐熱性が得られる点で、5〜35
重量部の範囲が好ましい。
またこの樹脂組成物中には、必要に応じて各種添加剤を
添加することもでき、所望により溶剤で希釈することも
できる。添加剤としては、熱重合禁止剤、有機シラン系
化合物、レベリング剤、消泡剤、スリップ剤、ピンホー
ル・クレータ−防止剤、濡れ改良剤などの塗面改良剤、
可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、導電
性付与剤、蛍光物質、着色剤などがある。なかでも、感
熱発色層または中間層との密着性を向上させるために、
有機シラン系化合物の添加が好ましい、アごノプロビル
トリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
β(N−ビニルベンジルアミノエチル)−T−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザンな
どのアミノ基を有するシランカップリング剤、β−(3
,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ンなどのエポキシ基を有するシランカップリング剤、3
−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどのメルカ
プト基を有するシランカップリング剤などが好適に使用
される。
そして、このような活性エネルギー線硬化型樹脂組成物
は、上記中間層上あるいは感熱発色層上に塗布され、活
性エネルギー線によって硬化されて、オーバーコート層
となる。
ここで活性エネルギー線とは、紫外線および電子線、β
線、γ線のような電離性放射線をいうが、紫外線を用い
る場合には、上記(b1)および(b2)成分として、
重合体基に(メタ)アクロイルオキシ基またはアクロイ
ルオキシ基を少なくとも一つ以上有する化合物を一種も
しくは2種以上用いるのが好ましい。
また紫外線を用いる場合には、上記樹脂組成物中に光重
合開始剤及び/又は光増感剤を含有させることが好まし
く、電子線、γ線のような電離性放射線を用いる場合に
は光重合開始剤や光増感剤を含有させなくとも速やかに
硬化するので、特に添加する必要はない、この光重合開
始剤としては、例えばベンゾイン、ベンゾフェノン等の
カルボニル化合物、テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド等のイオウ化合物、アゾビスイソブチロニトリル、等
のアゾ化合物、ジターシャリ−ブチルバーオキシド等の
パーオキシド化合物などが好適に使用され、また光増感
剤としては、例えば脂肪族アミン、芳香族アミンなどの
アミン化合物、0−トリルチオ尿素などの尿素類、ナト
リウムジエチルジチオホスフェート等のイオウ化合物、
N、N−ジ置換p −アミノベンゾニトリル化合物など
のニトリル類、トリーn−ブチルホスフィンなどのリン
化合物、N−ニトロソヒドロキシアミン誘導体などのそ
の他の窒素化合物などが好適に使用される。これらの光
重合開始剤及び光増感剤は、上記活性エネルギー線硬化
型樹脂組成物100重量部に対して0.01〜10重量
部の範囲で用いるのが通常であり、好ましくは1〜8重
量部の範囲である。添加量が10重量部を越えると貯蔵
安定性が悪くなるので好ましくない。
このようにして各配合物が配合されて得られた樹脂組成
物は、ξキサー等の適当な混合攪拌機によって充分混合
された後、上記中間層あるいは感熱発色層上に塗布され
るが、必要に応じて加温して粘度を調節することもでき
る。
塗布方法は、例えばグラビアコート、ロールコート、エ
アナイフコート、キスコート、スプレーコート、かけ渡
しコート、デイツプコート、スピンナーコート、ホイラ
ーコート、刷毛塗り、シルクスクリーンによるベタコー
ト、ワイヤーバーコード、フローコート等があり、また
オフセット印刷、活版印刷等の印刷方式でもよい、なか
でもグラビアコート、ロールコート、エアナイフコート
、フローコートは、高光沢後表面をもった塗面が得られ
る点で好ましい、オーバーコート用樹脂組成物の塗布量
については、必ずしも限定されないが、通常0.1〜2
0g/+”、より好ましくは0.5〜108ノ11!の
範囲がよい。
尚、硬化に際しては、活性エネルギー線だけではなく、
熱を併用して硬化させることもできるが、感熱記録媒体
を発色させない程度の加熱でなくてはならない、熱およ
び活性エネルギー線を併用して硬化させる場合には、オ
ーバーコート用樹脂組成物中にラジカル重合開始剤およ
び硬化促進剤を入れることもできる。ラジカル重合開始
剤の具体例としては、ベンゾイルパーオキサイド、t−
ブチルパーベンゾエートなどがあげられ、上記樹脂組成
物100重量部に対し、通常0.01〜10重量部添加
される。硬化促進剤としては、ナフテン酸コバルト、ナ
フテン酸亜鉛、ジメチルアニリン、ジブチルスズラウレ
ートなどがあげられ、上記樹脂組成物100重量部に対
して通常0.001〜5重量部、好ましくはo、oos
〜4重量部の範囲で用いられる。
なお、活性エネルギー線と熱を併用して硬化させる場合
、どちらが先でもかまわない、すなわち熱により硬化さ
せた後、活性エネルギー線により硬化させてもよく、活
性エネルギー線を照射した後、熱硬化させてもよい、ま
た加熱しながら活性エネルギー線を照射してもよい。
紫外線、電子線などの活性エネルギー線を照射する雰囲
気としては、窒素ガス、炭酸ガスなどの不活性ガス雰囲
気あるいは酸素濃度を低下させた雰囲気がもちろん好ま
しいが、通常の空気μ囲気でもよい。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、も
ちろんこれらに限定されるものではない。
また、特にことわらない限り、例中の部および%はそれ
ぞれ重量部および重量%を示す。
(実施例1) ■(1)液(発色剤分散剤液)調製 ステアリン酸ア逅ド 10.0部 計              47.5部この組成物
をペイントシェーカーで平均粒子径3μmとなるまで粉
砕した。
■(n)液(呈色剤分散液)調製 ビスフェノールA           17.5部炭
酸カルシウム           17.5部10%
ポリビニルアルコール水溶液   7.5部計    
          92.5部このmt物をペイント
シェーカーで平均粒子径3μ−となるまで粉砕した。
■記録層の作成 C1)液               47.5部(
n)液              92.5部40%
グリオキザール水溶液     2.5部lO%ポリビ
ニルアルコール水11   25.5部計      
        175.0部この組成物を十分に攪拌
混合し、50%トリエタノールアミン水溶液でp)lを
8に調整して、感熱記録層用塗液を得た。
得られた塗液を、市販の合成紙(王子油化合戒紙製ユボ
FPG#60)の表面に、マイヤーバーを用いて乾燥後
の塗布量が8g/lになる様に塗布し、50″Cの乾燥
機で乾燥硬化させ感熱記録媒体を得た。
■中間層の形成 炭酸カルシウム            10部水 計               120部この組成物
をペイントシェーカーで分散したのち、この塗液を前項
で得られた感熱記録媒体の記録層上に、マイヤーバーを
用いて乾燥後の塗布量が4g / m tになるように
塗布し、50℃の乾燥機で乾燥硬化させ、中間層を有す
る感熱記録媒体を作成した。
■オーバーコート層の形成 中間層を有する感熱記録媒体の中間層の上に表−1で示
す組成のオーバーコート用樹脂組成物を乾燥塗布量が4
g/lとなるように塗布し、紫外線ランプ(アイキュア
ーライトHO3−L31アイグラフィックス■製、3灯
)を用いランプからの距離17C11、搬送スピード3
0m/1分で紫外線を照射し、塗層を硬化させて、本発
明のオーバーコート層を有する感熱記録媒体を得た。
(実施例2〜4) オーバーコート層として表1に示す組成物を使用した以
外は実施例1と同様にして、オーバーコート層を有する
感熱記録媒体を得た。
(実施例5〜10) 感熱記録層用塗液を塗布する基材として表面処理された
ポリエステルフィルム(東し■社製ルξラーF60)を
用い、また中間層として下記の組成物を用い、 炭酸カルシウム 水 10部 20部 計               130部オーバーコ
ート層として表1に示す組成物を使用した以外は、実施
例1と同様にしてオーバーコート層を有する感熱記録媒
体を得た。
(実施例11) オーバーコート層として表1に示す組成物を使用し、エ
レクトロカーテン型電子線照射装置(CB150型、F
SI社製)により、4 Mradを照射して塗膜を硬化
させた以外は実施例10と同様にして、オーバーコート
層を有する感熱記録媒体を得た。
(実施例12) 感熱記録層用塗液を塗布する基材として、坪量45g/
m”、厚さ50μ−の原紙に下記の組成物を乾燥後の塗
布量が5g/lとなるように塗布し、乾燥後、200k
Vの加速電圧で3Mradの吸収線量の電子線をあて、
その後カレンダリングをしてベック平滑度で2000秒
の表面平滑性をもたせた紙を使用し、 ジエチレングリコールジアクリレート10部メチルエチ
ルケトン          20部計       
        100部オーバーコート層として表1
に示す組成物を使用した以外は、実施例5と同様にして
オーバーコート層を有する感熱記録媒体を得た。
(実施例13) 中間層として、下記の組成物を用い、 炭酸カルシウム 水 10部 10部 計               120部オーバーコ
ート層として表1に示す組成物を使用した以外は、実施
例12と同様にして感熱記録媒体を得た。
(実施例14) オーバーコート層として表1に示す組成物を使用した以
外は実施例1と同様にして感熱記録媒体を得た。
(実施例15) 紫外線の照射を行った後に、さらに60℃で5分間塗膜
を硬化させ、次いで室温で24時間放置した以外は実施
例14と同様にして、オーバーコート層を有する感熱記
録媒体を得た。
(比較例1〜4) オーバーコート層として表1に示す組成物を使用した以
外は、実施例1と同様にして、オーバーコート層を有す
る感熱記録媒体を得た。
以上のようにして得られた各実施例および比較例の感熱
記録媒体の品質性能試験を以下の様に行ない、その結果
をまとめて表2に示す。
1) スティッキング:市販の画像プリンター[ソニー
■製UP−701]で感熱記録媒体を印字した際、サー
マルヘッドへの試料の粘着状態を目視により判定した。
粘着なしく極めて良い)O1粘着なしく良い)○、粘着
なしく普通)Δ、粘着あり(悪い)×、粘着あり(著し
く悪い)××。
2) カス付着:前記の画像プリンターで感熱記録媒体
を印字した際、サーマルヘッドへのカス付着の状態を目
視により判定した。
カス付着なしく極めて良い)◎、カス付着なしく良い)
○、カス付着なしく普通)Δ、カス付着あり(悪い)×
、カス付着あり(著しく悪い)××。
3) プリント抜け:前記画像プリンターが感熱記録媒
体を印字した際、画像面に連続的にでるプリント抜けの
状態を目視により判定した。
プリント抜けなしく極めて良い)◎、プリント抜けなし
く良い)O、プリント抜けなしく普通)Δ、プリント抜
けあり(悪い)×、プリント抜けあり(著しく悪い)×
×。
4)印字濃度:前記の画像プリンターで印字(ベタ黒)
した濃度をマクベス反射濃度計(RD−100R,マク
ベス社製)で測定した。
5)光沢度:印字発色前の感熱記録媒体表面の光沢をデ
ィジタル光沢針(GM−3D、村上色彩技術研究新製)
で60”入射角で測定した。
1)  THEIC−3CL3A :  )リス−2−
ヒドロキシエチルイソシアヌレート/ε−カプロラクト
ン−1モル/3モルにアクリル酸3.15モルを反応さ
せたもの(分子量765) 2)  THEIC−CL3A :  )リス−2−ヒ
ドロキシエチルイソシアヌレート/ε−カプロラクトン
−1モル/1モルにアクリル酸3.15モルを反応させ
たもの(分子量537) 3)  THEIC−3G3A :  )リス(2−ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート/エピクロルヒドリ
ン−1モル/3モルにアクリル酸3モルを反応させたも
の(分子量645) 4)  THEIC−3PA3A :  )リス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレート/無水フタル酸−
1モル/3モルにβ−ヒドロキシエチルアクリレート3
モルを反応させたもの(分子量999)5)  THE
IC−uA :  ジアクリロキシエチルモノヒドロキ
シエチルイソシアヌレート/ヘキサメチレンジイソシア
ネート−365部/84部反応物(分子量926) 6)  TItHIC3A :   )リス(2−ヒド
ロキシエチル)イソシアヌル酸のトリアクリル酸エステ
ル(分子量423) ?)TAP:)リアクリルホルマール(分子量249) 8)  DP6A :  ジペンタエリスリトールへキ
サアクリレート(分子量547) 9)  PN3A :  ペンタエリスリトールトリア
クリレート(分子量298) 10)エポキシアクリレート: リポキシ5P−150
9〔昭和高分子■社製〕 11) ウレタンアクリレート: エベクリル220(
ベルギー国UCB社製) 12) flEA :   ヒドロキシエチルアクリレ
ート13) N−VP :  N−ビニルピロリドン1
4)PA:2−アクリロイルオキシエチルフォスフェー
ト 15)口EAEA :  ジエチルアミノエチルアクリ
レート 16) AA :  アクリル酸 17) 3P2A :  )リプロピレングリコールジ
アクリレート 18〉アクリルポリマーA: ブチルメタクリレート/
メチルメタクリレート−60/40のコポリマー、78
50℃ 19)高分子量3級アよン: ベルギー国UCB社製つ
ベクリルP115 20〉高分子量ベンゾフェノン: ベルギー国UCB社
製つベクリルP36 21) CADOX B−CH2O:  化薬ヌーリー
■製パーオキサイド 22)エポキシシラン: T−グリシドキシプロビルト
リメトキシシラン 23)アミノシラン:N−(β−アξノエチル)T−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン24)カヤセット
ブルーN: 日本化薬■製染料〔発明の効果〕 以上のように、本発明の感熱記録媒体は、基材上に、感
熱発色層と、多官能ラジカル重合性不飽和化合物を含有
する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物からなるオーバ
ーコート層を有するものであるので、優れた表面光沢性
を有しているうえに、熱ペンまたは熱ヘツドによる加熱
発色時にあっても感熱記録媒体の成分が溶融して熱ペン
または熱ヘツドに粘着(スティッキング)する不都合が
ない。また発色画像も鮮明で、画像のゆがみや紙送り等
の不都合や、あるいは熱ペンまたは熱ヘツドの摩耗、プ
リント抜は等の問題もない、いわゆるヘッドマツチング
性の優れた感熱記録媒体である。
特に合成紙や合成樹脂シートを基材として使用した場合
にあっても、優れた表面光沢性を維持しつつ、しかもプ
リント抜けの発生のない感熱記録媒体を得ることができ
る。また、強靭性、耐熱性、耐摩耗性等の各性能も極め
て優れている利点がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材上に、感熱発色層と、窒素原子および炭素原子
    を含む複素6員環骨格を有する分子量が480〜3,0
    00の多官能ラジカル重合性不飽和化合物(A)を含有
    する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を活性エネルギ
    ー線硬化させてなるオーバーコート層とを有することを
    特徴とする感熱記録媒体。 2、多官能ラジカル重合性不飽和化合物(A)が、2個
    以上の(メタ)アクリロイル基を有するものである請求
    項1記載の感熱記録媒体。 3、多官能ラジカル重合性不飽和化合物(A)が、アル
    キレンオキサイド、ε−カプロラクトン、エピハロヒド
    リン、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸無水物又はポリ
    イソシアネートと、トリス(ヒドロキシアルキル)イソ
    シアヌレートとからなり、かつ2個以上の(メタ)アク
    リロイル基を有するものである請求項1記載の感熱記録
    媒体。 4、基材が合成樹脂からなるものである請求項1記載の
    感熱記録媒体。 5、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が、多官能ラジ
    カル重合性不飽和化合物(A)以外の活性エネルギー線
    硬化型プレポリマー(b_1)をも含有するものである
    請求項1記載の感熱記録媒体。 6、活性エネルギー線硬化型プレポリマー(b_1)が
    、一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) 〔式中、nは0〜4の正数であり、Xは少なくとも3個
    以上が一般式:▲数式、化学式、表等があります▼(式
    中、 R_1は水素原子またはメチル基を表し、R_2は単結
    合、炭素原子数1〜8のアルキレン基または炭素原子数
    1〜8のアルキレン基を有するポリオキシアルキレン基
    を表す。)で示される基を表し、残余が炭素原子数1〜
    8のアルキル基、水酸基、アミノ基、式:▲数式、化学
    式、表等があります▼(式中、R_3が炭 素原子数1〜8のアルキレン基を表し、mは正の整数で
    ある。)で示される基または式: ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R_3およ
    びmは前記と 同じである。)で示される基を表す。〕 で示される化合物である請求項5記載の感熱記録媒体。 7、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が、反応性希釈
    剤(b_2)をも含有するものである請求項5記載の感
    熱記録媒体。 8、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が、ラジカル重
    合性不飽和化合物(A)とその他の活性エネルギー線硬
    化型の化合物(B)と活性エネルギー線硬化性の不飽和
    結合をもたない化合物(C)とを含有し、かつこの活性
    エネルギー線硬化型の化合物(B)が、活性エルネギー
    線硬化型のプレポリマー(b_1)と、活性エネルギー
    線硬化型反応性希釈剤(b_2)とを含有してなるもの
    である請求項1記載の感熱記録媒体。 9、化合物(A)、(b_1)、(b_2)および(C
    )の配合量がそれぞれ、樹脂分〔(A)+(b_1)+
    (b_2)+(C)〕100重量部に対して、〔(A)
    +(b_1)〕が50〜95重量部、(b_2)が10
    〜50重量部、(C)が5〜35重量部であり、かつ(
    A)と(b_1)の重量比(A)/(b_1)が、60
    /40〜20/80である請求項8記載の感熱記録媒体
    。 10、基材上に、感熱記録層と、トリス(ヒドロキシア
    ルキル)イソシアヌレート変性物の(メタ)アクリレー
    トを含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を活性
    エネルギー線硬化させてなるオーバーコート層とを有す
    ることを特徴とする感熱記録媒体。 11、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレート
    変性物の(メタ)アクリレートが、アルキレンオキサイ
    ド、ε−カプロラクトン、エピハロヒドリン、ポリカル
    ボン酸、ポリカルボン酸無水物又はポリイソシアネート
    と、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートと
    からなり、かつ2個以上の(メタ)アクリロイル基を有
    するものである請求項10記載の感熱記録媒体。 12、基材が合成樹脂からなるものである請求項10記
    載の感熱記録媒体。 13、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が、一般式(
    2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) 〔式中、nは0〜4の正数であり、Xは少なくとも3個
    以上が一般式:▲数式、化学式、表等があります▼(式
    中、 R_1は水素原子またはメチル基を表し、R_2は単結
    合、炭素原子数1〜8のアルキレン基または炭素原子数
    1〜8のアルキレン基を有するポリオキシアルキレン基
    を表す。)で示される基を表し、残余が炭素原子数1〜
    8のアルキル基、水酸基、アミノ基、式:▲数式、化学
    式、表等があります▼(式中、R_3が炭 素原子数1〜8のアルキレン基を表し、mは正の整数で
    ある。)で示される基または式: ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R_3およ
    びmは前記と 同じである。)で示される基を表す。〕 で示されるプレポリマーをも含有するものである請求項
    10記載の感熱記録媒体。 14、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が、ラジカル
    重合性不飽和化合物(A)とその他の活性エネルギー線
    硬化型の化合物(B)と活性エネルギー線硬化性の不飽
    和結合をもたない化合物(C)とを含有し、かつこの活
    性エネルギー線硬化型の化合物(B)が、活性エネルギ
    ー線硬化型のプレポリマー(b_1)と、活性エネルギ
    ー線硬化型反応性希釈剤(b_2)とを含有してなるも
    のである請求項10記載の感熱記録媒体。 15、化合物(A)、(b_1)、(b_2)および(
    C)の配合量がそれぞれ、樹脂分〔(A)+(b_1)
    +(b_2)+(C)〕100重量部に対して、〔(A
    )+(b_1)〕が50〜95重量部(b_2)が10
    〜50重量部、(C)が5〜35重量部であり、かつ(
    A)と(b_1)の重量比(A)/(b_1)が、60
    /40〜20/80である請求項15記載の感熱記録媒
    体。 16、窒素原子および炭素原子を含む複素6員環骨格を
    有する分子量が480〜3,000の多官能ラジカル重
    合性不飽和化合物(A)を含有することを特徴とする感
    熱記録媒体オーバーコート用樹脂組成物。 17、多官能ラジカル重合性不飽和化合物(A)が、ア
    ルキレンオキサイド、ε−カプロラクトン、エピハロヒ
    ドリン、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸無水物又はポ
    リイソシアネートと、トリス(ヒドロキシアルキル)イ
    ソシアヌレートからなり、かつ2個以上の(メタ)アク
    リロイル基を有するものである請求項16記載の樹脂組
    成物。 18、多官能ラジカル重合性不飽和化合物(A)以外の
    活性エネルギー線硬化型プレポリマー(b_1)をも含
    有する請求項16記載の樹脂組成物。 19、活性エネルギー線硬化型プレポリマー(b_1)
    が、一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) 〔式中、nは0〜4の正数であり、Xは少なくとも3個
    以上が一般式:▲数式、化学式、表等があります▼(式
    中、 R_1は水素原子またはメチル基を表し、R_2は単結
    合、炭素原子数1〜8のアルキレン基または炭素原子数
    1〜8のアルキレン基を有するポリオキシアルキレン基
    を表す。)で示される基を表し、残余が炭素原子数1〜
    8のアルキル基、水酸基、アミノ基、式:▲数式、化学
    式、表等があります▼(式中、R_3が炭 素原子数1〜8のアルキレン基を表し、mは正の整数で
    ある。)で示される基または式: ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R_3およ
    びmは前記と 同じである。)で示される基を表す。〕 で示される化合物である請求項18記載の樹脂組成物。 20、反応性希釈剤をも含有するものである請求項18
    記載の樹脂組成物。 21、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が、ラジカル
    重合性不飽和化合物(A)とその他の活性エネルギー線
    硬化型の化合物(B)と活性エネルギー線硬化性の不飽
    和結合をもたない化合物(C)とを含有し、かつこの活
    性エネルギー線硬化型の化合物(B)が、活性エネルギ
    ー線硬化型のプレポリマー(b_1)と、活性エネルギ
    ー線硬化型反応性希釈剤(b_2)とを含有してなるも
    のである請求項16記載の樹脂組成物。 22、化合物(A)、(b_1)、(b_2)および(
    C)の配合量がそれぞれ、樹脂分〔(A)+(b_1)
    +(b_2)+(C)〕100重量部に対して、〔(A
    )+(b_1)〕が50〜95重量部、(b_2)が1
    0〜50重量部、(C)が5〜35重量部であり、かつ
    (A)と(b_1)の重量比(A)/(b_1)が、6
    0/40〜20/80である請求項21記載の樹脂組成
    物。 23、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレート
    変性物の(メタ)アクリレートを含有することを特徴と
    する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。 24、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレート
    変性物の(メタ)アクリレートが、アルキレンオキサイ
    ド、ε−カプロラクトン、エピハロヒドリン、ポリカル
    ボン酸、ポリカルボン酸無水物又はポリイソシアネート
    と、トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートか
    らなり、かつ2個以上の(メタ)アクリロイル基を有す
    るものである請求項23記載の樹脂組成物。 25、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が、一般式(
    2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) 〔式中、nは0〜4の正数であり、Xは少なくとも3個
    以上が一般式:▲数式、化学式、表等があります▼(式
    中、 R_1は水素原子またはメチル基を表し、R_2は単結
    合、炭素原子数1〜8のアルキレン基または炭素原子数
    1〜8のアルキレン基を有するポリオキシアルキレン基
    を表す。)で示される基を表し、残余が炭素原子数1〜
    8のアルキル基、水酸基、アミノ基、式:▲数式、化学
    式、表等があります▼(式中、R_3が炭 素原子数1〜8のアルキレン基を表し、mは正の整数で
    ある。)で示される基または式: ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R_3およ
    びmは前記と 同じである。)で示される基を表す。〕 で示されるプレポリマーをも含有するものである請求項
    23記載の樹脂組成物。 26、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が、ラジカル
    重合性不飽和化合物(A)とその他の活性エネルギー線
    硬化型の化合物(B)と活性エネルギー線硬化性の不飽
    和結合をもたない化合物(C)とを含有し、かつこの活
    性エネルギー線硬化型の化合物(B)が、活性エネルギ
    ー線硬化型のプレポリマー(b_1)と、活性エネルギ
    ー線硬化型反応性希釈剤(b_2)とを含有してなるも
    のである請求項23記載の樹脂組成物。 27、化合物(A)、(b_1)、(b_2)および(
    C)の配合量がそれぞれ、樹脂分〔(A)+(b_1)
    +(b_2)+(C)〕100重量部に対して、〔(A
    )+(b_1)〕が50〜95重量部(b_2)が10
    〜50重量部、(C)が5〜35重量部であり、かつ(
    A)と(b_1)の重量比(A)/(b_1)が、60
    /40〜20/80である請求項26記載の感熱記録媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7008901B2 (en) 2000-01-19 2006-03-07 Mitsui Chemicals, Inc. Emulsion for thermal recording material and thermal recording materials made by using the same

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