JPH0367526A - 植物栽培用培地およびその製造法 - Google Patents

植物栽培用培地およびその製造法

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JPH0367526A
JPH0367526A JP1203446A JP20344689A JPH0367526A JP H0367526 A JPH0367526 A JP H0367526A JP 1203446 A JP1203446 A JP 1203446A JP 20344689 A JP20344689 A JP 20344689A JP H0367526 A JPH0367526 A JP H0367526A
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JP
Japan
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fiber
fibers
medium
artificial
heat
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JP1203446A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kagiya
鍵矢 良男
Naokata Komitsu
好光 直方
Isao Ouchi
大内 勲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication of JPH0367526A publication Critical patent/JPH0367526A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は植物栽培用培地およびその製造法、待に蹟菜、
花きなど、あらゆる植物の育苗用、栽培用に適した人工
の植物栽培用培地(以下、単に人工培地という)および
その製造法に関するものである。
[従来の技術] 従来、高品位、高収穫あるいは省エネ・省力化をテーマ
にした人工培地が種々検討され、その一つとして合成繊
維と接着性m維との短繊維ブロック体よりなる人工培地
が特開昭62−115217号公報により提案されてい
る。
しかるに、かかる短繊維ブロック体は繊維長が25〜1
5C)sと長く、繊維を平行に揃えたウェアを積層、圧
縮、熱接着して成形する方法が用いられている。そのた
め繊維軸の方向によって潅水あるいは液肥の浸透性や、
栽培物の根張り性が大きく異なる。すなわち、前記短繊
維ブロック体は成る方向(例えば繊維軸と直角方向)で
は潅水あるいは液肥の浸透性が低いために、根張り性が
低く、また成る方向(例えば繊維軸の方向)では潅水あ
るいは液肥の浸透性が高すぎるがためにブロック体の表
層部が乾き易く、栽培管理に手数を要するなど1品質面
や栽培管理上の問題がある。また上記短繊維ブロック体
は形状が四角形のような単純でかつ比較的大きいものに
限られるため、成形した後に所望の形状2寸法に裁断し
なければならぬなど、成形ロスや加工コスト上の問題な
どから、人工培地としては決して満足できるものとはい
えなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは上記合成繊維と接着性繊維との短繊維ブロ
ック体の1人工培地としての問題点を解消すべく鋭意検
討中のところ、該短繊維ブロック体の潅水あるいは液肥
の浸透性や根張り性など。
品質上の問題や成形加工性の問題は原料繊維の繊維長と
密接な関連があり、繊維長をより短lagとすることに
よってこれらの問題が一挙に解決できることを見出し、
本発明に至ったのである。
すなわち、本発明の課題は栽培物の種類に応じて潅水あ
るいは液肥の浸透性が自由にコントロールできると共に
、栽培物の根張り性に優れ、しかも成形加工性に優れた
人工培地を提供することにある。また本発明の他の31
題は、上記品質面や、成形加工性に優れた人工培地の工
業的に有利な製造法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の上記課題は、 (1)繊維長20II11以下の合成繊維と熱接着性1
維とを混合、熱接着させた構造の植物栽培用培地(2)
 tltM長201m以下の合成繊維と熱接着性繊維と
を開繊機にて混合開繊し、成形装置により所望の形状お
よび寸法とした後、120℃以上の温度で熱処理するこ
とを特徴とする植物栽培用培地の製造法 によって解決することができる。
まず、本発明の人工培地について説明する。
すなわち、本発明の人工培地における合成繊維としては
、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、
塩化ビニル系、塩化ビニリデン系などの合成繊維が例示
できる。
一方、熱接着性繊維としては第3成分共重合ポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレンなど。
熱接着性繊維(複合111M形態を含む)が例示できる
が、これらの熱接着性繊維のうち、特に融点が上記の合
成繊維に比較して約30℃以上低いものが好ましい。
本発明の人工培地は上記合tcI!維と熱接着性繊維と
を混合、熱接着させた構造体であり、この際。
合成繊維成分の繊維長は20711以下、好ましくは4
〜12amの範囲内に維持することが必要である。
すなわち、合成繊維成分の繊維長が20m以下であると
、人工培地として繊維配列のランダム化が保持されるた
め、たて、よ二方向での潅水や液肥の浸透性、および栽
培物の根張り性などの品質差を解消することができる。
また、繊維長を20a以下とすることで、人工培地を任
意の形状1寸法に成形でき、特に円形状の小鉢などに容
易に成形することができる。ただし、合成繊維成分の繊
維長があまりにも短く、例えば3M以下では密度が大き
くなって根張り性の低下傾向があり、好ましくない。一
方、熱接着性1iAHの繊維長も前記と同様の意味で2
0s以下が好ましい。
なお、合成繊維と熱接着性繊維とを熱接着させた短繊維
ブロック体は前述したように特開昭62−115217
@公報により本願出願前公知である。しかしながら、本
発明者らの検討によれば該公報に開示する短繊維ブロッ
ク体は、合成繊維成分の繊維長が25〜150mと本発
明品に比べて長く、このため繊維の配列が一定方向に揃
い易い。
従って、繊維軸と直角方向では潅水や液肥の浸透性およ
び栽培物の根張り性が低く、一方、繊維軸の方向では潅
水や液肥の浸透性が高すぎるなどの問題ばかりか、例え
ば円形状の小鉢などに成形加工し難いなどの問題から、
人工培地として適しなかったのである。これに対して、
本発明の人工培地は合成繊維成分の繊維長を20mJJ
下に短繊維化することによって、繊維配列が一段とラン
ダム化するため、人工培地として所期の性能および成形
加工性が発揮できる。
本発明の人工培地において、熱接着性IIA雑の混合比
率(対人工培地)は、好ましくは1〜30重量%、より
好ましくは3〜10重量%である。すなわち、熱接着性
繊維が1重量%未満では合成繊維成分の単繊維相互間の
部分接着が不充分になって成形が不安定になり、一方、
30重量%を超えると人工培地が硬くなって栽培物の根
張り性が低下する傾向があるため、好ましくない。
また人工培地の密度は、好ましくは0.01〜0.20
9/α3、より好ましくは0.03〜0.109/aI
3である。すなわち、密度が0.019/α3未満では
潅水時や施肥(液肥)時の形状2寸法の収縮が大きくな
り、一方、0゜209/clI3を超えると人工培地が
硬くなり過ぎて根張り性が低下する傾向があり、好まし
くない。
ざらに人工培地における合成l!維の繊度、 aim長
および断面形状などは特に限定されるものではないが、
本発明の人工培地用としては9例えば単繊維繊度約1〜
20デニール、けん輪数8〜13山/25alおよびけ
ん縮度15〜30%のものが好ましい。
次に、上記人工培地の製造例について説明する。
すなわち、本発明の人工培地は繊維長20JllI以下
の合成繊維および熱接着性繊維を予め所望の割合で混合
し、開繊機などにより十分混合開繊する。
この際の開繊機にはエアープロ一方式のものが好ましく
用いられる。
ここで得られた開繊繊維は、目的の形状や寸法にあわせ
て、例えば2円筒形、四角形、連続したマット状、ベッ
ト状などに成形可能な成形装置(金型および原料詰め込
み機)に詰め込み、120℃以上、好ましくは120〜
200℃の熱風乾燥機中で熱処理し、前記合成繊維と熱
接着性IIi維とを部分的に熱接着させて人工培地とす
る。もちろん、この人工培地はさらに必要に応じて所望
の形状ないし寸法に裁断、成形することができる。
[実施例] 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
なお、本例中、人工培地の吸水量、透水率、液相率、気
相率および根張り性は、次の方法により求めた。
吸水量: 乾燥状態の人工培地サンプル(10xlOx 7.5c
a)の重量を測定する(W□、9)。そのサンプルを水
中で数回手で握って残存空気を追い出し、充分吸水させ
てから取り出して10分間放@(水切り)後の重量を測
定する(Wl 、 9 )。
I  Wo 吸水量(倍)− 0 透水率、液相率および気相率: 上記吸水量を測定した時の吸水サンプルを大気中で24
時間放置した後、重量(Wl、9)および体積(V、α
3)を測定する。
1 ■ ただし、Wl (g)およびWQ(9)は比重1と見做
して−に置換える。
 9−   Wl 気相率(%)−−X100 ■ ただし、Wl(9)は比重1と見做して−に置換える。
根張り性: 人工培地サンプルにトマトを播種し、発芽させてその根
張り状態を観察して判定する。
0;良 X:不良 実施例1 合成繊維の原料としてポリエステル6d トウ(ケン検
数10山/25m1it/v縮度20% > ヲ用イ、
約6mの長さに切断した。
一方、熱接着性繊維には繊維長6mの低融点ポリエステ
ル繊維(4d1融点110℃)を用い、上記合成繊維9
7重量%と熱接着性繊維3重量%の割合で混合した。
この混合繊維を、開繊機(曲材電気CB−300型)を
用いて十分混合、開繊した。得られた開l!繊維は第1
表に示した人工培地の密度に対応するよう所定量をはか
り、金網(#24. 8メツシユ)で作った籠(10x
lOx 7.5cm)に詰め込み、170±5℃の熱風
乾燥機中で30分間熱処理し熱接着させて人工培地とし
た。
得られた人工培地の品質評価結果を第1表に示した。
比較例1 実施例1における合成41i1成分として、lli維長
38rMRのポリエステル繊維(6d、けん線数10山
/25馴、けん縮度20%)を用いた以外、実施例1と
同様に作製し、その品質評価結果を第1表に併記した。
ただし、合成繊維成分と熱接着性繊維成分との混合には
混打綿機および梳綿機を用いた。
(以下、余白) 第1表 実施例2 (気相率の高い人工培地の実施例〉 繊維長6#1I11のポリエステル繊維(15d、けん
輪数11山/25111111%けん縮度25%)90
重1%と、繊維長6#Wの低融点ポリエステル繊維(4
d1融点110℃)10重量%を混合し、実施例1と同
様に混合、開繊、熱接着させたところ、気相率40%の
人工培地が得られた。
この人工培地を用いて一般的には根腐れを起し易いイチ
ゴおよびメロンを栽培したところ、根腐れなど全く起さ
ないばかりか、根張り性もよく。
発育状態は良好であった。
実施例3 (液相率の高い人工培地の実施例) 繊維長6閉のポリエステル繊維(1d、けん線数13山
/25mm、けん縮度13%品および12d1けん検数
11山/25M、けん縮度25%品を重量比で1:1で
混合したもの>90重量%と、繊維長6mの低融点ポリ
エステル繊維(4d S融点110℃)10重量%を混
合し、実施例1と同様に混合、開繊。
熱接着させたところ、液相率90%の人工培地が得られ
た。
この人工培地を用いて一般的には根腐れを起し難いキュ
ウリとトマトを栽培したところ、根張り性がよく、良好
な発育状態を示した。
[発明の効果] 本発明の人工培地は、繊維長20IItI11以下の合
成繊維と熱接着性繊維を混合し、かつ熱接着構造化した
ものであるため、次のような効果を奏する。
■人工培地の吸水性および透水性などが、栽培物の種類
に応じて容易に制御できるため、吸水性高目および透水
性低目に起因する根腐れ問題が解消する。
■人工培地中の繊維の絡み合いが一定方向でなく、自由
方向に配列しているため、繊維空間が均一となり、潅水
あるいは液肥の浸透性や栽培物の根張り性が向上する。
■従来の人工培地は繊維長が25M以上と長いことなど
が妨げとなって、例えば円形状の小鉢などが成形でき難
いのに対して、本発明の人工培地は容易に任意の形状1
寸法に成形加工することができる。
■人工培地の性能向上により、植物栽培面で作業環境の
改善、省力化の達成、収穫物の品位向上および増収など
が期待できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維長20mm以下の合成繊維と熱接着性繊維と
    を混合、熱接着させた構造の植物栽培用培地。
  2. (2)繊維長20mm以下の合成繊維と熱接着性繊維と
    を開繊機にて混合開繊し、成形装置により所望の形状お
    よび寸法とした後、120℃以上の温度で熱処理するこ
    とを特徴とする植物栽培用培地の製造法。
JP1203446A 1989-08-04 1989-08-04 植物栽培用培地およびその製造法 Pending JPH0367526A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058339A (ja) * 2000-06-07 2002-02-26 Kuraray Co Ltd 育苗用培土
JP2003102264A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Suntory Ltd 植物栽培方法および植物栽培具
JP5615461B2 (ja) * 2012-09-27 2014-10-29 東洋ゴム工業株式会社 人工土壌粒子
WO2015045753A1 (ja) * 2013-09-25 2015-04-02 東洋ゴム工業株式会社 人工土壌粒子、及び人工土壌培地
JP2015097485A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 東洋ゴム工業株式会社 人工土壌培地

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