JPH0367279A - 画像形成装置の組み立て方法 - Google Patents

画像形成装置の組み立て方法

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JPH0367279A
JPH0367279A JP2093916A JP9391690A JPH0367279A JP H0367279 A JPH0367279 A JP H0367279A JP 2093916 A JP2093916 A JP 2093916A JP 9391690 A JP9391690 A JP 9391690A JP H0367279 A JPH0367279 A JP H0367279A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の1 本発明は、静電潜像を顕像化するための現像装置を備え
た電子写真装置、或いは静電記録装置などの画像形成装
置に関し、特に多色画像を形成する画像形成装置に関す
るものである。
藍未立且I 従来、画像を形成するための電子写真装置、或いは静電
記録装置などの画像形成装置において、所定のプロセス
を介して像担持体上に形成された潜像を現像する際、第
12図に示すような磁気ブラシ法による現像装置を用い
て現像を行う場合があった。
この第12図に示す現像装置では、現像剤を担持する現
像ローラ102と円筒状の感光ドラム1との間の距離d
を保証するために、現像ローラ102に同軸に支持され
たコロ状のスペーサ部材109を、感光ドラム1又は該
ドラム1の回転中心軸上に支持された円板状部材に突当
てている。
前記コロ状の部材109は、その半径が、現像ローラ1
02と感光ドラム1との間の距離d及び現像ローラ10
2の半径rを加えたものになっている。
上記した現像装置において、このような構成をとる理由
としては、まず、■現像ローラ102と感光ドラムlと
の間の距離dが形成される画像の濃度或いは品位に大き
な影響を与えること、及び■この距離が、通常、極めて
小さな値であることが挙げられる。最近はプリンターや
複写機等の画像形成装置に対して、カラーグラフィック
出力等の要求が課され、より高品位な画像が必要となっ
てきている。これらを達成するため、即ち、感光ドラム
1上の潜像に対してより忠実な顕像化を行なうためには
、感光ドラム1と現像ローラ102との距離dをより小
さくしている(具体的には1mm以下である)。
が ゛ しよ と る ところで、上記した画像形成装置では、現像ロー ラ1
02表面から遊離、飛散する現像剤、或いは感光ドラム
1表面から遊離、飛散する現像剤が、ある程度発生する
ことは避けられない。これらの遊離、飛散した現像剤が
、コロ状のスペーサ部材109と感光ドラム1との接触
面に達すると、この接触面で現像剤が圧縮される。圧縮
された現像剤は、部材109の表面或いは感光ドラム1
の表面に融着し、その結果、双方の突当て面に微妙な突
起を形成する。
このようにして形成された突起は、感光ドラム1とコロ
状部材109とが接触しながら回転する際、円滑な回転
を妨げる。その結果、両者の回転に伴って、現像ローラ
102と感光ドラム1との距離dが変動したり、或いは
回転時に発生する感光ドラム1自身の振動、もしくは光
学系へ伝幡した振動の影響により、潜像或いは顕像が乱
れ、特に複数色の画像を重ね合わせる多色画像形成装置
では、個々の色の画像の乱れが相互に影響し合って高品
位な画像を得ることができなくなる。
又コロ状部材109と感光ドラム1の表面に現像剤の融
着物が付着すると、画像形成に重大な影響を持つ距離d
が増大するため、その間で作用する現像電界が減少し、
画像濃度の全体的な低下を招いてしまう欠点があった。
また特公平1−8330号に記載のように、多色画像を
形成するために使用に供される各現像ユニットが順次移
動して現像を行う画像形成装置では、現像作動位置に移
動して来た現像ユニットの前述したコロ状スペーサ部材
109が感光ドラム1と衝突することを避けることがで
きなかった。
そしてこのスペーサ部材109と感光ドラム1との衝突
時に、感光ドラムl上で既に静電潜像を形成中の場合に
は、衝突時の振動が光学系に伝幡したり、或いは感光ド
ラム1自身の振動により、画像品位が部分的に低下する
という欠点があった。
各色の画像品位の低下は相互に影響し合って、多色乃至
カラー画像の品位を著しく低下させる。
従って本発明の目的は、像担持体上に順次形成された各
色の潜像を現像装置の各色の現像ユニットで順々に現像
して、多色乃至カラー画像を形成す゛るに際し、各現像
ユニットの現像剤担持部材と像担持体の間隙を、長期に
亙って高精度に一定に保ち、長期に亙って安定して高品
位の多色乃至カラー画像を形成することが可能な画像形
成装置を提供することである。
を  するための 上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。
要約すれば本発明は、像担持体と、前記像担持体上に複
数色画像の各色の画像に対応した静電潜像を形成する潜
像形成手段と、前記各色の画像に対応した静電潜像を現
像する現像手段とを含む画像形成装置において、 前記現像手段は、前記各色の画像の潜像に対応した複数
個の現像ユニットと、前記複数個の現像ユニットを移動
する現像ユニット移動手段と、現像バイアス印加用電源
とを備え、 前記複数個の現像ユニットの各々は、トナーと磁性粒子
を混合した現像剤を収容した現像容器と、前記現像容器
内に配設された現像剤担持体と、前記現像剤担持体の内
側に配置された磁石とを有し、前記磁石により前記現像
容器内の現像剤を前記現像剤担持体上に担持して、前記
担持した現像剤を前記現像剤担持体により搬送させるよ
うになっており、 前記移動手段は、前記複数個の現像ユニットを支持して
所定の径路に沿って動くことにより、前記複数個の現像
ユニットのうちの選択された現像ユニットを前記像担持
体と相対した現像作動位置へ移動して、前記現像ユニッ
トの現像剤担持体を前記像担持体と対向した現像部に位
置させる可動支持体と、前記可動支持体にそれぞれ位置
調整可能に固定された複数の位置決め部材とを備え、前
記現像ユニットの各々は、前記位置決め部材のそれぞれ
に係合して位置決めされ、これにより前記現像ユニット
の各々が前記現像作動位置に位置したときに、前記現像
ユニットの各々の現像剤担持体を、前記像担持体と当接
することなく前記現像部に位置させるようになっており
、 前記電源は、前記現像作動位置に位置した現像ユニット
の現像剤担持体に現像用交番バイアス電圧゛を印加して
、前記現像剤担持体と前記像担持体との間に現像用交番
電界を形成し、これにより前記現像剤担持体によって前
記現像部へ搬送された現像剤中のトナーが前記像担持体
上の静電潜像に付着して、前記静電潜像を現像するよう
になっており、そして、 前記現像部へ搬送された現像剤中の磁性粒子の相対体積
比率Q(%)が、25≦Q≦40である、 ことを反転現像する画像形成装置である。
本発明では、複数個の現像ユニットのそれぞれは、移動
手段に搭載されている。そして移動手段は可動支持体と
、この可動支持体に位置調節可能に固定された複数の位
置決め部材とを有しており、複数の現像ユニットの各々
はこの位置決め部材の夫々に係合せしめられている。こ
れにより像担持体と各現像ユニットの現像剤担持部材と
の間隙が所要の値となるように各現像ユニットが位置決
めされる。従って各現像ユニットは像担持体に突き当て
るスペーサ部材を持たないので、前述の如き不都合が解
決された。
ところで、像担持体、或いは現像剤担持体には通常若干
の偏心が存在する。前述の従来例のようなスペーサ部材
を使用する場合は、このような偏心は機械的に自動的に
補償される。しかし、本発明では、このようなスペーサ
部材を持たないので、上記の偏心が存在すると、像担持
体と現像剤担持体との間の間隙が、両者の回転に伴って
変動することがある。
そこで、本発明の更なる目的は、像担持体や現像剤担持
部材の偏心等に起因する両者間の間隙変動があっても、
高品位の多色乃至カラー画像を形成できる装置を提供す
ることである。
本発明のその他の特徴、目的は以下の説明から明らかに
なる。
及思1 第2図を参照すると、本発明の画像形成装置の一実施例
としてのフルカラー電子写真複写機の全体的な概略構成
が示されている。第2図に示すように、電子写真複写機
の概略中央部には、表面に電子写真感光層を有する円筒
状感光ドラム1が配設され、矢印方向(反時計方向)に
回転駆動される。
この感光ドラム1の略真上位置には一次帯電器2が配設
され、感光ドラム1の左側には回転式現像装置100が
配設され、感光ドラム1の略真下位置には転写装置5が
配設され、そして感光ドラム1の右側にはクリーニング
装置6が配設されている。
また電子写真複写機の上方部には、周知の光学系10が
配設され、この光学系10は、ガラス板等の透明プラテ
ン7上の原稿Oの画像を、前記−成帯電器2と回転式現
像装置100との間に位置した露光部3にて感光ドラム
1上に投影(スリット露光)するように構成される。こ
のような光学系10は、任意の光学系を利用し得るが、
本実施例では、第1走査ミラー11、この第1走査ミラ
ー11に対して半分の速度で同方向に移動する第2及び
第3走査ミラー12及び13、結像レンズ14、第4固
定ミラー15を備えている。原稿照明光源16は、第1
走査ミラー11と共に運動するように構成し、また、赤
、緑、青、NDフィルターを備えた色分解フィルタ17
は、第4固定ミラー15と露光部3との間に配置される
第1、第2、第3走査ミラー11.12.13によって
走査された原稿Oの反射光像は、レンズ14を通過後、
第4固定ミラー15を経て色分解フィルタ17により色
分解され、露光部3にて帯電器2で帯電されている感光
ドラムl上に結像される。これにより選択された色に対
応する静電l替像が形成される。
上記構成にて、感光ドラム1は、色分解フィルタ17に
よって、色分解された色毎に帯電、露光、現像、転写及
びクリーニング工程等の一連の画像形成プロセスが、−
成帯電器2、光学系】0、回転式現像装置100、転写
装置5及びクリーニング装置6によって施される。
ここで、上記した回転式現像装置100は、軸31○を
中心に矢印方向に回転可能な支持体300と、この回転
支持体300に略90”の角度間隔で、それぞれ、着脱
自在に保持させた現像ユニット101とを具備しく本実
施例の場合には、イエロートナーを用いる現像ユニット
l○IY、マゼンタトナーを用いる現像ユニット101
M、、シアントナーを用いる現像ユニット101C及び
ブラックトナーを用いる現像ユニット101. Hの4
個の現像ユニットが具備されている)、色分解されて感
光ドラム1面に形成された各色の画像に対応する潜像を
、それぞれ対応する現像ユニットの現像剤によって顕像
化する。
すなわち、回転支持体300の略90”ずつの回転角度
制御により、所要の現像ユニットが現像ローラと相対す
る所定の現像作動位置へ移動して、その現像ユニットの
現像ローラが感光ドラム1と対向され、その現像ユニッ
トによる現像が実行される。現像時、現像ローラには交
番、或いは直流電圧を重畳した交番、サイン波、矩形波
等の振動電圧が現像バイアス電圧として印加され、感光
ドラム1にトナーを繰り返し付着、離脱させる工程を経
て潜像を現像している。なお、第2図は、ブラック現像
ユニットl0IBが現像作動位置にあって感光ドラム1
に相対している状態を示しているものである。
このようにして現像された顕画像は、転写装置5にて、
給紙装置30から供給される転写材Pに転写される。す
なわち、転写装置5は、典型的には、その周面に転写材
P、すなわち転写紙を把持するためのグリッパ5aを有
した転写ドラム5bを備えており、この転写装置5は、
給紙装置30の転写材カセット31、または32から転
写材搬送系35を経て給紙された転写材Pの先端をグリ
ッパ5aで把持し、感光ドラム1上の各色毎の顕画像を
転写するべく回転移送せしめる。なお、転写ドラム5の
転写域内部には、転写帯電器5cが配置されている。
かくして、各色の顕画像、すなわち、トナー画像が順次
重ねて転写された転写材Pは、グリッパ5aから解放さ
れ、分離爪8にて転写ドラム5bから剥離される。次い
で、転写ドラム5bから剥離された転写材Pは、転写材
搬送系25によって定着装置20へと送られ、この定着
装置20によって転写材P上の多色 カラートナー画像
は転写材P上に定着され、その後、転写材Pは、トレー
23上へと放出される。
尚、上記の実施例では、ポジの原稿Oの光学像をレンズ
14を通して直接感光ドラム1に露光した。この場合、
感光ドラムl上の潜像の暗部電位領域(即ち、光で露光
されなかった領域)にトナーを付着させる、所謂正規現
像が行われる。
従って、各現像ユニットにおいて、現像ローラによりて
現像部に搬送される現像剤中のトナーは、キャリア粒子
との摩擦により潜像の暗部電位と同極性に摩擦帯電して
いる。
本発明は、以上に限らず、電気的画像信号により変調さ
れた光束を形成して、この光束で感光ドラムを走査露光
して潜像を形成する画像形成装置に適用することができ
る。かかる画像形成装置は高品位の多色乃至カラー画像
を形成できるので、本発明を適用するのに特に有効であ
る。
この画像形成装置によると、トナーで可視化されるべき
感光ドラムの領域に光が照射され、光が照射された明部
電位領域にトナーを付着させて可視化する反転現像方式
が採用される。第3図はこのような画像形成装置の一例
を示すものである。
第3図において、レンズ14からの原稿Oの光学像は、
光電変換素子26に結像される。素子26は受光面に赤
、緑、青のフィルター層、即ち、色分解フィルター層が
設けられたカラー画像読取り素子であり、光像の赤色、
緑色、青色に対応する電気信号を出力する。電気信号は
信号処理回路27で処理してレーザー駆動信号に変換さ
れ、レーザー駆動信号はレーザー28を変調駆動して、
選択された色画像に対応するレーザー情報光束を出力さ
せる。このレーザー光束は回転多面鏡29で偏向され、
ドラム1をラスター走査する。
各現像ユニットの現像剤担持部材が現像部に搬送する現
像剤中のトナーは、キャリア粒子との摩擦により潜像の
暗部電位と同極性に摩擦帯電されており、このトナーが
潜像の明部電位領域に付着し゛てこれを可視化すること
を除けば、第3図の装置の構成は第2図の装置の構成と
同様である。なお、第3図の装置の場合、レーザー28
をコンピュータ等からの画像信号で駆動してもよい。
ここで、本発明において、上記したような画像形成装置
で用いる回転式現像装置100について、第1図および
第4図を参照して詳しく説明する。
尚、第1図では4つの現像ユニットlO1のうちの黒色
現像ユニット101Bのみを示したが、回転支持体30
0への現像ユニットの支持させ方は54つの現像ユニッ
トとも同じである。また各現像ユニットの機械的構成は
全て同じであり、収容されている現像剤の色がユニット
毎に異なるだけである。
各現像ユニット101は現像剤を収容した現像容器10
1aを有しており、現像容器101aはベアリング10
3を介して円筒状の非磁性スリーブ、即ち現像ローラ1
02を回転自在に支持している。この現像ローラ102
内には後述のように磁石が静止配置されている。現像ロ
ーラ102の軸102′の両端部には、軸102′に回
転自在に支持された円柱状部材としてのベアリング10
4が配置されている。本明細書ではかかるベアリング1
04もローラ102の軸102′の一部と呼ぶ。このベ
アリング104を支持する支持部材(位置決め部材)1
05が回転支持体300に位置調節可能に固定されてい
る。この支持部材105は、現像ユニットを現像作動位
置以外で着脱することができるように、一方に切欠き部
を有していると共に、ベアリング104を支持部材10
5に保合固定するためのアーム106を保持している。
このアーム106は、現像容器101aを着脱自在にす
るために、支持部材105への取付軸106′を中心に
して回動可能で、ベアリング104を支持部材105に
押し付けることにより、現像ローラ102及び現像容器
101aを、感光ドラム1に対して所定位置に保持する
ことができるものである。アーム106は、第4図に示
す〜ように、ネジ106″により支持部材]、 O5に
固定される。
そして、第1図における感光ドラム1と現像ローラ10
2との間の距離dを、画像形成装置外に、例えば組立て
時などに予め調整可能にするため、回転支持体300に
取り付は固定される支持部材105の取付は位置が、距
離dが変化する方向に移動可能とされている。
すなわち、付勢バネ107で、支持部材105を回転支
持体300の軸300へ向けて半径方向に付勢している
。所望する現像ローラ102と感光ドラム1との間の距
離d(1mm以下の微小距離)に現像ローラ102の半
径rを加えた半径を有する円板状部材108が設けられ
た治具108′を、第5図に示すように、ベアリング1
04を支持している支持部材105に装着した後、バネ
107の付勢力で部材108を感光ドラムlに当接させ
た状態で、支持部材105と回転支持体300をネジ1
07aにより固定する。
その後、治具108′を支持部材105から取外して、
その代わりに、ベアリング104を軸102′に嵌めた
半径rを有した現像ローラ102を支持部材105に装
着すれば、感光ドラム1と現像ローラ102との間の距
離は、所望の距離dとなる。
以上の手順で、各現像ユニットの支持部材105の回転
支持体300への位置を調整後、この回転支持体300
に各支持部材105を固定する。
尚、支持部材105に設けられた長孔 107bは、現像ローラ102と感光ドラム1との間の
間隙の広さが調整可能な方向に、支持部材105を回転
支持体300に対して移動可能とするためのものである
。上記の固定ネジ107aはこの長孔107bに挿入さ
れる。
第1図および第5図では、1つの支持部材105に対し
て1つの長孔107b、1つのネジ107aを設けた場
合を示したが、第4図に示すように、1つの支持部材1
05に対して2つの長孔107b、2つの固定ネジ10
7aを設けてもよい。
以上の実施例では、現像ローラ102の回転軸102′
を支持部材(位置決め部材)105に係合して現像ユニ
ットの位置決めを行った。この仕方が、感光ドラム1と
現像ローラ102との間の間隙量dを機械的誤差を可及
的に小さくして設定できるので最も好ましいが、現像容
器101aに他に突起等を設け、この突起等を回転支持
体300に位置調整可能に固定された支持部材に係合し
て、現像ユニットを位置決めしてもよい。
尚、第1図において、符号50は感光ドラム1と回転支
持体300の軸310とを支持する共通のフレーム板で
ある。
上記実施例では、複数個の現像ユニットを回転移動する
ことにより感光ドラム1と相対する現像作動位置へ位置
させて、現像を行なわせることにより多色画像を得る電
子写真装置を例に挙げて説明したが、本発明は、更に他
の実施例を示す第6図に示すように、複数個の現像ユニ
ットを平行移動により感光ドラムと対向する箇所へ位置
させて、現像を行なわせることにより多色画像を得る画
像形成装置にも適用することができる。
第6図に示す画像形成装置でも、同様に、1つの感光ド
ラム1、各色の画像を現像するための4つの現像ユニッ
ト101、即ち現像ユニット101Y〜101 B、現
像ユニット101Y〜101Bの各々に設けられた現像
ローラ102%各現像ローラ102の軸の両端部に支持
されたベアリング104、ベアリング104に係合して
、これを支持する支持部材(位置決め部材)105、各
現像ユニット101を固定するための固定アーム106
、支持部材・105の位置調整時に使用する付勢バネ1
07等が、それぞれ配設されている。
そして、同様な治具108′を用いて、支持部材105
の位置を調整後、支持台400に支持部材105をネジ
107aで固定し、その後、所定の半径rの現像ローラ
102を有する現像ユニットを、支持部材105とアー
ム106で保持することにより、感光ドラム1と現像ロ
ーラ102との制に所望する適正な距離dを容易に得る
ことができる。従って、前述した実施例と同様な効果を
得ることできる。
尚、現像ユニット101を搭載した支持台400は、ガ
イドレール401に沿って水平に直線往復移動し、これ
によって選択された現像ユニットが感光ドラム1と対向
した現像作動位置にもたらされる。支持台400の往復
動は、支持台400の前後端に取り付けられた1本のワ
イヤ402をガイドレール401の前後部に設けたプル
す403.404に掛は回して、プーリ403.404
の一方をモータで正逆に回転することにより行なわれる
感光ドラム1へ露光するレーザビームは、光学系ユニッ
ト40にXっで作り出され、光学系ユニット40は、画
像信号によって変調されたレーザービームを作り出して
それを偏向走査し、そのレーザービームを固定ミラー4
1.42が反射して感光ドラム1に指向させて、感光ド
ラム1上に画像の露光を行なう。本画像形成装置でも、
同様に反転現像方式が採用されている。
次に、各現像ユニット101の構成を第7図を用いて説
明する。
各現像ユニットは、現像剤80を収容した現像現像容器
101a、現像剤担持体としての現像ローラ102、現
像剤層規制部材としてのブレード83などを有する。
現像現像容器101aの感光ドラム1に近接する位置に
は開口部が形成されており、この開口部に前記現像ロー
ラ102が回転可能に設けられており、該現像ローラ1
02の上方に前記ブレード83が所定隙間を設けて取り
付けられている。
現像ローラ102は非磁性材料で構成され、現像動作時
には、第7図の矢印方向に回転し、その内部には磁界発
生手段である磁石84が固定されている。磁石84は、
現像剤80を感光ドラム1に付与する現像部に現像剤8
0の磁気ブラシを形成する現像磁極S、と、現像剤80
を搬送する搬送磁極N+ 、N2 、S2 、N3を有
している。
又、前記ブレード4は、アルミニウム(Ag)な−どの
非磁性材料にて構成され、これは前述の如く現像ローラ
102の表面との間に所定の隙間を設けて取り付けられ
、この隙間は現像ローラl○2上を現像部へと搬送され
る現像剤80の量、即ち、現像ローラ102上の現像剤
80の厚さを規制する。本実施例においては、現像剤8
0として非磁性トナー81と磁性粒子(キャリア)82
とが混合された2成分現像剤が使用されるので、ブレー
ド83の先端部と現像ローラ102の表面との間を非磁
性トナー81と磁性粒子82の双方が通過して現像部へ
送られる。ブレード83の箇所に移動する現像剤80の
量は、その案内面89により規制される。
非磁性トナー81としては、12μm以下、特に10μ
m以下、5μm以上の体積平均粒径を有するものが好ま
しく使用できるが、本実施例では体積平均粒径が約8μ
mのものを使用した。
磁性粒子82は上述のトナー81を使用する場合、重量
粒径が20〜65μmのものが好ましく使用し得るが、
本実施例では重量平均粒径が約50LLmのものを使用
した。
第7図において、搬送磁極N、とそのすぐ下流の搬送磁
極N2は同極性であり、両者の間には反発磁界が発生し
ている。従って現像ローラ102に保持されたまま搬送
磁極N1へと搬送された現像剤80は、この反発磁界の
作用により現像ローラ102から取り除かれ、後述する
第1スクリユー85aにより撹拌混合され、磁極N2近
傍で新たな現像剤80が供給される。
即ち、現像ローラ102上の現像履歴を受けた現像剤8
0は剥離除去され、十分に混合された新たな現像剤80
が現像ローラ102へと常に供給されるので、安定して
良好な画像が得られる。
ところで、上記現像現像容器101aの内部は、第7図
の紙面垂直方向に延在する隔壁87によって現像室(第
1室)S−1と撹拌室(第2室)S−2とに区画され、
撹拌室S−2の上方には隔壁86を隔ててトナー収容室
S−3が形成され、該トナー収容室S−3内には補給用
トナー(非磁性トナー)81が収容されている。この隔
壁−86には補給口86aが開口しており、該補給口8
6aの切欠き付ローラ86bの回転制御により、現像で
消費されたトナー量に見合った量で補給用トナー81が
補給口86aを経て撹拌室S−2内に補給される。又、
上記現像室S−1及び撹拌室S−2内には現像剤80が
収容されている。尚、現像現像容器101aの第7図に
おける手前側と奥側の端部においては前記隔壁87が形
成されておらず、この両端部においては現像室S−1と
撹拌室S−2とを相違通せしめる開口部(図示せず)が
形成されている。
現像室S−1内には、現像ローラ102近傍の現像容器
101a内の底部にあって図示矢印方向(反時計方向)
に回転し、現像剤80を第7図の奥側から手前側に搬送
する第1スクリユー85aと、該第1スクリユー85a
の上方にあって図示矢印方向(反時計方向)に回転し、
現像剤80を第7図の手前側から奥側に搬送する第2ス
クリユー88とが設けられている。
又、撹拌室S−2内には上記第1スクリユー85aと略
同−水平位置にあって図示矢印方向(時計方向)に回転
し、現像剤80を第7図の手前側から奥側に撹拌搬送す
る第3スクリユー85bが設けられている。
現像ローラ102には、これに交番バイアス電圧を印加
する電源90が感光ドラムlとの間に設けられている。
この交番バイアス電圧の現像ローラ102への印加によ
り、現像部には交番電界が形成される。交番バイアス電
圧としては、交番電圧に潜像の明部電位と暗部電位の間
の電圧値を有する直流電圧が重畳されたものが好ましい
。その交番電圧の波形は矩形波、三角波、サイン波等が
利用できる。又、正極性、負極性に交番に振動するもの
に限らず、正極性内、又は負極性内だけで振動する交番
電圧も利用できる。
第8図は、現像部における現像剤の挙動を説明する説明
図である。感光ドラム1は潜像を構成する電荷を担持し
、本実施例においては静電潜像の明部電位(画像部電位
)、暗部電位(背景部電位)はともに負極性であり、ト
ナー81は負極性に著電している。また、この実施例に
おいては感光ドラム1と現像ローラ102とは同一周方
向移動となるように矢印のごとく回転する。これらの間
の空間には電源90によって前述の交番電圧が印加され
、交番電界が形成される。
この空間には、前述のごとく現像ローラ102の回転に
よって搬送されてきた磁性粒子(キャリア)82とトナ
ー81との混合物である現像剤80の薄層がある。この
現像剤80の薄層は感光ドラムlに接触している。しか
し、この部分における磁性粒子82の相対体積比率(後
述)の関係から、磁性粒子82の存在量は通常のいわゆ
る磁気ブラシ現像方法に比較してはるかに少なく、この
点において通常の磁気ブラシ現像方法とも本質的に異な
る。この少ない磁性粒子82が磁極S、の作用で、鎖状
に連なった穂91を比較的粗の状態、すなわち比較的疎
らな状態で形成する。
現像部における磁性粒子82の挙動は自由度が増加して
いるので、特殊なものとなっている。つまり、この疎ら
な磁性粒子82の穂91は均一な分布を形成すると共に
、現像ローラ102表面と磁性粒子82表面の両方を開
放することができるため、磁性粒子82表面に付着した
トナー81を穂91に阻害されることなく感光ドラム1
へ供給でき、現像ローラ102表面の均一な開放表面の
形成によって、現像ローラ102表面に付着したトナー
が81交番電界で現像ローラ102表面から感光ドラム
1表面へ飛翔できる。
ここで磁性粒子の挙動及びトナー粒子の飛翔について説
明する。
第8図に矢印a、bで示されるように、交番電界での電
界の方向は交番に変化するが、現像ローラ102側に負
成分の電圧が印加されている位相では、これによる電界
の方向はb方向である。このとき穂91は図示のごとく
最大起立状態となって、長い穂91は感光ドラム1表面
に伸びる。
一方、現像ローラ102および磁性粒子82の表面上の
トナー81は前述のごとく負極性に帯電しているので、
この空間に形成されている電界によ゛って感光ドラム1
に転移する。このときに穂91は粗の状態で起立してい
るので、現像ローラ102の表面は露出しており、トナ
ー81は現像ローラ102の表面および穂91の表面の
両方から離脱する。
交番電圧の正の成分が現像ローラ102に印加される位
相では、交番電圧による電界は矢印a方向である。した
がってこの空間部での穂91は縮んだ状態で感光ドラム
1に接触する。
一方、感光ドラムl上のトナー81は前述のごとく負極
性に帯電しているので、この空間に形成されている電界
によって現像ローラ102或いは磁性粒子82に逆転移
する。このようにしてトナー81は感光ドラム1と現像
ローラ102表面及び磁性粒子82表面との間を往復運
動し、感光ドラム1および現像ローラ102の回転によ
って、これらの間の空間が広がるにつれて、電界が弱く
なると共に現像作用が完了する。
以上は反転現像を行う際の現像剤80の挙動の説明であ
るが、暗部電位領域にトナーを付着させてこれを可視化
する正規現像の場合の現像剤の挙動は、特開昭62−6
3970号公報に記載した通りである。
ここで現像部に搬送された現像剤80中の磁性粒子82
の量を規定する相対体積比率Q(%)について説明する
。相対体積比率は、現像部、即ち現像ローラ102から
感光ドラム1ヘトナー81が転移或いは供給される部分
において定義される量である。即ち、現像部の現像・コ
ーラ102表面の単位面積あたりについて非穂立状態で
測定したときの現像剤80の塗布量M (g/ci )
と、その現像部空間の高さh (cm)と、磁性粒子8
1の真密度ρ(g/crtr)と、現像ローラ102表
面の現像剤80中の磁性粒子82の重量割合C/ (T
+C)(%)(ただし、Cは磁性粒子重量、Tはトナー
重量である)、現像ローラ102と感光ドラムlとの速
度比σとによって定義され、以下の式によって示される
相対体積比率Q= (M/h)X (1/ρ)×(C/
 (T+C)) xσ ゛この相対体積比率Qは前述した現像ユニットの構成、
特にマグネット84の磁極配置、及び磁極の強さ、非磁
性ブレード83の現像剤案内面89の形状、ブレード8
3の端部と現像ローラ102の面との間の距離等、及び
現像剤80の材料の相違により変化する。
上述したように、本発明においては、現像ローラ102
と感光ドラム1との間の間隙は、感光ドラム1にスペー
サを当接させないで保持する。
従って現像ローラ102及び/又は感光ドラムlに偏心
が存在すると、現像ローラ102、感光ドラム1の回転
に伴って前記の式中の現像部空間の高さhが変動し、相
対体積比率Qが変動する。
又、前述のように回転式或いは直線移動式の多色現像装
置構成においては、現像装置への外的振動が加わり、こ
れによっても相対体積比率Qは変動する。
この相対体積比率Qの変化は、複写画像に、特にその画
像濃度に大きな影響を与える。
従って、相対体積比率の変化が多少生じても複写画像へ
の影響が無いようにする必要がある。
本発明者等は、上記の相対体積比率Qと画像濃度との間
の関係を各種実験条件下で検討し、その結果、相対体積
比率Q(%)を25≦Q≦40の範囲に設定すれば、良
好なカラー複写画像が得られることが判明した。
第9図に、これら実験結果の一例を示す。
実験条件は次の通りである。即ち、現像装置の現像ロー
ラ102の周速を280mm/sec、感光ドラムlの
周速を160mm/secとして試験した。現像ローラ
102としては直径32mmのステンレス(SUS)’
1円筒体を用い、その中にN極とS極とに交互に着磁し
たマグネットローラを使用した。現像ローラ102表面
での磁束密度はS1極が1000ガウス、N1極が65
0ガウス、N2極が500ガウス、S2極が750ガウ
ス、N3極が500ガウスであった。
また現像ローラ102とブレード83先端との間隙を8
00μmにし、磁性粒子82は、体積平均゛粒径50I
Lm、真密度5g/crf、最大磁化60 e m u
 / gのものを用いた。
トナー81としては、ポリエステル系樹脂を母体とする
平均体積粒径8μmの非磁性トナーを用いた。このトナ
ー81は、現像ローラ102上にマグネットローラの磁
界に従ってコーティングされた。
上記の現像装置を第3図に示したカラー画像形成装置に
組み込み、感光ドラム1と現像ローラ102の表面との
間隔dを50OLLmとした。感光ドラム1と現像現像
ローラ102との周速比は、160:280=1 :1
75、即ちσ=1.75である。現像ローラ102への
現像剤の塗布量M(g/crt?)は40 m g /
 c rrrに設定した。感光ドラム1は、外径寸法8
0mmの有機感光材料製OPCドラムを用い、その潜像
電位を暗部電位で一650V、明部電位で一200Vと
した。バイアス電源90により、周波数2000H2、
ピーク対ピーク値2000vの矩形波交番電圧に一50
0Vの直流電圧を重畳させた交番電圧を現像ローラ10
2に印加して、現像を行った。
更に雰囲気環境が変化したときに、相対体積比率と画像
濃度との間の関係がどのように変化するかも調べ、先の
第9図に合わせて示した。
第9図において、現像部部での現像剤80中の磁性粒子
82の相対体積比率Qと画像濃度りとの関係は、記号(
A)で示したものが低湿環境(温度20℃/湿度10%
)下における場合、記号(B)で示したのが中温環境(
温度23℃/湿度60%)下における場合、記号(C)
で示したのが高温環境(温度30℃/湿度80%)下に
おける場合である。図の曲線から明らかなように、相対
体積比率が約20%を超えると画像濃度が1゜5以上を
示し、十分なベタ画像を得ることができる。又、該相対
体積比率が約25%以上では、相対体積比率の変動に対
して画像濃度の変化が少なくなり、画像濃度は飽和に達
する。
さらに、これらの関係図から、前記の装置構成によれば
環境変動時においても、相対体積比率Q(%)が25≦
Q≦40を満たすことにより、常1こ良好な画像特性、
即ち、画像濃度変化の極めて少ない画像が得られること
が判った。
上記の相対体積比率が25%未満では、相対体積比率の
わずかな変動に対し画像濃度が変化し、特に低湿環境下
でその変化が大きくなったり、現像ローラ102表面上
に形成される現像剤層の厚さが全体的に不均一傾向とな
って、画像上にムラ、特にハーフトーン部にムラが生じ
てしまうなどの画像特性上の問題が生じてくる。相対体
積比率が40%を越えると、磁性粒子82の穂91が現
像ローラ102の表面を閉鎖する度合が増大し、かぶり
が発生したり、現像ローラ102と感光体1との間での
現像剤80の動きが疎外されて、画像濃度の低下を引き
起こしたりして好ましくない。
相対体積比率が20〜40%の範囲であれば、現像ロー
ラ102面上に現像剤80の穂91が好ましい程度に疎
らな状態で形成され、現像ローラ102表面および磁性
粒子82の穂91の表面上に付着していた両方のト+−
81が感光ドラム1に対して十分に開放され、現像ロー
ラ102上のトナー81も交番電界で飛翔移転するので
、殆ど全てのトナー81が現像に寄与可能な状態となる
ことから、高い現像効率(現像部に存在するトナーのう
ち現像に消費され得るトナーの割合)および高画像濃度
が得られる。又、微少であるが激しい穂91の振動を生
じさせ、これによって磁性粒子82および現像ローラ1
02に付着しているトナー81がほぐされる。いずれに
せよ、通常の磁気ブラシなどの場合に生じる掃目ムラや
ゴースト像が発生するのを防止できる。更に穂91の振
動によって磁性粒子82とトナー91との摩擦接触が活
発になるので、トナー91への摩擦帯電を向上させ、か
ぶりの発生を防止できる。
更に好ましくは、第10図に示すように、感光ドラム1
と現像現像ローラ102との周速比σを1.5≦σ≦2
.0と設定するのがよい。これは、現像ローラ102と
感光ドラムlとの間に相対速度差を持たせることにより
、現像剤80による感光ドラム1の機械的摩擦を利用し
て、感光ドラ゛ムl上に付着した不要なカブリトナー8
1や磁性粒子82を現像容器101a中に再回収できる
ことと、速度比を1.5以上にすることにより現像効率
を上げることができること等の効果があるからである。
しかし、σ〉2.0の設定下で相対体積比率を高めると
、上記の再回収の効果が強すぎて、ブラシ後や濃度低下
を生じやすくなる。またσ≦2.0にしておくことで、
現像時の現像ユニット101外へのトナー81の飛散も
防止できる。またσ〉2.0では複写画像のベタ部内で
の濃度が一様ではなくなり、いわゆる「掃き寄せ」を生
じ易くなる。
次に、現像部での電界強度の好適範囲について、第11
図の現像バイアスの説明図に基づき説明する。
第11図において、現像ローラ101に印加される現像
バイアス電圧は矩形波で、反転現像するようになってい
る。トナー81と逆極性に摩擦帯電した磁性粒子82が
、感光ドラム1の画像部に付着して既に現像されている
画像を乱すことを防止するために、感光ドラム1の画像
部に対する磁性粒子82の付着を防止することが好まし
い。即ち、画像部に磁性粒子82が付着すると、この磁
性粒子82による部分的な階調度の低下傾向が見られ、
画像濃度も低下していることが判った。画像部に磁性粒
子82の付着が生じる問題には、画像部にトナー81を
多く付着せしめようとする最大電界強度が逆に磁性粒子
82の付着を生じさせてしまうという、混合型の現像剤
特有の原因がある。しかし、感光ドラム1への磁性粒子
82の付着を防止すべ(、逆に最大電界強度を弱くしす
ぎると、代えって画像の階調性が悪化して十分な濃度が
出ないことも判明した。
画像部の最大電界強度F (V/μm)は、静電像画像
部の電位VL (v)と、バイアス電圧の直流成分vo
c(v)と、この直流成分y Deに関して静電像画像
部の電位VL  (v)と反対側に位置する最大電界付
与点のバイアスビーク電圧VppMax (V)と、現
像現像ローラ102表面と感光ドラム1表面との間の最
近接間隙d(μmつとによって形成される式 F=  (l  VppMax−V ocI + l 
 voc−V L)/d で与えられる。
第11図では、背景電位■。が−650(V)、画像電
位■、が−200(V)の潜像を反転現像するが、背景
部へのトナー81の付着防止としてのバイアス直流成分
■。eを−500(V)と設定しである。そしてVpp
Max(V)が−1500(V)となる交番バイアス電
圧をスリーブ101に印加し、上記条件を満足した上で
、スリーブ101と感光ドラム1との間の最近接間隙d
を450μm〜600μmまで変化させたところ、画像
部の最大電界強度Fは、間隙dが450amのとき2 
、89 (V / u m )500μmのとき2 、
60 (V / μm )550μmのとき2.36 
(V/μm)600LLmのとき2.17 (V/μm
)となり、いずれも画像部に対する磁性粒子82の付着
はほとんど見られず、画像の階調性も良好であった。
これに対して間隙dを400tLmに狭くしたところ、
画像部に磁性粒子82が一部な割合で付着し、画像全体
の階調性が低下し、画像の荒びゃ乱れ、又転写時に画像
ムラが生じてしまった。このときの電界強度Fは3.2
5 (V/μm)であった。又、間隙dを450μmと
したとき電界強度Fは2.89(V/μm)となり、画
像部への磁性粒子82の付着はごく一部にわずかに見ら
れる程度で、磁性粒子82の付着がかなり防止されて、
画像の均一性も保たれていた。逆に間隙dを650μm
としたところ、電界強度Fは2゜OOとなり画像部磁性
粒子82付着は減少しているものの階調性は磁性粒子8
2付着時よりも低下し、ラインのシャープネスが低下す
る傾向となり、画像濃度も低下してしまった。更に間隙
dを600μmと広くしたところ、階調性は回復し画像
濃度も十分なものとなった。
一方、間隙dを一定として交番電界自体を可変して行な
ったものでも、画像部の最大電界強度Fが2.17以上
、2.89以下にあるときは、それ以外の場合よりも画
像の階調性が高く、画像部への磁性粒子82の付着もほ
とんど見られなかった。
電界強度Fを2.7以下にすると、間隙dが450μm
でF=2.89の場合に部分的に極くわずかに見られて
いた、磁性粒子82の付着による画像の荒びが全くなく
なり、磁性粒子82の付着が見られなかった。のて、画
像部への磁性粒子82の付着を大幅に防止し、良好な画
像の濃度と階調性を共に得ることが条件は、2.2≦F
≦2.9であり、更に好ましくは2.2≦F≦28であ
る。
好ましい条件を更に付記すると、磁性粒子82は絶縁性
のものよりも抵抗の低い中高抵抗磁性粒子(体積抵抗が
107Ωcm以上、1012Ωcm以下、好ましくは1
0’Ωcm以上、10”ΩCm以下)が良く、又表面に
薄い樹脂被膜を施したものが良い。又、画像部以外への
磁性粒子82の付着は、非画像部たる背景部に対して生
ずることになるが、本発明においては、背景部への磁性
粒子82の付着防止に対しても好ましいものとなる。
そのための条件は、前記の直流成分vo。(V)が可変
であっても、背景部にトナー81が付着しない範囲で、
直流成分V。Cを背景部電位■。
(V)に対して下記の条件を満たずようにすることであ
る。
50≦ v oc−v 、  ≦200背景部電位は環
境により変動する場合もあるので、確実性を増すには、
上記のl Voc  Vo  lの値はより好ましくは
150(V)以下である。
以上のような条件は、暗部電位V。の領域にトナーを付
着させ、明部電位■、の領域を背景部とする正規現像に
ついても該当する。
先亘立且1 以上説明したように、本発明の画像形成装置では、画像
形成中に現像手段の現像剤担持体又は現像剤担持体の回
転中心軸上に支持された部材と像担持体又は像担持体の
回転中心軸上に支持された部材とが直接的に接触しない
ので、つまり、像担持体と現像剤担持体との間の距離を
保証、維持するスペーサ部材を像担持体に直接的に接触
しないので、従来のように画像形成中に遊離、飛散した
現像剤が、スペーサ部材或いは像担持体の表面に融着す
ることがなく、従って高品位な画像を維持することがで
きる。
更に、本発明による構成を採れば、現像手段の現像ユニ
ットを像担持体に対して離接させる機構を設けなくとも
、現像ユニットの移動時に像担持体との衝突が発生しな
いため、像担持体に振動を起こすことがなく、従ってこ
の面からも高品位な画像を得ることができる。又、本発
明では、像担持体と現像剤担持体との間の距離を位置調
整可能に構成し、現像ユニットを現像手段の可動支持基
体に支持する際の位置決め部材として、現像ユニットの
現像剤担持体の両軸端部を利用するため、現像ユニット
自身の精度の固体差等の影響を受けることなく、画質に
大きな影響を及ぼす像担持体と現像剤担持体との間の距
離を容易に精度良く得ることができる。
特に、本実施例にあるように、像担持体と現像剤担持体
(現像ローラ)との間の距離が小さい場合、従来である
とわずかの変動でも画像上大きな影響が出るが、本発明
の構成及び現像条件を満たすことにより、高品位な画像
が、環境の変動の影響も少なく、長期にわたって安定し
て得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の画像形成装置における現像装置の要
部正面断面図である。 第2図は、本発明の画像形成装置の一実施例の全体を示
す側面図である。 第3図は、本発明の画像形成装置の他の実施例の全体を
示す側面図である。 第4図は、第1図の現像装置の全体を示す一部破断側面
図である。 第5図は、第1図の現像装置における現像ユニットの位
置決め法を示す説明図である。 第6図は、本発明の画像形成装置の更に他の実施例の全
体を示す側面図である。 第7図は、本発明の画像形成装置の現像装置における現
像ユニットの構成を示す側面図である。 第8図は、第7図の現像ユニットの現像部における現像
剤の挙動を説明する説明図である。 第9図は、第7図の現像ユニットにおける現像剤の相対
体積比率と画像濃度の関係を示すグラフである。 第10図は、第7図の現像ユニットにおける現像ローラ
周速/感光ドラム周速比とコピー濃度との関係を示すグ
ラフである。 第11図は、第7図の現像ユニットにおける現像バイア
ス電圧を説明する説明図である。 第12図は、従来の画像形成装置における現像装置の要
部正断面図である。 01 0 la 02 05 06 07 00 00 :現像ユニット :現像容器 :現像ローラ :支持部材 :アーム :付勢バネ :回転支持体 :支持台  0 1 2 00 :感光ドラム :現像剤 :トナー ;磁性粒子 :現像装置 第2図 第3図 第4図 第5図 108′ 第7図 第9図 相対体積比率Q 第8図 第10図 周速比σ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)像担持体と、前記像担持体上に複数色画像の各色の
    画像に対応した静電潜像を形成する潜像形成手段と、前
    記各色の画像に対応した静電潜像を現像する現像手段と
    を含む画像形成装置において、 前記現像手段は、前記各色の画像の潜像に対応した複数
    個の現像ユニットと、前記複数個の現像ユニットを移動
    する現像ユニット移動手段と、現像バイアス印加用電源
    とを備え、 前記複数個の現像ユニットの各々は、トナーと磁性粒子
    を混合した現像剤を収容した現像容器と、前記現像容器
    内に、配設された現像剤担持体と、前記現像剤担持体の
    内側に配置された磁石とを有し、前記磁石により前記現
    像容器内の現像剤を前記現像剤担持体上に担持して、前
    記担持した現像剤を前記現像剤担持体により搬送させる
    ようになっており、 前記移動手段は、前記複数個の現像ユニットを支持して
    所定の径路に沿って動くことにより、前記複数個の現像
    ユニットのうちの選択された現像ユニットを前記像担持
    体と相対した現像作動位置へ移動して、前記現像ユニッ
    トの現像剤担持体を前記像担持体と対向した現像部に位
    置させる可動支持体と、前記可動支持体にそれぞれ位置
    調整可能に固定された複数の位置決め部材とを備え、前
    記現像ユニットの各々は、前記位置決め部材のそれぞれ
    に係合して位置決めされ、これにより前記現像ユニット
    の各々が前記現像作動位置に位置したときに、前記現像
    ユニットの各々の現像剤担持体を、前記像担持体と当接
    することなく前記現像部に位置させるようになっており
    、 前記電源は、前記現像作動位置に位置した現像ユニット
    の現像剤担持体に現像用交番バイアス電圧を印加して、
    前記現像剤担持体と前記像担持体との間に現像用交番電
    界を形成し、これにより前記現像剤担持体によって前記
    現像部へ搬送された現像剤中のトナーが前記像担持体上
    の静電潜像に付着して、前記静電潜像を現像するように
    なっており、そして、 前記現像部へ搬送された現像剤中の磁性粒子の相対体積
    比率Q(%)が、25≦Q≦40である、 ことを特徴とする画像形成装置。 2)前記現像ユニットの各々の現像剤担持体によって前
    記現像部へ搬送される現像剤中のトナーが、前記静電潜
    像の極性と同極性に帯電しており、これにより前記トナ
    ーが前記静電潜像を反転現像する請求項1記載の画像形
    成装置。 3)前記現像ユニットの各々の現像剤担持体と前記像担
    持体との間に形成した現像用交番電界の、前記静電潜像
    の画像部に対する最大強度F(V/μm)が、2.2≦
    F≦2.9である請求項2記載の画像形成装置。 4)前記現像ユニットの各々の現像剤担持体の前記像担
    持体回転周速に対する回転周速の比σが、1.5≦σ≦
    2.0である請求項3記載の画像形成装置。 5)前記現像ユニットの各々の現像剤担持体は回転軸を
    有し、前記回転軸は前記位置決め部材に係合される請求
    項1、2、3又は4記載の画像形成装置。 6)前記移動手段の可動支持体は回転運動をする請求項
    5記載の画像形成装置。 7)前記移動手段の可動支持体は直線往復運動をする請
    求項5記載の画像形成装置。 8)前記現像ユニットの各々の現像剤担持体の内側に配
    設された前記磁石は、前記現像部において前記現像剤担
    持体によって搬送された現像剤中の磁性粒子に前記像担
    持体に向けて穂を起立させて、前記磁性粒子の穂を前記
    像担持体に接触させ、前記現像剤担持体表面上のトナー
    と共に、前記穂を形成した磁性粒子表面上のトナーに前
    記像担持体上の静電潜像を現像させる請求項1、2、3
    、4、5、6又は7記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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