JPH0366976A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPH0366976A
JPH0366976A JP20089789A JP20089789A JPH0366976A JP H0366976 A JPH0366976 A JP H0366976A JP 20089789 A JP20089789 A JP 20089789A JP 20089789 A JP20089789 A JP 20089789A JP H0366976 A JPH0366976 A JP H0366976A
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JP
Japan
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pressure
accumulator
piston
pressure chamber
supplied
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JP20089789A
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English (en)
Inventor
Koji Onishi
晃二 大西
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両等に搭載された自動変速機における変速
機構に内蔵された摩擦係合要素に、作動油圧を選択的に
供給することにより、変速機構に変速動作を行わせる自
動変速機の油圧制御装置に関する。
(従来の技術) 車両に備えられる自動変速機として、流体トルクコンバ
ータと多段ギア式の変速機構とから威るものが汎用され
ており、斯かる自動変速機には、通常、油圧制御装置が
付設される。
油圧制御装置においては、通常、オイルポンプからの油
圧を調圧して、例えば、エンジン負荷が大となるに伴っ
て高くなるという如くに、エンジンの負荷状態に応じて
変化するライン圧を形成する、レギュレータ弁等から成
るライン圧形成部と、変速レンジを切り換えるべく手動
操作されるマニュアル弁、ライン圧形成部からのライン
圧に基づいて作動油圧を形成し、その作動油圧を変速機
構におけるクラッチやブレーキ等の油圧制御式の複数の
摩擦係合要素に選択的に供給する複数のシフト弁、及び
、そのシフト弁の動作状態を切り換える複数のソレノイ
ド弁等から成る作動油圧供給部とが設けられる。そして
、自動変速機における変速制御にあっては、油圧制御装
置に備えられた制御ユニットにより、予め定められた変
速特性に従って駆動信号が作動油圧供給部に設けられた
所定のソレノイド弁に供給されてシフト弁の動作状態が
切り換えられ、それにより、複数の摩擦係合要素のうち
の選択されたものに作動油圧が供給されてそれが締結状
態とされ、自動変速機における変速レンジ及び変速段の
切り換えが行われる。
このような油圧制御装置にあっては、複数の摩擦係合要
素のうちの選択されたものに作動油圧供給部からの作動
油圧が急速に供給されると、選択された摩擦係合要素の
締結が急激に行われてショックが生じる虞があるが、斯
かるショックを抑制すべく、作動油圧供給部と変速機構
における複数の摩擦係合要素とを接続する油路の夫々に
は、例えば、実開昭62−170863号にも示される
如くに、作動油圧供給部から各摩擦係合要素への供給が
適正に行われるようになすアキュムレータが設けられる
従来提供されているアキュムレータは、例えば、第7図
に示される如くに、スプリング2により付勢されるピス
トン3によって区画される、容積が可変とされた背圧室
4及び内圧室5が設けられ、背圧室4が油路6を介して
ライン圧形成部に接続されるとともに、内圧室5がオリ
フィス9が設けられた油路7を介して、作動油圧を供給
するシフト弁に接続される構成を有するものとされる。
斯かる第7図に示される例においては、油路7における
内圧室5とオリフィス9との間の部分が、摩擦係合要素
であるクラッチ8に接続されている。
そして、変速機構においてクラッチ8が解放状態にされ
るべき変速動作が行われるときには、アキュムレータに
おける背圧室4に油路6を介してライン圧が供給され、
ピストン3が一点鎖線により示される締結基準位置から
スプリング2の付勢力に抗して、第7図における右方に
移動せしめられ、それにより、内圧室5から作動油圧が
排出されて、クラッチ8が解放状態にされる。一方、変
速機構においてクラッチ8が締結状態にされるべき変速
動作が行われるときには、アキエムレータの内圧室5に
油路9を介して作動油圧が供給されて、ピストン3が実
線により示される解放基準位置からスプリング2の付勢
力に従って、第7図における左方に移動せしめられ、斯
かる際における背圧室4からのライン圧の排出を伴う内
圧室5の容積の増大変化のもとに、調圧された作動油圧
がクラッチ8に供給されて、クラッチ8が締結状態とさ
れる。
このようなアキエムレータを経てクラッチ8に供給され
る作動油圧は、アキュムレータの内圧室5への作動油圧
の供給開始直後には急激に上昇し、その後、ピストン3
の移動が開始されるとピストン3が停止せしめられるま
での期間において、極めて緩やかに上昇する槽圧を形成
するものとなり、さらに、ピストン3が停止せしめられ
た後には、再び、急激に上昇して一定圧状態となるよう
に変化せしめられる。そして、クラッチ8の締結は、作
動油圧の槽圧形成期間内に行われるようにされる。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如くに、アキュムレータの作動によって、クラッ
チ8に供給される作動油圧が槽圧を有するものとされる
にあたっては、クラッチ8の締結がショックを伴うこと
なく円滑に行われるようにすべく、クラッチ8に供給さ
れる作動油圧が適正な槽圧形成期間を有するものとされ
ることが望まれる。しかしながら、ライン圧形成部にお
いて形成されるライン圧が比較的小なるものとされる場
合には、アキュムレータの内圧室5に供給される作動油
圧も比較的小なるものとされ、また、エンジン負荷が増
大して、ライン圧形成部において形成されるライン圧が
比較的大なるものとされる場合には、アキュムレータの
内圧室5に供給される作動油圧も比較的大なるものとさ
れることになり、内圧室5に比較的小なる作動油圧が供
給される場合には、例えば、第8図において実線により
あられされる如く、アキュムレータを経てクラッチ8に
供給される作動油圧の値Pは、アキュムレータにおける
ピストン3の移動が開始された時点tlからピストン3
の移動が停止される時点t3までの比較的長い期間TA
において槽圧を有するものとされるが、内圧室5に比較
的大なる作動油圧が供給される場合には、アキュムレー
タ内におけるピストン3の移動が速められ、例えば、第
8図において二点鎖線によりあられされる如く、アキュ
ムレータを経てクラッチ8に供給される作動油圧の値P
は、アキュムレータにおけるピストン3の移動が開始さ
れた時点tlからピストン3の移動が迅速に行われて停
止される時点t2までの比較的短い期間TBにおいて槽
圧を有するものとされることになり、その結果、クラッ
チ8の締結が作動油圧Pの槽圧形成期間内に完了しない
ことになる不都合がまねかれる虞がある。
このように、ライン圧の上昇に伴って、アキュムレータ
を経て摩擦係合要素に供給される作動油圧の槽圧形成期
間が短縮されてしまうという不都合に対する対応策とし
て、槽圧が比較的高い値をとるものとなるようにされ、
それにより、摩擦係合要素の締結が比較的短い槽圧形成
期間内に完了するようにされること、あるいは、アキュ
ムレータの内圧室の容積が増大せしめられて、ピストン
が移動し得る時間が長くなるようにされること等が考え
られるが、前者の場合には、摩擦係合要素の締結に比較
的大なるショックが伴われることになるという問題があ
り、また、後者の場合には、エンジン負荷の低減に伴っ
てライン圧が低減したとき、摩擦係合要素に供給される
作動油圧がその槽圧形成期間内において供給量不足を生
し、摩擦係合要素に滑りが発生することになるという問
題、さらには、例えば、自動変速機の冷間作動時におい
て、アキュムレータに供給される作動油圧の変化に対す
るアキュムレータを経て摩擦係合要素に供給される作動
油圧の変化における応答性が悪化して、適正タイミング
のもとでの変速動作が行われなくなる虞がある。
斯かる点に鑑み、本発明は、自動変速機に備えられた変
速機構に内蔵された摩擦係合要素に、ライン圧形成部か
ら得られるエンジンの負荷状態に応じて変化するライン
圧に基づいて形成した作動油圧を、アキュムレータが介
在せしめられた油路を通じて供給し、摩擦係合要素に締
結状態を選択的にとらせるようにされたもとで、アキュ
ムレータを経て摩擦係合要素に供給される作動油圧を、
ライン圧の変化にかかわらず、その槽圧形成期間が適正
な長さに維持されるものとなすことができ、それにより
、摩擦係合要素を、常時、適正なタイ短ングのもとに円
滑に締結させることができるようにされた、自動変速機
の油圧制御装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る自動変速機の油
圧制御装置は、エンジンに付設された自動変速機に備え
られる油圧発生源からの油圧を調圧して、エンジンの負
荷状態に応して変化するライン圧を形成するライン圧形
成部と、自動変速機に備えられた変速機構に含まれる摩
擦係合要素に、ライン圧に基づいて得られる作動油圧を
供給し、摩擦係合要素に締結状態を選択的にとらせる作
動油圧供給部と、摩擦係合要素と作動油圧供給部との間
の油路に設けられたアキュムレータとを備え、アキュム
レータが、摩擦係合要素と作動油圧供給部との間の油路
に接続され、容積が可変とされた内圧室、及び、ライン
圧形成部に油路を介して接続され、容積が可変とされた
背圧室を備え、内圧室への作動油圧の供給に伴う内圧室
の容積変化が、ライン圧の変化に応じて変化する態様を
もって行われるものとされて、構成される。
(作 用) 上述の如くの構成とされる本発明に係る自動変速機の油
圧制御装置においては、摩擦係合要素と作動油圧供給部
との間の油路に設けられたアキュムレータにおける内圧
室の、それに対する作動油圧の供給に伴う容積の拡大が
、例えば、ライン圧が比較的低いもとにおいては、比較
的遅い速度で行われるとともに拡大量が比較的小となる
ようにされ、また、ライン圧が比較的高いもとにおいて
は、比較的速い速度で行われるとともに拡大量が比較的
大となるようにされ、それにより、ライン圧が比較的低
いもとにおいても比較的高いもとにおいても、アキュム
レータにおける内圧室の作動油圧の供給に伴う容積の拡
大が、夫々、相互間の差が小とされた期間を要して行わ
れることになる。
そして、アキュムレータにおける内圧室に作動油圧が供
給され、それに伴って内圧室の容積の拡大が生じる期間
に応じて、摩擦係合要素にアキュムレータを経て供給さ
れる作動油圧における槽圧形成期間が設定される。従っ
て、摩擦係合要素にアキュムレータを経て供給される作
動油圧における槽圧形成期間は、ライン圧が比較的低い
もとにおいても比較的高いもとにおいても相互間の差が
小とされるものとされる。即ち、本発明に係る自動変速
機の油圧制御装置によれば、アキュムレータを経て摩擦
係合要素に供給される作動油圧が、ライン圧の変化にか
かわらず、その槽圧形成期間が適正な長さに維持される
ものとされることになり、その結果、摩擦係合要素が、
常時、適正なタイミングのもとに円滑に締結せしめられ
る状態が得られることになる。
(実施例) 第4図は、本発明に係る自動変速機の油圧制御装置の一
例が適用された車両用自動変速機を示す。
第4図において、自動変速機10は、トルクコンバータ
14及び多段ギア式の変速機構20を含み、さらに、そ
れらの動作制御に用いられる油圧が、本発明に係る自動
変速機の油圧制御装置の一例を成す油圧制御部40から
供給されるものとされている。トルクコンバータ14は
、ポンプインペラー14a、タービンランナー14b、
ステータ14c及びケース11から威り、ポンプインペ
ラー14aが連結されるエンジンの出力軸12には、ポ
ンプ駆動軸16を介してオイルポンプ15が連結されて
いる。タービンランナー14bは、出力軸12に連結さ
れるとともに中空のタービン軸17を介して変速機構2
0に連結され、また、ステータ14cとケース11との
間には、ワンウェイクラッチ18が介装されていて、ス
テータ14cが、ポンプインペラー14a及びタービン
ランナー14bと同方向に回転するようになされている
変速機構20は、前進4段後退1段の変速段を得るため
のプラネタリギアユニット21を備えている。プラネタ
リギアユニット21は、小径サンギア22.大径サンギ
ア23.ロングピニオンギア24.ショートビニオンギ
ア25、及び、リングギア26を有するものとされてい
る。小径サンギア22とタービン軸17との間には、前
進走行用のフォワードクラッチ27とコーステイングク
ラッチ28とが並設され、小径サンギア22とフォワー
ドクラッチ27との間には、ワンウェイクラッチ29が
介装されている。大径サンギア23とタービン軸17と
の間には、後退走行用のリバースクラッチ30が設けら
れるとともに、2−4ブレーキ31が配設され、また、
ロングピニオンギア24とタービン軸17との間には、
3−4クラツチ32が設けられている。ロングピニオン
ギア24はキャリア33及びワンウェイクラッチ34を
介して変速機ケース35に連結され、キャリア33と変
速機ケース35とは、ロー・リバースブレーキ36によ
り係脱されるようになされている。そして、リングギア
26は、自動変速機10の出力軸37を介してアウトプ
ットギア38に連結され、出力軸37に得られるトルク
が、図示されないディファレンシャルギアユニット等を
介して車両の駆動輪に伝達される。
斯かる構成を有する多段ギア式の変速機構20において
は、フォワードクラッチ27.コーステイングクラッチ
28.リバースクラッチ30.2−4ブレーキ31.3
−4クラツチ32及びロー・リバースブレーキ36が、
適宜選択的に締結状態とされることにより、パーキング
レンジ、リバースレンジ、ニュートラルレンジ、及ヒ、
フォワードレンジを構成する各レンジと、フォワードレ
ンジにおけるl速〜4速の各変速段とを得ることができ
、それらクラッチ27,28.32及び30、及び、ブ
レーキ31及び36の夫々を締結させる作動油圧が、油
圧制御部40から供給される。
油圧制御部40は、第5図に示される如く、ライン圧形
成部42及び作動油圧供給部44を備え、ライン圧形成
部42は、油路45を介してオイルポンプ15に接続さ
れたレギュレータ弁46と、レギュレータ弁46に接続
されたスロットルモジュレータ弁47と、オイルポンプ
15に接続されるとともにスロットルモジュレータ弁4
7に接続されたスロットル圧発生弁48とを有し、スロ
ットル圧発生弁48は、出力軸12を有するエンジンの
吸気通路に配されたスロットル弁の開度に応じてスロッ
トル圧発生弁48の軸方向に変位せしめられる可動ロッ
ド48aを有し、斯かる可動ロッド48aの変位によっ
てスプール48bがスロットル圧発生弁48の軸方向に
移動せしめられるものとされる。そして、スロットル圧
発生弁48には、オイルポンプ15からの油圧がレギュ
レータ弁46により調圧されて形成され、油路53に得
られるライン圧が、油路45を通じてポートaから供給
される。斯かる際、スプール48bがとる位置に応じて
実効開口面積が変化するドレイン及びボートaによって
、スロットル圧発生弁48に供給されるライン圧がスロ
ットル弁の開度に応じたものに調圧されて、スロットル
圧が形成される。このスロットル圧はポートbを通じて
スロットル圧発生弁48から油路49に導出されてスロ
ットルモジュレータ弁47におけるボートcに供給され
、スロットルモジュレータ弁47によりさらに調圧され
て、スロットルモジュレータ弁47のポートdから油路
51を通じてレギュレータ弁46におけるポートeにパ
イロット圧として供給される。
レギュレータ弁46は、2つのスプール46a及び46
bとそれらの間に配されたスプリング46cとを有し、
ポートeの他に、ライン圧が伝達される油路53に接続
されたポートf及びg、及び、油路54に接続されたポ
ートhが設けられている。斯かるレギュレータ弁46に
おいては、ポートeに供給されたパイロット圧に応じて
ボートf及びgの実効開口面積が変化せしめられ、それ
により、ポートf及びgに接続された油路53に得られ
るライン圧が、パイロット圧に応じて調圧された値、従
って、スロットル弁の開度に応じて変化する値をと、る
ものとなるように調圧され、例えば、スロットル弁の開
度が大となるに伴って昇圧されるものとなされる。
このようにして形成されるライン圧は、油路54を通じ
て作動油圧供給部44における各シフト弁に供給され、
自動変速機10において変速動作が行われるとき、各シ
フト弁の動作状態に応じたものに調圧され、もしくは、
そのまま作動油圧として変速機構20における複数の摩
擦係合要素に選択的に供給されるとともに、油路53を
通じて、作動油圧供給部44におけるマニュアル弁56
のボート0及びPに供給される。
マニュアル弁56は、スプール56aを有し、車両に備
えられて運転者により操作されるシフトレバ−がリバー
スレンジ位置をとるものとされたときには、マニュアル
弁56におけるスプール56aが、第5図に示される如
くに、ボー1−oとボー l−nとが連通状態となる位
置をとるものとされる。このようにマニュアル弁56に
おけるボート0とポートnとが連通状態とされたもとで
は、油路53からマニュアル弁56にそのボート0を通
じて供給されたライン圧が、マニュアル弁56のボー)
nに作動油圧として得られ、油路55及び油路59を介
してロー・リバースブレーキ36に供給されるとともに
、油路55及びオリフィス57が設けられた油路58を
通じてリバースクラッチ30に供給され、また、油路5
5から油路60を通じてレギュレータ弁46に供給され
、それにより、シフトレバ−がリバースレンジ位置をと
るものとされたもとにおいてはライン圧が増圧されるよ
うになされている。
さらに、油路55及び58を通じた作動油圧は、油路5
8に接続された油路6Iを通じて、アキュムレータ70
の内圧室72にも供給され、このアキュムレータ70の
背圧室71には、油路45を通じたライン圧が、さらに
、油路45に接続された油路50を通じて供給される。
アキュムレータ70は、内圧室72に配されたスプリン
グ73により矢印Aによって示される方向(A方向)に
付勢されたピストン74、及び、背圧室71に配された
スプリング75により矢印Bによって示される方向(B
方向)に付勢され、ピストン74より小なる受圧面積を
有するピストン76が備えられたものとされており、ピ
ストン76の端面部76aには、背圧室71に通じる透
孔77が設けられている。
斯かるアキュムレータ70においては、リバースクラッ
チ30が解放状態とされるにあたっては、内圧室72に
対する作動油圧の供給がなされず、一方、背圧室71に
は油路50を通じてライン圧が供給され、このライン圧
がピストン76の端面部76aに設けられた透孔77を
通じて、ピストン74と76との間に形成される中間室
78に供給される。それにより、ピストン74が、中間
室78に供給されたライン圧によって、その一端部がア
キュムレータ70におけるシリンダの一方の端部70a
に当接する解放基準位置をとるまでB方向に移動せしめ
られ、内圧室72内の作動油圧が排出される。これに対
して、リバースクラッチ30が締結状態とされるにあた
っては、内圧室72に油路61を通じて作動油圧が供給
される。それにより、ピストン74が作動油圧によって
A方向に押圧され、中間室78のライン圧が透孔77を
通じて背圧室71に排出されるとともに、ピストン76
がその一端部がアキュムレータ70におけるシリンダの
他方の端部70bに当接する締結基準位置をとるまでB
方向に移動せしめられて、背圧室71内のライン圧が排
出される。
このようにして、背圧室71は、油路50を通じてのラ
イン圧の供給及び排除に伴って拡大及び縮小する可変容
積を有するものとされ、また、内圧室72は、油路61
を通じての作動油圧の供給及び排除に伴って拡大及び縮
小する可変容積を有するものとされているのであるが、
内圧室72の油路61を通じての作動油圧の供給に伴う
容積拡大状態は、ライン圧の値に応じて変化するものと
されている。
即ち、アキュムレータ70は、スロットル弁の開度が比
較的小とされてライン圧が比較的低い値をとるものとさ
れる場合には、第1図A−Dに示される如くに作動する
。先ず、油路61を通じての作動油圧の供給がなされて
いない状態においては、第1図Aに示される如く、ピス
トン74が解放基準位置をとるものとされて内圧室72
の容積は最小とされ、中間室78が、比較的低い値をと
るものとされたライン圧に応じて、ピストン74とピス
トン76との間に比較的小なる間隔LIが得られる状態
で形成される。次に、内圧室72に対する油路61を通
じての作動油圧の供給が開始されると、ピストン74が
ピストン76側に移動せしめられて内圧室72が拡大さ
れていき、ピストン74が、比較的低い値をとるものと
されたライン圧に基づいて形成された作動油圧に応じて
比較的遅い速度をもって、比較的小なる間隔LIに対応
する距離だけ移動し、第1図Bに示される如く、ピスト
ン76に当接する状態となる。続いて、第1図Cに示さ
れる如くに、ピストン74がピストン76を押圧移動さ
せつつ移動せしめられて、内圧室72がさらに徐々に拡
大されていき、第1図りに示される如くに、ピストン7
6が締結基準位置をとるものとされて背圧室71の容積
が最小とされ、ピストン74及び76が停止せしめられ
る。
斯かる際、油路61における作動油圧の値、従って、油
路58を通じてリバースクラッチ30に供給される作動
油圧の値は、第6図のグラフ(縦軸:作動油圧の値P、
横軸二時間t)における実線Laによってあられされる
如く、ピストン74がピストン76側に移動せしめられ
て内圧室72が拡大されていく状態において、点Wから
点Xまでの僅かに上昇していく槽圧を形成するものとさ
れ、ピストン74がピストン76を押圧移動させつつ移
動せしめられて、内圧室72がさらに徐々に拡大されて
いく状態において、点Xから点yまでの比較的急峻に上
昇していくものとされ、さらに、ピストン76が締結基
準位置をとるものとされて背圧室7エの容積が最小とさ
れ、ピストン74及び76が停止せしめられた状態にお
いては、点yから点2までの略一定となるものとされる
また、アキュムレータ70は、スロットル弁の開度が中
程度とされてライン圧が中程度の値をとるものとされる
場合には、第2図A−Dに示される如くに作動する。先
ず、油路61を通じての作動油圧の供給がなされていな
い状態においては、第2図Aに示される如く、ピストン
74が解放基準位置をとるものとされて内圧室72の容
積は最小とされ、中間室7日が、中程度の値をとるもの
とされたライン圧に応して、ピストン74とピストン7
6との間に中程度の間隔L2が得られる状態で形成され
る。次に、内圧室72に対する油路61を通じての作動
油圧の供給が開始されると、第2図Bに示される如く、
ピストン74がピストン76側に移動せしめられて内圧
室72が拡大されていき、ピストン74が、中程度の値
をとるものとされたライン圧に基づいて形成された作動
油圧に応じて中程度の速度をもって、中程度の間隔L2
に対応する距離だけ移動し、第2図Cに示される如く、
ピストン76に当接する状態となる。
続いて、ピストン74がピストン76を押圧移動させつ
つ移動せしめられて、内圧室72がさらに徐々に拡大さ
れていき、第2図りに示される如くに、ピストン76が
締結基準位置をとるものとされて背圧室71の容積が最
小とされ、ピストン74及び76が停止せしめられる。
斯かる際、油路61における作動油圧の値、従って、油
路58を通じてリバースクラッチ30に供給される作動
油圧の値Pは、第6図のグラフにおける破線Lbによっ
てあられされる如く、ピストン74がピストン76側に
移動せしめられて内圧室72が拡大されていく状態にお
いて、点W′から点X′までの僅かに上昇していく槽圧
を形成するものとされ、ピストン74がピストン76を
押圧移動させつつ移動せしめられて、内圧室72がさら
に徐々に拡大されていく状態において、点y゛から点y
oまでの比較的急峻に上昇していくものとされ、さらに
、ピストン76が締結基準位置をとるものとされて背圧
室71の容積が最小とされ、ピストン74及び76が停
止せしめられた状態においては、点y゛から点2′まで
の略一定となるものとされる。
さらに、アキュムレータ70は、スロットル弁の開度が
比較的大とされてライン圧が比較的大なる値をとるもの
とされる場合には、第3図A−Dに示される如くに作動
する。先ず、油路61を通じての作動油圧の供給がなさ
れていない状態においては、第3図Aに示される如く、
ピストン74が解放基準位置をとるものとされて内圧室
72の容積は最小とされ、中間室78が、比較的大なる
値をとるものとされたライン圧に応じて、ピストン76
が締結基準位置をとるものとされて背圧室71の容積が
最小とされ、ピストン74とピストン76との間に最大
間隔り、が得られる状態で形成される。次に、内圧室7
2に対する油路61を通じての作動油圧の供給が開始さ
れると、第3図B及びCに示・される如く、ピストン7
4がピストン76側に移動せしめられて内圧室72が拡
大されていき、ピストン74が、比較的大なる値をとる
ものとされたライン圧に基づいて形成された作動油圧に
応じて比較的速い速度をもって、最大間隔L3に対応す
る距離だけ移動し、第3図りに示される如く、締結基準
位置をとるものとされたピストン76に当接する状態と
なって、停止せしめられる。
斯かる際、油路61における作動油圧の値、従って、油
路58を通じてリバースクラッチ30に供給される作動
油圧の(JPは、第6図のグラフにおける一点鎖線Lc
によってあられされる如く、ピストン74がピストン7
6偶に移動せしめられて内圧室72が拡大されていき、
締結基準位置をとるものとされたピストン76に当接す
るものとなる状態において、点W′”から点x ”まで
の僅かに上昇していく槽圧を形成するものとされ、ピス
トン74が締結基準位置をとるものとされたピストン7
6に当接したとき、点 11から点y″に急激に上昇し
、さらに、それ以後のピストン74が停止せしめられた
状態においては、点y”から点+1までの略一定となる
ものとされる。
このように、ライン圧が比較的小なる値、中程度の値及
び比較的大なる値をとるもとにおいて、油路58を通じ
てリバースクラッチ30に供給される作動油圧の値Pは
、夫々、第6図のグラフにおける実線La、破線Lb及
び−点鎖線Lcによりあられされる如くに変化し、点W
から点Xまで、点Woから点Xoまで、及び、点W”か
ら点Xまでの部分で示される槽圧を有するものとされる
ライン圧が比較的小なる値をとるもとにおいて油路58
を通じてリバースクラッチ30に供給される作動油圧が
有する槽圧は、アキュムレータ70において、ピストン
74が比較的遅い速度をもって比較的小なる間隔Llに
対応する距離を移動することに基づいて形成され、また
、ライン圧が中程度の値をとるもとにおいて油路58を
通じてリバースクラッチ30に供給される作動油圧が有
する槽圧は、アキュムレータ70において、ピストン7
4が中程度の速度をもって中程度の間隔L2に対応する
距離を移動することに基づいて形成され、さらに、ライ
ン圧が比較的大なる値をとるもとにおいて油路58を通
じてリバースクラッチ30に供給される作動油圧が有す
る槽圧は、アキュムレータ70において、ピストン74
が比較的速い速度をもって比較的大なる間隔り、に対応
する距離を移動することに基づいて形成される。従って
、夫々の槽圧が形成される期間、即ち、各槽圧形成期間
の長さは、第6図に示される如く、実線Laにおける点
W、破線Lbにおける点Wo及び−直鎖wALcにおけ
る点W”の夫々に略対応する時点taから実線Laにお
ける点X、破線Lbにおける点X”及び−点鎖線Lcに
おける点x″の夫々に略対応する時点tbまでの期間と
なり、ライン圧が比較的小なる値、中程度の値及び比較
的大なる値をとる場合の夫々において、油!58を通じ
てリバースクラッチ30に供給される作動油圧における
槽圧形成期間の長さは略等しいものとされることになる
油路58を通じてリバースクラッチ30に供給される作
動油圧における槽圧形成期間は、その間にリバースクラ
ッチ30の締結状態がとられる期間とされるので、リバ
ースクラッチ30の締結状態がとられる期間は、ライン
圧が変動しても、はぼ一定に維持されることになり、そ
れにより、リバースクラッチ30が、常時、ショックを
伴うことなく、滑らかに締結せしめられるものとされる
なお、上述の例においては、リバースクラッチ30が油
圧給排対象とされているが、本発明に係る自動変速機の
油圧制御装置は、リバースクラッチ30以外の、自動変
速機における各種のクラッチあるいはブレーキ等の摩擦
係合要素が油圧給排対象とされるもとで、適用され得る
ものである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る自動変速機
の油圧制御装置によれば、自動変速機に備えられた変速
機構に内蔵された摩擦係合要素に、ライン圧形成部から
得られるエンジンの負荷状態に応じて変化するライン圧
に基づいて形成した作動油圧を、アキュムレータが介在
せしめられた油路を通じて供給し、摩擦係合要素に締結
状態を選択的にとらせるにあたり、アキュムレータにお
ける内圧室のそれに対する作動油圧の供給に伴う容積の
拡大が、例えば、ライン圧が比較的低いもとにおいては
、比較的遅い速度で行われるとともに拡大量が比較的小
となるようにされ、また、ライン圧が比較的高いもとに
おいては、比較的速い速度で行われるとともに拡大量が
比較的大となるように、ライン圧に応じて変化するもの
とされて、ライン圧の変動にかかわらず、アキュムレー
タにおける内圧室の作動油圧の供給に伴う容積の拡大が
、夫々、相互間の差が小とされた期間を要して行われる
ことになり、それにより、摩擦係合要素にアキュムレー
タを経て供給される作動油圧における槽圧形成期間を、
ライン圧の変化にかかわらず、適正な長さに維持される
ものとなすことができ、その結果、摩擦係合要素が、常
時、適正なタイミングのもとに円滑に締結せしめられる
状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A−D、第2図A−D及び第3図A−Dは本発明
に係る自動変速機の油圧制御装置の一例におけるアキュ
ムレータの動作説明に供される図、第4図は本発明に係
る自動変速機の油圧制御装置の一例が適用された自動変
速機の概略構成図、第5図は第4図に示される油圧制御
部における部分構成図、第6図は本発明に係る自動変速
機の油圧制御装置の一例の動作説明に供される特性図、
第7図は従来用いられているアキュムレータの一例の概
略構成図、第8図は第7図に示されるアキュムレータが
用いられた油圧制御装置の動作説明に供される特性図で
ある。 図中、10は自動変速機、30はリバースクラッチ、4
2はライン圧形成部、44は作動油圧供給部、48はス
ロットル圧発生弁、70はアキュムレータ、71は背圧
室、72は内圧室、74及び76はピストン、77は透
孔、78は中間室である。 5 0b

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジンに付設された自動変速機に備えられる油圧発生
    源からの油圧を調圧して、上記エンジンの負荷状態に応
    じて変化するライン圧を形成するライン圧形成部と、 上記自動変速機に備えられた変速機構に含まれる摩擦係
    合要素に、上記ライン圧に基づいて得られる作動油圧を
    供給し、該摩擦係合要素に締結状態を選択的にとらせる
    作動油圧供給部と、 上記摩擦係合要素と上記作動油圧供給部との間の油路に
    接続され、容積が可変とされた内圧室、及び、上記ライ
    ン圧形成部に油路を介して接続され、容積が可変とされ
    た背圧室を備え、上記内圧室への上記作動油圧の供給に
    伴う該内圧室の容積変化が、上記ライン圧の変化に応じ
    て変化する態様をもって行われるものとされたアキュム
    レータが備えられて構成される自動変速機の油圧制御装
    置。
JP20089789A 1989-08-02 1989-08-02 自動変速機の油圧制御装置 Pending JPH0366976A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9079055B2 (en) 2013-02-26 2015-07-14 Korea Institute Of Geoscience And Mineral Resources Method of removing asbestos from asbestos-containing materials by 99% through low temperature heat treatment

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9079055B2 (en) 2013-02-26 2015-07-14 Korea Institute Of Geoscience And Mineral Resources Method of removing asbestos from asbestos-containing materials by 99% through low temperature heat treatment

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