JPH0366747A - 耐燃混合物 - Google Patents

耐燃混合物

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JPH0366747A
JPH0366747A JP2193173A JP19317390A JPH0366747A JP H0366747 A JPH0366747 A JP H0366747A JP 2193173 A JP2193173 A JP 2193173A JP 19317390 A JP19317390 A JP 19317390A JP H0366747 A JPH0366747 A JP H0366747A
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ウベ・ベステツペ
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ドイツ国特許出願第P 3,832,396.6号(L
a  A26,344)の発明は、式(I)R1 式中、 R1及びR2は、相互に独立して水素、ノ\ロゲン、好
ましくは塩素もしくは臭素、01〜C6−アルキル、C
1〜C,−シクロアルキル、C,〜Cl0−アリール、
好ましくはフェニル、または07〜C1□−アラルキル
、好ましくはフェニル−CINC4−アルキル、殊にベ
ンジルを表わし、 mは、4〜7、好ましくは4または5の整数を表わし、 R3及びR4は、各々Xに対して個々に選ぶことができ
、そして相互に独立して水素まI;はC3〜C1−アル
キルを表わし、モしてXは、炭素を表わし、但し少なく
とも1個の原子X上では、R3及びR1は同°時にアル
キルを表わす、 のジヒドロキシジフェニルシクロアルカンに関する。
好ましくは、R3及びR;は、同時に1〜2個の原子X
上で、殊に1個の原子X上だけで共にアルキルである。
メチルが好適なアルキル基であり;ジ−フェニル−置換
されたCyK子(C−1)に対してσ−位置にあるX原
子はジアルキル−置換されておらず、他方、C−1に対
してβ−位置にあるXi子はジアルキル置換されている
ことが好ましい。
ドイツ国特許出願第P3,832,396.6号の発明
は、殊に環式脂肪族基中に5及び6個の環炭素原子を有
するジヒドロキシジフェニルシクロアルカン(式(I)
中でm=4または5)、例えば式 のジフェノールに関し、1.1−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
(式■)が殊に好ましい。
式(丁)のジヒドロキシジフェニルシクロアルカン () のフェノールと式(VT) のケトンとの縮合により製造することができ、こコニ式
(V)及び(vt)i:おいてX,R’、R2R3、R
4及びmは、式(I)の場合に与えられる意味を有する
式(V)のフェノールは、文献から公知であるか、また
は文献から公知である方法により得られる[例えばクレ
ゾール及びキシレノールについてはウルマンの工業化学
の百科辞典(UllmannsEncyklopMdi
e der Lechnischen Chemie)
第4版及び増補版、第15巻、61〜77頁、ベルラグ
・ヘミ−−ワインハイムーニューヨーク(Varlag
Chemie−Weinheim−New York)
 l 9 7 8 ;クロロフェノールについてはウル
マンの工業化学の百科辞典、第4版、ベルラグ・ヘミ−
 1975、第9巻、573〜582頁:及び同誌第4
版、ベルラグ・ヘミ−1979、第18巻、191〜2
14頁参照コ。
式(V)の適当なフェノールの例には次のものがある:
フェノール、0−クレゾール、m−クレゾール、2.6
−シメチルフエノール、2−クロロフェノール、3−ク
ロロフェノール、2.6−ジクロロフェノール、2−シ
クロヘキシルフェノール、ジフェニルフェノール及び〇
−またはp−ペンジルフェノール。
式(Vl)のケトンは、文献から公知である[fIえば
バイルスタインの有機化学のハンドブック(Beils
teins Handbuch der Organi
schen Chemie)、第7巻、第4版、スプリ
ンゲルーベルラグ(Springer−Verlag)
 、ベルリン、1925及び対応する増補版第1〜4巻
、並びにJ、Am、Chsm、Soc、第79巻(19
57)、1488.1490及び】49I頁、アレン(
Alien)ら、米国特許第2,692.289号、J
、Chem、Soc、、 (1954) 、 2186
.2191及びJ、Org、Chem、第38巻、Na
26、(1973)、4431頁以下、J、Am、Ch
em。
Soc、87、(1965)、1353頁以下、殊に1
355頁参照]。式(VI)のケトンの一般的な製造方
法は、例えば「オルガニクム(Organ ikum)
、第15版、1977、VEB−ドイチェン・ベルラグ
・デル・ビラセンシャツテン(DeutscherVe
rlag der Wissenschaften) 
、ベルリン、例えば698頁」に記載されている。
式(VT)の公知のケトンの例には次のものがある:3
,3−ジメチルシクロペンタノン、2.2−ジメチルシ
クロヘキサノン、3,3−ジメチルシクロヘキサノン、
4.4−ジメチルシクロヘキサノン、3−エチル−3−
メチルシクロペンタノン、2.3.3−トリメチルシク
ロペンタノン、2,4゜4−トリメチルシクロペンタノ
ン、3.3.4−トリメチルシクロペンタノン、3.3
−ジメチルシクロペンタノン、4,4−・ジメチルシク
ロヘプタノン、3−エチル−3−メチルシクロヘキサノ
ン、4−エチル−4−メチルシクロヘキサノン、2゜3
.3−1リメチルシクロヘキサノン、2.4.4−トリ
メチルシクロヘキサノン、3;3.4−トリメチルシク
ロヘキサノン、2,5.5−トリメチルシクロヘキサノ
ン、3,3.5=l−リメチルシクロヘキサノン、3,
4.4−トリメチルシクロヘキサ)ン、2.3.3.4
−テトラメチルシクロペンタノン、2.3,4.4−テ
トラメチルシクロペンタノン、3,3.4.4−テトラ
メチルシクロペンタ/7.2,2.5−トリメチルシク
ロヘプタノン、2.2.6−トリメチルシクロヘプタノ
ン、2,6゜6−トリメチルシクロヘプタノン、3.3
.5−トリメチルシクロヘプタノン、3.5.5−1−
ジメチルシクロヘプタノン、5−エチル−2,5−ジメ
チルシクロヘプタノン、2,3,3.5−テトラメチル
シクロヘプタノン、2.3.5.5−テトラメチルシク
ロヘプタノン、3,3.5.5−テトラメチルシクロヘ
プタノン、4〜エチル−2,3,4−トリメチルシクロ
ペンタノン、2−イソプロピル−4,4−ジメチルシク
ロペンタノン、4−イソ7’aピル−2,4−ジメチル
シクロペンタノン、2−エチル−3,5,5−トリメチ
ルシクロヘキサノン、3−エチル−3,5,5−)ジメ
チルシクロヘキサノン、3−エチル−4−イソプロピル
−3−メチルシクロペンタノン、4−5ec −フ5−
ルー3.3−ジメチルシクロペンタノン、2−インプロ
ピル−3,3,4−トリメチルシクロペンタノン、3−
エチル−4−イソプロピル−3−メチル−シクロヘキサ
ノン、4−エチル−3−イソプロピル−4−メチル−シ
クロヘキサノン、3−sec−ブチル−4,4−ジメチ
ルシクロヘキサノン、3−イソプロピル−3,5,,5
−)ジメチルシクロヘキサノン、4−インプロビル−3
,5,5−1−リメチルシクロヘキサノン、3,3.5
−トリメチル−5−プロピルシクロヘキサノン、3.5
.5−トリメチル−5−プロピルシクロヘキサノン、2
−ブチル−3,3,4−トリメチルシクロペンタノン、
2ブチル−3,3,4−1リメチルシクロヘキサノン、
4−ブチル−3,3,5’−)リメチルシクロヘキサノ
ン、3−イソへキシル−3−メチルシクロヘキサノン、
5−エチル−2,4−ジインプロピル−5−メチルシク
ロヘキサノン、2.2−ジメチルシクロオクタノン及び
3.3.8−トリメチルシクロオクタノン。
好適なケトンの例には次のものがある二υ 一般にケトン(Vl) 1モル当り2〜10モル、好ま
しくは2.5〜6モルのフェノール(V)をビスフェノ
ール製造に用いる。好適な反応時間は1〜100時間で
ある。反応は一般に、−30〜300°C1好ましくは
一15〜150°○の温度で、1〜20バール、好まし
くは1〜■0バールの圧力下で行う。
縮合は一般に、酸触媒の存在下で行う。例には塩化水素
、臭化水素、フッ化水素、三7ツ化ホウ素、三塩化アル
ミニウム、二塩化亜鉛、四塩化チタン、四塩化スズ、ハ
ロゲン化リン、五酸化リン、リン酸、濃塩酸または硫酸
並びに酢酸及び無水酢酸の混合物がある。また酸性イオ
ン交換体を用いることもできる。
更に反応は、共触媒例えばCI”” C11−アルキル
−メルカプタン、硫化水素、チオフェノール、チオ酸及
びジアルキルスルフィドの添加により促進し得る。
縮合は、溶媒を用いないかまたは不活性溶媒(例えば脂
肪族または芳香族炭化水素またはクロロ炭化水素)の存
在下で行い得る。
触媒が脱水剤として同時に機能する場合には、更に脱水
剤を用いる必要はないが、後者は用いる触媒が反応水と
結合しない場合には、良好な転化を達成させるために有
利である。
適当な脱水剤の例には、無水酢酸、ゼオライト、ポリリ
ン酸及び五酸化リンがある。
かくてまたドイツ国特許出願第P3.832,396.
6号の発明は、式(1) 式中、 R1及びR2は、相互に独立して水素、ハロゲン、好ま
しくは塩素または臭素、01〜c8−アルキル、C5〜
C6−シクロアルキル、C8〜C3゜−アリール、好ま
しくはフェニル、またはC7〜C1−アラルキル、好ま
しくはフェニル−C1〜C4−アルキル、殊にベンジル
であり、 mは、4〜7、好ましくは4または5の整数であり、 R3及びR4は、各々のXに対して個々に選ぶことがで
き、そして相互に独立して水素またはC3〜C1−アル
キルであり、モしてXは、炭素であり、但し少なくとも
1個の原子X上ではR3及びR4は同時にアルキルを表
わす、 のジヒドロキシフェニルーシクロアルヵンヲ製造する方
法において、式(V) 1 2 式中 R1及びR2は式(I)に対して与えられる意味
を有する のフェノールを2=1乃至l0=1、好ましくは2.5
:l乃至6:1(7)間(7) (V) : (Vl)
 (7)モル比にて、−30乃至300001好ましく
は−15乃至150℃の間の温度で、1〜20バール、
好ましくは1−10バールの圧力下にて、酸触媒の存在
下及び適当ならば共触媒及び/または溶媒及び/または
脱水剤の存在下で、式(Vl)式中、X、m1R’及び
R4は式(I)に対して与えられる意味を有する、 のケトンと反応させることを特徴とする方法に関する。
好ましくは、式<r)に8いてR3及びR4は、1〜2
個の原子X1殊に1個の原子X上で同時にアルキルであ
る。メチルが好適なアルキル基であり;またエチルまた
は直鎖状もしくは分枝鎖状であり得るC3〜C,−アル
キル基を使用し得る。ジフェニル置換されたC、[子、
(C−1)に対してa−位置にあるXi子は、好ましく
はジアルキル置換されていないが□これに対してC−1
におけるβ−位置のアルキルでの二置換が好ましい。
ある場合に反応は完全には均一に進行せず、即ち数種の
異った生成物が生皮され、従って所望の化合物を最初に
混合物から単離しなければならない。縮合の詳細につい
ては、シュネル(Schnell)、ポリカーボネート
の化学及び物理(Chemistryand Phys
ics of Po1ycarbonates) 、イ
ンターサイエンス出版(Jnterscience P
ublishers) 、ニューヨーク1964を参照
。反応は、時々所望の化合物を沈殿させるか、または晶
出させるように適当な触媒及び反応条件を選ぶことによ
り制御することができ、このことは生成物の単離に役立
つ。
実施例A ジフェノール(II)の製造 フェノール7.5モル(705g)及びドデシルチオー
ル0.15モル(30,3g)を撹拌機、滴下濾斗、温
度計、還流冷却器及びガス導入管を備えた12人り丸底
フラスコ中に最初に導入し、そして乾燥HCiガスを2
8〜30℃で飽和させた。この溶液にジヒドロイソホロ
ン(3,3,5−トリメチル−シクロヘキサン−1−オ
ン)1.5モル(210g)及びフェノールl−5モル
(151g)の溶液を3時間にわたって滴下しながら加
え、その際1:HCAガスを反応溶液中に通し続けた。
添加が終了したのち、HCIガスを更に5時間通しI;
。混合物を室温で8時間後反応させた。
次に過剰のフェノールを水蒸気蒸留により除去した。残
留物を熱時石油エーテル(60〜90)で2@、及び塩
化メチレンで1回抽出し、そして濾別しt;。
収量: 370g 融点:205〜207℃ 式(I)のジフェノールは、他の良好な特性と共に高い
熱変形温度に特徴がある高分子量の熱可塑性ポリカーボ
ネートの製造に殊に適している。
かくてまたドイツ国特許出願IP3,832,396.
6号ば、高分子量の熱可塑性芳香族ポリカーボネートの
製造における式(I)のジフェノールの使用に関する。
ホモポリカーボネートを生成させるために式(I)のあ
るジフェノールか、またはコポリカーボネートを生成さ
せるために式(I)の数種のジフェノールを用いること
ができる。
更にまた式(I)のジフェノールは、高分子量の熱可塑
性、芳香族ポリカーボネートの製造Iこおいて他のジフ
ェノール例えば式HO−Z−OH(■)との混合物とし
て使用し得る。
他の適当な式HO−Z−OH(■)のジフェノールには
、Zが炭素原子6〜30個を有する、1個またはそれ以
上の芳香核を含み、置換されることができ、そして脂肪
族基または式(I)のもの以外の環式脂肪族基または架
橋員としてヘテロ原子を含有し得る芳香族基であるもの
がある。
式(■)のジフェノールの例には、ヒドロキノン、レゾ
ルシノール、ジヒドロキシジフェニル、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)−アルカン、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−シクロアルカン、ビス−(ヒドロキシフェニル)
スルフィド、ビス−(ヒドロキシフェニル)エーテル、
ビス−(ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)スルホン、ビス−(ヒドロキシフェニル
)スルホキシド、σ、α −ビス(ヒドロキシ7エ二ル
)〜ジイソプロピルベンゼン並びにその核アルキル化及
び核ハロゲン化された化合物が有る。
これらの及び更に適当な他のジフェノールは、例えば米
国特許第3.028,365号、同第2゜999.83
5号、同第3.148.172号、同第3.275.6
01号、同第2.991.273号、同第3,271.
367号、同第3,062,781号、同第2,970
.131号及び同第2.999゜846号、ドイツ国特
許出願公開第1,570.703号、同第2,063,
050号、同第2,063.052号及び同第2.21
1956号、フランス国特許第1.561.518号並
びに文献rH。
シュネル、ポリカーボネートの化学及び物理、インター
サイエンス出版、ニューヨーク1964」に記載されて
いる。
好適な他のジフェノールの例には次のものがある:4,
4’−ジヒドロキシジフェニル、2.2−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、2.4−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、
σ、α −ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジ
イソプロピルベンゼン、2.2−ビス−(3−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2.2−ビス−
(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、
ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−メタン、2.2−ビス−(3゜5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,5−ジメ
チル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,4−ビ
ス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−
2−メチルブタン、1.1−ビス−(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、σ。
σ −ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2゜2−ビス−
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロ
パン及び2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン。
殊に好適な式(■)のジフェノールの例には次のものが
ある:2,2−ビスー(4−ヒドロキシフェニル)−プ
ロパン、2.2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン、2.2−ビス−(3,5
−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2
.2−ビス−(3,5−シクロモー4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン及びl、1−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−シクロヘキサン。
2I2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
が殊に好ましい。
他のジフェノールは、個々に、または混合物として使用
し得る。
随時また用いる他のジフェノール例えば式(■)のもの
に対する本発明により用いる式(1)のジフェノールの
モル比は、100モル%の(1)対0モル%の他のジフ
ェノール乃至2モル%の(I)対98モル%の他のジフ
ェノールの間、好ましくは100モル%の(I)対0モ
ル%の他のジフェノール乃至5モル%の(I)対95モ
ル%の他のジフェノールの間、殊に100モル%の(I
)対0モル%の他のジフェノール乃至10モル%の(I
)対90モル%の他のジフェノールの間、特に1. O
0モル%の(I)対0モル%の他のジフェノール乃至2
0モル%の(I)対80モル%の他のジフェノールの間
であるべきである。
適当ならば他のジフェノールと組合わせた式(1)のジ
フェノールからの高分子量ポリカーボネートは、公知の
ポリカーボネート製造方法により製造することができる
。これらの工程において、種々のジフェノールをランダ
ムまたはブロック状で相互に結合し得る。
かくてまたドイツ国特許出願第P3.832,396.
6号の発明は、公知のポリカーボネートの製造方法によ
り、好ましくは2相界面法によるジフェノール、及び適
当ならば連鎖停止剤及び適当ならば分枝鎖状からの高分
子量の熱可塑性芳香族ポリカーボネートの製造方法に関
し、ここに用いるジフェノールは、用いるジフェノール
の全モル量を基準として100〜2モル%、好ましくは
100〜5モル%、殊に100〜lOモル%、特に10
0〜20モル%の量の式(I)のものである。
使用する場合に、公知の方法で用いる分枝鎖剤は、分枝
鎖状ポリカーボネートを得るために少量、好ましくは0
.05乃至2.0モル%の間(用いるジフェノールを基
準として)の量の三官能性またはそれ以上の化合物、殊
に3個またはそれ以上のフェノール性ヒドロキシル基を
有するものである。
用いることができ、そして3個またはそれ以上のフェノ
ール性ヒドロキシル基を有する化合物の例には、フロロ
グリシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリー
(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプト−2−エン、4,
6−ジメチル−2,4,6−トリー(4−ヒドロキシフ
ェニル)−へブタン、1.3.5−1−リー(4−ヒド
ロキシフェニル)−ベンゼン、i、i、t−トリー(4
−ヒドロキシフェニル)−エタン、トリー(4−ヒドロ
キシフェニル)−フェニルメタン、2.2−ビス−(4
,4−ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキ
シル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル−イソプロピル)−フェノール、2.6−ビス−
(2−ヒドロキシ−5′−メチル−ベンジル)−4−メ
チルフェノール −ヒドロキシフェニル)−2− (2.4−ジヒドロキ
シフェニル)−プロパン、ヘキt−(4−(4−ヒドロ
キシフェニル−イソプロピル)−フェニルオルト−テト
ラフタレート、テトラ−(4−ヒドロキシフェニル)−
メタン、テトラ−(4−(4−ヒドロキシフェニルーイ
ングロビル)ーフエノキシ)−メタン及ヒ1 、4 −
 ヒス−( (4’4“−ジヒドロキシトリフェニル)
−メチル)ーベンゼンがある。
他の三官能性化合物の例には、2.4−ジヒドロキシ安
息香酸、トリメシン酸、塩化シアヌル及び3,3−ビス
−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オキ
ソ−2.3−ジヒドロインドールがある。
公知の方法で分子量を調節するために用いる連鎖停止剤
には、通常の濃度の一宮能性化合物がある。適当な化合
物には、例えばフェノール、t−ブチルフェノールまた
は他のアルキル−C1〜C7−置換されたフェノールが
ある。Rが分枝鎖状のC,−及び/またはC,−アルキ
ル基を表わす式の少量のフェノールが分子量を調節する
ために殊に適している。好ましくは、アルキル基Rにお
いて、CH,−プロトンの含有量は47乃至89%間で
あり、そしてCH及びCH,プロトンの含有量は53乃
至11%であり;また好ましくは、RはOH基に対して
〇−及び/またはp−位置にあり、そしてオルト−含有
量の上限は殊に好ましくは20%である。連鎖停止剤は
、用いるジフェノールを基準として一般に0.5〜lO
1好ましくは1.5〜8モル%の量で用いる。
ポリカーボネートは、好ましくはそれ自体公知である方
法で、相界面法により製造し得る(H。
シュネル、「ポリカーボネートの化学及び物理」、ポリ
マ−・レビュー、第4巻、33頁以下、インターサイエ
ンス出版、1964参照)。この方法において、式(I
)のジフェノールは水性アルカリ相に溶解する。式(I
)のジフェノール及び他のジフェノール例えば式(■)
のものの混合物を他のジフェノールとのコポリカーボネ
ートの製造に用いる。例えば、式(■)の連鎖停止剤を
分子量を調節するt;めに加え得る。この場合に、反応
は好ましくはポリカーボネートに溶解した不活性有機相
の存在下にてホスゲンを用いて相界面縮合法により行う
。反応温度は0乃至40℃間である。
随時また用いられる0.05〜2モル%の分枝鎖剤は、
最初にジフェノールと共に水性アルカリ相中に導入する
か、またはホスゲン化前に有機溶媒中の溶液として加え
得る。
また用いる式(I)のジフェノール及び他のジフェノー
ル(W)に加えて、それらの七ノー及び/マタはビス−
クロロ炭酸エステルを更に用いることができ、これらの
ものは有機溶媒中の溶液として加える。次に連鎖停止剤
及び分枝鎖剤の量は、(1)のジフエルート構造単位の
モル数及び適当ならば他のジフェノール例えば(■)に
依存し;クロロ炭酸エステルを用いる場合、ホスゲンの
量は同様に公知の方法で対応して減少させ得る。
連鎖停止剤の溶液並びに適当ならば分枝鎖剤及びクロロ
炭酸エステルに適する有機溶媒の例には、塩化メチレン
、クロロベンゼン、アセトン、アセトニトリル並びにこ
れらの溶媒の混合物、殊に塩化メチレン及びクロロベン
ゼンの混合物がある。
適当ならば、用いる連鎖停止剤及び分枝鎖剤は同様の溶
媒に溶解し得る。
例えば塩化メチレン、クロロベンゼン並びに塩化メチレ
ン及びクロロベンゼンの混合物を相界面重縮合に対する
有機相として用いる。
水性アルカリ相として例えばNaOH水溶液を用いる。
相界面法によるポリカーボネートの製造は、常法におい
て触媒例えば第三級アミン、殊に第三級脂肪族アミン例
えばトリブチルアミンまたはトリエチルアミンにより触
媒させることができ;触媒は、用いるジフェノールのモ
ル数を基準として0゜05〜lOモル%の量で使用し得
る。触媒は、ホスゲン化の開始前またはホスゲン化中も
しくは後に加え得る。
ポリカーボネートは公知の方法で単離する。
また高分子量の熱可塑性芳香族ポリカーボネートは、均
一相中にて公知の方法で、いわゆる「ピリジン法」及び
公知の溶融エステル交換法により、例えばホスゲンの代
りにジフェニルカーボネートを用いて製造し得る。ここ
にまた、本発明によるポリカーボネートは公知の方法で
単離する。
ドイツ国特許出願第P3,832.396−6号による
方法で得られるポリカーボネートは、好ましくは少なく
とも10,000.殊に好ましくは10.000〜20
0,000、殊に20.000〜go、oooの分子量
Mw(重量平均、予備較正後のゲルクロマトグラフィー
により測定)を有する。これらのものは、直鎖状もしく
は分枝鎖状で・あり、そして式(I)のジフェノールを
基本とするホモポリカーボネートまたはコポリカーボネ
ートである。
かくてまたドイツ国特許出願第P3,832,396.
6号の発明は、直鎖状もしくは分枝鎖状であり、式(I
)のジフェノールから本発明による方法により得られる
、少なくとも10,000、好ましくはl O,000
〜200.0001殊に2o、o o o 〜s o、
o o oのMy(重量平均分子量)を有する高分子量
の熱可塑性芳香族ポリカーボネートに関する。
かくてまたドイツ国特許出願第P3,832.396.
6号の発明は、ポリカーボネート中の二官能性カーボネ
ート構造単位100モル%の全量を基準として100〜
2モル%、好ましくは100〜5モル%、殊に100−
10モル%、特に100〜20モル%の量の、式(I 
a) 式中、X、R’、R2、R1、R4及びmは式(I)に
与えられる意味を有する、 の二官能性カーボネート構造単位を含む、少なくともi
o、ooo、好ましくは10.000〜20゜000、
殊に20,000〜80,000のMy(重量平均分子
量)を有する高分子量の熱可塑性芳香族ポリカーボネー
トに関する。
かくてポリカーボネートは、加えて100モル%になる
までの量の他の二官能性カーボネート構造単位、例えば
式(■a) のものを、即ちポリカーボネート中の二官能性カーボネ
ート構造単位の100モル%の全量を基準として0〜9
8モル%、好ましくは0〜95モル%、殊に0〜90モ
ル%、特に好ましくは0〜80モル%の量で含む。
環式脂肪族ビスフェノールを基本とするポリカーボネー
トは、一般に公知であり、そして例えばヨーロッパ特許
出願第164,476号、ドイツ国特許出願公開第3,
345.945号、同第2゜063.052号、フラン
ス国特許第1,427゜998号、wp8,000.3
48号及びベルギー国特許第785.189号に記載さ
れている。これらのものは、しばしば比較的高いガラス
転移温度を有するが、それらの他の重要な物理的特性、
例えばUV及び熱老化安定性は不十分である。
驚くべきことに、既に述べたように、他の良好な特性と
共に高い熱変形温度を有する新規なポリカーボネートが
式(丁)のジフェノールの配合により得られることが見
い出された。このことは、殊にrmJが4または5であ
るジフェノール(I)を基本とするポリカーボネート及
び特にジフェノール(I b) 式中 R1及びR2は相互に独立して式(1)に対して
与えられる意味を有し、そして殊に好ましくは水素であ
る、 を基本とするポリカーボネートに当てはまる。
かくてドイツ国特許出III第P3.832.396゜
6号の発明は、好ましくは式(Ia)の構造単位がm=
4または54.:II定され、そして特に好ましくは式
(I c) 式中、R′及びR1は式(Ia)に対して与えられる意
味を有し、殊に好ましくは水素である、 のものであるポリカーボネートに関する。
高い熱変形温度に加えて、R1及びR2が殊に水素であ
る式(Ib)のジフェノールを基本とするこれらのポリ
カーボネートは、予期されなかった良好なUV安定性及
び溶融状態での良好な流動特性を有する。
更にポリカーボネートの特性は、他のジフェノール、殊
に式(■)のものとの組合せにより都合よく変え得る。
ドイツ国特許出願第P3,832,396.6号のポリ
カーボネートは、公知の方法で、相界面法において得ら
れる有機相を分別し、中性で電解質を含まなくなるまで
洗浄し、次に例えばベント式押出機により粒状で単離す
る。
また通常量の熱可塑性ポリカーボネートに対する通常の
添加剤、例えば安定剤、離型剤、顔料、耐燃剤、帯電防
止剤、フィラー及び強化物質を処理前または後にドイツ
国特許出願第P3.832゜396.6号のポリカーボ
ネートに加え得る。
特に、例えばカーボンブランク、ケインウ土、カオリン
、粘土、CaF、、CaC0,、酸化アルミニウム、ガ
ラス繊維及び無機顔料をフィラーまたは増核剤として加
えることができ、そして例えばステアリン酸グリセリン
、テトラステアリン酸ペンタエリトリトール及びトリス
テアリン酸トリメチロールプロパンを離型剤として加え
得る。
ドイツ国特許出願第P3.832,396.6号のポリ
カーボネートは、例えば公知の方法で単離されたポリカ
ーボネートを粒状に押出し、この粒子を適当ならば上記
の添加剤の添加後に射出成形により公知の方法で処理し
て種々の成形製品に加工し得る。
ドイツ国特許出願第P3,832,396.6号のポリ
カーボネートは、現在公知であるポリカーボネートを用
いるすべての用途に、即ち電気部品並びにカバー及びガ
ラスに対する建築部品において、そして殊に増大された
熱変形温度及び同時に良好な加工性、即ち高い熱変形温
度の複雑な部品を必要とする場合に成形製品として使用
し得る。
次の実施例8.1−8.5において、相対粘度はCHx
 Cl x中のポリカーボネートの0.5重量%溶液に
ついて測定する。
ガラス転移温度は、示差走査熱量測定(D S C”)
により測定する。
実施例8.1 ジフェノール(II) 30.94 g (0,1モル
)、KOH33−6g (0,6−1=ル)及び水56
0gを不活性ガス雰囲気中で撹拌しながら溶解した。次
に塩化メチレン560g中のフェノールO8188g(
2モル%)の溶液を加えた。ホスゲン19゜8g(0,
2モル)をpH13〜14及び21〜25℃で十分に撹
拌した溶液中に通した。その後、エチルピリジン0.1
−を加え、そして混合物を更に45分間撹拌した。ジフ
エル−トヲ含マぬ水相を分別し、有機相をリン酸で酸性
にし、水で中性になるまで洗浄し、そして溶媒を除去し
た。
ポリカーボネートは、相対溶液粘度1.259を有して
いた。
重合体のガラス転移温度は、233℃(D S C)と
して測定された。
実施例B、2 ビスフェノールA(2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン) 68.4 g (0,3モル)
、ジフェノール(I[) 217.0 g (0,7モ
ル) 、KOH336,6g (6モル)及び水2゜7
00gを不活性ガス雰囲気中で撹拌しながら溶解した。
次に塩化メチレン2,500g中のフェノール1.88
 g (0,02モル)の溶液を加えた。
ホスゲン198g(2モル)をpH13〜14及び21
〜25℃で十分に撹拌した溶液中に通した。
その後、エチルピペリジン1−を加え、そして混合物を
更に45分間撹拌した。ビスフェルレートを含まぬ水相
を分別し、有機相をリン酸で酸性にし、水で中性になる
まで洗浄し、そして溶媒を除去した。ポリカーボネート
は相対溶液粘度1.336を有していた。
重合体のガラス転移温度は212°0(DSC)と測定
された。
実施例8.3 ビスフェノールAl l 4g (0,5モル)及びジ
フェノール(II)155g (0,5モル)の混合物
を反応°させて実施例8.2と同様にポリカーボネート
を生成させた。
重合体のガラス転移温度は、195℃(D S C)と
測定された。
実施例B、4 ビスフェノールA 159.6 g (0,7モル)及
びジフェノール(I[) 93 g (0,3モル)の
混合物を反応させて実施例8.2と同様にポリカーボネ
ートを生成させた。
ポリカーボネートは、相対溶液粘度1.437を有して
いた。
重合体のガラス転移温度は、■80℃(DSC)と測定
された。
実施例8.5 ジフェノール(It) 31.0 g (0,1モル)
、NaOH24,0g (0,6モル)及び水270g
を不活性ガス雰囲気中にて撹拌しながら溶解した。
次に塩化メチレン250g中の4−(1,3−テトラメ
チルブチル)−フェノール0.309 g(l、5モル
%)の溶液を加えた。ホスゲン19゜8g(0,2モル
)をpH13〜14及び21〜25℃で十分に撹拌され
た溶液中に通した。その後、エチルピペリジン0.1−
を加え、そして混合物を更に45分間撹拌した。ビスフ
エル−トヲ含まない水相を分別し、有機相をリン酸で酸
性にし、水で中性及び溶媒を含まなくなるまで洗浄した
ポリカーボネートは、相対溶液粘度1.314を有して
いた。
重合体のガラス転移温度は、234°Cと測定され t
こ 。
新規なポリカーボネートのUV安定性を評価するために
、水銀蒸気ランプ(カット−オアフィルター305 n
m)を用いるUV照射の際の一次ラジカルの生成が2.
2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパンを基
本とするポリカーボネートと比較して測定された。実施
例B、lによるポリカーボネートは、低い一次ラジカル
の生成速度及び従って高いUV安定性を有していた。
リン化合物、殊にリン酸エステルは、ドイツ国特許出願
第P3.832.396号(Le  A26゜344号
)のポリカーボネートに対する耐燃剤として好ましく、
これに加えて、適当な比率のドイツ国特許出願第P3.
832,396.6号のポリカーボネートと配合したか
かるリン化合物は、熱可塑性成形材料に対する有利な耐
燃剤濃厚物として使用し得る。
かくて本発明は、 A)5〜99.5重量部、好ましくは10〜99重量部
、殊に50〜99重量部、殊に好ましくは85〜98重
量部のドイツ国特許出願第P3゜832.396.6号
(Le  A26,344)の熱可塑性芳香族ポリカー
ボネート及び B)0.5〜95重量部、好ましくは1〜90重量部、
殊に1〜50重量部、殊に好ましくは2〜1511j1
部の、ホスホン酸及びリン酸の塩以外のリン化合物、こ
こに重量部はいずれもA)及びB)の100重量部を基
準とする、を含む混合物に関する。
成分A 成分A)に適するポリカーボネートは、ドイツ国特許出
願第P3.832.396号(Le  A26.344
)を引用することにより既に上に定義されている。
成分B 成分B)のリン化合物の例には、リン酸エステル、ホス
ホン酸エステル、ホスフィン酸エステル、ホスフィンオ
キシト、亜リン酸及びホスフィン酸並びにリン酸部分エ
ステル、ホスホン酸部分エステル及び亜リン酸部分エス
テルのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモ
ニウム塩がある。
これらのエステルの有機基には、アルキル、アリール、
アラルキル、アルカリール及び随時アルキル置換されて
いてもよいシクロアルキルがあり、これらの基はまたハ
ロゲン、例えばC1またはBrで置換されることができ
る。
適当なアルカリ金属塩には、Li塩、Na塩及びに塩が
あり、適当なアルカリ土類金属塩にはMg塩、Ca塩、
Ba塩及びSr塩があり、そして適当なアンモニウム塩
にはNH,塩またはN(R4)塩があり、ここにRはH
または低級アルキルであることができ、但し少なくとも
1個のRはH以外のものである。
好適なリン化合物には、式(ff) 1 R’ −(0)n −P −(0)n −R”   (
ff )(0)m 3 式中、 R1、R1及びR3は、相互に独立して随時ハロゲン化
されていてもよいC,−C,−アルキルまたは随時ハロ
ゲン化及び/またはアルキル化されていてもよいC,−
もしくはC1−シクロアルキルまたは随時ハロゲン化及
び/またはアルキル化及び/またはアラルキル化されて
いてもよい06〜C1゜−アリールであり、そしてrn
J及びrmJは相互に独立してOまたはlである、 のものである。
本発明により成分B)として用いるリン化合物は、一般
に公知でるか[例えばウルマン、工業化学の百科辞典(
Ullmann、Enzyklopadie der 
technischen Chemie) 、第18巻
、301頁以下、1979参照]、または−殻内に公知
である方法により製造し得る。
(]I)における随時ハロゲン化されていてもよいC3
〜C8−アルキル基は、随時上ノーまたはポリハロゲン
化されていてもよく、モして直鎖状もしくは分枝鎖状の
、例えばクロロエチル、2−クロロプロピル、2,3−
ジブロモプロピル、ブチル、メチルまたはオクチルであ
る。
(、U)における随時ハロゲン化及び/またはアルキル
化されていてもよいC1−またはC5−シクロアルキル
には、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、3,3
.5−トリメチルシクロヘキシル及び過塩素化されたシ
クロヘキシルがある。
(ff)における随時ハロゲン化及び/またはアルキル
化及び/またはアラルキル化されていてもよいC1〜C
1゜−アリール基は、単核及び多核及び随時モノ−また
はポリハロゲン化及び/またはアルキル化及び/または
アラルキル化されていてもよく、そして例えばクロロフ
ェニル、ブロモフェニル、ペンタクロロフェニル、ペン
タブロモフェニル、フェニル、クレシル、イソプロピル
フェニル、ベンジル置換されたフェニル及びナフチルで
ある。
成分B)として本発明に適するリン化合物の例には、リ
ン酸トリブチル、リン酸トリス−(2−クロロエチル)
、リン酸トリス−(2,3−ジブロモプロピル)、リン
酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸ジフェニ
ルクレジル、リン酸ジフェニルオクチル、リン酸ジフェ
ニル2−エチルクレジル、リン酸トリス−(イソプロピ
ルフェニル)、リン酸トリス−(p−ベンジルフェニル
)、トリフェニルホスフィンオキシト、メタンホスホン
酸ジメチル、メタンホスホン酸ジフェニル及びフェニル
ホスホン酸ジエチルがある。
成分B)の適当な環状のリン化合物の例には、亜リン酸
水素ナトリウム、亜リン酸カリウム、ジメチル−ホスフ
ィン酸ナトリウム及びジフェニル−ホスフィン酸カリウ
ムがある。
成分B)の適当な含リン部分エステル塩の例にハ、ジフ
ェニル酸ナトリウム、フェニルリン酸二ナトリウム、ジ
クレジルリン酸カリウム、フェニル(フェニル−リン酸
)ナトリウム、フェニル亜リン酸ナトリウム及びメチル
亜リン酸カリウムがある。
一方において、主成分量ポリカーボネート含有量を有す
る成分A)+B)の本発明による成形材料は、良好な耐
燃性に加えて高い熱変形温度が必要とされるすべての場
合において、ポリカーボネート成形材料として、即ち例
えば熱に曝されるか、または大量の瘍熱を発生させる打
器のハウジングの材料として使用し得る。
リン化合物の含有量の方が多い場合、本発明によるA)
+B)の混合物は、公知の熱可塑性成形材料、例えばポ
リカーボネート、ABSB合体、ポリアルキレンテレフ
タレートなど及びそれらの混合物に耐燃性を与える添加
剤として使用し得る。
本発明による混合物において、1〜90重量%、好まし
くは5〜65重量%、殊に10〜50重量%のポリカー
ボネートa分A)を〉lO″C1好ましくは〉25°C
1殊に〉50℃のガラス転移温度を有する他の熱プラス
チックで置換し得る。
かくてまた本発明は、本発明による混合比で本発明によ
る成分A) 十B)を含む混合物であり、ここにポリカ
ーボネート成分A)が1〜90重量%、好ましくは5〜
65重量%、殊に10〜50重量%のポリカーボネート
成分A)を>10℃、好ましくは〉25°C1殊に>5
0℃のガラス転移温度を有する成分C)の他の熱プラス
チックで置換されていることを特徴とする混合物にも関
する。
成分C)の他の熱プラスチックは、好ましくはC)l)
成分A)のもの以外の熱可塑性ポリカーボネート、C)
2)芳香族の熱可塑性ポリエステル−カーボネート、C
)3)熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート並びにC
)4)ビニル芳香族の熱可塑性ホモ重合体、ポリメチル
メタクリレートまたはビニル芳香族とビニルシアナイド
、(メタ)アクリル酸、01〜C1,−アルキル(メタ
)アクリレート、エチレン性不飽和ジカルボン酸及び/
またはエチレン性不飽和ジカルボン酸の誘導体との共重
合体である。
成分C)l)の成分A)のもの以外のポリカーボネート
は、ジフェノールを基本とするものであるが、式(I)
のジフェノールは含まない。
成分C)l)のポリカーボネートに適するジフェノール
は、殊に式(X) 式中、 Aは、単結合、C3〜C5−アルキレン、C2〜C,−
アルキリデン、C,〜C1−シクロアルキリデン、−5
−または−5O3−であり、Bは、塩素、臭素またはメ
チルであり、pは、0.1または2であり、そして qは、lまたは0である、 及び式(X a) (Xa) 式中、A及びqは、式(X)に対して与えられる意味を
有し、Rsは、同一もしくは相異なり、且つ直鎖状のC
,X(:*。−アルキル、分枝鎖状のC1〜C3゜−ア
ルキルまたはC,〜C8゜−アリール、好ましくは−C
H3であり、モしてrは、5乃至100間、好ましくは
20乃至80間の整数である、 のものである。
本発明により適する成分C)l)のポリカーボネートは
、ホモポリカーボネート及びコポリカーボネートの両方
であり、ここで式(X a)のジフェノールは、ポリカ
ーボネートa分C)l)に適する他のジフェノール、殊
に式(X)のジフェノールとのコポリカーボネートの製
造においてのみ用い、コポリカーボネートC)1)にお
ける式(X a)のジフェノールの重量含量はポリカー
ボネート成分C)l)の製造において用いられるすべて
のジフェノールの全重量を基準としてl乃至20重量%
の間、好ましくは1.5乃至151L量”%の間、殊に
2乃至10重量%の間である。
またポリカーボネート成分C)1)は、上記のポリカー
ボネート成分C)l)の2種またはそれ以上の混合物で
あることができ、ここに共縮合された(Xa)の含有量
が混合物中のすべてのジフェノールの重量を基準として
20重量%以下であるならば、共縮合されたジフェノー
ル(Xa)の含有量がこの成分C)1)に用いられたジ
フェノールの全重量を基準として20重量%より多いポ
リジオルガノシロキサン含有コポリカーボネートを含む
ことができる。
ポリカーボネート成分C)l)の平均分子量1iwハ、
10.000乃至200,000(7)間、好ましくは
20.000乃至80.000(7)間テア6ベきであ
る(Mw、超遠心分離または散乱光測定により測定)。
本発明により適する成分c)1)のポリカーボネートの
製造は、文献から公知であり、そして例えばホスゲンを
用いる相界面法によるか、またはホスゲンを用いる均一
相における方法、いわゆるピリジン法により行うことが
でき、その際に達成される特定の分子量への到達は、公
知の方法で対応する量の公知の連鎖停止剤により達成さ
れる。
[ポリジオルガノシロキサン含有ポリカーボネートに関
しては例えばドイツ国特許出願公開第3゜334.78
2号(Le  A22,594)参照]。
適当な連鎖停止剤には、例えばフェノール、p−クロロ
フェノール、p−t−ブチルフェノールまたは2.4.
6−ドリプロモフエノール、及びまた長鎖アルキルフェ
ノール例えばドイツ国特許出願公開第2.842.00
5号(Le  A19.006)による4−(1,3−
テトラメチルブチル)−7エノールまたはドイツ国特許
出願公開第3゜506.472号(Le  A23.6
54)による、アルキル置換基中に全体炭素原子8〜2
0個を有するモノアルキルもしくはジアルキルフェノー
ル例えば3.5−ジ−t−ブチルフェノール、p−イン
−オクチルフェノール、p−t−オクチルフェノール、
p−ドデシルフ二ノール、2−(3゜5−ジメチル−へ
ブチル)−フェノール及び4−(3,5−ジメチルへブ
チル)−フェノールがある。
用いる連鎖停止剤の量は、一般にポリカーボネート成分
C)1)中に用いるジフェノールの全モル数を基準とし
て0.5乃至10モル%の間である。
式(X)の!当なジフェノールには、例えばヒドロキノ
ン、レゾルシノール、4.4’−ジヒドロキシジフェニ
ル、2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロ
パン、2.4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−2
−メチルブタン、1+1−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−シクロヘキサン、2.2−ビス−(3−クロロ
−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン及び2.2−ビ
ス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−
プロパンがある。
式(X)の適当なジフェノールには、2.2−ビス−(
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2.2−ビス−
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロ
パン及び1.1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−
シクロヘキサンがある。
式(X a)の適当なジフェノールは、Rがメチル、エ
チル、プロピル、n−7’チル、t−ブチルまたはフェ
ニルであるものである。
殊に好適な式(Xa)のジフェノールは、式(X b) (X b) 式中、 Rsは、同一であり、且つ(X a)に対して上に与え
られる意味を有し、即ちメチルなどまたはフェニルを表
わし、モしてrは、5乃至100間、好ましくは20乃
至80間の整数である、 のものである。
式(X)、(X a)及び(x b)のジフェノールは
、文献から公知であるか、または文献から公知である方
法により製造し得る。
本発明により適する成分C)】)のポリカーボネートは
、公知の方法で、殊に好ましくは用いるジフェノールの
合計を基準として0.05〜2.0モル%の、三官能性
ま、たはそれ以上である化合物、例えば3個またはそれ
以上のフェノール性基を有するものを配合することによ
り分枝させ得る。
成分C)1)の好適なポリカーボネートには、2.2−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパンホモポリ
カーボネートに加えて2.2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパンと、コポリカーボネート中のジフ
ェノールのモル数を基準として15モル%までの2.2
−ビス−(3゜5−ジブロモフェニル)−プロパンとの
コポリカーボネートまたはジフェノール(X) 、!l
:、コポリカーボネート中の(X) +(Xa)または
(X)+(xb)のジフェノールの全重量を基準として
20モル%までのジフェノ−、ル(Xa)、殊に(Xb
)とのコポリカーボネートがある。
本発明に関する成分C)2)の芳香族熱可塑性ポリエス
テル−カーボネートは、ジフェノール、ホスゲン、芳香
族ジカルボン酸二塩化物、連鎖停止剤及び適当ならば分
枝鎖剤から公知の方法で得られるものであるC例えばヨ
ーロッパ特許出願公開第0.036.080号(Le 
 A20,203)及び米国特許第3,169,121
号参照]。かくてポリエステル−カーボネートC)2)
は、それ自体公知であるか、または公知の方法で得られ
る。
適当なジフェノールの例は、式(X)のものである。
適当な芳香族ジカルボン酸二塩化物の例には、二塩化テ
レフタロイル、二塩化イソフタロイル、二塩化0−7タ
ロイル、二塩化ジフェニル−ジカルボニル、二塩化ジフ
ェニルエーテル−ジカルボニル、二塩化す7タレンジカ
ルポニル及びその混合物がある。
好適な混合物は、20:l−1:20、殊に7=3〜3
:7の比の二塩化テレフタロイルと二塩化イソフタロイ
ルとのものである。
適当な連鎖停止剤は、例えばポリカーボネート成分C)
1)の製造について記載した七ノフェノールである。
また適当な連鎖停止剤は、随時01〜C0−アルキル基
及び/または塩素もしくは臭素で置換されることができ
る芳香族モノカルボン酸の塩化物である。
連鎖停止剤の量は、フェノール性連鎖停止剤の場合にジ
フェノールのモル数を基準として、そしてモノカルボン
酸塩化物の場合は殊にポリエステル−カーボネートs分
C)2)中の二酸二塩化物のモル数を基準として0.1
〜lOモル%である。
適当な芳香族モノカルボン酸塩化物の例には、塩化ベン
ゾイル及び式 %式% の2つの化合物がある[これに関してはドイツ国特許出
願公開第3,007,934号(Le  A20.20
3)参照]。
適当な分枝鎖剤は、三官能性まl;はそれ以上であり、
そして分枝鎖状のポリカーボネートの製造において公知
である化合物、例えば3個のフェノール性OH基を有す
る化合物、または芳香族トリカルボン酸もしくは芳香族
テトラカルボン酸四塩化物である。
用い得る分枝鎖剤及びその使用量は、ドイツ国特許出願
公開第3,007,934号(Le  A20.203
)、9頁に記載されている。
成分C)2)のポリエステル−カーボネートにおいて、
30モル%まで、好ましくは20モル%までの芳香族ジ
カルボン酸及び/またはジフェノールを脂肪族ジカルボ
ン酸及び/または脂肪族ジオール、例えばアジピン酸及
び/または1,4−ブタンジオールで置換し得る。
成分C)2)のポリエステル−カーボネートにおいて、
フェノール性反応体の一部及び芳香族カルボン酸塩化物
反応体の一部は、更に芳香族ヒドロキシカルボン酸塩化
物例えば塩化ヒドロキシベンゾイルで置換し得る。
成分C)2)の適当なポリエステル−カーボネートは、
好ましくはカーボネート基及びカルボン酸エステル基の
全モル数を基準として約80モル%まで、好ましくは約
50モル%までのカーボネート基を有する。
ポリエステル−カーボネートc)2)のエステル及びカ
ーボネート単位の両方は、ブロックまたはランダム分布
の状態で重縮合体中に存在し得る。
ポリエステル−カーボネート成分C)2)の平均分子量
は、相対溶液粘度(η1.8□)により表わされる。こ
れは1.18〜1.4、好ましくは1゜22〜1.3 
(CH*Cj22溶液10〇−中のポリエステル−カー
ボネートC)2)0.5gの溶液について25°Cで測
定)の範囲であるべきである。
またポリエステル−カーボネートC)2)におけるエス
テル基に対するカーボネ−ト基の比は、必要に応じてポ
リカーボネート成分C)1)を混合することにより変え
ることができ、従って適当ならばまた任意所望の少量の
エステル基含有量を本発明により使用し得る成分C)2
)及びC)1)の混合物中で達成し得る。
本発明に関する成分C)3)のポリアルキレンテレフタ
レートは、芳香族ジカルボン酸またはその反応性誘導体
(例えばジメチルエステルまたは無水物)と脂肪族、環
式脂肪族または芳香脂肪族ジオールとの反応生成物並び
にこれらの反応生成物の混合物である。
成分C)3)の好適なポリアルキレンテレフタレートは
、テレフタル酸(またはその反応性誘導体)及び炭素原
子2〜10個を有する脂肪族または環式脂肪族ジオール
から公知の方法により製造し得る[プラスチックハンド
ブック(Kunststof fHandbuch) 
、第■巻、695頁以下、カール・ハンサー・ベルラグ
(Carl Hanser Verlag) 、ミニヘ
ン19フ3]。
成分C)3)の好適なポリアルキレンテレフタレートは
、ジカルボン酸成分を基準として少なくとも80、好ま
しくは少なくとも90モル%のテレフタル酸基、及びジ
オール成分を基準として少なくとも80.好ましくは少
なくとも90モル%のエチレングリコール及び/または
ブタン−1゜4−ジオール基を含有する。
好適なポリアルキレンテレフタレートC)3)は、テレ
フタル酸基に加えて20モル%までの炭素原子8〜14
個を有する他の芳香族ジカルボン酸または炭素原子4〜
12個を有する脂肪族ジカルボン酸、例えばフタル酸、
イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、4
.4’−ジフェニルジカルボン酸、コハク酸、アジピン
酸もしくはセバシン酸、アゼライン酸またはシクロヘキ
サンジカルボン酸の基を含有し得る。
好適なポリアルキレンテレフタレートC)3)は、エチ
レングリコールまたはブタン−1,4−ジオール基に加
えて、20モル%までの炭素原子3〜12個を有する他
の脂肪族ジオールまたは炭素原子6〜21個を有する環
式脂肪族ジオール、例えハフロパンー1.3−ジオール
、2−エチルプロパン−1,3−ジオール、ネオペンチ
ルグリコール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン
−l、6−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタ
ノール、3−メチルペンタン−2,4−ジオ一ル、2−
メチルペンタン−2,4−ジオール、2.2.4−)リ
フチルペンクン−1,3−ジオール及び−1,6−ジオ
ール、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール、2,2
−ジエチルプロパン−1,3−ジオール、ヘキサン−2
,5−ジオール、l、4−ジー(β−ヒドロキシエトキ
シ)−ベンゼン、2.2−ビス−(4−ヒドロキシシク
ロヘキシル)−プロパン、2.4−ジヒドロキシ−1゜
1.3.3−テトラメチルシクロブタン、2.2−ビス
−(3−β−ヒドロキシエトキシフェニル)−プロパン
及び2.2−ビス−(4−ヒドロキシプロポキシフェニ
ル)−プロパンの基を含有し得る(ドイツ国特許出願公
開第2.407.647号、同第2,407.776及
び同第2.715.932号)。
成分C)3)のポリアルキレンテレフタレートは、例え
ばドイツ国特許第1.900.270号及び米国特許第
3.692.744号に記載される比較的少量の3−も
しくは4価のアルコールまたは3−もしくは4塩基性の
カルボン酸の配合により分枝させ得る。好適な分枝鎖剤
の例には、トリメシン酸、トリメツリド酸、トリメチロ
ールエタン及び−プロパン並びにペンタエリトリトール
がある。wI戊成分基準として1モル%以下の分枝鎖剤
を用いることが推奨される。
テレフタル酸及びその反応性誘導体(例えばそのジアル
キルエステル)並びにエチレングリコール及び/または
ブタン−1,4−ジオールだけから製造されたポリアル
キレンテレフタレートC)3)及びこれらのポリアルキ
レンテレフタレートの混合物が殊に好ましい。
また好適なポリアルキレンテレフタレートC)3)は、
少なくとも2種の上記のアルコール成分か製造されるコ
ポリエステルであり;殊に好適なコポリエステルは、ポ
リ−(エチレングリコール/ブタン−1,4−ジオール
)テレフタレートである。
成分C)3)として用いるポリアルキレンテレフタレー
トは、一般に、フェノール10−ジクロロベンゼン(1
: 1重量部)中にて25℃で測定された固有粘度0.
4〜1.5dj!/g、このましくは0−5〜1.3d
l/g、殊に066〜1.2dl/gを有する。
かくて成分C)3)のポリアルキレンテレフタレートは
、それ自体公知であるか、または公知の方法により得ら
れる。
成分C)4)の重合体の製造に適するビニル芳香族には
、スチレン、a−メチルスチレン並びにその核ハロゲン
化及び核アルキル化された誘導体例えIf p−メチル
スチレン、p−クロロスチレン及びp−ブロモスチレン
がある。
適当なビニルシアナイドには、アクリロニトリル及びメ
タクリレートリルがあり、そして適当なC+ ” C+
 s−アルキル(メタ)アクリレートには、メチルメタ
クリレート、n−ブチルアクリレート、t−ブチルメタ
クリレート、n−へキシルメタクリレート、n−ドデシ
ルアクリレート及びn−ステアリルメタクリレートがあ
る。
適当なエチレン性不飽和ジカルボン酸及びその誘導体に
は、マレイン酸、フマール酸、無水マレイン酸、N−ア
ルキルマレイミド、N−フェニルマレイミド、マレイン
酸ジエチル及ヒフマール酸ジエチルがある。
成分C)4)の共重合体を製造するために、C)4)の
製造について挙げられる種々の不飽和単量体、即ちビニ
ル芳香族、ビニルシアナイド、(メタ)アクリル酸、ア
ルキル(メタ)アクリレート、エチレン性不飽和ジカル
ボン酸及びエチレン性不飽和ジカルボン酸の誘導体を所
望の比率で重合し得る。
好適な重合体C)4)には、 a)スチレン、σ−メチルスチレン、メチルメタクリレ
ートまたはそれらの混合物50〜99重量%と b)(メタ)アクリロニトリル、無水マレイン酸、メチ
ルメタクリレートまたはそれらの混合物50〜It量%
のものが含まれる。
好適なビニル芳香族の均質重合体は、ポリスチレンであ
る。
成分C)4)の均質及び共重合体は、公知であり、そし
て例えば遊離基重合、殊に乳化、懸濁、溶液または塊重
合により製造し得る。
成分C)4)の重合体は、好ましくは15.000乃至
200,000間の分子量My(重量平均、光散乱また
は沈殿により測定)を有する。
かくて成分C)4)の重合体は、それ自体公知であるか
、または公知の方法により得られる。
例えば本発明による熱可塑性成分C)によるポリカーボ
ネート成分A)の置換により、本発明による成形材料の
加工性及び/または耐応力亀裂性及び/または強靭性が
改善され得る。
勿論、上記の比率の範囲内で、本発明による成形材料中
のポリカーボネート成分A〕を数種の異なった成分C)
で置換することもできる。
本発明による成分A)+B)の混合物において、1〜5
0重量%、好ましくは2〜30重量%のポリカーボネー
トA)をグラフト重合体D)により置換することができ
、ここにグラフト重合体は、エチレン性不飽和単量体D
)1)を=lO℃より低いガラス転移温度を有するゴム
ペースD)2)上にグラフト化することにより得られる
かくてまた本発明は、本発明による混合比で本発明によ
る成分A)+B)を含む混合物であって、ここに1〜5
0重量%、好ましくは2〜30重量%のポリカーボネー
ト成分A)をエチレン性不飽和単量体D)1)を−10
℃より低いガラス転移温度を有するゴムベースD)2)
上にグラフト化することにより得られるグラフト重合体
D)で置換したことを特徴とする混合物にも関する。
公知のように、グラフト化反応においてグラフト単量体
は、全く完全にはグラフトベース上にグラフト化されな
いため、本発明によるグラフト重合体D)もグラフトベ
ースの存在下でのグラフト単量体の重合により得られる
生成物と理解される。
グラフト重合体成分D)は、例えば、次の単量体の少な
くとも2種から本質的に得られる、ゴム弾性を有するゲ
ラブト共重合体を含む:クロロブレン、ブタ−1,3−
ジエン、イソプレン、スチレン、アクリロニトリル、エ
チレン、プロピレン、酢酸ビニル及びアルコール成分中
に炭素原子1〜18個を有する(メタ)アクリル酸エス
テル。かかるグラフト重合体は、文献から公知であるか
、または文献から公知である方法により得られる。
好適なグラフト重合体成分D)は、部分的に架橋され、
そして20重・量%以上、好ましくは40重量%以上、
殊に60重量%以上のゲル含有量を有する。
グラフト重合体D)及びそのグラフトベースD)2)の
ゲル含有量は、適当な溶媒例えばジメチルホルムアミド
またはトルエン中にて25℃で測定される [M、ホフ
マン(Hoffmann) 、K 、フレマー(Kr5
mer) 、R,ターン(Kuhn) 、重合体分析工
及びI[(Polymeranalytik I un
d IF) 、ゲオルグ・チーメーベルラグ(Geor
g Thieme−Verlag)、シュツツツガルト
1977]。
好適な成分D)は、 D)1) D)1)1)  50〜95重量%のスチレン、核ハロ
ゲン化されたスチレン、核メチル化されたスチレン、メ
チルメタクリレートまたはこれらの化合物の混合物、及
び D)1)2)50〜5重量%のアクリロニトリル、メタ
クリレートリル、無水マレイン酸、N−C1〜C4−ア
ルキル置換されたマレイミド、N−フェニル置換された
マレイミドまたはこれらの化合物の混合物、の混合物5
〜90f!量部、好ましくは30〜80重量部の D)2)−10℃より低いガラス転移温度を有するゴム
ベース95〜10重量部、好ましくは20〜70重量部
上のグラフト重合体である。
ここに適当なゴムベースD)2)の例には、ジエンゴム
、アルキルアクリレートゴム、EPM及びEPDMゴム
並びにシリコーンゴムがある。
好適なグラフト重合体成分D)の例には、例えばドイツ
国特許出願公開第2.348.377号(米国特許第3
,919.353号)に記載されるように、スチレン及
び/またはアクリロニトリル及び/またはアルキル(メ
タ)アクリレートでグラフト化されたポリブタジェン、
ブタジェン/スチレン共重合体及びアクリレートゴム、
並びにアルキルアクリレートもしくはメタクリレート、
酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン及び/または
アルキルスチレンでグラフト化されたポリブタジェン、
ブタジェン/スチレンまたはブタジェン/アクリロニト
リル共重合体がある。これらのもののある例には公知の
ABS重合体がある。
殊に好適なグラフト重合体D)は、 D)l)  グラフト生成物D)を基準として10〜7
0、好ましくは15〜50、殊に20〜40重量%の少
なくとも1つの(メタ)アクリル酸エステル、または D)l)1)to〜70、好ましくは15〜50、殊に
20〜40重量%の10〜50、好ましくは20〜35
重量部のアクリロニトリルまたは(メタ)アクリル酸エ
ステルと90〜50、好ましくは80〜65重量部のス
チレンとの混合物の D)2)グラフト生成物D)を基準として90〜30、
好ましくは85〜50.殊に80〜60重量%の、D)
2)をベースとして少なくとも50重量%ブタジェン基
を有するブタジェン重合体上のグラフト化反応により得
られるものである。
ここにD)2)におけるゲル含有量は、少なくとも70
重量%(トルエン中で測定)であり、グラフト重合体D
)のグラフト化度Gは0.15〜0.55であり、そし
てD)の平均粒径d、。は0゜05〜2 p m s好
ましくは0.1=0.6.umである。
グラフト化度Gは、グラフトベースに対するグラフト化
されたグラフト単量体の重量比を示し、そして無次元で
ある。
平均粒径dSOは、それ以上及びそれ以下に50重量%
の粒子が存在する直径である。これは、超遠心分離測定
により求め得る[W、ショルタン(Scholtan)
 、H、ラング(Lange)、Kolloid、Z。
undZ、Polymere250 (1972) 、
782〜796]。
上記に関連して(メタ)アクリル酸エステルは、アクリ
ル酸またはメタクリル酸及び炭素原子1〜18個を有す
るm個アルコールのエステルである。
メチル、エチル及びプロピルメタクリレート、n−ブチ
ルアクリレート及びt−ブチル(メタ)アクリレートが
殊に好ましい。
上記に関連して、D)2)は、少なくとも50重量%の
ブタジェン基に加えて他のエチレン性不飽和単量体、例
えばスチレン、アクリロニトリル、アクリル酸及びメタ
クリル酸とC8〜C6−アルコールとのエステル例えば
メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタ
クリレート及びエチルメタクリレート、ビニルエステル
及び/またはビニルエーテルの共重合された基を含有し
得る。
殊に好適なり)2)は、ブタジェン基100)を量%か
らなる。
また殊に好適なグラフト重合体D)は、D)1)D)の
重量を基準として10〜80重量%の、25°Cより高
いガラス転移温度を有する均質また共重合された重合体
を生成させる重合可能なエチレン性不飽和単量体の、 D)2)D)の重量を基準として90〜20重量%の、
−2000より低いガラス転移温度を有するアクリレー
トゴム上のグラフト化反応により得られるものである。
かかる単量体D)1)は、上記のD)l)l)及びD)
1)2)の混合物である。
上の定義によるアクリレートゴムD)2)は、好ましく
は適当ならばD)2)を基準として40重量%までの他
の共重合可能なエチレン性不飽和単量体のアルキルアク
リレートの重合体である。
好適な重合可能なアクリル酸エステルには、CI〜C8
−アルキルエステル例えばメチル、エチル、ブチル、n
−オクチル及び2−エチルヘキシルエステル、ハロゲノ
−C1〜C8−アルキルエステル例えばクロロエチルア
クリレート並びにこれらの単量体の混合物が含まれる。
適当ならば、アクリル酸エステルに加えて、グラフトベ
ースD)2)の製造に使用し得る好適な「他の」重合可
能なエチレン性不飽和単量体には、例えばアクリロニト
リル、スチレン、σ−メチルスチレン、アクリルアミド
、ノニルC1〜C1−アルキルエーテル、メチルメタク
リレート及びブタジェンがある。
グラフトベースD)2)として好適なアクリレートゴム
は、少なくとも60重量%のゲル含有量を有する乳化重
合体である。
アクリレートゴムD)2)は、公知の方法で、少なくと
も2個の重合可能な二重結合を有する単量体により架橋
し得る。
好適な架橋性単量体には炭素原子3〜8個を有する不飽
和モノカルボン酸及び炭素原子3〜12個を有する不飽
和のm個アルコールまたはOH基2〜4個を有する飽和
ポリオールのエステル、例えばエチレングリコールジメ
タクリレートまたはアリルメタクリレート;多塩基性酸
と不飽和アルコールとのエステル、例えばリン酸トリア
リルまたはフタル酸ジアリル:不飽和側鎖基を有する複
素環式化合物、例えばトリビニルシアヌレート、トリア
リルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート及びト
リアクリロイルへキサヒドロ−3−トリアジン;並びに
最後にまた多官能性ビニル化合物例えばトリビニルベン
ゼン及びトリアリルベンゼンがある。
架橋性単量体の量は、グラフトベースD)2)を基準と
して好ましくは0.02〜5、殊に0.05〜2重量%
である。
少なくとも3個のエチレン性不飽和基を有する環式の架
橋性単量体の場合、その量は、グラフトベースD)2)
の1重量%以下に限定することが有利である。
かくてグラフト重合体成分D)は、それ自体公知である
か、または公知の方法により得られる。
グラフト重合体成分D)による本発明のポリカーボネー
ト成分A)の置換により、成形材料の強靭性及び弾性は
有利に影響される。
勿論、上記の比率の範囲内で、本発明による成形材料中
のポリカーボネート成分A)を数種の異なった成分D)
で置換することができる。
本発明による成分A)+B)の成形材料において、ポリ
カーボネート成分A)の一部を1種またはそれ以上の成
分C)及び1種またはそれ以上の成分D)で置換するこ
ともできる。
ここに比率は、1〜90重量%の成分A)を1種または
それ以上の成分計)で置換し、そして同時にA)及びC
)の合計100重量%を基準として1〜5011量%を
1種またはそれ以上の成分D)で置換するものである。
かくてまた本発明は、本発明による混合比で本発明によ
る成分A)及びB)を含む混合物であって、ここに1〜
90を量%のポリカーボネート成分A)を成分C)の他
の熱プラスチックで置換し、モしてA)及びC)の合計
100重量%を基準として1〜50重量%を成分D)の
グラフト重合体により置換したことを特徴とする混合物
にも関する。
グラフト重合体成分D)の製造において、成分C)4)
の重合体は、特に大量の単量体D)l)を少量のゴムD
)2)上にグラフト化させる場合に、しばしば副生物と
して生皮される。本発明により用いる成分計)4)の量
は、これらのグラフト重合の副生物も含まず、これらは
、むしろグラフト重合体成分D)に加算する。
また本発明による成分A)+B)及び適当ならば[C)
及び/またはD)]の成形材料は、A)十B)の混合物
及び適当ならばその耐燃特性を改善するための[C)及
び/またはD)]1100重量を基準として0.05〜
15重量部、好ましくは0.1〜5重量部の量で添加さ
れたフッ素化されたポリオレフィンE)を含有し得る。
火事の際に本発明による混合物の滴下の傾向は、ポリオ
レフィン(E)の添加により減少されるか、または完全
に抑制される。
かくてまた本発明は、本発明による比率の成分1、A)
+B)または 2、A)+B)+C)または 3、A)+B)+D)または 4、A)+B)+C)+D) を含む混合物であって、ここに成分A)+B)及び適当
ならば[C)及び/またはD)]の合計100重量部を
基準として0.05〜15重量部、好ましくは0.1〜
5重量部の量の成分計)の7ツ素化されたポリオレフィ
ンを更に含み、その7ツ素化されたポリオレフィンは0
.05〜1,000μmの平均粒径daO及び1.2〜
2.3g/cI113の密度を有することを特徴とする
混合物にも関する。
本発明により用いられる成分計)のフッ素化されたポリ
オレフィンは、高分子量であり、そして−30°Cから
出発して100°Cより高いガラス転移温度、好ましく
は65〜76重量%、殊に70〜7611[量%のフッ
素含有量及び0.05〜1,000 p m s好まし
くは0.05−20μm1殊に0.08〜10μmの平
均粒径dso及び1.2〜2゜3g/cII13、好ま
しくは1.2〜1..9g/cm’の密度を有する。
好適な成分E)は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ
フッ化ビニリデン及びテトラフルオロエチレン/ヘキサ
フルオロプロピレン及びエチレン/テトラフルオロエチ
レン共重合体である。
成分E)のフッ素化されたポリオレフィンは、一般に、
公知で−ある [シルドクネヒト(Schildkne
cht)  rビニル及び関連重合体(Vinyl  
andRotated Polymers) J 、ジ
ョーン・ウィリー&サンズ社(John Wiley 
& 5ores、Inc、) 、ニューヨーク、196
2.484−494頁:ウオール(Wall)  rフ
ッ素重合体(Fluoropolymers) J、ウ
ィリー−インターサイエンス、ジョーン・ウィリー&サ
ンズ社、ニューヨーク、第13巻、1970.623〜
654頁; 「現代プラスチック百科辞典(Moder
n Plastics Encyclopedia) 
J 、1970−1971第47巻、no、  10A
、  l 970午10月、マツフグロー−ヒル社(M
cGraw−HillSInc、) 、ニューヨーク、
134及び774頁; 「現代プラスチック百科辞典J
、1975〜1976.1975年10月、第52巻、
no。
10A、マツフグロー−ヒル社、ニューヨーク、27.
28及び472頁、並びに米国特許第3゜671.48
7号、同第3,723.373号及び同第3,838.
092号参照]。
これらのものは、公知の方法で、例えば水性媒質中にお
いて遊離基を生成させる触媒例えば過硫酸ナトリウム、
過硫酸カリウムまたは過硫酸アンモニウムを用いて、7
〜71kg/cm3の圧力及び0〜200℃、好ましく
は2O−100°Cの温度で、テトラフルオロエチレン
を重合させることにより得られる。(更に詳細には、例
えば米国特許第2,393.967号参照)。これらの
物質の密度は、1.2乃至2.3g/ea+”間で、そ
して平均粒径は、使用形態に依存して0,05乃至1,
000μm間で変え得る。
本発明により用い、そして0.05〜20μm1殊に0
.08〜10μmの好適な粒径及び1.2〜1−9g/
cm”の好適な密度を有する成分E)のフッ素化された
ポリオレフィンは、本発明によるA)+B)の混合物が
含有された重合体C)4)またはグラフト重合体D)を
有する場合、好ましくはこれらのフッ素化されたポリオ
レフィンの乳化液または分散体とグラフト重合体D)ま
たは重合体C)4)の乳化液または分散体との凝固され
た混合物の状態で用いる。この配合の技術の詳細は、例
えばヨーロッパ特許出願公開第0.131,751号(
La  A22.391)に記載されている。
かかる凝固された混合物は、例えば0.05〜2μm、
殊に0.1〜0.6μmの平均ラテックス粒径を有する
グラフト重合体D)または重合体C)4)の水性乳化液
(ラテックス)を最初に好適な粒径及び密度の上記のフ
ッ素化されたポリオレフィンE)の微粒子乳化液と混合
する方法により製造する。
かかるフッ素化されたポリオレフィン(E)は、公知で
ありそしてまた例えばデュポン(DuPont)製のT
et Ion03ONとして市販されている。
かかるフッ素化されたポリオレフィンEの乳化液は、通
常30〜70重量%、殊に50〜60重量%の固体含有
量を有する。
これに対し、グラフト重合体D)または重合体C)4)
の適当な乳化液は、25〜50重量%、好ましくは30
〜45重量%の固体含有量を有する。
乳化液の混合物中の成分E)に対する成分D)及びC)
4)の重量比は、95:5乃至60:40の間である。
乳化液の混合物は、噴霧乾燥または凍結乾燥によるか、
或いは無機もしくは有機塩、酸もしくは塩基を乳化液の
混合物に加えるか、または有機の水混和性溶媒例えばア
ルコールまたはケトンを添加することにより凝固させ得
る。
この添加は、20〜150℃、殊に50−100°Cの
温度で行う。乾燥は50〜200’O,好ましくは70
−100°Cの温度で行う。
添加により凝固された混合物は、例えば遠心分離及び濾
過により分離する。
凝固され、そして乾燥された混合物をそれ自体公知であ
る方法で本発明による成形材料中に配合する。
しかしながらまた、成分E)のフッ素化されたポリオレ
フィンは、上記の凝固なしに成分C)4)またはD)を
用いて公知の方法で粉末状態で直接本発明による配合物
中に配合し得る。この場合、粉末成分E)を取り扱うた
めに100〜1,000pmの粒径及び2.0〜2−3
g/am”の密度が殊に有利である。
本発明による成分A)+B)+E)及び適当ならば[C
)及び/またはD]の成形材料は、更に成分E)に対す
る耐燃相乗剤としてA)+B)及び適当ならば[C)及
び/またはD)]の混合物lOO重量部当り1〜50重
量部、好ましくは2〜30重量部の成分F)としての有
機塩素化合物または有機臭素化合物を含有し得る。
かくてまた本発明は、成分 1、A)+B) 十E)または 2、A)+B)+C)+E)または 3、A)+B)+D)+E)または 4、A)+B)+c)+D)+E) を本発明による比で含む混合物であって、ここにこれら
のものが更に成分F)として成分A)+B)及び適当な
らば[C)及び/またはD)]の合計100重量部を基
準として1〜50重量部、好ましくは2〜30重量部の
有機塩素化合物または有機臭素化合物を含有することを
特徴とする混合物にも関する。
成分F)として適している有機塩素化合物及び有機臭素
化合物は、本発明による成分A)+B)十E)及び適当
ならば[C)及び/またはD)]の戒成形材の製造及び
加工中にほぼ安定であり、従って腐蝕性ガスは殆んど放
出されず、かくてまた効能は減少されない。
好適な成分F)は、 1、塩素化及び臭素化されたジフェニル例えばオクタク
ロロジフェニル、デカクロロジフェニル、オクタブロモ
ジフェニル及びデカブロモジフェニル: 2、塩素化及び臭素化されたジフェニルエーテル例えば
オクタ−及びデカクロロジフェニルエーテル並びにオク
タ−及びデカブロモジフェニルエーテル; 3、塩素化及び臭素化された無水フタル酸及びその誘導
体例えばフタルイミド及びビス7タルイミド例えば無水
テトラクロロ−及びテトラブロモフタル酸、テトラクロ
ロ−及びテトラブロモフタルイミド、N、N’−エチレ
ン−ビス−テトラクロロ−及びN、N’−二チレンービ
スーテトラブ口モフタルイミド並びにN−メチルテトラ
クロロ−及びN−メチルテトラブロモフタルイミド;4
、塩素化及び臭素化されたビスフェノール例えば2.2
−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル
)−プロパン及び2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−
4−ヒドロキシフェニル)−プロパン; 5.2〜20の平均重縮合度を有する2、2−ビス−(
3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ンオリゴカーボネート及び2.2−ビス−(3,5−ジ
ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパンオリゴカ
ーボネート、並びに6、塩素化及び臭素化されたポリフ
ェニレンオキシドである。
臭素化合物は塩素化合物より好ましい。
2.2−ビス−(3,5−ブロモ−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン及び単量体単位2〜20個を有するこ
のビスフェノールを基体とするオリゴマーが殊に好まし
い。
また臭素または塩素化合物F)が成分A)〜D)の1種
またはそれ以上を介して導入される場合、別々の成分F
)の添加が可能である。本発明による成形材料中の成分
A)、B)、C)、D)及びE)の特性及び組合せに依
存して、本発明によるA)+B)及び適当ならば[C)
及び/またはD)]の戊成形材100重量部を基準とし
て1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部の臭素及
び/または塩素が望ましい。
本発明による成形材料は、更にポリカーボネート及び/
または成分C)の他の特定の熱プラスチック及び/また
は成分D)のグラフト重合体に対する公知の添加剤、例
えば安定剤、顔料、流動剤、離型剤、フィラー、強化物
質及び/または帯電防止剤をポリカーボネート、他の熱
プラスチック及びグラフト重合体に通常の量で含有し得
る。
かくてまた本発明は、本発明による比率の成分A) 十
B)及び適当ならば(C)及び/またはD)及び/また
は[E)及び適当ならばF)] ) 、並びに加えて通
常量の安定剤、顔料、流動剤、離型剤、フィラー、強化
物質及び帯電防止剤から選ばれる少なくとも1種の添加
剤を含む混合物に関する。
本発明による成形材料は、成分を公知の方法で混合し、
そして混合物を昇温下、好ましくは200〜330 ’
Oで、通常の装置、例えば内部ニーダ、押出機または二
軸押出機中で溶融配合または溶融押出しする方法により
製造し婦る。個々の成分を順次または同時に混合し得る
かくてまた本発明は、成分A)+B)及び適当ならば(
C)及び/またはD)及び/または[E)及び適当なら
ばF)] ) 、並びに安定剤、顔料、流動剤、離型剤
、フィラー、強化物質及び帯電防止剤から選ばれる少な
くとも1種の他の添加剤を含む本発明による混合物の製
造方法に関し、特定の成分を順次または同時に公知の方
法で混合し、次に混合物を昇温下、好ましくは200〜
330°Cで通常の装置中で溶融配合するか、または溶
融押出しすることを特徴とする。
本発明による混合物は、例えば射出成形によりすべての
型の成形品の製造に使用し得る。成形品の例には次のも
のがある:ハウジング部品(例えば家庭用品例えばジュ
ースプレス、コーヒーマシーン及びミキサー)、ビルデ
ィングまたは自動車部品に対するカバー板。またこれら
のものは極めて良好な電気特性を有するために電気装置
例えばプラグ・ソケットに用いる。
また成形品は、本発明による成形材料から前もって製造
されるシートまたはフィルムから深絞りにより製造し得
る。
かくて更にまた本発明は、成形品の製造における本発明
による混合物の使用に関する。
実施例1 用いる成分 成分A) ビスフェノールA [2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン]  1,436.4g (6゜3モ
ル)、1.l−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3
,3,5−トリメチルシクロヘキサン2.387.0 
g (7,7モル)、45%NaOH7,476,0g
 (84モル)及び水33.71を不活性ガス雰囲気中
にて撹拌しながら溶解した。
次に塩化メチレン1. I J及びクロロベンゼン13
忍中のフェノール36.9 g (0,392モル)の
溶液を加えた。次にホスゲン2.772gをpH13〜
14及び21〜25℃で十分に撹拌した溶液中に通した
。その後、エチルピペリジン14mjiを加え、そして
混合物を更に45分間撹拌した。ビスフェノレートを含
まぬ水相を分別し、有機相をリン酸で酸性にし、水で電
解質を含まなくなるまで洗浄し、そして溶媒を除去した
。ポリカーボネートは1.30の相対溶液粘度を有して
いた。重合体のガラス転移温度は206℃(DSC)と
して測定された。
成分B) リン酸トリフェニル 成分C)l) CH1C1s中にて25℃及び0.5重量%の濃度で測
定したとき1.284の相対溶液粘度を有するビスフェ
ノールA90重量%とテトラブロモビスフェノールA1
0重量%のコポリカーボネート;臭素含有量:5重量%
成分C)3) フェノール10−ジクロロベンゼン(1: N!量部)
中にて25°C及び0−5g/dlの濃度で測定したと
き、固有粘度[η] =0.76dl/gを有する直鎖
状ポリエチレンテレフタレート。
成分C)4) 72:2gのスチレン/アクリロニトリル比及び固有粘
度[η] −0,55dj2/g (ジメチルホルムア
ミド中にて2060で測定)を有するスチレン/アクリ
ロニトリル共重合体。
成分D) 乳化重合により製造された、粒状ポリブタジェンゴム(
平均粒径d、。−0,4μm)50重量部上の72 :
 28の比のスチレンとアクリロニトリルの共重合体5
0重量部のグラフト重合体。
成分D)と組み合わせた成分(E) 水中のD)によるSANAラフト重合体乳化液の凝固さ
れた混合物としてのテトラフルオロエチレン重合体及び
水中のテトラフルオロエチレン重合体乳化液。混合物中
のテトラフルオロエチレン重合体E)に対するグラフト
重合体の重量比は、90〜10重量%である。テトラフ
ルオロエチレン重合体乳化液は、60重量%の固体含有
量を有し、モして粒径は0.05乃至0.5μmの間で
ある。SANAラフト重合体乳化液は、34重量%の固
体含有量及び0.4μmの平均ラテックス粒径を有する
E) +D)の製造 テトラフルオロエチレン重合体の乳化液をSANグラフ
ト重合重合体力乳化液と混合し、そして混合物を重合体
固体を基準として1.8重量%のフェノール性酸化防止
剤で安定化させた。混合物をMg5O,(エプソン塩)
及び酢酸の水溶液を用いてpH4〜5及び85〜95℃
で凝固させ、濾過し、実際的に電解質を含まなくなるま
で洗浄し、次に殆んどの水を遠心分離により除去し、続
いて100℃で粉末になるまで乾燥した。次にこの粉末
は記載された単位において他の成分と配合することがで
きた。
実施例2 本発明による成形材料の製造及び試験 成分A)、B)、C)及びE)(D)との沈殿として)
を溶融し、そして1.32入りの内部ニーダ−上にて2
50乃至300℃間の温度で均一にした。
80X10X4mmの棒を射出成形機(加工温度:28
0’O)で成形材料から製造し、そしてこれらをDIN
53.460によるビカーBにより熱変形温度を測定す
るために用いた。
試料の燃焼特性を射出成形機にて28000で製造され
た!27x12.7x1.6開の大きさの棒についてU
 L−5ubj、94 Vに従って測定した。
UL94Vは次のように行った: 試料物質を! 27x I 2.7X 1.6mmの大
きさの棒に成形した。この棒を試験片の下側がバンド材
(bandaging material)のストリッ
プ上305mmになるように縦に設置した。各々の試験
棒を個々に順次2回の10秒間続ける着火操作により着
火させ、各々の着火操作後に燃焼特性を観察し、それに
より試料を評価した。試料を着火させるために3.73
 X 10’K J/m” (1,000BUT/ft
”)の熱量単位を有する天然ガスの高さlOcm(3−
8インチ)の青炎を有するブンゼンバーナーを用いた。
UL 94 V−0クラスは、UL94V装置により試
験した下記の物質の特性からなる。このクラスの成形材
料は、試験炎の各作用後に10秒以上燃焼する試料を含
まず;これらは、火炎を各々の試料のセットに対して2
回作用させる場合に全体で50秒より長い燃焼時間を示
さず;これらは、試料の上端に設置される保持用クラン
プまで完全に燃焼する試料を含まず;これらは、燃焼滴
または粒子の結果として試料の下部に位置する木綿ウー
ルを着火させる試料を含まず;またこれらは、試験火炎
の除去後に30秒間以上輝やいている試料を含まない。
他のUL94のクラスは、燃焼滴または粒子を放出する
ために耐燃性が少ないか、または自己消火性が少ない試
料を示す。これらのクラスは、UL94V−1及びV−
2,!l:指定サレル。N、P、lt、[不合格」を意
味し、そして230秒の後燃焼時間を有する試料のクラ
スである。
本発明による成形材料の特性の要約を次表に示す。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1、A)少なくとも10,000のMy(重量平均分子
量)を有し、そしてポリカーボネート中の二官能性カー
ボネート構造単位lOOモル%の全量を基準として10
0〜2モル%の式(Ia)式中、 R1及びR2は、相互に独立して水素、ハロゲン、C3
〜C8−アルキル、C6〜C6−シクロアルキル、C6
〜C1゜−アリールまたは07〜C1,−アラルキルを
表わし、 mは、4〜7の整数を表わし、 R3及びR4は、各々のXに対して個々に選ぶことがで
き、且つ相互に独立して水素または01〜C6−アルキ
ルを表わし、そしてXは、炭素を表わし、但し少なくと
も1個の原子X上でR3及びR4は同時にアルキルを表
わす、 の二官能性カーボネート構造単位を含む熱可塑性芳香族
ポリカーボネート5〜99.5重量部、及び B)A)+B)の0.5〜95重量部の、ホスホン酸及
びリン酸の塩を除いたリン化合物、ここに重量部はA)
+B)の100重量部を基準とする、を含む混合物。
2、成分B)によるリン化合物が式(II)1 R’−(0)n−P−(0)n−R”      (f
f)(0)m 3 式中、 R1、R2及びR3は相互に独立して随時ハロゲン化さ
れていてもよいC,−C,−アルキルまたは随時ハロゲ
ン化及び/またはアルキル化されていてもよいC6−も
しくはC6−シクロアルキル或いは随時ハロゲン化及び
/またはアルキル化及び/またはアラルキル化されてい
てもよいC1〜C3゜−アリールであり、そして「n」
及びrmJは相互に独立して0またはlである、 に対応することを特徴とする、上記1に記載の混合物。
3、ポリカーボネート成分A)1〜90重量%をガラス
転移温度>10℃を有する成分C)による他の熱プラス
チックで置換することを特徴とする、上記l及び2に記
載の混合物。
4、ポリカーボネート成分A)1〜50重量%をエチレ
ン性不飽和単量体D)1)を−1O°Cより低いガラス
転移温度を有するゴムペースD)2)上にグラフト化さ
せることにより得られるグラフト重合体D)で置換する
ことを特徴とする、上記l及び2に記載の混合物。
5、ポリカーボネート成分A)1〜90重量%を上記3
に記載の成分C)による他の熱プラスチックで置換し、
モしてA)及びC)の合計100重量%をベースとして
1〜50重量%を上記4に記載の成分D)によるグラフ
ト重合体で置換することを特徴とする、上記l及び2に
記載の混合物。
6、更に各々の場合に上記112.3.4または5のい
ずれかに記載の混合物100重量部をベースとして0.
05〜15重量部の量の成分E)によるフッ素化された
ポリオレフィンを含み、その際にフッ素化されたポリオ
レフィンが0.05−1.000.umの平均粒径ds
O及び1.2〜2゜3g/am”の密度を有することを
特徴とする、上記1〜5のいずれかに記載の混合物。
7、更に成分F)として各々の場合に上記1.2.3.
4または5のいずれかに記載の混合物l0at量部をベ
ースとして1〜50重量部の量の有機塩素化合物または
有機臭素化合物を含有することを特徴とする、上記6に
記載の混合物。
8、更に安定剤、顔料、流動剤、離型剤、フィラー、強
化物質及び帯電防止剤から選ばれる少なくとも1つの添
加剤を通常の量で含有することを特徴とする、上記1〜
7のいずれかに記載の混合物。
9、特殊な成分を順次または同時に公知の方法で混合し
、次に混合物を通常の装置中にて昇温下で溶融配合する
か、または溶融押出しすることを特徴とする、上記1〜
8のいずれかに記載の製造方法。
10、成形製品の製造に対する上記1〜8のいずれかに
記載の混合物の使用。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、A)少なくとも10,000の@M@w(重量平均
    分子量)を有し、そしてポリカーボネート中の二官能性
    カーボネート構造単位100モル%の全量を基準として
    100〜2モル%の量の、式( I a) [▲数式、化学式、表等があります▼]( I a) 式中、 R^1及びR^2は、相互に独立して水素、ハロゲン、
    C_1〜C_3−アルキル、C_4〜C_6−シクロア
    ルキル、C_8〜C_1_0−アリールまたはC_7〜
    C_1_2−アラルキルを表わし、 mは、4〜7の整数を表わし、 R^3及びR^4は、各々のXに対して個々に選ぶこと
    ができ、且つ相互に独立して水素またはC_1〜C_6
    −アルキルを表わし、そしてXは、炭素を表わし、但し
    少なくとも1個の原子X上でR^3及びR^4は同時に
    アルキルを表わす、 の二官能性カーボネート構造単位を含む熱可塑性芳香族
    ポリカーボネート5〜99.5重量部、及び B)0.5〜95重量部の、ホスホン酸及びリン酸の塩
    を除いたリン化合物、ここに重量はA)及びB)の10
    0重量部を基準とする、を含む混合物。 2、特定の成分を順次または同時に公知の方法で混合し
    、次に混合物を通常の装置中にて昇温下で溶融配合する
    か、または溶融押出しすることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項記載の混合物の製造方法。
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