JPH0366647A - フェニルベンゾエート誘導体 - Google Patents

フェニルベンゾエート誘導体

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JPH0366647A
JPH0366647A JP20200489A JP20200489A JPH0366647A JP H0366647 A JPH0366647 A JP H0366647A JP 20200489 A JP20200489 A JP 20200489A JP 20200489 A JP20200489 A JP 20200489A JP H0366647 A JPH0366647 A JP H0366647A
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JP
Japan
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alkyl group
alkyl
cells
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JP20200489A
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Koichi Shudo
紘一 首藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 この発明は、医薬及び化粧品として有用な有機化合物を
提供しようとするものである。
従来の技術 ビタミンA酸(レチノイン酸)は細胞の成長にとって不
可欠な物質であり、癌細胞を正常な細胞に分化させたり
、皮膚の角化を抑制したりする興味ある作用を持ち、癌
の治療や予防に用いられる外、また、種々の皮膚疾患の
治療に供されるでいる(参考文献;  The Ret
inoids、 vol 1,2. M、B、Sp。
rn et al、 Academic Press、
1984.  Retinoids、 differe
ntiation and disease、 Pit
man London 1985)。上記参考文献およ
びドイツ特許公開公報2854354にはスチルベンカ
ルボン酸誘導体に類似の作用があることが開示されてい
る外、本発明者の特開昭61−22046.61−22
047.61−76440は、テレフタル酸アニリドや
カルコンカルボン酸誘導体が同様の作用を持ち、医薬と
して有用である旨が開示されている。同様本発明者の特
公開62−215581には同様の作用を有するその関
連化合物が開示されている。
発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、上記公知化合物に較べて軽減された副
作用しか有せず、拡大した治療領域を有する化合物を提
供することに存する。
課題を解決するための手段 今、上記課題が一般式(I) カルボニル基を意味する場合は、R,、R,およびR8
はそのうち少なくとも1つはアルキル基であり、もしく
はR,、RSおよびR6のうち任意の2つが共になって
1個以上のアルキル基により置換されていてもよいアル
キレン基を意味し、残りの置換基は各々独立に水素また
は水酸基を意味するか又は、 (b)R,がカルボキシ基またはアルコキシカルボニル
基を意味する場合は、R□、R2およびR1はそのうち
少なくとも1つはアルキル基であり。
若しくはR1,R2およびR3のうち任意の2つが共に
なって1個以上アルキル基により置換されていてもよい
アルキレン基を意味し、残りの置換基は各々独立に水素
または水酸基を意味する。)で表されるフェニルベンゾ
エート誘導体、またはその薬理学的に許容される塩によ
って解決されることが判った。
本発明においては、−数式(I)において、何れかの環
にカルボキシル基またはアルコキシカルボニル基が存在
すると共に他方の環上に少なくとも一つのアルキル基が
存在することが必要であり。
その際のアルキル基は二つが一緒になって少なくとも1
個のアルキル基により置換されていてもよい環を形成し
ているものも有効である。さらに水酸基を持つ化合物も
活性を示す。カルボキシル基またはアルコキシカルボニ
ル基はエステルに対してオルト、メタ、パラ位の何れに
位置してもよいが、パラ位が特に好ましく、メタ位のも
のも相当の活性を有する。アルキル基としては、エチル
イソプロピル、ブチル、t−ブチル、シクロヘキシル、
アダマンチル等の分枝していてもよい脂肪族残基もしく
は脂環式基が挙げられる。またこれらの二つのアルキル
基が一緒になって置換基を有していてもよい環を形成し
たもの、例えば−〇(CH3)2−CH2CH2−C(
CH3)2− (テトラヒドロナフタリン環)を有する
ものが有効である。そうしてこれらのアルキル基を有さ
ぬものについては測定した範囲に於いて活性が検知され
なかった。
また、これらの化合物は薬理的に許容される塩基との塩
を形成することが出来1例えばナトリウム。
カリウム等のアルカリ金属塩、Ca、Mg等のアルカリ
土類金属塩、アルミニウム塩、アンモニウム、モノ、ジ
、トリアルキルアミン、芳香族アミン、複素環式アミン
、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸、及び前記以
外の有機塩基との塩が本発明の化合物に含まれる。
本発明の一般式(I)で示される化合物は次の方法によ
って製造される。
リジンなどの無機もしくは有機塩基の存在が好ましい。
以上のようにして製造される活性化合物の代表例として
は、以下の化合物を列挙することが出来る。
一般式(■)、(式中Xは水酸基、アルコキシ基ないし
はハロゲン等で示され、R1−R1は必要に応じ反応に
不活性な基で保護されている。−数式工で定義される置
換基である)と一般式(m)、(式中R4−R,は必要
により反応に不活性な基で、保護されている一般式(I
)に定義される置換基である)とを縮合剤の存在下ある
いは非存在下通常はベンゼン、酢酸エチル、メチレンク
ロリド等の溶媒の存在下に反応させ、必要に応じ保護さ
れた置換基を脱保護することによって製造される。
縮合剤としてはジシクロへキシルカーポジイミドやポリ
リン酸、硫酸などが用いられ、酸クロリド(X=01)
などの場合には炭酸ナトリウムやピ3−t−ブチルフェ
ニル4−カルボキシベンゾエート4−t−ブチルフェニ
ル4−カルボキシベンゾエート本発明の前記一般式(1
)で示される化合物は、癌細胞、殊に白血病細胞の分化
を形態的、機能的に分化させることができ、癌や白血病
の予防や治療に、また乾疹やリウマチ、自己免疫疾患な
どの増殖性、または免疫性の疾患の治療に有効である。
さらに、これらの化合物は細胞の角化を抑制し、皮膚の
しわの発生の予防に有効である。また、これらのフェニ
ルベンゾエート化合物は体内で容易に加水分解を受は不
活性化されるので体内への蓄積が少なく、副作用の点で
有利であり、特に外用剤としての有効性に於いて優れて
いる。
本化合物を全身投与で用いる場合は、注射又は経口によ
り10mg/kg/日より低い用量で用いられる。
局所的には、0.01mg−10mg/gの軟膏、クリ
ーム、乳液として使用される。
角化阻止作用テスト 細胞の角化の抑制はラットの膀胱癌由来の細胞株B E
 S 20 S (KAIilAMRA等、GANN 
71505−513.1980)の角化の抑制によって
検定した。表1に角化を50%抑制するために必要な濃
度(IC,。、モル)を示した。
6■の培養皿に18mm丸型カバーグラス8枚を並べ、
そこへBES20B細胞を2 X 10’dells/
mlに調整した10%FC31%マイコスタチン人ME
M培地を5II11入れ、37℃で24時間培養する。
BES20B細胞が一面にはりついているカバーグラス
を10%FC81%マイコスタチン人MEM培地の2m
lづつ入れである3、5cmの培養皿に移し、各濃度の
薬物を加える。はじめ4日後に培地交換を行い、ついで
2−3日ごとに培地交換を行う。薬物添加後12日目に
パパニコロ染色(オルソ改良法)により、角化の有無を
調べた。赤色に発色しはた部分の割合をもって角化の度
合いとし50%の角化阻害を示す濃度を表1に示した。
白血病細胞の増殖抑制と分化促進: 本発明の化合物について、ヒト急性前骨髄性白血病HL
60細胞を用いて移粒球への分化を核の形態及びニトロ
ブルーテトラゾリウム(NET)の還元能によって判定
する癌細胞の分化誘導試験を行ったが、この方法は、ビ
タミンA酸活性の測定法で最も有効なものの一つである
。その方法は以下のとおりである。HL−60J!Jl
胞を5%牛脂児血清を含むRPMI 1640培地にて
継代培養し、対数増殖期の細胞が細胞数3 X 10’
/mlとなるように同上培地で希釈調整し、次いで所定
の濃度の被験薬物を加え、5日間培養後に細胞を固定し
、すright−Giemsa染色を行い、核の形態を
判定する。
比較化合物にはビタミンA酸(レチノイン酸)を用いた
。また、同様の処理によって得た細胞を遠心分離し一定
細胞数になるように5%血清を含むRPMI倍地で希釈
し、2QQngのTPAを加え。
0.1%のNETの存在下に20分37℃で培養する1
次いで黒く着色した細胞を検鏡計数し、NBT還元能の
あるMJ胞の割合を算出する。試験の結果は表2に示さ
れている。
  − ×  × の− 収 以下に本化合物の製造方法を例示する。
3−t−ブチルフェノール(工Omn+ol)を40m
1の乾燥ベンゼン及び5mlピリジンに溶かした溶液を
テレフタル酸ジクロリド(10mmol)の50m1ベ
ンゼン溶液に加え、−晩撹拌する。反応液に少量の水を
加え、充分撹拌した後、反応液を2NHCIにあけ、C
H,C1□で抽出する。有機層を水、食塩水で洗い、M
gSO4で乾燥し、溶媒を留去する。シリカゲルクロマ
トグラフィーにより分離し、目的物を42%の収率で得
た。メタノールより再結晶して無色針状晶を得た。
m、p、195.5〜196℃ 3.5−ジ−t−ブチルフェノールより、例1とほぼ同
様にして目的物が得られる。メタノールから再結晶して
無色プリズム品を得た。
m、p、216.5〜218.5℃ m、p、236〜237℃ 5.6.7.8−テトラヒドロ−5,5,8゜8−テト
ラメチル−2−ナフトール3.6g (17、6mmo
l)を10m1ベンゼンと5mlピリジンに溶かした溶
液をテレフタル酸ジクロリド3゜6g (17,7mm
ol)の50m1ベンゼン溶液に加え、−晩撹拌する。
反応液に少量の水を加え撹拌の後1反応液を2N  H
CIにあけ、CH2Cl2で抽出する。有機層を水、食
塩水で洗い、Mg5o4で乾燥する。溶媒留去後、シリ
カゲルクロマトグラフを行い、主生成物を再結晶(n−
ヘキサン)して、鱗片状品の目的物1.5gを得る。
3.5−ジ−t−ブチル安息香酸5.5mgをSOCl
25mlに溶かし、ジメチルホルムアミド11を加え撹
拌する。原料消失の後、減圧下5OC12を留去する。
残渣に乾燥ベンゼンを加えて再度乾固する。残渣をベン
ゼン8mlとピリジン2mlに溶かし、4−オキソ安息
香酸ベンジルエステルを加え40℃で数時間反応させる
。減圧乾固の後、組成物をメタノールに溶かし、Pd−
カーボンを触媒として接触還元をする。得られた酸性物
質を短いクロマトで精製し、収率80%で目的物を得る
。メタノールから再結晶しプリズム品を得る。
m、p、199〜201℃ 1H−NMR(CDCI、):δ1.39 (s)、7
.35 (d)、7.73 (t) 、8.05 (d
)8.21  (d) 2−ナフトニート 5.6.7.8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テト
ラメチル−2−ナフタリン酸を原料として、例4と同様
の方法により目的物を得る。収率は78%。メタノール
で再結晶して無色鱗片状品を得る。
m、p、235.5〜236℃ 1H−NMR(CDCI、):δ1.33 (s)、1
.35 (s)、1.74 (s)、7.33 (d)
、7.45 (d) 、7.94 (dd)、8.15
(d)、8.19 (d) C;74゜ H; b。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、(a)R_1がカルボキシ基またはアルコキシ
    カルボニル基を意味する場合は、R_4、R_5および
    R_6はそのうち少なくとも1つがアルキル基であるか
    、R_4、R_5およびR_6のうち任意の2つが一緒
    になって少なくとも1個のアルキル基により置換されて
    いてもよいアルキレン基であり、余りの置換基は各々独
    立に水素または水酸基を意味するか又は、 (b)R_4がカルボキシ基またはアルコキシカルボニ
    ル基を意味する場合は、R_1、R_2およびR_3は
    少なくとも1つがアルキル基であるか、若しくはR_1
    、R_2およびR_3のうち任意の2つが一緒になって
    少なくとも1個のアルキル基により置換されていてもよ
    いアルキレン基であり、余りの置換基は各々独立に水素
    または水酸基を意味する。)で表されるフェニルベンゾ
    エート誘導体およびその塩 2、請求項1に記載のフェニルベンゾエート誘導体(
    I )を有効成分とする医薬組成物 3、請求項1に記載のフェニルベンゾエート誘導体(
    I )を有効成分とする化粧品組成物
JP20200489A 1989-08-03 1989-08-03 フェニルベンゾエート誘導体 Pending JPH0366647A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06505261A (ja) * 1991-02-28 1994-06-16 フィトテック・リミテッド 皮膚疾患治療用医薬組成物
EP0768084A4 (en) * 1995-04-10 1999-05-06 Taiho Pharmaceutical Co Ltd INHIBITOR OF CANCER METASAS

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06505261A (ja) * 1991-02-28 1994-06-16 フィトテック・リミテッド 皮膚疾患治療用医薬組成物
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