JPH0366413A - 金属ストリップコイルの表面疵状態識別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属ストリップコイルの表面疵の状態を識別す
る装置に関する。

〔従来技術〕

ラインの自動化率が高い金属ストリップコイルの加工ラ
インでは、コイルの表面疵を含む不良品が製品中に混入
するという問題があった。そして、このような問題を解
消するために、コイルの表面疵検査ライン及びコイルの
加工ラインにおいて前記表面疵が検出されている。

前記表面疵検査ラインでは、作業者の目視によって表面
疵を検出し、この検出位置をコイルの表面又は端面への
塗料塗布、コイル端面への付札などの方法によって表示
しており、検出された表面疵のコイル全体に対する比率
が所定比以内であるコイルを次工程である前記加工ライ
ンに供給する。

そして、前記加工ラインでは、加工後のコイルを作業者
が目視にて検査し、この目視検査の結果において表面疵
を有するものを不良品、表面疵を有さないものを良品と
して選別していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

金属ストリップコイルの加工ラインでは、生産能率を高
くするために、各工程を自動化する必要があるが、しか
しながら前述した如き従来の目視検査では作業者の介在
が必要であり、生産能率が低いという問題がある。

またこれに加えて表面疵検査ラインでは、表面疵の検出
位置を表示するために、コイルに対して塗料及び札を付
着させておりこれらの付着物が加工ラインにおける異物
混入の発生原因となる虞れがある。

本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、表面
疵検査ラインにおいて表面疵の検出結果を金属ストリッ
プコイルの先端からの長さに対応させて記憶させ、この
記憶情報を加工ラインにおいて測定される金属ストリッ
プコイルの先端からの長さに応じて呼び出し、この表面
疵の情報に基づいて金属ストリップコイルの切断加工品
の良品と不良品との判定を行うことにより加工ラインの
自動化を行うと共に加工ラインー１の異物混入を防ぎ、
加工ラインの生産能率を向上させる金属スト・リップコ
イルの表面疵状態識別装置を提供することを目的εする
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る金属ストリ・・／ブコイルの表面疵状態識
別装置は表面疵検査・コイン番ごて金属ストＩＪンブコ
イルの表面疵を検出し、加工ラインにて前記金属ストリ
ップコイルを切断加工し、その切断加工品を前記表面疵
の検出結果に応じて良品と不良品とに選別する金属スト
リップコイルの表面疵状態識別装置であって、前記金属
ストリップコイルの先端からの長さを測定する手段と、
該手段の測定結果と前記表面疵の検出結果とを合成して
表面疵記録を作成する手段とを前記表面疵検査ラインに
備え、前記金属ストリップコイルの先端からの長さを測
定する手段と、該手段の測定結果と前記表面疵記録とか
ら前記切断加工品が良品であるか不良品であるかを判定
する手段とを前記加工ラインに備えたことを特徴とすら
。

〔作用〕

表面疵検査ラインにおいて、金属ストリップコイルの先
端からの長さの測定結果と、適宜手段による表面疵の検
出結果とが合成された表面疵記録には、表面疵の存在位
置とその表面疵の状態とが対応して記録される。そして
加工ラインにおいて切断加工品を作製する場合に金属ス
トリップコイルの先端からの長さを測定し、この測定結
果と前記表面疵記録とを対応させれば、前記切断加工品
が有する表面疵の状態が得られる。この表面疵の状態を
予め定められた良品の基準と比較することにより前記切
断加工品の評価が行える。

〔実施例〕

以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的に
説明する。

第１図は本発明に係る金属ストリップコイルの表面疵状
Ｂ識別装置の表面疵検査ラインにおける構成を示すブロ
ック図である。

図において１は金属ストリップであり、該金属ストリッ
プｌは図中白抜矢符で示す方向ヘゲライドルロール２を
経てテンションリール４に巻取られる。また、前記プラ
イドルロール２とテンションリール４との間の経路には
、金属ストリップｌを切断する切断装置３が配設されて
いる。前記プライドルロール２には、該プライドルロー
ル２０回転量を検出するロータリエンコーダよりなる回
転検出器２０が配設されており、この回転検出信号を、
プライドルロール２の回転量から金属ストリップ１の長
さを検出する測長器７へ入力させる。

また前記切断装置３には、切断装置３の切断動作を検出
する切断動作検出器３０が配設されており、切断検出信
号を測長器７へ人力させる。

前記測長器７では、前記切断検出信号の入力と同時に測
長を開始し、前記回転検出信号から算出される測長結果
を経時的に表面疵記録作成装置９へ与え、次の切断信号
の入力と同時に測長を終了させる。

前記表面疵記録作成装置９には、前記測長結果の他に、
表面疵入力装置８の出力及び表面疵人力修正装置ｔｌｌ
の出力が与えられている。表面疵入力装置８は、作業者
が切断装置３近傍の金属スＩ・リップ１０表面疵を目視
検査によって検出し、検出された表面欠陥の金属ストリ
ップｌの幅方向位置、疵種類及び疵の重要度を示す疵レ
ベルを入力するものであり、これらの入力情報は表面疵
情報として表面疵記録作成装置９に与えられる。また、
表面疵入力装置８では、後述する加工ラインにおける金
属ストリップ１の切断後の製品識別番号を作業順に記憶
させておく。表面疵記録作成装置９では、前記測長結果
と表面疵情報とを合成し、この合成結果である検出した
表面疵の長手方向位置。

幅方向位置、疵種類、疵レベルの情報を表面疵記録とし
て表面疵記録出力装置１０へ与える。また、表面疵検査
終了後、作業者の総合的判断によって前記表面疵情報を
修正する場合には、表面疵入力修正装置１１から修正値
を入力し、表面疵情報を修正する。

前記表面疵情報出力装置１０は、フロッピディスク、　
ＩＣカード、磁気カード等の記憶媒体に記憶させる装置
よりなり、前記表面疵記録を記憶媒体に記憶させる。

以上の如き表面疵検査ラインにおける表面疵検査は、測
長器７にて金属ストリップ１の長さを計測しつつ作業者
が目視検査にて表面疵を検出し、表面疵情報を表面疵記
録作成装置９へ入力し、表面疵記録を作成する。この表
面疵記録は修正する必要があれば作業者が表面疵入力修
正装置１１から修正値を入力して修正する。そして表面
疵記録は表面疵記録出力装置１０にて前記記憶媒体に記
憶される。このようにして記憶媒体に記憶された表面疵
記録は後述する加工ラインにおいて使用される。

前述した如く金属ストリップコイルは、まず表面疵検査
ラインにて表面疵を検出され、次いで加工ラインにて切
断加工され表面疵検査ラインでの表面疵検出結果に応じ
て良品と不良品とに選別される。

第２図は、本発明の加工ラインにおける構成を示すブロ
ック図である。図中５は金属ストリップ１を巻取ったペ
イオフロールであり、金属ストリップ１は図中白抜矢符
で示される如き方向にペイオフロール５からプライドル
ロール２を経て切断装置３に送られ、所定寸法に切断さ
れる。切断された金属ストリップ１は、切断装置１１３
の下流側に配設された選別装置６に送られ、その表面疵
の状態に応じて良品１ａと不良品１ｂとに選別される。

この加工ラインには、前述した如きプライドルロール２
に配設された回転検出器２０と切断装置３に配設された
切断動作検出器３０とを有し、金属ストリップ１の長さ
を測定する測長器７が配設されており、この測長結果は
表面疵判定装置１３に与えられる。

また前記表面疵検査ラインにおいて表面疵記録は、前記
記憶媒体を介して表面疵記録入力装置１２に与えられ、
該表面疵記録入力装置１２から表面疵判定装置１３に与
えられる。

表面疵判定装置１３においては、表面疵記録入力装置１
２から与えられた表面疵記録に基づき、測長器７の測長
結果より金属ストリップ１の先端からの長さに対する表
面疵情報を抽出し、該表面疵情報を所定の基準値と比較
し、この比較結果が前記基準値を満たす場合を良品であ
ると判定し、一方前記基準値を満たさない場合を不良品
であると判定する。そしてこれらの判定結果は選別装置
６の駆動制御を行う選別制御装置６０及び表示装置１４
に与えられる。

選別制御装置６０では表面疵判定装置１３より与えられ
る判定結果に応じて選別装置６を駆動し、切断加工後の
金属ス）　ＩＪツブ１の良品１ａと不良品１ｂとの選別
を行い、また表示装置１４では前記表面疵情報及び前記
判定結果を表示する。このようにして金属ストリップ１
は加工後、自動的に良品１ａと不良品１ｂとに選別され
る。

なお、本実施例では表面疵記録出力装置１０と表面疵記
録入力装置１２とは記録媒体を介して情報の伝達が行わ
れるようになっているが、これに限らず表面疵記録出力
装置１０と表面疵記録入力装置１２とを通信回線にて接
続し、前記情報の伝達を行っても良い。

〔効果〕

以上詳述した如く本発明に係る金属ストリップコイルの
表面疵状Ｂ識別装置は、表面疵検査ラインにおいて表面
疵の検出結果を金属ストリップコイルの先端からの長さ
に対応させて記憶させ、この記憶情報を加工ラインにお
いて測定される金属ストリップコイルの先端からの長さ
に応じて呼び出し、この表面疵の情報に応じて金属スト
リップコイルの切断加工品の良品と不良品との判定を行
うため、加工ラインの自動化が実現されと共に加工ライ
ンへの異物混入が防がれ、これらによって加工ラインの
生産能率が高い等、本発明は優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る金属ストリップコイルの表面疵
状態識別装置の表面疵検査ラインにおける構成を示すブ
ロック図、第２図は、その加工ラインにおける構成を示
すプロ・ノク図である。 １・・・金属ストリップコイル　７・・・測長器９・・
・表面疵記録作成装置　１３・・・表面疵判定装置６０
・・・選別制御装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、表面疵検査ラインにて金属ストリップコイルの表面
   疵を検出し、加工ラインにて前記金属ストリップコイル
   を切断加工し、その切断加工品を前記表面疵の検出結果
   に応じて良品と不良品とに選別する金属ストリップコイ
   ルの表面疵状態識別装置であって、 前記金属ストリップコイルの先端からの長さを測定する
   手段と、該手段の測定結果と前記表面疵の検出結果とを
   合成して表面疵記録を作成する手段とを前記表面疵検査
   ラインに備え、前記金属ストリップコイルの先端からの
   長さを測定する手段と、該手段の測定結果と前記表面疵
   記録とから前記切断加工品が良品であるか不良品である
   かを判定する手段とを前記加工ラインに備えたことを特
   徴とする金属ストリップコイルの表面疵状態識別装置。