JPH036625Y2 - - Google Patents

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JPH036625Y2
JPH036625Y2 JP1985081776U JP8177685U JPH036625Y2 JP H036625 Y2 JPH036625 Y2 JP H036625Y2 JP 1985081776 U JP1985081776 U JP 1985081776U JP 8177685 U JP8177685 U JP 8177685U JP H036625 Y2 JPH036625 Y2 JP H036625Y2
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chain
drive
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maintenance tool
drive wheel
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JP1985081776U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、乗客コンベアのチエーン張力調整
装置に関するものである。
〈従来の技術〉 乗客コンベアにおいては、チエーンを駆動させ
ることによりチエーンが係合された駆動輪を回転
させ、この駆動輪によつて駆動輪に圧接配設され
る移動手摺が移動する構成となつている。乗客コ
ンベアでは、チエーンの張力が低下した場合にそ
の調整を行う必要がある。
第5図は、従来使用されている乗客コンベアの
移動手摺の駆動機構部分を示す側面図で、移動手
摺1は第1ないし第4の駆動輪2−1〜2−4と
第1ないし第4の回転体5−1〜5−4間に挟持
されている。モータの回転軸に装着したプーリ2
1とプーリ23間にベルト22が巻装され、プー
リ21の回転がプーリ23に伝達される。
プーリ23とチエーン駆動回転体24間にベル
ト25が巻装され、モータの駆動によりチエーン
駆動回転体24が回転するように構成されてい
る。第2の駆動輪2−2と第3の駆動輪2−3間
にアイドルスプロケツト11が配設されている。
チエーン駆動回転体24、第1ないし第4の駆
動輪2−1〜2−4及びアイドルスプロケツト1
1に対して、駆動用のチエーン4が係合される。
モータが駆動するとチエーン駆動回転体24が回
転し、チエーン駆動回転体24の回転により、チ
エーン4が駆動移送される。
チエーン4が駆動移送されると、チエーン4に
係合されている第1ないし第4の駆動輪2−1〜
2−4が回転する。回転体5−1〜5−4上に配
設される移動手摺1に対して、第1ないし第4の
駆動輪2−1〜2−4が圧接配設されている。従
つて、第1ないし第4の駆動輪2−1〜2−4の
回転により、移動手摺1が移送される。
長期間の運転駆動により、チエーン4の張力が
低下することがある。この場合には、チエーン4
の張力の低下によつて第1ないし第4の駆動輪2
−1〜2−4の駆動が不完全となることを防止す
るために、チエーン4の張力の調整をおこなわね
ばならない。
第1ないし第4の駆動輪2−1〜2−4は、常
に移動手摺1を大きな圧接力で第1ないし第4の
回転体5−1〜5−4上におさえるように配設さ
れ、移動手摺1との間に滑りが生じないように構
成されていなくてはならない。このために、チエ
ーン4の張力の調整に際しては、チエーン4のた
るみをアイドルスプロケツト11に集中させるよ
うに調整作業が行われる。
この調整作業に際しては、たるみが生じている
側のチエーン4に係合している駆動輪を、外側の
ものから順次アイドルスプロケツト11方向に、
直接手で回動させる。その後にアイドルスプロケ
ツト11をチエーン4にたるみなく係合するよう
に、所定位置まで下げるように移動させて調整作
業が完了する。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、これら一連の調整作業は狭い作業空間
で行わなければならず、しかも不安定な姿勢で駆
動輪を回動させるために、大きな力を出すことが
必要で、調整作業は困難で且つ安全性に問題があ
つた。
なお、この種の技術については、特開昭57−
141378号に関連する技術的思想が開示されてい
る。
この考案の目的は、簡単な作業で適正な張力に
調整でき、かつ狭い作業空間でも安全に調整作業
を行うことができるようにすることにある。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案の特徴は、移動手摺に対して圧接配置
された複数個の手摺駆動用の駆動輪と、アイドル
スプロケツトと、チエーン駆動用回転体と、前記
駆動輪、アイドルスプロケツトおよびチエーン駆
動用回転体の間に掛けられたチエーンとを備え、
チエーン駆動用回転体によりチエーンを介して駆
動輪を回転させて移動手摺を摩擦駆動する乗客コ
ンベアのチエーン張力調整装置において、前記駆
動輪のうちのアイドルスプロケツトに隣接する駆
動輪の側面に第1の係合部を形成し、チエーン張
力の調整時に前記の駆動輪を回動させチエーンの
たるみをアイドルスプロケツト部に集中させる保
守用具には、前記第1の係合部に係合する第2の
係合部を形成したことにある。
〈作用〉 上記の構成であるから、チエーンの張力調整時
は、アイドルスプロケツトに隣接する駆動輪の第
1に保守用具の第2の係合部を係合させ、この状
態で保守用具の把持部を握つて前記駆動輪を回動
させ、チエーンをアイドルスプロケツト部に集中
させ、この状態にてアイドルスプロケツトを移動
させれば、チエーンの張力調整が完了する。この
ように、アイドルスプロケツトに隣接する駆動輪
を保守用具により回動させているから、チエーン
の張り具合を的確につかむことができ、その結果
チエーンの張力を適正な値に調整でき、また、保
守用具を側面から係合させているので、移動手摺
があつてもその側方から保守用具を差し込むこと
が可能となり、狭い作業空間でも安全に調整作業
を行うことができる。
〈実施例〉 以下、この考案をその実施例に基づき、図面を
使用して詳細に説明する。
第1図は、この考案の実施例の要部の構成を示
し、第2の駆動輪2−2部分のみが示されてい
る。第2の駆動輪2−2に対してチエーン4が係
合され、第2の回転体5−2と第2の駆動輪2−
2により移動手摺1が圧接挟持されている。
第2の駆動輪2−2の側面27の中央が同心環
状に突出して肉厚部9が形成され、この肉厚部9
に駆動輪の軸心に対称に係合孔8が4個所に形成
され、第1の係合部が構成される。
一方、例えば金属材で保守用具7が、ほぼ板状
に形成される。保守用具7の一端例は二岐状とさ
れ、二岐の板面の端部位置には同一方向に突出す
る嵌合ピン6がそれぞれ固定植立されて、第2の
係合部が形成される。保守用具7の他端側は、ほ
ぼ長方形状に延長された把持部10が設けられ
る。嵌合ピン6の直径は、係合孔8の内径よりも
僅かに小とされ、嵌合ピン6の間隔は、互いに対
向する係合孔8の間隔に等しく設定されている。
従つて、保守用具7の嵌合ピン6を第1図に示
す第2の駆動輪2−2の係合孔8にそれぞれ挿入
し、把持部10を第2の駆動輪2−2の周面に沿
つて反時計方向に回動させると、チエーン4を矢
印X方向に移送させることが出来る。
チエーン4にたるみが生じた場合には、たるみ
が生じている側の二個の駆動輪に対して、外側の
ものから順次保守用具7を使用して、アイドルス
プロケツト側に回動を行わせる。
第5図を用いて説明すると、第1及び第2の駆
動輪2−1,2−2側でチエーン4にたるみが生
じた場合には、最初に第1の駆動輪2−1の第1
の係合部に保守用具7の第2の係合部を係合し、
把持部10を反時計方向に回動し、第1の駆動輪
2−1を反時計方向即ちアイドルスプロケツト1
1側に回動させる。次いで、第2の駆動輪2−2
に対しても全く同様の操作を行う。
この一連の操作により、チエーン4のたるみが
アイドルスプロケツト11に集められる。アイド
ルスプロケツト11は、駆動輪から遠ざかる方向
に移動自在で且つ所定の移動位置において、固定
可能な構成となつている。アイドルスプロケツト
11を移動させ、チエーン4のたるみがなくなる
位置に固定する。
このようにチエーン4の張力の調整が、保守用
具7を使用して安全に且つ能率的に行われ、従来
の調整作業に比して作業が大幅に簡易化され、且
つ作業の安全性が向上する。
第2図にそれぞれ駆動輪2と保守用具7とを示
すのは、この考案の第2の実施例であり、第1の
係合部は駆動輪2の側面に突出した係合ピン31
で構成され、第2の係合部は保守用具7に形成さ
れた係合孔32で構成されている。
第3図にそれぞれ駆動輪2と保守用具7とを示
すのは、この考案の第3の実施例であり、第1の
係合部が駆動輪2の周縁部に設けられた例であ
る。即ち、駆動輪2の肉厚部9の外側において、
駆動輪2の側面に係合ピン31が突出されて第1
の係合部を構成する。
この場合保守用具7の二岐状部は、肉厚部9を
挟んで駆動輪2に位置することが出来るように、
開きが大とされている。この二岐の板面に係合孔
32が形成されて、第2の係合部を構成してい
る。
第4図にそれぞれ駆動輪2と保守用具7とを示
すのは、この考案の第4の実施例であり、第1の
係合部は駆動輪2に肉厚部9に形成された係合溝
33で構成されている。保守用具7は、ほぼ板状
に形成され、一端側が幅広にされてそこに係合溝
33と係合する係合突起34が形成され、第2の
係合部が構成される。
〈考案の効果〉 以上詳細に説明したようにこの考案によれば、
チエーンの張力調整時は、アイドルスプロケツト
に隣接する駆動輪を保守用具により回動させてい
るから、チエーンの張り具合を的確につかむこと
ができ、その結果チエーンの張力を適正な値に調
整でき、また、保守用具を側面から係合させてい
るので、移動手摺があつてもその側方から保守用
具を差し込むことが可能となり、狭い作業空間で
も安全に調整作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例の要部の構成を示
す斜視図、第2図、第3図、第4図は、この考案
の第2、第3及び第4の実施例のそれぞれ駆動輪
及び保守用具の構成を示す斜視図、第5図は、乗
客コンベアの移動手摺の駆動部分の構成を示す側
面図である。 1……移動手摺、2,2−1〜2−4……駆動
輪、4……チエーン、5−1〜5−4……回転
体、6……嵌合ピン、7……保守用具、8……係
合孔、9……肉厚部、10……把持部、11……
アイドルスプロケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 移動手摺に対して圧接配置された複数個の手摺
    駆動用の駆動輪と、アイドルスプロケツトと、チ
    エーン駆動用回転体と、前記駆動輪、アイドルス
    プロケツトおよびチエーン駆動用回転体の間に掛
    けられたチエーンとを備え、チエーン駆動用回転
    体によりチエーンを介して駆動輪を回転させて移
    動手摺を摩擦駆動する乗客コンベアのチエーン張
    力調整装置において、前記駆動輪のうちのアイド
    ルスプロケツトに隣接する駆動輪の側面に第1の
    係合部を形成し、チエーン張力の調整時に前記の
    駆動輪を回動させチエーンのたるみをアイドルス
    プロケツト部に集中させる保守用具には、前記第
    1の係合部に係合する第2の係合部を形成したこ
    とを特徴とする乗客コンベアのチエーン張力調整
    装置。
JP1985081776U 1985-06-01 1985-06-01 Expired JPH036625Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985081776U JPH036625Y2 (ja) 1985-06-01 1985-06-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985081776U JPH036625Y2 (ja) 1985-06-01 1985-06-01

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Publication Number Publication Date
JPS61200881U JPS61200881U (ja) 1986-12-16
JPH036625Y2 true JPH036625Y2 (ja) 1991-02-19

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ID=30628879

Family Applications (1)

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JP1985081776U Expired JPH036625Y2 (ja) 1985-06-01 1985-06-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735728U (ja) * 1981-07-20 1982-02-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735728U (ja) * 1981-07-20 1982-02-25

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JPS61200881U (ja) 1986-12-16

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