JPH0366241A - プロパティ管理方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は情報通信システムに接続されたステーションの
プロパティの管理方法及びその装置に関するものである
。

従来の技術 従来、情報通信システムに接続されたデータ通信機器、
いわゆるステーションが有するプロパティ（データ）は
それぞれのステーションが独自に記憶、管理を行ってお
り、あるステーションから他のステーションにプロパテ
ィを転送する場合衣のような方法を採用していた。

（イ）ステーション２がステーション１に対して５− ６一 プロパティ転送要求コマンドを送り、そのコマンドに対
して該当するプロパティをステーション１がステーショ
ン２に転送する。

（ロ）なんらかの状態変化がステーション１で発生した
場合に、ステーションｌから一斉同報フレームを使用し
て該当するプロパティを他の全てのステーションに通報
する。

（ハ）なんらかの状態変化がステーションｌで発生した
場合に、予めステーション１内に登録しであるステーシ
ョン（例えばステーション２とステーション３）に対し
て登録しであるプロパティ内容を転送する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記に述べた従来の技術では次のような
課題があった。

（ａ）上記（イ）の方法を採用すると、ステーション１
のプロパティの内容が更新されたことを実時間でステー
ション２が検知することが困難であるという課題があっ
た。

（ｂ）また、ステーション１のプロパティを必要とする
ステーションが多く存在する場合にステーションｌの処
理量が多くなるという課題があった。

（ｃ）上記（ロ）の方法を採用すると、−斉同報フレー
ムを使用するため、ステーション１以外の他の全てのス
テーションからの応答がステーション１にはいらず、プ
ロパティのたれ流しの状態となり、通信の信頼性が不十
分であったり、通信システムの使用に一斉同報フレーム
が定義されていない場合にこの方法を採用できないとい
う課題があった。

（ｄ）上記（ハ）の方法を採用すると、ステージジン１
内に多くの記憶領域が必要となり、また同時にステーシ
ョン１の処理量が多くなるという課題があった。

本発明はかかる問題点を解決するためになされたもので
あって、おのおののステーションの処理を軽減し、かつ
、各ステーションが有するプロパティの転送をスムーズ
に行うとともに、−斉同報フレームを用いることなしに
それと同等の機能をより高い信頼性で情報通信システム
を実現するととを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明に係る第１のプロパティ管理方法は、データ通信
を行うための一系統の情報伝送路と、前記情報伝送路に
接続された複数台のステーションにより構成される情報
システムにあって、前記情報伝送路を介して前記の複数
台のステーションから順次のフレームで伝送されてきた
データのコマンド内容を判断するステップと、プロパテ
ィ登録要求コマンドを受信したときには前記データのプ
ロパティの登録手続きを行うステップと、プロパティ更
新要求コマンドを受信したときには予め登録されている
プロパティの内容を更新する処理を行うステップと、プ
ロパティ転送要求コマンドを受信したときには該当する
プロパティの内容を要求してきたステーションに転送す
るステップとからなることを特徴とする。

また本発明に係る第１のプロパティ管理装置は情報伝送
路を介してこの情報伝送路に接続された複数台のステー
ションと順次のフレームでデータ通信を行うための通信
処理手段と、前記通信処理手段により受信された順次の
フレームの内容を解読するためのフレーム解読手段と、
前記通信処理手段により前記情報伝送路を介して前記複
数台のステーションに送出するデータを順次のフレーム
で構成するためのフレーム生成手段と、前記受信された
フレームのプロパティの属性及び内容を記憶するための
プロパティ記憶手段と、前記η１ｊ報伝送路経由で伝送
されてきたフレームのコマンド内容を判断するコマンド
内容判断手段と、プロパティ登録要求コマンドを受信し
たときに前記プロパティ記憶手段に当該プロパティの登
録手続きを行うためのプロパティ登録処理手段と、プロ
パティ更新要求コマンドを受信したときに予め前記プロ
パティ記憶手段に登録されている当該プロパティの内容
を更新する処理を行うためのプロパティ更新処理手段と
、プロパティ転送要求コマンドを受信したときに当該プ
ロパティの内容を要求してきたステーションに前記フレ
ーム生成手段を介して転送するプロパティ転送処理手段
とを有する。

９− ０− 本発明に係る第２のプロパティ管理方法は、データ通信
を行うための一系統の情報伝送路と、情報伝送路に接続
された複数台のステーションにより構成される情報通信
システムにあって、前記情報伝送路を介して前記複数台
のステーションからなる順次のフレームで伝送されてき
たデータのコマンド内容を判断するステップと、プロパ
ティ登録要求コマンドを受信したときに前記データのプ
ロパティの登録手続きを行うステップと、プロパティ転
送先登録要求コマンドを受信したときに該当するプロパ
ティの転送先となるステーションを登録する処理を行う
ステップと、プロパティ更新要求コマンドを受信したと
きに予め登録されている当該プロパティの内容を更新す
る処理を行うステップと、前記プロパティ更新要求コマ
ンドを受信したときに前記転送先を登録するステップに
より当該プロパティの転送を希望しているステーション
が登録されているかどうかを判断するステップと、前記
当該プロパティの転送を希望するステージぎンが登録さ
れている場合に当該プロパティ１− を当該ステーションに転送するステップと、プロパティ
転送要求コマンドを受信したときに該当するプロパティ
の内容を転送するステップとからなることを特徴とする
。

また本発明に係る第２のプロパティ管理装置は、情報伝
送路を介してこの情報伝送路に接続された複数台のステ
ーシーンと順次のフレームでデータ通信を行うための通
信処理手段と、通信処理手段により受信されたフレーム
の内容を解読するためのフレーム解読手段と、前記通信
処理手段により情報伝送路を介して前記複数台のステー
ションに送出するデータを順次のフレームで構成するた
めのフレーム生成手段と、前記受信されたフレームのプ
ロパティの属性及び内容を記憶するためのプロパティ記
憶手段と、前記情報伝送路経由で伝送されてきたフレー
ムのコマンド内容を判断するコマンド内容判断手段と、
プロパティ登録要求コマンドを受信したときに前記プロ
パティ記憶手段に当該プロパティの登録手続きを行うた
めのプロパティ登録処理手段と、プロパティ転送先登録
要求１２− コマンドを受信したときに該当するプロパティの転送先
となるステーションを登録する処理を行うためのプロパ
ティ転送先登録処理手段と、ブロノくティ更新要求コマ
ンドを受信したときに予め前記プロパティ記憶手段に登
録されている当該プロノくティの内容を更新する処理を
行うプロパティ更新処理手段と、前記プロパティ更新要
求コマンドを受信したときに当該プロパティの転送を希
望しているステーシーンが登録されているかどうかを判
断し、転送を希望するステーションが登録されている場
合に当該プロパティを当該ステーションに転送する転送
先判別手段と、プロパティ転送要求コマンドを受信した
ときに当該プロパティの内容を要求してきたステーショ
ンに前記フレーム生成手段を介して転送するプロパティ
転送処理手段とを有する。

作用 本発明の第１のプロパティ管理方法及びその装置におい
ては、まずそれぞれのステーションが管理を希望するプ
ロパティを登録し、必要に応じてプロパティの内容を更
新する事により、１カ所で集中的に複数のステーション
のプロパティを管理する。

これに対して本発明の第２のプロパティ管理方法及びそ
の装置においては、第１の方法及び装置に加えて、プロ
パティ転送を希望するステーションが、転送を希望する
プロパティに対して転送先の登録を行っておき、当該プ
ロパティが更新された都度登録されているステーション
に対して当該プロパティを転送する。

実施例 以下、図面にしたがって本発明の実施例を以下の５節に
区分して詳細に説明する。

（１）システムの概要説明 （２）本発明の全体構成 （３）本発明の第１のプロパティ管理方法及びその装置 （４）本発明の第２のプロパティ管理方法及びその装置 （５）実際のＡＶシステムへの適用 １３ ４ （１）システムの概要説明 （イ）定義 ここで説明する情報通信システムは、透過性及びコード
独立性を備えた通信システムにより相互に接続された複
数のステーションにより構成されている。情報はフレー
ムと呼ばれる可変長のユニットとして伝送される。情報
を送信し受信する物理的機構は、通信制御装置または通
信制御部と呼ばれる。情報をある通信制御装置から他の
通信制御装置に運ぶ通信回線は情報伝送路と呼ばれる。

本明細書を理解するの必要な基本用語を第１２゜１３図
を参照にして簡単に説明する。

Ｏステージロン１００２〜１００５：情報伝送路１００
１に接続され、他のステーションとのデータ通信機能を
有する機器。

○マスター：通信システムの制御権を握るステーション
。

０スレーブ：マスターにより指定されマスターに対して
応答をする義務のあるステーション。

Ｏトランスミツター：フレーム中のメツセージ５− フィールド内のデータを送信するステーション。

Ｏレジ−パー：フレーム中のメツセージフィールド内の
データを受信するステーション。

Ｏプロパティ：各ステーションが有するステータス情報
など固有のデータを総称したもの。

Ｏデバイスアドレス：通信システムを構成しているステ
ーションを一位に決定するためのアドレスであり、１つ
のステーションにつき１つのデバイスアドレスが定義さ
れる。

Ｏサブデバイスアドレス二　〇つのステーション内にお
けるまとまった機能単位（サブデバイス）毎に定義され
るアドレスであり、１つのステージロンにつき複数個の
サブデバイスアドレスが定義される。

０７’ロバティアドレス：各ステーションのプロパティ
をアクセスするための仮想アドレス。他のステージ６ン
からあるプロパティを読み出すためにはデバイスアドレ
ス、サブデバイスアドレス、プロパティアドレスを指定
する必要がある。

Ｏライトシーケンス：マスターがトランスミツ１６ ターとなりスレーブに対してコマンドやデータを伝送す
るシーケンスでライトコマンドシーケンスとライトデー
タシーケンスの２種類がある。

Ｏリードシーケンス：マスターがレシーバ−となりスレ
ーブからデータを収集するシーケンス。

Ｏフレーム１１１０：　あるステーションから他のステ
ーションに伝送される情報の単位でヘッダーフィールド
、マスターフィールド、スレーブフィールド、コントロ
ールフィールド、メツセージフィールドから構成される
。

Ｏモードピッ目１１２：　フレームの転送速度及びメツ
セージの転送可能バイト数を区別するもの。

Ｏヘッダーフィールド１１２５：　フレームの開始の指
示とフレームのモードの区別を行う領域。

○マスターフィールド１１２８　：　マスターのアドレ
スを提示する領域。

０スレーブフィールド１１２７：　スレーブのアドレス
を提示する領域でマスターにより指定される。

○コントロールフィールド１１２Ｂ：　フレーム中のメ
ツセージフィールドの伝送方向とメツセージフィールド
に記述された内容の意味付は及びロック制御を行う領域
である。

○メツセージフィールド１１２９：　メツセージを伝送
するデータ領域である。この領域では８ビツトのデータ
ビット１１２１と１ビツトのエンドオブデータビット１
１２２と１ビットのパリティビット１１２３と１ビツト
のデックビット１１２４をひとつのブロックとして複数
ブロックを連続して転送することが可能である。

○アービットレーシロン：同時に複数台のステーション
がフレームの伝送開始を試みた場合に優先権を決定する
ための衝突制御。ヘッダーフィールド１１２５及びマス
ターフィールド１１２Ｂの期間に実行する。

Ｏロック制御：マスターであるステーションがスレーブ
であるステーションに対して指定する機能で、スレーブ
はいったんロックをかけられるとロック解除されるまで
のあいだマスターとなった他のステーションからスレー
ブの状態を変えるような内容のフレームを受は付けられ
なくなる。

１７− ８ （ロ）システムの基本構造 第１２図は従来の情報通信システムの基本構造を示した
ものである。一系統の情報伝送路１００１が通信制御部
を具備した複数のステーション１００２゜１００３・・
・ｌ００５を相互接続している。システム中に全体の動
作を集中的に制御する中央制御装置はない。

（ハ）フレーム形式及び基本通信手順 本発明で適用する通信システムのフレームの構成を第１
３図に示す。フレームは、ヘッダー１１２５．マスター
フィールド１１２Ｂ、スレーブフィールド１１２７゜コ
ントロールフィールド１１２８．　　メツセージフィー
ルド１１２９から構成されている。ヘッダー１１２５は
、フレームの開始を示すスタートビット１１１１．　　
フレームの転送速度及びメツセージの転送可能バイト数
を示す。モードを転送するモードビット１１１２から構
成される。マスターフィールド１１２Ｂは、１２ビツト
のマスターアドレスビット１１１３．１ビツトのパリテ
ィビット１１１４から構成される。スレーブフィールド
１１２７は、１２ビツトのスレーブアドレスピッ）１１
１５．　１ビツトのパリティビット１１１６及び１ビ１
９− ットのデックビット１１１フから構成される。スレーブ
に指定されたステーションが存在する場合には、スレー
ブはスレーブフィールド１１２７のアックビッ）　１１
１７で肯定応答をマスターに対して返送する義務がある
。マスターはデックビット１１１フで肯定応答を受信し
たらコントロールフィールド１１２８以下を続けて伝送
する。否定応答を受信した場合にはマスターはフレーム
°の転送を中止する。コントロールフィールド１１２Ｂ
は４ビツトのコントロールビット１１１８とＩビットの
パリティビット１１１９及び１ビツトのデックビット１
１２０から構成される。コントロールビット１１１８は
フレーム中のメツセージフィールド１１２９の伝送方向
とメツセージフィールドに記述された内容の意味付は及
びロック制御を示す。コントロールフィールドの内容の
意味付けおよびロック制御の定義を第１表に示す。

以下、余白 ２０− 表１ スレーブはマスターよりコントロールビット１１１８で
指定された内容の制御を受諾可能な場合は、デックビッ
ト１１２０で肯定応答をマスターに返送し、受諾不可能
な場合は、否定応答を返送する。マスターはデックビッ
ト１１２０で肯定応答を受信したらメツセージフィール
ド１１２９の領域に進む。否定応答を受信した場合には
マスターはフレームの転送を中止する。

メツセージフィールド１１２９は８ビツトのデータビッ
ト１１２１．　　メツセージフィールドの最終データビ
ットであることを示す１ビツトのエンドオフデータビッ
ト１１２２．１ビツトのパリティビット１１２３および
１ビツトのデックビット１１２４から構成されるブロッ
クが複数ブロック集まって構成される。コントロールビ
ット１１１８によりレシーバ−と指定されたステーショ
ンはエンドオフデータビット１１２２を受信する毎にデ
ックビット１１２４で肯定応答もしくは否定応答をトラ
ンスミツターに返送する。否定応答を受信したトランス
ミツターはそこでメツセージフィールドの伝送を中止す
る。

１− ＝２２ このシステムではすべてのステーション１００２〜ｌ０
０５がマスターとなる権利を有し、スレーブを指定して
フレーム１１１．０の伝送開始と伝送タイミングの制御
を行うことができる。すべてのステーション１００２〜
１００５はマスターとなりフレーム１１１Ｏの伝送を開
始する権利を有するが、同一時刻にはある１マスターし
か情報伝送路１００１を占有できない。

従って、同時に複数のマスターがフレームの伝送を試み
た場合、アービットレーシロンを行い優先権の決定を行
う必要がある。スレーブにはマスターが伝送したフレー
ム１１１０のスレーブフィールド１１２７内のスレーブ
アドレスビット１１１５でアドレス指定された１台のス
テーションがなり、マスターに対して応答１１１７を返
す義務がある。トランス主ツタ−とレシーバ−の区別は
フレーム１１１０中のコントロールフィールド１１２８
で定義される。１台のステーションの立場からみるとあ
るフレーム１１１０の伝送において該ステーションはマ
スタートランスミツター　マスターレシーバ−スレーブ
トランスミツター　スレーブレシーバ−の４種類の機能
が３ 可能性として考えられる。

（２）本発明の全体構成 本発明の各請求項に記述したそれぞれの発明内容の実施
例を説明する前に本発明の全体構成とそれぞれの請求項
の概要を説明する。

（イ）本発明の目的 本発明の目的は従来の技術及び課題が解決しようしする
課題の項でも記述したが、１系統の情報伝送路により接
続された複数台のステーション間で、おのおののステー
ションが有する固有のプロパティの転送をスムーズに行
い、かつ各ステーションの処理を軽減することである。

（ロ）構成 本発明の概要を第６図に示したブロック図を参照して説
明する。本発明の実施例の情報通信システムは複数台の
ステーション２０１０．　２０２０及び２０３０により
構成されており、それらのステーションは情報伝送路２
０００により接続されている。ステージーン２０１０．
　２０２０．　２０３０の内部構成はステーション２０
１Ｏを例にとれば少なくとも通信処理部２０１１、記４
− 憶部２０１２及び制御部２０１３から構成されており、
他にこの情報通信システムをＶＴＲ等の機器に利用する
場合、各機器特有のアプリケ−シロン機能を実行する機
能を有する場合もある。また情報通信システムを構成す
るステーション群のうち少なくとも１台にはプロパティ
管理方法を実現するためのプロパティ処理部２０３４　
（本図においてはステーション２０３Ｏ）を有する。

（ハ）動作 従来の技術では、ステーション２０１Ｏがステーション
２０２０のプロパティが必要な場合にステーション２０
１Ｏからステーション２０２０に対してプロパティアド
レスをライトシーケンスにより書き込み、次にリードシ
ーケンスでプロパティの内容を読み出す方法（従来技術
に記載した方法（イ））を利用していた。

これに対して本発明の第１のプロパティ管理方法では、
例えばステーション２０１Ｏが他のステーションに対し
て転送する可能性が高いプロパティをプロパティ処理部
２０３４を有するステーション２０３Ｏに登録しておき
、第１のプロパティ管理と同様にステーション２Ｏ１Ｏ
内の当該プロパティの内容が更新される度に、プロパテ
ィ処理部２０３４に登録プロパティが更新された旨を通
知する。したがって、他のステーション、例えばステー
ション２０２０がステーション２０１Ｏのプロパティを
参照したいときには、ステーション２０１０に対して直
接プロパティ読み出しのシーケンスを実行するのではな
く、プロパティ処理部２０３４を有するステーション２
０３０に対してプロパティ読み出しのシーケンスを実行
する。

次に本発明の第２のプロパティ管理方法では、例えばス
テーション２０１Ｏが他のステージロンに対して転送す
る可能性が高いプロパティをプロパティ処理部２０３４
を有するステーション２０３０に登録しておき、第１の
プロパティ管理方法と同様にステーション２０１０内の
当該プロパティの内容が更新される都度プロパティ処理
部２０３４に登録プロパティが更新された旨を通知する
。ステーション２０３０のプロパティ処理部２０３４に
はあらかじめ各々のプロパティをどのステーションに転
送するかの登録を２５− ６ 受は付けておき、例えばステーシーン２０１Ｏから登録
プロパティの内容が更新された旨の通知を受信したとき
に、登録された転送先に当該プロパティの内容を転送す
る。

（３）本発明の第１のプロパティ管理方法及び装置 次に本発明の請求項１記載の第１のプロパティ管理方法
及び請求項２記載の第１のプロパティ管理装置の説明を
行う。

（イ）実施例の構成 第１図は第１のプロパティ管理方法にかかる処理手順の
フローチャート、第２図はその実施に使用する装置のブ
ロック図である。第２図において１０は通信制御部で第
６図に示した通信処理部２０３１にあたり、情報伝送路
を経由して他のステーションから転送されてきたフレー
ムの受信を行いプロパティ処理部２０に対して受信フレ
ームを渡す処理と、プロパティ処理部２０から渡された
フレームを情報伝送路を経由して他のステーションに送
信する処理を行う。

７− プロパティ処理部２０はマイクロプロセッサ−からなり
、図示しないメモリに書き込まれている制御プログラム
に従い後述するデータ処理を行う。

以下この処理機能を有する仮想的回路ブロックを想定し
て説明する。

第３図はプロパティ記憶手段２６にプロパティを記憶し
ておく際のデータフォーマット図、第４図は他のステー
ション２０！０．　２０２０・・・とプロパティ処理部
２０３４を有するステーション２０３０間で通信を行う
場合のフレームフォーマット図である。プロパティの登
録を要求する場合には「登録要求コマンド」３００を使
って要求を行う。これに対してプロパティ処理部２０で
は要求を受は入れる場合「登録完了コマンド」３０１、
領域不足などの理由で要求を拒絶する場合には「登録不
可コマンド」３０２を返送する。登録されているプロパ
ティの内容を更新する場合には「更新コマンド」３１０
を使用する。又他のステーションから登録されているプ
ロパティの内容の転送を要求する場合には「転送要求コ
マンド」３３０を使用し、それに対８ して要求されたプロパティの内容を転送する場合には「
転送コマンド」３４０を使用して転送処理を行う。第５
図は第４図に示したフレームを使用して各々の処理を行
う際の通信シーケンス図である。

（ロ）動作 情報伝送路を経由して他のステーションから受信したフ
レームは通信制御部ｌＯ内のフレーム解読手段１３によ
り解読されフレームの必要な部分がプロパティ処理部２
０内のコマンド内容判断手段２１に渡される。コマンド
内容判断手段２１では第１図（ａ）のフローチャートに
従って処理する。

まず、ステップ１０１でフレームのコマンドが「登録要
求コマンド」３００であるかどうかの判断を行う。フレ
ームのコマンドが「登録要求コマンド」３００であれば
フレームをプロパティ登録処理手段２３に渡しステップ
１０６のプロパティ登録処理を実行する。プロパティ登
録処理１０６の内容は第１図（ｂ）に記述されている。

プロパティ登録処理１０６ではまずステップ１１０で登
録要求されたプロパティを格納するために必要な領域が
プロパティ記憶手段２６に存在するかどうかのチエツク
を行う。プロパティを格納する領域が存在すると判断さ
れるとステップ１１１でプロパティ登録領域をプロパテ
ィ記憶手段２６内に確保し、ステップ１１２で要求元の
ステーションに対して登録完了応答３０１を返送し処理
を終了する。

プロパティ記憶手段２６には少なくとも第３図で示すデ
バイスアドレス２０２、サブデバイスアドレス２０３、
プロパティアドレス２０４及びプロパティ内容２０５の
項目を格納する。

ステップ１１０でプロパティを格納するために必要な領
域をプロパティ記憶手段２６内に確保できないと判断し
た場合にはステップ１１３で要求元のステーションに対
して登録不可応答３０２を返送し処理を終了する。

次にステップ１０１でフレームが「登録要求コマンド」
３００でないと判断したときにはステップ１０２に進み
「更新コマンド」３１０であるかどうかの判断を行う。

フレームの内容が「更新コ２９− ３０− マント」３１０の場合フレームをプロパティ更新処理手
段２４に渡しステップ１０７のプロパティ内容更新処理
を実行する。プロパティ内容更新処理１０７の内容は第
１図（Ｃ）に記述されている。

プロパティ内容更新処理１０７ではまずステップ１２０
で該当するプロパティがすでにプロパティ記憶手段２６
に登録されているものであるかのチエツクを行う。該当
するプロパティ□がプロパティ記憶手段２６に登録され
ていると確認されたときはステップ１２１でプロパティ
の内容を更新し処理を終了する。また、ステップ１２０
で該当するプロパティが登録されていな〜）と判断した
場合には何も実行しないでプロパティ更新処理１０７を
終了する。

次にステップ１０２でフレームが「更新コマンド」３１
０でないと判断したときにはステップ１０４に進み「転
送要求コマンド」３３０で有るかどうかの判断を行う。

フレームの内容が「転送要求コマンド」３３０の場合フ
レームをプロパティ転送処理手段２９に渡しステップ１
０９のプロパ３１− ティ内容転送処理を実行する。プロパティ内容転送処理
１０９の内容は第１図（ｅ）に記述されている。プロパ
ティ内容転送処１０９ではまずステップ１４０で該当す
るプロパティがプロパティ記憶手段２６に登録されてい
るものであるかのチエツクを行う。該当するプロパティ
がプロパティ記憶手段２６に登録されていると確認され
たときはステップ１４１でプロパティ転送処理手段２９
に対して「転送コマンド」３４０を使用してプロパティ
内容転送フレームを要求元ステーションに返送するよう
指示する。また、ステップ１４０で該当するプロパティ
が登録されていないと判断した場合には「当該プロパテ
ィ無しコマンド」３４１を要求元ステーションに返送し
てプロパティ転送処理１０９を終了する。

最後にステップ１０４で「転送要求コマンド」３３０で
ないと判断された場合にはフレームはプロパティ処理部
２０で処理すべきフレームでないため受信したフレーム
を廃棄して全ての処理を終了する。

３２ 次に上記で説明したプロパティ管理方法を使用しである
ステーションが（ａ）プロパティ登録、（ｂ　、）プロ
パティ内容更新、（Ｃ）プロパティ要求の各々の処理を
実行する場合の処理シーケンスを第５図を参照して説明
する。

（ａ）プロパティ登録シーケンス あるステーションがプロパティ処理部にあるプロパティ
を登録する場合には、まず「登録要求コマンド」３００
を使用してプロパティ登録要求フレーム４００をプロパ
ティ管理装置に対して転送する。プロパティ管理装置は
プロパティ登録要求フレーム４００に対して前述した処
理を行った上で「登録完了コマンド」８０１または「登
録不可コマンド」３０２を使用した応答フレーム４０１
を返送しプロパティ登録シーケンスを完了する。

（ｂ）プロパティ内容更新シーケンス あるステーションが使用者の操作などによりステーショ
ンの内部状態が変化したとき（４１０）にプロパティ管
理装置に対して「更新コマンド」３１０を使用してプロ
パティ更新フレーム４１１を転送する。プロパティ管理
装置内では上記した方法を用いて「更新コマンド」８１
０に対する処理を行い、プロパティ内容更新シーケンス
を完了する。

（Ｃ）プロパティ要求シーケンス あるステーションが他のステーションのプロパティを入
手したい場合に、　「転送要求コマンド」３３０を用い
てプロパティ転送フレーム４３０をプロパティ管理装置
に対して転送する。これに対してプロパティ管理装置で
は前述した処理をを行った上で「転送コマンド」３４０
または「当該プロパティ無しコマンド」３４１を使用し
て応答フレームを要求元ステーションに返送してプロパ
ティ要求シーケンスを完了する。

（４）本発明の第２のプロパティ管理用法及び装置 （イ）実施例の構成 第７図は第２のプロパティ管理方法にかかる処理手順の
フローチャート、第８図はその実施に使用する装置のブ
ロック構成図である。第８図にお３３ ＝３４− いて５００は通信制御部で第６図に示した通信処理部２
０３Ｉにあたり、情報伝送路を経由して他のステーショ
ンから転送されてきたフレームの受信を行いプロパティ
処理部５１０に対して受信フレームを渡す処理と、プロ
パティ処理部５１０から渡されたフレームを情報伝送路
を経由して他のステージ式ンに送信する処理を行う。

プロパティ処理部５１０はマイクロプロセッサ−からな
り、図示しないメモリに書き込まれている制御プログラ
ムに従い後述するデータ処理を行う。以下この処理機能
を有する仮想的回路ブロックを想定して説明する。

第９図はプロパティ記憶手段５１６及び転送先記憶手段
５１８にプロパティ及びプロパティの転送先を記憶して
おく際のデータフォーマット図、第１Ｏ図は他のステー
ション２０１０．　２０２０・・・とプロパティ処理部
２０３４を有するステーション２０３０間で通信を行う
場合のフレームフォーマット図である。

プロパティの登録を要求する場合には「登録要求コマン
ド」８００を使って要求を行う。これに５− 対してプロパティ処理部５１０では要求を受は入れる場
合「登録完了コマンド」８０１、領域不足などの理由で
要求を拒絶する場合には「登録不可コマンド」８０２を
返送する。

登録されているプロパティの内容を更新する場合には「
更新コマンド」８１０を使用する。

プロパティ処理部５１０内に登録されているプロパティ
が更新されたとき当該プロパティの転送サービスを受け
ることを登録するときには、　「転送先コマンド」８２
０を使用する。これに対してプロパティ処理部５１０で
は要求を受は入れ登録を完了したら「登録完了コマンド
」８２１を使用して転送先登録完了の通知を行い、該当
するプロパティが登録されていないなどの理由で要求を
拒絶する場合１こは「当該プロパティ無しコマンド」８
２２を使用して該当プロパティ無しを通知する。

他のステーションから登録されているプロパティの内容
の転送を要求する場合には「転送要求コマンド」８３０
を使用し、それに対して要求されたプロパティの内容を
転送する場合には「転送コロ− マント」８４０を使用して転送処理を行う。

第１１図は第１Ｏ図に示したフレームを使用して各々の
処理を行う際の通信シーケンス図である。

（ロ）動作 情報伝送路を経由して他のステーションから受信したフ
レームは通信制御部５００内のフレーム解読手段５０３
により解読されフレームの必要な部分がプロパティ処理
部５１０内のコマンド内容判断手段５１１に渡される。

コマンド内容判断手段５１１では第７図（ａ）のフロー
チャートに従って処理する。

まず、ステップ６０１でフレームのコマンドが「登録要
求コマンド」８００であるかどうかの判断を行う。フレ
ームのコマンドが「登録要求コマンド」８００であれば
フレームをプロパティ登録処理手段５１３に渡しステッ
プ６０６のプロパティ登録処理を実行する。プロパティ
登録処理６０６の内容は第７図（ｂ）に記述されている
。プロパティ登録処理６０６ではまずステップ８１０で
登録要求されたプロパティを格納するために必要な領域
がプロパティ記憶手段５１６に存在するかどうかのチエ
ツクを行う。プロパティを格納する領域が存在すると判
断されるとステップ６１１でプロパティ登録領域をプロ
パティ記憶手段５１６内に確保し、ステップ６１２で要
求元のステーションに対して登録完了応答８０１を返送
し処理を終了する。プロパティ記憶手段５１６には少な
くとも第９図で示すデバイスアドレス７０２、サブデバ
イスアドレス７０３、プロパティアドレス７０４及びプ
ロパティ内容７０５の項目を格納する。

ステップ６１０でプロパティを格納するために必要な領
域をプロパティ記憶手段５１６内に確保できないと判断
した場合にはステップ６１３で要求元のステーションに
対して登録不可応答８０２を返送し処理を終了する。

次にステップ６０１でフレームが「登録要求コマンド」
８００でないと判断したときにはステップ６０２に進み
「更新コマンドＪ　８１０であるかどうかの判断を行う
。フレームの内容が「更新コマンド」８１０の場合フレ
ームをプロパティ更新３７− ３８− 処理手段５１４に渡しステップ６０７のプロパティ内容
更新処理を実行する。プロパティ内容更新処理６０７の
内容は第７図（Ｃ）に記述されている。

プロパティ内容更新処理６０７ではまずステップ６２０
で該当するプロパティがすでにプロパティ記憶手段５１
６に登録されているものであるかのチエツクを行う。該
当するプロパティがプロパティ記憶手段５１６に登録さ
れていると確認されたときはステップ６２１でプロパテ
ィの内容を更新し、処理を転送先判断手段５１７に移し
ステップ６２２で転送先記憶手段５１８内に記憶されて
いる転送先記憶領域７０１を調べ当該プロパティの転送
希望が登録されているかをチエツクする。ここで当該プ
ロパティの転送希望が登録されていることが確認される
とステップ６２３で転送先のデバイスアドレス７０６を
転送先記憶手段５１８からプロパティ転送処理手段５１
９に渡し、次に当該プロパティの更新後の内容をプロパ
ティ記憶手段５１６からプロパティ転送処理手段５１９
に渡して、登録されている転送先にプロパティの転送３
９− サービスを実行する。次にステップ６２４で他に転送希
望の登録があるかどうかを転送先記憶手段５１８をチエ
ツクし登録が有ればステップ６２３に戻り上記した処理
を繰り返す。他に転送希望の登録がなければプロパティ
更新処理６０７を終了する。

ステップ６２０で該当するプロパティが登録されていな
いと判断した場合には何も実行しないでプロパティ更新
処理６０７を終了する。

次にステップ６０２でフレームが「更新コマンド」８１
０でないと判断したときにはステップ６０３に進み「転
送先コマンド」８２０であるかどうかの判断を行う。フ
レームのコマンドが「転送先コマンド」８２０であれば
フレームを転送先登録処理手段５１５に渡しステップ６
０８のプロパティ転送先登録処理を実行する。プロパテ
ィ転送先登録処理の内容は第７図（ｄ）に記述されてい
る。

プロパティ転送先登録処理６０８ではまずステップ６３
０で転送を希望するプロパティがすでにプロパティ記憶
手段５１６に登録されているかどう０− かのチエツクを行う。転送を希望するプロパティがすで
にプロパティ記憶手段５１６に登録されていればステッ
プ６３１で転送を要求しているステーションのデバイス
アドレスを転送先記憶手段に登録する。登録するときの
フォーマットは第９図の転送先記憶領域７０１に示すよ
うに該当するプロパティを記憶しているプロパティ記憶
領域７００と対応させて転送先アドレス７０６・・・７
０７を格納する。次にステップ６３２で「登録完了コマ
ンド」８２１を要求元ステーションに返送し転送先登録
処理６０８を終了する。ステップ６３０で該当するプロ
パティが登録されていないと判断されたときにはステッ
プ６３３に進み、要求元ステーションに対して「当該プ
ロパティ無しコマンド」８２２を返送して転送先登録処
理６０８を終了する。

次にステップ６０３でフレームが「転送先コマンド」８
２０でないと判断したときにはステップ６０４に進み「
転送要求コマンド」８３０であるかどうかの判断を行う
。フレームの内容が「転送要求コマンド」８８０の場合
フレームをプロパティ転送処理手段５１９に渡しステッ
プ６０９のプロパティ内容転送処理を実行する。プロパ
ティ内容転送処理６０９の内容は第７図（ｅ）に記述さ
れている。プロパティ内容転送処理６０９ではまずステ
ップ６４０で該当するプロパティがプロパティ記憶手段
５１６に登録されているものであるかのチエツクを行う
。該当するプロパティがプロパティ記憶手段５１６に登
録されていると確認されたときはステップ６４１でプロ
パティ転送処理手段５１９に対して「転送コマンド」８
４０を使用してプロパティ内容転送フレームを要求元ス
テーションに返送するよう指示する。また、ステップ６
４０で該当するプロパティが登録されていないと判断し
た場合には「当該プロパティ無しコマンド」８４１を要
求元ステーションに返送してプロパティ転送処理６０９
を終了する。

最後にステップ６０４で「転送要求コマンド」８３０で
ないと判断された場合にはフレームはプロパティ処理部
５１０で処理すべきフレームでな１１ ４２ いため受信したフレームを廃棄して全ての処理を終了す
る。

（ニ）処理シーケンス 次に上記で説明したプロパティ管理方法を使用しである
ステーションが（ａ）プロパティ登録、（ｂ）プロパテ
ィ内容更新、（Ｃ）プロパティ転送先登録、（ｄ）プロ
パティ要求の各々の処理を実行する場合の処理シーケン
スを第１１図を参照して説明する。

（ａ）ブロパチイ登録シーケンス あるステーションがプロパティ処理部にあるプロパティ
を登録する場合にはまず「登録要求コマンド」８００を
使用してプロパティ登録要求フレーム９００をプロパテ
ィ管理装置に対して転送する。プロパティ管理装置はプ
ロパティ登録要求フレーム９００に対して前述した処理
を行った上で「登録完了コマンド」８０１または「登録
不可コマンド」８０２を使用した応答フレーム９０１を
返送しプロパティ登録シーケンスを完了する。

（ｂ）プロパティ内容更新シーケンス ４３ あるステーションが使用者の操作などによりステーショ
ンの内部状態が変化したとき（９１０）にプロパティ管
理装置に対して「更新コマンド」８１０を使用してプロ
パティ更新フレーム９１１を転送する。プロパティ管理
装置内では上記した方法を用いて「更新コマンドＪ８１
０に対する処理を行い登録されているプロパティの更新
を行った後、上記した手順でプロパティ転送希望の登録
がなされているかのチエツクを行い、転送希望の登録が
あればそれらのステーションに対して「転送コマンド」
８４０を用いてプロパティ内容転送フレーム９１２，９
１３を送出してプロパティ内容更新シーケンスを完了す
る。

（Ｃ）プロパティ転送先登録シーケンスあるステーショ
ンが他のステーションのプロパティが更新されたときに
転送して欲しいという要求があるとき、そのステーショ
ンはプロパティ管理装置に対して「転送先コマンド」８
２０を用いてプロパティ転送先登録要求フレーム９２０
を送出する。プロパティ転送先登録要求フレーム９２０
４４− に対してプロパティ管理装置は上記した手順により処理
を行い「登録完了コマンド」８２１または「当該プロパ
ｊイ無しコマンド」８２２を用〜）て肯定応答フレーム
または否定応答フレーム９２１を返送しプロパティ転送
先登録シーケンスを完了する。

（ｄ）プロパティ要求シーケンス あるステージ日ソが他のステーションのプロノくティを
入手したい場合に「転送要求コマンド」８３０を用いて
プロパティ転送フレーム９３０をプロパティ管理装置に
対して転送する。これに対してプロパティ管理装置では
上記した方法を用いて「転送コマンド」８４０または「
当該プロパティ無しコマンド」８４１を使用して応答フ
レームを要求元ステーションに返送してプロパティ要求
シーケンスを完了する。

（５）実際のＡＶシステムへの適用 最後に本発明を実際のＡＶシステムに適用した場合に、
本発明の説明で用いた用語と実際の機器やデータとの対
応関係を簡単に説明する。

本発明に全体構成を説明した第６図においてステーショ
ン２０１０〜２０３０はＡＶシステムではＴＶ、ＣＤプ
レーヤー　アンプなどのＡＶ機器にあたる。但し、本発
明を適用するためには従来の一般のＡＶ機器に新たに通
信処理部２０１１〜２０３１を内蔵させ、通信機能をも
たせる必要がある。

なお、プロパティ処理部２０３４は前述したＡＶ機器に
内蔵℃ても良いし、ステーション２０３０にＡＶシステ
ム全体をコントロールするＡＶコントローラ（パーソナ
ルコンピューターなど）を適用し、そのＡＶコントロー
ラにプロパティ処理機能をもたせても良い。

本発明でいうプロパティとは各ＡＶ機器の「電源のオン
／オフ状態」、ＴＶの「チャンネル番号」、ＶＴＲｒ動
作状態（ＳＴＯＰ／ＰＬＡＹ／ＦＦ・）Ｊやカウンター
データ、内蔵に持つ時刻データなどがあたる。

本発明の第１のプロパティ管理方法及びその装置でプロ
パティ登録手続きを行うプロパティには４５− ４６ 例えば、ＶＴＲに内蔵された時計の時刻データなどがあ
る。この場合、−秒に１回データが更新されるので内蔵
時計を持つＶＴＲは１秒に１回、プロパティ（時刻デー
タ）更新フレームでプロパティ管理装置（プロパティ処
理部２０３４を内蔵したＡＶ機器もしくはＡＶコントロ
ーラ）に転送する。時刻データを参照したい機器（例え
ばＴＶ）はその都度プロパティ転送要求フレームを用い
てプロパティ管理装置に対して最新データの転送を要求
する。

不発ＩＪの第２のプロパティ管理方法及びその装置で扱
うプロパティも上記に述べた時刻データなどが対象とな
る。この場合は第１の方法とは異なり、あらかじめＴＶ
ｌ　オーディオチューナー等が転送希望登録をしていた
と仮定するとプロパティ管理装置は、例えば、ＶＴＲか
ら１秒に１回時刻の更新データを受信したらすぐに、Ｔ
Ｖとオーディオチューナーに対して最新の時刻データを
転送する。

これによって時計を内蔵していないＴＶでも時刻を画面
上に表示することができる。

４７− 上記では時刻データを例に取って説明したが、登録する
プロパティはどの様な内容のものでもよく頻繁に他の機
器から参照されるプロパティや、同時に多数の機器から
参照されるプロパティなどが本発明の対象となり、いつ
変更されるかわからないプロパティに特に有効となる。

発明の効果 本発明を採用することにより以下の効果を得ることがで
きる。

（イ）本発明の第１のプロパティ管）Ｕ！方力法びその
装置を用いると以下の効果が得られる。

各々のステーションが管理を希望するプロパティをプロ
パティ管理装置に登録し、必要に応じてプロパティの内
容を更新するため、プロパティ管理装置の１ケ所で集中
的にプロパティを管理できる。そのため他のステーショ
ンから頻繁に参照される可能性のあるプロパティを有す
るステーションは、あらかじめ当該プロパティをプロパ
ティ管理装置に登録することで参照処理をプロパティ管
理装置に委任できるため各ステーションにおいて４８− 処理量の大幅な軽減が期待できるという効果がある。

またプロパティを参照する側のステーションも常に同一
のステージ１ン（プロパティ管理装置）宛にプロパティ
転送要求を送出することが可能となるため、プロパティ
参照処理のプログラムが簡略化されるという効果がある
。

（ロ）本発明の第２のプロパティ管理方法及びその装置
を用いると以下の効果が得られる。

本発明の第１のプロパティ管理方法及び装置により得ら
れる効果にくわえて、プロパティ転送を希望するステー
ションが、転送を希望するプロパティに対して転送先の
登録を行っておき、当該プロパティが更新された都度登
録されているステージ８ンに対して当該プロパティを転
送するため、当該プロパティを希望するステーションが
ポーリングによるプロパティ収集処理を行うことなくプ
ロパティ内容が更新されたことを検出することが出来る
という効果がある。また、従来では一斉同報フレームに
より行われていた同報機能に相当する処理を信頼性の低
い一斉同報フレームを使用することなく実現できるとう
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図〜第５図は本発明の第１のプロパティ管理方法及
びプロパティ管理装置に関する図面の実施例を示し、第
１図はプロパティ管理方法にかかる処理手順のフローチ
ャー１・、第２図はその実施に使用する装置のブロック
図、第３図はプロパティ着地装置内で管理する場合のプ
ロパティ局外及びプロパティ内容の登録フォーマット図
、第４図はプロパティ管理装置と各ステーション間での
プロパティ管理に関する通信フレームのフレームフォー
マット図、第５図はプロパティ管理方法を実現するため
の処理シーケンス図である。第６図は本発明のプロパテ
ィ管理方法及びプロパティ管理装置を実施する通信シス
テムの全体構成を示すブロック図である。第７図〜第１
１図は本発明の第２のプロパティ管理方法及びプロパテ
ィ管理装置に関する図面の実施例を示し、第７図はプロ
パティ管理方法にかかる処理手順のフローチャート、９
− ５０− 第８図はその実施に使用する装置のブロック図、第９図
はプロパティ管理装置内で管理する場合のプロパティ属
性及びプロパティ内容の登録フォーマット図、第１０図
はプロパティ管理装置と各ステー９８７間でのプロパテ
ィ管理に関する通信フレームのフレームフォーマット図
、第１１図はプロパティ管理方法を実現するための処理
シーケンス図、第１２図は従来の通信システムの基本構
造を示したブロック図、第１３図は本発明を適用する通
信システムの通信フレームの構成を示すフレームフォー
マット図である。 ＩＯ・・・通信制御部、１１・・・通信処理手段、１２
・・・フレーム生成手段、１３・・・フレーム解読手段
、２０・・・プロパティ処理部、２１・・・コマンド内
容判断手段、２２・・・プロパティ転送処理手段、２３
・・・プロパティ登録処理手段、２４・・・プロパティ
更新処理手段、２６・・・プロパティ記憶手段、２９・
・・プロパティ転送処理手段、５００・・・通信制御部
、５０１・・・通信処理手段、　　５０２・・・フレー
ム生成手段、５０３・・・フレーム解読手段、５１Ｏ・
・・プロパティ処理部、５１１・・・コマンド内容判断
手段、　　５１２・・・プロパティ転送処理手段、５Ｉ
３・・・プロパティ登録処理手段、５Ｉ４・・・プロパ
ティ更新処理手段、５１５・・・転送先登録処理手段、
５１６・・・プロパティ記憶手段、　　５１７・・・転
送先判断手段、　　５１８・・・転送先記憶手段、５１
９・・・プロパティ転送処理手段。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）データ通信を行うための一系統の情報伝送路と、
   前記情報伝送路に接続された複数台のステーションによ
   り構成される情報通信システムにあって、前記情報伝送
   路を介して前記複数台のステーションから順次のフレー
   ムで伝送されてきたデータのコマンド内容を判断するス
   テップと、プロパティ登録要求コマンドを受信したとき
   には前記データのプロパティの登録手続きを行うステッ
   プと、 プロパティ更新要求コマンドを受信したときには予め登
   録されているプロパティの内容を更新する処理を行うス
   テップと、 プロパティ転送要求コマンドを受信したときには該当す
   るプロパティの内容を要求してきたステーションに転送
   するステップとからなることを特徴とするプロパティ管
   理方法。
2. （２）情報伝送路を介してこの情報伝送路に接続された
   複数台のステーションと順次のフレームでデータ通信を
   行うための通信処理手段と、 前記通信処理手段により受信されたフレームの内容を解
   読するためのフレーム解読手段と、前記通信処理手段に
   より前記情報伝送路を介して前記複数台のステーション
   に送出するデータを順次のフレームで構成するためのフ
   レーム生成手段と、 前記受信されたフレームのプロパティの属性及び内容を
   記憶するためのプロパティ記憶手段と、前記情報伝送路
   経由で伝送されてきたフレームのコマンド内容を判断す
   るコマンド内容判断手段と、 プロパティ登録要求コマンドを受信したときに前記プロ
   パティ記憶手段に当該プロパティの登録手続きを行うた
   めのプロパティ登録処理手段と、プロパティ更新要求コ
   マンドを受信したときに予め前記プロパティ記憶手段に
   登録されている当該プロパティの内容を更新する処理を
   行うためのプロパティ更新処理手段と、 プロパティ転送要求コマンドを受信したときに当該プロ
   パティの内容を要求してきたステーションに前部フレー
   ム生成手段を介して転送するプロパティ転送処理手段と
   を有するプロパティ管理装置。
3. （３）データ通信を行うための一系統の情報伝送路と、
   前記情報伝送路に接続された複数台のステーションによ
   り構成される情報通信システムにあって、前記情報伝送
   路を介して前記複数台のステーションから順次のフレー
   ムで伝送されてきたデータのコマンド内容を判断するス
   テップと、プロパティ登録要求コマンドを受信したとき
   に前記データのプロパティの登録手続きを行うステップ
   と、 プロパティ転送先登録要求コマンドを受信したときに該
   当するプロパティの転送先となるステーションを登録す
   る処理を行うステップと、 プロパティ更新要求コマンドを受信したときに予め登録
   されている当該プロパティの内容を更新する処理を行う
   ステップと、 前記プロパティ更新要求コマンドを受信したときに前記
   転送先を登録するステップにより当該プロパティの転送
   を希望しているステーションが登録されているかどうか
   を判断するステップと、前記当該プロパティの転送を希
   望するステーションが登録されている場合に当該プロパ
   ティを当該ステーションに転送するステップと、 プロパティ転送要求コマンドを受信したときに該当する
   プロパティの内容を転送するステップととからなること
   を特徴とするプロパティ管理方法。
4. （４）情報伝送路を介してこの情報伝送路に接続された
   複数台のステーションと順次のフレームでデータ通信を
   行うための通信処理手段と、前記通信処理手段により受
   信されたフレームの内容を解読するためのフレーム解読
   手段と、 前記通信処理手段により前記情報伝送路を介して前記複
   数台のステーションに送出するデータを順次のフレーム
   で構成するためのフレーム生成手段と、 前記受信されたフレームのプロパティの属性及び内容を
   記憶するためのプロパティ記憶手段と、前記情報伝送路
   経由で伝送されてきたフレームのコマンド内容を判断す
   るコマンド内容判断手段と、 プロパティ登録要求コマンドを受信したときに前記プロ
   パティ記憶手段に当該プロパティの登録手続きを行うた
   めのプロパティ登録処理手段と、プロパティ転送先登録
   要求、を受信したときに該当するプロパティの転送先と
   なるステーションを登録する処理を行うためのプロパテ
   ィ転送先登録処理手段と、 プロパティ更新要求コマンドを受信したときに予め前記
   プロパティ記憶手段に登録されている当該プロパティの
   内容を更新する処理を行うプロパティ更新処理手段と、 前記プロパティ更新要求コマンドを受信したときに当該
   プロパティの転送を希望しているステーションが登録さ
   れているかどうかを判断し、転送を希望するステーショ
   ンが登録されている場合に当該プロパティを当該ステー
   ションに転送する転送先判別手段と、 プロパティ転送要求コマンドを受信したときに当該プロ
   パティの内容を要求してきたステーションに前記フレー
   ム生成手段を介して転送するプロパティ転送処理手段と
   を有するプロパティ管理装置。