JP2003163665A - インタフェースリンクレイヤ装置及びネットワーク状態維持方法 - Google Patents

インタフェースリンクレイヤ装置及びネットワーク状態維持方法

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JP2003163665A
JP2003163665A JP2002311661A JP2002311661A JP2003163665A JP 2003163665 A JP2003163665 A JP 2003163665A JP 2002311661 A JP2002311661 A JP 2002311661A JP 2002311661 A JP2002311661 A JP 2002311661A JP 2003163665 A JP2003163665 A JP 2003163665A
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Gralf Gaedeken
ゲーデケン、グラルフ
Gerd Spalink
シュパリンク、ゲルト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いかなる時点においても正しく定義されたネ
ットワーク状態を維持する。 【解決手段】 遅延が大きなリンクを介して受信した第
2のサブネットワークのコンフィグレーションに関する
情報を第1及び第2の記憶手段のいずれか一方に書き込
み、書込アクセスが完了する以前に自己IDフェーズが
開始されると、他方の記憶手段を用いて自己IDフェー
ズにおける自己IDパケットの形成を実行し、第2のサ
ブネットワークのコンフィグレーションに関する情報が
完全に書き込まれると、新たな自己IDフェーズを開始
し、書込アクセスが実行された方の記憶手段の内容を用
いて、新たな自己IDフェーズにおける自己IDパケッ
トの形成を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遅延が大きなリン
ク(long delay link)を有する機器ネットワークにお
いて使用されるインタフェースリンクレイヤ装置、及び
この機器ネットワークにおいて正しく定義された状態
(well-defined status)を維持するネットワーク状態
維持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394規格は、機器(devic
e)、例えばオーディオ機器、ビデオ機器、パーソナル
コンピュータ、その他の民生用及び業務用の電子機器を
相互接続するための、最も一般的な規格である。IEE
E1394規格に準拠したネットワークは、通常、例え
ば自己識別フェーズ(self Identification phase:以
下、自己IDフェーズという。)の期間等、タイミング
に関する非常に厳しい(very strict)要求を満たす必
要があるため、短い距離で直接接続されたノードのみか
ら構成される。
【0003】本願出願人により出願され、参照によりこ
こに援用される欧州特許出願番号99126212.3
号、欧州特許公開番号EP0848568A1号には、
同軸インタフェース(coaxial Interfaces)によって2
つのIEEE1394シリアルバスシステム、すなわち
2つのサブネットワーク間を接続し、分散型IEEE1
394ネットワーク(distributed IEEE 1394 networ
k)を構築する方法が開示されている。
【0004】遅延が大きな接続を介してサブネットワー
クを相互接続し、トランスペアレントなIEEE139
4ネットワークを構築する手法については、本願出願人
による欧州特許出願番号00104844.6号「遅延
が大きな接続のためのインタフェースリンクレイヤ装置
(Interface Link Layer Device for Long Delay Conne
ctions)」に開示されており、この文献も参照により本
願に援用されるものとする。
【0005】この文献に基づく方法によれば、遅延が大
きなリンクによって接続された異なるサブネットワーク
は、インタフェースリンクレイヤ装置を介して、分散型
IEEE1394ネットワークとして統合することがで
き、IEEE1394規格の厳しいタイミング要求を満
足させることができる。
【0006】ここでは、各サブネットワークにおいて、
自己IDフェーズが実行され、各インタフェースリンク
レイヤ装置は、単一のノードのように振る舞う。1つの
サブネットワークのコンフィグレーション(configurat
ion)に関する情報は、遅延が大きなリンクを介して、
全てのインタフェースリンクレイヤ装置と、遅延が大き
なリンクに接続されたサブネットワークに送信される。
少なくとも1つの他のサブネットワークに関する情報を
受け取った各インタフェースリンクレイヤ装置は、第2
の自己IDフェーズを開始し、ここで、インタフェース
リンクレイヤ装置は、リモートのサブネットワークのノ
ードをシミュレートする。すなわち、インタフェースリ
ンクレイヤ装置は、シミュレートすべきノードの要求さ
れた自己IDパケットを自らのサブネットワークに送信
する。これにより、厳しいタイミング要求が満たされ
る。
【0007】一方の、すなわち1つのサブネットワーク
のネットワークトポロジが変化すると、このサブネット
ワークは、IEEE1394メカニズムに基づいて自ら
を再構成(reconfigure)し、この新たなネットワーク
トポロジ情報又はこのサブネットワークを正しくシミュ
レートするために必要な更なる情報が他のインタフェー
スリンクレイヤ装置に送信される。この情報を受信した
インタフェースリンクレイヤ装置は、自らが接続されて
いるサブネットワーク内で新たな自己IDフェーズを実
行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】IEEE1394バス
に新たな機器が接続された場合、IEEE1394バス
から既存の機器が切り離された場合、又は機器がバスリ
セットを要求した場合、バスリセットが実行され、新た
な自己IDフェーズが開始される。インタフェースリン
クレイヤ装置が遅延が大きなリンクを介してネットワー
クコンフィグレーション情報を受信し、及びこの情報を
送信している間に、このインタフェースリンクレイヤ装
置が接続されているサブネットワーク内の機器の1つが
バスリセットを開始した場合、正しく定義されたネット
ワーク状態(well-defined networkstatus)をどのよう
にして再確立するかが問題である。
【0009】そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、機器ネットワーク
において使用され、いかなる時点においても正しく定義
されたネットワーク状態を維持できるインタフェースリ
ンクレイヤ装置及びネットワーク状態維持方法を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るインタフェースリンクレイヤ装置
は、第1のサブネットワークと、少なくとも第2のサブ
ネットワークに接続された遅延が大きなリンクとの間に
接続される。このインタフェースリンクレイヤ装置は、
第2のサブネットワークのノードをシミュレートする物
理レイヤを備える。さらに、インタフェースリンクレイ
ヤ装置は、少なくとも第1の記憶手段及び第2の記憶手
段を備える。ここで、遅延が大きなリンクを介して受信
した、第2のサブネットワークのコンフィグレーション
に関する情報が第1及び第2の記憶手段のいずれか一方
に書き込まれ、他方の記憶手段の内容が書込アクセスの
完了以前に開始された自己IDフェーズにおける自己I
Dパケットの形成に使用され、書込アクセスが行われる
一方の記憶手段の内容は、書込アクセスが完了した直後
又は以降に開始される自己IDフェーズにおける自己I
Dパケットの形成に使用される。
【0011】プログラミング可能な1394物理レイヤ
を備えるインタフェースリンクレイヤ装置は、任意の数
の(IEEE1394規格に準拠する場合62個の)ノ
ードをシミュレートすることができる。自己IDフェー
ズにおいては、有効な自己ID情報を格納している記憶
手段がアクセスされ、自己IDパケットが形成され、イ
ンタフェースリンクレイヤ装置が属するサブネットワー
クに送信される。
【0012】本発明においては、少なくとも2つの記憶
手段が設けられ、一方の記憶手段には、遅延が大きなリ
ンクを介して受信された新たなコンフィグレーション情
報が書き込まれ、他方の記憶手段には、古いコンフィグ
レーション情報が格納されている。新たなコンフィグレ
ーション情報の書込が完了する前にバスリセットが発生
すると、古い完全なコンフィグレーション情報を用いて
自己IDパケットが形成される。正しく定義された時刻
において、新たなコンフィグレーション情報が完全に受
信され、書き込まれると、新たなコンフィグレーション
情報が有効になり、これを自己IDパケットの形成に使
用することができる。
【0013】このように、少なくとも2つの記憶手段を
用いることにより、いかなる時点においても、自己ID
情報に関する正しく定義されたネットワーク状態を維持
することができる。第1及び第2の自己IDフェーズの
間に外部バスリセットが発生したとしても、このバスリ
セットを正しく処理することができる。任意の数のレジ
スタを有する2つの記憶手段は、容易且つ低コストでハ
ードウェアによって実現することができる。
【0014】インタフェースリンクレイヤ装置は、好ま
しくは、書込アクセスが完了すると、書込アクセスが行
われた一方の記憶手段の内容を自己IDパケットの形成
に使用する新たな自己IDフェーズを開始する開始手段
を備える。書込アクセスが行われる記憶手段には、リモ
ートのサブネットワークのコンフィグレーションに関す
る実際の情報が書き込まれる。書込アクセスが終了した
直後に自己IDフェーズを開始することにより、全体の
ネットワークコンフィグレーションを可能な限り迅速に
更新することができる。
【0015】また、インタフェースリンクレイヤ装置
は、書込アクセスが完了すると、第1のサブネットワー
クのローカルバスをリセットするバスリセット手段を備
える。ローカルのシリアルバスをリセットした後、新た
な自己IDフェーズを実行し、ネットワークコンフィグ
レーションを更新する必要がある。
【0016】本発明の好ましい具体例においては、第1
の記憶手段に対して書込アクセスが行われ、第2の記憶
手段に対して自己IDパケットを形成するための読出ア
クセスが行われる。この具体例では、第1の記憶手段
は、完全でない可能性がある臨時のデータを格納し、有
効な自己ID情報は、常に、第2の記憶手段に格納され
ている。この第1の具体例では、書込パス及び読出パス
を切り換える必要がないという利点がある。
【0017】本発明の第1の具体例として示すインタフ
ェースリンクレイヤ装置は、好ましくは、第1の記憶手
段への書込アクセスが完了すると、この第1の記憶手段
の内容を第2の記憶手段にコピーするコピー手段を備え
る。実際のネットワークコンフィグレーションに関する
情報が第1の記憶手段に格納されると、この情報は、常
に有効な自己ID情報を記憶する第2の記憶手段に転送
される。このコピー処理よって転送されるデータの量は
少ないため、コピー処理は短時間で完了する。
【0018】本発明の第2の具体例においては、書込ア
クセスは、第1及び第2の記憶手段に対して交互に行わ
れ、書込アクセスが行われていない方の記憶手段に対し
て、読出アクセスを行い、自己IDフェーズにおける自
己IDパケットの形成を行う。この具体例では、コピー
処理は不要である。一方の記憶手段にリモートのサブネ
ットワークのコンフィグレーションに関するデータが完
全に書き込まれると、このデータは有効にされ、自己I
Dパケットの形成に使用されるようになる。更なる書込
アクセスは、他方の記憶手段に対して行われる。
【0019】この第2の具体例におけるインタフェース
リンクレイヤ装置は、好ましくは、第1及び第2の記憶
手段のいずれに対して、第2のサブネットワークのコン
フィグレーションに関する情報を書き込む書込アクセス
を行うべきかを指示するレジスタ手段を備える。さらに
好ましくは、このインタフェースリンクレイヤ装置は、
第1及び第2の記憶手段のいずれが自己IDフェーズに
おける自己IDパケットの形成のための有効な自己ID
情報を格納しているかを指示するレジスタ手段を備え
る。この第2の具体例においては、幾つかの追加的レジ
スタにより、どちらの記憶手段が有効なデータを格納
し、どちらの記憶手段に書込アクセスを行うべきかを効
果的に監視することができる。
【0020】第1及び第2の記憶手段は、例えばハード
ウェアによるレジスタアレーとして実現してもよい。I
EEE1394規格は、自己IDフェーズに関する厳し
いタイミング要求を定義している。記憶手段をハードウ
ェアにより実現することにより、インタフェースリンク
レイヤ装置の物理層は、非常に高速に自己ID情報にア
クセスすることができる。
【0021】第1及び第2の記憶手段に書き込まれるエ
ントリの少なくとも一部は、好ましくは、第2のサブネ
ットワークのツリー構造に関する情報を含む。これによ
り、インタフェースリンクレイヤ装置は、遅延が大きな
リンクを介して接続されている他のサブネットワークの
階層的構造をシミュレートすることができる。これによ
り、ネットワークのトランスペアレント性が向上する。
【0022】本発明に係るインタフェースリンクレイヤ
装置は、好ましくは、同軸ケーブル、無線、赤外線、非
同期伝送モード網、非シールドツイストペアケーブル及
びプラスチック光ファイバ接続のいずれかに基づく遅延
が大きなリンクをサポートする。ブリッジ装置として機
能するインタフェースリンクレイヤ装置により、広範囲
に亘る接続技術をIEEE1394ネットワークに適用
することができ、また、ネットワークの柔軟性を向上さ
せることができる。
【0023】本発明に係るインタフェースリンクレイヤ
装置は、好ましくは、IEEE1394規格に準拠す
る。ビデオ又はオーディオ機器等の民生用機器及び業務
用機器は、IEEE1394規格に準拠している場合が
多い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインタフェー
スリンクレイヤ装置及びネットワーク状態維持方法につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明を適用したIEEE139
4ネットワークの構成を示すブロック図である。このI
EEE1394ネットワークは、遅延が大きな双方向接
続経路(long delay bi-directional connection)3を
介して互いに接続された第1のサブネットワーク5と第
2のサブネットワーク4とを備える。第1のサブネット
ワーク5と遅延が大きな双方向接続経路3との間には、
第1のインタフェースリンクレイヤ装置(interface li
nk layer device)1が設けられている。第1のインタ
フェースリンクレイヤ装置1は、第1のサブネットワー
ク5に割り当てられ、したがって第1のサブネットワー
ク5に属するものとみなされ、すなわち、第1のインタ
フェースリンクレイヤ装置1は、第1のサブネットワー
ク5内のノードとして振る舞う。同様に、第2のサブネ
ットワーク4と遅延が大きな双方向接続経路3との間に
は、第2のインタフェースリンクレイヤ装置2が設けら
れており、第2のインタフェースリンクレイヤ装置2
は、第2のサブネットワーク4に割り当てられ、第2の
サブネットワーク4に属するものとみなされる。
【0026】本発明に基づくインタフェースリンクレイ
ヤ装置1,2が通信を行う遅延が大きな双方向接続経路
3は、例えば同軸ケーブル、無線、赤外線、業務用長距
離高速データ接続に用いられる非同期伝送モード(asyn
chronous transfer mode:ATM)網、非シールドツイ
ストペアケーブル(unshielded twisted pair:UT
P)、プラスチック光ファイバ(plastic optic fibe
r:POF)の接続、あるいは例えばこれらの組み合わ
せにより実現されるその他の適切な接続よりなる。この
ような接続は、静的(static)であると考えられる。
【0027】この具体例において、第1のサブネットワ
ーク5は、3つのノード、すなわち機器(device)Cと
いう名称及びノード識別子(node identifier、以下、
ノードIDという。)#4を有する第1のノード5A
と、機器Dという名称及びノードID#3を有する第2
のノード5Bと、機器Eという名称及びノードID#2
を有する第3のノード5Cとを備える。一方、第2のサ
ブネットワーク4は、機器Aという名称及びノードID
#3を有する第4のノード4Aと、機器Bという名称及
びノードID#4を有する第5のノード4Bとを備え
る。ここで、第1及び第2のサブネットワーク5内の機
器は、例えばオーディオ機器、ビデオ機器、パーソナル
コンピュータ、その他の民生用及び産業用電子機器であ
る。
【0028】本発明に基づくこの具体例においては、第
1のインタフェースリンクレイヤ装置1及び第2のイン
タフェースリンクレイヤ装置2がそれぞれ自らのサブネ
ットワーク5,4に関する情報を互いに送受信し、相手
側のインタフェースリンクレイヤ装置2,1から受け取
った情報に基づいて、相手側のインタフェースリンクレ
イヤ装置2,1が属するサブネットワーク4,5をシミ
ュレートする。各インタフェースリンクレイヤ装置1,
2は、例えばサブネットワークの各ノードが自らをサブ
ネットワークに識別させる自己IDフェーズ等、少なく
ともタイミング要求(timing requirement)が厳しいフ
ェーズにおいて、本発明に基づくシミュレーションを行
う。
【0029】すなわち、この具体例においては、第1の
インタフェースリンクレイヤ装置1は、第4のノード4
A、すなわち機器Aをシミュレートした仮想第4ノード
4A’と、第5のノード4B、すなわち機器Bをシミュ
レートした仮想第5ノード4B’とを備える。一方、第
2のインタフェースリンクレイヤ装置2は、第1のノー
ド5A、すなわち機器Cをシミュレートした仮想第1ノ
ード5A’と、第2のノード5B、すなわち機器Dをシ
ミュレートした仮想第2ノード5B’と、第3のノード
5C、すなわち機器Eをシミュレートした仮想第3ノー
ド5C’とを有する。
【0030】各インタフェースリンクレイヤ装置1,2
は、本発明に基づき、受け取った情報に対して、複数の
ノードのように振る舞い、したがって、自己IDフェー
ズ期間中において、IEEE1394規格に基づき、各
仮想ノードに新たなノードIDが自動的に割り当てら
れ、サブネットワーク5,4のそれぞれにおいて、不一
致(conflict)が生じないことを確実にする。
【0031】インタフェースリンクレイヤ装置1,2
は、それぞれの相手側のサブネットワーク、すなわち各
インタフェースレイヤ装置1,2が直接ではなく、遅延
が大きな双方向接続経路3を介して接続されているサブ
ネットワーク4,5を正しくシミュレートするために、
以下のような処理を行う。
【0032】まず、第1のサブネットワーク5及び第2
のサブネットワーク4はそれぞれ、複数のネットワーク
機器からなる独立したネットワークとして振る舞い、す
なわち動作し、インタフェースリンクレイヤ装置1,2
は、通常のネットワーク機器又はネットワークコントロ
ーラとして動作する。すなわち、この初期フェーズで
は、両方のインタフェースリンクレイヤ装置1,2は、
単一のノードとして振る舞い、第1のサブネットワーク
5は、自己IDフェーズの後、自らのサブネットワーク
が4つのノード、すなわち第1〜第3のノード5A〜5
C及び第1のインタフェースリンクレイヤ装置1から構
成されていると認識する。この情報は、第1のサブネッ
トワーク5全体に亘って通知されるため、第1のインタ
フェースリンクレイヤ装置1は、サブネットワーク5の
ネットワークトポロジに関する必要な情報を収集するこ
とができる。同様に、第2のサブネットワーク4におけ
る自己IDフェーズの後、第2のインタフェースリンク
レイヤ装置2は、第2のサブネットワーク4が第4のノ
ード4Aと、第5のノード4Bと、第2のインタフェー
スリンクレイヤ装置2とから構成されていることを知
る。
【0033】この自己IDフェーズにより、各インタフ
ェースリンクレイヤ装置1,2がそれぞれのサブネット
ワーク5,4に関する新たな情報を収集した後、各イン
タフェースリンクレイヤ装置1,2は、遅延が大きな双
方向接続経路3を介して、この情報をそれぞれの相手側
のインタフェースリンクレイヤ装置2,1に供給する。
この具体例においては、自己IDフェーズにより得られ
るこの情報は、各サブネットワーク5,4に接続されて
いるノード数及びそれらの名称からなる。これにより、
第1のインタフェースリンクレイヤ装置1は、第2のサ
ブネットワーク4が第2のインタフェースリンクレイヤ
装置2以外に2つのネットワーク機器、すなわち第4の
ノード4Aである機器Aと、第5のノード4Bである機
器Bから構成されていることを示す情報を入手し、一
方、第2のインタフェースリンクレイヤ装置2は、第1
のサブネットワーク5が第1のインタフェースリンクレ
イヤ装置1以外に3つのネットワーク装置、すなわち第
1のノード5Aである機器Cと、第2のノード5Bであ
る機器Dと、第3のノード5Cである機器Eとから構成
されることを示す情報を入手する。
【0034】好ましくは、2つのインタフェースリンク
レイヤ装置1,2は、各サブネットワーク5,4のネッ
トワークトポロジ全体に関する情報も有するようにして
もよい。
【0035】そして、インタフェースリンクレイヤ装置
1,2は、遅延が大きな双方向接続経路3を介して、上
述のような情報を受け取った後、それぞれが直接接続さ
れているサブネットワーク5,4において、例えばロー
カルバス6,7に対するバスリセット(bus reset)を
実行することにより、第2の自己IDフェーズを開始す
る。ローカルバス6,7は、例えばIEEE1394規
格に準拠したシリアルバスである。
【0036】この第2の自己IDフェーズにおいて、各
インタフェースリンクレイヤ装置1,2は、上述のよう
にして受け取った情報に基づいて、相手側のサブネット
ワーク4,5に属する複数のノードをシミュレートす
る。このタスクを実行するために、各インタフェースリ
ンクレイヤ装置1,2は、各仮想ノードをシミュレート
するためのプログラミング可能な物理レイヤを備える。
すなわち、第1のインタフェースリンクレイヤ装置1
は、第2のサブネットワーク4における第4のノード4
Aと第5のノード4Bとをシミュレートし、第2のイン
タフェースリンクレイヤ装置2は、第1のサブネットワ
ーク5における第1のノード5Aと、第2のノード5B
と、第3のノード5Cとをシミュレートする。これらの
シミュレーションは、IEEE1394規格に厳密に則
って行われ、例えば、第1のインタフェースリンクレイ
ヤ装置1は、第2の自己IDフェーズにおいて、第1の
サブネットワーク5に2つの自己IDパケット(self I
D packet)を送信し、自己IDフェーズの後は、2つの
ノードIDの代理を務めることになる。同様に、第2の
インタフェースリンクレイヤ装置2は、第2の自己ID
フェーズにおいて、第2のサブネットワーク4に3つの
自己IDパケットを送信し、自己IDフェーズの後は、
3つのノードIDの代理を務めることになる。
【0037】このような構成により、遅延が大きなリン
クを有する分散型ネットワークを、IEEE1394規
格に準拠した既存の機器と互換性を有して構築すること
ができる。これらのIEEE1394規格に準拠した機
器は、インタフェースリンクレイヤ装置の内部にシミュ
レートされている機器と通信を行う際、遅延が大きなリ
ンクが介在しているということを知る必要はない。すな
わち、本発明によれば、IEEE1394規格の利点を
損なうことなく、長い遅延リンクを含む完全にトランス
ペアレントな分散型IEEE1394ネットワークを構
築することができる。勿論、本発明を他の通信規格に適
用して、遅延が大きなリンクを確立することもできる。
【0038】なお、本発明に基づくインタフェースリン
クレイヤ装置は、上述した2つのサブネットワークから
構成されるネットワークのみではなく、3つ以上のサブ
ネットワークが遅延が大きな双方向接続経路3により接
続されて構成されたネットワークにも適用できる。この
場合、遅延が大きな双方向接続経路3を介した通信は、
上述の欧州特許出願番号99126221.3にも記述
されているように、パケット又はチャンネルを用いて行
うことができ、各インタフェースリンクレイヤ装置は、
2つ以上のサブネットワークをシミュレートする。
【0039】他方のサブネットワークに関する情報を保
存するために、インタフェースリンクレイヤ装置1は、
2つのレジスタバンク、すなわち第0のレジスタバンク
21と第1のレジスタバンク23を備える。インタフェ
ースリンクレイヤ装置1によってシミュレートされるノ
ードに関する情報は、遅延が大きな双方向接続経路3を
介して供給され、第0のレジスタバンク21に書き込ま
れる。この場合、インタフェースリンクレイヤ装置1の
ノードコントローラ19が第0のレジスタバンク21へ
の書込アクセス処理を行う。第0のレジスタバンク21
への書込アクセス処理中にバスリセットが発生した場
合、第0のレジスタバンク21の内容が不完全な状態で
ある可能性があるため、インタフェースリンクレイヤ装
置1によって送信される自己IDパケットを形成するた
めの情報を第0のレジスタバンク21から読み出すべき
ではない。そこで、本発明では、2つ目のレジスタバン
クである第1のレジスタバンク23を設け、自己IDパ
ケットを形成するための情報をこの第1のレジスタバン
ク23から得るようにする。このように、少なくとも2
つのレジスタバンクを設けることにより、いかなる時点
においても正しく定義されたネットワーク構造(well-d
efined network structure)を維持することができる。
【0040】仮想ノード用の自己IDパケットを形成す
るために必要な情報を第0のレジスタバンク21に書き
込む手順を図2に示す。まず、ステップS1において、
第0のレジスタバンク21への書込アクセスが準備さ
れ、書込ポインタが第0のレジスタバンク21の第1の
エントリ位置を示すレジスタ#0に設定される。第0の
レジスタバンク21内の各レジスタは3バイト(24ビ
ット)で構成されている。ステップS2において、第0
のレジスタバンク21の第1バイトが書き込まれ、ステ
ップS3において、第0のレジスタバンク21の第2バ
イトが書き込まれ、ステップS4において、第0のレジ
スタバンク21の第3バイトが書き込まれる。このよう
に、第1〜第3バイトは、IEEE1394アネックス
J:ファイルリンクインタフェース仕様書(IEEE 1394
standard-annex J:File Link Interface Specificatio
n)に基づくインタフェースに準拠するように、ステッ
プS2〜ステップS4において、バイト毎に(byte-wis
e)に書き込まれる。ステップS5において、書込ポイ
ンタは、第0のレジスタバンク21の次のレジスタに設
定される。ステップS6において、更なる自己IDパケ
ットを第0のレジスタバンク21に書き込むべきか否か
が判定される。更なる自己IDパケットを第0のレジス
タバンク21に書き込む必要がある場合、矢印Aで示す
ようにステップS2に戻り、この自己IDパケットの第
1〜第3のバイトが第0のレジスタバンク21の各エン
トリ位置に書き込まれる。インタフェースリンクレイヤ
装置1が自己IDフェーズ中に送信すべき全ての自己I
Dパケットが第0のレジスタバンク21に書き込まれる
と、続いて、ステップS7において、第0のレジスタバ
ンク21の次のレジスタに「00h」が書き込まれる。
これにより、第0のレジスタバンク21には、自己ID
フェーズを実行するために必要な全ての情報が登録され
る。そして、ステップS8において、第0のレジスタバ
ンク21がアクティブ化され、すなわちこの時点から、
バスリセットの発生時に自己IDパケットを形成するた
めに第0のレジスタバンク21の内容が使用されるよう
になる。
【0041】図3は、第0のレジスタバンク21の内容
を第1のレジスタバンク23にコピーすることにより第
0のレジスタバンク21をアクティブ化する本発明の第
1の具体例を説明する図である。この具体例において
は、バスリセットが発生すると、矢印24に示すよう
に、第1のレジスタバンク23の内容がアクセスされ、
自己IDフェーズ中に自己IDパケットを形成するため
に必要な情報が提供される。シミュレートすべきノード
に関する情報は、矢印20に示すように、第0のレジス
タバンク21に供給される。自己IDパケットに必要な
全ての情報が第0のレジスタバンク21に書き込まれる
と、第0のレジスタバンク21の全てのエントリは、矢
印22に示すように、第1のレジスタバンク23にコピ
ーされる。コピー処理中に発生するバスリセットの外部
要求は全て無視される。コピー処理が完了すると、自己
IDフェーズが開始され、インタフェースリンクレイヤ
装置1,2は、レジスタバンク#1のエントリにより特
定された自己IDパケットをそれぞれのサブネットワー
ク5,4に送信する。インタフェースリンクレイヤ装置
1,2は、それぞれのローカルバス6,7をバスリセッ
トすることにより、自己IDフェーズを開始する。ロー
カルバス6,7は、好ましくはIEEE1394シリア
ルバスである。
【0042】本発明の第2の具体例では、第0及び第1
のレジスタバンクのそれぞれに設けられた専用の書込ア
クセスレジスタに「書込アクセス許可(write access a
llowed)」ビットが格納される。各書込みアクセスレジ
スタに「書込アクセス許可」ビットが設定されると、こ
のレジスタバンクへの書込アクセスが許可される。さら
に、第0及び第1のレジスタバンクについて、それぞれ
のレジスタバンクの内容が自己IDフェーズに有効であ
るかを示す更なるレジスタが設けられる。この「自己I
D有効(valid for self ID)」ビットが設定される
と、各レジスタバンクの内容が完成され、自己IDパケ
ットの形成に使用できる状態となる。第1のレジスタバ
ンク23に「書込アクセス許可」ビットがセットされて
いる場合、第1のレジスタバンク23の内容は変更され
る可能性があるため、「自己ID有効」ビットはセット
されない。
【0043】第1のレジスタバンク23への書込アクセ
スが終了すると、「書込アクセス許可」ビットがリセッ
トされ、「自己ID有効」ビットがセットされる。同時
に、他方のレジスタバンク、この場合、第0のレジスタ
バンク21の「書込アクセス許可」ビットがセットさ
れ、「自己ID有効」ビットがリセットされる。このよ
うに、この具体例では、2つのレジスタバンク間で交互
に書込アクセスが行えるようにされる。そして、書込ア
クセスが許可されていない一方のレジスタバンクの内容
が自己IDフェーズにおける自己IDパケットの形成に
使用される。この第2の具体例を実現するためには、レ
ジスタバンク毎に2つのレジスタ、したがって4つの追
加的なレジスタを設けることが望ましい。また、1つの
レジスタバンク毎に1つ、すなわち2つのレジスタのみ
を追加して第2の具体例を実現することもできる。さら
に、2つのレジスタバンクで1つの追加的レジスタを共
有し、この追加的レジスタによって、2つのレジスタバ
ンクのうちいずれのレジスタバンクが自己IDパケット
の形成に有効な内容が格納されているかを示すことによ
り、第2の具体例を実現することもできる。
【0044】各インタフェースリンクレイヤ装置1,2
において、自己IDフェーズは、インタフェースリンク
レイヤ装置1,2のプログラミング可能な物理レイヤに
より制御される。IEEE1394規格では、自己ID
パケットを送信及び受信するための厳しいタイミング要
求が定められている。これらのタイミング要求を満た
し、時間切れによるエラーの発生を回避するために、レ
ジスタバンクは、ハードウェアにより、レジスタアレー
として実現することが望ましい。プログラミング可能な
物理層がこれらのハードウェアアレーにアクセスする場
合のアクセス時間は、非常に短く、IEEE1394規
格に規定されているタイミング要求を満たす。
【0045】自己IDパケットのデータ構造は、IEE
E1394規格によって定められている。各自己IDパ
ケットは、4バイトと、これに続く4バイトのチェック
サムから構成される。チェックサムは、最初の32ビッ
トを論理的に反転させたものである。自己IDパケット
の第1のバイトは、2ビットのパケット識別子と、6ビ
ットの物理IDとを有する。これらの2つの値は、自己
IDパケットが送信されるときに、プログラミング可能
な1394物理レイヤによって、自動的に設定される。
この他の3つのバイトは、各レジスタバンク、例えば第
0のレジスタバンク21から読み出されたバイトであ
る。
【0046】図1に示す第1の具体例に基づき、1つの
レジスタバンクに格納されるデータ構造について説明す
る。インタフェースリンクレイヤ装置1は、ローカルバ
ス7に接続された機器A及び機器Bをシミュレートする
必要があり、これらの機器A,Bは、それぞれ3つのポ
ートしか有していない。まず、インタフェースリンクレ
イヤ装置1は、各レジスタバンク、例えば第0のレジス
タバンク21への書込アクセスを準備する。この書込ア
クセスの準備は、第0のレジスタバンク21をリセット
する処理を含む。
【0047】次に、インタフェースリンクレイヤ装置1
のコントローラ19は、3回の書込サイクル(1サイク
ルにつき1バイト)によって、機器Aをシミュレートす
るための第1の自己IDパケットの内容を第0のレジス
タバンク21のレジスタ#0に書き込む。続いて、コン
トローラ19は、次の3回の書込サイクルによって、機
器Bをシミュレートするための第2の自己IDパケット
の内容を第0のレジスタバンク21のレジスタ#1に書
き込む。
【0048】第0のレジスタバンク21の設定を図4
(a)に示す。プログラム可能な1394物理レイヤ
は、第1のgap_countレジスタから読み出した値gap_cou
ntを両方の自己IDパケットに挿入する。値sp0及び値s
p1は、シミュレートされる2つの機器のスピード値(sp
eed value)を特定する。delの値は「00」に固定さ
れ、pwrの値は「0」に設定され、これにより、各ノー
ドはバスパワー(bus power)を必要とせず、電力を中
継しないことが示される。ポートの値p0,p2,p3は、1
394シリアルバスの各ノードコントローラ19がこれ
らの値から1394シリアルバスのツリーアーキテクチ
ャを正しく作成できるように設定される。c及びiの値
は、インタフェースリンクレイヤ装置1のコントローラ
19のソフトウェアによって設定され、mの値は、シミ
ュレートされる機器Aに続く第2の自己IDパケットが
存在しないため、「0」に設定する。これは、両方の機
器が単一の自己IDパケットによって完全に識別される
ことを意味する。レジスタ#2の第1バイトにおけるga
p_count値を「000000b」とすることにより、プ
ログラミング可能な1394物理レイヤは、自己IDパ
ケットの数が2つしかないことを認識する。
【0049】本発明の第1の具体例においては、第0の
レジスタバンク21のデータは、第1のレジスタバンク
23に転送される。1394シリアルバスにおいて次の
バスリセットが発生すると、新たな自己IDパケットが
1394シリアルバスに送信される。
【0050】この第1の具体例における自己IDパケッ
トのデータ構造を図4(b)に示す。まず、data_prefi
x25が送信され、次に機器Aの自己IDパケット26
が送信される。機器Aの自己IDパケット26は、パケ
ット識別子と、物理IDと、レジスタ#0の内容(3バ
イト)とを含んでいる。次に、data_end27が送信され
る。
【0051】次のデータパケットは、data_prefix28
と、機器Bの自己IDパケット29と、data_end30と
から構成されている。機器Bの自己IDパケット29
は、パケット識別子と、物理IDと、レジスタ#1の内
容とを含んでいる。
【0052】さらに、図1を参照し、本発明の第2の具
体例に基づくレジスタバンクの1つに格納される第2の
データ構造について説明する。ここでも、インタフェー
スリンクレイヤ装置1は、ローカルバス7上の機器A及
び機器Bをシミュレートする必要があるが、ここでは、
機器Aは6つのポートを有し、機器Bは3つのポートを
有している。このため、インタフェースリンクレイヤ装
置1のコントローラ19は、3つの自己IDパケットを
形成する必要がある。この3つの自己IDパケットのう
ちの2つ、タイプ0の自己IDパケットとタイプ1の自
己IDパケットは、機器Aをシミュレートする。第3の
自己IDパケットは、機器Bをシミュレートする。
【0053】まず、インタフェースリンクレイヤ装置1
のコントローラ19は、自己IDパケットを形成するた
めに、第0のレジスタバンク21をイネーブルにする。
次に、コントローラ19は、3回の書込サイクル(バイ
ト1〜バイト3)によって、タイプ0の自己IDパケッ
トである機器A用の第1の自己IDパケットを各レジス
タバンク、例えば第0のレジスタバンク21のレジスタ
#0に書き込む。続いて、コントローラ19は、次の3
回の書込サイクルによって、タイプ0の自己IDパケッ
トである機器A用の第2の自己IDパケットを第0のレ
ジスタバンク21のレジスタ#1に書き込む。次に、コ
ントローラ19は、機器B用の単一の自己IDパケット
を第0のレジスタバンク21のレジスタ#2に書き込
む。レジスタ#3において、gap_cnt値(第1バイト:
第0ビット〜第5ビット)は、「000000b」に設
定される。これにより、プログラミング可能な1394
物理レイヤは、プログラミングされたこれらの3つの自
己IDパケット以降には有効な自己IDパケットは存在
しないことを認識する。
【0054】このような処理により生成されたデータを
図5(a)に示す。このデータ構造の最後の欄には、ビ
ットm(各自己IDパケットの最下位ビット)が設けら
れている。このビットmの値から、ある機器に幾つの自
己IDパケットが属しているかを判定することができ
る。すなわち、ビットmが「1」に設定されている場
合、第1のレジスタバンク23における少なくとも次の
自己IDパケットは、同じ機器に属している(タイプ1
の自己IDパケット)。一方、ビットmが「0」に設定
されている場合、第1のレジスタバンク23における次
のレジスタに格納されている自己IDパケットは、次に
シミュレートされる機器に属している(タイプ0の自己
IDパケット)。
【0055】したがって、レジスタ#0のビットmが
「1」に設定されている場合、プログラミング可能な1
394物理レイヤは、機器Aに対して2つの自己IDパ
ケットが存在していると認識する。レジスタ#1のビッ
トmは、「0」に設定されており、これにより、この自
己IDパケットが機器A用の最後の自己IDパケットで
あることが示されている。p3〜p6の値は、6つのポート
を有する機器Aの第3〜第6のポートに対応しており、
1394シリアルバスの各ノードコントローラ19が、
これらの値から1394シリアルバスのツリーアーキテ
クチャを正しく作成できるように設定される。6つのポ
ートを有する機器Aについては、p7〜p10の値を「0」
に設定し、これらに対応するポートが存在しないことを
示す必要がある。
【0056】本発明の第1の具体例においては、第0の
レジスタバンク21のデータは、第1のレジスタバンク
23に転送される。1394シリアルバスに対する次の
バスリセットが発生すると、新たな自己IDパケットが
1394シリアルバスに送信される。第2の具体例に基
づく自己IDパケットのデータ構造を図5Bに示す。機
器Aは、6つのポートを有するため、機器Aに対応する
2つの自己IDパケットを送信する必要がある。まず、
data_prefix31が送信され、次に、機器A用の自己I
Dパケット32が送信される。自己IDパケット32
は、タイプ0の自己IDパケットであり、第1のレジス
タバンク23のレジスタ#0の内容を収納している。次
に、data_prefix33及び自己IDパケット34が送信
される。自己IDパケット34は、タイプ1の自己ID
パケットであり、第1のレジスタバンク23のレジスタ
#1の内容を収納している。続いて、data_end35が送
信される。さらに、機器Bをシミュレートするために、
data_prefix 36,自己IDパケット37及びdata_end
38が送信される。
【0057】プログラミング可能な1394物理レイヤ
は、最大62個までのノードをシミュレートすることが
できる。1394シリアルバスに接続できる機器の数は
最大63個であり、この数は十分であると言える。単一
のノードに対する自己IDパケットの数は、そのノード
が有するポートの数によって決定される。1394規格
に準拠した機器の自己IDパケットの数は、最大で4個
である。また、1394a規格をサポートする機器につ
いては、自己IDパケットの数は、最大で5個である。
したがって、各レジスタバンクは、930バイト(62
ノード×5自己IDパケット×3バイト)のレジスタ空
間を備えていればよい。
【0058】図6は、自己IDフェーズにおいて、有効
な自己ID情報を含むレジスタバンクの内容を用いて、
自己IDパケットを形成及び送信する手順を示すフロー
チャートである。このような自己IDフェーズは、ロー
カルバスにおいてバスリセットが発生したときに開始さ
れる。インタフェースリンクレイヤ装置は、1組の仮想
ノードをシミュレートするために、ローカルバスに1組
の自己IDパケットを送信する。自己IDフェーズが開
始されると、ステップS11において、読出ポインタ
は、各レジスタバンクのレジスタ#0、例えば第1のレ
ジスタバンク23のレジスタ#0に設定される。次に、
ステップS12において、シミュレートすべき次の仮想
ノードのノードIDが設定される。次のノードのgap_cn
tは、各レジスタバンクの次のレジスタから読み出され
る。ステップS13において、gap_cntの値が0である
か否かが判定される。
【0059】ここで、gap_cntの値が0である場合、す
なわち、シミュレートすべき更なるノードが存在する場
合(矢印B)、更なる自己IDパケットを送信する必要
がある。この場合、ステップS13において、パケット
識別子、物理ID及びレジスタの内容が送信される。な
お、パケット識別子及び物理IDは、プログラミング可
能な1394物理レイヤにより自動的に設定される。次
に、ステップS15において、実際のレジスタの最下位
ビットmが「1」に設定されているか否かが判定され
る。最下位ビットmが「1」に設定されている場合(矢
印C)、シミュレートすべき仮想ノードについて、更な
る他の自己IDパケットを送信する必要がある。この場
合、ステップS16において、レジスタポインタは、第
1のレジスタバンク23内の次のレジスタに設定され
る。このレジスタの内容は、読み出され、自己IDパケ
ットとして変換され、ローカルバスに送信される(矢印
D、ステップ14)。
【0060】ビットmが「1」に設定されていない場合
(矢印E)、実際の仮想ノードについて、更なる自己I
Dパケットを送信する必要はない。この場合、ステップ
S17において、レジスタポインタは、第1のレジスタ
バンク23内の次のレジスタに設定され、ステップS1
2において、ノードIDは、インタフェースリンクレイ
ヤ装置1によってシミュレートすべき次の仮想ノードに
設定される。第1のレジスタバンク23への読出アクセ
スと、自己IDパケットの送信は、ステップS13にお
いて、gap_cntの値が「0」であると判定されるまで繰
り返される。gap_cntの値が「0」になると、物理レイ
ヤが第1のレジスタバンク23に格納されている全ての
自己ID情報の送信を完了したことが確認され、この処
理が終了する(矢印F)。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るインタフェ
ースリンクレイヤ装置は、第1のサブネットワークと、
少なくとも第2のサブネットワークに接続された遅延が
大きなリンクとの間に接続されるインタフェースリンク
レイヤ装置において、第2のサブネットワークのノード
をシミュレートする物理レイヤと、遅延が大きなリンク
を介して受信される、第2のサブネットワークのコンフ
ィグレーションに関する情報を記憶する第1及び第2の
記憶手段とを備える。そして、遅延が大きなリンクを介
して受信した、第2のサブネットワークのコンフィグレ
ーションに関する情報を第1及び第2の記憶手段のいず
れか一方に書き込み、他方の記憶手段の内容を、書込ア
クセスの完了以前に開始された自己IDフェーズにおけ
る自己IDパケットの形成に使用し、書込アクセスが行
われる一方の記憶手段の内容を、書込アクセスが完了し
た直後又は以降に開始される自己IDフェーズにおける
自己IDパケットの形成に使用する。これにより、いか
なる時点においても正しく定義されたネットワーク状態
を維持することができる。
【0062】また、本発明に係るネットワーク状態維持
方法は、第1のサブネットワークと、少なくとも第2の
サブネットワークに接続された遅延が大きなリンクとの
間に接続され、自己ID情報を格納する第1及び第2の
記憶手段を備えるインタフェースリンクレイヤ装置を含
む機器ネットワークの正しく定義された状態を維持する
ネットワーク状態維持方法において、遅延が大きなリン
クを介して受信した第2のサブネットワークのコンフィ
グレーションに関する情報を第1及び第2の記憶手段の
いずれか一方に書き込む書込アクセスを実行し、書込ア
クセスが完了する以前に自己IDフェーズが開始される
と、他方の記憶手段を用いて自己IDフェーズにおける
自己IDパケットの形成を実行するステップと、第2の
サブネットワークのコンフィグレーションに関する情報
が完全に書き込まれると、新たな自己IDフェーズを開
始するステップと、書込アクセスが実行された方の記憶
手段の内容を用いて、新たな自己IDフェーズにおける
自己IDパケットの形成を実行することにより新たな自
己IDフェーズを実行するステップとを有する。これに
より、いかなる時点においても正しく定義されたネット
ワーク状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遅延が大きなリンク及び2つのインタフェース
リンクレイヤ装置を備える機器ネットワークの構成を示
すブロック図である。
【図2】第0のレジスタバンクに対する書込アクセスの
手順を示すフローチャートである。
【図3】第0のレジスタバンクの内容を第1のレジスタ
バンクにコピーする手順を示すフローチャートである。
【図4】第0のレジスタバンクのレジスタ設定及び自己
IDパケットの構造の第1の具体例を示す図である。
【図5】第0のレジスタバンクのレジスタ設定及び自己
IDパケットの構造の第2の具体例を示す図である。
【図6】各レジスタバンクに格納されている自己ID情
報を用いて自己IDパケットを設定及び送信する手順を
示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲーデケン、グラルフ ドイツ連邦共和国 70327 シュトゥット ゥガルト ハインリッヒ ヘルツ シュト ラーセ 1 ソニー インターナショナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミッ ト ベシュレンクテル ハフツング アド バンスド テクノロジー センター シュ トゥットゥガルト内 (72)発明者 シュパリンク、ゲルト ドイツ連邦共和国 70327 シュトゥット ゥガルト ハインリッヒ ヘルツ シュト ラーセ 1 ソニー インターナショナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミッ ト ベシュレンクテル ハフツング アド バンスド テクノロジー センター シュ トゥットゥガルト内 Fターム(参考) 5K033 AA06 CB01 CB08 CC01 DB12 EC03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサブネットワークと、少なくとも
    第2のサブネットワークに接続された遅延が大きなリン
    クとの間に接続されるインタフェースリンクレイヤ装置
    において、 上記第2のサブネットワークのノードをシミュレートす
    る物理レイヤと、 上記遅延が大きなリンクを介して受信される、上記第2
    のサブネットワークのコンフィグレーションに関する情
    報を記憶する第1及び第2の記憶手段とを備え、 上記遅延が大きなリンクを介して受信した、上記第2の
    サブネットワークのコンフィグレーションに関する情報
    を上記第1及び第2の記憶手段のいずれか一方に書き込
    み、他方の記憶手段の内容を、該書込アクセスの完了以
    前に開始された自己IDフェーズにおける自己IDパケ
    ットの形成に使用し、該書込アクセスが行われる一方の
    記憶手段の内容を、該書込アクセスが完了した直後又は
    以降に開始される自己IDフェーズにおける自己IDパ
    ケットの形成に使用することを特徴とするインタフェー
    スリンクレイヤ装置。
  2. 【請求項2】 上記書込アクセスが完了すると、該書込
    アクセスが行われた一方の記憶手段の内容を自己IDパ
    ケットの形成に使用する新たな自己IDフェーズを開始
    する開始手段を備える請求項1記載のインタフェースリ
    ンクレイヤ装置。
  3. 【請求項3】 上記書込アクセスが完了すると、上記第
    1のサブネットワークのローカルバスをリセットするバ
    スリセット手段を備える請求項1又は2記載のインタフ
    ェースリンクレイヤ装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の記憶手段に対して書込アクセ
    スが行われ、上記第2の記憶手段に対して自己IDパケ
    ットを形成するための読出アクセスが行われることを特
    徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のインタフェ
    ースリンクレイヤ装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の記憶手段への書込アクセスが
    完了すると、該第1の記憶手段の内容を上記第2の記憶
    手段にコピーするコピー手段を備える請求項4記載のイ
    ンタフェースリンクレイヤ装置。
  6. 【請求項6】 上記書込アクセスは、上記第1及び第2
    の記憶手段に対して交互に行われ、該書込アクセスが行
    われていない方の記憶手段に対して、読出アクセスを行
    い、自己IDフェーズにおける自己IDパケットの形成
    を行うことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記
    載のインタフェースリンクレイヤ装置。
  7. 【請求項7】 上記第1及び第2の記憶手段のいずれに
    対して、上記第2のサブネットワークのコンフィグレー
    ションに関する情報を書き込む書込アクセスを行うべき
    かを指示するレジスタ手段を備える請求項6記載のイン
    タフェースリンクレイヤ装置。
  8. 【請求項8】 上記第1及び第2の記憶手段のいずれが
    自己IDフェーズにおける自己IDパケットの形成のた
    めの有効な自己ID情報を格納しているかを指示するレ
    ジスタ手段を備える請求項6又は7記載のインタフェー
    スリンクレイヤ装置。
  9. 【請求項9】 上記第1及び第2の記憶手段は、ハード
    ウェアによるレジスタアレーとして実現されていること
    を特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載のインタ
    フェースリンクレイヤ装置。
  10. 【請求項10】 上記第1及び第2の記憶手段に書き込
    まれるエントリの少なくとも一部は、上記第2のサブネ
    ットワークのツリー構造に関する情報を含むことを特徴
    とする請求項1乃至9いずれか1項記載のインタフェー
    スリンクレイヤ装置。
  11. 【請求項11】 同軸ケーブル、無線、赤外線、非同期
    伝送モード網、非シールドツイストペアケーブル及びプ
    ラスチック光ファイバ接続のいずれかに基づく遅延が大
    きなリンクをサポートする請求項1乃至10いずれか1
    項記載のインタフェースリンクレイヤ装置。
  12. 【請求項12】 IEEE1394規格に準拠すること
    を特徴とする請求項1乃至11記載のインタフェースリ
    ンクレイヤ装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12いずれか1項記載の
    少なくとも1つのインタフェースリンクレイヤ装置を備
    える機器ネットワーク。
  14. 【請求項14】 第1のサブネットワークと、少なくと
    も第2のサブネットワークに接続された遅延が大きなリ
    ンクとの間に接続され、自己ID情報を格納する第1及
    び第2の記憶手段を備えるインタフェースリンクレイヤ
    装置を含む機器ネットワークの正しく定義された状態を
    維持するネットワーク状態維持方法において、 上記遅延が大きなリンクを介して受信した上記第2のサ
    ブネットワークのコンフィグレーションに関する情報を
    上記第1及び第2の記憶手段のいずれか一方に書き込む
    書込アクセスを実行し、該書込アクセスが完了する以前
    に自己IDフェーズが開始されると、他方の記憶手段を
    用いて該自己IDフェーズにおける自己IDパケットの
    形成を実行するステップと、 上記第2のサブネットワークのコンフィグレーションに
    関する情報が完全に書き込まれると、新たな自己IDフ
    ェーズを開始するステップと、 上記書込アクセスが実行された方の記憶手段の内容を用
    いて、上記新たな自己IDフェーズにおける自己IDパ
    ケットの形成を実行することにより該新たな自己IDフ
    ェーズを実行するステップとを有するネットワーク状態
    維持方法。
  15. 【請求項15】 上記新たな自己IDフェーズは、上記
    第1のサブネットワークのローカルバスをリセットする
    ことにより開始されることを特徴とする請求項14記載
    のネットワーク状態維持方法。
  16. 【請求項16】 上記書込アクセスは、上記第1の記憶
    手段に対して実行され、上記第2の記憶手段は、自己I
    Dフェーズにおける自己IDパケットの形成に使用され
    ることを特徴とする請求項14又は15記載のネットワ
    ーク状態維持方法。
  17. 【請求項17】 上記第1の記憶手段への書込アクセス
    が完了すると、該第1の記憶手段の内容を上記第2の記
    憶手段にコピーするステップを有する請求項16記載の
    ネットワーク状態維持方法。
  18. 【請求項18】 上記書込アクセスは、上記第1及び第
    2の記憶手段に対して交互に行われ、該書込アクセスが
    行われていない方の記憶手段に対して、自己IDフェー
    ズにおける自己IDパケットの形成を行うための読出ア
    クセスを行うことを特徴とする請求項14又は15記載
    のネットワーク状態維持方法。
  19. 【請求項19】 上記第1及び第2の記憶手段のいずれ
    に対して、上記第2のサブネットワークのコンフィグレ
    ーションに関する情報を書き込む書込アクセスを行うべ
    きかを指示するステップを有する請求項18記載のネッ
    トワーク状態維持方法。
  20. 【請求項20】 上記第1及び第2の記憶手段のいずれ
    が自己IDフェーズにおける自己IDパケットの形成の
    ための有効な自己ID情報を格納しているかを指示する
    ステップを有する請求項18又は19記載のネットワー
    ク状態維持方法。
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