JP2000216845A - ネットワ―ク制御システム、コントロ―ラ、及びタ―ゲット - Google Patents

ネットワ―ク制御システム、コントロ―ラ、及びタ―ゲット

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JP2000216845A
JP2000216845A JP11014532A JP1453299A JP2000216845A JP 2000216845 A JP2000216845 A JP 2000216845A JP 11014532 A JP11014532 A JP 11014532A JP 1453299 A JP1453299 A JP 1453299A JP 2000216845 A JP2000216845 A JP 2000216845A
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良文 柳川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量データを効率良く迅速かつ確実に伝送
すると共に、ターゲットが何を送信したのかを容易にコ
ントローラが判断できるネットワーク制御システム、及
びこのようなネットワーク制御システム用のコントロー
ラ及びターゲットを提供する。 【解決手段】 メッセージを送信するコントローラと、
受信したメッセージに応じた処理を行うターゲットと、
コントローラとターゲットとの間でデータ転送を行うコ
ネクションを確立するイニシエータ、を備え、かつ、デ
ータ転送を複数のプロトコルを用いて行うネットワーク
制御システムであって、機器内にはコントローラとター
ゲットのどちらか一方若しくは双方が存在しており、タ
ーゲットは、複数のプロトコルのうちの一方である第1
のプロトコルで受信したメッセージに応じて、他方であ
る第2のプロトコルでコネクション上にデータを送信可
能とするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像データ、音響
データ、及び情報データなどを取り扱う機器を接続して
なるオーディオ・ビデオ・コンピュータシステム(Au
dio Video Computer Syste
m、以下「AVCシステム」とする。)を制御するネッ
トワーク制御システム、及びこのネットワーク制御シス
テムを構築するコントローラ及びターゲットに関するも
のであり、特に、画面上にグラフィックス、文字等によ
り、ユーザーの機器操作を支援するグラフィカルユーザ
インターフェース(Graphical User I
nterface、以下「GUI」とする。)を生成す
るため等の情報を伝送する大容量データ送受信システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、TV画面上に機器の機能を示す画
面表示用データや文字等からなるグラフィックスやアイ
コンを表示し、これをTVのリモコンで選択操作するこ
とにより機器の制御を行う機器制御システムが登場して
きている。また、IEEE1394−1995を用い
て、ディジタル方式のディジタルVTR等のディジタル
機器を接続し、映像/音声データを送受信するネットワ
ークシステムも登場してきている。
【0003】そこで、以下にこのようなネットワーク制
御システムについて、簡単に説明する。従来のネットワ
ーク制御システムを利用するAVCシステムは、各AV
機器が、各AV機器を切り換え接続すること無しに、他
のAV機器機器と双方向パケット通信方式で均等な通信
機会を周期的に与えられるシリアルバスで接続されるこ
とにより構成されている。このシリアルバスとしては、
例えばIEEE1394規格のディジタルインターフェ
ース等が用いられる。
【0004】各AV機器は、それぞれに独自の画面表示
用データを格納している。そして、グラフィック表示機
能を持つコントローラ、例えばテレビジョン受像機から
の要求により、この画面表示用データをコントローラへ
送信する。
【0005】画面表示用データを受信したコントローラ
は、この画面表示用データを表示する。またコントロー
ラが画面表示用データを読み込む際には、コントローラ
はAV機器に対して読み込みコマンドを発行し、AV機
器からの応答として、所望のデータを読み込む。ここ
で、所望のデータが、各AV機器内のバッファ量よりも
大きい場合には、コントローラが繰り返し、読み込みコ
マンドを発行し、残りのデータを取得するように構成さ
れている。また、コントローラは、接続されているAV
機器の表示に必要なデータを問い合わせる機能と、AV
機器からの画面表示用データに基づいた表示画面を制御
する機能とを有する。
【0006】そして、AV機器には、画面表示用データ
を蓄える記録媒体と、コントローラからの画面表示用デ
ータの問い合わせに対して適切な画面表示用データを選
択する機能を有する。このように構成されたAVCシス
テムのネットワーク制御システムでは、画面表示用デー
タを各デバイス(AV機器)で保管しておき、コントロ
ーラ(テレビジョン受像機)からの表示要求に応じて出
力することにより、各デバイス(AV機器)独自のグラ
フィックをコントローラの画面上に表示する。このよう
な従来のネットワーク制御システムのひとつとして、特
開平09−149325号公報に開示されているものが
あり、大容量のデータ転送方式としては、同じく特開平
10−290238号公報に開示されているものがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、AV機器が大容量のデータを送信する際
にはAV機器のバッファ量に応じて繰り返しコマンドを
発行する必要があり、そのためオーバーヘッドが大きく
なり、また伝送路の伝送効率が悪くなり、その結果、デ
ータ伝送時間が長くなる、という問題点を有していた。
【0008】そこで本発明はこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的は、簡単な構成で、アイ
コンデータ等の大容量データを効率良く迅速かつ確実に
伝送すると共に、ターゲットが自発的にデータを転送す
る際でも、ターゲットが何を送信したのかを容易にコン
トローラが判断できるネットワーク制御システム、及び
このようなネットワーク制御システム用のコントローラ
及びターゲットを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載のネットワーク制御シス
テムでは、映像データ、音響データ、及び情報データの
中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器
が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネ
ットワークにおいて、前記伝送路を介して接続された前
記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
うようにしたネットワーク制御システムであって、前記
機器内に、メッセージを送信する単数又は複数のコント
ローラと、前記メッセージを受信し、前記メッセージに
応じた処理を行う単数又は複数のターゲットの、どちら
か一方若しくは双方が存在しており、前記ネットワーク
制御システムが、少なくとも、前記コントローラと、前
記ターゲットと、前記コントローラと前記ターゲットと
の間で前記データ転送を行うコネクションを確立するイ
ニシエータと、を備えており、前記複数のプロトコル
は、前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記
メッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答から
なる第1のプロトコルと、前記イニシエータが確立した
コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコル
と、よりなり、前記ターゲットは、前記第1のプロトコ
ルで受信したメッセージに応じて、前記第2のプロトコ
ルで前記コネクション上にデータを送信するように構成
したこと、を特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
行うようにしたネットワーク制御システムであって、前
記機器内に、メッセージを送信する単数又は複数のコン
トローラと、前記メッセージを受信し、前記メッセージ
に応じた処理を行う単数又は複数のターゲットの、どち
らか一方若しくは双方が存在しており、前記ネットワー
ク制御システムが、少なくとも、前記コントローラと、
前記ターゲットと、前記コントローラと前記ターゲット
との間で前記データ転送を行うコネクションを確立する
イニシエータと、を備えており、前記複数のプロトコル
は、前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記
メッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答から
なる第1のプロトコルと、前記コネクション上にデータ
を伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記イニシ
エータは、前記コントローラと前記ターゲット間に、事
前に、第2のプロトコルのコネクションを確立し、前記
コントローラが前記ターゲットからデータを受信する際
には、前記コントローラは第1のプロトコルでデータ要
求を行い、前記ターゲットは、前記データ要求に応じて
第2のプロトコルで前記コネクション上にデータを送信
し、前記コントローラは、第2のプロトコルでデータを
受信するように構成したこと、を特徴とする。本発明の
請求項3に記載のネットワーク制御システムでは、映像
データ、音響データ、及び情報データの中の、いずれか
1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少なくとも
2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワークにお
いて、前記伝送路を介して接続された機器間のデータ転
送を、複数のプロトコルを用いて行うようにしたネット
ワーク制御システムであって、前記機器内に、メッセー
ジを受信し、前記メッセージに応じた処理を行う単数又
は複数のターゲットの、前記メッセージを送信すると共
に、ターゲットとデータ転送を行うコネクションを確立
する単数又は複数のコントローラと、どちらか一方若し
くは双方が存在しており、前記ネットワーク制御システ
ムが、少なくとも、前記コントローラと、前記ターゲッ
トと、を備えており、前記複数のプロトコルは、前記メ
ッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッセージ
送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第1の
プロトコルと、前記コネクション上にデータを伝送する
第2のプロトコルと、よりなり、前記コントローラは、
前記ターゲットに対して、事前に第2のプロトコルのコ
ネクションを確立し、前記コントローラが前記ターゲッ
トからデータを受信する際には、前記コントローラは、
第1のプロトコルでデータ要求を行い、前記ターゲット
は、前記データ要求に応じて、第2のプロトコルで前記
コネクション上にデータを送信し、前記コントローラ
は、第2のプロトコルでデータを受信するように構成し
たこと、を特徴とする。本発明の請求項4に記載のネッ
トワーク制御システムでは、映像データ、音響データ、
及び情報データの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデ
ータを取扱う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介
して接続されたネットワークにおいて、前記伝送路を介
して接続された機器間のデータ転送を、複数のプロトコ
ルを用いて行うようにしたネットワーク制御システムで
あって、前記機器内に、メッセージを送信する単数又は
複数のコントローラと、前記メッセージを受信し、前記
メッセージに応じた処理を行う単数又は複数のターゲッ
トの、どちらか一方若しくは双方が存在しており、前記
ネットワーク制御システムが、少なくとも、前記コント
ローラと、前記ターゲットと、前記コントローラと前記
ターゲットとの間で前記データ転送を行うコネクション
を確立するイニシエータと、を備えており、前記複数の
プロトコルは、前記メッセージを送信するメッセージ送
信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメッセー
ジ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクション
上にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、
前記イニシエータは、前記コントローラと前記ターゲッ
ト間に、予め前記第2のプロトコルによる前記コネクシ
ョンを確立し、前記ターゲットが前記コントローラへデ
ータを自発的に送信する際には、前記ターゲットは、前
記第2のプロトコルにより前記コネクション上にデータ
を送信し、前記コントローラは、前記第2のプロトコル
によりデータを受信するように構成したこと、を特徴と
する。
【0011】本発明の請求項5に記載のネットワーク制
御システムでは、映像データ、音響データ、及び情報デ
ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
行うようにしたネットワーク制御システムであって、前
記機器内に、メッセージを受信し、前記メッセージに応
じた処理を行う単数又は複数のターゲットの、前記メッ
セージを送信すると共に、前記ターゲットとデータ転送
を行うコネクションを確立する単数又は複数のコントロ
ーラと、どちらか一方若しくは双方が存在しており、前
記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前記コン
トローラと、前記ターゲットと、を備えており、前記複
数のプロトコルは、前記メッセージを送信するメッセー
ジ送信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメッ
セージ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクシ
ョン上にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりな
り、前記コントローラは、前記ターゲットに対して、予
め前記第2のプロトコルによる前記コネクションを確立
し、前記ターゲットが前記コントローラへデータを自発
的に送信する際には、前記ターゲットは、前記第2のプ
ロトコルにより前記コネクション上にデータを送信し、
前記コントローラは、前記第2のプロトコルによりデー
タを受信するように構成したこと、を特徴とする。ここ
で、本発明の請求項6に記載のように、請求項1ないし
請求項5のいずれか1項に記載のネットワーク制御シス
テムにおいて、前記メッセージは、前記第2のプロトコ
ルによるデータ転送の確認処理を行うメッセージを含む
こと、また本発明の請求項7に記載のように、請求項1
ないし請求項5のいずれか1項に記載のネットワーク制
御システムにおいて、前記第2のプロトコルにより伝送
するデータは、バージョン情報を有し、前記バージョン
情報を用いて、前記データのバージョン管理を行うこ
と、本発明の請求項8に記載のように、請求項1ないし
請求項5のいずれか1項に記載のネットワーク制御シス
テムにおいて、前記第2のプロトコルで伝送するデータ
は、前記コントローラに対して、使用者への強制通知を
指示するグラフィカル・ユーザ・インターフェイスの情
報であること、本発明の請求項9に記載のように、請求
項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のネットワー
ク制御システムにおいて、前記第2のプロトコルにより
伝送するデータは、前記データの属性情報を含むこと、
本発明の請求項10に記載のように、請求項9に記載の
ネットワーク制御システムにおいて、前記属性情報は、
識別情報、サイズ情報とデータ部を有すること、そして
本発明の請求項11に記載のように、請求項1ないし請
求項5のいずれか1項に記載のネットワーク制御システ
ムにおいて、前記第2のプロトコルにより伝送するデー
タは、オブジェクトを単位とすること、は好ましい実施
の形態である。
【0012】また、本発明の請求項12に記載のよう
に、請求項11に記載のネットワーク制御システムにお
いて、前記オブジェクトは、前記第2のプロトコルによ
り伝送するデータの属性情報と同一の構造を有するこ
と、本発明の請求項13に記載のように、請求項11に
記載のネットワーク制御システムにおいて、前記オブジ
ェクトは、識別情報、サイズ情報、及びデータ部を有す
ること、本発明の請求項14に記載のように、請求項1
1に記載のネットワーク制御システムにおいて、前記オ
ブジェクトは、前記データ部に属性情報を有すること、
もまた好ましい実施の形態である。
【0013】本発明の請求項15に記載のコントローラ
では、映像データ、音響データ、及び情報データの中
の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器
が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネ
ットワークにおいて、前記伝送路を介して接続された機
器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行うよ
うにしたネットワーク制御システムであって、前記機器
内に、メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処
理を行う単数又は複数のターゲットの、前記メッセージ
を送信すると共に、前記ターゲットとデータ転送を行う
コネクションを確立する単数又は複数のコントローラ
と、どちらか一方若しくは双方が存在しており、前記ネ
ットワーク制御システムが、少なくとも、前記コントロ
ーラと、前記ターゲットと、を備えており、前記複数の
プロトコルは、前記メッセージを送信するメッセージ送
信と、前記メッセージ送信に対する応答であるメッセー
ジ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクション
上にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、
前記コントローラは、前記ターゲットに対して、予め前
記第2のプロトコルによる前記コネクションを確立し、
前記ターゲットは、前記コントローラへデータを自発的
に送信する際には、前記第2のプロトコルにより前記コ
ネクション上にデータを送信し、前記コントローラは、
前記第2のプロトコルによりデータを受信するように構
成したこと、を特徴とする。本発明の請求項16に記載
のコントローラでは、映像データ、音響データ、及び情
報データの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを
取扱う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接
続されたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接
続された機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用
いて行うようにしたネットワーク制御システムに用いら
れるコントローラであって、前記機器内に、メッセージ
を送信する単数又は複数の前記コントローラと、前記メ
ッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理を行う
単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若しくは双
方が存在しており、前記ネットワーク制御システムが、
少なくとも、前記コントローラと、前記ターゲットと、
を備えると共に、前記コントローラと前記ターゲットと
の間で、前記データ転送を行うコネクションが、イニシ
エータ又は前記コントローラにより確立され、前記複数
のプロトコルは、前記メッセージを送信するメッセージ
送信と前記メッセージ送信に対する応答であるメッセー
ジ応答からなる第1のプロトコルと、前記コネクション
上にデータを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、
前記複数のプロトコルをサポートし、前記第1のプロト
コルによりデータ要求を行い、前記データ要求に応じて
伝送されたデータを、前記コネクション上から前記第2
のプロトコルで受信するように構成したこと、を特徴と
する。本発明の請求項17に記載のコントローラでは、
映像データ、音響データ、及び情報データの中の、いず
れか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少なく
とも2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワーク
において、前記伝送路を介して接続された機器間のデー
タ転送を、複数のプロトコルを用いて行うようにしたネ
ットワーク制御システムに用いられるコントローラであ
って、前記機器内に、メッセージを送信する単数又は複
数の前記コントローラと、前記メッセージを受信し、前
記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数のターゲ
ットの、どちらか一方若しくは双方が存在しており、前
記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前記コン
トローラと、前記ターゲットと、を備えると共に、前記
コントローラと前記ターゲットとの間で、前記データ転
送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コント
ローラにより確立され、前記複数のプロトコルは、前記
メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセージ
送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第1の
プロトコルと、前記コネクション上にデータを伝送する
第2のプロトコルと、よりなり、前記複数のプロトコル
をサポートし、前記ターゲットに対して予め前記コネク
ションを確立し、データを受信する際には前記第1のプ
ロトコルによりデータ要求を行い、前記データ要求に応
じて伝送されたデータを、前記コネクション上から前記
第2のプロトコルで受信するように構成したこと、を特
徴とする。
【0014】本発明の請求項18に記載のコントローラ
では、映像データ、音響データ、及び情報データの中
の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器
が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネ
ットワークにおいて、前記伝送路を介して接続された機
器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行うよ
うにしたネットワーク制御システムに用いられるコント
ローラであって、前記機器内に、メッセージを送信する
単数又は複数の前記コントローラと、前記メッセージを
受信し、前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複
数のターゲットの、どちらか一方若しくは双方が存在し
ており、前記ネットワーク制御システムが、少なくと
も、前記コントローラと、前記ターゲットと、を備える
と共に、前記コントローラと前記ターゲットとの間で、
前記データ転送を行うコネクションが、イニシエータ又
は前記コントローラにより確立され、前記複数のプロト
コルは、前記メッセージを送信するメッセージ送信と前
記メッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答か
らなる第1のプロトコルと、前記コネクション上にデー
タを伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記複数
のプロトコルをサポートし、前記ターゲットが自発的に
前記第2のプロトコルにより前記コネクション上に送信
したデータ、を受信するように構成したこと、を特徴と
する。本発明の請求項19に記載のコントローラでは、
映像データ、音響データ、及び情報データの中の、いず
れか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少なく
とも2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワーク
において、前記伝送路を介して接続された機器間のデー
タ転送を、複数のプロトコルを用いて行うようにしたネ
ットワーク制御システムに用いられるコントローラであ
って、前記機器内に、メッセージを送信する単数又は複
数の前記コントローラと、前記メッセージを受信し、前
記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数のターゲ
ットの、どちらか一方若しくは双方が存在しており、前
記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前記コン
トローラと、前記ターゲットと、を備えると共に、前記
コントローラと前記ターゲットとの間で、前記データ転
送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コント
ローラにより確立され、前記複数のプロトコルは、前記
メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセージ
送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第1の
プロトコルと、前記コネクション上にデータを伝送する
第2のプロトコルと、よりなり、前記複数のプロトコル
をサポートし、前記ターゲットが自発的に前記第2のプ
ロトコルにより前記コネクション上に送信したデータ、
を受信するように構成したこと、を特徴とする。
【0015】本発明の請求項20に記載のターゲットで
は、映像データ、音響データ、及び情報データの中の、
いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少
なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワ
ークにおいて、前記伝送路を介して接続された機器間の
データ転送を、複数のプロトコルを用いて行うようにし
たネットワーク制御システムに用いられるコントローラ
であって、前記機器内に、メッセージを送信する単数又
は複数の前記コントローラと、前記メッセージを受信
し、前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の
ターゲットの、どちらか一方若しくは双方が存在してお
り、前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前
記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
に、前記コントローラと前記ターゲットとの間で、前記
データ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前
記コントローラにより確立され、前記複数のプロトコル
は、前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メ
ッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答からな
る第1のプロトコルと、前記コネクション上にデータを
伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記複数のプ
ロトコルをサポートし、前記第1のプロトコルにより受
信したメッセージに応じて、前記第2のプロトコルによ
り前記コネクション上にデータを送信するように構成し
たこと、を特徴とする。
【0016】本発明の請求項21に記載のターゲットで
は、映像データ、音響データ、及び情報データの中の、
いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少
なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワ
ークにおいて、前記伝送路を介して接続された機器間の
データ転送を、複数のプロトコルを用いて行うようにし
たネットワーク制御システムに用いられるコントローラ
であって、前記機器内に、メッセージを送信する単数又
は複数の前記コントローラと、前記メッセージを受信
し、前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の
ターゲットの、どちらか一方若しくは双方が存在してお
り、前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前
記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
に、前記コントローラと前記ターゲットとの間で、前記
データ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前
記コントローラにより確立され、前記複数のプロトコル
は、前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メ
ッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答からな
る第1のプロトコルと、前記コネクション上にデータを
伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記複数のプ
ロトコルをサポートし、前記第1のプロトコルによる前
記コントローラからのデータ要求に応じて、前記第2の
プロトコルにより前記コネクション上にデータを送信す
るように構成したこと、を特徴とする。
【0017】本発明の請求項22に記載のターゲットで
は、映像データ、音響データ、及び情報データの中の、
いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う機器が、少
なくとも2つ以上、伝送路を介して接続されたネットワ
ークにおいて、前記伝送路を介して接続された機器間の
データ転送を、複数のプロトコルを用いて行うようにし
たネットワーク制御システムに用いられるコントローラ
であって、前記機器内に、メッセージを送信する単数又
は複数の前記コントローラと、前記メッセージを受信
し、前記メッセージに応じた処理を行う単数又は複数の
ターゲットの、どちらか一方若しくは双方が存在してお
り、前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、前
記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
に、前記コントローラと前記ターゲットとの間で前記デ
ータ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記
コントローラにより確立され、前記複数のプロトコル
は、前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メ
ッセージ送信に対する応答であるメッセージ応答からな
る第1のプロトコルと、前記コネクション上にデータを
伝送する第2のプロトコルと、よりなり、前記複数のプ
ロトコルを有し、前記第2のプロトコルにより前記コネ
クション上にデータを自発的に送信するように構成した
こと、を特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るネットワーク
制御システム、及びこのネットワーク制御システムを構
成するコントローラ、及びターゲットの実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。尚、ここで示す実
施の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施
の形態に限定されるものではない。
【0019】また、以下に述べる、ネットワーク制御シ
ステムを利用するAVCシステムのネットワーク構成と
して、例えば、後で詳述する図1に示すような、映像/
音響/情報機器による構成が考えられるが、本明細書中
で述べる、ネットワーク制御システムに用いるターゲッ
トとは制御対象のことであり、またコントローラとは、
この制御対象を制御するものの事を言う。さらに本明細
書では、映像/音響/情報機器をまとめて「機器」と称
するが、この機器にはプリンタやミニディスク等のよう
な現存する映像/音響/情報機器のみならず、将来開発
され出現するであろうこれらの分野に関連した機器もす
べて含む。尚、1つの機器内にターゲットとコントロー
ラが共存しても良いし、どちらか一方のみを有していて
も良い。さらに、1つの機器内に複数のコントローラや
ターゲットを有していても良い。また、機器は伝送路上
の1つのノードに対応するものであり、1つの筐体内に
複数のノードを有するように装置を構成しても良い。
【0020】なお、例えば、1つの機器内に複数のター
ゲットがある場合や、別の機能を有する場合等におい
て、以下説明するターゲット或いはコントローラの各構
成要素は、他の機能や手段と兼用していても良い。さら
に、コントローラとターゲットの間にコネクションを張
るものであるイニシエータが、1つの機器内にコントロ
ーラと、或いはターゲットと、又はターゲットとコント
ローラと同時に存在していても良い。
【0021】(第1の実施例)まず、本発明に係るネッ
トワーク制御システムを利用するAVCシステムのネッ
トワークについて、図面を参照しつつ簡単に説明する。
図1はシステム構成の一例であるが、この図1におい
て、21はテレビ、22はテレビ用のリモコン、23は
パーソナルコンピュータ(以下「PC」とする。)、3
1は録再可能なディジタル・ビデオ・ディスク(以下
「DVD」とする。)、32はディジタル・ビデオ方式
(以下「DV方式」とする。)のディジタルVTR(以
下「DVC」とする。)、33はVHS方式のディジタ
ルVTR(以下「DVHS」とする。)、34はDV方
式のディジタルムービー(以下「DVCムービー」とす
る。)、35はCSディジタル放送等のセットトップボ
ックス(以下「STB」とする。)である。そしてこれ
らの機器は、図1に示すように、伝送路1によって接続
されてAVCシステムとなる。
【0022】テレビ21は、コントローラとターゲット
(ここでは地上波チューナとビデオモニタである。)か
らなる機器であり、リモコン22を用いて、使用者は表
示/機能選択手段14に指示を与える。PC23は、コ
ントローラとターゲット(ここでは電話線とインターフ
ェースをとるモデムとビデオモニタ等である。)からな
る機器であり、キーボードやマウス等を用いて、使用者
は表示/機能選択手段14に指示を与える。
【0023】このテレビ21とPC23は、ターゲット
とコントローラが一体となった機器として定義される。
そして機器内のターゲット機能の内、他の機器から使用
できる機能を後述する機能一覧8に記すが、機器内のコ
ントローラ部の機能データベース13には自身の機能は
登録しない。その理由については、後述するコントロー
ラの説明において述べる。
【0024】尚、テレビ21やPC23を、各ターゲッ
トとコントローラからなる機器として定義し、機器内の
各ターゲットに対して機能一覧8を有し、やはり後述す
る機器内のコントローラの機能データベース13に、機
器内の各機能一覧8を登録するものとしても良い。
【0025】DVD31及びDVCムービー34は、A
Vデータを記録再生可能なターゲットである。また、D
VC32、DVHS33は、AVデータを記録再生可能
なターゲットとディジタル放送チューナ機能を有するタ
ーゲットからなる機器である。そして、STB35はC
Sディジタル放送を受信するためのチューナ機能を有す
るターゲットである。
【0026】ここで、DVD31、DVC32、DVH
S33、DVCムービー34、STB35をターゲット
としたが、機器の大きさが小さくとも、液晶パネル等で
他のターゲットを操作できる環境を実現し、また、タッ
チパネルやリモコン等で使用者が他のターゲットの機能
を選択する等の操作ができるのであれば、これらの機器
をコントローラとターゲットを含む機器としてもよい。
【0027】さらに、ここに挙げたAVCシステムを構
成する機器は、コントローラとしての処理機能を含むと
共に機器用のリモコンを有し、表示及び音声のみをアナ
ログ結線等でモニタに表示させ、使用者はこの画面を見
ながら、機器のリモコンで操作するように構成すること
も可能であり、この時、この機器はコントローラとター
ゲットを含む機器としてもよい。
【0028】次に、このように構成されるAVCシステ
ムのネットワーク制御システムに用いられるターゲット
について、以下、図面を参照しつつ説明する。図2は本
実施例におけるネットワーク制御システム中のターゲッ
トのブロック図を示す。このターゲットの構成及び各構
成部材の動作について説明する。図2において、1は伝
送路、2はパケット送受信手段、3は同期データ送受信
手段、4はターゲット信号処理手段、5は非同期データ
送受信手段、6は第1のプロトコル処理手段、7は機器
構成情報、8は機能一覧、9は機器内部制御手段であ
り、15は機能一覧8の一部が配置された書き換え不可
能なメモリ領域(ROM)、16は機能一覧8の一部が
配置された書き換え可能なメモリ領域(RAM)、17
は機能情報管理手段、18は第2のプロトコル送信手段
である。
【0029】伝送路1について説明すると、これは、例
えば、IEEE1394規格(IEEE1394−19
95及びこれと互換性のある上位規格)で定められたシ
リアルバス(1394バス)である。尚、ここで伝送路
1は必ずしも1394バスである必要はなく、ATM、
イーサーネットや赤外線伝送、等の伝送路を用いても良
い。
【0030】次にパケット送受信手段2について述べる
と、これは伝送路1との物理的、電気的インターフェー
スを取るとともに、バスの使用権の調停、同期転送用の
サイクル制御等も行う。さらにパケット送受信手段2は
伝送路1上のパケットを宛先に応じて取捨選択して受信
することや、伝送路1上へパケットの送信を行う。
【0031】次に同期データ送受信手段3について述べ
ると、これは、送信時には転送レートの管理(データの
分割)やヘッダの付加を行う。例えば、1394バスの
AVプロトコル(IEC61883)規格を使う場合
は、同期データ送受信手段3でCIP(Common
Isochronous Packet)ヘッダの付加
を行う。逆にデータを受信する際には、受信パケットを
正しい順へ並び替え、ヘッダの除去等を行う。
【0032】次にターゲット信号処理手段4について述
べると、これは同期データを同期データ送受信手段3か
ら受け取り、ターゲットに応じた信号処理を行う。例え
ば、このターゲットがDVC等の記録再生機器であれ
ば、同期データを、例えば磁気テープ等の記録メディア
へ記録する。またターゲット信号処理手段4は記録メデ
ィア、放送波、等から同期データを取り出し、同期デー
タ送受信手段3へ送信することも行う。
【0033】次に非同期データ送受信手段5について述
べると、これは伝送路1に応じた非同期データのトラン
ザクション処理を行うものであり、例えば、1394バ
スの場合は、リードトランザクション、ライトトランザ
クション、ロックトランザクション処理等を行う。ここ
で、非同期データ送受信手段5はソフトウエアで構成し
ても良い。ここでこれらのトランザクション中で、リー
ドリクエスト等のリクエストや、リードレスポンス等の
応答、等に対して承認信号(acknowledge信
号)を送受信する、としても良いが、本明細書中ではこ
の承認信号は省略して説明する。
【0034】次に第1のプロトコル処理手段6について
述べると、これは非同期データ送受信手段5から受け取
った非同期データ(メッセージ)を処理し、このターゲ
ット内の適切な構成要素に伝達すると共に、第1のプロ
トコルに則りコントローラへ応答する。
【0035】ここで、第1のプロトコルとして、AVプ
ロトコル(IEC61883)規格のFCP及び139
4TA(1394 Trade Associatio
n)で議論されているAV/Cコマンド(Audio/
Video ControlDigital Inte
rface Command Set)を使う場合は、
第1のプロトコル処理手段6は、受信メッセージからタ
ーゲット内で有効なメッセージへの変換、及び受信メッ
セージに対する第1のプロトコルに応じた適切な応答を
行うように動作する。例えば、第1のプロトコル処理手
段6は、受け取ったメッセージがデータの要求であれば
その有効性を判定し、有効であればコントローラへ前記
メッセージを了解した旨応答し、同時に機器内部制御手
段9へこのデータ要求に相当する機能を実行する指示を
出すように動作する。
【0036】また、第1のプロトコル処理手段6は、非
同期データ(メッセージ)を送信することも可能であ
り、この時、ターゲット内で有効なメッセージから第1
のプロトコルで使用するメッセージへ変換すると共に、
その応答を待ち解釈するように構成しても良い。そして
この場合、コントローラから機器構成情報7の読み込み
を要求された時、非同期データ送受信手段5は受け取っ
た要求に応じて、機器構成情報7に記された情報をコン
トローラへ送出するように動作する。ここで、非同期デ
ータ送受信手段5と第1のプロトコル処理手段6は、1
つの手段として構成しても良い。
【0037】次に機器構成情報7について述べると、こ
れは機器の構成情報を示すものである。記述方法とし
て、例えば、ISO/IEC13213:1994規格
で示されるCSR(Command and Stat
us Registers) アーキテクチャのコンフィ
ギュレーションROMで示される規則に則った記述とす
ることが出来る。1394バスを用いる場合は、バスマ
ネージャやアイソクロノス動作をサポートしているか否
か、という機器が対応するバスの情報や、AVプロトコ
ルをサポートしているか否か、という情報を含むユニッ
トディレクトリ、そしてこの機器の識別子であるユニー
クID、等をこの機器構成情報7は有している。また、
機器構成情報7内にはターゲットの情報も記載されてい
る。
【0038】このターゲットの情報とは、例えばターゲ
ットがサポートするプロトコルやコマンドの種別や、タ
ーゲットのタイプをコード化したターゲットタイプ、タ
ーゲットのバージョン情報、等を記したものである。
【0039】そしてターゲットタイプとは、例えば、V
TRなのか、STBなのかといった、このターゲットの
機能の概要が分かる情報であり、これに、例えば139
4TAで議論されているAV/C Digital I
nterface Command Set(AV/C
−CTS)のsubunit#typeで示されるコー
ドや文字列で示すものを利用することが考えられる。
【0040】また、ターゲットの情報としては、先述し
たものの他に、後述する機能一覧8の特徴を示す情報を
持つことも可能であり、この機能一覧8のサポートレベ
ルやサイズ等を独自情報として記すことも可能である。
このようにしておくと、コントローラが機能一覧8の情
報を読み込む前に、コントローラ自体が、例えば、サポ
ートできるレベルのものであるか否か、どれだけのメモ
リ空間を確保しなければならないか、等を決定すること
が可能になり、無駄な転送を無くすことができて好適で
ある。
【0041】さらに、ターゲットの情報として、ターゲ
ットのユーザーインターフェース情報も有するようにす
ることも出来る。このユーザーインターフェース情報と
して、ターゲットの名称を文字列で表したターゲット名
や、メーカが製品の型番を文字列で示したモデル名、タ
ーゲットのアイコン等のターゲットを示す静止画オブジ
ェクト、等を有することが考えられる。
【0042】次に機能一覧8について述べると、これ
は、上述したターゲットの操作画面を構成するための情
報である操作画面情報、つまりターゲットの機能や状態
を示す情報の一覧である。この機能一覧8中には、ター
ゲットの操作画面を構成するために必要なオブジェクト
が含まれる。そしてこのオブジェクトには、オブジェク
トを識別するための識別情報、例えば、ID番号やオブ
ジェクトの種類を示す情報、等が含まれる。
【0043】ここで、オブジェクトについて簡単に説明
すると、まずオブジェクトを識別することが可能であれ
ば、ターゲットは任意の文字、数字等を識別情報として
用いても良く、これらの文字、数字の意味づけもターゲ
ット独自のものとしても良い。このようにすると、識別
情報をターゲットが付与する際の負荷を減らすことが出
来てよい。
【0044】またオブジェクトとしては、テキストデー
タや静止画データ等の表示データ、表示データとその属
性情報等を示す表示部品、いくつかの表示部品の集合で
あるグループ、表示部品やグループ等の表示要素の集合
であり操作や状態を示すためメニューとして用いるパネ
ル、等が挙げられる。尚、表示部品とは、機器の操作ボ
タン等の静止画データ、機能等を示すテキストデータ、
効果音等のオーディオデータ、静止画データやテキスト
データを含むプログラムコード、等の表示データからな
るもので、属性情報等を有していても構わない。オブジ
ェクトの情報としては、表示データからなるデータオブ
ジェクト、表示部品や表示要素のリスト、各種ヘッダー
情報や独自情報等の属性情報、及び識別情報がある。
【0045】各オブジェクトはリスト形式の階層化構造
を持つものとし、以下、本明細書中では、各データオブ
ジェクトやリスト自身を総称してオブジェクトと呼ぶこ
ととする。但し、各オブジェクトは必ずしもリスト構造
を取る必要はなく、識別情報等で区別されるのであれ
ば、データオブジェクトのみあるいは、属性情報とデー
タオブジェクトから構成しても良い。
【0046】これらの情報からなる機能一覧8の情報
は、伝送路1上のコントローラからの要求に応じて、機
能情報管理手段17を経由して、第2のプロトコル処理
手段18、非同期データ送受信手段5等を経て、コント
ローラに転送される。この機能一覧8は、ROM15と
RAM16に配置され、ROM15にはターゲット固有
のもので頻繁に書き換える必要がない情報、つまり機器
の操作ボタンを示す静止画データ等のオブジェクトが記
憶される。なお、このROM15はフラッシュROMで
構成することも可能であり、フラッシュROMとした場
合、機器の機能自体を書き換えることが可能となるので
よい。また、この機能一覧8が配置されたRAM16に
は、伝送路1上のコントローラや機器内部制御手段9
が、必要に応じて機能情報管理手段17を経由してオブ
ジェクトを書き込む。ここで書き込まれる情報はコンテ
ンツ情報や動作状態情報等である。
【0047】このコンテンツ情報とは、例えばSTB等
の放送を受信するターゲットの場合には、現在放送され
ている、番組タイトル、タイトル画面、テーマ音楽、概
要、出演者、等の番組情報であり、DVD等の情報を記
録するターゲットの場合には、タイトル、タイトル画、
テーマ音楽、概要、出演者、等のDVDディスクに記録
された情報、のことを言う。また動作状態情報とは、例
えばVTRの場合には、再生中、巻き戻し中、録画予約
中、等の機器の動作状態を示す表示部品、等のオブジェ
クトのことである。さらに、このターゲットを使用して
いるコントローラの識別情報等のネットワーク制御に必
要な情報や録画予約の日時とチャンネル番号等をRAM
16に書き込んでも良い。尚、本明細書において、ター
ゲットの状態を示す情報とは、ここに述べたコンテンツ
情報と、動作状態情報を含むものとする。さらに、例え
ば、VTRの再生ボタンのように、ボタンが押された場
合の静止画と、離された場合の静止画、等の各表示部品
の状態も含まれるものとする。
【0048】次に、機能情報管理手段17について述べ
ると、これは例えばIDやオブジェクトの種類を示す情
報であるオブジェクトの識別情報と、ROM15または
RAM16のアドレスとの変換及び各オブジェクトの管
理を行うものである。さらに単にアドレスの変換だけで
なく、例えば表示部品が書き換えられてデータサイズが
大きくなり、元のアドレス領域に書き込めない時には、
新たなアドレスを割り当てる、といった作業も行う。よ
って、伝送路1上のコントローラ、機器内部制御手段
9、第1のプロトコル処理手段6から、オブジェクトの
識別情報によって、機能情報管理手段17が各々のオブ
ジェクトを読み書き出来る。
【0049】なお、各オブジェクト等のアドレスが予め
判っている場合には、ROM15又はRAM16のアド
レスを用いてオブジェクトを読み書きしても良い。さら
に、これらを組み合わせて表示部品等を読み書きするこ
とも可能であり、オブジェクトの識別情報に示される表
示部品内の相対アドレスによって表示部品を読み書きし
ても良い。
【0050】また機能情報管理手段17は、新規にオブ
ジェクトが追加された時には、このオブジェクトに対し
て他のオブジェクトと重複しない識別情報を与え、オブ
ジェクトが消去された時には、このオブジェクトの識別
情報を無効にする、といったオブジェクトの識別情報の
管理を行う。
【0051】さらに機能情報管理手段17は、ターゲッ
ト自身によってオブジェクトが変更された際に、変更さ
れたオブジェクトをコントローラへ自発的に送信するの
で、コントローラが変化する可能性のあるオブジェクト
を常に監視する必要が無く、コントローラの処理を低減
でき、時々刻々変化するステータス情報やコンテンツ情
報を示すオブジェクトに対して容易に対応できるように
なる。
【0052】そして、機能情報管理手段17に、ターゲ
ット内の特定範囲の情報が変化した際にコントローラへ
通知する通知範囲を設けると、コントローラが、任意の
時点において所望しないデータがターゲットから通知さ
れることを防止出来るので、コントローラがこれらの処
理を行う必要が無くなり、その結果、処理効率を上げる
ことが出来るようになるので好適である。
【0053】尚、変更されたオブジェクトをコントロー
ラへ自発的に送信する代わりに、変更したオブジェクト
の識別情報のみを送信するように構成しても良い。この
ように構成すると、コントローラは変更したオブジェク
トの識別情報を用いて、第1のプロトコルで変更したオ
ブジェクトの送信要求を送り、第2のプロトコルで変化
したオブジェクトを得るようになる。
【0054】次に、機器内部制御手段9について述べる
と、これはこのターゲットの内部の機構、等を含む各構
成要素を制御する為のものであり、第1のプロトコル処
理手段6が受け取ったデータがターゲットの動作を示す
制御コードであれば、第1のプロトコル処理手段6の指
示により、この制御コードに従った動作を行わせる。
【0055】また機器内部制御手段9は、コントローラ
からのデータ要求に含まれる通知範囲の情報を処理す
る。ここでコントローラからのデータ要求に含まれる通
知範囲とは、ターゲット内の状態や機能が変化した際
に、ターゲットがどの範囲において変化を通知するか、
という範囲のことである。そして、コントローラが所望
する範囲が、コントローラからのデータ要求に含まれる
通知範囲として指定される。つまり、機能内部制御手段
9は、コントローラからのデータ要求から、通知範囲の
情報を取得し、ターゲット内の状態や機能が変化した際
に、この通知範囲内の変化のみを第2のプロトコルを用
いてコントローラへ通知するのである。尚、通知範囲と
して、機能一覧8全体、即ち機能一覧8に含まれる全て
の情報、又は機能一覧8の構成要素、即ちパネル単位、
表示部品単位、等のオブジェクト単位、を指定できる。
又、複数のコントローラが存在する時には、各々のコン
トローラの通知範囲に従い、通知範囲に変化した状態や
機能が含まれているコントローラに対してのみ、変化を
通知する。
【0056】なお、通知範囲として機能一覧8全体、又
は機能一覧8の構成要素としたが、例えば、機能一覧8
全体とターゲットの情報を含んだターゲット全体を通知
範囲とすることも可能であり、この場合でも同様の効果
が得られる。
【0057】機器内部制御手段9は、上述した動作の
他、機能一覧8内の情報のバージョン管理も行う。つま
り、このバージョン管理を行う為のバージョン番号はカ
ウンタを用いて生成されるのであるが、機能情報管理手
段17によって機能一覧8内のRAM16に記載されて
いる情報が変更される毎に、機器内部制御手段9はバー
ジョン情報生成手段18内のカウンタをインクリメント
する作業も行う。
【0058】このカウンタ値などにより示されるバージ
ョン情報には、機能一覧8のバージョンを示す機能一覧
バージョン情報と、機能一覧8内の構成要素、例えば機
能メニュー、表示部品、データオブジェクト、等、のバ
ージョンを示す要素バージョン情報が含まれる。
【0059】また、コントローラからターゲット内のデ
ータ要求を示すメッセージが来た時、ターゲットからコ
ントローラへ転送されるデータ中に、このデータに対応
したバージョン情報が含まれるので、コントローラは、
常に受信したデータのバージョン情報を確認できる。即
ち、コントローラが常に最新のデータを使用することが
可能となり、またデータの信頼性を高めることも可能と
なる。さらには、コントローラがデータをキャッシング
する際に、ターゲット内での状態変化により、機能一覧
8内の情報が変化したか否か等を容易に判別でき、キャ
ッシングを有効かつ簡単に行える。
【0060】次に、このターゲットで利用する第2のプ
ロトコルについて説明すると、第2のプロトコルは、第
1のプロトコルと異なるプロトコルであり、送信元と受
信先の間にコネクションを張った後、データの送信を行
い、各データ送信の全てに対しては応答を返さないもの
である。
【0061】例えば、送信元と受信先の間で情報を交換
して、データを書き込むアドレスや、一連続で書き込む
バッファサイズ、等の送信方法を取り決めてコネクショ
ンを張り、1394のライトトランザクションを複数回
連続して行ってデータを受信先に書き込み、データを転
送する。このような方法として、例えば、1394TA
で議論されているAsynchronous Seri
al Bus Connectionsがある。
【0062】そして第2のプロトコル送信手段18は、
この第2のプロトコルのターゲット側における処理、つ
まり送信元の処理を行うものであり、機能情報管理手段
17から機能一覧8の情報を受け取り、非同期データ送
受信手段5を経由してデータの送信を行うものである。
なおコネクションの接続/切断処理は、機器内部制御手
段9が、第1のプロトコル処理手段6及び非同期データ
送受信手段5を経由して、第1のプロトコルにより行
う。
【0063】このような各部材により構成されるターゲ
ットの、コントローラからの要求による動作について以
下に説明する。まず、ターゲットが伝送路1に接続され
た場合やコントローラが伝送路1に接続された場合、コ
ントローラは、まずターゲットの機器構成情報7を読み
込み、ターゲットに関する情報、例えば機器の種類やG
UI情報の有無、等の所在を確認し、読み込む。尚、機
器構成情報7は機能一覧8のアドレス情報を持つことや
存在のみを示すように構成することも可能である。
【0064】次に、コントローラはターゲットとの間に
第2のプロトコル用のコネクションを張る。そしてコン
トローラは、ターゲットに対して機能一覧8内のオブジ
ェクト、つまりパネルや表示部品、等を要求するデータ
要求を発行し、機能一覧8の情報を取得する。この時コ
ントローラは、機能一覧8の一部、例えば、表示部品の
みを要求するコマンドを発行し、表示部品とこのIDの
みを取得するように構成しても良い。
【0065】また、ターゲットがコントローラから制御
コードと使用者の操作情報を受け取った場合には、状況
に応じてこの制御コードとユーザの操作情報で示される
処理を行う。例えば、ターゲットの機能を示す表示部品
等のオブジェクトに対して、このオブジェクトの制御コ
ードが、使用者の操作情報である「選択」と共にコント
ローラからターゲットに送信されてきた場合には、非同
期データ送受信手段5は、このオブジェクトが示す機能
を実行するように機器内部制御手段9へ指示を出す。
尚、オブジェクトの制御コードとしては、オブジェクト
の識別情報、例えば、表示部品の識別情報、等が用いら
れる。
【0066】このように、コントローラからのGUI情
報の要求に対して、ターゲットは機能一覧8の情報を提
示するだけでよく、ターゲットの負荷を小さくできる。
また、ターゲットの各機能に対して、標準化団体等でコ
マンドを規定する必要が無く、現在想定できないような
新機能を持つターゲットでも、容易に伝送路1経由でこ
の新機能を使用することが可能になる。
【0067】なお、以上説明したターゲットにおいて、
同期データ送受信手段3、ターゲット信号処理手段4等
の構成要素は、ターゲットの機能に応じて任意に構成し
て良く、場合によってはこれらが存在しなくともよい。
また、各手段はハードウエア或いはソフトウエアのいず
れで構成してもよい。
【0068】そして、本実施の形態におけるターゲット
では、使用者の操作情報とオブジェクトの制御コードに
よりターゲットの機能を特定したが、使用者の操作とし
て「選択」以外が認められないように構成することも可
能である。このように構成すると、オブジェクトの制御
コードのみでターゲットの機能が特定可能となるので、
ターゲットは制御コードのみでターゲットの機能を実行
でき、ひいては伝送するパケットサイズを小さくできる
のでよい。
【0069】さらに、本実施の形態におけるターゲット
では、制御コードをオブジェクトの識別情報としたが、
この制御コードはターゲットが任意に設定して良く、例
えば、ターゲットの機能の種類別に付けた番号と、種類
毎のシリアル番号で構成しても良いし、ターゲット内部
で用いる独自の制御コードを用いても良い。このように
すると、ターゲット内の各機能の実装が容易となり、好
適である。
【0070】次に、AVCシステムのネットワーク制御
システムに用いられるコントローラについて、以下、図
面を参照しつつ説明する。図3は本実施の形態におけ
る、ネットワーク制御システム中のコントローラのブロ
ック図を示すものである。ここで、20は第1のプロト
コル処理手段、10はコントローラ信号処理手段、12
は機能一覧管理手段、13は機能データベース、14は
表示/機能選択手段、19は第2のプロトコル受信手段
である。
【0071】以下、これらの構成部品について簡単に説
明するが、図3において、図2と同一の構成要素には、
同一の符号を付して、その説明を省略する。まず、コン
トローラ信号処理手段10について述べると、これは、
同期データを同期データ送受信手段3から受け取り、こ
のコントローラに応じた信号処理を行う。例えば、この
コントローラが、ビデオモニタ等の映像を表示する能力
のある機器であれば、同期データ、例えば、MPEG2
のストリーム、等を復号し、画面上へ表示する。
【0072】次に、第1のプロトコル処理手段20につ
いて述べると、これは、パケット送受信手段2から新規
ターゲットの接続や、既存ターゲットの取り外し等、伝
送路1上のターゲットの情報を非同期データ送受信手段
5経由で受け取り、後述する表示/機能選択手段14に
伝達する。また、第2のプロトコル用のコネクションの
接続/切断やターゲットを制御するためのメッセージの
送受信を第1のプロトコル処理手段20によって第1の
プロトコルで行う。
【0073】機能データベース13は、書き換え可能な
メモリ空間に配置され、ターゲットから受け取った機能
一覧8をデータベースとして構成したものであり、この
データベースを、後述する機能一覧管理手段12を用い
て検索することにより、各ターゲットの情報や各機能の
情報等のオブジェクト、及び、これらのオブジェクトに
対応する識別情報、このオブジェクトを使用者に通知す
るための表示部品、使用者がこの表示部品を操作した時
に表示すべき表示部品や送信すべき制御コード等を取り
出すことが可能である。なお、機能データベース13は
必ずしも機能一覧8の全ての情報を常にもつ必要はな
く、必要な部分のみを保持するとしても良い。
【0074】ここで、コントローラとターゲットを同一
の機器内で構成する場合、この機器内のターゲットの機
能を改めてコントローラに指示する必要はなく、また、
機器内部の制御は機器内部制御手段9で直接行うので、
この場合は、ターゲットは、他のコントローラが使用す
るための機能一覧8を有するが、この機能一覧8をコン
トローラの機能データベース13に登録する必要はな
い。また、コントローラとターゲットを同一の機器内で
構成する場合、機能一覧8はその所在を機器構成情報7
に記しておくと共に、あらかじめ機能データベース13
に登録することも可能である。
【0075】第2のプロトコル受信手段19は、第2の
プロトコルのコントローラ側における処理、つまり受信
元の処理を行うものであり、ターゲットの機能一覧8等
を非同期データ送受信手段5経由で受け取り、後述する
機能一覧管理手段12に伝達する。尚、コネクションの
接続/切断処理は、機器内部制御手段9が、第1のプロ
トコル処理手段20及び非同期データ送受信手段5を経
由して、第1のプロトコルで行う。
【0076】次に、機能一覧管理手段12についてのべ
ると、これは伝送路1上のターゲットから受け取った機
能一覧8の情報を管理するものである。この情報管理に
ついて簡単に説明する。まず、非同期データ処理手段5
から新規ターゲットが接続されたとの情報を受け取った
時には、この新規ターゲットの機能一覧8の情報を読み
込むように非同期データ送受信手段5へ指示を出す。
【0077】次に、新規ターゲットの機能一覧8の情報
とこのバージョン情報が読み込まれた時には、この機能
一覧8を機能データベース13に登録するとともに、機
能一覧8のバージョン情報を機能一覧8と関連づけて記
憶する。
【0078】ここで、バージョン情報の記憶先は機能デ
ータベース13内に機能一覧8と共に記憶しても良い
し、機能一覧管理手段12が記憶し、管理しても良い。
また、機能一覧8内の構成要素が要素バージョン情報と
共に読み込まれた際には、この構成要素と要素バージョ
ン情報を関連づけて、コントローラの機能一覧8内に記
憶する。なお、要素バージョン情報は、機能一覧管理手
段12等が記憶し、管理しても良い。また、伝送路1上
の既存ターゲットが取り外された等の情報を受け取った
時には、機能一覧管理手段12は、機能データベース1
3から該当する機能一覧8を削除する。
【0079】ここで、既存ターゲットが取り外された時
に、該当ターゲットの機能一覧8を削除するのではな
く、コントローラ内の記憶手段に保管するように構成
し、再びこのターゲットが接続された時には、ターゲッ
トの識別子等でこのターゲットを認識し、コントローラ
内の記憶手段から機能一覧8を読出し、機能データベー
ス13に登録するように構成することも可能である。こ
のように構成しておくと、接続機器の登録を迅速に行う
ことが可能となり、好適である。尚、コントローラ内の
機能一覧8は、ターゲット内の機能一覧8と全く同一の
形式である必要はなく、同じ情報を含んでいればよい。
さらには、伝送路1上で第2のプロトコルを用いて伝送
された形式である必要はない。
【0080】次に、表示/機能選択手段14について述
べると、これは、コントローラの画面上に、第2のプロ
トコルを用いて受信したターゲットのGUI情報や機能
のGUI情報等を示す表示部品、例えば映像情報、音声
情報、文字情報、等を表示し、これを使用者へ通知する
と共に、使用者の操作に応じて、ターゲット及び機能の
選択や、各機能の実行指示等を第1のプロトコルを用い
て行うものである。また表示/機能選択手段14は、コ
ントローラ信号処理手段10から受け取ったデータ、例
えば映像や音声データ、や第1のプロトコル処理手段2
0または第2のプロトコル受信手段19から受け取った
データ、を表示/再生することも可能である。この時、
GUI情報等はコントローラ信号処理手段10から受け
取った映像データにオーバーレイ表示するように構成し
てもよいし、GUI情報表示画面と映像データの表示画
面を使用者の指示等により切り換え表示する構成として
もよい。さらに、表示/機能選択手段14は、機能一覧
管理手段12に指示を出して機能一覧8を検索し、伝送
路1上のターゲットやターゲットの機能を示す表示部
品、例えばターゲット名、機能名や表示用静止画、等を
画面上に表示する。
【0081】このような各部材により構成されるコント
ローラの動作について、以下に説明する。まず、使用者
がターゲットを示す表示部品を選択すると、機能一覧8
からこのターゲットのパネル(メニュー)を読み込み表
示画面上に表示する。
【0082】次に、使用者がパネルの中から機能を示す
表示部品を選択すると、機能一覧8から得たこの表示部
品に対応する制御コードと使用者の操作情報を、第1の
プロトコル処理手段20等を通して発行する。表示/機
能選択手段14はこの制御コードと使用者の操作情報に
対するターゲットの応答を第1のプロトコル処理手段2
0経由で受け取る。
【0083】また、第2のプロトコルにより、ターゲッ
トからオブジェクトの変更通知、例えば、変更したオブ
ジェクトの転送、を受けた際には、この変更されたオブ
ジェクトを画面上に表示する。よって、現時点でのター
ゲットの状態等に対して最新のGUIを表示画面上に表
示し、使用者に通知することが出来る。
【0084】なおバージョン情報を用いてオブジェクト
を管理することも可能であるが、ターゲットからバージ
ョン情報を付加してオブジェクトが送信された場合に
は、コントローラはバージョン情報をチェックし、バー
ジョン情報が更新されている際にのみ、画面上に表示す
るようにすればよい。
【0085】このようにコントローラが動作すること
で、ターゲットが複数のコントローラへ機能一覧の情報
を配信している場合、特定のコントローラの制約、例え
ばメモリ量、等により、この特定のコントローラが同一
バージョンのデータを欲した場合でも無駄な動作をする
必要が無く、処理を軽く画面更新の少ない良好な表示が
行えるのでよい。
【0086】またコントローラは必ずしもターゲットの
各機能を理解する必要はなく、例えば、現在想定できな
いような新機能を有するターゲットに対しても、コント
ローラはこの新機能に対する表示部品を機能一覧8から
取り出し、画面上に表示して、使用者に通知することが
できる。そしてこれらの表示部品により、使用者が新機
能を理解し、この機能を選択した場合には、コントロー
ラの表示/機能選択手段14は機能一覧8を参照して、
この新機能に対応する制御コードを得て、この制御コー
ドと使用者の操作をターゲットに対して発行し、ターゲ
ットでこの新機能を実行させることができる。よって、
上記構成を取ることにより、現在想定できないような新
機能でも使用者が実行することが可能となる。
【0087】なお、本実施の形態において、同期データ
送受信手段3、コントローラ信号処理手段10等の構成
要素はコントローラの機能に応じて任意に構成すること
も可能であり、またコントローラの機能に応じて、同期
データ送受信手段3、コントローラ信号処理手段10等
の構成要素を省略することも考えられる。
【0088】次に、本実施の形態において、第2のプロ
トコルが用いるコネクションの接続/切断方法につい
て、図面を参照しつつ説明する。図4は、第2のプロト
コルで用いるコネクションの接続/切断方法を示すもの
であり、(a)はイニシエータがある場合、(b)はイ
ニシエータがない場合であり、図中、40はイニシエー
タ、41はコントローラ、42はターゲットである。
【0089】尚、コネクションとは伝送路1上を流れる
データに対して論理的に構成された情報伝送用のパスで
あり、ターゲットやコントローラは複数のコネクション
を有していても良い。この時、各コネクションは、論理
的なプラグ番号やポート番号等でデータを送受信するア
ドレスなどを指定し、このプラグ番号やポート番号など
で各コネクションを区別する。
【0090】まず、イニシエータがある場合について説
明する。図4(a)において、イニシエータ40が、コ
ントローラ41とターゲット42の間に第2のプロトコ
ルのコネクションを張る。このコネクションにおいて、
第2のプロトコルで流れるデータの送信元はターゲット
42、受信先はコントローラ41である。イニシエータ
40はコントローラ41からコネクションに必要な情
報、例えば接続可能なバッファのアドレス等のコントロ
ーラ、のリソース情報、等を取得し、これを用いて、タ
ーゲット42に対してコネクションへの接続を試みる。
これが成功した際には、イニシエータ40はコントロー
ラ41に対してコネクションへの接続を行う。このよう
にして、コントローラ41とターゲット42の間にコネ
クションを確立する。また、コネクションを切断する際
にも同様に、イニシエータ40はコントローラ41をコ
ネクションから切断し、次にターゲット42をコネクシ
ョンから切断する。これが成功した際には、イニシエー
タ40はコントローラ41がコネクション用に確保して
いたリソースの解放を行う。
【0091】次に、イニシエータがない場合について説
明する。図4(b)において、コントローラ41が、コ
ントローラ41とターゲット42の間に第2のプロトコ
ルのコネクションを張る。このコネクションにおいて、
第2のプロトコルで流れるデータの送信元はターゲット
42、受信先はコントローラ41である。つまり、図4
(a)におけるイニシエータをコントローラが兼務して
いる。コントローラ41はコントローラ41自身のコネ
クションに必要な情報、例えば、接続可能なバッファの
アドレス等のリソース情報、等を取得し、これを用い
て、ターゲット42に対して、コネクションへの接続を
試みる。これが成功した際には、コントローラ41はコ
ントローラ41自身に対してコネクションへの接続を行
う。このようにして、コントローラ41とターゲット4
2の間にコネクションを確立する。また、コネクション
を切断する際にも同様に、コントローラ41は、自身を
コネクションから切断し、次にターゲット42をコネク
ションから切断する。これが成功した際には、コントロ
ーラ41は自身がコネクション用に確保していたりソー
スの解放を行う。なお、このコネクションの確立方法は
第2のプロトコルに依存するので、第2のプロトコルに
適切な方法で、イニシエータがコネクションを張ればよ
い。
【0092】次に、本実施の形態における機能一覧8の
構成について、図面を参照しつつ簡単に説明する。図5
は、図2及び図3で示した機能一覧8であって、パネル
を1つ持つ場合の構成例を示すものである。また、この
図5では、パネル、グループ及び表示部品をまとめて表
示要素と記している。パネルは、ターゲット内のGUI
情報を示すものであり、リストを用いて構成される。グ
ループは、パネル内の表示要素の集合を示すもので、一
次元配列を用いて構成される。なお、グループは必ずし
も必要なものではなく、これを省略することも可能であ
る。グループを省略した場合はパネルリストに直接表示
部品の識別情報を記しても良い。表示部品は、アイコン
やボタン等を示すもので、表示データの識別情報を持っ
ても良い。表示データは、静止画データ、音声データ、
テキストデータ等の表示部品の実データを示すものであ
る。なお、機能一覧は複数のパネルを有していても良
い。
【0093】ここで、パネル、グループ、表示部品、表
示データを総称してオブジェクトと呼ぶ。各オブジェク
トは1次元の配列からなり、配列の各要素として、識別
情報とデータ部、即ち属性情報、又は実データを有す
る。この属性情報中に他のオブジェクトの識別情報を記
すことも可能であり、この時、各オブジェクトはリスト
構造を取り得る。オブジェクトは各々のオブジェクトを
識別する識別情報を有するが、この識別情報は、識別子
としてのID番号、オブジェクトの種類を示すタイプ情
報、等を用いて構成される。そしてこれらによりオブジ
ェクトが特定される。またオブジェクトは属性情報も有
するが、各オブジェクト内の属性情報は各々の属性を識
別する識別情報を有し、この識別情報は、識別子として
のID番号、属性の種類を示すタイプ情報、等を用いて
構成される。そしてこれらにより各属性情報を特定す
る。
【0094】その他、オブジェクトは独自の情報も有す
るが、この各オブジェクトの独自情報はオブジェクト固
有の情報を示すものである。例えば、オブジェクトのバ
ージョン情報、オブジェクトの大きさを示すサイズ情
報、オブジェクトの配置情報、フォントサイズ、等の情
報である。そしてこれらの独自情報は、属性情報とし
て、各オブジェクト内に記される。
【0095】また、参照先、即ち表示要素や表示部品、
の識別情報は、オブジェクト間のリンク関係を示すもの
である。そしてこのような構成を取ることで、パネルや
グループの集合体を示している。さらに、表示部品は表
示データへのリンクを持つことで、複数の表示部品が同
一の表示データを使用することが可能となる。ここで、
参照先の識別情報は、属性情報として取り扱い、識別情
報で区別された属性情報のひとつとして、参照先情報を
有する。
【0096】尚、コントローラ及びターゲット内の機能
一覧8の物理的/論理的構成は、図5に示すような構成
を必ずしもとる必要はなく、コントローラとターゲット
で同一内容の情報を共有できれば、その構成形態はこれ
に限定されない。即ち、例えば、機能一覧8内の各部品
は必ずしも図5に示すようなリンクを物理的に持つ必要
はなく、各オブジェクト単位でコントローラからアクセ
スできればよい。
【0097】このように、参照先の識別情報や独自情報
等を、同一のフォーマットで属性情報としてまとめるこ
とで、コントローラが行う処理を共通化でき、プログラ
ムのコードサイズを小さく、かつ処理を軽くできるので
よい。さらに、機能一覧のデータを作成する際にもデバ
ッグや変更、作成が容易となるので好適である。尚、機
能一覧は、リスト形式ではなく、表形式やディレクトリ
形式等で構成しても良い。
【0098】また、ターゲットは、他のオブジェクトと
同様に複数のパネルを有していても良く、コントローラ
が機能情報を読み込む際に所望のパネルを指定するよう
に構成しても良い。さらに、パネルは、ひとつのメイン
パネルと複数のサブパネルからなる構成とすることも可
能であり、この場合はメインパネルの参照先を示す属性
情報中にサブメニューへのリンクを示す表示部品を記せ
ばよい。この時、表示部品は、静止画やテキストデータ
等で参照先のサブメニューを示す。そしてコントローラ
上で使用者がこの表示部品を選択した際には、コントロ
ーラは参照先のサブメニューを画面上に表示する。この
サブメニューとしては、例えば、ターゲット内の一部の
機能を示す操作メニュー、使い方を示すヘルプメニュ
ー、ターゲット内のコンテンツ情報のみを集めたコンテ
ンツメニュー、編集作業を行うための編集メニュー、タ
ーゲットの設定を行うための設定メニュー、等が考えら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0099】次に、本実施の形態におけるネットワーク
制御システムにおけるコントローラとターゲットの動作
について、図面を参照しつつ説明する。図6は、本実施
の形態に係るネットワーク制御システムの説明図であ
る。尚、以下の説明はイニシエータがない場合、つま
り、コントローラがイニシエータを兼ねる場合、につい
て説明する。まず、ターゲットが伝送路1に接続された
場合、この伝送路1上にあるコントローラは、バスリセ
ット信号等で新規ターゲットを認識し、機能一覧管理手
段12の指示により、新規ターゲットから伝送路1を通
して、まず、機器構成情報7内に記されたターゲットの
情報を読出し、次にターゲット自身を示す、例えばテキ
ストオブジェクト、静止画オブジェクト、等のデータオ
ブジェクトを読み込み、そしてこれらをコントローラの
機能データベース13内に登録する。この時、表示/機
能選択手段14は、機能一覧管理手段12を通して、機
能データベース13を参照し、ターゲット自身を示すデ
ータオブジェクトを用いて、このコントローラに接続さ
れているターゲットの一覧を表示する。
【0100】次に、使用者がリモコンのポインティング
機能、例えば十字キー、等により、ターゲットの静止画
オブジェクトを選択した場合、表示/機能選択手段14
は機能一覧管理手段12にターゲットのGUI情報を要
求し、ターゲットのパネル(メニュー)を読み込み、コ
ントローラ内の機能一覧8に記憶する。この時、まずコ
ントローラは第2のプロトコルで必要なコントローラ内
のリソースを確保し、図6で示したメッセージ通信10
1、即ちコネクションの接続要求を第1のプロトコルで
ターゲットへ送信する。次にターゲットはコネクション
への接続が可能か不可能かを確認し、可能であれば、コ
ネクションへ接続する。そしてメッセージ応答111で
ターゲットが了承したのを確認すると、コントローラは
自身をコネクションへ接続し、コネクションが確立す
る。
【0101】次に、コントローラはメッセージ送信10
2でデータの伝送要求をターゲットへ送信する。このメ
ッセージ送信102は、コントローラがターゲットと情
報を一致させたい範囲を示す通知範囲の情報を含む。そ
してこの送信に対する応答として、ターゲットは1次応
答112を返すと共に、第2のプロトコルで機能一覧8
中のパネル(メインメニュー)のデータをコントローラ
へ送信する。
【0102】ここで、通知範囲を示す情報をコントロー
ラがターゲットに通知しておくと、コントローラが現在
表示していない情報、等の着目していない情報に対し
て、ターゲットはコントローラへ変更通知を行わないの
で、コントローラが現在時点で不要なデータを送りつけ
られ、処理を強いられることが無くなり、コントローラ
の処理効率を上げることが出来るようになり、好まし
い。
【0103】なお、このメッセージ応答112には、通
知範囲に応じたバージョン情報を含んでいても良い。こ
の時コントローラは、ターゲットの機能一覧のバージョ
ン情報を機能一覧を読み込む前に取得でき、コントロー
ラが既にキャッシングしているものと同じであれば、再
度読み込む必要はなく、即ち伝送されてきたデータを捨
てれば良いことになる。つまり、コントローラで不要な
データ更新や画面更新をする必要が無く、使用者に使い
やすい表示画面を提供でき、故にコントローラの処理を
簡単化できる。また、第2のプロトコルで送るデータ
は、機能一覧8の全体のデータでも良いし、メッセージ
送信102で指定されたパネルとしても良い。
【0104】このようにして、コントローラはパネルの
全データを取得し、画面上に表示する。なお、通知範囲
はメッセージ送信101でターゲットに送信するとして
も良く、同様の効果が得られる。さらに、メッセージ応
答111はターゲットの機能一覧のバージョン情報を含
むように構成しても良い。この時コントローラは、メッ
セージ送信102を送信する前にターゲットの機能一覧
のバージョン情報を取得でき、コントローラが既にキャ
ッシングしているものと同じであれば再度読み込む必要
はなく、これを伝送する手間が省け、ひいては伝承量を
減らすことが出来るのでよい。
【0105】次に、使用者がリモコンの上下左右を示す
十字キー等によるリモコンのポインティング機能等によ
り、例えば、ターゲットの再生機能を示す表示部品を選
択した場合、表示/機能選択手段14は、ターゲットが
付けた表示部品の識別情報を制御コードとして、使用者
の操作情報、例えば「選択」、と共にターゲットへ送信
する。つまり、リモコンの上下左右を示す十字キーで表
示部品上にカーソルを移動し、「選択」ボタンを押した
後に、カーソルを表示部品から離した場合でも、この表
示部品の識別情報(制御コード)と使用者の操作情報
(「選択」)を、メッセージ送信103として、ターゲ
ットへ送信する。
【0106】また、さらに細かい使用者の操作情報をタ
ーゲットへ送ることも可能であり、リモコンやポインテ
ィングターゲットの操作で、表示部品に対して、「押
す」「離す」「2回押す」等の操作が行われた場合、こ
れらの操作情報をターゲットへ送ることも可能である。
ここで、使用者の操作情報はコード化して表示部品の識
別情報と共に送っても良いし、各々をひとつのコマンド
(オペランドは表示部品の識別情報等の制御コード)と
して送っても良い。
【0107】なお、表示部品に対して選択の操作しか許
可しない、等の場合には、ターゲットに対して表示部品
の制御コード(識別情報)のみを送信するように構成す
ることも可能である。このような構成とすると、処理を
単純化できると共に、伝送路1のトラフィックを減らす
ことが可能となる。
【0108】次に、操作要求の応答として、メッセージ
応答113ではメッセージ送信103がターゲットで受
領されたか、拒否されたか、サポートしていないかとい
った応答を返す。
【0109】なお、このメッセージ応答113にバージ
ョン情報を含むように構成しても良い。この時、メッセ
ージ送信103に応じて機能一覧内のデータが変化する
か否かを、次のデータ要求を行う前に、または、ターゲ
ットが自発的にデータを送信する前に知ることができ、
あらかじめ、コントローラ内部で画面更新等の準備が可
能となり、ひいては使用者に見やすい画面を提供できる
のでよい。
【0110】次に、ターゲット内の状態が変化し、ター
ゲット内の機能メニューリスト、表示部品リスト、デー
タオブジェクト、等のオブジェクトが変化した時、ター
ゲットは、第2のプロトコルを用いて、自発的に変化し
たデータ(表示部品)をターゲットへ送信する。ここ
で、変化したデータ(表示部品)はひとつに限定するも
のではなく、複数の表示部品が一度に変化した際には複
数の表示部品を送信することが可能である。なお、変更
したデータの送信は、使用者の操作によるものだけでな
く、ターゲット内部の状態が変化した際にも自発的に変
更されたデータを送信する。
【0111】なお、ここでは送信するのは表示部品単位
で説明したが、変化した属性情報のみを送信するように
構成しても良い。この場合、変化した表示部品の識別情
報とともに、変化した属性情報のみを送ることになる。
同様に、表示データのみが変化した場合には、表示デー
タのみをコントローラへ送信することになる。このよう
に変化した属性情報や表示データのみを送信すること
で、伝送するデータ量を減らすことができ、応答性を改
善し、ターゲット及びコントローラの処理を軽減できる
ので好適である。
【0112】また、通知範囲としてパネル単位を指定
し、使用者の操作等によって表示するメニューが変化し
た場合、ターゲットは新たなパネルをコントローラへ送
信すると共に、新パネル内の情報が変化した場合のみコ
ントローラへターゲットの情報の変化の通知を行う。こ
のように構成することにより、簡単な構成で効率よく、
つまり、少ない記憶領域で状態変化情報をコントローラ
が取得することができるようになり、好ましい。これは
パネルに限定するものではなく、各表示部品に対しても
同様に適用可能である。
【0113】そして、機能一覧管理手段12は、この変
化した表示部品のデータを該当する機能一覧8に書き込
み更新し、表示/機能選択手段14は更新された機能一
覧を表示する。コントローラが、ターゲットの機能一覧
8の表示を終了した際には、コントローラは、コネクシ
ョンから自身を切断し、メッセージ通信104(コネク
ション切断要求)を第1のプロトコルでターゲットへ送
信する。ターゲットは、コネクションへの切断が妥当か
否かを確認し、妥当であれば、コネクションへの接続を
切断する。メッセージ応答114でターゲットが了承し
たのを確認すると、コントローラは自身で確保していた
第2のプロトコルで必要なコントローラ内のリソースを
解放する。
【0114】なお、以上の説明において、コネクション
の接続はコントローラがターゲットの情報を画面上に表
示する時に行うとしたが、ターゲットの電源が入ってい
る間は常にコネクションを確立することや、コントロー
ラが接続されたターゲットの一覧等のGUI情報を表示
する際にコネクションを張るとしても良いし、コネクシ
ョンの切断に関しても同様である。
【0115】また、第2のプロトコルで伝送するデータ
の識別情報或いは属性情報中に、使用者への強制通知を
示す情報を付加し、コントローラがこのデータを受信し
た際には、強制的に画面表示、又はオーディオ再生を行
うように構成しても良い。
【0116】このように、例えば、録画予約の重複等の
ターゲットで不許可の操作がなされた時や、VTRのテ
ープが絡まる、等のようにターゲット内で異常が生じた
際に、使用者に対して、警告や指示を映像や音声等のG
UI情報で与えることが可能になり、使用者が正確にタ
ーゲットの状況を素速く察知することができるので好適
である。
【0117】そして、第2のプロトコルで伝送するデー
タとして、画面一部または全体のビットマップ、テキス
トデータ,等を用いてOSD(On Screen D
ata)を構成し、コントローラが画面上に表示すると
しても良い。さらに、コントローラの画面上での配置位
置はコントローラが決定するように構成しても良い。こ
の場合は、画面の大きさやアスペクト比等に応じて適切
な位置に適切な大きさで表示し、使用者へ通知すること
が可能となる。
【0118】さらに、メッセージ応答にバージョン情報
を含むとしても良い。この場合は、第2のプロトコルで
送信されるデータのバージョン情報と一致するか否かを
判定することで、第2のプロトコルで送信されたデータ
が適切なデータか否かを判定できるので、第2のプロト
コルで送信されるデータを全て取得する必要が無くな
り、ひいてはコントローラの処理が簡素化でき、迅速な
処理が可能となる。
【0119】また、バージョン情報の特定の値に意味を
持たせることも可能である。例えば、バージョン情報の
値が「0」である時には、この表示部品は不変であるこ
とを示す、とする事も可能である。つまり、情報を追加
することなく不変の表示部品と可変の表示部品を扱うこ
とが可能になり、コントローラの処理を簡単化できると
ともに、情報量を減らすことが可能となり、好適であ
る。
【0120】次に、コントローラの送受信動作につい
て、図面を参照しつつ説明する。なお、通信時等のエラ
ー処理の説明は省略する。図7は、コントローラの動作
フローを示すフローチャートであり、(a)は第1のプ
ロトコルに関する動作、(b)は第2のプロトコルに関
する動作を説明するものである。そして図7(a)及び
(b)に示したフローは、コントローラ上で平行して動
作する。
【0121】図7(a)において、コントローラは、使
用者がリモコンのメニューボタンを押す等のコントロー
ラ内部の要求によりターゲットに対して第2のプロトコ
ル用のコネクションを処理501で確立する。そして使
用者の操作に応じてターゲットのGUIを表示させるた
め、処理502でターゲットに対してデータの要求をメ
ッセージ送信する。このデータの要求に対する応答を処
理503で待ち、ターゲットから承認通知を受け取った
後、処理504で使用者の操作を検出する。使用者がコ
ントローラ上の操作画面に対して、操作を行い、この操
作をターゲットに通知する場合には、処理502で、例
えば、オブジェクトの識別情報と使用者の操作情報をタ
ーゲットへ送信する。
【0122】一方、使用者の操作がなかった場合、処理
505で終了判定を行い、使用者の操作等により、コン
トローラがターゲットのGUI情報を表示する必要がな
いと判断した時は、処理506でコネクションを切断す
る。一方、継続してターゲットのGUI情報をコントロ
ーラが表示する場合等には、処理504でターゲットへ
伝達すべき使用者の操作をチェックする。
【0123】図7(b)で示される動作フローは、コン
トローラが、図7(a)の処理501でコネクションが
確立した後に開始されるものである。まず、処理510
で第2のプロトコルでのデータの受信をチェックする。
ここで、データを受信した際には処理511でバージョ
ン番号をチェックし、新規読み込み又はバージョン情報
が異なっていた場合は、コントローラ内の保持データを
処理512で更新すると共に、処理513でバージョン
情報を更新し、処理514で画面表示を更新する。ま
た、バージョン情報が同じ場合、処理512〜514を
スキップし、画面表示を変更しない。
【0124】処理514で画面表示を更新した後、及
び、処理510でデータを受信していない際には、処理
515で終了判定を行い、使用者の操作等によりコント
ローラがこのターゲットのGUI情報を表示する必要が
ないと判断した時は、この動作フローを終了する。一
方、継続してこのターゲットのGUI情報をコントロー
ラが表示する場合等には、処理510でデータの受信を
待つ。なお、処理510と処理515は、同時に終了判
定を行うように構成しても良い。
【0125】次に、ターゲットの送受信動作について図
面を参照しつつ説明する。なお、通信時等のエラー処理
の説明は省略する。図8は、ターゲットの動作フローを
示すフローチャートである。まずターゲットは、コント
ローラがコネクションを確立するのを処理601で待
ち、コネクションが確立した後、処理602でコントロ
ーラからのメッセージの有無をチェックする。メッセー
ジが来ていない時には、処理603でターゲット内部の
状態をチェックし、状態が変化していない時には、処理
611で終了判定を行う。コントローラによるコネクシ
ョンの切断やコントローラからメッセージでの終了通知
を受信した場合等には、この動作フローを終了する。一
方継続する場合には、処理602へ戻る。
【0126】処理602でメッセージが来ている時に
は、このメッセージが何を意図するものであるかを判定
し、各メッセージに応じて、処理604及び処理609
で、ターゲットの状態、ターゲットがこの機能をサポー
トしているか等を考慮し、このメッセージの実行可能性
に応じて、メッセージ応答をコントローラへ送信する。
受信メッセージがデータ要求である時には、処理605
で実行可能性を判断し、可能であれば、了承の応答をコ
ントローラへ送ると共に、処理606で、機能一覧を作
成、または、既存の機能一覧がある場合には既存の機能
一覧を、処理608でコントローラへ送信する。一方、
実行不可能な場合には、実行拒否等のメッセージをコン
トローラへ送る。
【0127】同様に、処理603でターゲット内部の状
態が変化した際には、処理607で機能一覧を更新し、
処理608で機能一覧をコントローラへ送信する。ま
た、例えば、オブジェクトの識別情報と使用者の操作情
報など、受信したメッセージがデータ要求でない時に
は、各々のメッセージに応じた処理を処理609で行
う。この処理609で、実行可能性を判定し、実行可能
であれば、了承のメッセージ応答をコントローラへ送信
し、処理610でこのメッセージに対応する処理を行
う。一方、実行不可能な場合には、実行拒否等のメッセ
ージをコントローラへ送る。なお、ここでは、終了判定
は、処理611で行うとしたが、コントローラからのコ
ネクション切断メッセージやGUI表示終了メッセージ
等を受信した場合には、処理610で終了処理を行い、
この動作フローを終了するとしても良い。
【0128】次に、本実施の形態における、第2のプロ
トコルによるデータ伝送確認時の処理について、図面を
参照しつつ説明する。図9は、本発明における第2のプ
ロトコルでのデータ伝送確認時の処理を示す説明図であ
る。図9は、図6において、メッセージ送信102から
データ201までの伝送における伝送データの確認処理
を示したものである。ここで、図6と同一の伝送につい
ては、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0129】コントローラは、メッセージ送信102に
よってデータ要求を行い、その応答として、メッセージ
応答112でターゲットは了承した旨をコントローラへ
返答する。そして、ターゲットは、データ201でバー
ジョン情報を含むデータ、例えば機能一覧、を第2のプ
ロトコルで送信する。この時、伝送路、ターゲット或い
はコントローラで伝送エラーが生じ、データ201で転
送したデータが正しくコントローラへ送られなかった
時、コントローラはタイムアウト、データのパリティチ
ェックやサイズチェック等で第2のプロトコルで正常な
伝送が行われなかった可能性を検出する。
【0130】次に、コントローラはターゲットに対し
て、メッセージ送信105でターゲットが正常に第2の
プロトコルでデータを出力したか否かを確認する。そし
てターゲットは、第2のプロトコルでのデータ転送が正
常に終了しているかを確認し、正常終了している時に
は、了承のメッセージ応答を、正常終了していない時
は、状況に応じたエラーの応答をメッセージ応答115
で返信する。
【0131】メッセージ応答115で送信済みを示すメ
ッセージが返ってきた際、送出エラーを示すメッセージ
が返ってきた際等には、コントローラは第2のプロトコ
ルで送信したデータが紛失或いは伝送時にエラーが生じ
たと認識し、メッセージ122で再度データを要求す
る。ターゲットは、このデータ要求を受けて、メッセー
ジ応答132で了承したことを伝え、第2のプロトコル
を用い、データ210で指定されたデータを再度送出す
る。
【0132】なお、ターゲットからの第2のプロトコル
でのデータ送信に対して、コントローラは常にメッセー
ジ送信で状況確認するように構成しても良い。さらに、
ターゲットが自発的に第2のプロトコルでデータを送信
する際にも、コントローラが不正なデータを検出した際
には、同様に、第1のプロトコルのメッセージを用いて
確認/再送要求を行えばよい。
【0133】このように、第2のプロトコルでのデータ
伝送の確認や再送要求を第1のプロトコルで行うことに
より、第2のプロトコルでのデータ伝送を確実に行うこ
とが可能となり、システムの信頼性を向上させることが
可能となるので良い。さらに、伝送路だけでなく、コン
トローラ内やターゲット内でのエラーにより正常な伝送
が行えなかった場合でも、このように直接送信元と受信
先でデータを確認することで、これらのエラーを検出で
き、正常な伝送が確保できるので好適である。
【0134】次に、本実施の形態における表示要素の構
成について、図面を参照しつつ説明する。図10(a)
は、本発明における表示要素の構成を示す構成図であ
る。ここで、50は表示要素、51は表示部品の識別情
報、52は表示部品のサイズ情報、53は第1の属性の
識別情報、54は第1の属性のサイズ情報、55は第1
の属性情報データ、56は第2の属性の識別情報、57
は第2の属性のサイズ情報、58は第2の属性情報デー
タである。尚、図10(a)中、ここでは横方向16ビ
ットとするが、これに限定されるものではない。
【0135】表示要素の識別情報は、表示要素のID番
号や種類を示すタイプ情報、等からなり、この表示要素
が何であるかを識別する為のものである。表示要素のサ
イズ情報は、この表示要素の属性情報全体、即ち属性部
の大きさを示すもので、例えば、バイト数で表される。
【0136】属性部は、この表示要素の属性を記す部分
であり、属性には表示要素の大きさ、(ピクセル数)
や、位置情報(ピクセル数)、等を含み、表示要素がパ
ネルやグループである場合にはリンクを有するオブジェ
クトの識別情報も含む。そしてこれらの情報、即ち各属
性の識別情報、各属性のサイズ情報、各属性の属性情報
データは同一の形式で表される。また各属性情報の順番
は任意であり、各属性は識別情報で区別される。属性の
識別情報は、属性のID番号や種類を示すタイプ情報等
からなり、属性が何であるかを識別するものである。属
性のサイズ情報は、この属性の属性情報データの大きさ
を示すもので、例えば、バイト数で表される。
【0137】このように、表示要素、即ちパネル、グル
ープ、又は表示部品は、同一のデータフォーマットを有
しており、識別情報及びサイズ情報の後に1又は複数の
属性情報が並んでいる。さらに、各属性情報も表示要素
と同一のデータフォーマットを有している。
【0138】以上のように各表示要素でデータフォーマ
ットを統一することで、コントローラの処理が簡素化で
き、処理を高速化できると共に、デバッグが容易となる
ので好適である。さらに、各表示要素と各属性情報でデ
ータフォーマットを統一することでコントローラの処理
を統一することができ、処理を高速化/簡素化ができる
と共に、処理ソフトウエア及びデータの作成が容易とな
り、好ましい。
【0139】次に、図10(b)について説明すると、
これは本発明における属性情報の構成を示している。ま
ず、属性のサイズ情報は識別情報の一部に組み込まれ、
サイズ情報のフィールド(例えば4ビット)でこの属性
情報の大きさを示す。例えば、サイズ情報フィールドに
1が書かれた場合、属性情報の大きさは1ワード(16
ビット)を意味し、2が書かれた場合、2ワードを意味
する。このように識別情報の一部のフィールドを用い
て、サイズ情報を記することにより、属性情報データが
小さい属性情報に対して、データ量を減らすことが可能
となる。
【0140】例えば、機能一覧中にひとつの大きなサイ
ズの属性情報がある場合、属性のサイズ情報53等をそ
れに合わせて大きくする(例えば、4バイト)必要があ
るが、この時、大多数の小さなサイズの属性情報に対し
ては、図10(b)で示した方法を用いることにより、
小さなサイズの属性情報のデータ量を減らすことがで
き、メモリ量を節約可能である。さらに、サイズ情報フ
ィールドで示すサイズの単位を大きくすることで、多少
大きなデータでもこの形式で表現することが可能とな
り、属性のサイズ情報54等をなくすことが出来る。な
お、ここで、コントローラ内部及びターゲット内部で、
これらのデータをこのデータフォーマットのまま記憶す
る必要はなく、伝送時のデータフォーマットとして統一
されていればよい。もちろん、伝送路1上を伝送する際
には、このデータフォーマットで記されたデータに対し
て、パケット分割やヘッダ付加等が行われる。
【0141】次に、本実施の形態における表示データの
構成について、図面を参照しつつ説明する。図11は、
本発明における表示データの構成を示す構成図である。
ここで、60は表示データ、61は表示データの識別
子、62は表示データのサイズ情報、63は実データで
ある。表示データの識別情報は、表示データのID番号
や種類を示すタイプ情報等からなり、この表示データが
何であるかを識別するものである。表示データのサイズ
情報は、表示データの実データの大きさを示すもので、
例えば、バイト数で表される。尚、ここで識別情報やサ
イズ情報のビット数は、表示要素のそれと異なっていて
も良い。実データは、表示データの実際のデータを格納
する部分であり、ビットマップの画像データ、音声デー
タ、テキストデータ、プログラムデータ等が格納され
る。
【0142】なお、例えば、これらのビットマップの種
類や大きさ等を示す属性情報は、表示部品の属性情報と
して記載される。また、図10と図11においては、デ
ータ構成が識別情報→サイズ情報→識別情報→サイズ情
報…の順になされているが、この順番はこれに限定され
るものではなく、例えばサイズ情報→識別情報→サイズ
情報…のような順番で構成されていてもよい。
【0143】次に、本実施の形態における機能一覧の構
成について、図面を参照しつつ説明する。図12は、本
発明における機能一覧の構成を説明する説明図であり、
図13は、コントローラでのパネルの表示例である。図
12において、機能一覧内の1つのパネルはVTRのメ
ニューを示すものであり、表題、タイトル画、さらに
は、背景情報や大きさ等の独自情報と、グループへのリ
ンク、即ちグループの識別情報を属性情報中に有する。
このグループは、機能や表示に応じた表示部品の集合を
示すもので、例えば、コンテンツ、デッキ部、チューナ
ー部の3つのグループである。このグループは、グルー
プの大きさ、配置や背景情報等の独自情報と、表示部品
へのリンク、つまり表示部品の識別情報を属性情報中に
持ち、表示部品へのリンクはこのグループに属する表示
部品を指し示す。
【0144】ここで、表示部品は、アイコン、ボタン、
スライダ、チェックボックス、テキストエントリ等を表
示するための部品であり、独自情報として、表示部品の
大きさ、配置、状態情報、変数情報等と、表示データへ
のリンク(表示データの識別情報)を属性情報中に有す
る。なお、例えば、スライダ、チェックボックスやテキ
ストエントリのような表示部品は、表示データを持た
ず、その特徴、機能や動作を表示部品として表し、その
表示はコントローラに依存するように構成しても良い。
【0145】表示データは、静止画データ、動画デー
タ、テキストデータ、オーディオデータ、プログラムデ
ータ等のデータであり、パネル、グループ或いは表示部
品の表示データを示すものである。
【0146】次に、このようなパネルについて、図面を
参照しつつ簡単に説明する。図13は上述のパネルを表
示した場合の一例である。ここで、各グループはコント
ローラの画面上に表示しない。もちろん、各グループを
グループの表題及びタイトル画等と共に画面上に表示す
るように構成しても良い。
【0147】また、本実施の形態におけるコントローラ
の、パネル構成例のその他の例を図14に示す。ここ
で、パネルは、1つのビットマップデータを任意に分割
した表示部品の集合として構成される。画面部分データ
701、702、703、704は、このパネルを示す
一枚のビットマップデータを分割したものであり、各々
が表示部品として、パネルにこれらの表示部品の識別情
報を有する。
【0148】使用者の操作やターゲット内の状態変化に
より、いずれかの表示部品の表示データ(画面部分デー
タ)が変化した場合、この表示部品単位で、ターゲット
はコントローラへ変化を通知することで、使用者に変化
を通知することができる。
【0149】なお、ここではパネルを示す一枚のビット
マップデータを複数に分割したが、パネルを示す一枚の
ビットマップデータのみでパネルを構成しても良く、使
用者の操作やターゲット内の状態変化により、ターゲッ
トがデータを送る際に多くのデータを送る必要がある
が、同様の効果が得られる。
【0150】以上、本実施の形態では、コントローラは
画面表示を行うとしたが、画面表示を行う表示手段をコ
ントローラやターゲットと別に有し、使用者がこの表示
手段の画面表示を見て、コントローラに対して、リモコ
ン等で操作するとしても良く、この場合も同様の効果が
得られる。ここで、表示手段は、コントローラやターゲ
ットと同一機器内にあっても良いし、別機器であっても
良い。
【0151】また、この時、第2のプロトコルで伝送さ
れるデータはコントローラではなく、表示手段が受信し
て画面上に配置し表示するとしても良いし、コントロー
ラが受信し表示手段の画面サイズ等にあわせて配置を行
い、表示手段に適した大きさ、アスペクト比等のビット
マップデータを作成し表示手段へ第2のプロトコルで送
信し、表示手段が表示するとしても良い。
【0152】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
ネットワーク制御システムによれば、アイコン等の大容
量データに対して、適切なプロトコルを用いることが可
能になり、伝送効率が良く、迅速なデータ伝送が可能と
なる。
【0153】本発明の請求項2に係るネットワーク制御
システムによれば、制御コードと大容量データの転送に
対して、必要に応じて各々適切なプロトコルを用いるこ
とが可能になり、無駄が少なく、良好な伝送効率を得る
ことができる。さらに、データの伝送と制御コードが同
一のプロトコルに混在しないので、両者の区別が容易と
なり、さらに、コントローラ及びターゲットでの処理を
簡素化でき、処理速度を向上することができる。
【0154】本発明の請求項3に係るネットワーク制御
システムによれば、簡単な構成で、アイコン等の大容量
データに対して、適切なプロトコルを用いることが可能
になり、伝送効率が良く、迅速なデータ伝送が可能とな
る。
【0155】本発明の請求項4に係るネットワーク制御
システムによれば、伝送効率が良く、迅速なデータ伝送
が可能となると共に、ターゲットが自発的にデータをコ
ントローラへ送信することが可能になり、アイコン等の
大容量データを、適切なプロトコルで伝送でき、これを
コントローラが容易に認識することが可能となる。
【0156】本発明の請求項5に係るネットワーク制御
システムによれば、伝送効率が良く、迅速なデータ伝送
が可能となると共に、簡単な構成で、ターゲットが自発
的にデータをコントローラへ送信することが可能にな
り、アイコン等の大容量データを、適切なプロトコルで
伝送でき、これをコントローラが容易に認識することが
可能となる。
【0157】本発明の請求項6に係るネットワーク制御
システムによれば、第2のプロトコルでのデータ伝送の
確認や再送要求を第1のプロトコルで行うことにより、
第2のプロトコルでのデータ伝送を確実に行うことが可
能となり、システムの信頼性を向上させることが可能と
なる。さらに、伝送路だけでなく、コントローラ内やタ
ーゲット内でのエラーにより、正常な伝送が行えなかっ
た場合でも、このように直接送信元と受信先でデータを
確認することで、これらのエラーを検出でき、正常な伝
送が確保できる。
【0158】本発明の請求項7に係るネットワーク制御
システムによれば、第2のプロトコルで伝送するデータ
は、バージョン情報を有し、前記バージョン情報を用い
て、前記データのバージョン管理を行うことにより、コ
ントローラが常に受信したデータに対するバージョン情
報を確認でき、コントローラが常に最新のデータを使用
することや信頼性を高めることが可能となる。さらに
は、コントローラがデータをキャッシングする際に、タ
ーゲット内での状態変化により、機能一覧内の情報が変
化したか否か等を容易に判別でき、キャッシングを有効
かつ簡単に行える。
【0159】本発明の請求項8に係るネットワーク制御
システムによれば、第2のプロトコルで伝送するデータ
は、使用者への強制通知を指示するGUIデータとした
ので、ターゲットないでの以上が生じた際に、使用者に
対してGUIによる警告等を与えることが可能となるの
で、使用者は正確に、かつ迅速にターゲットの状態を察
知できる。
【0160】本発明の請求項9に係るネットワーク制御
システムによれば、第2のプロトコルで伝送するデータ
は、データの識別情報を含むことにより、ターゲットが
自発的に、或いは、コントローラの指示により、ターゲ
ットが第2のプロトコルで送信したデータをコントロー
ラが正しく認識できる。また、第2のプロトコルで伝送
するデータは、前記データの属性情報を含むことによ
り、ターゲットが送信するデータの詳細を、前記データ
の実データ部をチェックする前に、事前に確認でき、例
えば、コントローラが表示不可能なものは受け取らない
ことや受信してもすぐに廃棄することが可能になり、コ
ントローラ内のメモリ等の資源を有効に活用することが
可能となる。
【0161】本発明の請求項10に係るネットワーク制
御システムによれば、属性情報は、識別情報、サイズ情
報とデータ部を有することにより、識別情報で、オブジ
ェクトを識別し、サイズ情報でデータの区切りを明確化
でき、処理を簡単かつ高速化できる。この形式で属性情
報を共通化することにより、各種オブジェクトに対する
処理が簡単になり、新たな属性情報に対する対応も容易
となる。また、ここで、いくつかの属性情報をセットに
し、ひとつの属性情報として取り扱うように構成しても
よく、同様の効果が得られる。
【0162】本発明の請求項11に係るネットワーク制
御システムによれば、第2のプロトコルで伝送するデー
タは、オブジェクトを単位とすることにより、機能単位
や表示単位毎に大きなデータをいくつかのオブジェクト
に分けることが可能となり、伝送時のエラーに強くなる
と共に、コントローラやターゲットの伝送に対する負荷
を軽減できる。
【0163】本発明の請求項12に係るネットワーク制
御システムによれば、オブジェクトと属性情報は、同一
の構造を有することにより、コントローラは同一の処理
でオブジェクトと属性情報を取り扱うことが可能にな
り、コントローラの処理を軽減し、処理を高速化でき
る。さらに、各種のオブジェクトや属性情報への対応が
簡単に可能となる。
【0164】本発明の請求項13に係るネットワーク制
御システムによれば、オブジェクトは識別情報、サイズ
情報とデータ部を有することにより、識別情報で、オブ
ジェクトを識別し、サイズ情報でデータの区切りを明確
化でき、処理を簡単かつ高速化できる。この形式でデー
タを共通化することにより、各種オブジェクトに対する
処理が簡単になり、新たなオブジェクトに対する対応も
容易となる。
【0165】本発明の請求項14に係るネットワーク制
御システムによれば、オブジェクトは、データ部に属性
情報を有することにより、属性情報を容易に判定可能に
なり、属性情報の処理を簡素化できる。
【0166】本発明の請求項15に係るコントローラに
よれば、大容量データに対しても、伝送効率が良く、迅
速なデータ伝送が可能となるコントローラを得ることが
出来る。
【0167】本発明の請求項16に係るコントローラに
よれば、制御コードと大容量データの転送に対して、必
要に応じて各々適切なプロトコルを用いることが可能に
なり、無駄が少なく、良好な伝送効率を得るコントロー
ラを得ることが出来る。
【0168】本発明の請求項17に係るコントローラに
よれば、簡単な構成で、アイコン等の大容量データに対
して、適切なプロトコルを用いることが可能になり、伝
送効率が良く、迅速なデータ伝送が可能なコントローラ
を得ることが出来る。
【0169】本発明の請求項18に係るコントローラに
よれば、伝送効率が良く、迅速なデータ伝送が可能なコ
ントローラを得ることが出来る。
【0170】本発明の請求項19に係るコントローラに
よれば、伝送効率が良く、迅速なデータ伝送が可能なコ
ントローラを得ることが出来る。
【0171】本発明の請求項20に係るターゲットによ
れば、大容量データに対しても、伝送効率が良く、迅速
なデータ伝送が可能となるターゲットを得ることが出来
る。
【0172】本発明の請求項21に係るターゲットよれ
ば、制御コードと大容量データの転送に対して、必要に
応じて各々適切なプロトコルを用いることが可能にな
り、無駄が少なく、良好な伝送効率を得るターゲットを
得ることが出来る。
【0173】本発明の請求項22に係るターゲットによ
れば、伝送効率が良く、迅速なデータ伝送が可能なター
ゲットを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るネットワーク制御
システムの一例を示すシステム構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るネットワーク制御
システム中のターゲットのブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るネットワーク制御
システム中のコントローラのブロック図である。
【図4】 (a)本発明の実施の形態に係るイニシエー
タがある場合のシステム構成図である。(b)本発明の
実施の形態に係るイニシエータがない場合のシステム構
成図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る機能一覧の構成図
である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るプロトコルの説明
図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係るコントローラの動
作を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態に係るターゲットの動作
を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態に係る伝送確認時のプロ
トコルの説明図である。
【図10】 (a)本発明の実施の形態に係る表示要素
の構成図ある。(b)本発明の実施の形態に係る属性情
報の構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態に係る表示データの構
成図である。
【図12】 本発明の実施の形態に係る機能一覧の一例
を示す構成図である。
【図13】 本発明の実施の形態に係るコントローラの
画面表示例である。
【図14】 本発明の実施の形態に係る機能一覧の構成
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 伝送路 2 パケット送受信手段 3 同期データ送受信手段 4 ターゲット信号処理手段 5 非同期データ送受信手段 6 第1のプロトコル処理手段 7 機器構成情報 8 機能一覧 9 機器内部制御手段 10 コントローラ信号処理手段 12 機能一覧管理手段 13 画面表示/機器機能選択手段 14 機能データベース 15 ROM 16 RAM 17 機能情報管理手段 18 第2のプロトコル送信手段 19 第2のプロトコル受信手段 20 第1のプロトコル処理手段

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た前記機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用い
    て行うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数のコントローラと、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コントロ
    ーラと前記ターゲットとの間で前記データ転送を行うコ
    ネクションを確立するイニシエータと、 を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記イニシエータが確立したコネクション上にデータを
    伝送する第2のプロトコルと、よりなり、 前記ターゲットは、 前記第1のプロトコルで受信したメッセージに応じて、
    前記第2のプロトコルで前記コネクション上にデータを
    送信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  2. 【請求項2】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
    うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数のコントローラと、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コントロ
    ーラと前記ターゲットとの間で前記データ転送を行うコ
    ネクションを確立するイニシエータと、 を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記イニシエータは、前記コントローラと前記ターゲッ
    ト間に、事前に、第2のプロトコルのコネクションを確
    立し、 前記コントローラが前記ターゲットからデータを受信す
    る際には、前記コントローラは第1のプロトコルでデー
    タ要求を行い、 前記ターゲットは、前記データ要求に応じて第2のプロ
    トコルで前記コネクション上にデータを送信し、 前記コントローラは、第2のプロトコルでデータを受信
    すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  3. 【請求項3】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
    うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理を行
    う単数又は複数のターゲットの、 前記メッセージを送信すると共に、ターゲットとデータ
    転送を行うコネクションを確立する単数又は複数のコン
    トローラと、 どちらか一方若しくは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えてお
    り、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記コントローラは、前記ターゲットに対して、事前に
    第2のプロトコルのコネクションを確立し、 前記コントローラが前記ターゲットからデータを受信す
    る際には、前記コントローラは、第1のプロトコルでデ
    ータ要求を行い、 前記ターゲットは、前記データ要求に応じて、第2のプ
    ロトコルで前記コネクション上にデータを送信し、 前記コントローラは、第2のプロトコルでデータを受信
    すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  4. 【請求項4】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
    うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数のコントローラと、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、前記コントロ
    ーラと前記ターゲットとの間で前記データ転送を行うコ
    ネクションを確立するイニシエータと、 を備えており、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記イニシエータは、前記コントローラと前記ターゲッ
    ト間に、予め前記第2のプロトコルによる前記コネクシ
    ョンを確立し、 前記ターゲットが前記コントローラへデータを自発的に
    送信する際には、前記ターゲットは、前記第2のプロト
    コルにより前記コネクション上にデータを送信し、 前記コントローラは、前記第2のプロトコルによりデー
    タを受信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  5. 【請求項5】 映像データ、音響データ、及び情報デー
    タの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱う
    機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続され
    たネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続され
    た機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて行
    うようにしたネットワーク制御システムであって、 前記機器内に、 メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理を行
    う単数又は複数のターゲットの、 前記メッセージを送信すると共に、前記ターゲットとデ
    ータ転送を行うコネクションを確立する単数又は複数の
    コントローラと、 どちらか一方若しくは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えてお
    り、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と、前記メッ
    セージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる
    第1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記コントローラは、前記ターゲットに対して、予め前
    記第2のプロトコルによる前記コネクションを確立し、 前記ターゲットが前記コントローラへデータを自発的に
    送信する際には、前記ターゲットは、前記第2のプロト
    コルにより前記コネクション上にデータを送信し、 前記コントローラは、前記第2のプロトコルによりデー
    タを受信すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載のネットワーク制御システムにおいて、 前記メッセージは、前記第2のプロトコルによるデータ
    転送の確認処理を行うメッセージを含むこと、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載のネットワーク制御システムにおいて、 前記第2のプロトコルにより伝送するデータはバージョ
    ン情報を有し、 前記バージョン情報を用いて前記データのバージョン管
    理を行うこと、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載のネットワーク制御システムにおいて、 前記第2のプロトコルで伝送するデータは、前記コント
    ローラに対して、使用者への強制通知を指示するグラフ
    ィカル・ユーザ・インターフェイスの情報であること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載のネットワーク制御システムにおいて、 前記第2のプロトコルにより伝送するデータは、前記デ
    ータの属性情報を含むこと、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のネットワーク制御シ
    ステムにおいて、 前記属性情報は、識別情報、サイズ情報とデータ部を有
    すること、 を特徴とするネットワーク制御システム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項5のいずれか1
    項に記載のネットワーク制御システムにおいて、 前記第2のプロトコルにより伝送するデータは、オブジ
    ェクトを単位とすること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のネットワーク制御
    システムにおいて、 前記オブジェクトは、前記第2のプロトコルにより伝送
    するデータの属性情報と同一の構造を有すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のネットワーク制御
    システムにおいて、 前記オブジェクトは、識別情報、サイズ情報、及びデー
    タ部を有すること、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のネットワーク制御
    システムにおいて、 前記オブジェクトは、前記データ部に属性情報を有する
    こと、 を特徴とする、ネットワーク制御システム。
  15. 【請求項15】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いられる
    コントローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数の前記コントローラ
    と、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
    に、 前記コントローラと前記ターゲットとの間で、前記デー
    タ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コ
    ントローラにより確立され、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセ
    ージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第
    1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記複数のプロトコルをサポートし、 前記第1のプロトコルでメッセージを送信し、 前記第2のプロトコルで前記コネクション上からデータ
    を受信すること、 を特徴とする、コントローラ。
  16. 【請求項16】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いられる
    コントローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数の前記コントローラ
    と、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
    に、 前記コントローラと前記ターゲットとの間で、前記デー
    タ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コ
    ントローラにより確立され、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセ
    ージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第
    1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記複数のプロトコルをサポートし、 前記第1のプロトコルによりデータ要求を行い、 前記データ要求に応じて伝送されたデータを、前記コネ
    クション上から前記第2のプロトコルで受信すること、 を特徴とする、コントローラ。
  17. 【請求項17】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いられる
    コントローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数の前記コントローラ
    と、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
    に、 前記コントローラと前記ターゲットとの間で、前記デー
    タ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コ
    ントローラにより確立され、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセ
    ージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第
    1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記複数のプロトコルをサポートし、 前記ターゲットに対して予め前記コネクションを確立
    し、 データを受信する際には前記第1のプロトコルによりデ
    ータ要求を行い、 前記データ要求に応じて伝送されたデータを、前記コネ
    クション上から前記第2のプロトコルで受信すること、 を特徴とする、コントローラ。
  18. 【請求項18】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いられる
    コントローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数の前記コントローラ
    と、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
    に、 前記コントローラと前記ターゲットとの間で、前記デー
    タ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コ
    ントローラにより確立され、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセ
    ージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第
    1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記複数のプロトコルをサポートし、 前記ターゲットが自発的に前記第2のプロトコルにより
    前記コネクション上に送信したデータ、を受信するこ
    と、 を特徴とする、コントローラ。
  19. 【請求項19】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いられる
    コントローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数の前記コントローラ
    と、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
    に、 前記コントローラと前記ターゲットとの間で、前記デー
    タ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コ
    ントローラにより確立され、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセ
    ージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第
    1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記複数のプロトコルをサポートし、 前記ターゲットに対して、予め前記第2のプロトコルの
    前記コネクションを確立し、 前記ターゲットが、自発的に前記第2のプロトコルによ
    り前記コネクション上に自発的に送信したデータ、を受
    信すること、 を特徴とする、コントローラ。
  20. 【請求項20】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いられる
    コントローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数の前記コントローラ
    と、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
    に、 前記コントローラと前記ターゲットとの間で、前記デー
    タ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コ
    ントローラにより確立され、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセ
    ージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第
    1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記複数のプロトコルをサポートし、 前記第1のプロトコルにより受信したメッセージに応じ
    て、前記第2のプロトコルにより前記コネクション上に
    データを送信すること、 を特徴とする、ターゲット。
  21. 【請求項21】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いられる
    コントローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数の前記コントローラ
    と、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
    に、 前記コントローラと前記ターゲットとの間で、前記デー
    タ転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コ
    ントローラにより確立され、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセ
    ージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第
    1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記複数のプロトコルをサポートし、 前記第1のプロトコルによる前記コントローラからのデ
    ータ要求に応じて、前記第2のプロトコルにより前記コ
    ネクション上にデータを送信すること、 を特徴とする、ターゲット。
  22. 【請求項22】 映像データ、音響データ、及び情報デ
    ータの中の、いずれか1つ又は2つ以上のデータを取扱
    う機器が、少なくとも2つ以上、伝送路を介して接続さ
    れたネットワークにおいて、前記伝送路を介して接続さ
    れた機器間のデータ転送を、複数のプロトコルを用いて
    行うようにしたネットワーク制御システムに用いられる
    コントローラであって、 前記機器内に、 メッセージを送信する単数又は複数の前記コントローラ
    と、 前記メッセージを受信し、前記メッセージに応じた処理
    を行う単数又は複数のターゲットの、どちらか一方若し
    くは双方が存在しており、 前記ネットワーク制御システムが、少なくとも、 前記コントローラと、前記ターゲットと、を備えると共
    に、 前記コントローラと前記ターゲットとの間で前記データ
    転送を行うコネクションが、イニシエータ又は前記コン
    トローラにより確立され、 前記複数のプロトコルは、 前記メッセージを送信するメッセージ送信と前記メッセ
    ージ送信に対する応答であるメッセージ応答からなる第
    1のプロトコルと、 前記コネクション上にデータを伝送する第2のプロトコ
    ルと、 よりなり、 前記複数のプロトコルを有し、 前記第2のプロトコルにより前記コネクション上にデー
    タを自発的に送信すること、 を特徴とする、ターゲット。
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