JPH036605Y2 - - Google Patents

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JPH036605Y2
JPH036605Y2 JP1984181577U JP18157784U JPH036605Y2 JP H036605 Y2 JPH036605 Y2 JP H036605Y2 JP 1984181577 U JP1984181577 U JP 1984181577U JP 18157784 U JP18157784 U JP 18157784U JP H036605 Y2 JPH036605 Y2 JP H036605Y2
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steel wire
wire
container
welding wire
clamp mechanism
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  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ペイル容器における鋼ワイヤ保持
装置に関するものであつて、更に詳細には、例え
ば溶接ワイヤのエンドレスパツク方式において、
ペイル容器中に巻回収納された溶接ワイヤを、該
容器の外方で繰出し自在に安定保持すると共に、
一方のペイル容器中の溶接ワイヤが使い尽され
て、他方のペイル容器中の溶接ワイヤに切換わる
際の該ワイヤの立上りを有効に防止すると共に、
この切換を円滑になし得るよう構成した鋼ワイヤ
保持装置に関するものである。
従来技術 ペイル容器中に巻回収納した溶接ワイヤを連続
的に繰出して溶接作業を行なうに際し、当該容器
における溶接ワイヤが消費し尽された場合には、
別の新たなパツク中に収納されている溶接ワイヤ
に切換える必要がある。しかしこの切換のために
は、実施中に係る溶接作業を一時中断する欠点を
伴う。そこで第5図に示すように、現在使用中に
係るペイル容器10aにおける溶接ワイヤ12の
巻始め端部W1と、次の使用待機中に係るペイル
容器10bにおける溶接ワイヤ12の巻終り端部
W2とをバツト溶接し、一方の容器10a中の溶
接ワイヤが使い尽された際に、引続き別の容器1
0b中の溶接ワイヤの使用に連続的に移行するよ
うにしたエンドレスパツク方式が一般に採用され
ている。なお図中の符号14は、ペイル容器10
の頂部開口に被着される防塵蓋を示し、更に符号
16はドーナツ状のワイヤ押え板、18は容器1
0中に同心配置される内筒、20は被収納ワイヤ
10の巻終り端末を夫々示す(なお図示の実施例
は、内筒18を備えているが、これは必ずしも要
件ではない)。
考案が解決しようとする課題 しかし前記のエンドレスパツク方式では、図示
の如く並設したペイル容器10a,10bの各防
塵蓋14から外方に露出待機している溶接ワイヤ
12の接続部Cが、使用中のペイル容器10aか
ら旋回しつつ引出される溶接ワイヤ12に接触干
渉して、その円滑な送給を阻害するおそれがあ
る。また給送中のワイヤ12が、外部の導電部に
接触して、短絡事故を生ずるおそれも指摘され
る。
更に最近の溶接ワイヤ12は、ペイル容器10
からの引出給送時にコンジツト中で捩れて、溶接
ビードに蛇行を来したりすることのないよう、予
め弾性限界内で捩りを与えつつ該容器に巻回収納
するようになつている。このため使用中の溶接ワ
イヤ12が消費し尽され、当該ワイヤ部分がペイ
ル容器10a内部から脱出する際に、前記ワイヤ
接続部Cが大きく跳ね上つて絡み合つたり、使用
待機中のペイル容器10b内のワイヤ12の跳ね
上りを誘発して、ワイヤ相互の絡み合いを起生
し、該ワイヤの円滑な引出しが困難になる等の欠
点があつた。
考案の目的 本考案は、前記不都合に鑑みこれを好適に解決
するべく提案されたものであつて、鋼ワイヤの前
記接続部Cが給送中の鋼ワイヤと干渉して円滑な
引出しに支障を来したり、使用中のペイル容器か
ら別のペイル容器へ鋼ワイヤが移行する際に大き
な跳ね上りを生じないよう良好に保持する手段を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため本考案は、ペイル容器
に巻回収納されている鋼ワイヤを、該容器の外方
において走行繰出し可能に保持する装置であつ
て、 対向配置した一対の支持片からなり、前記鋼ワ
イヤを走行自在に弾力的に挟持するクランプ機構
と、前記ペイル容器の上面または側面の所要位置
に配設され、前記クランプ機構を鋼ワイヤ繰出し
方向に対して揺動自在かつ旋回自在に取付ける取
付部材とから構成したことを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係るペイル容器における鋼ワイ
ヤ保持装置について、好適な実施例を挙げて、添
付図面を参照しながら以下説明する。第1図およ
び第2図は、本考案に係る鋼ワイヤ保持装置の好
適な一実施例の概略を示すものであつて、この鋼
ワイヤ保持装置は、ペイル容器10の所要の個所
に揺動自在および旋回自在に装着される。すなわ
ち鋼ワイヤ保持装置22は、溶接ワイヤ12の移
動通過を許容し得る状態で該ワイヤを保持可能な
クランプ機構24と、このクランプ機構24を揺
動自在に支持すると共に、自らペイル容器10に
対して旋回自在に装着される基板26とから基本
的に構成される。
例えばクランプ機構24は、第2図に示す如
く、矩形状の支持板28と、この支持板上におい
てスペーサ30を介してリベツト32,34によ
り固定された舌片36とからなり、前記舌片36
の先端部は支持板28に向け凹曲して該板面と当
接するようになつている。このクランプ機構24
は、ポリエチレン樹脂(PE)の如く若干の弾性
撓曲を許容すると共に、剛性を備えた非導電性材
料を材質とし、図示の如く前記舌片36と支持板
28との間でワイヤ12を弾力的に挟持するもの
である。この場合に舌片36および支持板28
は、前述の如く弾性撓曲を許容する材料で構成さ
れているので、所要の外力がワイヤ12に加わる
と、該舌片36が外方に弾性撓曲して該ワイヤ1
2の挟持を解除するようになつている。なおクラ
ンプ機構24を構成する板材の材質は、弾性に富
むものであれば、前記ポリエチレン樹脂以外に、
例えば金属製の板ばね等も好適に使用し得る。
また前記基板26は、一種の蝶番構造をなし、
2枚の開閉自在な連着板26aおよび26bから
構成されている。この基板26の一方の連着板2
6a上に、前記支持板8がリベツト34を介して
固着されている。また該基板26の他方の連着板
26bは、例えばペイル容器10に被着される前
記防塵蓋14の適宜位置に、遊着ピン38を介し
て旋回自在に装着されている。すなわちクランプ
機構24は、基板26における連着板26a,2
6bの作用下に、上下方向に自在に開閉(揺動)
し得るようになつており、更に該基板26がピン
38により防塵蓋14に遊着されている結果とし
て、水平方向において正逆何れにも自在に旋回し
得るものである。
なお第4図は、本考案に係る鋼ワイヤ保持装置
の取付位置の別実施例を示すもので、ペイル容器
10の垂直な外周面に、クランプ機構24の開閉
自在な顎部を上方に指向させた状態で取付けられ
ている。前記クランプ機構24はワイヤ12を弾
力的に挟持し、所要の外力がワイヤに加わつた場
合に開放して該ワイヤの挟持を解除するようにな
つている。
本考案に係る装置はこのように構成してあるの
で、第3図に示すように、並設した2つのペイル
容器10a,10bの各防塵蓋14の所要個所に
夫々前記鋼ワイヤ保持装置22を取付け、一方の
ペイル容器10aの防塵蓋14から導出される溶
接ワイヤ12を、対応のクランプ機構24に走行
自在に挟持させる。また他方のペイル容器10b
の防塵蓋14から導出した溶接ワイヤ12を、対
応のクランプ機構24に同じく走行自在に挟持さ
せる。これによつて、溶接トーチ(図示せず)に
向け供給される使用中に係る溶接ワイヤ12は、
対応のクランプ機構24により保持された状態で
送給される。このとき鋼ワイヤ保持装置22は、
ペイル容器10のワイヤ走行経路にある所要個所
に揺動自在および旋回自在に装着してあるから、
ワイヤ12の動きに忠実に追従して円滑な送給が
達成される。なお他方のペイル容器10bから外
方に導出されて待機中の溶接ワイヤ12の接続部
Cは、該容器10bに設けたクランプ機構24に
より安定的に保持されている。従つて溶接ワイヤ
12の接続部Cが、使用中の溶接ワイヤ12と接
触干渉して円滑な送給を阻害したり、給送中のワ
イヤ12が外部の導電部に接触して短絡事故を生
ずる等の弊害が有効に解消される。
更に前述したように使用中に係る溶接ワイヤ1
2が使い尽されて、新たなワイヤへの使用に移行
するべくペイル容器10aから脱出する際に、前
記ワイヤ接続部Cが大きく跳ね上つて絡み合つた
り、使用待機中のペイル容器10b内のワイヤ1
2の跳ね上りを誘発してワイヤ相互の絡み合いを
起生する欠点があつたが、本考案によれば、溶接
ワイヤ12がペイル容器10aから脱出する時点
において、クランプ機構24が当該部分を確実に
保持しているので、この跳ね上り現象は完全に防
止される。しかもクランプ機構24に設けた舌片
36は弾性撓曲し得るようになつているから、溶
接ワイヤ12に所定の外力が加われば、該ワイヤ
の挟持を解放する。従つてペイル容器10aから
脱出した後に、別のペイル容器10bに溶接ワイ
ヤ12が移行するときは、前のペイル容器10a
における挟持が容易に解放されるものである。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る鋼ワイヤ保
持装置によれば、例えば溶接ワイヤのエンドレス
パツク方式において、ペイル容器中に巻回収納さ
れた溶接ワイヤを該容器の外方で繰出し自在に安
定保持すると共に、一方のペイル容器中の溶接ワ
イヤが使い尽されて、他方のペイル容器中の溶接
ワイヤに切換わる際のワイヤの立上りを防止し、
当該切換を円滑になし得るものである。しかも構
成が極めて簡単であるから、製作コストも低廉に
なり、故障もない等の有益な効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の好適な実施例に係る鋼ワイ
ヤ保持装置の概略構造を示す斜視図、第2図は、
第1図に示す構成の縦断面図、第3図は、実施例
に係る鋼ワイヤ保持装置を、溶接ワイヤのエンド
レスパツク方式に使用した状態を示す説明図、第
4図は、実施例に係る鋼ワイヤ保持装置を、ペイ
ル容器の外周壁に取付けた状態を示す斜視図、第
5図は、エンドレスパツク方式の概略を示す縦断
面図である。 10……ペイル容器、11……鋼ワイヤ、14
……防塵蓋、24……クランプ機構、26……基
板、28……支持板、36……舌片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 ペイル容器10に巻回収納されている鋼
    ワイヤ11を、該容器10の外方において走行
    繰出し可能に保持する装置であつて、 対向配置した一対の支持片28,36からな
    り、前記鋼ワイヤ11を走行自在に弾力的に挟
    持するクランプ機構24と、前記ペイル容器1
    0の上面または側面の所要位置に配設され、前
    記クランプ機構24を鋼ワイヤ繰出し方向に対
    して揺動自在かつ旋回自在に取付ける取付部材
    26と から構成したことを特徴とする鋼ワイヤ保持装
    置。 〔2〕 前記クランプ機構24における一対の支
    持片28,36は、鋼ワイヤ11に所要の外力
    が加わると開放して、該鋼ワイヤ11の挟持を
    解除することを特徴とする請求項1記載の鋼ワ
    イヤ保持装置。
JP1984181577U 1984-11-29 1984-11-29 Expired JPH036605Y2 (ja)

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JPS6195765U JPS6195765U (ja) 1986-06-20
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4522036Y1 (ja) * 1967-05-23 1970-09-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4522036Y1 (ja) * 1967-05-23 1970-09-02

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JPS6195765U (ja) 1986-06-20

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