JPH0365858A - 公衆回線を用いた音楽伝送再生システム - Google Patents

公衆回線を用いた音楽伝送再生システム

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JPH0365858A
JPH0365858A JP1202127A JP20212789A JPH0365858A JP H0365858 A JPH0365858 A JP H0365858A JP 1202127 A JP1202127 A JP 1202127A JP 20212789 A JP20212789 A JP 20212789A JP H0365858 A JPH0365858 A JP H0365858A
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津村 三百次
Shinnosuke Taniguchi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電話の不使用時に電話回線を利用して常時B
GMを聞くことができる公衆回線を用いた音楽伝送再生
システム。
〔従来の技術およびその課題〕
現在、電話回線網は全国くまなく敷設されているが、企
業などにおける業務用電話は別として、一般家庭の電話
については、近年では所謂パソコン通信の普及によって
使用頻度が増加したものの、猶充分な電話回線の利用が
行われていなかった。
また、BGMとして音楽を常時流そうとすれば、有線放
送に加入する手段があるが、これを利用するには別途配
線工事を必要とし、利用場所によっては部屋の壁に配線
用の穴を開けなければならない他、これらに要する工事
費や利用料金などが高額となるため、専ら業務用として
利用されるに止まるものであった。
そこで本発明者等は、それぞれの加入者側の電話機の使
用・不使用によって自動的にスイッチが動作し、電話機
の不使用時にのみデータベースから連続的に複数のチャ
ンネルで異なった種類の音楽情報を入力し、加入者がチ
ャンネルを選択することによって好みのBGM音楽を聞
くようにした音楽放送システムを発明したものである(
特開昭63−259957号参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし上記音楽放送システムは、メモリ手段を設けずに
順次公衆回線から送られてきた信号を処理し、再生を行
うものであったから、信号と音楽再生の時間を一致させ
なければならないが、これでは公衆回線を有効に使用す
ることはできない。
また、複数チャンネルの音楽情報を一本の公衆回線によ
って送るようにした場合には、選定したチャンネル以外
の音楽情報が送られてくる間は再生に空白が生じるとい
う問題がある。更に、チャンネルを切り換えた場合でも
選定したチャンネルの音楽情報が送られてくるまで待機
しなければならない等、常時音楽を流し続けるBGMに
利用するには、猶改善の余地が残されていた。
本発明は、端末装置内に設けた記憶手段を有効に活用し
て音楽を途切れることなく再生することのできる公衆回
線を用いた音楽伝送再生システムを提供することを目的
とする 〔課題を解決するための手段〕 上述した課題を解決するため本発明は、二進符号化した
多数の音楽情報を蓄積したデータベースから、公衆回線
を介してこの公衆回線の不使用時に複数チャンネルの音
楽情報を連続して伝送する手段と、この複数のチャンネ
ルに見合った数のメモリと、任意のチャンネルを選択す
る手段と、選択したチャンネルに対応するメモリに蓄積
された音楽情報を順次処理するCPUと、処理された音
楽情報を連続して再生する出力手段とからなる構成を用
いた。
また、複数のチャンネルに見合った数のメモリに加えて
、共用メモリを備え、上記チャンネルの切り換え時には
この共用メモリに記憶した音楽情報を再生するという手
段も用いた。
更に、チャンネル毎に第1のメモリと第2のメモリを有
し、対応するチャンネルの音楽情報を交互に記憶し、選
択したチャンネルに対応するメモリでセーブ中でない方
のメモリからロードした音楽情報を出力手段に転送する
という構成をも用いた。
他方、二進符号化され、パケソ【・化のためにフォーマ
ットした多数の音楽情報からなるデータベースと、この
データベースから抽出される音楽情報をパケット化して
電話局へ伝送するパケット交換機と、伝送されてくる信
号を中継し、且つ電話機のオン・オフ信号によって通話
交信に切換わる通話優先回路と、この通話優先回路に接
続された電話機の起動時にオフとなるスイッチを介して
電話機に並列に接続され、上記パケット化された音楽情
報を元の状態に復元するパケット交換機と、復元された
音楽情報を種別毎のチャンネルに対応するメモリに入力
し、且つ取り出して処理するCPUと、任意のチャンネ
ルを指定する選択手段と、処理された音楽情報を再生す
る出力手段とによって構成するという手段を用いた。
〔作   用〕
本発明の音楽情報処理システムは、データベースから公
衆回線の不使用時に複数チャンネルの音楽情報を短時間
ごとに区切って配列した信号を一方的に加入者側に転送
し、これをチャンネル数に見合ったメモリに記憶させる
。次に端末側でチャンネルを選択すれば、対応するメモ
リに蓄積された音楽情報が出力手段によって順次再生さ
れる。
また、共用メモリを装備したものは、チャンネル切り換
え時に一旦共用メモリから音楽情報をロードし、通常チ
ャンネル切り換え時に発生するタイムラグを防止する。
更に、チャンネル毎に第1および第2のメモリを備えた
ものは、所定時間ごとにそれぞれセーブとロードを繰り
返し、記憶・再生に空白が生じることを防止する。
他方、パケットを利用した音楽放送システムによれば、
データベース化された音楽情報はパケット交換機によっ
て所定の大きさにパケット化されて順次、電話局へ伝送
され、更に加入者側電話機の不使用時には電話回線を介
して端末側のパケット交換機へ伝送され、伝送されたパ
ケットは端末側のパケット交換機で元の状態に復元し、
チャンネル毎にメモリの空き領域にセーブされる。次に
選択手段で所望のチャンネルを指定し、その内、セーブ
中以外の領域より音楽情報を取り出し、CPUで再生処
理して出力手段で再生する。
以上の各システムは、何れも電話使用時には電話局の通
話優先回路が機能して電話回線による音楽信号の伝送は
中断されて、電話機同士の通話信号の交信に切換わり、
端末装置との接続が切れて音楽情報の復元・再生が自動
的に遮断される。
〔実 施 例〕
以下、本発明の構成を一つの実施例に従ってさらに詳述
すると、第1図は本発明システムの概略を示すブロック
図で、1はBGMの音楽情報を2進符号化し、それぞれ
識別コードを付して多数蓄積した外部のデータベースで
、ホストコンピュータ1゛によって音楽の種別ごとに複
数のチャンネルが設定され、各チャンネルごとに一定時
間に時分割して一連の情報に組み換えた信号を加入者側
に対して伝送処理を行う。2は公衆回線としての電話回
線で、モデム3を介して端末装置側とデータベース1と
を接続する。4は電話局に設置された通話優先回路で、
他の電話機5と加入者側の電話機6との接続を優先させ
るための回路である。7は端末装置で、電話機6の不使
用時にオンするように構成されたスイッチ8と、加入者
側のモデム3゛と、希望するチャンネルを数値人力によ
って選択するためのロータリースインチなどの選択手段
9と、音楽情報をチャンネルごとに記憶させたり、選択
されたチャンネルの音楽情報を後段の回路に送るための
CPUIQと、音楽情報をチャンネルごとに記憶する複
数のメモリ11とで構成している。12は上記端末装置
7に組み込まれた出力手段で、シンセサイザ13、増幅
アンプ14およびスピーカ15の3回路で構成され、デ
ジタル信号である音楽情報をアナログ信号に変換し、こ
れを音楽演奏として再生する。尚、シンセサイザ13や
データは、例えばMIDI規格などのように既存の統一
規格を採用する。
この構成によって、あるチャンネルを選択した場合には
そのチャンネルに対応するメモリ11からCPU10に
音楽情報をロードし、再生手段によって順次音楽演奏に
再生されるのである。また本実施例で、信号をCPU1
0から直接再生手段12に送らず、−旦メモリ11に記
憶させるようにしたのは、−油分の転送時間の方が再生
時間より短く、実時間処理をすることができないからで
あり、そのためにメモリ11にバッファの機能を持たせ
たものである。
尚、各メモリにはデュアルポートRAMを用いるように
すれば、セーブとロードとが短時間で交互に行われるの
で、殆どタイムラグなく再生を行うことができる。ただ
し、メモリには通常のRAMを用いることもあり、さら
にはハードディスク等、汎用の記憶装置を用いることも
自由である。
次に、上記メモリ11の他の実施例について説明すると
、上述のデュアルボー) RAMを用いればタイムラグ
は短縮するが、やはりチャンネル切り換えの時には完全
に避けることはできない。また、他の記憶装置を用いた
場合にはその空白時間は無視できないものになる。これ
らを避けるために、各チャンネルに対応するメモリに加
えて、共用メモリを設けるようにした。本実施例の動作
は、第2図のフローチャートに示すように、チャンネル
切り換えが行われても即座に指定のチャンネルに対応す
るメモリを選択せず、共用メモリの内容をロードするよ
うにしている。次に共用メモリから一油分再生をした後
に始めてチャンネルに対応するメモリからロードする。
このようにすれば、チャンネル切り換え時のタイムラグ
を有効に防止することができる。ここで、共用メモリ内
の記憶としては、適当な曲を一油分だけ記憶させておく
こともあるが、チャンネルに見合った曲を一曲づつ記憶
させておけば、チャンネル切り換えによって即座に希望
する種類の音楽を再生することができる。
更に、メモリ11の他の実施例として、チャンネルに対
応する複数のメモリのそれぞれを2つノメモリに分割し
、第1のメモリにセーブされているときには第2のメモ
リからロードを行って再生し、反対に第2のメモリに音
楽情報がセーブされているときには第1のメモリからロ
ードを行うようにし、これを交互に繰り返すことによっ
てそれぞれのメモリが音楽情報のバッファの機能を行い
つつ有効に記憶・再生の動作をすることができる。
この場合、CPU10には高い周波数のクロックを持つ
ものを採用すれば、再生音楽をより高品質にすることが
できる。
尚、本発明のシステムは、加入者側の電話機6に電話が
かかった時は1.電話局内の通話優先回路4が働き、加
入者側回線2の伝送が中断され、該回線が上記電話機同
士の交信に切換わり、上記通話優先回路4が機能すると
同時に端末側のリレーが作動してスイッチ8がオフとな
るため、端末装置7例の回線は遮断される。
第3図は更に他の実施例を示し、公衆回線としてデジタ
ル回線を使用するパケット通信を利用した音楽伝送再生
システムの概略を示すブロック図で、21はBGMの音
楽情報を二進符号化して蓄積されたデータベース22を
制御するホストコンピュータ、23は上記ホストコンピ
ュータ21に接続されたパケット交換機で、音楽情報を
所定のサイズにパケット化し、電話回線24を介して通
話優先回路25を備えた電話局へ伝送する。また26は
上記電話局と電話回線24で接続された端末装置で、ス
イッチ27を介して電話機28と併設され、パケット化
された音楽情報をパケット交換機29で元の形に復元し
、CPU30によって種別化されたチャンネル毎のメモ
リ31に記憶させるようにしたものである。32はキー
ボード等のBGMのチャンネル選択手段、33はアンプ
34、スピーカー35からなる出力手段で、上記CPU
30で処理された音楽情報を再生する。
次に上記パケット通信を利用した音楽伝送再生システム
の動作について述べると、上記音楽情報は、予めパケッ
ト化のためにフォーマットされた状態でデータベース化
されており、このデータベース22から端末側の要求に
よって取り出され、パケット交換機23で1曲をおよそ
9パケツトに分けると共に、各パケットにアドレス情報
や伝送制御情報等をつけて通信回線24を介して端末装
置26に伝送する。伝送された上記パケットは、パケッ
ト交換機29で元に復元された状態、即ちアドレス情報
や伝送制御情報等を取り除いた状態で端末装置26に出
力され、CPU30を介してメモリ31の空き領域にセ
ーブする。この時、パケットはCPU30によって曲毎
にまとめられ、しかもBGMの種別と対応するチャンネ
ル毎に分けて順次、記憶する。そしてメモリ31に空き
がなくなった場合、データはメモリに空きができるまで
捨てられる。
続いて音楽情報を再生する場合は、選択手段32で所望
のチャンネルを指定し、その内データセーブ中以外の領
域から音楽情報を取り出して再生処理し、これをアンプ
34を介してスピーカ35で再生する。
ところで、BGMは途切れることなく演奏を続けなけれ
ばならないので、その再生処理に関し、データの通信速
度と演奏時のデータ消費率(成る一定のデータを演奏す
ることにより消費する時間)に誤差が生じる。これを解
決するに当たり、各チャンネル毎に大容量のメモリを用
意し、このメモリに多数の音楽情報を順次入力しておく
と同時に、再生によって空き領域が生じれば、直ちにデ
ータベースから次の音楽情報を補充して、常にこのメモ
リ内に音楽情報を格納しておく。そして常時、メモリに
通電しておいてその音楽情報にアクセスしてこれが使用
済か未使用かの確認を行うようにすれば、チャンネルを
切り換える時などでもタイムラグによって再生に空白が
生じることはない。この処理システムによれば、その利
用初期にのみ、データセーブのためのタイムラグを設け
ておけばよい。
尚、加入者の電話機28に通話信号を感知した際、通話
優先回路25によって加入者回線側24における音楽情
報の伝送を中断して電話交信に自動的に切換わることは
、第1実施例と同様である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の公衆回線を用いた音楽伝送再
生システムは、複数のチャンネルに対応してメモリを設
け、このメモリをバッファとして一旦音楽情報を記憶さ
せてから再生処理を行うようにしているので、音楽情報
の伝送時間と再生時間との時間的誤差を有効に調整する
ことができる。
また、メモリに加えて共用メモリを設けた場合には、チ
ャンネルの切り換えによるタイムラグを防止することが
でき、連続再生が可能となってBGMに最適の装置を提
供することができる。
更に、各チャンネルのメモリを第1と第2のメモリで構
威し、交互にセーブ・ロードをすることによって、簡易
に音楽情報を記憶しながら再生することができる。
一方、パケット通信を利用した音楽伝送再生システムは
、二進符号化された音楽情報をデータベースとし、これ
をパケット化して電話加入者側へ伝送した後、この情報
を復元してデジタル再生するようにしたものであるから
、伝送に際し、従来の有線放送等のアナログ信号処理に
比べてノイズが乗りにくいことは勿論、パケット交換機
で一旦蓄積し、その際に誤りがあるとチエツクして再送
できることから、通常のデジタル通信に比べても、より
高い伝送品質、即ち高音質が確保できる。
又メモリ内に常時、データをセーブし得る構成としたも
のであるから、音楽情報を途切れることなく演奏するこ
とができる等、BGM装置に利用することにより、優れ
た効果を発揮するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明システムの概略を示すブロック図、第2
図は他の実施例の動作を示すフローチャート、第3図は
パケット通信を利用したシステムの概略を示すブロック
図である。 尚、図中1・22・・・データベース、1121・・・
ホストコンピュータ、2・24・・・公衆回線、3・・
・モデム、4・25・・・通話優先回路、5・6・28
・・・電話、7・26・・・端末装置、8・27・・・
スイッチ、9・32・・・選択手段、10・30・・・
CPU、11・31・・・メモリ、12・33・・・出
力手段、23・29・・・パケット交換機。 以   上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、二進符号化した多数の音楽情報を蓄積したデータベ
    ース1から、公衆回線2を介してこの公衆回線の不使用
    時に複数チャンネルの音楽情報を連続して伝送する手段
    と、この複数のチャンネルに見合った数のメモリ11と
    、任意のチャンネルを選択する手段9と、選択したチャ
    ンネルに対応するメモリに蓄積された音楽情報を順次処
    理するCPU10と、処理された音楽情報を連続して再
    生する出力手段12とからなることを特徴とする公衆回
    線を用いた音楽伝送再生システム。 2、複数のチャンネルに見合った数のメモリに加えて、
    共用メモリを備え、上記チャンネルの切り換え時にはこ
    の共用メモリに記憶した音楽情報を再生するようにした
    請求項1記載の公衆回線を用いた音楽伝送再生システム
    。 3、チャンネル毎に2つのメモリを有し、対応するチャ
    ンネルの音楽情報を交互に記憶し、セーブ中でない方の
    メモリからロードした音楽情報を出力手段に転送する請
    求項1または2記載の公衆回線を用いた音楽伝送再生シ
    ステム。 4、二進符号化し、パケット化のためにフォーマットし
    た多数の音楽情報からなるデータベース22と、このデ
    ータベースから抽出される音楽情報をパケット化して電
    話局へ伝送するパケット交換機23と、伝送されてくる
    信号を中継し、且つ電話機のオン・オフ信号によって通
    話交信に切換わる通話優先回路25と、この通話優先回
    路に接続された電話機の起動時にオフとなるスイッチ2
    7を介して電話機28に並列に接続され、上記パケット
    化された音楽情報を元の状態に復元するパケット交換機
    29と、復元された音楽情報を種別毎のチャンネルに対
    応するメモリ31にダウンロードし、且つ取り出して処
    理するCPU30と、任意のチャンネルを指定する選択
    手段32と、処理された音楽情報を再生する出力手段3
    3とからなる公衆回線を用いた音楽伝送再生システム。
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