JPH0365617A - 静電容量式液面計測装置 - Google Patents

静電容量式液面計測装置

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JPH0365617A
JPH0365617A JP1200984A JP20098489A JPH0365617A JP H0365617 A JPH0365617 A JP H0365617A JP 1200984 A JP1200984 A JP 1200984A JP 20098489 A JP20098489 A JP 20098489A JP H0365617 A JPH0365617 A JP H0365617A
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JP
Japan
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liquid level
tank
vibration
capacitance
measurement
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JP1200984A
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Inventor
Tatsuaki Watanabe
渡辺 達昭
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、LNG (液化天然ガス)やLPC。
(液化石油ガス)などの液体が貯蔵されるタンクに対し
て設けられて静電容量を利用してタンク内における液面
の位置ないし高さである液位を計測する静電容量式液面
計測装置に関する。
「従来の技術」 上記のような静電容量式液面計測装置は、第4図に示す
ように、タンクl内に、それぞれ対向する一対のt極1
1および12からなるレベルセンサが複数、例えばレベ
ルセンサ5t、S2・・・S8で示すように8個、タン
クlの高さ方向に配列されて構成されたセンサ部10が
設けられる。電極11および12は例えばアルミニウム
によって形成され、具体的には同軸の内筒電極および外
筒電極として構成されるとともに、それぞれのレベルセ
ンサ5t−38の電極11は互いに絶縁され、それぞれ
のレベルセンサS1〜S8の電極12は共通接続される
。また、それぞれのレベルセンサS1〜S8の電極12
には液流大穴12aが形成されて、タンクl内にLNG
やLPGなどの液体2が貯蔵されたとき電極12の外側
と電極11゜12間で液面2aが同一面になるようにさ
れる。
真空中におけるセンサ部10のそれぞれのレベルセンサ
S1〜S8の単位高さ(長さ)当たりの電極11.12
間の静電容MCoは、真空の誘電率をtoとして、 Co−K・ε0            ・・・(1)
で表される。係数には、具体的に上述したように電極1
1および12が同軸の内筒電極および外筒電極として構
成される場合には、 となる、ただし、rは電極11の外径、Rは電極12の
内径である。
そして、一般に高さ(長さ)lのレベルセンサの電極1
1.12間に液体2が高さhにわたって入っているとし
て、そのレベルセンサの電極11゜12間の静電容1c
は、液体2の比誘電率をεとすると、すなわち液体2の
誘電率をε・ε0とすると、電極11.12間の液体2
が入っている部分の静電容量と入っていない部分の静電
容量の和として、 C=に−h−t−to+K(II−h)t。
mK−1−to+に−h Ce−1)t。
−1−Co+h Ce−1) Co     −(3)
で表され、 1−Co−E               ・・・(
4)とおくと、 C−E+−(ε−1)E        ・・・(5)
で表される。
ただし、(4)式のEは、そのレベルセンサの電極11
.12間に液体2がまったく入っていないときの、すな
わちh−oのときの電極11.12間の静電容量で、以
後においては空容量と称する。
また、そのレベルセンサの電極11.12間に液体2が
、そのレベルセンサの高さlの全体にわたって入ってい
るときの、すなわちh−1のときの電極11.12間の
静電容量をフル容量と称してFとおくと、(5)式など
からも明らかなようにt −F / E       
         ・・・(6)である: したがって、実際にレベルセンサS1〜S8のうちの液
面2aが位置するレベルセンサである液位センサScに
ついての静電容量、すなわち液位センサScの電極11
.12間の静電容lccは、液位センサScの高さをf
f1c、液位センサScにおける液面2aの高さをhc
、液位センサScについての空容量をEcとすると、(
5)式からで表され、液位センサScにおける液位hc
は、で表される。
また、液位センサScの直下のレベルセンサである直下
センサsbについての空容量をEb、フル容量をFbと
すると、 ε麹Fb/Eb              ・・・(
9)であるので、これを(8)式に代入すれば、液位セ
ンサScにおける液位hcは、 で表される。
そして、タンク1内における液位、すなわちタンク1の
底面1aから液面2aまでの高さIIは、タンク1の底
面1aからレベルセンサS1までの高さをα、レベルセ
ンサS1から直下センサsbまでのそれぞれのレベルセ
ンサの高さの和をlxとすると、 H−hc+I!x+a Eb (Cc−Ec) −lc+Ilx+a  ・−・θO Ec (Fb−Eb) で表される。
液体2の比誘電率εは、液体2の温度や圧力および液体
2の軽質分の気化による組成変化などによって変動する
。したがって、01)式においては、液位センサScに
ついての静電容4JCcだけでなく、直下センサsbに
ついてのフル容11Fbが変化しうる。しかし、それぞ
れのレベルセンサS1〜S8についての空容量は一定で
、それらをあらかじめ測定しておくことによって、液位
センサSCがレベルセンサ5IS−38のうちのいずれ
であるかが分かれば00式における液位センサScにつ
いての空容11Ecおよび直下センサsbについての空
容lEbはただちに求められる。また、あらかじめ常温
中においてレベルセンサ5l−38のそれぞれの高さと
αを測定し、゛その測定値をそれぞれ液体2が貯蔵され
た状態でのタンク1内における高さに換算しておくこと
によって、液位センサScがレベルセンサ5INS8の
うちのいずれであるかが分かれば00式におけるlc、
lxおよびαもただちに求められる。
なお、それぞれのレベルセンサS1〜S8についての空
容量の測定は、実際には、誘電率が真空の誘電率ε0と
ほとんど差のない、液体2の気化ガスの雰囲気中におい
て行われる。すなわち、(1)式などの誘電率toは液
体2の気化ガスの誘電率に代替される。したがって、液
体2の比誘電率Cも厳密に言えば液体2の誘電率の液体
2の気化ガスの誘電率に対する比である。
レベルセンサS1〜S8のそれぞれの電極11および共
通接続された電極12は、容量測定部20に接続される
。容量測定部20は、後述する液位計測系80の制御部
81からの制御信号によってレベルセンサ5INS8の
一つを選択して、その電極11.12間の静電容量を測
定し、その測定値をアナログ信号として出力する。容量
測定部20の出力の容量測定信号は、A/D変換部30
に供給されて、制御部81からの制御信号によってディ
ジタルデータに変換される。
液位計測系80は、@御部81と制御部81によって制
御されるデータ記憶部82#よびデータ演算部83を有
し、以下に述べるような液位計測を行う。
すなわち、あらかじめデータ記憶部82には、それぞれ
液体2が貯蔵された状態でのタンク1内における高さに
換算された、レベルセンサS1〜S8のそれぞれの高さ
、および上記の高さαのデータと、それぞれのレベルセ
ンサS1〜S8についての空容量およびフル容量の測定
データが書き込まれる。
そして、コンピュータを備える中央監視装W90から制
御部81に計測指令信号が与えられることによって、ま
たは制御部81に設けられたタイマーにより設定された
時刻が到来することによって、まず、前回の液位計測に
おいてデータ記憶部82に記憶されたタンクl内におけ
る液位Hの計測データにもとづいて、制御部81におい
て液位センサScがレベルセンサ31〜S8のうちのい
ずれであるかが判定される。
次に、容量測定部20が、その液位センサScを選択し
て、その液位センサScについての?%電容′WkCc
を測定し、A/D変換部30から静電容11ccについ
ての1サンプル分の容量測定データが得られて、これが
データ記憶部82に書き込まれ、続いて、容量測定部2
0が直下センサsbを選択して直下センサsbについて
のフル容量Fbを測定し、A/D変換部30からフル容
(1jFbについての1サンプル分の容量測定データが
得られて、これがデータ記憶部82に書き込まれる。
次に、データ記憶部82から、上記のように書き込まれ
た静電容量Ccおよびフル容lFbについての容量測定
データと、すでに記憶されていた液位センサScについ
ての空容量Ecおよび直下センサsbについての空容f
iEbの測定データ、液位センサScの高さlcのデー
タ、その和が上記のlxで表されるレベルセンサSlか
ら直下センサsbまでのそれぞれのレベルセンサの高さ
のデータおよび上記の高さαのデータとが読み出され、
これらのデータによってデータ演算部83において00
式に従ったデータ演算がなされて、データ演算部83か
らタンク1内における液位Hの計測データが得られる。
液位計測の精度を高めるために、このようにデータ演算
部83から得られた液位Hの計測データは一旦、データ
記憶部82に記憶され、そして、上述した液位センサS
cについての静電容Nccの測定と、その測定データの
書き込み、直下センサsbについてのフル容11Fbの
測定と、その測定データの書き込み、これら静電容量C
cおよびフル容量Fbについての容量測定データを含む
必要なデータの読み出し、これら必要なデータによる0
0式に従ったデータ演算、および演算によって得られた
液位Hの計測データの記憶、という計測サイクルが複数
サイクルにわたって繰り返され、その後、各サイクルに
おける液位Hの計測データがデータ記憶部82から読み
出されてデータ演算部83において各サイクルにおける
液位Hの計測値の平均値が算出され、その得られた平均
値データが液位Hの計測データ出力として中央監視装置
90に送出される。この計測データ出力は、また、次回
の液位計測において上述したように液位センサScがレ
ベルセンサS1〜S8のうちのいずれであるかを判定す
るための計測データとしてデータ記憶部82に記憶され
る。
以上のような1回の完結的な液位計測には5〜10秒程
度の時間がかかり、またこのような完結的な液位計測は
相互の間に5〜10分程度の時間をおいてなされる。
「発明が解決しようとするUIAI# LNG貯蔵タンクやLPG貯蔵タンクなどにおいては、
例えば地震発生時においてタンクが振動するとタンク内
の液面が振動し、その液面振動が大きくなるとタンクが
破壊されることがある。そのため、地震発生時などにお
いては、タンク内の液面振動の状態を検出してタンク外
においてタンク内の液面振動の様子を観測し、あるいは
その検出出力をタンクに設けた制振装置にフィードバッ
クさせることによってタンクの振動を抑えるなどの必要
がある。
しかしながら、第4図に示した従来の静電容量式液面計
測装置においては、上述したように液位センサScにつ
いての静電容ff1CCおよび直下センサsbについて
のフル容ff1Fbを順次測定し、それぞれの容量測定
データを用いて00式に従ったデータ演算を行うことに
よってタンク1内における液位Hの計測データを得ると
ともに、このような計測サイクルを複数サイクルにわた
って繰り返したのちに各サイクルにおける液位Hの計測
値の平均値を算出し、その得られた平均値データを液位
Hの計測データ出力とするため、1回の完結的な液位計
測に5〜10秒程度の時間がかかるので、上述した地震
発生時などにおける液面2aの振動による液位Hの速い
変動に追従して液位Hを計測することができず、そのた
め液面2aの振動状態を検出することができない不都合
がある。
そこで、この発明は、地震発生時などにおけるタンク内
の液面振動による液位の速い変動に追従して液位を計測
することができ、タンク内の液面振動の状態を検出する
ことができるようにしたものである。
「!!1題を解決するための手段」 この発明においては、液体が貯蔵されるタンク内に設け
られ、それぞれ対向する一対の電極からなる複数のレベ
ルセンサがタンクの高さ方向に配列されて構成されたセ
ンサ部と、このセンサ部の一つのレベルセンサを選択し
て、その一対の電極間の静電容量を測定し、その測定値
をアナログ信号として出力する容量測定部と、この容量
測定部の出力の容量測定信号をディジタルデータに変換
するA/D変換部と、計測指令信号によって、または定
められた時間間隔で、センサ部の液面が位置するレベル
センサである液位センサおよびこの液位センサの下方の
一つのレベルセンサについてA/D変換部から容量測定
データを得、それぞれの容量測定データを用いて所定の
演算式に従ったデータ演算を行うことによってタンク内
における液位の計測データを得て出力する、従来の静電
容量式液面計測装置の液位計測系と同様の通常時液位計
測系のほかに、特に、タンクに所定レベルを超える振動
が生じたか否かを検出する振動検出部と、特殊な振動発
生時液位計測系を設ける。
振動発生時液位計測系は、振動検出部の出力にもとづい
て、タンクに所定レベルを超えるIIi!Jlが生じた
とき、容量測定部をタンクに所定レベルを超える振動が
生じる直前の液位センサを選択する状態に固定させた状
態で、容量測定部から連続波形の容量測定信号を得て出
力し、もしくはこの連続波形の容量測定信号をA/D変
換部においてA/D変換させることによってA/D変換
部から容量測定データを連続的に得て出力し、またはそ
の連続的な容量測定データを用いて所定の演算式に従っ
たデータ演算を行うことによってタンクに所定レベルを
超える振動が生じる直前の液位センサにおける液位の計
測データを連続的に得て出力する。
「作 用」 地震発生時などにおいてタンクに所定レベルを超える振
動が生じ、タンク内の液面が振動する場合、その液面は
センサ部において、タンクに所定レベルを超える振動が
生じる直前の液位センサ、すなわちタンクに所定レベル
を超える振動が生じる直前に液面が位置していたレベル
センサにおける液位を中心として、一般にセンサ部のそ
れぞれのレベルセンサの高さが数メートルであることか
ら、はとんどそのレベルセンサの範囲内で上下に振動し
、そのレベルセンサにおける液位の変動に追従して、そ
のレベルセンサについての静電容量、すなわちそのレベ
ルセンサの一対の電極間の静電容量が変化する。
そして、上記のように構成された、この発明の静電容量
式液面計測装置においては、タンクに所定レベルを超え
る振動が生じたとき、容J11測定部が上記のレベルセ
ンサ、すなわちタンクに所定レベルを超える振動が生じ
る直前の液位センサである直前液位センサを選択する状
態に固定されて、容量測定部においては、その直前液位
センサについての上記のように変化する静電容量が連続
して測定され、その測定値が容N測定部から連続波形の
容量測定信号として得られるとともに、地震発生時など
におけるタンク内の液面振動は短時間のうちに収束し、
その間はタンク内の液体の比誘電率がほぼ一定であるの
で、上述した(7)式から明らかなように、液面振動が
発生してから収束するまでの間における直前液位センサ
についての上記のように変化する静電容量は、すなわち
上記のように連続波形として得られる容量測定信号は、
その直前液位センサにおいて上記のように変動する液位
をほぼ忠実に示すものとなる。したがって、その連続波
形の容量測定信号を振動発生時液位計測系から出力させ
ることによって、タンク内の液面振動による液位の速い
変動に追従して液位を計測することができ、タンク内の
液面振動の状態を検出することができる。
また、この容量測定部から得られる連続波形の容ffi
測定信号をA/D変換部においてA/D変換させること
によりA/D変換部から直前液位センサについての静電
容量の測定値を示す容量測定データを連続的に得て振動
発生時液位計測系から出力させることによって、または
、この直前液位センサについての静電容量の測定値を示
すA/D変換部の出力の容量測定データと、例えばタン
クに所定レベルを超える振動が生じる直前に通常時液位
置測系において得られて記憶された直前液位センサの直
下のレベルセンサについてのフル容量の測定値を示す容
量測定データを用いて、上述した0ω式または00式に
従ったデータ演算を行うことにより振動発生時液位計測
系において直前液位センサにおける液位の計測データを
連続的に得て振動発生時液位計測系から出力させること
によって、タンク内の液面振動による液位の速い変動に
追従して液位を計測することができ、タンク内の液面振
動の状態を検出することができる。
「実施例J 第1図は、この発明の静電容量式液面計測装置の一例を
示す。
タンク1内に、それぞれ上述したような構成の例えば8
個のレベルセンサS1〜S8がタンク1の高さ方向に配
列されて槽底されたセンサ部10が設けられる。レベル
センサS1〜S8のそれぞれの電極11および共通接続
された電極12は、容量測定部20に接続され、容量測
定部20は、後述する通常時液位計測系40と振動発生
時液位計測系50に共通の制御部61からの制御信号に
よってレベルセンサ5l−38のうちの一つを選択して
、その電極11.12間の静電容量を測定し、その測定
値をアナログ信号として出力する。
容量測定部20の出力の容量測定信号は、A/D変換部
30に供給されて、制御部61からの制御信号によって
ディジタルデータに変換される。
通常時液位計測系40は、制御部61と制御部61によ
って制御されるデータ記憶部62およびデータ演算部6
3を有し1.第4図に示した従来の静電容量式液面計測
装置における液位計測系80が行うのと同様の以下に述
べるような通常時の液位計測をtテう。
すなわち、あらかじめデータ記憶部62には上述したよ
うな各種データが書き込まれ、中央監視装置90から制
御部61に計測指令信号が与えられることによって、ま
たは制御部61に設けられたタイマーにより設定された
時刻が到来することによって、まず、前回の液位計測に
おいてデータ記憶部62に記憶したタンク1内における
液位Hの計測データにもとづいて、制御部61において
液位センサScがレベルセンサS1〜S8のうちのいず
れであるかを判定する。
次に、容量測定部20における、その液位センサScに
ついての静電容NCcの測定、その静電容量Ccについ
てのA/D変換部30からの容量測定データのデータ記
憶部62への書き込み、容量測定部20における直下セ
ンサsbについてのフル容fiFbの測定、そのフル容
11FbについてのA/D変換部30からの容量測定デ
ータのデータ記憶部62への書き込み、その書き込んだ
静電容量Ccおよびフル容IFbについての容量測定デ
ータを含む必要なデータのデータ記憶部62からの読み
出し、その読み出したデータを用いたデータ演算部63
における上述した00式に従ったデータ演算によるタン
クl内における液位Hの計測データのデータ演算部63
からの出力、およびその計測データのデータ記憶部62
への書き込み、という計測サイクルを複数サイクルにわ
たって繰り返す。
その後、データ記憶部62から各サイクルにおける液位
Hの計測データを読み出してデータ演算部63において
各サイクルにおける液位Hの計測値の平均値を算出し、
その得られた平均値データを液位Hの計測データ出力と
して中央監視装置90に送出する。この計測データ出力
は、また、次回の通常時の液位計測において上述したよ
うに液位センサScがレベルセンサS1〜S8のうちの
いずれであるかを判定するための計測データとしてデー
タ記憶部62に記憶する。
また、例えば、このように液位Hの計測データ出力を中
央監視装置90に送出し、データ記憶部62に記憶した
のち、容ffi測定部20において直下センサsbにつ
いてのフル容1i1Fbを測定し、そのフル容JiFb
についてのA/D変換部3oからの容量測定データ、ま
たはこれとデータ記憶部62に記憶されていたフル容I
Fbについての容量測定データの平均値データを、フル
容11Fbについての更新された容量測定データとして
データ記憶部62に記憶する。
以上のような通常時の1回の完結的な液位計測には5〜
10秒程度の時間がかかる。また、このような通常時の
完結的な液位計測は例えば相互の間に5〜10分程度程
度間をおいて行うようにされる。
そして、この発明においては、タンク1に対して振動検
出部70が設けられるとともに、この振動検出部70の
出力によって制御される特殊な振動発生時液位計測系5
0が設けられる。
振動検出部70は、地震などによってタンク1に所定レ
ベルを超える振動が生じたか否かを検出するもので、例
えば、ペンデエラム方式による一般的なサーボ型加速度
計71と電圧比較回路72によって構成されて、サーボ
型加速度計71の出力電圧Vcが電圧比較回路72にお
いてタンクlの所定の振動レベルに相当する基1’lt
t圧V「と比較され、電圧比較回路72の出力電圧Vo
が振動検出部70の出力として取り出される。したがっ
て、地震などによってタンク1に所定レベルを超える振
動が生じると、振動検出部70の出力voが低レベルか
ら高レベルに変化し、タンク1に所定レベルを超える振
動が生じたことが検出される。
振動発生時液位計測系50は、この例においては、それ
ぞれ通常時液位計測系40と共通の制御部61、データ
記憶部62およびデータ演算部63と、振動発生時液位
計測系50独自のペンレコーダのような波形記録部51
を有し、その制御部61に振動検出部70の出力Voが
与えられて、この振動検出部70の出力Voにもとづい
て、タンク1に所定レベルを超える振動が生じたとき、
以下に述べるような振動発生時の液位計測を行う。
すなわち、制御部61は、振動検出部70の出力Voか
らタンクlに所定レベルを超える振動が生じたと判断し
たときは、通常時液位計測系40による上述したような
通常時の液位計測を中断するとともに、データ記憶部6
2からタンク1に所定レベルを超える振動が生じた時点
tsの直前の回の通常時の・液位計測において記憶され
た液位Hの計測データを読み出して、その計測データか
ら時点tsの直前に液面2aが位置していたレベルセン
サである直前液位センサSyがレベルセンサS1〜S8
のうちのいずれであるかを判定し、次いで、タンクlに
所定レベルを超える振動が生じていて振動検出部70の
出力Voが高レベルを維持している期間と、その後の例
えばタンク1の振動による液面2aの振動が収束すると
予想される時点teまでの制御部61において設定され
た10分程度の時間の期間において、容量測定部20を
、その直前液位センサsyを選択する状態に固定して、
容量測定部20において、その直前液位センサSyにつ
いての静電容量、すなわちその直前液位センサsyの電
極11.12間の静電容量を連続して測定させる。
地震発生時などにおいてタンク1に所定レベルを超える
振動が生じ、タンク1内の液面2aが振動する場合、そ
の液面2aはセンサ部10において、上記の直前液位セ
ンサsyにおける液位を中心として、一般にセンサ部1
0のそれぞれのレベルセンサS1〜S8の高さが数メー
トルであることから、その直前液位センサsyの範囲内
で上下に振動し、その直前液位センサsyにおける液位
の変動に追従して、その直前液位センサSyについての
静電容量が変化する。そして、地震発生時などにおける
タンク1内の液面2aの振動は上記のように短時間のう
ちに収束し、その間はタンク1内の液体2の比誘電率ε
がほぼ一定であるので、上述した(7)式において、液
位センサScについての静電容MCcを直前液位センサ
Syについての静電容量に、液位センサScについての
空容ff1ECを直前液位センサSyについての空容量
に、液位センサScの高さlCを直前液位センサSir
の高さに、液位センサScにおける液位heを直前液位
センサsyにおける液位に、それぞれ置き換えてみれば
明らかなように、上述した時点tsから時点teまでの
期間における直前液位センサSyについての上記のよう
に変化する静電容量は、その直前液位センサsyにおい
て上記のように変動する液位をほぼ忠実に示すものとな
り、容量測定部20から直前液位センサsyにおける液
位の変動にほぼ忠実に追従した連続波形の容量測定信号
が得られる。
もっとも、時点tsの直前において液面2aが直前液位
センサSyの中央部に位置していた場合には、第2図に
実線で示すように液面2aは直前液位センサsyの範囲
内で振動し、容量測定部20から得られる容量測定信号
は第3図に実線で示すように直前液位センサsyの範囲
内における液位の変動にほぼ忠実に追従して正弦波状に
変化するが、たまたま時点tsの直前において液面2a
が直前液位センサsyの下端部または上端部に位置して
いた場合には、第2図に一点鎖線または二点鎖線で示す
ように液面2aが直前液位センサSyの直下のレベルセ
ンサSxまたは直上のレベルセンサ3zにまたがって振
動することがあり、このようなときには、容量測定部2
0から得られる容量測定信号は第3図に一点鎖線または
二点鎖線で示すように液面2aがそのレベルセンサSx
またはSzに位置する期間において直前液位センサsy
の空容量に相当する最小レベルまたは直前液位センサS
yのフル容量に相当する最大レベルでクリップされる。
しかし、このように容量測定信号の一部がクリップされ
ても、残部は液位の変動にほぼ忠実に追従して変化する
ので、液面2aの振動の振幅など、液面2aの振動状態
を知る上では特に不都合はない。
この例においては、さらに、上述した時点tsから時点
teまでの期間において、このように容量測定部20か
ら連続波形として得られる容量測定信号をA/D変換部
30において液位の変動周期に比べて十分短いサンプリ
ング周期でA/D変換させてA/D変換部30から容量
測定データを連続的に出力させ、その連続的な容量測定
データを振動発生時液位計測系50に取り込むとともに
、振動発生時液位計測系50のデータ記憶部62から、
これに記憶されていた、上述した直下センサsbについ
てのフル容1iFbについての容量測定データ、直下セ
ンサsbについての主客fiEbについての容ftH1
1定データ、液位センサScについての主客NEcにつ
いての容量測定データ、および液位センサScの高さl
cのデータを読み出し、振動発生時液位計測系50のデ
ータ演算部63において、上述したQCD式における液
位センサScについての静電容ff1CCをA/D変換
部30の出力の容量測定データで示される直前液位セン
サsyについての静電容量に、直下センサsbについて
のフル容量Fbおよび主客NEbを直前液位センサSy
の直下のレベルセンサSxについてのフル容量および空
容量に、液位センサScについての空容量ECを直前液
位センサsyについての空容量に、液位センサScの高
さff1cを直前液位センサsyの高さに、それぞれ置
き換えたデータ演算を、A/D変換部30の出力の容量
測定データのlサンプルごとに行うことによって、デー
タ演算部63から、Q[D式の液位センサScにおける
液位hcが直前液位センサsyにおける液位に置き換え
られた状態の、すなわち直前液位センサsyにおける液
位の計測データを連続的に得、その計測データを振動発
生時液位計測系50から中央監視装置90に出力させる
地震発生時などにおける液面2aの振動による液位の変
動は平常時における液位の変動に比べれば著しく速いが
、それでも数にないしそれ以下の周波数であるので、こ
のようにデータ演算部63においてデータ演算を行うこ
とによって直前液位センサS)yにおける液位の計測デ
ータを得て振動発生時液位計測系50から出力させる場
合でも、上述したようにA/D変換部30におけるA/
D変換のサンプリング周期を液位の変動周期に比べて十
分短くすることができ、直前液位センサsyにおける液
位の計測データとして液面2aの振動による液位の速い
変動に追従してデータ内容が連続的に変化するものが得
られる。
また、この例においては、容量測定部20の出力の容量
測定信号を振動発生時液位計測系50に取り込んで波形
記録部51に供給し、制御部61からの制御信号によっ
て波形記録部51を制御して、上述した時点tsから時
点teまでの期間において、容量測定部20の出力の容
量測定信号を連続波形として記録する。したがって、そ
の記録された波形から、地震発生時などにおけるタンク
1内の液面2aの振動状態を知ることができる。
上述したようにタンク1内の液体2の比誘電率εは短時
間の間ではほぼ一定で、時点tsから時点teまでの期
間における容量測定部2oの出力の容量測定信号および
A/D変換部30の出力の容ffi測定データは、それ
ぞれ直前液位センサSyにおける液位の変動にほぼ忠実
に追従したものになるので、容量測定部20の出力の容
量測定信号そのもの、またはA/D変換部30の出力の
容量測定データそのものを、振動発生時の液位計測出力
として振動発生時液位計測系50から出力させるように
してもよい。
また、液位計測出力をリアルタイムで得る必要がない場
合には、容量測定部20から得られる容量測定信号また
はA/D変換部30から得られる容量測定データを一旦
、適当な記録手段またはデータ記憶部62に記録または
記憶し、上述した時点te以降において、その記録され
た容量測定信号を再生し、またはその記憶された容量測
定データを読み出して出力させてもよく、容量測定デー
タの場合には、その際に上述したようなデータ演算を行
うようにしてもよい。
なお、液体2がLNGやLPGである場合、タンク1内
において液体2の重質分が上層部から気化して上層部に
重質分のみが残ることにより上層部の比重が下部より大
きくなって、ある時、上層部が下部に逆転する現象が生
じ、この時、液面2aが大きく振動し、それによってタ
ンク1が振動するが、上述した静電容量式液面計測装置
においては、このようなロールオーバー現象による液面
2aの振動状態をも検出することができる。
また、上述した静電容量式液面計測装置は、タンク1に
振動を与えることによって液?fi72aを振動させて
タンク1と液面2aの振動特性を観測評価するのに利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の静電容量式液面計測装置の一例を
示す系統図、第2図および第3図は、その振動発生時に
おける液位の変動の様子と容量測定信号の変化の態様を
示す図、第4図は、従来の静電容量式液面計測装置の一
例を示す系統図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液体が貯蔵されるタンク内に設けられ、それぞれ
    対向する一対の電極からなる複数のレベルセンサが上記
    タンクの高さ方向に配列されて構成されたセンサ部と、 このセンサ部の一つのレベルセンサを選択して、その一
    対の電極間の静電容量を測定し、その測定値をアナログ
    信号として出力する容量測定部と、 この容量測定部の出力の容量測定信号をディジタルデー
    タに変換するA/D変換部と、 計測指令信号によって、または定められた時間間隔で、
    上記センサ部の液面が位置するレベルセンサである液位
    センサおよびこの液位センサの下方の一つのレベルセン
    サについて上記A/D変換部から容量測定データを得、
    それぞれの容量測定データを用いて所定の演算式に従っ
    たデータ演算を行うことによって上記タンク内における
    液位の計測データを得て出力する通常時液位計測系と、 上記タンクに所定レベルを超える振動が生じたか否かを
    検出する振動検出部と、 この振動検出部の出力にもとづいて、上記タンクに所定
    レベルを超える振動が生じたとき、上記容量測定部を上
    記タンクに所定レベルを超える振動が生じる直前の液位
    センサを選択する状態に固定させた状態で、上記容量測
    定部から連続波形の容量測定信号を得て出力し、もしく
    はこの連続波形の容量測定信号を上記A/D変換部にお
    いてA/D変換させることによって上記A/D変換部か
    ら容量測定データを連続的に得て出力し、またはその連
    続的な容量測定データを用いて所定の演算式に従ったデ
    ータ演算を行うことによって上記タンクに所定レベルを
    超える振動が生じる直前の液位センサにおける液位の計
    測データを連続的に得て出力する振動発生時液位計測系
    と、 を備える静電容量式液面計測装置。
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