JPH036529B2 - - Google Patents

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JPH036529B2
JPH036529B2 JP60192142A JP19214285A JPH036529B2 JP H036529 B2 JPH036529 B2 JP H036529B2 JP 60192142 A JP60192142 A JP 60192142A JP 19214285 A JP19214285 A JP 19214285A JP H036529 B2 JPH036529 B2 JP H036529B2
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JP
Japan
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electromagnetic shielding
coordinate
shielding layer
detection element
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JP60192142A
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Kinji Sugimoto
Takashi Ueda
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Via Mechanics Ltd
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Hitachi Seiko Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、コンピユータに座標位置情報を入力
するための座標検出装置(タブレツトデジタイ
ザ)に関する。
〔発明の背景〕
導体線などの座標検出素子と座標指示器(ペン
またはカーソル)との間の電磁誘導や静電誘導を
利用した座標検出装置では、一般的にマイクロコ
ンピユータなどのデイジタル制御回路を用いて座
標検出素子を走査し座標検出を行なつているた
め、デイジタル制御回路の同期信号として用いら
れるクロツクパルスの高調波分が該制御回路に接
続された座標検出素子を通して検出面から無線周
波ノイズとなつて外部に輻射され、付近にある他
の電子機器にノイズ障害を与える可能性がある。
ノイズ対策としては、一般的に輻射ノイズを発
生する装置全面を導電性筐体で覆い、電磁シール
ドを施すことが有効であるとされているが、座標
検出装置では、座標検出の原理上、検出面の上を
導電性筐体で覆うと検出感度が損なわれ実用にな
らない。このため、従来の座標検出装置では、実
公昭58−31233号公報に記載のように、座標検出
用の導体線が布線された基板の下に電磁シールド
材を配置して装置内部のスイツチ等の部品から発
生するノイズや外来ノイズにより導体線に電圧が
誘導されることによる誤検出の防止を図つたもの
はあるが、検出面は合成樹脂等からなる非導電性
保護板で覆つただけで電気的には開放状態におか
れており、検出面からの無線周波ノイズの漏洩を
防止できなかつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、座標検出感度や精度を損うこ
となく、また実用上の操作性を損うこともなく、
外部への輻射無線周波ノイズを低減した座標検出
装置を提供することになる。
〔発明の概要〕
本発明は、検出面に沿つて配置された座標検出
素子と、該座標検出素子に接続されたデイジタル
制御回路と、上記座標検出素子の上に覆う電磁シ
ールド層と、該電磁シールド層の上にあつて検出
面を形成する非導電性保護板と、上記各部を収納
する筐体とを有し、上記電磁シールド層は座標検
出感度を損わないで検出面から外部へ輻射する無
線周波ノイズを十分低減できるように材質、厚
さ、形状を選定され、上記電磁シールド層の周縁
部は全周にわたり筐体と電気的に接続されてなる
ことを特徴とする座標検出装置である。
座標検出装置から発生する輻射無線周波ノイズ
の強度は一般的に100〜300μV/m程度であり、
そのエネルギーは座標検出素子と座標指示器との
間に印加される座標検出のための励磁エネルギー
などに比べて十分小さい値である。本発明はこの
ような輻射無線周波ノイズのエネルギーと座標検
出用入力エネルギーの大きさの差に着目し、電磁
シールド層の材質、厚さ、形状に選定により他の
電子機器に障害を与える無線周波ノイズだけを選
択的に遮へいしようとするもので、実験によれ
ば、厚さ20μm程度の薄いアルミニウム箔を電磁
シールド層として用いることにより、座標検出感
度をほとんど損わないで輻射無線周波ノイズを十
分低減することができる。
本発明では、電磁シールド層を座標検出素子と
非導電性保護板との間に介在させているので、該
電磁シールド層が薄くても使用時に損傷を受ける
ことはなく、また該電磁シールド層の周縁部を全
周にわたり筐体と電気的に接続することによつて
無線周波ノイズの漏洩を防止し、シールド効果を
高めることができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図、第2図には本発明を電磁誘導方式の座
標検出装置に適用した例を示す。第1図は装置本
体の断面図で、1は導体線から座標検出素子であ
り、高透磁率で電気絶縁性を有する基板2上に布
線されている。該布線は印刷により形成される場
合もあり、表面は電気的に絶縁されている。
3は基板2の下に設けた補強板、4は表面の平
滑な非導電性保護板(例えば5mm厚の合成樹脂
板)であり、この保護板4と前記座標検出素子1
との間に電磁シールド層5として、例えば厚さ
20μmのアルミニウム箔を介在させる。このアル
ミニウム箔の周縁部を全周にわたり保護板4の上
面の一部に沿うように折り返し、保護板4と導電
性筐体(例えば1.6mm厚の鉄板製)6との間で挾
みつけることにより、この部分7で電磁シールド
層5を接地された導電性筐体6に電気的に接続
し、筐体6で覆われない保護板4の表面を検出面
8としている。9は座標検出素子1に接続された
デイジタル制御回路、10は制御部筐体であり、
装置本体の検出面8以外の面は導電性筐体6およ
び10により電磁シールドが施されている。
第2図は装置の外観図で、11は動作表示灯、
12は座標指示器(以下、単にペンという)であ
る。
第3図は座標検出の原理説明図で、実公昭58−
31233号公報記載のものと同様に、座標検出素子
1は多数の導体線l1〜loを等間隔に配列し、この
導体線l1〜loの一端をそれぞれ出力端子t1〜toに接
続するとともに、他端を共通に接続してなり、ペ
ン12は図示しない正弦波発振器(例えば発振周
波数30kHz、出力50mW)により励磁されるコイ
ル13を有している。上記出力端子t1〜toはデイ
ジタル制御回路9により走査され、例えば導体線
l1〜loのうちl2とl3とで構成されるループ(以下、
センスループという)が選択された時、図示のよ
うにこのセンスループ内にペン12が置かれてい
れば、コイル13から発生する磁束は導体線l2
よびl3と鎖交し、センスループの出力端子t2,t3
間に誘起電圧が発生することから、デイジタル制
御回路9は選択されたセンスループ内にペン12
の指示位置が存在することを検出する。
このような座標検出装置において、デイジタル
制御回路9に用いるクロツクパルスの周波数を
14MHzとした場合、該クロツクパルスの高調波分
が無線周波ノイズとなり、導体線l1〜loを通して
検出面8から外部に輻射しようとするが、第1図
に示したように座標検出素子1と保護板4との間
に厚さ20μmのアルミニウム箔を電磁シールド層
5として介在させた実施例では、ノイズ障害を与
える可能性があるとされている輻射無線周波ノイ
ズ(30〜1000MHz)の強度は、従前の値(約
50db)より10〜20db減と大幅に低減した。この
ノイズ強度の測定は、アメリカ連邦通信委員会規
則(Federal Communication′s Commission
rules and regulation)15章J項に準拠し、被検
品からアンテナまでの距離を3mとして行なつた
ものである。
一方、座標検出感度は、この電磁シールド層5
を設けても、ペン12の検出面8からの読取に可
能高さが4mmから3.5mmに低下するだけで、実用
上支障はない。これは、コイル13の励磁エネル
ギーが大きい割に電磁シールド層5を形成するア
ルミニウム箔の比抵抗が高く、アルミニウム箔中
のうず電流により磁束の打消される割合が少ない
ためと考えられ、アルミニウム箔の場合、厚さ
50μm程度までなら検出感度が大きく低下するこ
とはない。さらに、本実施例のように電磁シール
ド層5を全検出面にわたり均一な面導電体で形成
することにより、座標検出の精度も全く損われな
いことが実験により確認された。また、本実施例
によれば、製品コスト、重量の増加は僅かであ
る。
なお、薄いアルミニウム箔を検出面8の上に貼
付したのでは、使用中に箔が損傷してシールド効
果が損われ、また電磁シールド層5が全周にわた
り導電性筐体6に電気的に接続されていないと、
十分なシールド効果は得られない。
ここで電磁シールド層5は、座標検出感度を損
わないで検出面から外部へ輻射する無線周波ノイ
ズを十分低減できるように、材質、厚さ、形状を
選定されたものであればよく、上記実施例に示し
たアルミニウム箔以外に、銅箔、薄鉄板、導電性
合成樹脂板あるいは目の細かい金網などもシール
ド材として使用でき、また保護板4に被着した導
電性塗料やメツキ層、蒸着金属膜などであつても
よい。
筐体6および10も鉄板などの金属製に限ら
ず、例えば導電性合成樹脂あるいは導電性塗料を
塗布した合成樹脂、金属箔を貼付した合成樹脂等
の合成樹脂成形品であつてもよい。
また、図示は省略したが、電磁シールド層5と
導電性筐体6との電気的接続が均一に行なわれる
よう、接続部7に導電性を有するガスケツト(シ
ールドガスケツト)を介在させるとなお良い。
なお、上記実施例では本発明をペン12に高周
波入力を加える電磁誘導方式の座標検出装置に適
用した例を示したが、本発明はこのほか、布線側
に高周波入力を加える電磁誘導方式、静電誘導方
式あるいは面磁性体の磁歪効果を利用して座標検
出を行なう磁歪方式などの他の種類の座標検出装
置にも同様に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、座標検出装置の
検出面を形成する非導電性保護板とデイジタル制
御回路に接続された座標検出素子との間に周縁部
が全周にわたり筐体と電気的に接続された電磁シ
ールド層を介在させ、該電磁シールド層の材質、
厚さ、形状の選定により検出面から外部へ輻射す
る無線周波ノイズを選択的に遮へいするようにし
たものであるから、座標検出感度や精度を損うこ
となく、また実用上の操作性を損うこともなく、
他の電子機器にノイズ障害を与える輻射無線周波
ノイズを十分に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図は装置外観を示す斜視図、第3図は座標検出の
原理説明図である。 1:座標検出素子、4:非導電性保護板、5:
電磁シールド層、6,10:筐体、7:電磁シー
ルド層5と筐体6の接続部、8:検出面、9:デ
イジタル制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 検出面に沿つて配置された座標検出素子と、
    該座標検出素子に接続されたデイジタル制御回路
    と、上記座標検出素子の上を覆う電磁シールド層
    と、該電磁シールド層の上にあつて検出面を形成
    する非導電性保護板と、上記各部を収納する筐体
    とを有し、上記電磁シールド層は座標検出感度を
    損わないで検出面から外部へ輻射する無線周波ノ
    イズを十分低減できるように材質、厚さ、形状を
    選定され、上記電磁シールド層の周縁部は全周に
    わたり筐体と電気的に接続されてなることを特徴
    とする座標検出装置。
JP60192142A 1985-09-02 1985-09-02 座標検出装置 Granted JPS6252629A (ja)

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JPS6252629A JPS6252629A (ja) 1987-03-07
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JPS6424449U (ja) * 1987-07-31 1989-02-09
JP2572625B2 (ja) * 1988-03-30 1997-01-16 ぺんてる株式会社 タブレット入力装置
US5274198A (en) * 1991-12-26 1993-12-28 Cal Comp Inc. Printed conductive ink electrostatic shield for electromagnetic digitizers
MXPA02007113A (es) 2000-01-19 2003-03-27 Fractus Sa Antenas miniatura rellenadoras de espacio.

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