JPH03204716A - 座標検出装置のタブレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カーソル、スタイラスペン等の指示装置によ
り指示された座標を検出する座標検出装置において用い
られる座標検出装置のタブレットに関する。

〔従来の技術〕

座標検出装置は、タブレット上の領域の所望の位置をカ
ーソルやスタイラスペンのような！磁手段をもつ指示装
置で指示することにより、タブレットに布線された導線
からその位置に応じた信号を出力させ、この信号を処理
して当該位置の座標を演算する装置である。このような
座標検出装置に用いられるタブレットを図により説明す
る。

第２図は従来のタブレットの一部の断面図である０図で
は、厚み方向の寸法が誇張して描かれている０図で、１
はガラスエポキシ樹脂、ポリエステル等より成る高透磁
率の絶縁板、２Ｘ、２Ｙは絶縁板１に埋設された導線で
ある。導線２ＸはＸ軸方向に所定のピッチで蛇行状に配
置され、導線２ＹはＹ軸方向に同一ピッチで蛇行状に配
置されている０通常、導＆１Ｉ２Ｘとずらして同一ピッ
チでＸ軸方向に蛇行状に配置される他の導線、導ｖＡ２
Ｙとずらして同一ピッチでＹ軸方向に蛇行状に配置され
る他の導線、および、ある検出方式ではＸ軸、Ｙ軸に対
してそれぞれ設けられるセレクタ線と称される櫛歯状の
導線、又、他の検出方式ではＹ軸、Ｙ軸に対してそれぞ
れ導線２Ｘ、２Ｙとは異なるピッチで設けられる２本ず
つの導線が、導線２Ｘ、２Ｙとは別に配置されるが、こ
れらの導線の図示は省略されている。これら導線は銀が
混入されたインク　（恨ペースト）をプリントすること
により形成される。絶縁板】および導線２Ｘ。

２Ｙ等の各導線によりタブレット３が構成される。

４ａ、４ｂはそれぞれタブレット３を収納する上ケース
および下ケース、５はタブレット３と下ケース４ｂ間に
存在する空間である。空間５には座標検出に必要な制御
回路その他の電気的諸要素が収納される。６はタブレッ
ト３の下ケース４ｂ側に配置された電磁シールドであり
、鉄板等で構成される。ｌｔシールド６は、空間５に収
納された電気的諸要素に起因するノイズ、外部から到来
する電磁波ノイズ等により各導線に電圧が誘導され誤検
出が生じる事態を防止する９ このようなタブレット３において、カーソル、スタイラ
スペン等の指示装置が上ケース４ａの表面の１モ意の位
置に置かれると、タブレット３内の各導線には当該位置
に応じた電圧が誘起され、この電圧に基づいて当該位置
の座標が演算により得られる。

〔発明が解決としようとする課題〕

ところで、上記従来のタブレットを用いて座標検出を行
なう場合、電磁シールド６が設けられているにもかかわ
らず、ノイズが発生して座標が誤検出されるという不都
合な事態が生じていた。

本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決し、
ノイズを防止し、したがって座標の誤検出を防止するこ
とができる座標検出装置のタブレットを提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

本出願の発明者等は、上記ノイズの原因を種々探究した
結果、このノイズが以下の原因により発生することを見
出した。即ち、導線に銀ペーストを使用するタブレット
を用いた場合、従来の銅箔で構成する導線に比べて抵抗
が大きいため、検出回路の増幅度を大きくした結果、オ
ペレータが指示装置で指示を行なうべく上ケースに手を
触れたとき、ｔＲ箔を用いていた場合には無視し得た人
体からの静電ノイズが座標検出に影響を与えることが判
った０本出願の発明者等はこの人体からの静電ノイズを
除去するための手段を種々研究した結果、以下の発明に
想到した。即ち、本発明は、上記の目的を達成するため
に、絶縁板と、この絶縁板内に所定の形態で埋設される
とともに指示装置で指示された位置に応じた信号を出力
する複数の導線とを備えた座標検出装置のタブレットに
おいて、当該タブレットの前記指示装置の指示側に静電
シールドを設けたことを特徴とする。

〔作用〕

座標検出時、オペレータが指示装置で所望の位置を指示
したとき、オペレータの手が上ケースに触れても、＃Ｐ
ｔシールドが存在するため、導線は人体からの静電ノイ
ズに対してシールドされ、誤検出が防止される。

〔実施例〕

以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図は本発明の実施例に係る座標検出装置のタブレッ
トの一部の断面図である。この図も第２図と同じく厚さ
方向の寸法が誇張して描かれている。図で、・第２図に
示す部分と同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。７はタブレット３の上面に接して設けられた絶縁層
、８は絶縁層７上に設けられた静電シールド層である。

絶縁Ｎ７は、例えば５０μｍの厚さに構成され、静電シ
ールドＪＩＢは、アルミニウム箔を絶縁層７に接着して
、又は５〜１０μｍの厚さに蒸着して形成される。した
がって、絶縁層７と静電シールド層８は一体となった一
枚の薄膜状のものであり、これがタブレット３の表面と
上ケース４ａとの間に介在せしめられることになる。

上ケース４ａの表面に指示装置が置かれ、同時にオペレ
ータの手が触れても、オペレータの体からの静電ノイズ
は静電シールドＮ８により遮断され、導線２Ｘ、２Ｙ等
と鎖交することはできず、したがって、静電ノイズによ
る座標検出への影響を除去することができ、高精度の座
標検出を行なうことができる。

なお、上記実施例の説明では、静電シールド層を絶縁層
に蒸着する例について説明したが、静電シールドは、タ
ブレット表面、上ケース内面、上ケース表面に蒸着等に
より設けることもできる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明では、タブレットの指示装置
による指示側に静電シールドを設けたので、静電ノイズ
を除去することができ、座標の誤検出を防止して精度の
高い座標検出を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る座標検出装置のタブレッ
トの一部の断面図、第２図は従来の座標検出装置のタブ
レットの一部の断面図である。 １・・・・・・・・・絶縁板、２Ｘ、２Ｙ・・・・・・
・・・導線、３・・・・・・・・・タブレット、４ａ・
・・・・・・・・上ケース、４ｂ・・・・・・・・・下
ケース、７・・・・・・・・・絶縁層、８・・・・・・
・・・静電シールド層

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁板と、この絶縁板内に所定の形態で埋設され
   るとともに指示装置で指示された位置に応じた信号を出
   力する複数の導線とを備えた座標検出装置のタブレット
   において、当該タブレットの前記指示装置の指示側に静
   電シールドを設けたことを特徴とする座標検出装置のタ
   ブレット。
2. （２）請求項（１）において、前記静電シールドは、ア
   ルミニウムの箔で構成されることを特徴とする座標検出
   装置。